仙台天文同好会は、仙台市天文台で毎月1回土曜日の午前中に例会を開催してその日の夜に一般向けの観望会を開催している他、会誌「星座」の発行(偶数月)や会員向けの観望会、合宿などの活動を行っています。
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2024/03/09 メシエ観望会で撮影した12P/ポン・ブルックス彗星です。
久しぶりに高校生の時代を思い出し、50㎜f1.8の標準レンズで撮影しました。
12P/ポン・ブルックス彗星は5等になったようですが、かすんでいる北西方向の空では、双眼鏡で捕まえることはできませんでした。
50㎜でとらえた彗星は、あまりにも小さいですが、コマが緑色で写真だとすぐに分かります。
大きく見えるようトリミングしてあります。
50㎜の画像に、高校生のときはじめて購入したフィルムカメラ時代を思い出し、ワクワクしました。
画像は昨日3月10日に丸森町で撮影したポンス・ブルックス彗星(12P)です。
予想していたとおり西天にも雲がなく、快晴の天気でしたが、やや強めの
風が吹いていて、短時間露出なのにガイドミスが頻発して、どの画像を選択
するか悩みました。
彗星は6等級でπAndの3度ほど西にあり、8倍42mm双眼鏡で簡単にわかりま
した。空の条件があまり良くなく、イオンテイルの写りは今ひとつですが、
今後の様子が楽しみです。
<撮影データ>
「ポンス・ブルックス彗星(12P)」
2024年3月10日 19h26m46s~
EOS60Da+CanomEF400mmF2.8 ISⅡ→3.2 ISO4000 15s×18枚
高橋EM-200Temma2Mにて自動追尾 撮影地 丸森町
昨年末に観測時期が終了した「たて座R(おうし座RV型)」の光度曲線です。作成にはVSOLJのlight curve generatorを使い、青丸(Odr)が私の観測データです。たて座Rは、散開星団M11の近くにあるので、見つけやすい変光星です。特徴としては、「フタコブラクダ型」の光度曲線になり、昨年の光度曲線もそんな感じにはなっていますね。変光範囲は通常4等級から7等級程度なので、双眼鏡で観測が可能で、数日程度あけて観測すると変光の様子がわかりやすいでしょう。ただ、周期性はやや不規則になる時期もあり、2020年後半には9等級まで減光したこともあります。
夕方までは雲が多く所によっては一時雪が降りそうですが、夜以降は晴れ
そうです。
このため、本日のメシエ観望会を開催することにしました。
風が強そうなので防寒対策は十分にお願いします。