北九州少年合唱隊第34回定期演奏会は、定期演奏会としては4年ぶり。特にミュージカルは久しぶりなので、現在いるメンバーで可能な演目は何かを考えた上で決定したプログラムだったように思います。上級生の自覚が下級生にも伝わって、期待を大きく上回る成果となって現れました。困難の中で頑張る隊員にエールを送りたいと思って、蛇足気味の長文を書きました。会場に、将来隊員になってくれそうな学年の少年がどれだけいたかはわかりませんが、これは明るい兆しだと思います。
『星の王子様』は、昭和53(1978)年に放映されたアニメ『星の王子様』の主題歌が忘れられません。フレーベル少年合唱団の鈴木賢三郎が独唱しましたが、日本のボーイ・ソプラノ史上、5本の指に入るような名演です。
一方、古い映像ではありますが、「みんなのうた」を20年後によみがえらせたビッグマンモスは、プロ精神に満ちた少年たちであったと言えます。
「クラリネットをこわしちゃた・ホルディリディア」ビッグマンモス
先週公開した「26 日本昔話とそれをもとにした童謡」を読んで、これまでにも、「月寒の少年」を共同研究したノースエンド氏より「日本昔話」をもとにした唱歌には、2通りあるものがあるという参考資料を送っていただきました。
童謡と唱歌は、現在ではひとくくりにして紹介されることが多いですが、厳密には、文部省が「唱歌」という教科で指導するために選ばれた曲が「唱歌」であり、広義には子ども向けの歌、または子どもが歌う歌 狭義には日本において大正時代後期以降、子どもに歌われることを目的に作られた詩に作曲された曲が「童謡」です。そこで、童謡と唱歌を区別し、関連資料として、「26 日本昔話とそれをもとにした唱歌」の後に、記載させていただきます。
日本のソリストは、比嘉一稀、平賀 晴、平賀 照、奏やん、宮澤伶輔、小暮航ノ介、松浦歩夢、涌澤昊生の8名を最新資料をもとに加筆します。
先日ご紹介した広島少年合唱隊パネル展 10月17~26日午前9時半~午後10時(26日は午後5時まで 広島市まちづくり市民交流プラザ )についての朝日新聞の記事が10月15日に掲載されました。
また、10月17日には、TBSや中国放送では、映像付きで公開されています。ネットでも視聴可能です。約1分半ぐらいですが、歴史的な映像も見ることができます。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/783515?display=1 少年合唱団(隊)にとって、制服はなぜ重要なのですか?大切なのは音楽ではないでしょうか? という問いに答えることは、少年合唱にとって本質的なことなので、これから、さらに研究を進めていきたいと思います。
昨年度の「童謡・子どもの歌コンクール」第2次予選の録画は、少し前より「は行」の名前の少年の歌に入りました。晴山叶は、かなり大きな動きを入れながらも、歌がそれによって崩れることはなく、そのような面で感心しました。声量のコントロールが上手だなあと感心します。翌日に続きます。
晴山 叶力 「あのね、のねずみは」
最近日本の少年合唱団はどのような活動をしているか、気になっている方もおいででしょう。時期的には少し前後がありますが、最近YouTubeに公開された各合唱団(隊)の演奏や活動のうち、YouTubeに公開されているものをご紹介します。何といっても、今年5月8日以降は、マスクがとれていることが、よいことです。なお、今週末は、去る10月9日(月)に行われた北九州少年合唱隊第34回定期演奏会のレポートを公開します。
北九州少年合唱隊
北九州空港での演奏「時代」(昨年末)
第47回北九州少年少女合唱祭「宇宙戦艦ヤマト」
第47回北九州少年少女合唱祭「さくら」
新潟少年合唱団 おんぶんリレーコンサート2023
広島少年合唱隊
「歌の体験会」2023年ご案内
広島少年合唱隊パネル展のご案内 1960年の誕生から今日までをパネルでご紹介します。 10月17~26日(広島市まちづくり市民交流プラザ )
