12月度みんなのネット俳句会・互選結果発表
12月句会のトップは10点を集めたダイアナさんの「冬うらら」の句でした。次いであんのんさんの「除夜の鐘」の句で、1点差の9点でした。以下、ABCヒロさんの「寒紅」の句が7点、弥生さんの「十二月」の句が6点と続きました。
10点句 42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ)
9点句 5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 (あんのん)
7点句 52 寒紅を引きて女は強くなる (ABCヒロ)
6点句 19 広告に溢れるおもちゃ十二月 (弥生)
個人別総合では、ダイアナさんが16点でトップでした。
12月度みんなのネット俳句会・互選結果発表 特選2点、並選1点で計算。
1 早咲きの山茶花一輪短冊に (みにょん) 2 ◎えっちゃ、
2 よろよろと歩む姿は狂ひ花
3 畝間では白き肌魅せおでん酒 (和談) 1 ヨヨ、
4 亜米利加は未だ銃社会開戦日 (ABCヒロ) 2 ◎ちとせ、
5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 (あんのん) 9 ダイア、◎尾花、◎ラガー、◎森野、ふうり、アイビ、
6 片手ずつ手袋外し手を繋ぐ (玉虫) 4 茶々、にゃん、かをり、コビト、
7 冬日射す水飲み台に小鳥の像
8 初雪や音なく過る鳥の影 (馬渡谷) 2 えっちゃ、アイビ、
9 人は人吾は吾だと冬将軍 (コビトカバ) 2 ラガー、えっちゃ、
10 ほどほどの二年連用日記買ふ (ナチーサン) 4 ◎ヨシ、◎みにょ、
11 雪催ひしいんと生きる村の知恵 (かをり) 2 ダイア、森野、
12 枯草を束ねて結ぶ通学路 (尾花) 2 ナチー、森野、
13 未来とは後のことぞ日記買ふ
14 大阿蘇の枯れて尾花の風となる (森野) 4 ナチー、馬渡谷、◎にゃん、
15 炬燵中先に籠るや熊よりも (ヨヨ) 1 和談、
16 県境を超えれば一面冬紅葉 (ふうりん) 1 ヨヨ、
17 炬燵猫寄せる寒気に薄目開け (茶々) 1 えっちゃ、
18 蜜柑食べ掌談義始まりぬ (ヨシ) 2 玉虫、かをり、
19 広告に溢れるおもちゃ十二月 (弥生) 6 ちとせ、馬渡谷、◎ABC、◎コビト、
20 掃いたあと掃いたあとへと落葉かな (アイビー) 5 ちとせ、和談、弥生、ABC、みにょ、
21 冬の朝烏らは鳴き芥を出す
22 一日を炬燵を出ては戻る猫 (にゃんこ) 1 茶々、
23 ポトフ煮る厨の外は虎落笛 (ダイアナ) 2 尾花、ふうり、
24 電線に音符の響く寒雀 (茶々) 1 ヨヨ、
25 暮れ際のポインセチアの並ぶ店 (みにょん) 1 弥生、
26 しがみつき耐えて残る葉落葉風
27 寒いよーJapanの家は地獄かな (ラガーシャツ) 1 ふうり、
28 パリパリと音する夜道聖夜ミサ
29 先生の前いきなりの大くさめ (ABCヒロ) 3 尾花、玉虫、にゃん、
30 白駒の根上がりに苔雪化粧
31 埋火やあいまいに生くこれよりは (あんのん) 5 ナチー、玉虫、森野、かをり、ヨシ、
32 年の瀬や歌姫昭和の歌を吐く (ナチーサン) 1 和談、
33 陸奥の湯宿初雪にして根雪 (馬渡谷) 1 てつを、
34 当主にて終ふ湯やどの冬構 (かをり) 3 ◎馬渡谷、アイビ、
35 早朝のバス凩と共に待つ (コビトカバ) 1 ダイア、
36 枕木も朽ちて廃線冬ざるる (森野) 5 ◎ダイア、ヨヨ、ABC、アイビ、
37 葉ぼたんや日時計我の腹時計 (尾花) 1 弥生、
