十月になったので、もうそろそろ野山を歩きたくなって、手始めに下津井電鉄の廃線跡の「風の道」を歩く。鷲羽山駅から終点の下津井港までは無理なので、一駅半くらいにしておく。登山靴で日傘をさして、蓬の花粉がすごくてマスクもしてという珍妙な恰好なれど、海が見え、露草・赤まんま・秋の田村草・仙人草・るこう草・オシロイバナ・萩の咲きみだれる土の道を楽しんだ。木陰もけっこうあり、木の実も降っていた。
汗びっしょりになったので、いったん帰ってシャワーを浴び、美容院へ。先生がお待ちなそうなので、カラーリングのタオルを頭に巻いたまま、部屋へお邪魔する。スコティッシュフォールドのろろちゃんが、「苦しゅうない良きに計らえ」とポーズをとるので、20句ほどを20分で花丸つけたり添削したりという荒行をやってのける。先生は、亡くなったご主人を偲んで、遺作の黒出目金の水墨画のまわりに、庭のるこう草をあしらって飾っていらした。雑草談義に花が咲いた(笑)。
夏休み来るも帰るもハートマーク 美容院の先生
かのんさん、毎日楽しみにしています。巣立ち猫もあるんですね♪
和裁の集まりの日。金蠅は、夫婦でゆく豪華客船の旅が近づいてきたので、二枚目のディナー用ドレスを小紋をほどいてつくっていた。銀蠅は、腰痛用コルセットの句を添削してよと見せてくれる。訳を聞くと、家の外壁の塗り直しをするため、夫婦で腰にコルセットを巻いて片づけをしているそう。もうここまできたら、夫を毛嫌いせずに助け合って生きていくしかない(笑)。
お吟は、今日もおはしょりに隠れる部分に布を継ぎ足して、身丈を長くした。昔の絽はしなやかで捨てがたい。この波紋様の絽には、不祝儀の絽を継ぎ足した。不祝儀のちりめんや絽、白生地のちりめんや紬、男物の白絣や蚊絣の大島は、継ぎ足し用に大活躍である。
衣ずれは律の調べのなかにこそ 馬場龍吉
倉庫カフェに出没。田んぼ道を走っていると、赤とんぼに当たりそう。馬場龍吉さんの句集『ナイアガラ』から秋の句を拾う。出窓に『ナイアガラ』とインドネシアの希少珈琲マンデリンの入った英国のウエッジウッドのカップを並べると、稲穂波と彼岸花が見えるという面白い構図(笑)。
少し涼しくなったので、次々と着物のお客さんが見える。今日も昼からこどもたちに茶道を教えている二人が見えるのに、茶菓子を切らしているので、マスターお手製のチーズケーキと濃厚チーズケーキを買って帰る。三等分して二種類ならべ、「違いが分かります?」などと言ってお薄をお出しすると、とてもリラックスなさったようでよかった。
炉開やすべての窓を開け放ち 馬場龍吉
釉薬を如雨露で流す菊日和
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