2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果
金賞 37 【ちとせ 】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 (11点)
銀賞 33 【ヨ ヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 (9点)
銅賞 17 【弥 生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 (7点)
々 23 【岩 宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 (7点)
々 25 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり (7点)
次点 39 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 (6点)
々 73 【かをり 】 水無月や碁石をあらふ父の息 (6点)
々 84 【てつを 】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 (6点)
※銅賞の3句はそれぞれ特選1のため同点としました。
※参考
総合点
ヨヨ21点、かをり19点、ちとせ17点、弥生14点、アイビー12点
2026・6月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧表
1 ✤ 1点 【岩宮】 明易し夢の続きは又今夜 ✤ 胴長おじさん
2 ✤ 2点 【あんのん】 鯵大漁釣果の報にうそ少し ✤ ダイアナ、アイビー
3 ✤ 0点 油虫探し求めて朝が来る
4 ✤ 2点 【ダイアナ】 ドアフォンの上に雨待つ雨蛙 ✤ にゃんこ、ふうりん
5 ✤ 1点 【ヨヨ】 行かないで心地よき風五月尽 ✤ ラガーシャツ
6 ✤ 3点 【和 談】 初孫の六月賞与初傲り ✤ ちとせ、◎ヨ ヨ
7 ✤ 5点 【かをり】 裏富士の雲ほどけたり桜桃忌 ✤ ちとせ、ヨシ、てつを、森野、アイビー
8 ✤ 3点 【アイビー】 えいやあと五句を投ぜり心太 ✤ ヨシ、弥生、コビトカバ
9 ✤ 1点 【コビトカバ】 お局の小言も交わす若葉風 ✤ ふうりん
10 ✤ 2点 【アイビー】 鬼平になつたつもりの鮎の飯 ✤ ラガーシャツ、岩宮
11 ✤ 0点 降りぐせの梅雨空罵りペダル踏む
12 ✤ 0点 カーテンの向こうに聞こゆ四十雀
13 ✤ 0点 燕子花あやめ菖蒲か紺光る
14 ✤ 0点 各駅の車窓に見つけ花柘榴
15 ✤ 1点 【てつを】 かはたれの雲の澱みて栗の花 ✤ ちとせ
16 ✤ 1点 【あんのん】 蚊遣香先を知りたし栞ぬく ✤ ダイアナ
17 ✤ 7点 【弥生】 歓声はきっと缶蹴り夏木立 ✤ ヨシ、◎てつを、にゃんこ、ナチーサン、ラガーシャツ、かをり
18 ✤ 1点 【茶々】 黄菖蒲の八重咲き揃ひ踊りかな ✤ ふうりん
19 ✤ 1点 【胴長おじさん】 貴婦人の頃が懐かしバナナかな ✤ ナチーサン
20 ✤ 0点 酷暑かな歳時記忘れた自然界
21 ✤ 1点 【ちとせ】 子育てらし威し鳴きすや夏烏 ✤ ふうりん
22 ✤ 0点 子燕の口犇めいて餌を求め
23 ✤ 7点 【岩宮】 子らの言ふじじ反抗期冷奴 ✤ ちとせ、にゃんこ、森野、ダイアナ、あんのん、◎ナチーサン
24 ✤ 3点 【ダイアナ】 彩雲の流れて初夏の十四夜 ✤ 森野、ヨ ヨ、岩宮
25 ✤ 7点 【ふうりん】 忍冬咲いて愁眉を開きけり ✤ 弥生、てつを、森野、ヨ ヨ、◎ダイアナ、岩宮
26 ✤ 1点 【てつを】 召集の命下りしかウリハムシ ✤ 和 談
