MENU
499,843
固定された投稿

結果発表

6月句会の互選結果を発表します。
6月のトップは6点を得たふうりんさんの「夏場所」の句でした。続いて8点句の弥生さんの「涼し」の句でした。
以下、6点句がダイアナさん、水尾さん、にゃんこさんの句が同点でした。
10点句 16 夏場所や母のベッドの背を起こし (ふうりん) 
8点句 18 辻ひとつ入りて涼しき京の路地 (弥生)
7点句 56 畦道は暮らしの道よ行々子 (森野)
6点句 17 万緑や嬰赤くなり伸びをする (ダイアナ)
6点句 69 推敲の末は昼寝の大鼾 (水尾)
6点句 82 いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり (にゃんこ) 
個人別総合では、ふうりんさんと弥生さんが、ともに14点で並びました。

6月度みんなのネット俳句会互選結果一覧   ◎は特選、特選2点並選1点で計算。       令和7・6
1 ナイターの我がナガシマや永久 (玉虫)  3 ちとせ、◎えっちゃ、
2 群生を茅花流しや銀色に (和談)  2 ◎ヨヨ、
3 家飲みに麦酒生き生き冷えてゐる (コビトカバ)  1 弥生、
4 おはようと挨拶しそうアマリリス (ちとせ)  2 森野、てつを、
5 五月雨にあやめの紫紺煌めいて (茶々)  4 えっちゃ、ヨヨ、ふうり、みにょ、
6 梅雨寒や九人目となる理髪店 
7 本が好き白詰草の野に飽きず (尾花)  2 えっちゃ、森野、
8 うつ病のうつ捨てるため山登る (ABCヒロ)  4 えっちゃ、ナチー、◎弥生、
9 若葉風けふもご機嫌古農機 (てつを)  5 ダイア、ちとせ、弥生、アイビ、水尾、
10 解体をぢつと待つ家夕薄暑 (ヨシ)  3 にゃん、弥生、水尾、
11 著莪咲きし一乗谷に置く思ひ (森野)  2 尾花、水尾、
12 茄子植うる妻の白髪の目に余り (ナチーサン)  1 和談、
13 半夏生最後尾っに来て米を待つ 
14 草引くや屈む背中に青時雨 (ヨヨ) 2 ちとせ、和談、
15 白百合に埋め包まれし母眠る (ラガーシャツ)  1 みにょ、
16 夏場所や母のベッドの背を起こし (ふうりん)  10 茶々、◎ラガー、◎玉虫、圓人、森野、弥生、ABC、ヨシ、水尾、
17 万緑や嬰赤くなり伸びをする (ダイアナ)  6 かをり、玉虫、ふうり、ABC、◎アイビ、
18 辻ひとつ入りて涼しき京の路地 (弥生)  8 尾花、ダイア、にゃん、ちとせ、かをり、森野、コビト、ABC、
19 河骨の咲いて荒蕪の湿地かな (アイビー)  1 ちとせ、
20 夾竹桃白し聖職者の庭よ 
21 病む父や遠くでニュース梅雨入りと  
22 万緑や文武に長ず松代藩 (和談)  1 かをり、
23 梅雨寒やここも更地か古本屋 (水尾) 5 ◎森野、てつを、みにょ、アイビ、
24 何回も振り向く別れ夏の空 (コビトカバ)  4 ◎にゃん、えっちゃ、ラガー、
25 新品種ひたち乙女は薔薇美人 (茶々)  1 ふうり、
26 亀の子の脱走癖の面白し (玉虫)  1 ヨヨ、
27 不機嫌な空地上には梅雨茸  
28 ザーザーと洗車する夫半ズボン  
29 若竹や母国知らずにパンダの子 (てつを)  1 ナチー、
30 夫偲ぶ友に鬼灯花数多 (森野)  1 圓人、
31 風過ぎて薔薇の香りやバスを待つ (尾花)  2 ◎水尾、
32 今もなほ動かぬ時計梅雨晴れ間 (えっちゃんあら)   1 ラガー、
33 庭中をわがもの顔に著莪咲けり (ヨシ)  2 ヨヨ、みにょ、
34 あれ食べてみたいと言ふの四葩かな 
35 次の世は蝶に生れこよ火取り虫 (ナチーサン)  2 尾花、えっちゃ、
36 蔓草や絡みて高く五月雨  
37 ひと月の健診終へて早苗道  
38 母の日に贈る絵入りの感謝状 (ふうりん)  1 かをり、
39 烏飛ぶ宝珠のごとく枇杷咥え (アイビー)  2 茶々、てつを、
40 空梅雨や己が道行く三男坊 (圓人)  2 尾花、ナチー、
41 薔薇園の少女も婆もプリンセス (弥生)  2 ナチー、みにょ、
42 一晩に一寸を伸ぶ夏野菜 (にゃんこ)  2 かをり、圓人、
43 同志寄り閉ざす旧会梅雨走り  
44 叱られし事忘れたる螢かな (玉虫)  5 ラガー、コビト、弥生、◎ヨシ、
45 凛と立ち藍艶やかや花菖蒲 (ちとせ)  2 茶々、みにょ、