38 最後には玉子で〆るおでんかな (ふうりん) 3 弥生、ラガー、ABC、
39 小春日やまたひとり来て畦談義 (てつを) 3 あんの、コビト、みにょ、
40 群と呼ぶ数には満たず鴨の池 (弥生) 2 あんの、にゃん、
41 池鏡もみじ葉映す東山
42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ) 10 ちとせ、ナチー、◎てつを、◎弥生、ラガー、にゃん、ヨシ、アイビ、
43 コンビニのおでんと言へど侮れず (アイビー) 1 てつを、
44 真夜中に猫の入り来る蒲団かな
45 雪降ればちちははの声雪積もり
46 突つつけば海鼠のつそり復元す (アイビー) 4 ちとせ、尾花、玉虫、馬渡谷、
47 貫けずとても虚子には初昔 (ラガーシャツ) 2 ◎かをり、
48 大根の皮は剥かぬと諭されて (玉虫) 1 えっちゃ、
49 苔庭の日暮れ寂しき冬紅葉 (みにょん) 2 ダイア、和談、
50 初冬の夜道へ誘う電飾衣
51 補助具付け杖つく人や冬日燦 (ちとせ) 2 馬渡谷、アイビ、
52 寒紅を引きて女は強くなる (ABCヒロ) 7 てつを、◎あんの、ラガー、コビト、ヨシ、アイビ、
53 暗闇を燃やす晦日の熱気かな (コビトカバ) 1 みにょ、
54 長生きのめでたきことと言ふ冬日
55 綿虫や逢うて語るも易からず (かをり) 4 ◎玉虫、あんの、コビト、
56 襖絵の虎の眼や山月忌 (馬渡谷) 2 ◎ナチー、
57 日当たりて鴨一列に堰の上 (てつを) 4 ヨヨ、茶々、かをり、ふうり、
58 屑籠に師走の芥放り込む (ナチーサン) 1 尾花、
59 佇めば風吹き抜ける松手入 (ヨヨ) 3 ◎和談、森野、
60 冬晴の天守見惚るる竜吐水
61 百均で探すあれこれ年用意 (弥生) 1 ABC、
62 枯蔦や異人屋敷の跡と聞く
63 電飾の街や二人のクリスマス
64 着物着て外つ国人も紅葉狩 (ふうりん) 3 茶々、ヨシ、みにょ、
65 寒烏逢引きですか見つめ合ふ
66 豆炭の埋れて赤き火鉢かな
67 父の癖思ひだして冬至柚湯 (えっちゃんあら) 1 アイビ、
68 足音に日々の疲れや年詰まる (ヨシ) 2 ◎ふうり、
69 吾子の名の縫い取りありぬ吾の手套 (ダイアナ) 4 てつを、◎茶々、あんの、
*投句者は森野、えっちゃんあら、ラガーシャツ、ABCヒロ、弥生、コビトカバ、馬渡谷、ヨヨ、ちとせ、和談、玉虫、あんのん、ナチーサン、ふうりん、尾花、アイビー、ヨシ、てつを、にゃんこ、みにょん、茶々、ダイアナ、かをりの23名。
*間違い、その他不都合な点をご連絡下さい。
管理人さま、皆さま、お仲間に入れて頂きありがとうございます。 森野と申します。 この度の伊那谷の鹿の句につきまして少しお喋りさせて頂きたいと思います。
人生を楽しむことが大好きな校長とその仲間達で、同校(小学校)の用務員をされていた方を大鹿村(長野県)に訪ねて行きました。家はその方の手作りで、その方の山の木材を使い、増築を重ね遊び心満載の面白いお家でした。 夜、広い庭でバーベキュウをしておりました時、川向こうの闇の中から何か切ない寂しげな鳴き声が聞こえてきました。 それも長~く長~く続き「あの声は何ですか?」と聞いたら「この季節にはよく有るんですよ、雄鹿が鳴いているんです」という返事! 闇深い伊那谷に生命の声を聞いた思いがしました。 2000年まで1ヶ月余り残した冬の始まりの頃でした。
