MENU
1,556,135
固定された投稿

★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
新規ご参加の際は、ページ一番下の「お問い合わせ」フォームから、必ず届け出をお願い致します。


◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、

   <<初心者向け詩の投稿掲示板>>
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。

どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

春一番  haru


桜が咲き誇る頃に私は生まれたの

ニュースで三寒四温と言うワードを
見聞きするようになると
君の表情を思い出すんだ

あれから11年が経ち
聞き心地がよかった
ハスキーボイスは
もう忘れてしまった

いつもは平気な顔をして
世の中のほとんどの人と
同じように街に居る

いつか会えたらと
あんなに願っていたはずなのに

記憶はどうして薄らいでいくのだろうか

人間は忘れる生き物だと
どこかで聞いた気がする

どうせならあの数年の日々を
全部なかったことにしてほしい

桜が咲き誇る季節に私は生まれたの

淡いブルーのストールを
僕には想像もつかない
素敵な巻き方をした
君が見える

強い風が吹く...

編集・削除(未編集)

レインボウ・バレンタイン  エイジ

夜明け前の空にぽっかり半月
水仙の花が恥ずかし気に群れ咲く頃
撫子の蕾はようやく花開く
陽は悠々といつもの道を登ってくる
日の出と同時に僕らは散歩に出かけた

暗雲が立ち込めたと思ったら
いきなりのにわか雨
災難だなと君と顔を見合わせていたら

雨あがりの西の空から
十四色の色鉛筆で描いたような
きめ細かい虹が空にかかった
 あり得ない!
君は思わず叫んだ
僕はほくそ笑んだ

 そう言えば今日はバレンタイン
 君に虹を捧げよう
 レインボウ・バレンタインさ
 君にあの虹全てを

 すぐに消えちゃうんじゃない?
 それより何馬鹿げたこと言ってるの?
君はきょとんと呆れ顔
 空のペットボトルの中に
 風と共にしまっておくよ
 それと今日の君との思い出と

その時 君は全てを理解して
僕を抱きしめてくれた
それは僕の詩的な洒落だということ
僕らは駅前の椿通りを回り
上機嫌で帰宅した
バレンタインデーの朝の出来事

君の右手には
一本のペットボトルが握りしめられていた

編集・削除(未編集)

夜を越える ゆーた

夜を越える

 何度も夜を越えた わたしたち
 「明日は光が射すだろうか」
 わかっていても 首を振る
 「寝て、起きたら」
 きっとまだ 夢のなかだろう
 起きてしまったら 陽にあたってしまったら
 気づいてしまう
 まだ消えない
 背中の傷が 明日の憂いが

 記憶の果て ここに置いていこう
 降りしきる願いは 叶いはしないと
 わかっていても
 雲雀≪ひばり≫の羽根
 夜を越え
 朝焼けに消える

編集・削除(未編集)

わたしが  さったことを  いのるしかない  こんなん

それは あったことも たしかでなく
なかったかも しれなく
いろもなく
かたちもないもの

わたしを こまらせ
いつきたかもわからず
いつさったかも
わからない こんなん

いま もう さったのか
まだ さっていないのかも
しれない こんなん

とにかく それは とてつもない こんなん
あるひ
わたしを なかせ
つぎのひ さった
あれは かたちもなく いろもなく
くうでもない

ないのだが
たしかに あって
わたしを ひどくこまらせ
きょう さったかもしれない
しかし また きょう くるかもしれない こんなん

わたしは なすすべが ないことを しっている

もう さったのなら しあわせ
しかし いつのまにか また きょう やってきて
いすわるかもしれない
あれは とてつもない こんなん

わたしには なすすべもない こんなん
わたしを なかせ
わたしを くるしめて
きょう さったかも しれない
こんなん

しかし
また きょう
いつ やってきても
ふしぎで ない
こんなん

わたしには
さったことを
いのるしかない

あれは おそろしい こんなん

編集・削除(未編集)

リノベーション 埼玉のさっちゃん

古きを知り新しきを加える
ただ取り壊すのではなく
新たな息吹をもたらす
眠っている素材を
有効活用していく様子に心打たれる
人も街も活気づき
心癒される場所となってゆく
世知辛い世の中でも
コミュニケーションを取れていくのではないか
建設途中で想像を膨らませながら
実現に向かえたらどんなに楽しいのだろう
素人ながらに考えていた
夢は掴むものだと教わり
そして
言葉にしていくと叶う気がしてくる

編集・削除(未編集)

