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8月句会を始めます

8月句会を始めます。下記開催要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、ヨヨ、和談、コビトカバ、えっちゃんあら、の皆さんの4名です。

8月度みんなのネット俳句会・開催要領
1・投句期間    8月5日(火)~8月10日(日)
2・投句      当季雑詠 5句まで
3・清記発表    8月11日(月)
4・選句      8句選句 8月11日(月)~8月13日(水)
5・成績発表    8月14日(木)
6・その他     投句代行可、投句後の訂正、差し替えも可
       
投句内容は幹事が確認次第、非表示にします。
句会開催中であっても一般の書き込みは制限はしません。

投句後の訂正依頼のやりかた
(誤) 古池や海豚飛び込む水の音 バショウ
(正) 古池や蛙飛び込む水の音 バショウ

編集・削除(編集済: 2025年08月06日 19:18)

アイビーの感想 その1

アイビーの感想 その1
2 蟹の爪一つ転がる秋の浜 (無点)
夏の喧騒が去った後の秋の浜は寂しい。蟹の爪が片方だけ砂浜に転がっている。蟹の爪だけで秋の寂寥を言い尽くした引き締まった佳句だが無点句となってしまった。

4 秋の蚊のくの一のごと忍び刺す (いちごさん)
くの一は女の忍者。ハニートラップを仕掛けて男を骨抜きにするのが山田風太郎の世界。動きの鈍い秋の蚊だが、くの一のように忍び寄ってはチクリと刺すとは楽しい。遊び心の俳句もよい。

6 さはやかにバンビーかける東大寺(悦ちゃんあらさん)
88 復興のおれが担ぐぞ秋祭 (悦ちゃんあらさん)
初投句の悦ちゃんあらさんの何れも高点を得た句。両句とも従来の常識的な俳句にない奔放にワードを駆使しているのがとても新鮮で啓発される。バンビーはウオルトデイズニーのキャラクターだがその辺はまあ、、、。第一人称は普通は「吾」で、俳句では省略することが多い。88番の句ではインパクトの強い「おれ」を使ったために、おれが担ぐという強い意志をあらわしている。従ってこの場合の第一人称「おれ」は省略できない。ところでこの句の秋祭りとは何処の祭りなのか、できれば作者自身に背景をお願いしたいものだ。

22 長き夜や縁から嵌めて行くピース (玉虫さん)
ジグゾーパズルに興ずる作者。このようにして秋の夜は静かに更けてゆく。季語の長き夜とよくマッチしている。これはこれでよいのだが、他の季語の可能性も検証してみたい。たとえば 虫鳴くや縁から嵌めて行くピース とか。

34 朝寒み紅茶のマグを包み居り (ちとせさん)
ちとせさんらしいほのぼのとして、なおかつ風姿のよい句になったと思う。上五を朝寒しではなく「朝寒み」としたのは何か理由があるのだろうか。

94 伊那谷や早生の林檎の色づきぬ (ちとせさん)
長野県の飯田市を中心とした伊那地方は林檎で有名なところだ。街路樹なども林檎の木が植わっているほどだ。よく見ると鈴生りの林檎が色づく様が車窓からでも観察できる。旅情を誘われる一句だ。

37 精米機潜りて温し今年米 (ナチ―サンさん)
面白いところに着眼された。普通のスーパーなどで袋詰めで売っている米ではなく、玄米を自分で精米すると確かに温かい。たしかな観察力が生きている佳句。

42 朝寒や今朝は小走り修道女 (無点)
惜しくも無点句になった。普段はおっとりとした修道女も急に冷え込んだ朝はなにかと気ぜわしい。季語の朝寒に小走りを配したセンスが光る。ただ上五で「朝寒や」と置いたのだから、中七の「今朝は」は必要はないと思うがどうだろう。

45 次々に浮かぶアイデア夜業かな (ふうりんさん)
実際に夜業に携わった経験が句に投影されているのがよいと思った。夜業の辛さや生活の厳しさを詠むのではなく、ここをこうしたらぐっと効率が上がる、あるいは作業環境が改善されるとかのアイデアが浮かんでくるというのだ。こうした実体験に基づく視座は従来の俳句には無かったように思う。

