MENU
66,095
固定された投稿

結果報告

野の風です。

 夏の句会結果を発表します。

    不都合な点かありましたら投稿よろしくお願いします。楽しい感想お待ちします。
アイビーさんの目の手術無事なされることお祈り申し上げます。
令和7年 夏の句会結果

2025年「夏の句会結果」
高得点者
16点 てつを
15点 野の風

高得点句 ( 同点は清記順 )
  6点 他人(ひと)は他人(ひと)吾は吾なり冷奴 (アイビー)
5点 米櫃の卯の花腐し古古古米(てつを) 
  5点 一徹は親父ゆずりよ冷奴 (てつを) 
5点 紫陽花のけふの色出す雨の糸(新之助)
 4点 炎帝を味方に畑の豊かなる (てつを)
4点 炎帝に逆らふ気力失せにけり(泉也)
 4点 向日葵の迷路に弾む子らの声(泉也)
  4点 紫陽花に傘の雨音似合いけり (野の風)


各人・各句の得点及び選者一覧
……………………………………………………………………………………………
アイビー 11点  
 1,炎帝を諫むる臣の疾く出でよ   1新之助
 2,他人(ひと)は他人(ひと)吾は吾なり冷奴 6泉也 ◎野の風 ◎新之助 てつを
 3,初めての町に既視感百日紅    1てつを
 4,万緑や蓋の飯から食ひ始め    0
 5,隣まで来たる朝刊明易し   1 野の風
 6,噴水に翳が伸びくる忠魂碑  2泉也 てつを
……………………………………………………………………………………………
てつを 16点
 7,深井戸の水に親しみ冷奴     1野の風
 8,炎帝を味方に畑の豊かなる   4 ◎アイビー ◎ 新之助
 9,若者に習慣(ならひ)を問はれ青嵐 0
10,米櫃の卯の花腐し古古古米  5 泉也 ◎野の風 アイビー  新之助
11,球界の向日葵天に輝けり    1泉也
12,一徹は親父ゆずりよ冷奴     5◎泉也 野の風 アイビー 新之助
……………………………………………………………………………………………
泉也  13点
13,炎帝に逆らふ気力失せにけり  4 野の風 ◎ アイビー 新之助
14,咲き誇る百日紅瘤見え見えに  0
15,向日葵の迷路に弾む子らの声  4野の風 アイビー 新之助 てつを
16,噴水の飛沫浴びゐる石の像   0
17,蜘蛛の囲を先づ取り払ふ父祖の墓碑  3 アイビー 新之助 てつを
18,囲を張りて待ち構へゐる女郎蜘蛛   2 野の風 てつを
……………………………………………………………………………………………
新之助  11点
19,炎帝の夕べのおかず決めかねて   1野の風
20,百日紅夕べの風を待ってをり    1泉也
21,梅雨最中つひに心も濡れてをり0
22,紫陽花のけふの色出す雨の糸 5泉也 野の風 アイビー ◎てつを
23,朝寝坊笑ふかに来て夏の蝶 2泉也 野の風
24,時の日や鯨激しく潮を吹き   2 アイビー てつを
……………………………………………………………………………………………

野の風  15点
25,百日紅古刹にありて紅ほのか  2◎ 新之助
26.冷奴今日も一日を終わりけり  3泉也 ◎ アイビー
27.天命と思いて書けり桜桃忌   2◎ てつを 2
28,夏空に雲もくもくと何描く   3◎泉也 新之助
29.野の花をたつぷり活けて夏きざす 1てつを
30.紫陽花に傘の雨音似合いけり 4 泉也 アイビー 新之助 てつを

投句者の選句一覧
泉也
2. 6. 10.11.◎12. 20.22.23. 26.◎28.30
野の風
◎2,5,7,◎10,12,13,15.18,19,22,23
アイビー
◎8 10 12 ◎13 15 17 22 23 24 ◎26 30
てっを
2,3,6,15,17,18,◎22,24,◎27,29,30
新之助
1、◎2,◎8,10,12,13,15,17,◎25,28,30