46 カセットを交換した日ソーダ水 (コビトカバ)  3 ◎ダイア、玉虫、
47 活けられて高き品格百合匂う (ABCヒロ)  4 ラガー、ふうり、◎和談、
48 梅雨入りやダメライフなもレットイットビー 
49 若者に習ひを問はれ青嵐 
50 入梅が夫婦げんかの今日の題 (水尾) 2 ラガー、玉虫、
51 クレマチス咲いて老舗の若女将 (ヨシ)   5 尾花、ダイア、ナチー、弥生、アイビ、みにょ、
52 更衣先延ばしする老夫婦 (ナチーサン)  1 圓人、
53 合歓の花長電話して夫の愚痴 (えっちゃんあら)     2 てつを、ABC、
54 赤き花髪に浴衣の城下町 (尾花)  1 茶々、
55 山登る三度もこけてこりゃいかん  
56 畦道は暮らしの道よ行々子 (森野)  7 ◎ちとせ、てつを、玉虫、圓人、ナチー、アイビ、
57 さくらんぼそわそわ妻のクラス会 (ふうりん)  1 森野、
58 田舎道蛙の合唱いま昔 (ヨヨ)  1 和談、
59 空海も見し海原の卯浪かな (アイビー)  4 ◎尾花、ヨヨ、水尾、
60 ほの蒼く街煙りゆく梅雨はじめ (弥生)  2 にゃん、かをり、
61 合唱終へ師の誉め言葉代田風  
62 蚊遣火や老いを受け入れ然を生く (圓人)  2 ◎ナチー、
63 曇天の水面とろりと梅雨の入り (にゃんこ)  2 ◎コビト、
64 シルバーのアクセ選べば夏来る  
65 夏やさい自助自立への老いの鍬 (和談)  3 茶々、ダイア、◎圓人、
66 蒼き葉に楚々と朱を置く花柘榴 (ちとせ) 3 ヨヨ、◎てつを、
67 尺取りや老の脳味噌掻き回す (玉虫)  1 コビト、
68 五月雨に軒下で丸く猫も待つ  
69 推敲の末は昼寝の大鼾 (水尾)  6 にゃん、ラガー、玉虫、ふうり、ヨシ、アイビ、
70 果と吾の夢を包みて袋掛け (てつを)  5 ◎茶々、圓人、◎みにょ、
71 白南風や補助輪外しこはごはと  
72 逃げだした蛸捕らへられ元の箱 (ヨシ)  1 にゃん、
73 青二才おのれの翳や桜桃忌 (ABCヒロ)  尾花、
74 朝ドラに犬見向きせず半夏雨   
75 滴りて水子地蔵の貌濡らす (ナチーサン)  3 てつを、ABC、水尾、
76 五月雨に濁る事なし清水川 (ラガーシャツ)  ふうり、
77 廃屋の庭に南天花こぼれ (森野)  2 ヨヨ、ヨシ、
78 学生の眩しき街や更衣 (ダイアナ)  3 ちとせ、コビト、ヨシ、
79 ドクダミや風雨に耐ゆる十字花 (ヨヨ)  4 茶々、ふうり、和談、ヨシ、
80 次々と我抜くシニア登山杖 (弥生)  1 コビト、
81 食欲は常に全開冷奴 (ふうりん) 2 和談、コビト、
82 いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり (にゃんこ)  6 ダイア、てつを、かをり、圓人、ナチー、ABC、
83 ジャスミンの紅茶召しませ夏座敷 (アイビー)  3 茶々、ダイア、ふうり、
84 突然にめだかは向きを変へりをり (圓人)  2 えっちゃ、アイビ、
85 拾ひたる桑の実フッと吹きて食ぶ (玉虫)  2 弥生、ヨシ、
86 蛇口からじゃかじゃか水が立夏かな (ちとせ)  1 にゃん、
87 夏旅や卓球台は洒落た黒 (コビトカバ)  1 ラガー、
88 湯の町の路地は静もる夏隣り (和談)  3 ダイア、えっちゃ、ヨヨ、
89 短夜の夢の数々ただ悲し 
90 緑蔭や洪鐘(おおがね)までのをとこ坂 (尾花)  3 かをり、玉虫、アイビ
91 あの頃のわれに逢ひたし夏柳 
92 特売のチラシわんさか入梅前 
93 鎮魂の碑を巡りゐる田植歌 (ナチーサン)  1 森野、
94 父の日にうな丼囲ひ絆かな (茶々)  1 和談、
95 気象図の斜め線引き梅雨に入る  
96 海底に数多の遺骨沖縄忌 (ABCヒロ)  2 森野、コビト、
97 糖尿のぎりぎりライン走り梅雨  
98 川に沿ひ沢蟹崖を上り下り 
99 エルビスの曲の流るる五月かな  
100 近づきてキミガヨランの葉がチクリ 
101 高速路茅花流しの銀の波 (ダイアナ)  2 ちとせ、和談、
102 表札の擦れし名前姫女苑 (弥生)  1 尾花、
103 相撲道語るも楽し泥鰌鍋 (ラガーシャツ)  4 にゃん、玉虫、ABC、アイビ、
104 雨纏いここぞとばかり四葩起つ  
105 梅雨寒のラジオ抑揚無きニュース (にゃんこ)  4 ABC、ヨシ、水尾、アイビ、