なお、昨日と本日紹介した歌の一部等をYouTubeのコーナーとリンクしています。
童謡のレコード・CDは、プロフィールのわからない少年・少女歌手が歌っていることが多くあります。横野鉄雄は、コロムビア少年合唱隊の一員でソリストをして録音していると推測できます。同様のレコードのソリストは、多くの場合、レコード会社とつながりのある少年(児童)合唱団の団員であることが多いと考えられます。ただ、童謡のファンが高齢化しており、現代を生きる子どもたちがあまり興味を示さないことが大きな課題です。
浦島太郎 横野鉄雄 コロムビア少年合唱隊
一寸法師 横野鉄雄 コロムビア少年合唱隊
はなさかじじい 高木淑子・北野修治
現在40代以上の人にとっては、「まんが日本昔ばなし」の方が親しみのある歌かもしれませんが、この番組、放映開始が昭和50(1975)年の作品のため、現在では放送禁止用語になる言葉があるためか、再放送されなくなっています。作品を理解するためには、その作品が描かれた時代背景を知ることも大事なことだと思いますが・・・
にんげんっていいな 「まんが日本昔ばなし」 中嶋 義実 ヤング・フレッシュ
パリ木の十字架少年合唱団CD「音楽の世界」は、次のアドレスで全曲を聴くことができます。
https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nAcbX3A9s3p1GZrV27_yPgKCVoo5Bq0_8 日本でも、パヴァロッティが歌うことで、知られるようになった「Caruso(カルーソ)」は、イタリアのナポリ出身のシンガーソングライター兼俳優のルチオ・ダルラ(1943~2012)が、1986年に発売された曲で、ルチアーノ・パヴァロッティやフリオ・イグレシアスなどの多数の国際的なアーティストによりカバーされました。 パヴァロッティが歌ったバージョンは900万枚以上、アンドレア・ボチェッリのアルバム "Romanza" (1997) に収録されたものは世界中で2000万枚以上の売り上げを記録しています。
最近では、少年歌手もこの曲を採り上げて歌っており、最近では、マラカイ・バヨーも歌っています。
ルチオ・ダルラ(Lucio Dalla 創唱者)
ヘルドゥール・ハリー・ポルダ(Heldur harry põlda) 2012
マルティン(Martín) 2016
&t=217s
マテオ・マルクス ボック(Matteo Markus Bok) 2016
マラカイ・バヨー(Malakai Bayoh)2023
9月29日にNHKBSで放送されたウィーン少年合唱団の公演が、NHKEテレで、11月3日(金・祝)19:25-20:20に放送されます。前回お見逃しになった方は、ぜひこの機会に。
道楽さんがご逝去されて、昨年までは約2週間に1つレポート投稿がある時期もありましたが、それがなくなって、それをカバーするつもりで、この9カ月かなりハイペースで記事をアップしてきましたが、このペースいつまでもつかなと思ったりしています。
映画『歌劇王カルーソ』と映画『ヤング・カルソ』は、偶然か必然かわかりませんが、1951年にアメリカとイタリアで制作された映画で、これまでも概論のところで述べておりましたが、独立させたいと思います。また、映画のDVDのコーナーでも紹介しています。ただ、著作権の関係もあるでしょうが、YouTubeの映像は部分的です。そこで、概論での扱いは軽くします。
映画『歌劇王カルーソ』からカルーソーの少年時代を描いた部分
映画『歌劇王カルーソ』から「アヴェ・マリア」
映画『歌劇王カルーソ』から歌劇『リゴレット』より「風の中の羽のように」
映画『歌劇王カルーソ』で、主演を演じたマリオ・ランツァは、戦後の一時期、時代の寵児となった歌手で映画俳優です。しかし、その人生は、決して幸せだったとは言い切れません。
マリオ・ランツァ「グラナダ」
マリオ・ランツァ「学生王子のセレナード」