90 酌をする指しなやかや花芒 (ふうりんさん)
酌をする指に花芒を取り合わせた。雰囲気のある句。手美人という言い方があるのかどうか知らないが、まさに手美人のしなやかさだろう。

54 一合を二人であける温め酒 (蓉子さん)
二人で一合の酒が適量というのだから、老境に差しかかった夫婦像を想定する。いろんなことがあった人生だが、大過なくここまで来た。17音で淡々と情景を述べたに過ぎないが、これだけのことを読者に想像させる。俳句の玄妙なところか。

以下次号、不定期掲載

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朝寒の句は、私の句です。
アドバイスありがとうございます。
今朝はの所には、場所を入れようかと悩みました。
実際には、廊下を歩くと言うより、走っているマスールを見たのです。
そのまま、朝寒や廊下小走り修道女にするか、朝寒の今朝だから走って・・・
理屈で考えてしまったように、今なら思えます。
もう一度考えてみます。

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34 朝寒み紅茶のマグを包みをり
アイビーさん選句くださり有り難う御座います。歳時記の朝寒に朝寒し朝寒みとあり、今迄使ったことの無い朝寒みに引かれて詠んでみました。何かほっこりした感じで気に入った次第です
94 伊那谷のも林檎街道を詠んでみました。
アイビーさんのこのネット俳句は何か普段と違った挑戦、違った自分を出せる雰囲気があって楽しませて頂いています。皆さんの句にも同じものを感じます。これからも宜しくてお願いします。

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自句自解

 9 秋うらら豊橋筆に墨含ませ (ナチ―サン) 1 悦ちゃんあら
数年前句会で豊橋の二川宿を訪れた時に豊橋筆を二本買った。内一本はしまい込んであったのを今回の産業文化祭りへ短冊を書くにあたって使った。久しぶりに持つ筆、いつまでも馴染まない。硯は定年の時記念に戴いた小振りの那智黒。筆を宥め宥め何とか仕上げたが納得のいかない出来栄えに今後の精進を誓った次第。ちなみに短冊には「鬼灯の仏花となりてより赤し」とあった。秋深し。

31 新走り杉玉掲ぐ神事かな (ナチ―サン) 1
新走りは今年米で作った新酒、ある酒造会社から半田の神社に奉納されたとの新聞記事を見ての作。新調された大きな杉玉が3個正面に。半田は定年までの13年間武豊線で通った町。下5は神社名をと思ったが思い出せなかった。

37 精米機潜りて温し今年米 (ナチ―サン) 7
今年も地元の新米が届いた。家内と車に積んで早速精米に。たまたま先客が居たので少し待って精米機に。わが家は4世代7人だったが102歳の義母は昨年から老人ホームへ。コロナでなかなか会えない。3世代になった。精米した7分撞きの米を一握り家に巣食っている雀のために持ち帰った。公害にうるさい家内に内緒で。

56 敬老日今日で何秒生きたやら (ナチ―サン) 1 悦ちゃんあら
厚労省の発表では、2021年の平均寿命は、男性81.47歳、女性87.57歳。我々は既に80歳越えまさにオメデトウの祝福です。ところで、生まれてからどれくらいの日数になるのだろうか。生まれて1万日を迎えるは、27歳時。2万日は54歳時、3万日は82歳時とか。自分の日数は???。計算してみては・・・。80年を秒に直すと、25億秒とか。自分は今までに何秒生きてきたことになるのか?。
以上は和談さんから届いたメール便です。25億秒+4.9か年分・・・お暇な方よろしく。

95 爽やかな子供落語の下げの笑み (ナチ―サン) 1 悦ちゃんあら
この句は昨年アラーブ(大府市の図書館)へ立ち寄った折たまたま出会った子供落語の寄席。幼い子供が懸命に演じる様に魅了された。特にとりを務めた男の子。してやったりの「下げ」に満足気げなしぐさと大きな拍手。将来大物になるか。

※出句5句の中4句が1点句である。その中3句を「悦ちゃんあら」さんが採ってくれている。また、「悦ちゃんあら」さんの
88の「復興の」の句を私が特選で採っている。しかもハプニング付きで。ネット俳句は面白い。いろいろあって。