「妻恋ふ鹿」の句を拝見させていただいた時、百人一首にあった「奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき・・・作者忘れました」この短歌を思い出しました。 雄鹿が鳴く声を聞いたことはありませんが秋の発情期にだけ鳴くという。 鹿の心情はさておき詩人俳人の心を打つものなのですね。特選にいただきました。
作者の森野さんの背景を読ませていただきました。最初は、「(鹿が)妻恋ふ」のは俳句表現にしても少し言い過ぎでは、と思いましたが、作者ご自身の説明をうかがい腑に落ちました。あらためて味わい深い句と感じ入りました。有難うございました。
12月句会も皆様のご協力により無事終了しました。厚く御礼申し上げます。
みんなのネット俳句会も回を追うごとに活況を呈し、参加者の力の入れ具合も熱を帯びてまいりました。ただの手慰みでと言えないほどの熱気がひしひしと伝わって参ります。
今回も新しく数名の方が投句されました。事情があり欠詠された方もいるので前回と同じ19名の投句でした。しかし、常連投句者のかをりさんのコメントにもあったように、非常レベルの高い作品が目につき、管理人として嬉しく存じます。
また、いつものように意見交換、感想、自句自解等、活発な書き込みを期待します。
12月句会の互選結果を発表します。今月のトップはアイビーの実千両の句で8点でした。多くのご支持を有難うございます。以下、森野さんの鹿の句、かをりさんの雪蛍の句と続き、それぞれ7点、6点でした。5点句には7名の方が同点で並ぶ激戦でした。個人別総合ではアイビーが20点でトップ、森野さんが16点、てつをさんが14点で続きました。
8点句 37 実千両蔵に息づく味噌麹 (アイビー)
7点句 72 伊那谷の妻恋ふ鹿の鳴きやまず (森野)
6点句 70 強力のおろす空荷へ雪蛍 (かをり)
12月度みんなのネット俳句会互選結果一覧 ◎は特選 特選2点、並選1点で計算
1 箒垣に閉ざす古民家冬日影 (ちとせ) 4 てつを、ナチ―サン、和談、風深、
2 サッカーの決勝の笛泪噴き (ナチ―サン) 1 淑子、
3 昼を鳴く鴨二つ三つ浜日和 (林檎) 1 かをり、
4 嬉々として子の破りたる障子貼る (エミ) 4 森野、きよし、◎風深、
5 砂塵龍のたうち回る冬の浜 (神林亮) 1 蓉子、
6 冬の夜の我に語るるひとりの夜 (悦ちゃんあら) 2 ◎淑子、
7 廃線を訪ふ人もなく笹子鳴く (森野) 1 小松菜、
8 退院の夜は我が家の根深汁 (ヨシ) 5 エミ、ふうりん、玉虫、ABCヒロ、神林亮
9 唱和する経と拍子木凍雲へ (尾花) 1 ふうりん
10 お日様に叱られさうで布団干す (風深) 4 エミ、かをり、アイビー、神林亮
11 繰言の母とほじくる聖菓かな
12 売られゆく豚ぎゅう詰めや冬夕焼 (小松菜) 5 エミ、◎てつを、ちとせ、神林亮
13 水仙の花と居座る保健室 (玉虫) 5 ◎かをり、ヨシ、◎きよし、
14 堂前の階にゐすはる猫小春 (アイビー) 1 きよし、
15 紅葉散る子猫終日爺の膝
16 八十路坂今は下りだ紅葉渓
17 遠慮なく歯に衣着せぬ着ぶくれ女 (ABCヒロ) 2 ヨシ、蓉子、
18 コロナ癒え車の窓に初時雨
19 フロントへシャツポに枯葉乗せて来る (てつを) 1 尾花、
20 雪しまき団子の雀押し黙る
21 神無月留守を守るや阿吽像 (エミ) 2 和談、風深、
22 やつと降る聖夜の雪やチャチャ登り
23 断捨離も半端に終はりしぐれけり (ナチ―サン) 4 小松菜、淑子、林檎、神林亮
24 遠ざかるテールランプや冬の霧 (ヨシ) 2 小松菜、てつを、
25 苗植えよ冬眠蛙ぽろっと出 (ちとせ) 1 きよし、
26 テレビ塔来る人来ずや草紅葉
27 ホスピスはこの橋の先笹子聞く (森野) 3 てつを、ヨシ、ナチ―サン、
