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カンサイタンポポ

昨日(3月8日)は日高村沖名から土佐市谷地へ行き、土佐市甲原へ下ってくるコースを調査し、帰りに土佐市と春野町の仁淀川堤防のカンサイタンポポを観察して帰りました。
調査メッシュはカンサイタンポポの生育地を含めて13メッシュで、24サンプルを採取しました。
仁淀川のカンサイタンポポの生育地は、県内でも個体数の多い所で、この他に規模の大きい生育地としては、南国市の高知大学農学部・高知空港の周辺、土佐町東石原の国道439号沿いの棚田跡、四万十市渡川河川堤防が知られています。
その他にも小規模な生育地が点々と現れたり消えたりしますが、徳島県に接する大豊町と東洋町の生育地を除けば、他県から持ち込まれたものと考えられています。
仁淀川右岸のカンサイタンポポは、土佐市中島の「おみろく様」に車を置かせてもらい、堤防を上流側に歩いていくと堤防の外側に生えています。
非常にかわいいタンポポです。昨日はまだ咲き始めでした。これから見ごろになると思います。一度足を運んでご覧ください。

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カンサイタンポポの頭花の写真です。
総苞が大変小さいこと、角状突起がないか、あってもごく小さいことが特徴です。

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シロバナタンポポの総苞の形態

昨日は日高村の西部、佐川町の東部を調査しました。
調査したメッシュは17メッシュ、採取したサンプルは29サンプルになりました。
ほぼ全部のメッシュでシロバナタンポポを採取しましたが、総苞の形態は、形態区分の1か1に近い2で、横になる3のものはありませんでした。
図鑑では「総苞外片はやや開出し・・」と書かれており、2と3の間くらいのものが標準とされていると思います。
先にシロバナタンポポの総苞の多型でも書きましたが、季節によって形態に変異を生じており、季節の初めのころは外片が内片にくっついているものが多いと考えています。
そのことをきちんと証明するには、いくつかの生育地で、時間をおいて調査する必要がありますが、未調査地区の調査を優先するために実現していません。
タンポポ調査の期間以外の年に調査すればよいのですが、今度はタンポポのことをすっかり忘れて他の植物の調査に移りますので、証明できないまま今に至っています。

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ついでの調査

現在牧野植物園ではタンポポ調査に加え、植物全般の分布調査もしています。そのため、タンポポ調査のルートによっては、かねてより気になっている植物をついでに調査することがあります。
3月1日の日高村の調査でも、ひょっとしたら「アレ」があるかもしれないと、道路沿いの小川を調査するとビンゴ!!!
小川の流水辺にネコノメソウが生えていました。
タンポポ調査の七つ道具に加え、採集用具や野冊も持っていましたので、標本として採取することができました。
こんなことがしょっちゅうあるわけではないですが、あったら嬉しいです。

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キバナシロタンポポ

3月1日いの町西部~日高村にかけて13メッシュほどを調査、採取サンプル数は26サンプルでした。
この日のご褒美は、キバナシロタンポポ、今回調査では初見です。
日高村沖名のタンポポがたくさん生えている農道で、点在している2株を見つけました。
キバナシロタンポポは、1株の中で1頭花だけ黄色いもの、1株全体が黄色いもの、集団で分布しているものなどがあります。
集団で分布している事例は少なく、越知町の坂折川にかかる国道の橋の西詰が代表的な場所になります。

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在来総苞型外来種

先月末から調査を本格化しています。
この日は、自宅から徒歩で鏡川への散歩コース沿いを、散歩を兼ねて調査しました。調査した範囲は4メッシュ、採取した種は各メッシュでセイヨウタンポポ、シロバナタンポポ、最後に在来総苞型外来種を採取して3種類でした。
この大形のタンポポは前回調査の時には公園の一角に生えていたのですが、その後個体数の変動、生育場所の変動があり、現在は元々の生育地では見えなくなってしまい、集団全体の個体数も減少気味です。
在来総苞型外来種は10年前には珍しい存在でしたが、普通とまでは言えないものの珍しくなくなり、見つけたときの感動も薄れました。

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