27 ✤ 0点 焼酎瓶買物篭に鎮座して
28 ✤ 0点 樟脳の匂ふ押入れ衣更
29 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 初夏晴れに熊鈴の鳴る遊歩道 ✤ ちとせ、ふうりん
30 ✤ 3点 【ちとせ】 白壁に青田広がる散居村 ✤ ヨ ヨ、岩宮、かをり
31 ✤ 0点 白南風や部下のデートを目撃す
32 ✤ 2点 【ちとせ】 新じゃがを束子で擦るつるり膚 ✤ ふうりん、岩宮
33 ✤ 9点 【ヨヨ】 新茶入れ朱泥急須の淡緑 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、てつを、◎和 談、ナチーサン、ラガーシャツ、◎茶々
34 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 素麺や喉ごしも良しその細さ ✤ 和 談、茶々
35 ✤ 2点 【森野 そぼつ降る泰山木の咲く寺苑 ✤ ヨシ、ヨ ヨ
36 ✤ 1点 【ふうりん】 ダービーを取つて競馬の二連勝 ✤ アイビー
37 ✤ 11点 【ちとせ】 立ち漕ぎの生徒眩しや更衣 ✤ 胴長おじさん、◎ヨシ、てつを、◎ふうりん、あんのん、◎アイビー、コビトカバ、ナチーサン
38 ✤ 4点 【ヨヨ】 頼りたき身内は遠く梅雨間近か ✤ 胴長おじさん、アイビー、和 談、ラガーシャツ
39 ✤ 6点 【にゃんこ】 父の日に黒いクレヨン画の眼鏡 ✤ 胴長おじさん、ヨシ、◎弥生、岩宮、茶々
40 ✤ 1点 【胴長おじさん】 父の日や空白の文字のみ占めて ✤ 森野
41 ✤ 0点 夫剪定羽抜鶏ごと羅漢槙
42 ✤ 1点 【にゃんこ】 梅雨曇ますます重き貨車の列 ✤ ちとせ
43 ✤ 0点 梅雨間近繙いてゐる闘病記
44 ✤ 5点 【かをり】 手鏡に映る水無月風過ぐる ✤ 弥生、にゃんこ、森野、ヨ ヨ、あんのん
45 ✤ 1点 【アイビー】 でで虫のオブジェの上の蝸牛 ✤ にゃんこ
46 ✤ 0点 でで虫を見らば口つくあの唱歌
47 ✤ 0点 てふてふに蕾のあらば柿の花
48 ✤ 1点 【森野】 天国と思へる一歩冷房車 ✤ 弥生
49 ✤ 4点 【ヨシ】 剥く手間も美味しさのうち夏蜜柑 ✤ アイビー、ナチーサン、かをり、茶々
50 ✤ 0点 搭乗の手続はスマホかたつむり
51 ✤ 2点 【ラガーシャツ】 登山帽ウェストン碑より動き出し ✤ ◎かをり
52 ✤ 2点 【ナチーサン】 樋伝ふ雫を染めて柿若葉 ✤ ふうりん、岩宮
53 ✤ 0点 夏風にだるだるせざるを得ない吾
54 ✤ 0点 夏蝶の色深まりて海賊旗
55 ✤ 1点 【和 談】 夏場所や土俵が命藤凌駕 ✤ 茶々
56 ✤ 0点 夏野菜紫小かぶカリカリと
57 ✤ 2点 【森野】 何にでも神宿りてか花は葉に ✤ ◎ラガーシャツ
58 ✤ 3点 【弥生】 なみなみと注ぐ地酒や江戸切子 ✤ あんのん、かをり、茶々
59 ✤ 3点 【ヨシ】 俳句本開いたまんま明易し ✤ コビトカバ、◎岩宮
60 ✤ 1点 【アイビー】 バイク見て柴犬吠ゆる夕薄暑 ✤ あんのん
61 ✤ 2点 【弥生】 博学なシニアガイドや街薄暑 ✤ アイビー、コビトカバ
62 ✤ 0点 初夏の藤無料ガイドの五稜郭
63 ✤ 3点 【かをり】 薔薇切るや呼ばれし気して振り向かず ✤ ◎あんのん、コビトカバ
64 ✤ 0点 昼下りエアコン洗い野球観る
65 ✤ 2点 【てつを】 壜に香を詰めて帰らむ花蜜柑 ✤ ◎にゃんこ
66 ✤ 1点 【弥生】 プードルがよく似合う場所薔薇の園 ✤ コビトカバ
67 ✤ 0点 深くまで木曽駒は碧夏の風
68 ✤ 1点 【岩宮】 襖戸の何やら重き梅雨入かな ✤ ヨ ヨ