編集・削除(編集済: 2025年07月04日 17:54)

投句

野の風です。

  春のミニ句会投句は今日2月9日(金)から2月15日(木)までです。
 皆さんの投句お待ちしております。

引用して返信編集・削除(未編集)

春のミニ句会要項

野の風です。

(2024yc春)ミニ句会の要項を発表します。

(2024yc春)ミニ句会の要項

1.季題:当季雑詠(「春」の季語)3句
  兼題:蕗味噌          1句
あわせて4句

2.スケジュール
 (1)投句:2月9日(金)~2月15日(木)
 (2)清記:2月16日(金)
 (3)選句:2月17日(土)~2月23日(金)
 (4)結果発表:2月24日(土)
  
3.投句及び選句について
(1)投句方法:
   ①当季雑詠の句として「春」の季語で3句投句(季語の確認は投句者が行う)
   ②兼題句について、 兼題 蕗味噌 1句投句
   ③当季雑詠の部(番号を1,2,3,と付す),兼題の部(番号4と付す)
    句の、最後に「俳号(投句者名)」を記す。
(2)選句方法:
   ①清記の中から、良いと思うものを6句選句する。特に良いと思う句には◎を付け    る。(◎は2点、○は1点とする)
   ②件名を「ミニ句会選句」とし、選句と選者の俳号を記入の上送信
(3)結果発表方法:①高得点者、②高得点句、③各人・各句の得点及び選者を発表

4.結果発表後の意見交換
 これまでと同様、俳句を愛好するメンバーの交流の場として、お互いの俳句に対する理解を深めるべく、『特選句』、『印象に残った句』、『共感を得た句』及び選句の感想、質問、回答等を自由に投稿
 

引用して返信編集・削除(未編集)

幹事推薦

野の風です。

アイビーさん、新之助さん「春のミニ句会」幹事推薦ありがとうございます。
2月に入ってから要項発表します。

引用して返信編集・削除(未編集)

次回句会幹事の件

新之助です。
野の風さんの次回春のミニ句会の幹事に立候補、有難うございます。
支持します。よろしく、お願いします。
また、貴兄の感想文も楽しく、拝見しました。

引用して返信編集・削除(未編集)

野の風さん、早速の立候補有難うございます。私も支持します。

引用して返信編集・削除(未編集)

感想・幹事立候補

野の風です。

野の風の感想

初景色この明るさにある余生 (泉也)
初景色を見ながら、まだまだ余生を明るく生きている泉也さんの心境を感じます。

 元旦の夜空仰ぎて能登悼む (新之助)
今年の元旦、能登半島での地震本当に痛ましさを感じました。複雑な気持ちで夜空   を眺める新之助さんの気持ちよくわかります。まだまだ大変な能登の人たちに哀悼   の意を申し上げます。

天職と思へばぬくし蓮根掘 (アイビー)
蓮根掘は初冬の季語、冬になって寒い中に行う蓮根掘りは重労働であったであろう、  しかしそれも天職と思えば寒さも忘れるのだ。 

老ゆるとも耄にはならじ初日記 (てつを)
  歳を取ってもまだまだ「 おいぼれたり・ほうけたり・。耄碌(モウロク)    してはいられない」 まだこれからだ。その決意を初日記に記すのだ。

二月、暦の上では春ですが、津輕はこれから雪の季節です。「春のミニ句会」幹事立候補します。どなたか推薦お願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

次回幹事の件

次回、春のミニ句会の幹事をそろそろ決めなくてはなりません。どなたか立候補していただけませんか。

引用して返信編集・削除(未編集)

アイビーの俳句鑑賞

アイビーの俳句鑑賞

3 初鏡齢重ねし顔なるや (泉也)
自分の顔は毎日見てるから気がつかないが、正月などの節目に改めて吾が顔を見るとその変貌に驚くことがある。誰しも経験する正月の一コマを通じ、容赦ない時間の経過を突き付けられた思いだ。