28 冬蝶の手品さながら消え失せり (てつを) 5 森野、かをり、ヨシ、きよし、ABCヒロ
29 考えるふりをしてゐる日向ぼこ (林檎) 5 てつを、ヨシ、悦ちゃんあら、淑子、ABCヒロ
30 金剛杖紅葉且散る参道を (尾花) 1 玉虫、
31 ひょっこりと帰る子猫や時雨虹 (きよし) 1 神林亮
32 沢庵もそろそろ飽きて治療食
33 伸ばせるだけ頸を伸ばして白鳥来 (ABCヒロ) 1 玉虫、
34 枯菊をなほも括りて日の暮るる (風深) 3 かをり、悦ちゃんあら、和談、
35 自信作漏れて陥る枯葎 (神林亮) 1 蓉子、
36 冬ざるる地球人口八十億
37 実千両蔵に息づく味噌麹 (アイビー) 8 森野、小松菜、尾花、ふうりん、ナチ―サン、ちとせ、◎ABCヒ
38 米軍のアンテナ消えて大冬田 (小松菜) 1 ちとせ、
39 顔見世や空群青の隅田川
40 捨てるもの又残すものあり師走 (森野) 1 悦ちゃんあら、
41 落葉掃く日課忙し竹箒 (和談) 1 淑子、
42 期限切れ古米野原に寒施行 (尾花) 2 エミ、ちとせ、
43 大屋根の影が来てゐる実千両 (林檎) 4 森野、小松菜、ナチ―サン、風深、
44 高齢叙勲面映ゆし冬薔薇 (きよし) 2 林檎、アイビー、
45 七色の顔色にじむ紅葉山 (ふうりん) 1 和談、
46 楠大樹洞を満たせし落葉かな (エミ) 2 ちとせ、風深、
47 咳一つして圓生のまくらかな (アイビー) 4 かをり、◎ナチ―サン、林檎、
48 一斉に炬燵に走る隠れん坊 (玉虫) 3 尾花、かをり、風深、
49 草叢の間より小さき冬菫 (ちとせ) 2 悦ちゃんあら、玉虫、
50 ママチャリの北風荒ぶ中を行く (ヨシ) 2 ◎悦ちゃんあら、
51 四季桜咲き紅葉散る和紙の里
52 風邪に臥す三途の川も美しきかな (悦ちゃんあら) 1 ふうりん
53 聖夜来てパパの靴下欲しき孫 (小松菜) 1 きよし、
54 踏ん切りのつかぬことあり落葉焚く (てつを) 4 尾花、蓉子、ABCヒロ、神林亮
55 首だけを出して本読む炬燵かな
56 山眠る夜は星ぼしをいただきて (林檎) 1 蓉子、
57 読み取れぬ冷たき句碑の文字なぞる (森野) 4 悦ちゃんあら、和談、林檎、風深、
58 行く道はシャンソン如く枯葉舞う (和談) 3 森野、エミ、アイビー、
59 洗われて干されて大根旨み増す (ABCヒロ) 2 ふうりん、きよし、
60 花屑掃く枯蟷螂の死屍混じり
61 冬の月一光三尊照らしをり (きよし) 3 尾花、てつを、ナチ―サン、
62 葱抜いて友いっぱしの農婦なり (ヨシ) 1 アイビー、
63 ボーナスに玉だだ出しのパチンコ屋
64 禰宜の掃く境内すでに北風の色
65 来年も平和であれと日記買ふ (エミ) 1 蓉子、
66 カタールに歓喜の叫び寒昴 (ふうりん) 5 ヨシ、◎和談、淑子、林檎、
67 きしめんの鰹節(かつぶし)躍る十二月 (アイビー) 5 ふうりん、ナチ―サン、淑子、◎ちとせ、
68 凩や曲り角から猫走る (玉虫) 1 小松菜、
69 差し込むる冬の日たたみに触れてゐし
70 強力のおろす空荷へ雪蛍 (かをり) 6 ◎小松菜、◎玉虫、ちとせ、アイビー、
71 黎明に枯木くっきり今日は晴 (神林亮) 2 ◎森野、
72 伊那谷の妻恋ふ鹿の鳴きやまず (森野) 7 ◎尾花、◎ふうりん、悦ちゃんあら、◎林檎、
73 病棟の四階の窓小夜時雨 (悦ちゃんあら) 2 玉虫、アイビー、
74 功徳積むための石段冬木立 (尾花) 2 森野、林檎、
75 子どもらに由来を説きつ注連縄を綯う (てつを) 2 ◎エミ、