本日の定例更新以外にも、イタリアのシンガーソングライター ルーチョ・ダッラ(Lucio Dalla)が1986年に作曲したバラードで20世紀のテノール、エンリコ・カルーソーに捧げられている「カルーソー」は、クラシック系のボーイ・ソプラノのソリストやポップス系の少年歌手によってもを採り上げて紹介します。
加賀美一郎について、少しずつ新しい情報が入ってきましたので、加筆しています。加賀美一郎は、第二次世界大戦から戦後にわたってボーイ・ソプラノの歌声を録音しています。戦争中と戦後で歌声が違うのは、成長だけでなく、その当時求められていた歌や歌声が違うということだと思います。詳細は、「日本のソリスト」10 加賀美 一郎をお読みください。
(戦争中)
お山の杉の子(安西愛子:加賀美一郎・壽永恵美子・日畜児童合唱団)(1944年)
お國のために(加賀美一郎・岡本美智子)
(戦後)
ころころどんぐり(安西愛子・加賀美一郎)(1946年)
ゆふべの夢(加賀美一郎)(1946年)
大きな輪(加賀美一郎・川田正子)(1946年)
「ボーイ・ソプラノの美学」のコーナーには、開館当初、世阿弥の「風姿花伝(花伝書)」をもとにして、「生涯教育論」として、変声期の前後についての芸のあり方について書いていましたが、その全体像をつかんでいないところがありました。そこで、これから数回に分けて、「風姿花伝(花伝書)」をもとにして、今に生きることを書いていこうと思います。これは、加筆ではなく、全面改訂になります。そこで、小見出しも、「(2) 時分の花」から「(2) 風姿花伝(花伝書)に学ぶ 」に変えます。
ただ、以前書いたものを消してしまうと、どこがどう変わったのかがわからなくなるので、全体を書き終えるまでは、残しておきます。
ドラケンスバーグ少年合唱団の歌っている姿は、数多くあります。この合唱団を知った当初は、体を揺らして歌う姿を珍しく感じましたが、これは、その独特なリズム感によるところも大きいと思います。
Heal The World
Follow You Imagine Dragons
Viva La Vida 2010
&list=PLpF9YmM3ybdorTDiKPjpVfyAaFofrFEcI
Longest time 愛知万博 2005
花は咲く
加賀美一郎については、本日文章によって新たにわかったことを加筆し、10月になってから、「加賀美一郎の歌声を追って」で、その歌声をYouTubeで追っていきます。なお、過日YouTubeを整理した後、新たに発見した同じ人物・団体による歌唱の映像・録音は見つけしたい復活させています。
道楽さんの追悼文を書きました。もう新たにあの洒脱なお人形さんとの会話を含むコンサートレポートを読むことはできませんが、過去に書かれた文は記憶遺産として残ることを確信しております。なお、男声コーラスグループの草分け「ダークダックス」のメンバーで、「ゾウさん」の愛称で親しまれた遠山一さんが、9月に亡くなり亡くなられたこと等もあって、「16 日本の少年合唱復興のために」の文を一部修正しております。
昨年の第37回童謡こどもの歌コンクールの2次予選のYouTube映像が次々と公開されています。年齢によるところもあるのでしょうが、童謡・唱歌的な歌い方をする少年と、歌曲につながる歌い方をする少年がいます。中でも、3重唱は、変声前と変声中(後)が混じっていますが、貴重な映像だと思います。
今年は、「日本ソリスト」にも採り上げているソプラノ♪7 ボーイズの平賀晴、平賀照、植木壱太の3名を含む何人かの男子が11月12日のグランプリ大会出場決定します。録画を編集したものは、毎年12月下旬に放送されています。
中川 翔太 もんしろ蝶々のゆうびんやさん
長野 由侑、宮城 航、大西 理仁 絆
新村 京介 ともだち賛歌
西村 恵 むこうむこう
萩原 純 かぜよふけふけ