7 成長を願い三年日記買ふ (新之助) 
誰の成長なのか言ってないが孫であることは自明だ。私には孫がいないが、次代を担う世代の健やかな成長を祈る気持ちに変わりはない。まして自分の血を受け継いだ孫ならなおさらであろう。三年日記まで買うとなると、これは親馬鹿ならぬ孫馬鹿か。

14 方言でそっと囁き雪女郎 (野の風)
野の風さんの在所の雪女郎なら津軽弁ということになろうか。考えてみれば雪女郎は標準語を喋らなきゃならん理由がない。津軽弁を喋る雪女郎がいたって不思議でも何でもない。愉快な一句となった。

19 美(は)しきもの汚きものも冬の川 (てつを)
俳句の題材は美しいものばかりではない。我々の住む社会にしたって同様だ。美しいものも汚いものも、全部引き受け、許容する冬の川。そのようにして時は過行く。

24 余生とは余りにあらず青木の実 (てつを)
私がいつも感じている思いをそのまま俳句にして頂いた。その通り、と声を掛けたいほどだ。青木の実との取り合わせも見事。

引用して返信編集・削除(未編集)

泉也の自作あれこれ

アイビーさん
泉也です
句会お世話様でした。いつもの自作あれこれです。

雑詠の部、今回私、新年の季語で頭に初の字のつく季語に挑戦してみました。調べたら初のつく新年の季語沢山あるのに驚きました。初日・初景色・初鏡・初鴉
暁闇に身を引き締めて初日待つ
句意ははっきりしているのですが中七「身を引き締めて」と7音にするため「・・・て」としました。最初「心引締め」としていたのですが、寒いとしろで日の出を待ってるので「身を引き締めて」としました。

初景色この明るさにある余生
歳をとるとどうしても自分の人生を詠みたくなり、こんな句になりました。これから先長くはないので、明るく過ごそうとの思いです。俳句としては「?」です

初鏡齢重ねし顔なるや
自分の顔を鏡でみてびっくり。ひねくれ爺そのもの。これなら曾孫を私が抱こうとしたら「いや‣いや」と泣くのは当然と納得した次第。俳句としても自己主張のしすぎですね。

東雲に威を正し啼く初鴉
鴉にしたら別に威を正していたわけではなく、此方が元旦という事でそのように見えたので「威を正し」とした次第。

兼題の部
今回の兼題「去年今年」題詠「生」。投句2句とも最前言った通り、自分の人生の思いを詠みました。
90過ぎ迄生きたことを「売り物」にしていると自分自身感じ恥ずかしいです。
晩歳やあるがまま是と去年今年
中七「あるがまま是と」これが今の私の信念です。

お屠蘇酌み今年も目指す生一本
これからは物事に余りこだわらず、気楽に過ごそうとの願望の句です。

新之助さん
私の句の選評、有難うございます。今年もよろしくお願いします。

引用して返信編集・削除(未編集)

特選句の選評

アイビ-さん、お世話いただきありがとうございました。
小生の特選句の選評です。

8、凩や片意地張りて歩きをり
   老いの一徹か?年を取るとともに丸くなるどころか何事にも片意地を張る
  人がいます。作者自身のことを詠んだのかどうかはわかりませんが、わが身に
  置き換え思わず苦笑しました。
   毎日の日課とは言え、何も凩の中を行かなくとも良いのにと・・・。

16、八十路てふ未踏の一歩年明くる
   以前、俳句の先生が「60才を還暦、70才を古稀、80才を傘寿と言って
  お祝いをするが、これには深い意味があるように思う。不思議なものでその年
  齢を境にして体調に変化が生じやすいように思う。人生80年時代と言われる
  ようになったが、やはり80才を越えると大きな変化がある」とおっしゃって
  たことを思い出しました。
   私自身、八十路の半ばを越えましたが、まさしく未踏の坂道を歩いています。
  作者は、新年に傘寿を迎えいよいよ八十路に踏み入ることになるのでしょうか。
  「年明くる・・・」には、大いなる決意のようなものを感じ取りました。ます
  ますのご健勝そしてご健吟をお祈りいたします。

