図書館にて模写遊び。模写はお吟さんにとって癒しの時間。それでもって、勉強にもなる♪
扇子屋の暖簾しつとり夏の雨 澤田佐和
赤ん坊・三歳児・小学生のレベルに合わせて真正面から会話する猫髭さんも素敵だけど、ちゃんと心のこもったお礼を言える若いママたちも素晴らしい。浴衣地の作務衣は、いかにも手づくりという風情だから、丁寧な暮らしをしている紳士に見えるんだろうけれど(笑)。
5年前は作務衣が縫えていた母、今は絹の雑巾を疑いもせずに縫うのみですが、まだ歩けるので、美容院へ。
着くと、「うちゃあ綺麗なもんじゃ、車で待っとるから」とのたまう。「そう?じゃ、こんにちわだけ言ってこようよ」と手を引くと、ドアを開けるや、「お世話になります。こんなお婆さんですがよろしゅうお願いします」とスイッチが入ります♪
お帰りと書き置きのあり葛桜 清水雪花
いや、昨日は暑かった。昼には35℃と出ていたがアスファルトの熱気がむわあっとしてヘルパーだから年中マスクしているとはいえ体温より高い熱波は気持ち悪く、自転車で走るときはマスクを顎まで下げて走るが熱波の臭いも厭でマスクをかけて走るしかなく、まだ明るい18時ごろになってやっと涼しい風が吹くようになり駅前南自転車駐輪場からマスクを外して歩いた。前向きでおんぶされた多分男の赤子がわたくしを見てやあと笑顔で声をかけたので、わたくしもついやあと声を出して挨拶したら若いお母さんが満面の笑顔で「初めて声を出して挨拶したかったみたい」とお辞儀したので、条件反射とはいえ人間嫌いの猫髭としてはバツが悪い。
そう言えば今朝も駐輪場まで電動自転車の電池を下げてえっちらおっちら歩いていると、赤ん坊を乗せた乳母車に二人の三歳と二歳のよちよち歩きの子供を連れた若い母親と出会い、この母親は結婚以来一度も生理がないほど父親が盛りがついているのだろうと、昔部下に五人の子持ちがいて渡米時に「うちのかみさん、結婚以来一度も生理がおまへんのや」と言っていて六人目は堪忍やとパイプカットをさせられて「あれ、みっともないカッコですねん」とひっくり返った蛙ですわと笑わせてくれたことを思い出したが、三歳の方の子どもの帽子に大きなオニヤンマの精巧な飾りが付いていて思わず「帽子にでっかいトンボ」と声を出したら笑顔のかわいい母親が「蚊が寄って来ないんですって」と応じたので「おお」と思わず感嘆の声を上げたが、彼ら母子もわたくしを全く警戒していなかった。
二度あることは三度ある。余りの暑さに帰宅しても部屋は32℃ぐらいあるし飯作る気になれないと駅前の日高屋で唐揚げ定食を食べて帰ろうと思ったが800円近くするので、唐揚げ専門店「鶏好し」を覗いたら唐揚げ三個で600円するので(ここは金賞グランプリ連続受賞で有名だが甘いのでわたくしの口には不味い)、西友に行ったら唐揚げ弁当299円!で西友の勝ちで、電子レンジで温めて帰るかと使ったことないからいろいろ手順を調べたら4分半とえらい時間がかかる。西友のチンはワット数が少ないのだろうとセットしたら、小学生の男の子が「なにやってるの」と下から見上げている。なに?おじさんと同じでチンを知らないのか、同志よと、これは出来立てじゃなくて冷たいから温かくして食べるための機械でチンと言うのだと言うと、多分母親はわたくしと同じ電子レンジが嫌いなのだろう、見上げた母親だが、「どうしてそんなことするの」と微妙にプライベートな質問をする。「いいかね、君はお母さんに料理を作ってもらうだろう。座って待ってるだけで出来立てのご飯が食べられる。おじさんは違う。ひとりで暮らしてるから、こうやって温めてはい出来ましたと温かい方が冷たいよりもいいじゃん」「おいしくなるの」実は不味くなる。鶏の唐揚げは揚げ立てはカラッとしてるが、電子レンジは熱くなるけど皮がふやけてふにゃっとしちゃうんだよ。「おいしくなくなっても温かいほうがいいんだ?」ううむ、ここで君のは団欒だからチン関係なくおいしいんだよと言うと俺の負けだから、話をそらして「君の家族はどこにいるの」と聞くとお母さんと来てるという。どこにいるの。そこ、と言われて見るとセルフレジで買い物をまとめた母親がやってきて優しい顔で「長い時間息子の相手をしていただきありがとうございました」と深々と礼をするので、何か言おうとしたらチン!え~最初から聞いてたのお。
どうも、浴衣仕立てに汗止めパンダナを巻いているお吟仕立てルックが強面を懐柔するのかねえ。
写真は一昨日食べた初鰹。冷凍を解凍して叩きにしたやつよりはマシだが、やはり去年の脂の乗った初鰹には及ばない。戻り鰹の腹身の柵までおあづけか。
頼まれて、Iが絣の着物をほどいて仕立てた、日傘とバッグ。バッグの持ち手に帯締めを縫いつけた遊び心に感心しました。
夏座敷足袋はきかへて客一人 毛塚紫蘭
昔は織屋さんが軒を並べていたであろう備後絣も、今や織り手がいなくて高級品に。↓昔はなかったこういうお洒落な柄ゆきは、まるで訪問着のように裁断して着物の形に仮縫いして売られています。針通りもよく素晴らしい肌触りです。
漬茄子も浴衣も紺の濃かりけり 草間時彦
