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風花に小箱を所望「夜の梅」

釈台まえに張り扇叩きつつ、歯切れ良すぎて入歯が飛んできそうな猫髭さんの講談ですねえ(笑)。

今日は和裁の集まりの日。気の張る作業がすんだ頃を見計らって、「さあ、この部屋から見える冬の物を書き出してちょうだい」と持ちかける。綿入れ半纏の仕事が入ったばかりだったので、「半纏・綿入れ・ストーブ・暖房・セーター・冬帽子・大根・葱・白菜、、、」と書きだす瑠璃蠅。「楽しかったことは何?」「アンサンブル用の長い反物を迷いつつもちゃんと裁てたこと」「それを七五にしたら?」「長い反物裁ちあげて」「季語は?」

と、聞いたところで、銀蠅が「あっ、雪!」と窓を指差したので、
    風花や長い反物裁ちあげて   瑠璃蠅

本日の一句と相成りました。銀蠅は負けずに<風花やこてで紬のしるしつけ>金蠅は途中で縫い間違いが分かって俳句どころではありませんでした。

氷るもの氷り餅花にぎやかに   宇佐美魚目

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日脚伸ぶ犬も喰はへん「夜の梅」

>星冴ゆる夜の梅てふ羊羹も お吟

虎屋の羊羹は父が東京出張の折にお土産で買って来てほんのりとした甘さがおいしくてはんなりとした味とはこのことかと京都の妻の家へ挨拶に顔を出す時に銀座の虎屋で買って持参したら「虎屋の羊羹は京都では犬も喰わへん」と言われて驚いた。妻の家は先祖代々京都を出たことがなく天皇陛下を「天子様」と呼ぶ家柄で千利休三千家の武者小路千家ゆかりの直系とかで道理で結婚式に茶坊主のような老人が出席して酩酊していたわけだと随分経ってから妻がお茶の免許皆伝の木札を持っていたので何それと聞いてわかったほどわたくしは家柄といったルーツには全く興味を持たない野暮筋で、東男と京女と言われるには江戸ではなく常陸の国の出という粋筋とは縁もゆかりもない馬車馬のような男だったから妻もわたくしに一度も茶を立てたことがなかったほどで、なぜ虎屋を嫌うのかというと、天子様が京都から東京に御所を移された時に「天子様は京にいつか戻って来やはる」とあきんど達は皆京にとどまったのに虎屋はのこのこ付いていった裏切り者で、そう言えば京都の御所のそばに虎屋があるので京都見物に学生時代友人と来た時に立ち寄りお汁粉を頼んだことがあったが関東のお汁粉とは全く違うはんなりとした小さな丸餅のどろりとした小倉汁粉で豆の甘さだけの上品な味だったので感心したが、店内は閑散としてお上りさんのわたくしたちだけだったことを思い出した。ただお茶を立てなかったのは妻はお茶ではなくお茶菓子目当てで免許皆伝になったので鎌倉の鳩サブレーで名高い豊島屋に行くたびに「お万買うてえな」とねだっていたから根っからの食いしん坊でお茶の席の婆あどもにいじめられていたのでお茶が嫌いになったそうで、素性がばれていじめた婆あどもが一斉に三つ指付いて今までの御無礼をわびた時にうんざりしてお茶はやめたそうで、家柄から逃げるために埃を猛然と立てながら馬車馬のように仕事に邁進している東男に惹かれたらしい。門から玄関まで車で行くような豪邸の財閥の息子と見合いさせられて籠の鳥になりそうで逃げ出したというのだから向こうの母親はどんな男なのかと待ち構えていたら、そいつがおめおめと犬も喰わへん裏切り者の虎屋の羊羹「夜の梅」を手土産に差し出したのだから寝込むのも無理はない。妻が頑張ったので母親も折れて結婚を許した途端、気が緩んだのか今度は妻が寝込んでしまい、夜自宅に帰ると母親から電話があり娘が入院していることを知らせて来たので、そうですかと入院先を聞いて、土曜日だったので明日は休みかと、新しく買ったオートバイのギアを長距離用のギアに取り換えて朝までには着くだろうと慣らし運転には500キロはちょうどいい距離だと戸塚から京都まで七時間ほど東名高速を飛ばした。父親は温厚な人だったが仕事一筋の人だったからわたくしの一途さを言わずともわかっていてわたくしが来るかも知れないと母親に言って翌朝病院に電話して来るかもしれないから身だしなみを整えておきなさいと言っていた時にわたくしが到着して、ベッドにいないので探したら寝間着姿で電話に出ているので肩をたたいたら「もう来てはる」と言ったので両親も驚いて慌てて駆けつけて来たが、「元気なので安心したので、明日も仕事なので帰ります」とバイクに乗るわたくしを引き留めて朝食だけでもと食事をしてからまた高速を飛ばして帰宅したが、この一件で母親も心を開いて娘を先祖代々の京都から東下りを許したいきさつがあったことを「夜の梅」で思い出した。

