おはようございます😃
お吟さんのお客さんは、魅力的で素敵な方が多いですね♪
今日のお客さん、友禅作家さんに民藝のお皿を絵付けしてもらった絽を持って見えました。この反物が出来上がるまでの過程にも驚くのですが、五十を迎える来年から神職につくことになったというお話にびっくり。家庭の主婦にこそ神職についてほしいと神主さんからスカウトされたそう。彼女、幼いころ病気でお父さんを亡くし、女手一つで育ててくれたお母さんを楽にさせたいと看護職につき、歯科医と結婚してからは、優秀な主婦となり、子どもを育てながらささやかな着付けとコーディネートのお仕事もしていました。礼儀作法気配りがスマートで和服に慣れており鼓も習って、、、ということになれば、神主さん、手取り足取り教えなくてすみますもんね。おまけに、女優と見まがうほどの容姿端麗♪
神職につきたい場合、猫髭さんがよくご存知かもしれないですが、國學院大学などで学ぶのが普通なのですよね。たまたま今年は岡山で、神職につくための道場(?)のようなものが開かれ、数十日間学んだ後、試験を受けるそう。
今後は、お吟さん宅に権禰宜さんも出入りするようになるのかな(笑)。
朝顔や足袋を持参の稽古事 小川軽舟
今日のお客さん、娘さんが七歳のときに着た着物を洗い張りしてとっておいて、今度は孫娘に仕立ててほしいとみえました。糸巻尽しのとても愛らしい小紋です。
お吟さんの住む町へはよく来られるというので、訳をお聞きすると、活弁に合わせてピアノを弾く楽士のお仕事をしているそう。作曲のお仕事をされているそう。茶道・華道・日本舞踊・剣舞・鼓・長唄・神主・住職のお方々、バーのママさん・チイママさん、珍しいところでは、ジャズダンサー・バレリーナ・ジャーナリストさん、、、と関わりのあった方を思いつくまま挙げてみましたが、作曲家さんとはねえ。我が田舎に、活動弁士さんがいることにもびっくりです(笑)。
賀の帯に挿して小さき扇かな 舘岡沙緻
映画やドラマを観なくなって久しいお吟さんには、「バッドエンディング」なるものが存在することが驚きでありまする。「バッドエンディング」があるってことは、観る人がいるのですねえ。。。
今日は和裁の集まりの日。ゴミ袋いっぱいの着物生地をもらったKが、その中から使えそうな紬を探し出し、片身変わりの着物を仕立てようとしています。いろいろ並べるのが楽しい。↓こんなのが出来るかも♪
虫干や畳紙ばかりが新しく 井ヶ田杞夏
いやあ昨夜の雷雨は凄かった。ここのところ韓国ドラマの日韓同時放送の「生まれ変わってもよろしく」と「キング・ザ・ランド」が面白くてわくわくしながら見ていたが、ちょっと怖いところもあって、目の前の真っ暗な窓がばりばりという音とともに光に引き裂かれるのは効果満点でどきどき感が増した。韓国映画は昔はひとことで言えば「バッドエンディング」でラストで主人公が死ぬ映画が多く、死ななくてもそこまでやるかという残虐さで胸糞が悪くなるので、映画館を出てくるときに全員うなだれて「見なけりゃ良かった」と後悔する映画は映画ではない。時限爆弾が爆発するぞ爆発するぞと来て間一髪間に合うというのが映画の醍醐味で、何で金払ってまでフィクションなのに絶望的な終わり方するのよというエンディングは映画ではないのである。勿論「七人の侍」のように農民を盗賊から救うために尊い犠牲を出すが「勝ったのは農民だ」という英雄的カタルシスは壮大な早坂文雄のテーマ音楽とともに「良くやった」と観客の心に残る仕掛けで、これぞ映画である。しかし、主人公が英雄的に人を守るために死ぬのと、主人公を絶望させるために主人公の最も愛する人を殺すというのは全く違う。悲劇的な死のエンディングは大切な人を守るためにはやむを得ないが、最後の最後で主人公が絶望するのは観客が絶望するのと同じだから「大馬鹿野郎」である。こういう「バッドエンディング」が韓国映画やアメリカ映画に多い。現実は甘くない。その通りである。が、現実は生きれば済むことである。しかし、映画を見る楽しみは現実を癒すフィクションである。この想像力のない馬鹿どもに映画を作る資格はない。
アマゾンやネットフリックスのいいところは、エンディングを見て、「バッドエンディング」であれば見なくて済むことである。勿論わたくしのような映画狂は最初の出だしを見ればいい映画かつまらない映画かはすぐわかるので、つまらなければ見ないので、どんなに評価されていようが、エンディングまで見ない。しかし、シリーズものになると人気が出ると十年以上続くから予定よりヒットすると、ここまでと決めていたのに無理やり続けるからマンネリになり荒唐無稽になるとさすがに付き合えない。ただマンネリの面白さというのも捨てがたく、このバカバカしさはお約束であり、観客もお約束を見に来るので安心してみられるというのも映画の醍醐味のひとつで「寅さん」や「座頭市」はその世界的な見本だろう。ひどいのは「007」で「バッドエンディング」で何十年も続いたマンネリの面白さを最後に持ってくる馬鹿さ加減は度を越えている。初代ボンド役のショーン・コネリーの次にダニエル・クレイグを評価していたので「バッドエンディング」を引き受けたダニエル・クレイグもこの程度の役者かと以来見捨てている。
その点最近のコミカルな要素を加えた韓国ドラマは「バッドエンディング」にならないよう作られているので安心して面白く見られる。現実で不愉快なことがあっても映画を見れば癒される。音楽もそうで、料理もそうだなあ。癒し癒される、そこにだけ芸術はある。