69 ✤ 2点 【ヨシ】 故里の四方の山々新樹光 ✤ ◎ちとせ
70 ✤ 0点 細麺を食べて至福の涼夜かな
71 ✤ 1点 【ナチーサン】 またまたか横綱不在五月場所 ✤ 和 談、
72 ✤ 5点 【アイビー】 待つといふ揺るがぬ知略蟻地獄 ✤ ヨシ、てつを、あんのん、◎コビトカバ
73 ✤ 6点 【かをり】 水無月や碁石をあらふ父の息 ✤ 弥生、てつを、ダイアナ、あんのん、コビトカバ、ラガーシャツ
74 ✤ 3点 【あんのん】 満ち足りて留守居の夫に買ふ鰻 ✤ ヨ ヨ、ダイアナ、茶々
75 ✤ 2点 【森野】 耳遠き夫に老鶯届く今朝 ✤ 胴長おじさん、かをり
76 ✤ 1点 【ヨシ】 耳鳴のしては止まらぬ走り梅雨 ✤ 森野
77 ✤ 0点 ジメジメもめげぬ六月の花嫁は
78 ✤ 0点 山開き誰となく詠む俳句かな
79 ✤ 3点 【ヨヨ】 柔らかに万緑生みし大地かな ✤ 和 談、ラガーシャツ、岩宮
80 ✤ 1点 【茶々】 湯上りのあやめ紺染め浴衣かな ✤ 和 談
81 ✤ 0点 夕闇に皐月のあかり庭照らす
82 ✤ 1点 【コビトカバ】 幽霊海月毎日同じ事をして ✤ 弥生
83 ✤ 1点 【ヨシ】 よく見れば愛しき花よどくだみは ✤ 茶々、
84 ✤ 6点 【てつを】 捩花や断ちきりたきは負の連鎖 ✤ にゃんこ、◎森野、ダイアナ、アイビー、ナチーサン
85 ✤ 1点 【あんのん】 リズムごとつかず離れず夫婦生く ✤ 胴長おじさん、
86 ✤ 1点 【岩宮】 老鶯をしかと聞きたる木立かな ✤ かをり
87 ✤ 2点 【ナチーサン】 若葉風入れ墨の香の流れけり ✤ 弥生、にゃんこ
88 ✤ 1点 【弥生】 わんぱくの怖くて好きな蜥蜴かな ✤ ナチーサン
89 ✤ 2点 【胴長おじさん】 山滴る惚けないことは惚れること ✤ ダイアナ、アイビー
90 ✤ 4点 【ヨヨ】 数独を競ふ夫婦や走り梅雨 ✤ 胴長おじさん、てつを、和 談、かをり
91 ✤ 1点 【ダイアナ】 洞爺湖を見下ろすホテル五月晴 ✤ ちとせ、
煩雑を避けるため、二つの記事を一つに纏めました。文責アイビー。
14 掻き寄する熱砂敗者の甲子園 3
いよいよ今日決勝戦を迎えた高校野球、仙台育英の夏連覇なるかが焦点。相手は慶応。例年以上の熱暑の中幾多の学校が郷土の期待もむなしく球場を去った。コロナの影響で自粛されていた「甲子園の土」の持ち帰りが戻って来た。涙ながらに土を掻き寄せ袋に詰める球児の背中は哀愁を帯びる。あえて持ち帰りをしない学校もあるとか、その気持ちは察して余りある。2004(平成16)年の駒大苫小牧以来史上7校目の偉業なるか期待大である。
30 花火師の三尺玉を語りけり
長岡の花火大会では花火師の頭領が解説に加わるので楽しみである。全国に競争相手が居るので大会は競技の場でもある。大会が終わった時点で次の戦いが始まっている。失敗と工夫の積み重ね、特に「如何に円形を保つか」が基本らしい。訥々と語る花火師の一言一言に重みと未来への希望が読み取れた。観衆に堪能して貰うのが何よりとか。事故もつきものらしい。
57 和太鼓や昭和の響きここにあり 2
「寝押しした昭和も遠くなりにけり」の川柳に出会った。年寄りの居場所づくり「サロン8」はハーモニカでの歌に始まるがほとんどが昭和の懐メロだ。平均83歳、みなこれで満足していると思いきや最近は新曲が交じる。皆さん結構反応している。やはり女性は感性が豊かだ。今年も夏まつりが終わった。大太鼓、小太鼓が奏でる力強い響きは確かに昭和の物だ。太鼓には昭和60年購入の記載が。見た目には損傷はないが「そろそろ寿命だ」とは師匠の言。一方打ち手の継承は確かに進んでいる。技術の向上と共に太鼓の心が確かに伝わってくるからだ。
71 寄り添ふて祭団扇の風送る
