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結果発表

6月句会の互選結果を発表します。
6月のトップは6点を得たふうりんさんの「夏場所」の句でした。続いて8点句の弥生さんの「涼し」の句でした。
以下、6点句がダイアナさん、水尾さん、にゃんこさんの句が同点でした。
10点句 16 夏場所や母のベッドの背を起こし (ふうりん) 
8点句 18 辻ひとつ入りて涼しき京の路地 (弥生)
7点句 56 畦道は暮らしの道よ行々子 (森野)
6点句 17 万緑や嬰赤くなり伸びをする (ダイアナ)
6点句 69 推敲の末は昼寝の大鼾 (水尾)
6点句 82 いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり (にゃんこ) 
個人別総合では、ふうりんさんと弥生さんが、ともに14点で並びました。

6月度みんなのネット俳句会互選結果一覧   ◎は特選、特選2点並選1点で計算。       令和7・6
1 ナイターの我がナガシマや永久 (玉虫)  3 ちとせ、◎えっちゃ、
2 群生を茅花流しや銀色に (和談)  2 ◎ヨヨ、
3 家飲みに麦酒生き生き冷えてゐる (コビトカバ)  1 弥生、
4 おはようと挨拶しそうアマリリス (ちとせ)  2 森野、てつを、
5 五月雨にあやめの紫紺煌めいて (茶々)  4 えっちゃ、ヨヨ、ふうり、みにょ、
6 梅雨寒や九人目となる理髪店 
7 本が好き白詰草の野に飽きず (尾花)  2 えっちゃ、森野、
8 うつ病のうつ捨てるため山登る (ABCヒロ)  4 えっちゃ、ナチー、◎弥生、
9 若葉風けふもご機嫌古農機 (てつを)  5 ダイア、ちとせ、弥生、アイビ、水尾、
10 解体をぢつと待つ家夕薄暑 (ヨシ)  3 にゃん、弥生、水尾、
11 著莪咲きし一乗谷に置く思ひ (森野)  2 尾花、水尾、
12 茄子植うる妻の白髪の目に余り (ナチーサン)  1 和談、
13 半夏生最後尾っに来て米を待つ 
14 草引くや屈む背中に青時雨 (ヨヨ) 2 ちとせ、和談、
15 白百合に埋め包まれし母眠る (ラガーシャツ)  1 みにょ、
16 夏場所や母のベッドの背を起こし (ふうりん)  10 茶々、◎ラガー、◎玉虫、圓人、森野、弥生、ABC、ヨシ、水尾、
17 万緑や嬰赤くなり伸びをする (ダイアナ)  6 かをり、玉虫、ふうり、ABC、◎アイビ、
18 辻ひとつ入りて涼しき京の路地 (弥生)  8 尾花、ダイア、にゃん、ちとせ、かをり、森野、コビト、ABC、
19 河骨の咲いて荒蕪の湿地かな (アイビー)  1 ちとせ、
20 夾竹桃白し聖職者の庭よ 
21 病む父や遠くでニュース梅雨入りと  
22 万緑や文武に長ず松代藩 (和談)  1 かをり、
23 梅雨寒やここも更地か古本屋 (水尾) 5 ◎森野、てつを、みにょ、アイビ、
24 何回も振り向く別れ夏の空 (コビトカバ)  4 ◎にゃん、えっちゃ、ラガー、
25 新品種ひたち乙女は薔薇美人 (茶々)  1 ふうり、
26 亀の子の脱走癖の面白し (玉虫)  1 ヨヨ、
27 不機嫌な空地上には梅雨茸  
28 ザーザーと洗車する夫半ズボン  
29 若竹や母国知らずにパンダの子 (てつを)  1 ナチー、
30 夫偲ぶ友に鬼灯花数多 (森野)  1 圓人、
31 風過ぎて薔薇の香りやバスを待つ (尾花)  2 ◎水尾、
32 今もなほ動かぬ時計梅雨晴れ間 (えっちゃんあら)   1 ラガー、
33 庭中をわがもの顔に著莪咲けり (ヨシ)  2 ヨヨ、みにょ、
34 あれ食べてみたいと言ふの四葩かな 
35 次の世は蝶に生れこよ火取り虫 (ナチーサン)  2 尾花、えっちゃ、
36 蔓草や絡みて高く五月雨  
37 ひと月の健診終へて早苗道  
38 母の日に贈る絵入りの感謝状 (ふうりん)  1 かをり、
39 烏飛ぶ宝珠のごとく枇杷咥え (アイビー)  2 茶々、てつを、
40 空梅雨や己が道行く三男坊 (圓人)  2 尾花、ナチー、
41 薔薇園の少女も婆もプリンセス (弥生)  2 ナチー、みにょ、
42 一晩に一寸を伸ぶ夏野菜 (にゃんこ)  2 かをり、圓人、
43 同志寄り閉ざす旧会梅雨走り  
44 叱られし事忘れたる螢かな (玉虫)  5 ラガー、コビト、弥生、◎ヨシ、
45 凛と立ち藍艶やかや花菖蒲 (ちとせ)  2 茶々、みにょ、