投句者はヨヨ、えっちゃんあら、ABCヒロ、ふうりん、森野、ヨシ、和談、ラガーシャツ、弥生、コビトカバ、にゃんこ、てつを、尾花、ダイアナ、ナチーサン、アイビー、ちとせ、玉虫、茶々、圓人、水尾の21名。ほかに選句参加・かをり、みにょん。 
間違い等、不都合な点をご連絡下さい。

編集・削除(未編集)

選句鑑賞

   2 水やりのため息ひとつ酷暑かな (エミ) 2
一読通り過ぎたが何となく気になり再読、結局最後まで残ってしまった。ため息を吐き乍らも日課となっている水やり。ため
    息ひとつに思いが凝縮されている。日射病にご留意を。

  3 せせらぎに草分けて飛ぶ糸トンボ (和談) 2
糸蜻蛉はうっかりすると見失ってしまう。作者は見失うまいと草葉に目を凝らしているのだろう。私の経験では殆ど見失って 
    しまった。せせらぎの音を耳に残して。

  4 炎天や石の布袋の太鼓腹 (蓉子) 5
     何ともユニークな句。太鼓腹と言うととっくりを抱いた狸を思い出すがここは布袋。しかも石の布袋、炎天下に太鼓腹を抱 
    えて汗だくの布袋さん。想像するだにニヤリとしてしまう。

  5 暑いてふ言葉呑込む暑さかな (山口) 3
    今年の夏は格別、毎年繰り返している気がする。ここで想像を逞しくすると「家族で≪暑い≫を禁句に。言ったものには
    罰を」・・・昔わが家で子供が考え出した。・・・そうなると艶消し。ここは素直に「言葉呑み込むほどの暑さ」と受け止め
   共感した。

