おはようございます😃
備中松山城、素敵ですね。行ってみたいです。
高梁川の水を飲んでいるお吟さん、今日はその上流の高梁の町へ行ってきた。高速を降りると、冬紅葉の山々と冬田となった棚田に点在する、白壁に石州瓦の家々が美しい。山間にある高梁なのに、なんと駅に蔦屋が管理する広々とした図書館がある。ずっと再訪したかったのだ。スタバも入っているので、ゆったり珈琲を飲みながら山歩きの本など選んだ。
そしてもう一つの目的、山城へ登るべく登山靴に履きかえる。高梁の町を見下ろす備中松山城は、雲海に聳える天空の城として知られている。江戸時代の天守が残っている山城は、日本でここだけだそう。急峻な岩山にあり、攻略の難しさが生き残った原因とか。黙々と登っていくと、天然の巨岩を石垣の一部に取りこんだ大手門がどーんと現れる。この瞬間が好きなのよね。今日は猿に出会わなかった(笑)。
松山の渓を埋むるあさ霧にわが立つ城の四方しろくなる 与謝野鉄幹
今日の若いお客さんに、「散策するのによいところはないですか?」とお聞きすると、「永瀬清子の旧居とその周辺もよかったですよ」とのお返事。一気に話に花が咲いた。絵描きで詩人の岸田真理子さん作の、ユーモラスな入場券を栞としてバッグに忍ばせておられる。カフェでは、日曜だけのモーニング「喫茶あけがた」が夜明けにオープンするとか(笑)。「清子の家」は、詩人や絵描きや料理人や、その他色んな人に守られているようだ。
ゆべし干す婆くぐませて深む冬 河野南畦
小筆遊びの日。いつもの店でランチの後、山歩きを誘ってみると快い返事が返ってきた。道の駅で春菊とセロリと焼き立てぶどうパンを買い、鴨の池から芝生広場をつっきって、広大な深山公園の山道を1時間ほど歩く。満天星躑躅の紅葉は今が見ごろ。楓もまだ美しい。調子に乗ってソフトクリームを食べて、せっかく消費したカロリーを補充する(笑)。
花束のやうに冬菜を抱いて来し 成海静
かろうじてまだ六十代なのに「高齢者講習通知書」が来たもので、「誰に向こうて言ようるんなら!」と、お吟さん怒ってほおっておいた。1か月経ったころ金蠅に言うと、「馬鹿じゃないの!早くしないと大変なことになるよ」と叱られ、まあ、手足がすらりと長くて50代にしか見えない金蠅も講習を受けたのならと、予約しておいた教習所へ行ってきた。
早めに行くと、駐車場がいっぱいだ。まだ先客達の講習が終っていないらしい。「年寄が早ようから来て」と整理の所員が怒っている。さてはじまると、講習の説明は、まるで幼稚園児に言い聞かすようである。
動体視力の検査。「見えない人に限っておでこを押しつけて、器械をひっくり返えされたことがあるので、おでこで押さないこと!」夜間視力の検査。「眼科に掛かっている人はいませんか?光を凝視する検査で失明した人がいます」
ちなみにお吟さんは、この、光を見た後の視力の回復を調べる「夜間視力」の検査で20代との判定をもらった。実に簡単すぎる講習で、達成感がなかったので、お口直しに図書館で繊細な水彩画を模写して帰った(笑)。
着ぶくれて犬の元気を持て余す 井ヶ田杞夏
よく歩いていた野山も、母の介護が始まってとんと行かなくなっていたが、見送って2か月が経つと、またふつふつと歩きたい感覚が戻ってきた。前庭が瀬戸内海で、蒜山高原が裏庭、吉備路が坪庭とか冗談を言って歩き回っていたのだ。今日は手始めに、坪庭の吉備路風土記の丘へ。JAで買い物をしたり、隣のお店で野菜バイキングを食べる楽しみもある。
休憩は茅葺屋根の旧山手村役場の縁側が最高。でも、雑草好きのお吟さんとしては、綺麗に雑草が刈り込まれすぎていたのにはがっかり(笑)。
鯉もまた日ざし好めり冬の山 茨木和生