46 カセットを交換した日ソーダ水 (コビトカバ)  3 ◎ダイア、玉虫、
47 活けられて高き品格百合匂う (ABCヒロ)  4 ラガー、ふうり、◎和談、
48 梅雨入りやダメライフなもレットイットビー 
49 若者に習ひを問はれ青嵐 
50 入梅が夫婦げんかの今日の題 (水尾) 2 ラガー、玉虫、
51 クレマチス咲いて老舗の若女将 (ヨシ)   5 尾花、ダイア、ナチー、弥生、アイビ、みにょ、
52 更衣先延ばしする老夫婦 (ナチーサン)  1 圓人、
53 合歓の花長電話して夫の愚痴 (えっちゃんあら)     2 てつを、ABC、
54 赤き花髪に浴衣の城下町 (尾花)  1 茶々、
55 山登る三度もこけてこりゃいかん  
56 畦道は暮らしの道よ行々子 (森野)  7 ◎ちとせ、てつを、玉虫、圓人、ナチー、アイビ、
57 さくらんぼそわそわ妻のクラス会 (ふうりん)  1 森野、
58 田舎道蛙の合唱いま昔 (ヨヨ)  1 和談、
59 空海も見し海原の卯浪かな (アイビー)  4 ◎尾花、ヨヨ、水尾、
60 ほの蒼く街煙りゆく梅雨はじめ (弥生)  2 にゃん、かをり、
61 合唱終へ師の誉め言葉代田風  
62 蚊遣火や老いを受け入れ然を生く (圓人)  2 ◎ナチー、
63 曇天の水面とろりと梅雨の入り (にゃんこ)  2 ◎コビト、
64 シルバーのアクセ選べば夏来る  
65 夏やさい自助自立への老いの鍬 (和談)  3 茶々、ダイア、◎圓人、
66 蒼き葉に楚々と朱を置く花柘榴 (ちとせ) 3 ヨヨ、◎てつを、
67 尺取りや老の脳味噌掻き回す (玉虫)  1 コビト、
68 五月雨に軒下で丸く猫も待つ  
69 推敲の末は昼寝の大鼾 (水尾)  6 にゃん、ラガー、玉虫、ふうり、ヨシ、アイビ、
70 果と吾の夢を包みて袋掛け (てつを)  5 ◎茶々、圓人、◎みにょ、
71 白南風や補助輪外しこはごはと  
72 逃げだした蛸捕らへられ元の箱 (ヨシ)  1 にゃん、
73 青二才おのれの翳や桜桃忌 (ABCヒロ)  尾花、
74 朝ドラに犬見向きせず半夏雨   
75 滴りて水子地蔵の貌濡らす (ナチーサン)  3 てつを、ABC、水尾、
76 五月雨に濁る事なし清水川 (ラガーシャツ)  ふうり、
77 廃屋の庭に南天花こぼれ (森野)  2 ヨヨ、ヨシ、
78 学生の眩しき街や更衣 (ダイアナ)  3 ちとせ、コビト、ヨシ、
79 ドクダミや風雨に耐ゆる十字花 (ヨヨ)  4 茶々、ふうり、和談、ヨシ、
80 次々と我抜くシニア登山杖 (弥生)  1 コビト、
81 食欲は常に全開冷奴 (ふうりん) 2 和談、コビト、
82 いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり (にゃんこ)  6 ダイア、てつを、かをり、圓人、ナチー、ABC、
83 ジャスミンの紅茶召しませ夏座敷 (アイビー)  3 茶々、ダイア、ふうり、
84 突然にめだかは向きを変へりをり (圓人)  2 えっちゃ、アイビ、
85 拾ひたる桑の実フッと吹きて食ぶ (玉虫)  2 弥生、ヨシ、
86 蛇口からじゃかじゃか水が立夏かな (ちとせ)  1 にゃん、
87 夏旅や卓球台は洒落た黒 (コビトカバ)  1 ラガー、
88 湯の町の路地は静もる夏隣り (和談)  3 ダイア、えっちゃ、ヨヨ、
89 短夜の夢の数々ただ悲し 
90 緑蔭や洪鐘(おおがね)までのをとこ坂 (尾花)  3 かをり、玉虫、アイビ
91 あの頃のわれに逢ひたし夏柳 
92 特売のチラシわんさか入梅前 
93 鎮魂の碑を巡りゐる田植歌 (ナチーサン)  1 森野、
94 父の日にうな丼囲ひ絆かな (茶々)  1 和談、
95 気象図の斜め線引き梅雨に入る  
96 海底に数多の遺骨沖縄忌 (ABCヒロ)  2 森野、コビト、
97 糖尿のぎりぎりライン走り梅雨  
98 川に沿ひ沢蟹崖を上り下り 
99 エルビスの曲の流るる五月かな  
100 近づきてキミガヨランの葉がチクリ 
101 高速路茅花流しの銀の波 (ダイアナ)  2 ちとせ、和談、
102 表札の擦れし名前姫女苑 (弥生)  1 尾花、
103 相撲道語るも楽し泥鰌鍋 (ラガーシャツ)  4 にゃん、玉虫、ABC、アイビ、
104 雨纏いここぞとばかり四葩起つ  
105 梅雨寒のラジオ抑揚無きニュース (にゃんこ)  4 ABC、ヨシ、水尾、アイビ、