 36 廃線に夕菅ほのと灯り来し (森野) 1
「夕菅」、初めて出会った季語に興味を持ち季寄せで「ゆうすげは孤を守るかや月細き」の例句を得た。
   他の歳時記でも調べたが「夕菅」は無く菅刈りに例句が。菅は菅笠の材料になるようだ。
   その上で、上5と中七、下五の解釈に悩んだが行きつく先は「孤独」。まだ句の理解には及ばない。力不足を痛感。

◎50 一握の砂零し行く素足かな (山口) 2
   真夏の浜辺の夕刻、帰路に就く水着姿の数人の若い女性だろうか。砂を踏んでいるのは素足。内ひとりの女性の掌から砂が零れ
   落ちる。啄木の「一握の砂」を思い出したが、何とも幻想的な描写。特選に戴いた。
 
 74 風鈴や軒に生まるる陸奥の風 (かをり) 2
    中七から下五のあしらいに痺れた。風もこのような扱いを受ければ満足だろう。読み返すほどに味わい深い句だ。

引用して返信編集・削除(未編集)

今回出した句で満足したのはこの句、ナチーサン,アイビーさんに拾っていただいて嬉しいです。
元句は 風鈴の音色をとへば南部鉄 でした。
こちらのほうがわかりやすいですよね。
今気付きましたが、返信昨日を使うと、スレッド?が上がりますね。
風鈴をそろそろ仕舞ふかなかなと  季重なりごめんなさい。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月15日 21:37)

結果発表

互選結果を発表します。今回は入点が割れ、トップは5点で3句が並びました。以下4点句に5句が並ぶ激戦でした。
5点句  4 炎天や石の布袋の太鼓腹 (蓉子)
5点句 45 蔵書印薄れし父の書を曝す (玉虫)
5点句 60 転た寝の子よりプールの匂ひかな (ヨシ)
個人別総合ではアイビーの16点がトップ、玉虫さんが11点で続きました。

