紫雲、いいですね。この夏から秋は地球温暖化の影響でお吟母娘仕立ての作務衣を着る機会が多うございました。多分余生も果てるまで着続けると思います。無地の紫の作務衣が死装束の帷子として欲しくなったなあ。(*^▽^*)ゞ
写真はハタハタと鮭の腹身(ハラス)で、ハラスがない時は中羽鰯の時もあるが、練馬のサミットでしか売ってないので、毎週あれば買っている。味噌汁は大蕪の蕪汁で、葉と茎はチリメンジャコと炒めるから、あとは納豆くらいで、判で押したように、
はたはたと鮭のハラスに蕪汁 猫髭
が冬の定番メニューで、これだけはあればだぶっても冷凍庫に入れて切らさないようにしている。ハタハタは生だと卵塊がぶりこと呼ばれる珍味で「秋田音頭」には 「秋田名物 八森ハタハタ 男鹿(おが)で男鹿ぶりコ」「タンポ(きりたんぽ)さハタハタ 塩汁(しよっつる)貝焼(かやぎ)で 秋田の味がよい」としょっぱなから歌われる名物で、この干物を上京して下北沢の下宿のそばのスーパーで五匹で200円と安いから買ったら一匹で御飯一杯食えるあっさりとした旨さで、鰯のように腸が口を汚す強烈さはないので、自分でも呆れるほど毎日食べても飽きが来ない、今年の暖冬のような秋ない(飽きない)味である。
全部冬の季語なので、山口素堂の「 目には青葉山ほととぎす初鰹」の夏の季語の季ぶくれ句だが、わたくしの方は食い気一筋の季ぶくれ句である。今は400円と高くなったが、はたはたとハラスと蕪で千円以内だから食費は千円以内のふところ事情には非常にありがたくおいしい三点セットである。(*^▽^*)ゞ
ラスカルさん、ありがとうございます。一族の慣例に従わず、うんと少人数でしたので、どうかな~と思ったのですが、一卓を囲んで同じ話題で話ができるし、疲れないしで、今後真似をしてほしいものだとつくづく思いました(笑)。
今日は田んぼの中の一軒家へジャズを聴きに行きました。女性二人のボーカルが素晴らしく深い声をしていました。「スイングしなけりゃ意味がない」から「マイ フェイバリット ソング」まで。窓に穭田は広がっているし、籾殻を焼く匂いがただよってくるしで、ミスマッチが面白うございました。
小春日の縁側なれば言ひやすし 渡辺純
今日は母の納骨でした。墓地まで落葉の急坂を山登りのように登るので、年寄が転ばないか冷や冷やものでした。紫雲にはじまる母の戒名、紫が好きだった母にぴったりです。お吟さんは戒名は要りませんが(笑)。
日短の鉄砲玉の使ひかな 小沢政子
小筆遊びのあと、旧家を守っているKさんもさそってランチ。一昨日の夜、消防車が何台も通るのでどこだろうと思っていたら、Kさんのお隣が丸焼けになっていたのだった。お隣にはごく普通の初老の夫婦が住んでいて、外出中だったそう。近所の人が迅速に119番してくれてよかった。山裾に家があり、山からの風のお蔭で、延焼を免れたという。最初Kさんは屋根に水を掛けようとしたが、自宅のホースでは届かず、しないよりはましと、塀と庭木に水を掛けつづけた。隣が火事になれば、否応なく自宅も水を掛けられてずぶぬれになると思い込んでいたお吟さん、火の被害も水の被害もなかったKさん宅の愛すべき洋館の無事に胸をなでおろしたのだった。
友の手をまづ包むなり火事見舞 朝倉 和江
猫髭さま、自選は大変でしょうが、まあ、お楽しみくださいませよ(笑)。
今日は古民家ギャラリーへ。陶展などへゆくと、たいてい数千円のもの一点のみ買う。お吟さんくらいの年だと、食器は売るほどお持ちの方が多いが、お吟さんは最小限の物しか持っていないので、買う楽しみが残っている。朝晩寒くなったので、鉄瓶に目が留まる。内側も鉄のままの、魅力的な鉄瓶だけど、我が家には内側コーティングの扱いやすいのがあるので、我慢我慢。
茶の花の雨を含める白さかな 鈴鹿野風呂
明日中に「ににん」冬号の十句締切で句会の句も五句、計十五句詠まなければならないので四苦八苦。数は詠めるが、問題は納得が行く句があるかで、以前はきっこさん、境野大波さん、西野文代さん、榎本享さんという師匠がいたから彼らが採ってくれた句を選べば良かったが、今は「ににん」にはいるが吟行頭取としてだから、岩淵喜代子さんも代表を下りて隠居のようなもので、自選しかないのだが日々仕事に追われてなかなか自分の時間が取れない。仕事の疲れは料理と映画で取れるが、俳句は苦海に沈むので息抜きにならない。ああ、明日は一日中仕事だから帰宅してバタンQだろうし、今夜徹夜かなあ、とほほ。