この句は踊り子と音頭取り取り合わせ。昔の古里の盆踊り風景の追憶だ。コロナで中止が相次いだのと過疎が進み盆踊りそのものの存在が危ぶまれている寒村の状況である。先に伝統の「文楽・人形芝居」も中学校の閉鎖で後継者が得られず休止の止む無きに。踊りは単純な動作の繰り返し。音頭は物語になっていて延々と続く。手元には以前無き先達から頂いた踊りの手ほどきと音頭の一覧が載っている冊子がある。数冊コピーして知人に配ったが音頭取りや踊り手が居なくては元も子もない。本籍はまだ置いてあり旧友もいるので機を見ての帰省をと思っている。
96 声揃へ和を乞ふ学徒原爆忌
早くも78年目を迎えた原爆記念日。被災者の高齢化が進んでいる。今も地球上では争いが絶えず核兵器の脅威にさらされている。中で何年か前に訪れたオバマ米大統領の広島での言動が印象深い。そんなことを考えていたら画面は男女二人の生徒が声をそろえて平和を訴えていた。「戦争を知らない子供達」世代だ。でも彼彼女たちに未来は託されていることは確かだ。戦争を知る世代の高齢化が進む今、「平和への訴え」この営みを風化させないことが大事だ。
高校野球夏の大会は、夏2連覇を目指す仙台育英が第2回大会以来の優勝を目指す慶応に敗れ連覇はならなかった。
慶応は107年ぶりに2度目の優勝を果たした。
8月22~23日にかけて行われていた佐々木七段との王位戦第5局、藤井王位が勝ち4勝1敗で防衛に成功した。
次は8/31から行われる永瀬王座との王座戦(5回戦制)に八冠を賭けることになった。
アイビーの俳句鑑賞 その4
35 嫌としか言わぬ二歳児秋暑し (弥生)
育児真っ最中の母親ならではの句。虫の居所が悪かったのか機嫌の悪い二歳児。いろいろ気を引くようなことをしてみるのだが、当人はかたくなに「いや」としか言わない。精も根も尽き果てて途方に暮れる作者。季語の「秋暑し」が巧みだ。よほど育児や家事に理解のある夫でも、そこまで切実なものはない。やはり女性ならではの心理の描写と言えよう。「嫌」と漢字で表記したが、平仮名にした方が二歳児の言葉らしくなるのではないか。竹下しづの女の「短夜や乳ぜり啼く児を須可捨焉乎(すてつちまをか)」を髣髴とさせる。
23 夏休み駅にリュックの子のあふれ (ちとせ)
夏休みに入り、学校の行事に参加するのであろうか、リュックを背負った子どもたちが駅に溢れている。そこへ丁度居合わせたのが作者。普段とは違う駅の華やいだ雰囲気、それを見つめる作者の眼差しは暖かい。
60 放牧の牛点々と雲の峰 (ちとせ)
放牧だからよほど広い、例えば北海道や阿蘇山麓の牧場を想像する。空気が澄み、何よりも景色を遮るものが一つもない。中七の「牛点々」に実感がこもっている。雄大な大景の前に圧倒される。中七に「と」を入れたために切れが弱い。明らかに二物取り合わせの句なのだから、強く切った方がよかったようにも思われる。
17 岸壁に魚釣る人も遠花火 (尾花)
岸壁で夜釣りを楽しむ人たち。別の海岸では花火大会が行われている。まことにいい巡り合わせになった。心地よい風も出てきた、居ながらにして花火を楽しみ、これで魚が釣れれば言うことない、とかなんとか言ってるそばから当たりがあった。花火大会そのものでなく、夜釣りの人に焦点を当てたのがアイデア賞ものだ。
57 和太鼓や昭和の響きここにあり (ナチーサン)
作者は大上段から「昭和の響きここにあり」と言い切った。ここまで強い表現をされると、いっそ気持ちがすきッとする。有無を言わさぬ力ワザとはこのことか。和太鼓の腹にどーんと響く物凄さ、観客はその迫力に圧倒されるが、そこに昭和という時代に通じる何かを感じ取った作者。その感性を尊重したい。
48 携帯を翳して果つる大花火 (茶々)
