ラスカルさん、岡山までおいでくだされば、甘いお菓子と玉露でおもてなししますよ。ただし、動物句会が出来るよう、猫髭さんも連れて来てくださいね。ぴのこさんにも来て頂いて、お吟は県北の牛二さんお呼びしますから(笑)。
小筆遊びの日。皇居を散策する機会を得た美魔女さんが、「皇居五句」を詠まれたので、さっそく俳画に。図書館で、和綴じの豆本・鍬形蕙斎筆『鳥獣略畫式』芸艸堂を見つけて、略画式の始まりだったという絵柄が気に入ったので、模写していました。
峡はるか干菜宿見ゆ猫も居る 富安風生
子どもの頃から茶道を習っている今日のお客さん、可愛い干菓子をくださった。「ねこのたと紙」という和三盆で、畳紙に見立てたぽち袋ほどの折り紙をひらくと、中に猫と肉球とてまりが納まっている。あらあ、じゃ今日はお煎茶で、、、と、お吟手びねりの肉球紋様の菓子皿と一番小さな茶碗と茶拓を出してくる。まるでままごと♪
茶道を習い始めの頃、「茶さじの銘は、その日の気分で季語から選べばいいのよ」と教えられ、「では、猫の恋で」と言うと、「それはちょっと、生臭すぎます」とたしなめられたそう(笑)。
茶を出しぬ炬燵の猫を押落し 金子伊昔紅
和裁の集まりの日。土佐紬の仕立てにとりかかる。この土佐紬は、真紅と漆黒の糸でランダムに織られ、遠目には小豆色とか葡萄色といった色に見える。合わす八掛(袖口と裾に3ミリほど覗く)の色が難しいねえ、同系色は面白くないし、茶系もグリーン系もブルー系も浮いちゃうねえ、いっそ単衣にする?などと話し合っていたけれど、依頼者さんから、柄八掛なるものが送られてきた。小豆色の地色に梅ちらしと来た。いいですねえ、、、粘った甲斐あり♪
和裁教室の奥の部屋では、「よい主婦になる講座」なるものが開かれ、老婦人が参加しているようであった。信じられない光景であった(笑)。
半纏を売る山積みのぺつちやんこ 桐村日奈子
十三参りくらいの大きさの着物を預かった。繻子だろうか、繊細な生地ゆえ裾がすり切れている。他はきれいなので、2㎝ほど切り落として裾を整えると、新品みたいになる。十三参りといえば、京都の法輪寺。お参りした後、渡月橋を渡り終えるまでふり返ってはいけない。授かった知恵が逃げるらしい。漢字一文字を墨書して奉納する。こういうのを組み込めば、面白い旅の思い出ができるかも(笑)。
口切やいろとりどりの半衿で 七々尾政子
車で走っていると、後の方でパトカーのサイレンが一度だけ鳴った。バックミラーを見ると、後ろの車がパトカーにつかまっている。スマホでも耳に当てていたのかしらん。書家もそれで捕まったことがある。
気を引き締めて走っていると、渋滞しないところで渋滞している。背広のお兄さんが路肩に座っているのがちらっと見える。交差点で3台がからむ事故が起きていた。3台ともけっこう凹んでいて、事故の直後みたい。ガラスを踏まないように通り抜けて走っていると、パトカーが二台、けたたましくサイレンを鳴らして駆けつけていた。
先日は、15歳の女子高校生が遺体で見つかる痛ましい事件があったけれど、それも巡回のパトカーが真夜中に走る不審車を発見したから早い逮捕となった。
なかなかのお働きだ。ついこの間お吟さんが捕まったのはここに書かない。思い出すと腹が立つから(笑)。
横顔にして真顔なるひらめかな 平井照敏