8月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧
 1 いつの世も憂苦に満ちて河童の忌 (ちとせ) 1 蓉子、
 2 水やりのため息ひとつ酷暑かな (エミ) 2 和談、ナチーサン、
 3 せせらぎに草分けて飛ぶ糸トンボ (和談) 2 森野、ナチーサン、
 4 炎天や石の布袋の太鼓腹 (蓉子) 5 ヨシ、森野、玉虫、淑子、ナチーサン、
 5 暑いてふ言葉呑込む暑さかな (山口) 3 ◎森野、ナチーサン、
 6 長き旅終る椰子の実初嵐 (束束子) 2 かをり、ヨシ、
 7 仲直り職員室の青葡萄 (かをり) 2 ふうりん、エミ、
 8 御霊載せ打ち上げ花火昇天す (ナチーサン) 1 ちとせ、
 9 蚊を叩く振りして触るる夫の頬 (玉虫) 2 蓉子、エミ、
10 西日うけ琵琶湖に遊ぶ親子連れ 
11 底紅や姉妹の奏づ吹奏楽 
12 蝉時雨タモ持つ男の子今何処 (淑子) 1 ◎和談、
13 梶の葉に願いは一つ筆に込め (森野)  1 萩、
14 お喋りなビビットカラー百日草 (ヨシ) 1 ふうりん、
15 古稀老を𠮟り飛ばせし生身魂 (アイビー) 4 ちとせ、◎ヨシ、萩、
16  仏らに湯のような水墓所灼けて (ABCヒロ) 1 山口、
17 サイダーや木馬歌ひし遊園地 
18 強右衛門磔刑の地の銀河濃し (萩) 1 森野、
19 夏雲や洒落たトラムの走る街 (ちとせ) 2 エミ、山口、
20 取り敢へず布に包みし兜虫 (玉虫) 1 アイビー、
21 片陰を選みて参らん御縁日 (蓉子) 2 ◎ふうりん、
22 蘆茂るユンボの傾(かし)ぐ堤かな 
23 しゃべるたびマスクはずれて秋暑し(ABCヒロ) 2 束束子、アイビー、
24 黒揚羽弔旗の如く翅立つる (アイビー) 4 かをり、萩、◎ABCヒロ、
25 甲虫捕りに出かけてそれっきり (束束子) 2 ちとせ、ABCヒロ、
26 ぜいたくや日ごと夜ごとに髪洗ふ 
27 碁敵を待ちて昼寝の高鼾 (山口) 4 かをり、蓉子、エミ、和談、
28 ぼく五つあたし二つよ枇杷の種 (ナチーサン) 1 ヨシ、
29 猛暑日や首に取り付く保冷剤 (和談) 2 ◎束束子、
30 向日葵や萬はあらうか目の前に
31 赤信号待つ身に滲むる油照 
32 開けずとも木箱に匂ふメロンの香 (ふうりん) 4 ◎かをり、蓉子、アイビー、
33 夏の月猫がゐるから許すこと (かをり) 2 束束子、玉虫、
34 秋立つ日ひとりもいいさ誕生日 
35 円安もさることながら生ビール (アイビー) 1 淑子、
36 廃線に夕菅ほのと灯り来し (森野) 1 ナチーサン、
37 りんと咲く植えし友逝き百日紅 (淑子) 3 ふうりん、和談、山口、
38 祭髪みなヒロインになりたがる (ABCヒロ)  2 ふうりん、◎玉虫、
39 ちりりんと風鈴句座に風送る (ふうりん) 2 ちとせ、ヨシ、
40 花錆びて梔子匂ふ狭庭かな 
41 魚飲む鵜女鵜匠の綱捌き 
42 念力も魔法も効かぬ溽暑かな (アイビー) 4 エミ、◎萩、和談、
43 亡き夫に夢で逢ひたき盆供養 (エミ) 3 ◎ちとせ、森野、
44 ドーンとすはしゃぎベランダ大花火 
45 蔵書印薄れし父の書を曝す (玉虫) 5 束束子、◎蓉子、ABCヒロ、アイビー、
46 黒き絽の透けてなにやら秘密めく (ヨシ) 1 ABCヒロ、
47 空港へ車窓に盆の月連れて 
48 無事の羽化生の謳歌や蝉時雨 (和談) 2 森野、淑子、
49 祭り果つ古老の叩く捨て太鼓 (ナチーサン) 4 ちとせ、玉虫、淑子、山口、
50 一握の砂零し行く素足かな (山口) 2 ◎ナチーサン、
51 千代紙の金魚尾を振る扇風機 (束束子) 3 萩、玉虫、ABCヒロ、
52 冷房や友入院の四人部屋 (蓉子) 1 エミ、
53 寝姿の相似形なり夏布団 (玉虫) 2 ◎山口、
54 裏木戸を四十女の帰省かな 
55 降り続く驟雨噴き出すマンホール 
56 青春は古書店の街草田男忌 (ABCヒロ) 2 ヨシ、蓉子、
57 七月尽ノストラダムス予言の日 
58 亡き兄と再会待つや茄子の馬 (和談) 3 ふうりん、◎淑子、
59 頑固爺されど団扇で寝る孫に (淑子) 1 萩、
60 転た寝の子よりプールの匂ひかな (ヨシ) 5 ちとせ、ABCヒロ、◎アイビー、山口、
61 O型の儂に胡桃を割れと云ふ (束束子) 2 かをり、萩、
62 小学校保育の子等と蝉時雨 
63 鰻焼く匂い漂ふ御縁日 (蓉子) 2 淑子、和談、
64 御参なれしかと傘さす夕立かな (山口) 1 玉虫、
65 叔父を知る今は一人に終戦忌 (森野) 2 ◎エミ、
66 炎昼や梅干しゃぶり庭師かな 
67 立秋や数学九十点の夢 (萩) 3 束束子、ヨシ、アイビー、
68 夏負けずおろしポン酢のハンバーグ
69 ひとけなし葭原うるさ行々子 (ちとせ) 2 森野、淑子、
70 幼き日父に負はれて観し蛍 (エミ) 1 ふうりん、
71 生薬のにほひに埋もれ夏深し (ヨシ) 1 束束子、
72 配らるるお菓子目当ての盆踊 (束束子) 
73 恥じらいも無きやビキニ娘浜の夏 
74 風鈴や軒に生まるる陸奥の風 (かをり) 2 アイビー、ナチーサン、
75 息詰めて線香花火全うす (玉虫) 1 和談、
76 蚊帳に寝て子どもが聞いてならぬこと(アイビー) 3 かをり、玉虫、山口、
77 ホームより景色の一つ桐一葉 
78 草道を鱗滑らせ蛇よぎる (萩) 2 束束子、ABCヒロ、
79 食傷す土用のうなぎ折込みに (山口) 1 蓉子、
80 夏休み漁師の兄についていく 