花火のたけなわともなると、その模様を収めようとそこかしこで携帯のカメラをかざす人が出てくる。花火と携帯のカメラ・動画機能を結び付けた作者の着眼が面白い。ただ携帯を翳したから花火が終わったという風にも取れなくもない。その辺を少し工夫してみたい。
フィナーレにケータイ翳す大花火
60 あれもこれも忘れ爪切る夜の秋 (あかね坂)
「夜の秋」は夏の季語。日中はうだるような暑さだが、夜には秋らしい風情を感じる時がある。これが「夜の秋」だ。「秋の夜」とひっくり返ると秋の季語になるのが面白い。日中、何やかと煩わしいことを忘れて爪を切る。ふと秋の気配を感じた。昼間の煩わしい感じを出すために、意図的に上五を字余りにした。これが効果的。
完
アイビーさん取り上げて頂き有り難う御座います。
夏休み駅にリュックの子のあふれ
東京駅帰省や旅行の家族が溢れていて連れの子達は必ずリュックを背負っていました。自分は自分でと言う事が親子の間に浸透しているのでしょうか。家の孫然りです、宝石箱が入ってる時もありましたね。
48 携帯を翳して果つる大花火 (茶々)
この夜長岡花火大会の放映があると知り茶々さんにも知らせ勇壮なまた繊細な芸術の競演を堪能した。花火師の裏話なども興味深かったがフィナーレで会場を埋めた観衆が一斉に携帯を翳し別れを惜しんだ。多分演出だと思うが夜空に瞬く携帯電話の明かりが神秘的な雰囲気を醸し出していた。多分茶々さん苦心の作だと思われるが結局私は表現出来なかった事を告白。
管理人さん、いつものことながら割り込みます。お知らせをふたつ・・・
今月の嚶鳴庵俳句教室は8月23日(水)、13時からです。兼題は、法師蝉、瓜の馬です。兼題と当季雑詠の合計5句を
12時50分までに提出してください。兼題と当季雑詠の組み合わせは自由です。残暑きびしい中での句会です、体調管理を
してお越しください。
第22回常滑文芸コンクールのお知らせです。
<俳句>応募の部、募集期間 8月25日(金)~9月8日(金) 主題は自由、ひとり2句まで応募できます。参加費無料です。
大会の部、10月7日(土)13時より、会場は常滑中央公民館 2階 学習室2、参加費500円
主題は自由、1句を提出、出席者の互選により点数を競う。
詳しい募集要項は、8月23日の嚶鳴庵俳句教室で配ります。他に<短歌><川柳>も募集があります。余分に募集要項がほしい
方は遠慮なく申し出てください。
それでは元気に句会でお会いしましょう、管理人さんお邪魔いたしました。
アイビーの俳句鑑賞 その3
31 噴水のテレビ塔より高く吹き (玉虫)
私が特選にいただいた句。久屋大通公園から、名古屋のシンボル・テレビ塔を見上げる構図が浮かぶ。テレビ塔より噴水が高いわけはないのだが、作者はぬけぬけと言い切って悪びれない。頭から遠近法を無視した、その自信に満ちた作句態度には恐れ入る。科学的な根拠より、自分の五感に感じたことが俳句の全て。座五の「吹き」は「噴き」が本当だろうが、「噴水」で一度使っているから避けたものか。
50 おしろいや天気占う下駄飛ばす (玉虫)
季語は「おしろい」で白粉花のこと。庭などにどんどん繁殖する秋の花。季語をこれだけ離して使い、しかも雰囲気を醸成している作者の手並みは大したものだ。
54 盆供養妣追ひ越せぬちらし寿司 (ヨヨ)
お盆で返ってくるご先祖への、かつて母がそうしたように、ちらし寿司をつくったのだが、どうしても母のつくった味には及ばないと感じる作者。ちらし寿司という具体的な物に託して、亡き母への追慕の念を詠んだ。自分の母親となれば、ともすれば感情移入過多になりがちだが、この句のように抑制のきいた表現は好感が持てる。今年も盆だ。その母が帰って来る。
24 植木屋のごつそり暑さ剪り落とし (てつを)
