和裁の集まりの日。着物のお客さんでカメラマンの女性が、お吟たちの活動が珍しいから撮らせてほしいと見えたので、「美しく撮ってくれるなら」とお任せした(笑)。ジーンズの着物に、帯紐代わりのベルトを締め、裾は短めでメッシュのブーツを履いて。長時間の時は、袖が邪魔になるので襷掛けをするそう♪
脇役に徹しすがしき単足袋 江隈順子
倉敷へ出たついでに茶房へ寄ると、「駐車場へ入れられた?」と店主。狭い路地をパトカーが何台も通って、通行止めになったかと思うと、「施錠してください」と警察官が回ってきたそうな。すぐそばの公民館で首に包丁がささった老人が見つかったそうで、意識不明の重体とか。常連のママさんは、小学校から連絡が来て、こどもを迎えに行った。しかし、茶房は至って平和。初夏の花々の可憐なこと。お吟はまったく怖くないので、長居した(笑)。
いととんぼかるいかるーいうそのよう 小山英四郎
頂いたものの使いそうにもない布類を、くるくるセンターへ持って行ったついでに、長袖Tシャツ5枚をもらって、アームウォーマーやレッグウォーマー用に袖を切り取る。お吟は変温動物かというくらい暑かったり寒かったりするので、バッグや車の中はもちろん、枕元や仕事場にも常備しておく。残った身頃は、使い捨て雑巾に(笑)。
そのあとは図書館で模写遊び。企みごと用に、いくらでもグリーティングカードがいる。
朝風に衣桁すべりぬ夏衣 青木月斗
きものをよく着る人には、いろんなタイプがある。我らがお茶人のように、亭主や正客を務めなければならないので、仕方なく着ている人。お洒落な街着として、仲間とそぞろ歩くために着ている人。一人でもお出かけ着として着ている人。外を歩くのは目立って恥ずかしいので、自宅で地味なものを着ている人。
今日は、「理想はサザエさんのお母さんのフネさん」と言い、「日本中の人がきものを着れば、私も目立たず着物で外出できるのに」と稀有なことを言う方を誘って、倉敷の茶房にて茶話会。夫にこどものお守を頼んでやってきたその人は、長身の美女で、好きなだけあって、紺の縞木綿に茶の半巾帯、さらりと纏った黒の夏ショール姿がとても魅力的だった。素敵過ぎて、写すのを忘れた(笑)。
近所のミュージアムでしている、岡山出身の「清水比庵展」のチケットを人数分もらっていたので、皆を連れてゆく。歌・書・画で表現した比庵の世界は、素朴で大好きだ。いつまでも見ていたい。
山鳩の鳴きに来てゐる鴨足草 小松真帆
ぴのこさん、オリエント美術館にお目を留めてくれてありがとうございます。近辺の街路樹からして美しく、外観も展示室も重厚でゆったりしていて、紀元前の空気を吸っているような、とても落ち着く空間です。お手洗いの手水鉢までが美術品なんですよ。それなのに、人がいない。老人は無料だというのに。ま、人がいない方がいいですが(笑)。
今日は小筆遊びの日。酒津の水門散策の四人衆の句を寄せ書き風に。
山法師咲きたる蔵を茶房とし 清水五月女