76 円安もさることながらおでん酒 (アイビー) 2 和談、ABCヒロ
77 消しゴムで師走の鬱を消してみる
78 クリスマスリース飾る家子等の声
79 垣根越し山茶花三輪過疎空き家
80 狂い花咲けばあとにもひとの妻 (悦ちゃんあら) 1 エミ、
81 癒される猫の温もり小春かな
82 底冷えの錦市場にぐじを買ふ (ヨシ) 2 ◎蓉子、
83 父に似し鏡の中の木の葉髪
84 歳なるや「もう」がまた出る十二月
85 大輪のその時を待つ牡丹の芽
86 腹に良きとて風呂吹きをお替りす
87 両手首出て首出てセーターの顔 (ABCヒロ) 1 玉虫
88 鬼平剣客梅安・根深汁 (てつを) 2 ◎アイビー、
89 嫉妬は糞や聖夜に聴くマイルス
90 裸木街電飾付けて人招く
91 冬の馬場栗毛靡かせ返し馬 (ナチ―サン) 1 尾花、
92 賞味期限過ぎしと婆の泣く時雨
93 忘れ物多き婿殿ちゃんちゃんこ (尾花) 2 ◎ヨシ、
94 暫くは足の触れ合ふ炬燵かな
95 ねんねこや狭き厨の水仕事 (玉虫) 3 てつを、ABCヒロ、神林亮
投句者・ABCヒロ、悦ちゃんあら、エミ、尾花、森野、玉虫、かをり、ちとせ、ナチ―サン、林檎、きよし、和談、神林亮、アイビー、ふうりん、てつを、小松菜、ヨシ、風深の19名
お気づきの点をご連絡下さい。
12月句会の投句をいただいたようですが届いておりません。もう一度投稿してみて下さい。
一番考えられることは、プレビューする際、チェックして☑の状態にしますが、投稿する時にもう一度□にチェックして下さい。あとすぐ下の「投稿する」をクリックすれば完了です。その場で確認できます。
編集キーは投稿後に記事を削除したり手直しをするために必要です。投稿画面の一番下の点々が三つあるところをクリックすると編集画面になります。その時に編集キーが必要となります。
無事投句出来ていました。
アイビーさんにはご心配をおかけし、申し訳ありませんでした。
2回目の投句、たしかに受け付けました。投句の内容は非表示にしてありますので、もし修正等がありましたら、掲示板でアイビー当てに修正前と修正後を示して頂ければ取り計らいます。
清記&選句
12月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
今月の投句者は▼ABCヒロ、▼悦ちゃんあら、▼エミ、▼尾花、▼森野、▼玉虫、▼かをり、▼ちとせ、▼ナチ―サン、▼林檎、▼きよし、▼和談、▼神林亮、▼アイビー、▼ふうりん、▼てつを、▼小松菜、▼ヨシ、▼風深さんの19名です。(▼のついている人は選句済み) ほかに選句のみ参加の▼淑子、▼蓉子さん。
選句要領
1 選句期間 12月11日(日)~12月13日(火)
2 選句数 7句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 12月14日(水) ただし進捗状況により早まることもあります。
5 その他 投句された方は全員、選句をして下さい。投句してない方も選句に参加できます。ただし、投句者全
員の選句が終わった時点で締め切ります。
12月度みんなのネット俳句会清記一覧
1 箒垣に閉ざす古民家冬日影
2 サッカーの決勝の笛泪噴き
3 昼を鳴く鴨二つ三つ浜日和
4 嬉々として子の破りたる障子貼る
5 砂塵龍のたうち回る冬の浜
6 冬の夜の我に語るるひとりの夜
7 廃線を訪ふ人もなく笹子鳴く
8 退院の夜は我が家の根深汁
9 唱和する経と拍子木凍雲へ
10 お日様に叱られさうで布団干す
11 繰言の母とほじくる聖菓かな
12 売られゆく豚ぎゅう詰めや冬夕焼
