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夏のミニ句会を開催します

夏のミニ句会を開催します。下記の開催要領に従い奮って投句して下さい。

2025夏のミニ句会・開催要領
1・投句期間  5月10日(土)~5月20日(火) 兼題句1句を含め当季雑詠4句
2・兼題    麦の秋 または「海」を詠みこんで
3・清記&選句 5月11日(水)~5月30日(金) 選句要領は後報
4・結果発表  5月31日(土)

編集・削除(編集済: 2025年05月13日 10:20)

アイビーの感想

てつをさん、お取りまとめにお世話をかけました。アイビーの感想です。

一湾の夕陽に浮かぶ牡蠣の棚 (泉也さん)
志摩半島の養殖牡蠣の筏を夕日が眩しく照らします。リアス式の入り組んだ海岸線は何時見ても穏やかで一枚の鏡のようにきれいです。そんな平和な光景を句にされたが、今年は異常なほど水温が高く変調を来たしていると聞きます。私たち個人レベルで努力してどうなるものでもありませんが、どうも取り返しのつかない事態が進行しつつある、そんな気がしてなりません。

靴下を布団の中でぬぐ無精  (野の風さん)
少々行儀の悪い句ですが、この季節、特に私たち中高年の男性の共感を呼ぶ句になりました。この句に共感すると言うことは、とりもなおさず、布団の中で靴下を脱いでいることを白状するようなものですが。日常の一コマをユーモラスにまとめられました。

吾ら住む星の危ふし冬星座 (てつをさん)
私たちの地球も銀河系の星のひとつです。銀河系に生命体の存在する星が幾つあるのか知りませんが、私たちの地球はヒトの個体数が増え、様々な問題を引き起こしています。地球温暖化もその一つでしょうか。あるまいことか、霊長類ヒト同士の戦争も。この地球、どうなってしまうのでしょう。冬の銀河はあんなに美しいのに。

眞向ひの白壁屋敷冬紅葉 (新之助さん)
白壁の美しさ、冬紅葉の赤や黄色の艶やかさと上手く対比させた句。特に日本建築の漆喰の土蔵などに紅葉した蔦が這い、余白のように白壁を残す様は自然の造形の見事さを表しています。視覚に訴える、色彩豊かな一句

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感想

野の風です。

てつをさん幹事ご苦労さんでした。
 野の風の感想です。

一湾の夕陽に浮かぶ牡蠣の棚(泉也)
播州赤穂の坂越湾に太陽が沈んで・牡蠣筏がシルイットとなってゆく光景。どんなに綺麗かと想像します。写真に撮りたい風景ですね。夕日に浮かぶ牡蠣の棚が美しい。

極月や服薬の数また増えて (てつを)
高齢になるとどうしても薬の数が増えますね。私は血圧の薬毎日一錠飲んでいます。
また私は糖尿病の予備軍なので二ヶ月に一回検査を受けています。時には血糖値HbAが7%を超えるときがあり、運動と食事で気をつけて薬をもらわないよう努力しています。

抜けさうな空の青さや子守柿(アイビー)
一つの残された子守柿にはたくさんの実りを贈ってくれたことへの感謝と生き物への贈り物 としての思いが含まれている。そんな子守柿と抜けさうな空の青との組み合わせが良いですね。

熱燗に行く末のことふと思ひ (新之助)
 ある年齢になり一人で晩酌をしているとふと行く末のことを考え不安になるのだが、むしろ気軽にのんきに今できる事を大切に孤独を楽しみたいものだ。..