投句者はヨヨ、えっちゃんあら、ABCヒロ、ふうりん、森野、ヨシ、和談、ラガーシャツ、弥生、コビトカバ、にゃんこ、てつを、尾花、ダイアナ、ナチーサン、アイビー、ちとせ、玉虫、茶々、圓人、水尾の21名。ほかに選句参加・かをり、みにょん。 
間違い等、不都合な点をご連絡下さい。

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今日の三択クイズ

第1問・・・C
第2問・・・B
第3問・・・B
第4問・・・A
※第3問・・・Cかも

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ご心配おかけしました。お見舞い有難うございます。

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昨日の正解昨日の正解

26日の正解 ①C ②C ③A ④A 皆さん微妙なところで間違ってしまいました。始発電車がゆがむとは知らなんだ。ナチーサンさん、とんだ災難でしたね。 
第1問 自然薯の苦しきかたち掘り起こす 三橋敏雄
第2問 案山子翁あち見こち見や芋嵐 阿波野青畝
第3問 林檎色づくのんきな雲に促され 小林貴子
第4問 晩秋の一番電車ゆがみくる 福田葉子

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今日の三択クイズ

第1問・・・C
第2問・・・C
第3問・・・C
第4問・・・B
※第3問・・・Aかも

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先日うっかりで尻餅を。伝い歩きの毎日。日薬を信じて。遅くなりました。

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今日の三択クイズ

お遊びの俳句三択クイズです。下の句の伏字のところに入る言葉を三つの候補の中から選んで下さい。推理とカンで正解を導きましょう。どうしても分からなければヒントを参考に。

第1問 自然薯の●●●●かたち掘り起こす 三橋敏雄
A楽しき Bかよわき C苦しき

第2問 案山子翁●●●●●●●芋嵐 阿波野青畝
A雀追はやず Bへのへのもへじ Cあち見こち見や

第3問 林檎色づく●●●●雲に促され 小林貴子
Aのんきな Bせっかち Cお山の

第4問 晩秋の一番電車●●●●● 福田葉子
Aゆがみくる B喘ぎくる C雪被る

ヒント①見るからに ②注意力散漫 ③行く当てもない ④そうかなあ

正解は明日の掲示板

検索すれば正解は簡単に判ります。検索で正解しても面白くもなんともありません。カンと推理で正解を導きましょう。

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c c b b でどうですか

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1-C
2-C
3-C
4-A
???で行きます!