13 水仙の花と居座る保健室
14 堂前の階にゐすはる猫小春
15 紅葉散る子猫終日爺の膝
16 八十路坂今は下りだ紅葉渓
17 遠慮なく歯に衣着せぬ着ぶくれ女
18 コロナ癒え車の窓に初時雨
19 フロントへシャツポに枯葉乗せて来る
20 雪しまき団子の雀押し黙る
21 神無月留守を守るや阿吽像
22 やつと降る聖夜の雪やチャチャ登り
23 断捨離も半端に終はりしぐれけり
24 遠ざかるテールランプや冬の霧
25 苗植えよ冬眠蛙ぽろっと出
26 テレビ塔来る人来ずや草紅葉
27 ホスピスはこの橋の先笹子聞く
28 冬蝶の手品さながら消え失せり
29 考えるふりをしてゐる日向ぼこ
30 金剛杖紅葉且散る参道を
31 ひょっこりと帰る子猫や時雨虹
32 沢庵もそろそろ飽きて治療食
33 伸ばせるだけ頸を伸ばして白鳥来
34 枯菊をなほも括りて日の暮るる
35 自信作漏れて陥る枯葎
36 冬ざるる地球人口八十億
37 実千両蔵に息づく味噌麹
38 米軍のアンテナ消えて大冬田
39 顔見世や空群青の隅田川
40 捨てるもの又残すものあり師走
41 落葉掃く日課忙し竹箒
42 期限切れ古米野原に寒施行
43 大屋根の影が来てゐる実千両
44 高齢叙勲面映ゆし冬薔薇
45 七色の顔色にじむ紅葉山
46 楠大樹洞を満たせし落葉かな
47 咳一つして圓生のまくらかな
48 一斉に炬燵に走る隠れん坊
49 草叢の間より小さき冬菫
50 ママチャリの北風荒ぶ中を行く
51 四季桜咲き紅葉散る和紙の里
52 風邪に臥す三途の川も美しきかな
53 聖夜来てパパの靴下欲しき孫
54 踏ん切りのつかぬことあり落葉焚く
55 首だけを出して本読む炬燵かな
56 山眠る夜は星ぼしをいただきて
57 読み取れぬ冷たき句碑の文字なぞる
58 行く道はシャンソン如く枯葉舞う
59 洗われて干されて大根旨み増す
60 花屑掃く枯蟷螂の死屍混じり
61 冬の月一光三尊照らしをり
62 葱抜いて友いっぱしの農婦なり
63 ボーナスに玉だだ出しのパチンコ屋
64 禰宜の掃く境内すでに北風の色
65 来年も平和であれと日記買ふ
66 カタールに歓喜の叫び寒昴
67 きしめんの鰹節(かつぶし)躍る十二月
68 凩や曲り角から猫走る
69 差し込むる冬の日たたみに触れてゐし
70 強力のおろす空荷へ雪蛍
71 黎明に枯木くっきり今日は晴
72 伊那谷の妻恋ふ鹿の鳴きやまず
73 病棟の四階の窓小夜時雨
74 功徳積むための石段冬木立
75 子どもらに由来を説きつ注連縄(しめ)を綯う
76 円安もさることながらおでん酒
77 消しゴムで師走の鬱を消してみる
78 クリスマスリース飾る家子等の声
79 垣根越し山茶花三輪過疎空き家
80 狂い花咲けばあとにもひとの妻
81 癒される猫の温もり小春かな
82 底冷えの錦市場にぐじを買ふ
83 父に似し鏡の中の木の葉髪
84 歳なるや「もう」がまた出る十二月
85 大輪のその時を待つ牡丹の芽
86 腹に良きとて風呂吹きをお替りす
87 両手首出て首出てセーターの顔
88 鬼平剣客梅安・根深汁
89 嫉妬は糞や聖夜に聴くマイルス
90 裸木街電飾付けて人招く
91 冬の馬場栗毛靡かせ返し馬
92 賞味期限過ぎしと婆の泣く時雨
93 忘れ物多き婿殿ちゃんちゃんこ
94 暫くは足の触れ合ふ炬燵かな
95 ねんねこや狭き厨の水仕事
★清記間違い等、不都合な点がありましたらご連絡下さい。ただし、投句の変更、差し替えは出来ません。
淑子さんについて
体調不良のため12月はお休みとのことです。新年からよろしくとのことでした。
了解しました。お大事になさるようお伝えください。