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泉也の自作あれこれ

てつをさん
泉也です
今回お世話様でした。いつもの自作あれこれです
蒼天にけなげな姿冬桜
泉州にある黒鳥公園に吟行した時の句。植樹され二・三年の一本の冬桜に四つ五つ白い花が咲いている光景。丘にポツンポツンと植樹されているので「けなげ」ととりました。「蒼天」新之助さんの指摘の通りこの句、私の句帳には「晴天に・・」に直し記録しました。

茶の花やバスの終点過疎の邑
私のふるさと丹波の山奥。妹がメールで送ってくれた写真をもとに詠んだ句です。
歳のせいで余計ふる里を懐かしく思うのでこんな句が多くなりました。私の少年期一学年120人が今は20人程とか。

一湾の夕陽に浮かぶ牡蠣の棚
これ昔見た光景を今読みました。播州の赤穂の坂越湾・牡蠣筏の並ぶ湾に太陽が沈んでゆく光景。沈みゆく間5分ほどじつと見ていました。それは見事。それを五七五で表現するのはむずかしい。中七「夕陽に浮かぶ」が利いているかですね。

捨てし河豚腹ふくらませふて腐れ
この秋、人生最後の釣りと若狭三方の久々子湖での釣行した時の句。こんな句も詠みました。
 本命は釣れず釣れるは河豚ばかりなり  釣りあげし河豚投げ捨てる漢かな
結局 鯊他30・河豚40程でした。この句「河豚・フグ」どちらか迷いました。

枯芝にコロコロ転げ遊ぶ餓鬼
最初の句と同じ黒鳥公園。枯芝の丘で子供達が遊ぶ風景です。「転げ遊ぶ」が一寸重なっていますね。
餓鬼と詠んだのは私の好みです。

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蒼天

新之助さん
泉也です
「蒼天」春の空の意があること初めて知りました。教えていただいて有難うございます。歳とつても知らない事が多いです。これからもよろしく。
泉也の自作あれこれは後ほど。

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特選句の選評

てつをです。
小生の特選句の選評です。

〇一湾の夕陽に浮かぶ牡蠣の棚
  かなり以前になりますが、伊勢志摩方面を旅行し、レンタカ-であちこちの観光スポットを
 巡ったことがあります。その時に見た的矢湾の光景を思い出しました。まさに一幅の絵画を
 見ているようでさぞかし絶景であったことと想像され、作者の感動が伝わってきます。
  その時に次のような句を詠みました。
  ・冬の日を集め的矢の牡蠣筏

〇熱燗に行く末のことふと思ひ
  寒い冬の夜、冷え切った心身を熱燗で癒していたのでしょうか・・・。独りで酌んでいた時に
 ふとわが身のこと、家族のことなどその行く末が脳裏をよぎったものと想像されます。
  いくら考えても悩んでも如何ともし難いことと分かっていても、ふとした時に行く末のことを
 思ってしまいます。高齢の身にとってなお更にひしひしと伝わってきます。
  また、俳句として「熱燗」とくれば一般には「賑やかさ」を連想しますが、この句は敢えて「寂
 しさ」につなげたところが良かったと思います。

                                          以上

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的矢の牡蠣の不漁が伝えられています。水温が異常に高く牡蠣の生育に影響が出ているようです。秋刀魚の不漁といい、庶民の食を直撃しています。俳句のネタにも一工夫要る時代になってきたようです。

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選句の感想です

新之助です。

てつをさん、今回の冬のミニ句会の幹事、有難うございました。
また、てつをさんには、前回の句会に続き、高成績、おめでとうございます。

 なお、今回は、小生の句にも皆さんから沢山の選を頂き、感謝です。
 では、小生の選句感想を述べさせて頂きます。

☆蒼天にけなげな姿冬桜(泉也)
  作者は、青空に冬桜が咲いている風景をご覧になり、けなげな姿と感じて、
本句を詠まれたものと思いました。
なお、小生以外の方が、本句を選句されていない理由として、「蒼天」という
言葉には、「青空」の意味のほか、「春の空」の意味も持っているからかなと感じました。
 よって本句の冒頭の言葉は、蒼天の代りの「青い空」と書かれた方が良かったかなと
思いました。

☆冬りんご皮ながく剥きつつがなし(野の風)
 林檎の産地にお住まいの作者は、採れたての冬林檎を食べるため、その皮を剥かれたところ、
最後まで切れないで剥けたことを愛でて「つつがなし」と詠われたものと感じました。
ユーモアのある句と思いました。
 
