仙台天文同好会は、仙台市天文台で毎月1回土曜日の午前中に例会を開催してその日の夜に一般向けの観望会を開催している他、会誌「星座」の発行(偶数月)や会員向けの観望会、合宿などの活動を行っています。
同好会への入会希望や掲示板の内容に関する質問などは、このページの一番下にある「お問い合わせ」からご連絡をお願い致します。
仙台天文同好会 ホームページ
https://sentenseiza.wixsite.com/senten
もう3週間前になろうとしていますが、やっと一部の画像処理が終わりました。皆既日食のハイライト部分をご覧ください。場所はアーカンソー州ノックスビルの高速道路サービスエリアの空き地にて観測できました。ダイヤモンドリング、プロミネンス、極大期の大きく広がったコロナです。仲間との行動と観測に成功したことで素晴らしい成果が得られました。
同好会メンバー4人にて4月8日の皆既日食観測を行ってきました。観測場所は当初アメリカ ダラス市内を予定していましたが天気予報をみて前日のうちにダラスの北東400kmほどの位置にあるKnoxvilleに変更、自動車でテキサス州→オクラホマ州→アーカンソー州という長距離移動を行いました。おかげで天候は若干の薄雲が現れたり消えたりしていましたが概ね晴天のもと観測することが出来ました。皆既の時間は4分弱の場所で皆既中はかなり暗くなり街灯が点灯するところもありました。これまでいろいろな天体現象を見てきていますが皆既日食が一番感動する現象だとあらためて感じました。
(Pentax75EDHFⅡ/Pentax K-1mk2/AZ-GTe)
5分間隔で撮影したものを比較明合成で連続写真にしてみました。
完全な快晴ではありませんでしたが終始太陽がはっきりと見えており撮影地としてはベストな選択だったのではないかと思います。皆既は望遠鏡で撮影したものを縮小して合成しています。
(EOS6D, EF50mm/F1.8)
その昔、パレンバンとタイのナコンサワンで皆既日食を見ました。デジタル写真技術が進歩しても、肉眼で見る皆既日食が一番ですね。撮影の合間に肉眼でも楽しまれたようで、何よりです。2035年の皆既日食が待ち遠しいですが、それまで元気でいられるかどうか、が一番の問題かも知れませんね。もし見られるとしたら、6cmの短焦点屈折に広視野アイピースでじっくりと観望したいと思っています。
先の画像は第2接触直後のもので、次の画像は第3接触直前のものです。月に隠れているプロミネンスが2枚の画像で異なるのが判ると思います。下部にあるプロミネンスは非常に明るく視力0.7の肉眼でも確認することが出来ました。
4月10日のポン・ブルックス彗星(12P)です。
この日ポン・ブルックス彗星は木星と月齢1.7の月の間にあり、望遠レンズ
撮影が一段落ついた後から準備を始めた頃には、月が沈む直前となってし
まいました。
入念な準備が必要なのを痛感しました。
<撮影データ>
「ポン・ブルックス彗星(12P)」
2024年4月10日 19h28m04s~
EOS6Dmark2+CanomEF135mmF2USM→2.8 ISO4000 4.2s
固定撮影 撮影地 丸森町
久々の流星です。
さそり座のかなり上を南西方向に流れました。
この流星を撮影されている方がいたので経路が求められました。
私の撮影画像は流星が切れているため高度ははっきりしませんでした。
約50kmくらいです。
相馬のAさんありがとうございました。
天候に恵まれなかったり、撮影の時間がなかなか取れなかったり。
メシエ観望会以来の撮影となりました。
2024/4/13~14
鏡筒:Sky-Watcher BKP130(D130mm FL650mm)、Vixen エクステンダーPH(FL910mm/F7)
架台:iOptron CEM40
カメラ:ZWO ASI 533MC Pro(Gain=100 Temperature=-20)
フィルター:SVBONY IR/UVカットフィルター(2 in)、サイトロン QuadBPフィルターII(2 in)
撮影ソフト:ASIAIR
露出:300秒×26枚、180秒×18枚(3時間4分)
オートガイド:ASIAIR、ガイド鏡(D32mm FL128mm)、ZWO ASI 462MC、ZWO IR/UVカットフィルター(1.25 in)
画像処理:SI9でスタック、PI、SI9で階調補正他、BlurXTerminatorでデコンボリューション、Neat Image v9 Proでノイズ軽減、GIMPで彩度調整等、フラット補正、ダークなし、周辺部トリミング
撮影場所:自宅庭