◎は特選。特選2点、並選1点で計算。投句者はABCヒロ、蓉子、エミ、森野、萩、束束子、玉虫、ナチ―サン、ちとせ、和談、淑子、アイビー、山口、ヨシ、ふうりん、かをりの16名。

お気づきの点がありましたら幹事までご連絡下さい。

引用して返信編集・削除(未編集)

おかしいな

昨日選句しましたけど メモを探して後で入れます

引用して返信編集・削除(未編集)

壁が厚い

選句中の8月句会は16名の投句でした。7月が17名で、ひょっとしたら20名を超えるかと期待してましたが、逆に1名減。なかなか壁が厚くて破れません。来月こそは。

引用して返信編集・削除(未編集)

アイビーさん、お疲れさまです。

システム変更に伴い、大幅に投句が減るのではとおもっておりましたので、一名減、逆に望外のうれしさ。
しかも力作が多くて、大いに選句に迷いました。
遷都もとてもスムーズになされて、アイビーさんのお人柄です。
某サイトでは、遷都とフランス革命が同時に起こった感じで。。。
20人目標ではありますが、人数ではなく、やはり管理人さんの意思を尊重しつつ楽しむことができればとおもいます。
残暑厳しい折、アイビーさんはじめ投句のされた皆様のご健康をお祈り申し上げます。
今日はしらふにて(爆)

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月11日 20:07)

巨人大勢選手、対中日戦セーブを挙げる!

 引っ越し前に巨人に入団した大勢選手についての紹介がありました。投稿者は失念しましたが確か身寄りの方と伺いました。
巨人の大勢選手久しぶりに一軍に復帰、今日の中日戦今接戦を制し見事セーブを挙げました。
敵ながら天晴れおめでとうございました。

引用して返信編集・削除(未編集)

同感です。
思い出しました。詠呟さんでしたね。よろしくお伝えください。
投句に詠呟さん見当たりませんので変身されているんですね。きっと。

引用して返信編集・削除(未編集)

新樹俳句会の詠呟さんです。兵庫県にお住まいの方です。大勢選手は本名を翁田大勢といい、新人王の最有力候補ですが、セーブを挙げた相手が中日というのが気に入りません。

引用して返信編集・削除(未編集)

選句締め切り

8月句会の選句は投句者全員の選句が揃いましたので、選句を締め切ります。結果発表まで暫時お待ちください。

選句要領
1 選句期間  8月11日(木)~8月13日(土)
2 選句数   7句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法  句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表  8月14日 ただし進捗状況により早まることもあります。
5 その他   投句された方は全員、選句をして下さい。投句してない方も選句に参加できます。ただし、投句者全
員の選句が終わった時点で締め切ります。