☆吾ら住む星の危ふし冬星座(てつを)
 最近、氷河が解け始めたり、山火事が起こったり等、我々が住んでいる地球に起きている
異常現象が見られます。作者は、これらの点を踏まえて、やや強調しての地球への思いを
詠われたものと感じましたが、どうでしょうか。

☆抜けさうな空の青さや子守柿(アイビー)
 作者は、どこかの家にある「子守柿」が青空を背景にして紅く輝いている様子を
巧みに詠われたものと思います。

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2023冬のミニ句会結果発表

てつをです。
2023冬のミニ句会の結果を発表します。
誤り等がありましたらご指摘をお願いします。
これから先、選評、感想、作句背景などを発表して頂き活発な交流を
お願いいたします。


   2023冬のミニ句会の選句結果

1,高得点者
  新之助 14点  てつを 14点

2、高得点句
7点 熱燗に行く末のことふと思ひ(新之助)   
6点 一湾の夕陽に浮かぶ牡蠣の棚(泉也)
6点 吾ら住む星の危ふし冬星座(てつを)
5点 靴下を布団の中でぬぐ無精(野の風)
5点 抜けさうな空の青さや子守柿(アイビ-)
5点 極月や服薬の数また増えて(てつを)

3、各人の得点と選句者
  泉也 12点
  1、蒼天にけなげな姿冬桜  2点 新之助◎
 2、茶の花やバスの終点過疎の邑 3点 新之助 てつを アイビ-
 3、一湾の夕陽に浮かぶ牡蠣の棚 6点 野の風◎ てつを◎ アイビ-◎
 4,捨てし河豚腹ふくらませふて腐れ 1点 野の風
 5,枯芝にコロコロ転び遊ぶ餓鬼 0点

  野の風 12点
 6,雨粒の日ごと大きく冬間近 1点 新之助
7,小春日や脱ぎしジヤンパ-腰に巻き 3点 泉也 てつを アイビ- 
 8,冬りんご皮ながく剥きつつがなし 3点 新之助 泉也 てつを
 9,靴下を布団の中でぬぐ無精 5点 新之助 泉也 てつを アイビ-◎
10、昼食のカツプラ-メン冬に入る 0点

てつを 14点
11、吾ら住む星の危ふし冬星座 6点 新之助◎ 泉也 野の風 アイビ-
12、よくもまあこの白菜の律儀なる 1点 新之助
13、極月や服薬の数また増えて 5点 新之助 泉也◎ 野の風 アイビ-
14、天地の病み獣ら眠られず 1点 アイビ-
15、磴登る木の実踏む音プチパチガリ 1点 野の風

アイビ- 10点
16、海原を睨む竜馬の懐手 2点 泉也 野の風
17、神の留守監視カメラはエンドレス 2点 泉也 てつを
18、おだやかな日差したまはる冬立つ日 1点 新之助
19、鴨群れて離合集散止め処なし 0点
20、抜けさうな空の青さや子守柿 5点 新之助 泉也 野の風 てつを◎

新之助 14点
21、眞向ひの白壁屋敷冬紅葉 4点 泉也 野の風 てつを アイビ-
22、子ら拾ふまばゆき銀杏落葉かな 0点
23、滝みちを伝ひ歩くや小春の日 2点 てつを アイビ-
24、妻寝込み雑炊の味覚えけり 1点 野の風
25、熱燗に行く末のことふと思ひ 7点 泉也◎ 野の風◎ てつを◎ アイビ-

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選句受領

てつをです。
新之助さんの選句コピ-しました。
アイビ-さん、非表示にして下さい。

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新之助さんの選句を非表示にしました。

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選句受領

てつをです。
野の風さん、選句受領しました。
アイビ-さん、非表示にして下さい。

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選句




野の風です。

てつをさん、幹事ご苦労さんです。
選句しました。よろしくお願いします。

◎3, 4, 11, 13, 15, 16, 20, 21, 24,  ◎25

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