29、鳥の目で見たる世間の去年今年
   昔から「鳥目」と言って鳥は夜間は見えず人間よりも視力が劣ると言われてい
  ますが、専門家の話ではそれは全く逆で鳥は人間の見えない紫外線が見え、視界
  も広いうえに、何よりも遠いところと近いところを同時に見ることが出来るそう
  です。作者はそこに着目して、鳥たちには今の人間の世界がどのように見えるの
  だろうと想像したのでしょう。
   世界では果てしなく続く悍ましい戦争、日本では金にまみれた政界そして元日
  早々の能登半島地震など。鳥たちに感想を聞いてみたいですね。
   大変面白い句だと思いました。

                                    以上

引用して返信編集・削除(未編集)

選句の感想です

新之助です。

アイビーさん、本句会の幹事ご苦労様でした。
今回の句会で抜群の成績の野の風さん、てつをさん、おめでとうございます。
では、小生の選句感想を思いのまま述べさせて頂きます。
もし、読み違えがあったら、遠慮なくご指摘下さい。

1.当季雑詠の部
☆初景色この明るさにある余生(泉也)
  初景色の明るさを今年1年の歩み(余生)と結んだ表現が良いと感じました。
  どうぞ、楽しい1年になりますように。

☆天職と思えばぬくし蓮根堀(アイビー)
 普通の人は、寒い時期に泥にまみれて行う「蓮根堀り」を嫌うものですが、作者はそ
の作業を天職と感じてされ、見事な蓮根のほか、労働の成果として体が暖かくなられたことを楽しく詠われている点が面白いと感じました。

☆方言でそっと囁き雪女郎(野の風)
 雪女郎から津軽弁で囁かれた作者は天から奥様が舞い降りたかの気持ちで心が躍ったのではないでしょうか、上5の「方言で」の選択が成功した句と思いました。

☆老ゆるとも耄にはならじ初日記(てつを)
 最近、図書館から有吉佐和子の「恍惚の人」を借りて読んだばかりですが、その本に出てくる83歳の老人の老いぼれぶりを見事に描いています。
 本作者が、今年も一つ年をとっても、自分は耄(老いぼれ)にはならないぞとの堅い決意を初日記に
書かれた気持ちはよくわかります。
 そういう意味では、俳句はボケ防止に最適と言われていますので、お互い、本句会で切磋琢磨しましょう。

2.兼題句の部
☆去年今年いのち一つに何望む(野の風)
 あれこれでなく、人間にとって、一番大切なものは命です。そのことは、去る1月二日の飛行機事故で
持ち物は捨てて30秒で地上に脱出できた出来事が見事に物語っています。
本句もこの点を踏まえての句でしょうか。

☆余生とは余りにあらず青木の実(てつを)
 「青木の実」の写真を検索で拝見し、とても綺麗な紅色で若さを感じる姿を見て、作者の願いが
良くわかります。また、本句を通じて、「青木の実」という素晴らしい季語があることを知りました。

☆晩歳やあるがまま是と去年今年(泉也)
 いつも等身大の句を出される作者ならではの句を感じました。
 今年も、本句会の最長老として、お元気な句を期待しています。

☆鳥の目で見たる世間の去年今年(アイビー)
  作者は、鳥が空から見下ろして見ているような見地でこの世の実情を見ると
昨年に比べて、今年はどのように生きたら良いかと思考されているということでしょうか。
 作者ならではの、難解な句と思いました。
 特選で本句を選ばれたてつをさんの本句に対する感想を是非お聞かせ下さい。
                  以上

引用して返信編集・削除(未編集)
合計830件 (投稿671, 返信159)

ロケットBBS

Page Top