MENU
1,462,219
固定された投稿

★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
新規ご参加の際は、ページ一番下の「お問い合わせ」フォームから、必ず届け出をお願い致します。


◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、

   <<初心者向け詩の投稿掲示板>>
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。

どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

人は偉大であるということ  荻座利守

人は
己自身の悲惨さを
知っているが故に
偉大であるという

ならば人は
世に溢れる悲惨さに
感謝すべきなのだろうか

そんなふうには
誰も思わないだろう

人が感謝すべきなのは
己に降りかかる悲惨さに
堪えうる力を
持っていることだろう

だがその力は
生来のものなのだろうか

人は死者を憶う存在である
と同時に
死者に憶われる存在でもある
という

人が己自身の悲惨さに
堪えうるのは
死者に憶われているから
死者にその力を
与えられているから
なのだと思う

死者を憶い
死者に憶われ
常に死者と共に歩むもの

そうであるが故に
人は偉大であるのだろう

編集・削除(未編集)

ご講評のお礼 シャーミィ来平

お忙しいところ、あたたかいご講評ありがとうございました。自分の作品に評をいただくのは、嬉しいものですね。私にとっては、詩はまだ自分のためのものですが、他者に向けて詩を書いてみようと思いました。本当にありがとうございました❗️

編集・削除(未編集)

夏に溺れ死にしそう エイジ

今日も透析 しあさっても透析
ごあさっても透析

こう暑いと透析病院に
駅から歩いていくのもやっとだな
日に日に行くのが辛くなる
そんなに体力擦り減ってるかなあ

今日は35度いくっていう話だ
こんなに暑いのに
みんなよく汗もかかずに
平然と歩いてられるなあ

トンネル抜けて
バス停へのなだらかな坂を上る
バス停の道を横切って
ひと坂あがっていく

僕はと言えば
額から 首筋から 腕にも
汗が滝のように流れる
はぁ また今日も汗だくかぁ
汚いけどマスクも濡れている

坂を上がったところに
急な階段がある
一段一段踏みしめていく

今日は腰の調子はましだな
最悪な調子の時は
起きたらいきなり腰が痛いもんな
あれは参るよ 勘弁してほしい

階段を登り終わったと思ったら
また小さな だけど急な坂
さあ あともう少しで
病院に着くけど
ここからまだ登りがある

陸橋を渡ってしばらく平坦な道
商店街を抜ける
そこにまた急な階段
段数はさっきより多い

最後の階段から先は
よく見ると緩く坂になっている
その坂の上にポツンと
透析病院がある

病院に入ったらまず更衣室で
滝のような汗を拭わないと
毎度毎度の僕の儀式

もう
夏の酷熱の空気の中に
このまま 歩きながら
溺れ死んでいきそう

編集・削除(未編集)

雨音様、評のお礼  朝霧綾め

こんばんは。
このたびはお忙しいなか、「つる」に評をくださりありがとうございます。

これは何か特別な思想とか、感情とかがあるわけではなくて、単に足がつったことを書いた詩です。
このような詩を詩と呼んでいいのか、不安だったのですが、あたたかいお褒めの言葉をいただき、ほっとしました。

「やすむ箇所」というのは納得いたしました。確かに、人間って一直線で何かをしたりしないですよね。
そういう箇所を作れるように、意識してみます!

これからの詩作につながる大切なことを教えていただきました!ありがとうございます!
これからもよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

足踏み 麻月更紗

鳥が鳴いてる
緑は深く
空気は澄んでいる
でこぼこの山道を黙々と歩いていた
急に視界が広がって
ため息が出た
ここはさっき来た場所
大きな岩も
古びたベンチも
見たばかり
あぁ 私は長く険しい道を歩いていたつもりで
ただぐるぐると回っていただけ
どこへも向かっていなかった
涼しい風が汗をなでる
もうどこへ行けばいいのかわからない
足は止まってしまった

編集・削除(未編集)

手漕ぎボート  cofumi

色なき風が吹く季節になると
誰も来なくなる。
枯れた葉が揺れて
一枚一枚落ちる音さえ聞こえる。

静まり返った湖は
忘れられた人と同じくらい寂しい。
台風で私は流されないように
縛り付けられている。

水面に映る景色は
どうしたって美しくて、
オールでかき混ぜてしまいたいくらい
嫉妬してしまう。

そのうち雪が積もって
私の化粧も剥がれ落ちる。
古くなれば目をかけてはもらえない。
悲しみばかりが積もる。

いつかの若い二人が乗ってきたら、
一番素敵な場所へ誘ってあげる。
それができたら、解体されるのもいい。

編集・削除(未編集)

品評へのお礼 青島江里 様

7/13 「日常」への品評をありがとうございます。

思いつくままにぱっと書いて出してみました。

情景描写が少し伝わりづらいようで、工夫できるようになれたらいいなと思います。

明るい情景を描くことができたらとも。

ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

海亀  妻咲邦香

また逃げたよと笑ってみせた
麦わら帽子に口笛のシャワー
言葉も無しに杯を満たして
無理矢理に握手を迫る

いい子だったよと口にしかけて
それ以上は記憶になくて
それじゃ当たり前だと
偉そうに先輩ぶられても

半分過ぎた夏の、もうあと半分
誰にも会いたくないのに
扉は開けたまま
砂の上、ストローの影が揺れて
蜃気楼が唇寄せる
選んだ砂浜が間違いではなかったと

眩しい夢など見なくて済むなら
心なしかこけた頬、鏡に映して
早くも癖になりそうな
蜜に隠した毒の苦みが
打ち寄せて
また帰っていく
海を選んだ灼けた肌
龍宮城を素通りして

おかげで二日酔い、酷いお目覚めさ
空のベッドに光が差して
優しさ欠片も無い朝に
いい子だったねと今更
次は誰が拾うんだろうねと
乾いたバゲット齧りながら

編集・削除(未編集)

歴詩篇「吾妻鏡」  三浦志郎  7/29

武官も
文官も
文字の中で
書面の中で
生きて死んだ

正治二年(1200年)
相模介・平朝臣義澄(年 七十四)
通称・次郎の死が簡潔に記されていた

年の初めに
椀飯(おうばん)の振舞をし
束の間の美しい平穏
最後の輝かしい想い出

殺戮にまみれた鎌倉で
乱にも名は見えず
ましてや闘死でもなく

すぐ隣の過去として
事実だけのその記録は
”畳の上”で死ねたこと
自己の生を全うしたこと

幸福に逝ったことを告げている


****************************************

吾妻鏡……鎌倉幕府の公式記録。
椀飯の振舞……宴席に将軍を招待すること。現在の「大盤振る舞い」の語源。

編集・削除(編集済: 2022年07月29日 20:19)

雨音様、批評のお礼です

ご批評ありがとうございました。
今回は、ご指摘のとおり少し実験的な作品になりました。
一連の小品を構成して一つの詩になるかと思いやってみました。
作っている自分はとても楽しかったのですが、
難しいものですね。

編集・削除(未編集)
合計5950件 (投稿5950, 返信0)

ロケットBBS

Page Top