ウァレンティヌスの泪  荻座利守

結婚を禁じられた
兵士達の
秘密の契りは

遥かなる
いにしえの記憶か
それとも
今この日この時の
出来事だろうか

為政者に
あやめられてもなお
秘密の契りを司った
聖人の想いは
この世界の冷たさに
凝集され
見えない泪の雫となり
地に遺され
海を越え
時を越え

聖人の名を冠したこの日
愛しあう者達の間を行き交う
贈り物のひとつひとつに
ひそかに宿り

その温もりは
今もなお
引き離された者達の
帰りを待つ者達の
無事を願う者達の
胸に深く染み入り

痛みに貫かれた
無言の祈りを紡ぎ出す

色とりどりのリボンや
ラッピングの内に秘められた
いにしえよりの
聖人の泪が
その名を冠したこの日

愛しあう者達の手によって
受け継がれてゆく


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
聖ウァレンティヌス=聖バレンタイン
三世紀、ローマ皇帝に結婚を禁じられた兵士達の結婚式を、
密かに執り行ったことで処刑された聖人。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様 お礼  猫目屋倫理

お礼が遅くなり申し訳ございません。
この度は「嘔吐する自我像」に評を頂きありがとうございます。
この詩は作っていて楽しかったので佳作を頂け大変嬉しく思います。
実は評を頂くまで結構ドキドキしました。
というのもおっしゃる通りケンカ売ってる寸前の際どいテーマだったので(笑)
極意、しかと受け取りました。
また書きますのでよろしくお願い致します。

編集・削除(未編集)

春はまだ遠く  エイジ

春はまだ遠く
日照未だ短し
日暮れ寂しく
夜はしんしんと

夜明け前の朝方
道の両側には
まだ湿り気がある灯の光が
そこかしこに点綴している

陰鬱な雲が
濁った橙に少し染まって
アフリカゾウのように
西から東へと連なって動いている

その空の下
私は丘の頂上を目指し
アスファルトの小路を
スリップオン・スニーカーで
独り蹴っていく

じりじりと
丘へと続く高台を上ってゆく
地面には比較的モダンな
石畳が敷き詰められている

辺りの真っ赤な枯れ葉が
仄暗い中でも赤々と光るようで
冬枯れの美しさを
一際 引き立てていた

更にその小路を行くと
私は丘の頂上に着いた
時刻は7時3分
まるで水墨画のような
たなびく雲間に
橙色の陽の光が
煌々と上っていたのを
立ち尽くして呆然と見ていた

私の徒歩の疲労を
辺りの凛とした空気が
まるで慰めるかのようだ
清々しい汗を感じる
両手を膝に当てて屈み
爽やかな疲労を再び身体で噛み締める

コカ・コーラの喉越しが気持ちいい
すっかり温かくなったこの身体を持て余す
ああ 陽の光がようやく
輝きを増してきて
一日の始まりを告げている

春はまだ遠く
日照未だ短し
日暮れ寂しく
夜はしんしんと

編集・削除(未編集)

我が子へ   晶子

世界で
一番幸せになってもらいたいのはあなただし
一番守りたいのもあなた

なのに痛い思いをさせてしまったり
悲しい思いをさせてしまったり
その途端
私は誰も幸せに出来ない人になってしまう
何一つ守れない人になってしまう

ママは他の子のことばかり気にする
あなたはそう言うけれど

違うんだよ
あなたを見てるから
あなたの周りや
あなたの生きている世界が気になるんだよ

あなたはわかっているのか
いないのか
喧嘩をする時もあるけど
大概はいいよ
しょうがないよと許してくれる

今日だって
手抜きの朝ごはんを食べて
失敗したお弁当を持って
元気に
行って来ます
また後でねと
言ってくれる

ありがとう

編集・削除(未編集)

今  妻咲邦香


言いたいことは特になくて
面白い音さえ聞いて貰えたらいい
そして貴方が笑ってくれたらいい

伝えたい言葉は特になくて
本当はあるけど
それはまた今度でいい

今は
貴方が
笑ってくれたらいい
心から
笑ってくれたらいい

そして
消えていく
静かに
雲のように
霧のように
月のように
雨のように
星のように
命のように
声のように
歌のように
消えていく
言葉のように
悲しみのように
喜びのように
海のように
陸のように
消えていく
消えていく
ミミズのように
カエルのように
枯れ葉のように
獣のように
落とした角のように
消えていく
消えていく
街のように
知り合いのように
大好きだったお店のように
不意に見つけた花のように
スプーンに乗せたプリンのように
友だちに会いに行く猫のように
海で泳ぎたかった少年のように
追い風を待つ雛鳥のように
消えていく
忘れられない恋のように
夜毎燃え上がった愛のように
その愛し合った人のように
愛さなかった人のように
知り合いのように
誰かのように
私のように
消えていく
消えていく
消えていく
貴方の前から
黙って
微笑んで
形のあるものはみんな
感じられるものはどれも
伝えられないものの中
仕舞われて
沈んで
底で淀んで
面白い音を出す
幸せだった音になる


今がもう
去っていく
呼び止めなくていいの?
今は
今しかないのに

ぷっぷかぷー
ぺっぺけぺー
言いたいことは山ほどあるけど
それはまた今度でいい
いつか風向きが変わったら
いつか私が変われたら

編集・削除(未編集)
合計6167件 (投稿6167, 返信0)

ロケットBBS

Page Top