8月句会を始めます。下記開催要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、ヨヨ、和談、コビトカバ、えっちゃんあら、ラガーシャツ、弥生、にゃんこ、ABCヒロ、尾花、森野、ふうりん、ヨシ、ダイアナ、ちとせ、みにょん、てつを、ナチーサン、の皆さんの17名です。
8月度みんなのネット俳句会・開催要領
1・投句期間 8月5日(火)~8月10日(日)
2・投句 当季雑詠 5句まで
3・清記発表 8月11日(月)
4・選句 8句選句 8月11日(月)~8月13日(水)
5・成績発表 8月14日(木)
6・その他 投句代行可、投句後の訂正、差し替えも可
投句内容は幹事が確認次第、非表示にします。
句会開催中であっても一般の書き込みは制限はしません。
投句後の訂正依頼のやりかた
(誤) 古池や海豚飛び込む水の音 バショウ
(正) 古池や蛙飛び込む水の音 バショウ
日米の決勝戦。日本はホームラン2本、最後は大谷がアメリカ主将トラウトを討ち取り1点差を制した。
日本野球が最高の場面で開花、素晴らしい。
日本中この話題で持ちきりですね。ウクライナの戦争も何もあったものではない。昨日もひとつ句会があって出向いたのですが、「国民の燃える野球や春うらら」なる俳句がダントツで点を集めました。丁度、準決勝が終わったところで村神様のサヨナラツーベースの余韻冷めやらぬ時でしたから。
アイビーの俳句鑑賞 その3
9 春霖やさみしい時は手をたたく (えっちゃんあらさん)
45 拳万の小指短し春夕焼け (えっちゃんあらさん)
えっちゃんあらさんの句は、ユニークなハンドルネーム同様に、発想と言葉づかいが自由奔放で新鮮だ。「さみしい時は手をたたく」などは、なまなかな発想では出てこない。それが句の雰囲気に合っているからたいしたものだ。季語の斡旋もまたユニークで、春霖も春夕焼けもよく見つけたものだと感心する。勿論すべての人が共感している訳ではないが、えっちゃんあらさんの得難い個性ということは間違いない。
16 温床やあさ観てひる見ゆうに視る(てつをさん)
温床、温室、フレーム何れも冬の季語とされる。温床を毎日3回覗くのだが、同じ「みる」でも観、見、視とそれぞれニュアンスの違う字を使い分けた。更に、あさ、ひる、ゆうは全部平仮名で統一するという徹底した配慮ぶりだ。それぞれ作者に明確な意図があってのことで、てつをさんの真摯な句作態度に敬意を表したい。上五を切れ字「や」で切っているがどういう意図であろうか。意味の上では上五、中七、座五とつながっている。
23 真ん中は妻の領分畑を打つ (玉虫さん)
今月のトップになった句。おそらく夫婦の共通の趣味で色んな作物を作っているのだろうと想像する。本職の農家のように生活のためではないから、夫々が作りたい作物を作っているのだろう。いきおいエリアを決めて此処からこっちは夫、そっちは妻と担当エリアが分れているのだろう。夫婦の作物の好みは異なっても土いじりが好きな点は共通している。同じ趣味を持つ夫婦、羨ましい老境だ。
18 炎駆け無病息災春告げる (和談さん)
奈良東大寺のお水取りを詠んだ句であろうか。「炎駆け」と表現したところが詩的な表現で巧い。しかし、お水取りを知らない人には何のことか分かりにくいので、例えば「僧走る」とか、僧という語が一つ入ればお水取りのことと読み手にも分かり易い。あるいは「お水取り」という言葉自体が季語なのでそのまま使う手もある。そうすれば、「無病息災」も「春告げる」も言う必要がない。
66 雛食べよ三河味ぞやいが饅頭(茶々さん)
雛祭りの行事食としていが饅頭を食べる風習はどうも西三河独特のようだ。私事だが私の妻が西三河の知立の出で、妻の実家の雛祭りには必ずいが饅頭とおこしもんが出てきて少々驚いた覚えがある。茶々さんには申し訳ないが正直なところ、味にはクエッションマークがつく。ところが西三河の人からすれば、こんな美味いもの何故食わんとばかりに勧めるのだ。こちらが遠慮して食わないと思っているから、なおも勧める。この句を拝見して、ふとそんなことを思い出した。茶々さんは何とお雛様にまで食べろと強要する。お雛様はしらーッとしているばかりで眉一つ動かさない。当たり前だ。
89 変な嘘ニヤけ夫は四月馬鹿(無点)
エイプリルフールということで、ひとつ妻をかついでやろうと思ったのはよいが、嘘が不自然極まる嘘でとっくにバレバレなのだ。嘘を吐いた当のご本人もなにやらニヤニヤしている。要するに普段から嘘など吐き慣れていない、口下手で誠実な日本男児の典型のような人物像が見て取れる。妻の方もそんな夫のよき理解者であり、なによりも信頼の絆で結ばれているのだ。俳句自体は少し粗削りなところがあるが、とある家庭の雰囲気がよく伝わってくる。
以下次号、不定期掲載
対メキシコ戦
9回裏村上の決勝打で逆転サヨナラ勝ち。1点差での大谷の先頭打者2塁打が生きた。
明日は決勝戦、相手は連覇を狙うアメリカ。ガンバレ日本!