本館は、本日23回目の開館記念日を迎えました。このホームページは、「ファンサイト」(ある個人・団体やその作品についてそのファンが作成し運用されるウェブサイトである前に、文章系の「研究サイト」(事実やコンサートをもとにして、調査・研究をしたり、そこに自分の考えを加えたりするサイト)として活動してきました。その後、時代は、ホームページよりも簡単に更新できる日記風のブログや、そのときの想いを短文で綴って交流するX(元Twitter)が登場しましたが、X(元Twitter)は、そのときの感情に左右されることもあり、時として対立を引き起こしたり、後になって削除しなければならないようなことになったりするため、やる気がありません。私には、修正や最新情報を加筆できるこの古いタイプのホームページや掲示板が向いていると思って、22年続けて今日の日を迎えました。
とりわけ大事にしてきたのは、INDEXページに書いているように、今では、数少なくなった日本の少年合唱団(隊)のコンサート情報提供をすることでした。この姿勢は、これからも大切にしていきたいと思います。かつては、掲示板を通して多くの方々と交流することができましたが、最近は、交流はメールが主となり、掲示板の位置づけが変わってきました。このロケットの無料掲示板は、1回について5つまでのYouTube画像を表示できるという特性があるので(中には、できないものもありますが)、毎週の定期更新だけでなく、その特性を生かした情報提供をしていこうと考えています。
また、その間、YouTubeや dailymotionのような動画が大きく発達しました。これによって、現在だけでなく過去の演奏を実際に視聴することができるようになり、文章では表現しきれないことを直接知りうることができるようになりました。しかし、動画をホームページやブログに貼っても、その説明がほとんどないのでは、研究でもなければ音楽評論にもなりません。事実をもとにして、そこに自分の考えを加味してこそ、研究サイトは成り立つと考えています。そのような考えに基づいて、「館」の運営を続けていきます。
先月、カーディナル ヴォーン スコラ カントラムの一員として、来日したマラカイ・バヨーは、イギリスでは大変な人気で、最近発売されたソロアルバムのCD「GOLDEN」は、素晴らしい出来栄えです。
「まるで天使の歌声」 マラカイの歌唱が審査員の琴線に触れる
&t=237s
アレッド・ジョーンズとマラカイ・バヨー(12歳)「オー、ホーリーナイト」
アンドリュー・ロイド・ウェッバー「レクイエム」より「ピエ・イエズ」
内海敏彦は、声優としての活躍のみを掲載してきましたが、顔出しの子役としても活躍しており、レギュラー出演していた番組を中心に加筆します。
『小さなスーパーマン ガンバロン』 第1話を観ると、当時、小学6年生頃の内海敏彦の顔出しの演技を鑑賞することができます。(第13話までの出演です。)『あらいぐまラスカル』と同時期かな。
&list=PLqD7xJZEqX_NaElMH_S6i7jfVLvOP0uFp
この番組に出演したこともあって、放送当時のブルマアクのジンクロン合金、ダイバロンのCMにも、声の出演で登場。もう、神秘的ともいえる声の高さ。
ガンバロン 「ジンクロン ダイバロン」CM
本日夕刻、道楽さんのご親族の方よりお電話があり、道楽さんが、本年1月にお亡くなりになられたことがわかりました。多くの方々から、「道楽さんはどうしておられるか。」と心配される言葉やメール等をいただきました。長年にわたり客員レポーターとしてコンサートレポートを投稿され、その洒脱な筆力は、多くの少年合唱ファンはもとより、少年合唱指導者の方々にも、注目されていました。ここに、生前のご功績を称え、そのご冥福をお祈りいたします。
後日改めて、追悼文を本ホームページに掲載いたします。「道楽さんの少年合唱行脚」のコーナーは、本ホームページがある限り記憶遺産として後世に伝えます。
http://www5d.biglobe.ne.jp/~yakata/dourakuangya.htm
合計419件 (投稿404, 返信15)