話は音を立ててがらがらと変わるが、「ににん」の新年会の席がふらんす堂の山岡喜美子代表と編集長の山岡有以子(ふらんす堂ブログ日記ではP子さん)と一緒だったので、顔見知りなので話をしていて、わたくしが澤好摩の飲み友達だと知って「あら、今うちで澤好摩全句集を作っている」と聞いて、そう言えばアンソロジーの『澤好摩句集』(ふらんす堂、現代俳句文庫64)はフランス堂だったのであれは誤字が多いので今度はしっかり校正してよとお願いした。第一句集『最後の走者』の

  風倒木そのまま禁猟句の森は雪

の「禁猟句」はねえだろう。澤さんにこれ禁猟区のジョー句かと聞いたら誤字だと憮然としていたが、出版社も「円錐」の連中も気づかないとはこいつら澤さんの句への敬愛が足りないとふらんす堂には満腔の不満を申し上げたが、気合を入れて校正しますと言っていたが、腰帯の

  港湾の色なき風に象の芸

も旧字で正しくは湾は旧字では

  港灣の色なき風に象の藝

だが、これは澤さんも見逃していたからふらんす堂だけの責任ではないが、校正するものは精通していただきたい。

編集は「円錐」編集員の山田耕司さんなので間違いはないだろうが、わたくしには酒が入るとぶー垂れていたので澤好摩百句を山岡代表が山田耕司さんに頼んでいるというのは見ものである。「鬣」の深代響の澤好摩百句選、高山れおなの澤好摩百句選評に山田耕司の百句選評が加わるのは澤好摩ファンとしてはとても嬉しい。わたくしの飲み友としての感賞が懐かしく思えるからだろう。本当にわたくしは澤好摩が大好きだった。澤さんも猫髭が大好きだった。そういう飲み友だったことで以て瞑すべし。

あ、りんさん、飛び越していた。

.>ランチは里芋と菜の花の白味噌のお汁と、祝蕾という高菜の子のオムレツなど。茶花は大王松というとても長い松葉と葉牡丹。掛軸の代わりは、美魔女さんへの俳画<一陽来復根のもので養生す>。炉のなかの備長炭も美魔女さんの和服姿も美しく。

いいなあ、りんさんもお吟さんの句会を楽しみにしてください。
実はわたくしも月一回吟行頭取をやることになるかも知れないので(俳句弟子のをさみとの吟行句会とは別に)参考にさせていただきます。

あ、ラスカルも飛び越していた。おめえら早起きだなあ。
わたくしは滅多に人に会わないので日曜の「ににん」の懇談会の疲れが溜まったのか、昨日はなくした銀行のキャッシュカードが出て来たので警察やら銀行やら回って、ついでに証明書用のマイナンバーカードを落として探しまくって見つけたので(これは出がけに部屋で落とした)、疲れが重なって、晩飯食わずに朝まで寝てました。

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年01月24日 00:05)

 大寒の硝子の中の気泡かな

おはようございます。吟行で浮き立った気持ちが続いています♪
お吟さんの書き込みから、お煎茶の会の様子を感じ取ることができました。お着物もランチも素敵、ああ、ストーカーになりそう・・

