◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
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◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
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島様、MYDEAR選者、投稿者皆様、新年あけましておめでとうございます。
昨年は評者として参加させて頂き、ご投稿くださいましてありがとうございます。
拙い評で申し訳ございません。詩作、評ともに精進を続けていきたいと思います。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
皆様にとって素晴らしい年となりますように!
夏生
妙言無古今
という言葉を聞いた
名言は
どれだけ時を経ても
名言である
という意味らしい
古今の無い
妙なる言葉とは
例えば
どのようなものだろう
そう思ったとき
ふと
初日の出が
頭に浮かんだ
元日の朝
朝日が昇るのを見ると
人々は皆どよめくという
朝日など毎日昇っているのに
なぜ元日の朝には
皆どよめくのだろうか
おそらく人々は
その朝日の内に
妙なる言葉を
感じているのではないか
阿から吽まで
AからZまで
アルファからオメガまで
森羅万象を包括する
言葉無き言葉を
人々は無意識に
元日の朝日の内に
感じとるのかもしれない
日の光は
この世のあらゆるものを
照らし出し
この世のあらゆるものに
宿るけれど
日常の雑事に追われていれば
身近なものに宿る光や
その光が語りかける言葉に
気づかないから
その光の源である
初日の出を
その古今無き
言葉無き言葉を
人々は拝みにゆくのだろう
今日は大晦日だ
待ちに待った日が来た
一年を締めくくる日だ
今日は大晦日だ
外に出てふらふら歩いた
そしてデパートについた
ついたものは良いものの
何もすることが無い
服を買いたい訳でも
靴を買いたい訳でも無い
ただふらついたままで
何もすることが無い
それは皆にも言えることだ
外に出た結果皆この場所に辿り着いた
皆考えることは同じである
暇を持て余し家に帰った
テレビを点けると特番ばかりしている
他愛もないことを言っては笑い転げ
歌を歌えば拍手喝采
良い日だ
気付けば夜になっていた
いっそう寒さは強まっている
何か温かい物が食べたい
そうだ
年越し蕎麦を食べよう
食べ終わり
またテレビを見る
夜はだんだんと深くなる一方で
僕は今年を振り返る
そして時間になった
除夜の鐘が鳴った
静寂の街を貫いた
今年は終わったのだ
長いようで短い一年だった
明日になれば新しい日が昇る
それは強い輝きを放つだろう
そう思いながら
僕は布団に包まり
目蓋をゆっくりと閉じた
三浦様、お礼とご挨拶が遅れてしまい申し訳ありません、詩の評を頂きありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。タイトルをつけるのが個人的に毎回すごく苦手で、もっと勉強しないとな…と思います。
また書きます。来年もよろしくお願いします。
井嶋りゅう様、「石畳」に評をいただきありがとうございました。今回もタイトルに悩みました。
時々ふっと心が透明になる瞬間があって、そんな時に書いたものです。出来はともかく自分では気に入っている作品でした。褒めていただきありがとうございます。書いていて自分でも何処に着地するのかわからない感覚がありました。そういう場合は大概気に入った作品になることが多いです。
最後の2行はなるほど、言われてみれば確かに、無い方がいいかもしれませんね。そういったことに瞬時に気付けるかどうかが書く上で大事なのでしょう。貴重なアドバイスありがとうございます。また次回よろしくお願いいたします。
MY DEARの皆様、今年も一年間大変お世話になりました。来年もまた引き続きよろしくお願いいたします。幸多き年になりますようにお祈り申し上げます。
瘡蓋を無理矢理剥がした
その下のまだ痛々しい
未熟な皮膚のように
ウイルスが運んだ新しい時代は
平和を願って明けた年
それでも
私達は毎年毎年祈り
越えていく
細胞ひとつひとつの
生と死で出来た手を
私達は広げて
蕾を裂き披く
花達は躊躇うことなく
瞳が焼けるような
新しい朝日を迎える
一度も明日を諦めたことがない
時には野蛮にも見える
卑小に見えることもある
命は
登りゆく太陽と同等の強さを持って
朝日を望む
どんなことが起きようとも
私達は夜を越えていく
誰かと偶然に出逢い
運命を感じたこともあった
再会が必ずあると
奇跡を信じたこともあった
時が経つのは本当に早い
少年老い易く学成り難し
命短し恋せよ乙女
一炊の夢のようだ
あっという間に過ぎてゆく
あっけなく終わってしまう
良くも悪くも何事もなく
何となく終わりを迎える
小春日和の縁側で
ラジオを聴きながら
温かな焙じ茶を飲んでいる
何かを夢みたこともあったような気がする
誰かに恋したこともあったような気がする
遥か遠い昔話のようでぼんやりとしている
誰もいない縁側で
何杯目かの焙じ茶を飲んでいる
もう出涸らしだけれども
今日は良い天気だ
年季の入った急須と湯飲み
干乾びた手の甲を見つめていた
今は耐えるしかないなら
それがやるべきことなら
歯痒くても
もどかしくても
そうする以外他にないだろう
手放せぬものがあるなら
捨てきれぬものがあるなら
惨めでも
情けなくても
しがみつく以外他にないだろう
大切なものがあるなら
大切な人がいるなら
死にたくても
消えたくても
生きていく以外他にないだろう
他にはなにもない
これほど
わかりやすいことは
他にない
なあ、そうだろう
井嶋りゅう 様
はじめまして。お読み頂きありがとうございました。
かなしい、寂しいと本人がはっきり自覚している訳ではないので、明言せずに物寂しい雰囲気を書きたいと思っていました。
伝わっていて嬉しいです。
佳作もありがとうございました。
今後もどうぞよろしくお願い致します。
椿の花も風雨で傷つき
森には枯れ野見に行くのみ
もみじはコンクリの道路で水浸し
カラスが一羽 寒空にアァと鳴く
冬ざれた森 静かに人は行き交う
冬ざれた森にあなたの後姿を追う
木の枝で雀はふくら雀
冬将軍早くも来たる
マガモは元の池に帰り
桜紅葉の葉は土に還る
冬ざれた森で雨が霙に変わる時
あなたは薬指の銀の輪をちらつかせて
灰色の雲はたなびき
凍てつくは風の声
団地の角の吹き溜まり
もういくつ寝るとクリスマス
冬ざれた街 賑やかな人波
冬ざれた街にあなたは遠く溶けてゆく
モノクロームの街に夕焼けだけ赤い