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64番夫の背な歩幅合はず立待月。に一点ありがとうございます。月に関心のある方がいらしたらと思いましたので。。立松月はないような。。日々月に名前があると聞きました🎵。夜散歩も月と会っていいですよ。話しが変わりますが半田の祭りに何十年目かの記念の時忘れてすみません。踊りで参加しました。懐かしく思います。下手なメッセージになりました。

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有難うございました。思い出しました。何と読むんだろうと思った覚えが。「なりはじんじゃ」ですか。国盛りへは2度ほど利き酒に参加しました。コミュニティの社会見学と後は和談さんに誘われたツアーで。
 ところで今年10月に予定されていた半田の山車祭りは23年10月28.29に延期されたんですね。ネットで知りました。過去に2度出かけましたが圧巻でした。一度はボーイスカウトで小学生と、先回第八回の時は一人でしたが写真を撮っていて山王車の元組頭の方に声をかけられ車庫まで案内してくれました。室内には全面写真で飾られていました。若衆の何人かが奥で酌み交わしながら出番を待っているようでした。元組頭は「病気をしたので組頭を降りた」と話していていろいろ祭りの事山車のことなど話してくれました。写真を送るべく手配しましたがその後連絡はありませんでした。来年は是非にと思っています。その節はよろしくお願い致します。

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31 新走り杉玉掲ぐ神事かな 
国盛の中埜酒造の直ぐ西に業葉神社があります。「なりはじんじゃ」と読みます。

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観賞の続きです

13 身に入むや円楽享年七十二 (アイビー)
去年は小三治、今年は円楽。落語好きな私は辛いです。
慶弔俳句、なにげに七十二才という情報読み込まれて、そこをいただきました。しかし、まだお若い。

32 飾られし菊花堆肥となるとかや (観音寺)
花を咲かせるために土を作ります。
其の花が次世代の堆肥になる、万物は流転す、ですね。

41 おしろいの喪中の家に咲き満てり (蓉子)
白粉花は夕方近くに花が咲くので、夕方から夜の喪の家の風景ですね。
咲き満てりが、何か灯明のような明るさをもっているような、陰影礼賛の句をいだきました。

43 撓なる渋柿に傷ひとつなし (いちご)
おいしそうに見えても油断は禁物、これは柿好きの方でないと読めない句です。
渋柿は先が尖って細長いもの、エナメル質を感じました。

65 弁論のテーマ墨書す文化祭 (玉虫)
好き嫌いで申しましたら、一番大好きな句です。
墨書すで、字体の勢いや大きさまで伝わってまいります。
作者が文化祭を楽しまれたからこそ読める句です。

83 木の実落つ音なく何か切れるらし(ABCヒロ)
切れる、何か喪失感みたいなもの、秋ですもの。
最後に暗示めいて、こちら側に考えさせる余韻がうれしいです。

今回は季語への愛情が感じられる句が印象的でした。
また、自分の拙い句を選んでいただき、ありがとうございました。
私のような怠け者は、それを糧に細々と俳句をやっていきます。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月14日 22:39)

13 身に入むや円楽享年七十二
アイビーの句を取っていただきました。笑点のレギュラーで著名な噺家でしたが、私より若い七十二で逝きました。同級生の誰彼も逝ったとか、とかく気の滅入る昨今、「身に入む」は偽りのない実感です。

引用して返信編集・削除(未編集)

特選の観賞

アイビーさん、お纏め大変、お疲れさまでした。
ナチーサンさんの件、投句が多くなりますと、そういう事例も多くなります。
なので、私は番号と句を連ねて選句、投稿している次第です。

では特選の観賞です。
身に覚え無きことながら草虱 (アイビー)

洒脱な句なのです。草虱が季語のレバレッジ(梃子)のように倍数的に効いております。
身に覚え無きこと、肯きます。
アイビーさんの句なら、余計な感想よりも西東三鬼の「女靴下の話」を引用いたします。

――さてその晩の汽車で帰る彼を大阪駅に送り、別杯さめやらぬままにウトウトしながら郊外電車で帰宅した。そしてその翌朝、外套のポケットの煙草がほしいと家人にいうと、煙草の代りに指先にぶらさげて来たのが、何と二、三度用いたナイロンの女靴下。それが膝までの短いやつで、ごていねいに両足そろつている。私は不覚にも狼狽した。――