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1-A
2-C
3-A
4-A
 改名しました。

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1.C
2.C
3.A
4.B
いつもの通りヒントを頼りに。

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無点句鑑賞

今回の無点句は28句、約30%。中にはこれはと言う句も有るので鑑賞してみたい。

 2 蟹の爪一つ転がる秋の浜
この句入選候補の句である。蟹は普通大きな爪を2つ持つ。そのうちの一つが白砂の上に赤くある。作者はそこに目をとめた。胴体は無いので自然の摂理に従った蟹だろう。寂寥とした秋の浜。そこに身を置いている作者の胸に去来するのは。
 
 5 変わり種があるか朝顔実を取りぬ 
恐らく作者は植物に詳しく常に変種を求めているのか。この世界も突然変異で進化を遂げてきたと聞く。今は人の手での品種改良の時代。勿論我々はその恩恵を受けているのだが。偶には自然界での営みを垣間見たいものだ。作者のように。

12 絵画如風に描かれいる稲穂 
一読面白いと思った。風に描かれている稲穂、しかも絵画風に。風と稲穂を主と従と捉えるとはたしてどちらがどちらか。これは阿吽の呼吸として捉えるしかないだろう。不思議な世界だ。選で迷った句だ。

42 朝寒や今朝は小走り修道女 
この句も無点句とは惜しい。普段の修道女の姿をユニークに詠んでいる。作者にとっては新しい発見だろう。やはり朝寒の上5が効いている。修道女は・・・私は老女と取りたい。

67 敗荷の城堀に立つ夕間暮れ
一枚の絵画のような整った句だ。城堀に立つのは作者だろうか。しかも時が時。束の間のこの一瞬を言い止めた。佳作と思う。

73 田の色をあれこれといふ散歩かな 
農家の主婦どうしだろうか。今年の作柄を話し合っているのだろう。品種によって稲穂の色は違うのだろうか。そばで聞き耳を立てたいものだ。いずれにしても豊作の気配がする。会話から。

75 晩酌は考の楽しみ衣被 
衣被はサトイモの子を皮ごと茹でたもの、作者もご相伴したのだろうか。独り晩酌しながら考を偲んでいるのだろう。秋の夜は長い。しみじみとした作。

77 瓢箪から駒のごとくに烏瓜 
「瓢箪から駒」と烏瓜。解釈に悩んだ。思わぬところから烏瓜が顔を出したのだろうか。一期一会の得難い風景。驚きと喜びを感じ取り深入りしないことに。

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無点句の、2蟹の爪の句、67敗荷の句は、萩です。反省とともに背景を少し・・・!
2蟹の爪の句  この秋砂浜を散策中のこと、ナチーサンさんの指摘通り「赤い爪」だったんです。もしかしたら食卓に上がった爪かな・・・?と。そこに蟹の心は読み取れませんでした。 数年前「蟹の爪一つ無くした秋の浜」という句を詠んだのですが、その時は砂浜に穴を掘って追われると潜り込む小さい蟹だったのですが、片方爪の無い蟹を見つけ「あー、カニサンにもいろいろあるんだなぁー、ガンバレ・・・!」と思ったものでした。無くしても又脱皮すると信じていますから。

67敗荷の句  弘前城の城庭から堀を見下ろすと堀一面に敗荷が見えた。うす暗くなりかけた頃、色を無くした蓮が立っていたり折れ曲がっていたり、暫く佇んでいるとそれらが戦に敗れ途方にくれた敗残兵に見えてきた。青森の秋は寂しい。ましてお寺参りを兼ねた観光とあっては。 私にとっては強く心に残っている風景ですが一人よがりになっていますね。反省です。 

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月26日 04:42)

三択クイズを明日から始めます

10月句会の結果発表の記事のピン止めを解除します。結果をご覧になりたい方は、547の記事までスクロールして下さい。
11月句会は11月5日開幕です。それまでの繋ぎとして俳句三択クイズを、明日26日から始めます。

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10月句会を終えて

 みんなのネット俳句会も始まってより2年足らずですが、だんだん句会としての体裁が整ってきたと感じます。無論、掲示板を利用しての句会で、それ専用にプログラミングしたフォーマットではありませんから不備は多々あります。皆さんの寛大なお気持ちにより、ここまで来ることが出来ました。厚く御礼申し上げます。
 一般論として、句会にはそれぞれの結社の色合いがあり、主宰が指導する以上、大なり小なり主宰の句風に染まるのが普通でしょう。その点、当ネット俳句は結社の理念も主宰もありません。俳句好きは集まれと言っているだけです。
 10月句会では19人の投句をいただきましたが、まさに百花繚乱、よくもこれだけ個性豊かな句が集まったものだと感じ入っております。私は大変好ましいことと思っています。
 これからも別に無季、自由律を排除はしませんが、一応、有季定型を唯一の規範として、あとは自由闊達に各人の創作活動に箍を嵌めることないよう心がけてまいりたいと思います。
 今後ともよろしくお願いいたします。