皆様から過分のお褒めを頂き恐縮しております。今日の放送が、星野立子の特集とは知らなかったのですが、ドンピシャリはまりました。選者の星野高士先生は虚子の曾孫、立子の孫ですからあざといちゃあざといですね。言い訳がましいのですが立子忌は3月3日、ということもひとつ頭にありました。
準決勝戦 3/21
対戦相手メキシコに決まる。(プェルトリコに逆転勝ち)
こんにちは。
私も、見ていました。
アイビーさんの句だったのですね。
おめでとうございます!!
大福会三井富雄さんの投稿で「お父さん嬉しかったでしょうね」のコメントがありました。
お目出度うございます。
今朝の大福会のラインで知りました。
父虚子を招き立子の雛まつり。
う~ん、こんな作り方もあるんですね。新鮮、流石です。
アイビーさんおめでとうございます。父虚子を招き立子の雛まつり。今朝5時頃よりテレビ前にいました。素晴らしい‼️です。
NHK俳句見ました
父虚子を招き立子の雛まつり
戸田菜穂さんにも選句されておめでとう御座います。星野高士さんの最後の回の挨拶句に感じました。虚子が贈った小さな土雛祭?も飾られ楽しい一時でした。アイビーさんの句が導いて
森野です。鰊、ほっけ,ありがとうございました❢ 私が持っております歳時記はホトトギスで3月にほっけが一句だけ載っていました❢ 正直申し上げますとほっけの竿を見たのは9月でした❢ 余りにも沢山の竿が並んでおりましたので運転手さんに訪ねましたらほっけの竿だとのこと❢ 大型タクシーで客は6人、運転手さんと添乗員さんの8人ののんびりした旅でした❢ 今では考えられない旅でした❢ JTBのコースには無い案内をして頂いた結果のニシンとほっけでした❢
アイビーの俳句鑑賞 その2
95 六畳の半分占める雛かざり (エミさん)
面白いところに着目した。今の生活様式はどんどん西洋化しているから雛段を飾る日本間は数が限られている。いきおい仏間とかに飾るのだが、雛段も五段飾りとかになると結構なスペースを取る。「六畳の半分」と具体的なのが可笑しい。読み手は「あるある」と肯くばかりだ。ちょっと気がつかぬところに目をつけた作者のアイデアに拍手。
100 かやく飯お握りにして梅見かな(ふうりんさん)
かやく飯とは関西の呼び方で、東海地方では五目飯と言う。藤井五冠の瀬戸市では「ごも」と言って瀬戸市のソウルフードだ。私の妻は西三河の出だが「人参ご飯」などと言う。好きな人には堪らない、クセになるという。作者のふうりんさんもその口で、家族と梅見に行くのだが、昼食はかやく飯のお握りを所望。奥さんもご亭主の好物は心得ているからいそいそと支度に余念が無い。値の張る高級食材でなく、庶民的なかやく飯にしたところに好感が持てる。微笑ましくも楽しい句になった。
83 指追って俳句作る子蝌蚪生る(ナチ―サンさん)
取り合わせの句だが、このくらい季語を離して使うとよいという見本のような句。俳句人口の先細りが言われる昨今、指を折り字数を数えながら俳句作りに悪戦する子供たちが微笑ましい。願わくば国語の授業だけでなく大人になっても俳句に親しんでもらいたいと思う。もっとも子どもたちばかりでなく、大人でも指折りして句を作る人はざらにいるのだが。
7 鰊群来語りとなりし番屋跡 (森野さん)
49 𩸽竿並ぶ浜辺はオホーツク (森野さん)
森野さんは最近、北海道に旅行されたのか、北海道の風物を詠んだ句が高点を得た。前句は「にしんくき」と読み春の季語。鰊は一名、春告魚とも言いかつては鰊が来ると海が盛り上がったと言う。それも今は昔、往時の繁栄と活気を語る番屋が今となっては物悲しい。しばし感慨に耽る作者。二句目、𩸽は「ホッケ」のこと。ホッケはどこでも売っているが本場で食べるホッケは別物ではないかと思うくらい美味だ。ホッケは春には餌を求め、秋には産卵のため沿岸に近づく、その習性を利用して一本釣りする。その壮観な眺めは、作者の詩心に触れる何かがあったに違いない。ただし私の歳時記には「𩸽」は載っていないのだが。
52 卒業子すでに口紅使うらし(ABCヒロさん)
作者の視点が面白い。女子高生が卒業間近になるとメイキャップの講習があるらしいが、何れにせよ化粧慣れしてない娘たちのことゆえ、なにをやっても初々しい。最初は板につかない化粧だが、そのうち垢抜けして一人前のレデイになることだろう。卒業がテーマの俳句は、とかく涙とか別れとか同じパターンに陥りがちだが、類想を上手く避けたところが流石だ。
51 両親の墓じまいする彼岸かな(無点)
惜しくも無点となったが、大いに考えさせられる内容を孕んでいる。自分もだんだん老齢化して行くのに、あとの墓を守る人がいない。それでも自分が元気なうちは頑張って両親の墓守をしてきたが、さて何時までできることやら。今度のお彼岸を潮時に墓じまいすることにしようか、というのが句意であろうか。身辺整理も終活なら、墓じまいもまた終活なのだ。身につまされる話だ。
以下次号、不定期掲載
49 𩸽竿並ぶ浜辺はオホーツク (森野さん)
「𩸽」角川の季寄せには秋の季語で載ってますよ。
いよいよ明日春の高校野球が開幕します。
愛知の東邦高校は2日目第1試合、東北城西高校と対戦します。大阪桐蔭高校の連覇なるかなど見所の多い大会になりそうです。
東邦の対戦相手は鳥取城北でした。