青空文庫で読めますので、
https://www.aozora.gr.jp/cards/001668/files/54458_49687.html

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月13日 22:30)

拙句を特選に採っていただき光栄です。大体この手の句の種明かしをすると、なんやしょーむない、聞かなきゃよかったとなりがちです。しかし、第三者に説明するのに大汗かくことがよくあります。どなたにも経験のあることでしょう。事実をありのままに言えば、却って不自然なのです。説得力がまるでないのです。もうどうでもよくなって初めから無かったことにしよう。それでも草虱という動かぬ証拠は消えない。途方にくれます。

引用して返信編集・削除(未編集)

数え方について

 管理人さん、お疲れ様です。少し気がついたことがありますので書き込みをします。
 
 数え方についてです。完全な間違いとは言えないですが、やはり少しでも完成度の高い句をめざすのであれば
 注意を払いたいポイントだと思います。
 その例です。鳥の場合、一羽、二羽です、報道でも、鴉の一匹、二匹などと耳にしますが、ここは一羽、二羽としたい、
 78番の鴨二匹も5音で納まりがいいので匹にされたのでしょうが、鴨の二羽としたい、魚についても同じです。
 たとえば、秋刀魚二匹ではなく、秋刀魚二尾としたい、蝶は、匹ではなく、一頭、二頭と数えます。

 少しでも参考になればと思い投稿しました。最近、些細なことが気になりまして、(どこかの刑事ドラマの影響かしら?)

引用して返信編集・削除(未編集)

耳の痛いご指摘ですがまことにごもっともで、有難うございます。字数を合わせるために敢えて単位を違えて使うケースもあるでしょうが、そこを何とか工夫するのも俳句の醍醐味です。これからも気がついたこと、いろいろご指導願います。

引用して返信編集・削除(未編集)

お詫びと訂正

ナチーサンさんから選句内容に誤りがあるとのご指摘があり、調べたところご指摘の通りでした。早速に訂正させていただきました。関係する皆様にご迷惑をお掛けしました。深くお詫びいたします。

引用して返信編集・削除(未編集)

うむ、あは

穴まどひ五十路をんなの朝帰り  まあ渋滞を避けて夜道を自動車で帰ってきたのを洒落てみたというところでしょうが生臭い気もして外しました。 代わりに 酌をする指しなやかや花芒  類句あったような気もしますが◎ 40番 石仏や赤き淀掛け花野道  涎掛けが淀掛けに化けたのでしょうが淀掛けというのは男性用の小便器にある用語なんですね 知らなかった 横着選句で何とか7句に絞りたいので読めない分からないはパスしてしまいます なかなか調べるところまで行きません 句会では時間がないのでもっといろいろあるんでしょうね

引用して返信編集・削除(未編集)

御礼

10月句会は過去最多の19名の投句をいただき終了することが出来ました。厚く御礼申し上げます。
今回のトップはかをりさんの穴まどひの句で、なにやら少しアブない感じがする、かをりワールド全開の句でした。かをりさんは6月に続いて今年2回目のトップでした。
句会は終わりましたが、またいつものように感想、自句自解、作者への質問など活発な意見交換を期待します。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月13日 14:11)

結果を発表します

今回のトップはかをりさんの穴まどひの句で8点でした。次いで7点句が玉虫さん、ナチ―サンさん、アイビー、悦ちゃんあらさんの4句が並びました。
8点句 穴まどひ五十路をんなの朝帰り (かをり)
7点句 長き夜や縁から嵌めて行くピース (玉虫)
7点句 精米機潜りて温し今年米 (ナチ―サン)
7点句 姿よき松茸褒めて買はで行く (アイビー)
7点句 復興のおれが担ぐぞ秋祭 (悦ちゃんあら)
個人別総合ではアイビーの19点がトップ、次いでかをりさんが15点でした。