引用して返信編集・削除(未編集)

毎月、毎月のお手数の数々、頭がさがります。こんな句会もいいものだなあと、感じ入っております。対面の句会とはちがった面白さ  
 があります。どこの誰かも知らない、顔もわからない、わかるのはハンドルネームだけ、選評などは、文字にせねばならず、頭の中 
 が整理されていくようです。

 私は、今年に入ってから、投句するようになった、この掲示板では新参者ですが、これからも投句は続けたいと思っています。
 管理人さん、よろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

毎月、感謝しております。越路、時々東京より、学ばせていただいています。
アイビーは蔦なので、一句辞して、学び舎の風紅くなり蔦紅葉  かをり

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月24日 22:50)

拍手!!

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選句候補作品鑑賞

18 秋晴れや歴史探訪兵糧路 (和談) 2
和談さんは最近地元の古戦場研究会(講座)に加入している。実地研修もあるらしい。次第にのめりこんでいるようだ。俳句にも熱がこもってきた。今後の期待大である。私も「兵糧路」の有るのを初めて知った。季語に苦労しているようだがこの場合成功しているのでは。

23 栄転は先送り蛇穴に入る (ABCヒロ) 4
ここは何といっても栄転と蛇穴に入るの取り合わせだろう。事情は分からぬが先送りする栄転、よほどのことがあったのだろう。人生の機微に触れる句だ。「蛇穴に入る」が何とも意味深だ。

38 豊年や大社に据うる薦被 (かをり) 2
「薦被り」は薦(こも)で覆った4斗(約72㍑)入りの酒樽。大府の夏まつりには半田の蔵元に依頼、酒樽を積み上げて櫓を飾った。その時、樽の中は空だと知った。(運搬が手軽で)神社も同様とか。ま、そんなことはどうでも。この句の場合はどうか。私にはストンと落ちた。「大社に据うる」がいい。この🍸、「新走り」だろうか。

74 名月を乗せさえざえと松一樹 (金平糖) 1
松ノ木に名月が差し掛かった。正に乗っかったのである。この情景は長くは続くまい。この瞬間を冴え冴えとと捉えた。一読、臨場感を共有させていただいた。さえざえは漢字を使っても良かったのでは。

84 秋晴や影踏み鬼の入れ替はる (束束子)  2
最近も路地や公園などでも子どもたちの素朴な遊びを見かけるようになった。室内では得られない健康的な遊びである。追っかけ鬼は普通だがここは影踏み鬼、追うにも逃げるにも一工夫がいる。人数が増えるほど大変、秋の空は変わりやすい。ここは審判がいるかも。楽しい句だ。

86 秋祭り頭上で舞うや梯子獅子 (淑子) 2
豊明の梯子獅子は有形文化財である。二年間の中止で継承が危ぶまれ規模を縮小して3年ぶりに実施されたそうだ。私も30年ほど前に一度拝見しその妙味に感じ入った記憶がある。規模を戻した本来の梯子獅子を来年度は拝見したいと思っている。

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ナチーサン、ありがとうございます。
薦被のお話、薄薄おもっていましたが、ええ!空かー。落語の真打お披露目にもありますよね。
今更気がつきましたが、ここの本部は愛知県なのですね、あちゃー。
私は、アウェイで気にせず投句していました。
半田は新美南吉の故郷、私は「牛をつないだ椿の木」が好き。しゃっくりって怖いなあと幼心に。。。おかげで今でも怖いです。おお、牛をつないだ椿の木 で12文字です。
秋さぶや牛をつないだ椿の木  季重なりお許しを。
脱線、ちと酔いました。おやすみなさいませ。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月24日 22:21)

選句鑑賞

 8 陶工の轆轤勇めり鵙の晴(かをり) 
自句自解で状況は解りました。「鵙の晴」の様な方ですか。今、読売新聞の連載に陶工を主人公にした「風に立つ」が始まっています。そこの親方がそっくりですね。そんなことを考えながらこの句を選んでいました。やはり下5の季語が嵌ってますね。