8月度みんなのネット俳句会 清記一覧
 1 いつの世も憂苦に満ちて河童の忌 
 2 水やりのため息ひとつ酷暑かな 
 3 せせらぎに草分けて飛ぶ糸トンボ 
 4 炎天や石の布袋の太鼓腹 
 5 暑いてふ言葉呑込む暑さかな 
 6 長き旅終る椰子の実初嵐 
 7 仲直り職員室の青葡萄 
 8 御霊載せ打ち上げ花火昇天す 
 9 蚊を叩く振りして触るる夫の頬 
10 西日うけ琵琶湖に遊ぶ親子連れ 
11 底紅や姉妹の奏づ吹奏楽 
12 蝉時雨タモ持つ男の子今何処
13 梶の葉に願いは一つ筆に込め  
14 お喋りなビビットカラー百日草 
15 古稀老を𠮟り飛ばせし生身魂 
16 仏らに湯のような水墓所灼けて 
17 サイダーや木馬歌ひし遊園地 
18 強右衛門(すねえもん)磔刑の地の銀河濃し
19 夏雲や洒落たトラムの走る街 
20 取り敢へず布に包みし兜虫 
21 片陰を選みて参らん御縁日 
22 蘆茂るユンボの傾(かし)ぐ堤かな 
23 しゃべるたびマスクはずれて秋暑し 
24 黒揚羽弔旗の如く翅立つる 
25 甲虫捕りに出かけてそれっきり 
26 ぜいたくや日ごと夜ごとに髪洗ふ
27 碁敵を待ちて昼寝の高鼾 
28 ぼく五つあたし二つよ枇杷の種
29 猛暑日や首に取り付く保冷剤 
30 向日葵や萬はあらうか目の前に
31 赤信号待つ身に滲むる油照 
32 開けずとも木箱に匂ふメロンの香
33 夏の月猫がゐるから許すこと 
34 秋立つ日ひとりもいいさ誕生日 
35 円安もさることながら生ビール
36 廃線に夕菅ほのと灯り来し 
37 りんと咲く植えし友逝き百日紅
38 祭髪みなヒロインになりたがる  
39 ちりりんと風鈴句座に風送る 
40 花錆びて梔子匂ふ狭庭かな 
41 魚飲む鵜女鵜匠の綱捌き 
42 念力も魔法も効かぬ溽暑かな 
43 亡き夫に夢で逢ひたき盆供養
44 ドーンとすはしゃぎベランダ大花火 
45 蔵書印薄れし父の書を曝す
46 黒き絽の透けてなにやら秘密めく
47 空港へ車窓に盆の月連れて
48 無事の羽化生の謳歌や蝉時雨 
49 祭り果つ古老の叩く捨て太鼓
50 一握の砂零し行く素足かな
51 千代紙の金魚尾を振る扇風機
52 冷房や友入院の四人部屋
53 寝姿の相似形なり夏布団 
54 裏木戸を四十女の帰省かな 
55 降り続く驟雨噴き出すマンホール 
56 青春は古書店の街草田男忌 
57 七月尽ノストラダムス予言の日 
58 亡き兄と再会待つや茄子の馬 
59 頑固爺されど団扇で寝る孫に 
60 転た寝の子よりプールの匂ひかな 
61 O型の儂に胡桃を割れと云ふ 
62 小学校保育の子等と蝉時雨 
63 鰻焼く匂い漂ふ御縁日 
64 御参なれしかと傘さす夕立かな 
65 叔父を知る今は一人に終戦忌 
66 炎昼や梅干しゃぶり庭師かな 
67 立秋や数学九十点の夢 
68 夏負けずおろしポン酢のハンバーグ 
69 ひとけなし葭原うるさ行々子 
70 幼き日父に負はれて観し蛍 
71 生薬のにほひに埋もれ夏深し 
72 配らるるお菓子目当ての盆踊  
73 恥じらいも無きやビキニ娘(こ)浜の夏 
74 風鈴や軒に生まるる陸奥の風 
75 息詰めて線香花火全うす 
76 蚊帳に寝て子どもが聞いてならぬこと 
77 ホームより景色の一つ桐一葉 
78 草道を鱗滑らせ蛇よぎる 
79 食傷す土用のうなぎ折込みに 
80 夏休み漁師の兄についていく 


下記の二句は最初誤って清記されていました。作者の方にお詫びいたします。ご指摘により訂正しましたが、すでに選句された方で改めて選句し直したい方は、その旨幹事までご連絡下さい。
45 蔵書印薄れし父の書を曝す
51 千代紙の金魚尾を振る扇風機

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月13日 10:35)

