仙台天文同好会 BBS (2022.07～）

仙台天文同好会は、仙台市天文台で毎月1回土曜日の午前中に例会を開催してその日の夜に一般向けの観望会を開催している他、会誌「星座」の発行（偶数月）や会員向けの観望会、合宿などの活動を行っています。
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ミラが夕方の西空になってしまい観測時期を終了しましたので、昨年7月からの8ヶ月間ほどの光度曲線（眼視観測）を投稿します。VSOLJのlight curve generatorで作成してあり、青丸のOdrが私の目測結果です。今期は12月中旬頃の極小をはさんでの光度変化が得られていますが、ミラは変光周期が330日ほどの長周期変光星なので、来期は極小が11月中旬頃になるでしょう。

2週間前の現象です。
月齢7.5の月がおうし座にあるプレアデス星団に接近していました。
ピントをしっかり合わせたら、小さい画像で見ると星がノイズのようになってしまいよく見えません。
仕方なしに、ピントをわざと少し外してプレアデス星団を見やすくしました。
北西の空、だいぶ低くなっていましたが、近くの建物と一緒に撮影しました。

外気温が下がると、観望環境によっては鏡筒や対物レンズに結露が生じます。対物レンズにはレンズヒーターを使うという方法が一般的ですが、鏡筒自体の放射冷却を低減することも有効なようで、鏡筒に金属の薄膜で鏡筒を覆ってしまう方法をやってみました。この金属薄膜密着法は、会員のFさんが反射鏡筒での党内気流防止でも使っています。

鏡筒に接着してしまうのはいやなので、きっちり巻きつけただけです。使ったのはダイソーで売っていた「流し台防虫シート」。ポリエチレンの薄いシートにアルミ箔が接着されている構造です。鏡筒は中古で入手したSVBONYのSV503-80ED。１時間ほど気温４度の屋外で使ったのですが、巻きつけた部分は巻きつけていない接眼部よりも冷たくなかったので、放射冷却は低減していると思われます（単なる保温かも？）。

なお、寒い戸外から暖かい室内に持ち込んだ時の対物レンズの結露防止には、以前投稿した「サランラップでフード先端をカバーしておく」方法（100倍程度なら星像の劣化は気にならず）が一番効果がありました。室内持ち込み後、接眼部とファインダーは結露しましたが、対物レンズは結露なし。ただ、室内持ち込み後は鏡筒が十分室温に馴染むまで、接眼部は開放せずラップは付けたままにした方が良いです。
＊防虫シートには、有機系抗菌・防カビ剤、害虫忌避剤が含まれていますので、使用は自己責任で。鏡筒の保管時には逆に有効かも？？＊

先週mae-2さんから黒点が出ていると聞いたので撮影してみました。
口径60mmに52mmのND-400を２枚取りつけて撮影。
露出1/2000秒　APSサイズで撮影。
撮影準備が終わったところで雲に入り晴れたところで撮影。
気流がすごく悪くなっていました。

おのでらさんの対策，参考になります。

昨日からの強風が収まりかけてきたので、アンドロメダ座を進む１２P/ポン・ブルックス彗星を観測に出かけました。
現地では西側地平線上にもやがかかり小さな千切れ雲が頻繁に通る中、7×５０双眼鏡でははっきりせず、撮影して色で
探しましたが、まったく彗星らしい天体が見つからず、大体の予報位置を200㎜の望遠で撮影しました。帰ってから撮影画像をチェックすると、右隅の方にとらえているのを見つけました。すぐにコンポジット処理をして画面を4分割する形で拡大処理をして見やすくしました。彗星の特徴は、緑色のぼやっとした天体として写ります。モニターには、右斜め上に向かって少し尾が伸びているのが分かります。4/２１日の近日点通過に向かって進んでいるので、これからが楽しみです。この画像を見ると、まだ、6等前後の明るさのようです。