何といっても、「暑さ剪り落とし」の表現に度肝を抜かれた。これだけ大胆に言葉をデフォルメしていながら、誰もが共感する説得力を持っているのが素晴らしい。奇抜なことなら誰でも言えるが、読み手が、うん、なるほどと膝を叩けるような表現は滅多にない。
103 この星の燃え尽きるかもこの炎暑 (てつを)
そんな大袈裟な、とツッコミが入りそうだが、違和感はない。特に今年の夏の暑さといったら全地球規模で異常だ。中七の最後に「かも」と懐疑的だが、むしろ「燃え尽きるべし」と断定してもよいくらいだ。
18 縁側で仏具お磨き蝉時雨 (和談)
盆が近づいてきた。少しまとまった時間が出来たので仏壇の仏具の掃除に余念のない作者。こうやって仏壇を綺麗にしていると、次々にいろんなことが思い起こされる。作者にとって、こうした時間は実に貴重な時間なのだ。折から、うるさい程の蝉時雨。蝉時雨がまことに効果的。
93 青春はなかったと言う生身魂 (無点)
生身魂というからには80歳代から90歳代、それ以上の年代になろうか。共通しているのは人生の一番多感な時期に、あの戦争があったことだろう。等しく戦争の影は彼ら、彼女らの人間形成に影響を与えた。「青春はなかった」という述懐は偽らざる真実だろう。無点句となったのが不思議なくらいだ。
71 寄り添ふて祭団扇の風送る (無点)
惜しくも無点句になったが、子どもの添い寝をしているお母さんが、祭団扇でわが子に風を送っている光景を詠んだ。なかなか麗しい情景を過不足なく詠んでいる。細かいことを言うようだが、文法の誤りを指摘したい。上五の「寄り添ふて」は動詞「寄り添ふ」の連用形だから正しくは「寄り添ひて」としなければならない。あるいは音便の形を取れば「寄り添うて」と実際の発音通りに表記する。これは俳句上級者でもよく間違える。
以下次号、不定期掲載
名古屋と札幌ではえらい違いですね。そんな盛大な噴水があるのですか。それにしても遠近法は無視してますな。
望みの卦が出るまで占いを繰り返すとは傑作です。
アイビーさん、噴水の句の感想ありがとうございました。
名古屋もそうですが、札幌の大通り公園もテレビ塔、噴水の組合せが有ります。
札幌と言えば都会でして、お上りさんの私が噴水たるモノを初めて見たとき、
本当にテレビ塔より高く!と思ったのでして、けして強引に言ったのではありません。
何せ札幌です。噴水です。テレビ塔です。感動を詠む!でして。
今でも噴水は感動を呼び覚ましてくれます。
下駄で占う・・今日も幼馴染と話す機会がありまして、占ったね~と盛り上がりました。
晴れは表、裏は雨、横は曇り。よこしまな私は希望の占いが出るまで何回も・・繰り返したような。
そんな子供時代には、白粉花がついてまわります。今回白粉花が夕化粧とも言うと覚えました。
拙い句に感想をありがとうございました。
アイビーさんの鑑賞文はプロはだしですね。
貫禄が出てきて、冴えも際立ちます。
50 おしろいや天気占う下駄飛ばす (玉虫) を見逃しておりました。
適切なご指摘有り難うございました。
(その3ですね。)
かをりさんは来月までお休みされるようで残念 寂しくなるから少しは賑やかにしなくっちゃ~ね。
これまでに作った句はどれだけあるか分からないけど、心にある句の中の 特別中の特別句を1句。
<ひょいと来て猫背の婆が水盗む>という句でして・・ はははは
ひょいと来て猫背の婆が水盗む は淡々とした叙述。ひょいと に淡い詩心遊び心があるのですね。
夕暮れや猫背の婆が水盗む では写生といえばそうですけど。絵葉書になってしまう。
先達のお話はとても勉強になります。
絵葉書にならぬように、写生の句を詠むのはある程度時間に余裕がないとできません。
五句のうちひとつくらい写生句に瑞々しさを詠んでみたいです。
9月は苦手な月ですが、考えてみると、苦手なとか言うレベルではないので、挑戦挑戦。
ただし、締め切りぎりぎりなるかもです。新学期ですもの。