10月度みんなのネット俳句会互選結果一覧 ( )は作者  ◎は特選、特選2点、並選1点で計算
 1 停泊のおしょろ丸見ゆ秋の暮れ 
 2 蟹の爪一つ転がる秋の浜 
 3 露の世や八十路をふたり愛ほしみ (てつを) 1 玉虫・
 4 秋の蚊のくの一のごと忍び刺す (いちご) 3 ◎ABCヒロ・てつを・
 5 変わり種があるか朝顔実を取りぬ 
 6 さはやかにバンビーかける東大寺(悦ちゃんあ) 2 萩・蓉子・
 7 秋気澄むポツンと駅舎我が故郷 
 8 陶工の轆轤勇めり鵙の晴 (かをり) 2 萩・ナチ―サン・
 9 秋うらら豊橋筆に墨含ませ (ナチ―サン) 1 悦ちゃんあら・
10 掃除機をまあるく掛けて秋湿り (ヨシ) 2 ナチ―サン・ふうりん・
11 月愛づる人それぞれの思ふこと (金平糖) 2 森野・悦ちゃんあら・
12 絵画如風に描かれいる稲穂 
13 身に入むや円楽享年七十二 (アイビー) 2 ABCヒロ・かをり・
14 新聞を見て思ひ立つ彼岸花 
15 長き夜や眠りをさそふ読み聞かせ   
16 毬栗を投げ少年の悪ふざけ (ABCヒロ) 1 束束子・
17 しまはれずデスクの上に秋団扇 (ふうりん) 2 ◎悦ちゃんあら・
18 秋晴れや歴史探訪兵糧路 (和談) 2 萩・観音寺・
19 黒鯉の鱗際立つ秋の川 
20 真っ先に烏降り立つ刈田かな (ヨシ) 3 てつを・玉虫・和談・
21 指先で簡単レシピ秋茄子
22 長き夜や縁から嵌めて行くピース (玉虫) 7 束束子・ナチ―サン・蓉子・ヨシ・観音寺・アイビー・金平
糖・
23 栄転は先送り蛇穴に入る (ABCヒロ) 4 ◎いちご・悦ちゃんあら・ちとせ・
24 秋雨や振りゆるやかな舞扇 (束束子)  2 ◎ふうりん・
25 封を開け紅葉一枚こぼれ来し
26 秋出水引きて小川に鯉跳ねる (てつを) 1 蓉子・
27 鰡跳んで釣れても海へ返しけり 
28 水底を魚影よぎりぬ秋の川 (金平糖) 2 ふうりん・てつを・
29 椋鳥の群れて電線撓みをり (いちご) 2 萩・淑子・
30 身に覚え無きことながら草虱 (アイビー) 6 森野・ABCヒロ・◎かをり・てつを・玉虫・
31 新走り杉玉掲ぐ神事かな (ナチ―サン) 1 淑子・
32 飾られし菊花堆肥となるとかや (観音寺) 1 かをり・
33 地平線こと紅いや秋夕焼け 
34 朝寒み紅茶のマグを包み居り (ちとせ) 1 アイビー・
35 傘マーク続いて二百十日かな (ふうりん) 1 いちご・
36 集く虫音色聞き分く妻探し (淑子) 1 和談・
37 精米機潜りて温し今年米 (ナチ―サン) 7 ◎束束子・◎ヨシ・◎玉虫・和談・
38 豊年や大社に据うる薦被 (かをり) 2 ABCヒロ・ちとせ・
39 秋空に楽しき雲を描きたし (ヨシ) 1 淑子・
40 石仏や赤き淀掛け花野道 
41 おしろいの喪中の家に咲き満てり (蓉子) 2 ヨシ・かをり・
42 朝寒や今朝は小走り修道女 
43 撓なる渋柿に傷ひとつなし (いちご) 2 ふうりん・かをり・
44 短冊の仮名美しき水の秋 (アイビー) 4 束束子・森野・てつを・金平糖・
45 次々に浮かぶアイデア夜業かな (ふうりん) 1 いちご・
46 出自まで問はぬ就活秋夕焼      
47 タンカーの寄せ来る波や秋入り日 
48 秋深し通ひし居酒屋(みせ)はこの辺り
49 磴百段荒るる境内茸採る (萩) 1 観音寺・
50 老農夫芋掘る鍬に孫の笑み (和談) 1 淑子・
51 露時雨葉上に溶けず輝けり (ちとせ) 1 和談・
52 露けしや日ハムドーム予定の地 
53 逍遥や秋の千草を摘みながら
54 一合を二人であける温め酒 (蓉子)  3 玉虫・◎和談・