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羊羹の中の星空寒の明

おはようございます(^^)

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星冴ゆる夜の梅てふ羊羹も

関東のお二人を誘うと、「お吟さんが宇宙人二人連れてきた」と連衆が腰を抜かすのであえてお誘いしませんが(笑)、東奔西走のぴのこさん、第三日曜日に句会していますので、うまく組み込んで参加してくださいませ♪

りんさんは仕事があるので一泊しての参加はなりませんでしたが、今日も倉敷の茶房で煎茶の席を設けてもらいました。ランチは里芋と菜の花の白味噌のお汁と、祝蕾という高菜の子のオムレツなど。茶花は大王松というとても長い松葉と葉牡丹。掛軸の代わりは、美魔女さんへの俳画<一陽来復根のもので養生す>。炉のなかの備長炭も美魔女さんの和服姿も美しく。

大寒の炉の方正に歪みなし   森川暁水

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走りだす少女を見てる夜の梅

おはようございます😃

猫髭さんもりんさんもそれぞれ俳句の集まりの日曜日。読んでいる自分もその場にいるようなルポでしたよ♪

お吟さんとりんさんの集う倉敷句会、あまりに楽しそうなので、私も足を伸ばしたくなりました♪

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盆梅の角度を変へてまた撮りぬ

おはようございます(^^)

猫髭さん、お疲れさまでした。でも、無事に参加出来てよかったですね。

りんさん、お吟さん、吟行句会の楽しい雰囲気が伝わってきました。

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漣の正しきかたち寒の梅

猫髭さん、お吟さん、みなさん、こんばんは。
今日は猫髭さんも俳句の集まりに行ってたんですね。

倉敷まで後5分という伯備線の中庄駅で普通電車が止まり、2時間くらいは動かないというアナウンスで、さあどないしょうかと。バスもないし、レンタサイクルもないし、歩いたら1時間くらいみたいやけど、やっぱりタクシーかと。長蛇の列の中程にいるうちに、旅は道連れ世は情けの風情になり、相乗りしましょうということになり、ワイワイガヤガヤで結構楽しかった。結局並び始めてから1時間半ほど経って、レンタル着物屋さんに行くという大きなスーツケースを持った女子の二人組と一緒にタクシーに乗りました。

相乗りのお喋り止まる冬田かな  りん  

句会では無点句でしたが、その降って沸いた楽しい旅人時間を日記として書き留めました。1時間遅れで倉敷に着いたので、吟行の時間なくなっちゃったんですが、お吟さんが機転を利かせて、詩心がくすぐられるようなスポットをぱぱっと案内して下さって、吟行感満々でした。ご一緒した方々があーでもないこーでもないと話すのも、それはそのまま作句のヒントになるので、新鮮な気持ちで聞いていました。

元旦にお吟さんにお会いして吟行句会のお誘いを受け、居ても立っても居られなくなってしまって駆けつけた句会でしたが、美味しくて楽しくてワクワクした1日になりました。私は吟行が大好き。本当にありがとうございました。

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不意打ちのまがふことなき夜の梅

今日は「ににん」の新年懇親会に参加するので新宿の京王プラザホテルまで出かけた。参加費が15000円なので高いし会員でもないわたくしが出る縁はないのだが、岩淵喜代子代表が高齢のため代表を新井大介さんに譲るため彼が猫髭さんが出ると岩淵さんが喜ぶと思いますよとほだされて(新井さんとは妙正寺川の上に引っ越す前、善福寺川を挟んで住んでいたので顔見知りで、彼の第一句集『水平線』を褒めた縁で荻窪の「鱗」で酒を酌み交わした縁)しぶしぶ出たのだが、手ぶらでも何なので紀伊国屋書店に寄り、石井桃子の小説『幻の赤い実』(岩波現代文庫、上下二冊)を烏瓜が好きな岩淵さんのために買い求め、寒いのでシッコしようとトイレを探していたら、岩淵さんから電話があり「西口の東急百貨店で買い物していたら出口がわからなくなって立往生してるの」とコールがあり、雨の中では歩行もままならないと駆け付けたが、東急百貨店はルミネに吸収されて、西口にはなくなり、しかも三店舗あるというので、ルミネESTAとルミネ2と2店舗回ったが見当たらず、何番のルミネかと聞くと、ルミネ1だと言う。早く言ってよ。西口じゃなくて南口じゃん。

