今日の一句
夜の帳下りて風鈴力抜く 桑田隆行
バーベキュー社長みづから火を熾し 加藤倶子
牧場や仔牛のタグに秋の風 杉浦けんじ
11月7日 中日新聞知多版文芸サロン掲載
あの時あの頃
西山に日は傾むきて近松忌 今西 弘子
柿熟るる大和三山日当りて 大平 和男
返り花いろは覚えし子が数う 榊原真寿美
家康のしかみ絵見たや濠紅葉 山下 桂子
夕焼けの色を映せり四季桜 能村 正子
庭中に香り零せる金木犀 石川 一房
立つが漕ぎ屈むが突ける海鼠舟 竹内 豊白
葛の蔓浸してありぬ海鼠桶 飯田 栄松
丸太切るチェンソー唸る園小春 丸地矢江子
半田俳句教室 平成21年11月例会から抜粋
本日の例会、皆さんお疲れでした。あいにく倶子さん、里子さん、眞寿美さんが欠席され女性軍はなづなさんが孤軍奮闘でした。1時から始まって終わったのは4時過ぎという熱の入り方でした。
明日28日は半田俳句教室の10月例会です。お試し出席も歓迎します。ぜひ覗いてみてみて下さい。
会場 雁宿ホール 2階学習室
投句締切り 午後1時30分 会場には午後1時より入れます。
当季雑詠 7句
会費 500円 (正式に入会されれば半年分3000円を前納)
今日の一句
碑の泥を拭ひ伊勢湾台風忌 半田市 新美達夫
6・20 中日俳壇高田正子選一席
自分の句なのでここへ載せるのは気が引けますが、慣例なので掲載します。実はこの句、歳時記に伊勢湾台風忌なる季語は掲載されていません。角川の分厚い歳時記にも未掲載です。5000人以上が亡くなった大災害が、歳時記に載っていないなんて納得できません。大体、歳時記は東京や畿内の生活実感に基づき編集され、中京圏とか地方のことは考慮されていません。初富士、初筑波はあるけれども初御嶽や初岩木、初大山はありません。私としては、この句を言葉は悪いが、確信犯のつもりで応募しました。一石を投ずる意気込みでした。選者の高田正子先生は流石です。果然、選句を通して高い見識を示されました。心から敬意を表する次第です。
今日の一句
焼酎を何と割っても泣ける夜 知多市 浅田麻里江
ねんりんピック鳥取 筑紫磐井選 選者特別賞
受賞された浅田さんは去年の松山大会に続き、ねんりんピック2連覇です。
武豊町民俳句大会 10.6
特選
ジオラマに往時の暮らし秋深む 下保木淳子
秋燕やコンテナ船の胴青き 齋藤佳織
秋の日や蔵の名入りの帆前掛 山本なづな
入選
蟋蟀の鳴くや大五の溜り蔵 新美達夫
蔵元の杉の大樽秋深む 後藤典子
転車台すいと現る鬼やんま 成田乱泊
転車台並ぶ子供等小鳥来る 世古つよ子
切り戻す花の命や秋惜しむ 吉田加代子
思い草悲恋の姫の祠寂ぶ 林邦子
実むらさき亀甲紋の蔵屋号 神谷優
一人一句 省略
今日の一句
煮てもよし焼いてなほよし初茄子 石川里子
灼けつくや弾痕しるき赤煉瓦 新美達夫
糸蜻蛉小さく回り元の葉に 猫田千恵子
10.10 中日新聞知多版 文芸サロン掲載句
今日は短歌と俳句の両方で、半田俳句教室の会員の快挙がありました。まず短歌は中日歌壇に桑田隆行さんが小島ゆかり選に入選しました。俳句は武豊町民俳句大会で山本なづなさんが齋藤朗笛選の特選に選ばれました。
お二人ともおめでとうございます。
コンビニの無人化よりも前地野菜を売る無人店あり 半田市 桑田隆行
(10.6 中日歌壇 小島ゆかり選 入選)
秋の日や蔵の名入りの帆前掛 武豊町 山本なづな
(10.6.2024 武豊町民俳句大会 齋藤朗笛選 特選)
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