55 陶房のあるじ留守とか柿熟るる (かをり) 1 森野・
56 敬老日今日で何秒生きたやら (ナチ―サン) 1 悦ちゃんあら・
57 金平糖一つ摘めば金木犀
58 栗持ちて免許返納ぽつり言う (森野) 2 萩・ナチ―サン・
59 秋侘し亡き思ひ人猪口に見ゆ (淑子) 1 玉虫・
60 川に沿ひ浄土に続く彼岸花 (蓉子) 4 ABCヒロ・ふうりん・金平糖・淑子・
61 人柱とはかなしきぞ菊人形 (ABCヒロ) 3 蓉子・ヨシ・アイビー・
62 同室のあゐつに会ひたし秋の夜 (観音寺) 2 萩・いちご・
63 母の目は何時も優しく卵酒 
64 夫の背な歩幅合わず立松月 (悦ちゃんあら) 1 ふうりん・
65 弁論のテーマ墨書す文化祭 (玉虫) 2 かをり・観音寺・
66 団子食む子は正座して月見かな (ふうりん) 1 和談・
67 敗荷の城堀に立つ夕間暮れ
68 姿よき松茸褒めて買はで行く (アイビー) 7 森野・ちとせ・ヨシ・観音寺・金平糖・◎淑子・
69 秋高く洗濯物の白揺れる 
70 鶏頭の深紅を超ゆる真紅なし (てつを) 1 アイビー・
71 我先に川面揺らして上る鮭 (森野) 4 束束子・いちご・◎ちとせ・
72 朝咲きの曼珠沙華へと蝶吸はれ (ちとせ) 1 金平糖・
73 田の色をあれこれといふ散歩かな 
74 名月を乗せさえざえと松一樹 (金平糖) 1 森野・
75 晩酌は考の楽しみ衣被 
76 穴まどひ五十路をんなの朝帰り (かをり) 8 束束子・◎萩・悦ちゃんあら・◎てつを・◎金平糖・
77 瓢箪から駒のごとくに烏瓜 
78 白い月川面を照らす鴨二匹 (淑子) 1 ふうりん・
79 間引き菜の香る味噌汁朝餉かな 
80 逆上がり初めて出来た吾子の秋 (金平糖) 4 ◎森野・ちとせ・アイビー・
81 ポケットに目薬用意本の秋 (いちご) 1 ABCヒロ・
82 怖いもの知らずの若さ青檸檬 (ヨシ) 2 いちご・蓉子・
83 木の実落つ音なく何か切れるらし(ABCヒロ) 1 かをり・
84 秋晴や影踏み鬼の入れ替はる (束束子)     2 観音寺・金平糖・
85 自転車のワイドな籠や木の実落つ 
86 秋祭り頭上で舞うや梯子獅子 (淑子) 2 てつを・和談・
87 柿の葉のしきりに落つる日暮なり (観音寺) 1 束束子・
88 復興のおれが担ぐぞ秋祭 (悦ちゃんあら) 7 いちご・◎ナチ―サン・◎蓉子・◎アイビー・
89 一葉してをぐらき堂の写経会 (かをり) 2 ナチ―サン・ちとせ・
90 酌をする指しなやかや花芒 (ふうりん) 4 ヨシ・◎観音寺・淑子・
91 冷まじや境内に置く加農砲 (萩) 2 ABCヒロ・アイビー・
92 秋天や「元気ですね」と医者の言ひ 
93 梯子獅子鎮守どよめく秋祭 (和談) 4 ナチ―サン・ちとせ・ヨシ・玉虫・
94 伊那谷や早生の林檎の色づきぬ (ちとせ) 1 蓉子・
95 爽やかな子供落語の下げの笑み (ナチ―サン) 1 悦ちゃんあら・
投句者は束束子、ナチ―サン、いちご、萩、森野、悦ちゃんあら、蓉子、ABCヒロ、和談、淑子、金平糖、ふうりん、てつを、玉虫、ちとせ、アイビー、観音寺、ヨシ、かをりの19名

お気づきの点がありましたらお知らせください。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年10月13日 20:25)

結果発表は14時頃

今回の投句者全員の選句が完了しましたので選句を締め切ります。ただちに集計作業に入りますが、本日14時頃を目途に結果を発表します。それまでお待ちください。

引用して返信編集・削除(未編集)
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