やっとゲットして、雨でタクシーがつかまらず(タクシーは手を挙げてもつかまらない。アプリで呼び出されると300円加算されるのでアプリの客を優先するから)、ぎゃろんぎゃろんキャスター鞄を引きずってホテルに着けば会場がわからない。地下じゃねえの?いつも3Fでやるのよ、と埒が明かないので、看板も出ていないし、老クロークに確認してもらうと、何んと42階の富士の間!雲の上じゃん!やっとエレベーターで耳が詰まりながら辿り着くと新井さんがいたので思わず「バカヤロー、京王プラザホテルだけじゃわからんだろうが、何号室と書けよ」と怒ると「携帯のアプリで送った」と言うので、わたくしの老人用簡易スマホでは「アプリがないので開けられません」だよ、葉書で送れよ。おかげで新宿を走りまわったので汗だくでビールを乾杯までに駆け付け三杯。まあ、30分以上走り回ったのでみんなとっくに酒飲んでたけどね。閉会の辞で岩淵代表が「今日は皆さん、雨の降る中、遠路からも早々とお集りいただきありがとうございました」といった途端、会場が笑いの渦につつまれて岩淵さんはきょとんとしていましたが、おまえさまが新宿で迷子になって30分以上遅れて来たのをお忘れか。(*^▽^*)ゞ。

会はコロナ以来初めてで数年ぶりとかで、句集は岩淵さんの『末枯れの賑ひ』含め八人の作品が並び盛況のうちに終わりましたが、出された料理がバイキング!バイキングは朝食の形式でお客のセルフサービスで取りに行くものだ。ビールもスーパードライの瓶ビールで一番まずいやつである。15000円取ってバイキング。前日は同じホテルで俳人協会の新年会が3階で行われたが会費はちゃんとしたコース料理で10000円だったとか。42階という超高層の場所代が入るのか。一万円の新宿の高層ビルからの写真。

あ、憤慨してぶー垂れて映画見てたらお吟さんに飛び越された。りんさん、無事に参加出来て良かった良かった♪

引用して返信編集・削除(編集済: 2024年01月22日 16:34)

いくつもの橋を渡りて初句会

なんと皆さま、りんさんが倉敷の初句会へ、はるばる西宮から参加くださいました。新幹線に乗り込んだと、朝食の珈琲とぱんの写真を送ってくれたりして、お互い遠足児童のようにわくわくどきどきしていました。が、、、

列車事故で大幅に遅れることになってしまいました。吟行ができなくなった残念だと思いつつも、転んでもただでは起きないお吟さん、茶房の薪ストーブの前で、
    遅れくる人炉話に待つてをり   お吟

句帳に記して待っておりましたら、アラスカ仕様の赤いブーツと赤いバッグで、りんさん颯爽と現れました。吟行大好きで来られたりんさんですから、ランチを30分遅らせてもらって、30分だけお吟さんの好きなスポットを案内しました。倉敷ガラスのギャラリーにて
    倉敷の光のかけら集め冬     りん

倉敷ガラスと言ってしまわないで、こんな倉敷讃歌してくれたりんさんに感謝です。元の竹林を活かして新しく建てられたミュージアムでは、
    竹林の育つ昏さや雛の家     りん

と、竹林と雛のコントラストの美しい句を詠まれて、<竹林の冬日の中に美術館・お吟>が霞んでしまいましたよ(笑)。
    初旅や薪に惹かれて来店す    お吟
    初旅の相席の人佳かりけり    々

と、あご髭のご主人へのご挨拶をわすれないお吟さんでした。関西住まいとなったぴのこさんも、近いうちに是非お越しくださいませ♪
    

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