10 掃除機をまあるく掛けて秋湿り(ヨシ) 
思い出しました。ロボット掃除機を。まんべんなく動いているようでいい加減です。この作者も掃除をするという義務感でなく気怠い秋のひと時を楽しんでいるように伺えます。何となくほっとする句ですね。

22 長き夜や縁から嵌めて行くピース (玉虫)
家内がよくやっていました。「よくもまあ」と言う感じで感心して見ていました。そうですか、なるほど。後は色ですかね、形ですか。ストレスがたまると思うんですが完成した時は爽快でしょうね。秋の夜長にぴったりの作業、きっと認知症予防にも良いでしょうね。

58 栗持ちて免許返納ぽつり言う(森野)
「ぽつり言ふ」に参りました。しかも免許返納。私は車はダメですがオートバイ免許を返納したことがあります。丁度エンジンだけが盗難にあったことがありましたがこのことで踏ん切りがつきました。この句の場合、一見何の関係も無いと思われる栗ですか。家族との板挟みで苦悩している様子が伺えます。ある雑誌で教習所の教師が言っていました。「個人差がある。周りからでなく一番わかっている自分で決断することだ。恐らく決断した時が最適なんだろう」と。

88 復興のおれが担ぐぞ秋祭 (悦ちゃんあら)
復興と言うからには被災地だろう。人災か天災か個人で担うわけにはいかない。その上数年間コロナによって抑えつけられた一途な思いを神輿にぶつけた。その心意気や天晴れ。特選に戴きました。

89 一葉してをぐらき堂の写経会 (かをり)
をぐらきとは、小暗がりの事だろう。写経会と来て季語に一葉。その斡旋の巧さに降参。女性を想像して採ったがかをりさんだったか。今回も2句採っている。やはりどこか隠れた魅力があることは認めざるを得ない。口惜しいが。

93 梯子獅子鎮守どよめく秋祭 (和談)
和談さんの住む豊明の梯子獅子。三年ぶりの復活とか、伝統技術の廃れを心配して規模縮小での再開とか。実は約30年ほど前新任教師数名と彼の家へ押しかけ妙技に酔ったことを思い出した。コロナ明けにはまた一度お邪魔し拝見したく思っている。

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 常に前向きな姿勢で幅広い視野で俳句に取り組んでいられる姿に感服しています。刺激は受けていますが私には反応する力がありません。ましてや、北大路氏の分野にはのっけから付いていけません。でも、また紹介してください。視野が広がります。

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ナチーサンさん、二句も採ってくださり感激です。
・8 陶工の句、季語が決まらず一時間ほど歳時記とにらめっこした甲斐がありました。
陶工の人柄まで季語に託しました。読み取っていただきうれしいです。
・89 一葉して 外の風景と堂の明暗を狙いました。朝帰り風の句は自分でも詠んで面白いのですが、飽きられもしましょうし、またあの人かと思われもしますし・・・・
上五で切って五文字の名詞で終わる句も詠まねばと常に意識しています。

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そろそろご準備を

 管理人さん、句会が迫ってきておりますので、割り込みます。お許しを・・・

 10月の嚶鳴庵俳句教室は、26日(水)、13時からです。参加費550円、句会終了後にお菓子とお抹茶をいただきます。
 兼題は、鰯雲、案山子または当季雑詠、合計5句を、12時50分までに提出してください。用紙については規定のものが
 ありますので当日配られます。参加人数により変更はありますが、席題が出される場合があります。
 
 場所、 東海市しあわせ村、茶室嚶鳴庵、お車でお越しの場合は北駐車場をご利用ください。
     茶室での句会は、「足腰の具合がちょっと」と言われる方には椅子が用意されていますので、大丈夫です。
 持ち物、筆記用具、歳時記、国語辞典、電子辞書など。

    初心者から俳句歴〇〇年の方まで、とにかくみんなで楽しみましょう。9月とは、また、ちがう嚶鳴庵の様子が
    見られると思います。秋のひと日をいっしょに楽しみましょう。

    管理人さん、ありがとうございました。

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ご案内有難うございます。嚶鳴庵俳句教室に限らずオープン参加の出来る句会、その他の情報を皆さんにお知らせください。そのための掲示板でもあります。みんなのネット俳句会へ投句されて、嚶鳴庵に出られる方が5人います。

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