アイビーさんへ

「俳句のセオリー」ですね。今後の句作に活かしたいと思います。ご指導有り難うございました。
 今日和談さんから「ロボットが開けない」のSOSが。電話で会話しながらいろいろ試行錯誤しているうちに数時間後「開けた」と。
二人ともホットした次第。よろしくお願い致します。

引用して返信編集・削除(未編集)

和談さんは「お気に入り」に登録登録されておられないのですか。ぜひ登録して下さい。
1 まずこのサイトを開きます。
2 最上部のツールバーのところにある☆のマークをクリックする
3 ホルダーを選ぶのですが、「お気に入りバー」を選び登録する
4 次回からサイト名をクリックするだけで開けられます

引用して返信編集・削除(未編集)

8月句会開催中

現在、8月度みんなのネット俳句会は本日10日が投句期限です下記要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、ABCヒロ、蓉子、エミ、森野、萩、束束子、玉虫、ナチ―サン、ちとせ、和談、淑子、アイビー、山口、ヨシ、ふうりん、かをりさんの16名です。

8月度みんなのネット俳句会開催要領
1 投句期間   8月5日(金)~8月10日(水)
2 投句数    当季雑詠 5句
3 清記及び選句 8月11日(木)~8月13日(土) 7句選句
4 成績発表   8月14日(日)
5 その他    投句代行 可。投句後の訂正、差し替えも可。
         進行状況によってはスケジュールが早まることもあります。

従来、句会開催中は一般の書き込みが制限されていましたが、新掲示板では句会開催中であっても書き込は自由です。
投句内容は幹事が確認次第、非表示とします。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年08月10日 06:30)

動詞の重なりについて

早速のお返事有り難うございました。成る程、多分そうだろうと思いましたので歳時記で確認したところ古人の名句にも動詞の複数が多く見られます。例えば、其角の「打つ櫂に鱸はねたり淵の色」や蕪村の「釣り上げし鱸の巨口玉や吐く」などなど。一概にアイビーさんのヒントに問題があったとは思えません。名詞の重なりはよく見ますが、動詞の重なりも時には感動が倍加します。あまり拘らない方が良いのではないでしょうか。極端な場合は別として。それとも句作の基本なのでしょうか。

引用して返信編集・削除(未編集)

季重り、切れ字を複数使う、動詞過多などが俳句の禁則とされますが、名句と称される句にはざらにあります。宗匠や大先生ならよくて、初心者は不可というのでは説得力がありません。従って俳句に禁則はありません。しかしセオリーはあると思います。禁則といわれる技法は、確率的に失敗が多いのは事実でしょう。誤解無く言えば、あくまで確率の問題です。俳句の巧拙はひとえに作者の責任です。ですから禁則ではなく、俳句のセオリーと考えたいのです。そのセオリーを勉強することが、初心者の上達の近道だと思います。
かをりさんと私のやり取りは、言ってみれば言葉のキャッチボールというか、知的遊戯というか、そんな類のもので他意はありません。

引用して返信編集・削除(未編集)

前回の「今日の三択クイズ」から

前回の三択クイズの
第3問    暗く暑く大群衆と花火待つ 西東三鬼
ヒント A暗く暑く B煽ぎつつ C私語止みて

  でのかをりさんとアイビーさんのやりとりが理解できません。
 ご説明いただければ幸いです。よろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

「暗く暑く大群衆と花火待つ」が原句ですが、「暗く暑く」を伏字にして問題をつくりました。回答の選択肢は、A暗く暑く B煽ぎつつ C私語止みて の三つでした。座五の「花火待つ」の「待つ」は動詞ですから、B、C何れが来ても動詞が一句の中に二つ入ってしまいます。これがダメという訳ではありませんが、一句の中の動詞は相なるべくなら一つ以内にした方がすっきりした俳句になります。ひどい句になると、一句の中に三つも四つも動詞が出てくる句があります。非常に落ち着きのない、ごちゃごちゃした句になってしまいますね。かをりさんはそのことを言っています。正解の「暗く」も「暑く」も用言の形容詞ではありますが、動詞ではありません。

引用して返信編集・削除(未編集)
合計4070件 (投稿2025, 返信2045)

ロケットBBS

Page Top