今日は「禁句」がありますので、こちらでお読みください。↓
http://www2.oninet.ne.jp/kaidaiji/dai3keiji-4-16.html
第42課 動詞の過去連体形、未来連体形
<過去連体形>「~した…」「~したところの…」
#キーフレーズ
「ソクチョは私の生まれ(た)故郷です」
ソクチョヌン ネガ テ’オナン コヒャンイエヨ
속초는 내가 태어난 고향이에요.
@태어난=生まれた(過去形で名詞を修飾する表現)
#公式「~(し)た…」
・動詞の語幹 + ㄴ/은(パッチム型)
・パッチムㄹは取って + ㄴ
@生まれる=태어나다 →生まれた故郷=태어난 고향
@住む=살다 →住んだところ=산곳 サンゴt
<未来連体形>
#キーフレーズ
「料理対決に使う海産物を探しに来ました」
ヨリ テギョレ ッスr ヘサンムルr チャジュロ ワッソヨ
요리 대결에 쓸 해산물을 찾으러 왔어요.
@使う=쓰다 →使うつもりの=쓸
#公式「~する(つもりの)…」
・動詞の語幹 + ㄹ/을 (パッチム型)
・パッチムㄹは取って + ㄹ
@使う=쓰다 →使う海産物=쓸 해산물
<練習>
「パーティーで食べるケーキです」
パ’ティ’エソ モグr ケ’イク’エヨ
파티에서 먹을 케이크예요.
「私が作ったケーキです」
チェガ マンドゥン ケ’イク’エヨ
제가 만든 케이크예요.
<名詞を修飾する表現> 連体形のまとめ
#現在「~(し)ている…」「~な…」
・動詞の語幹 + 는
・形容詞の語幹 + ㄴ/은
#過去「~(し)た…」
・語幹 +ㄴ/은
#未来「~する(つもりの)…」
・語幹 + ㄹ/을
<ワンポイント>ㅎ変則
ㅎ変則=形容詞だけに起こる
@そうだ=그렇다 クロタ’
そんな=그렇 + 은 とならないで、ㅎが脱落しさらに으も脱落し 그런 となる。
ただし좋다はㅎ変則ではない。
<エクササイズ>
1,昨日見た映画は面白かったです。
オジェ ボン ヨンファヌン チェミイッソッソヨ
어제 본 영화는 재미있었어요.
2,韓国で撮った写真です。
ハングゲソ チグン サジンニエヨ
한국에서 찍은 사진이에요.
3,将来は田舎に住む予定です。
チャンネエヌン シゴレソ サr イェジョンニエヨ
장래에는 시골에서 실 예정이에요.
<ひとこと>
@名残惜しいです、さびしいです=섭섭해요. ソpソペヨ
@年下や親しい人には 섭섭해. ソpソペ
<発音> 激音
@スケトウダラ=항태 ファ’ンテ’ ㅎもㅌも激音
@畑=밭 パt / 小豆=팥 パ’
@報道=보도 ポド / ぶどう=포도 ポ’ド
<フィナーレ>
「これは私が作ったのり巻きです」
イゴン チェガ マンドゥンキmパビエヨ
이건 제가 만든 김밥이에요.
「わ!おいしそうですね」
ワ!マシッゲンネヨ
와! 맛있겠네요.
「ところで、のり巻きを持ってどこへ行く予定ですか?」
クロンデ キmパブr カチゴ オディ カr ヨチョンイエヨ?
그런데 김밥을 가지고 어디 갈 여정이에요?
「そうですね…」
クルッセヨ…
글쎄요...
「では私の家でのり巻きパーティーをしましょうか?」
クロm ウリチベソ キmパp パ’ティ’ ハrッカヨ?
그럼 우리 집에서 김밥 파티 할싸요?
「いいですね。僕も行っていいですか?」
チョケンネヨ。チョド カド トェヨ?
좋겠네요. 저도 가도 돼요?
老子第30章
道を以(も)って人主(じんしゅ)を佐(たす)くる者は、兵を以って天下に強ならず。その事、還(かえ)るを好む。師の処(お)る所は、荊棘(けいきょく)生じ、大軍ののちには、必ず凶年(きょうねん)有り。善くする者は果(な)すのみ。敢えて以て強を取らず。果(な)して矜(ほこ)るなく、果して伐(ほこ)るなく、果して驕(おご)るなし。果たして已(や)むことを得ず。果して強なるなし。物壮(そう)なれば則ち老ゆ。是を不道と謂う。不道は早く已む。
無為自然の道で君主を補佐しようとする者は、武力で天下を強大ならしめようとはせず、その政治は根本の道に立ち返ろうとする。それというのも軍隊の駐屯地には、荊棘(いばら)が生えて田畑は荒れ果て、大きな戦争の後には、必ずや飢饉がやってくるからだ。善い政治とは、果実(このみ)の熟れるように、まったく無為にして成るもの、無理をして国の強大など求めないのだ。無為にして成して誇ら顔をせす、無為にして成して思い上がらない。無為にして成して已むを得ぬ必然の道理に従ってゆき、無為にして成して強大を求めない。物はすべて威勢が良すぎると、やがてその衰えがくる。これを不自然なふるまいという。不自然なふるまいは、すぐに行き詰まるのだ。
※浩→ここでは、作為的に「天下を取る」ことの不可能を論じた前章と関連して、「兵を以て天下に強ならんとする」こと、すなわち武力による世界制覇を「不道」として否定し、この当時、為政者たちの最大の関心事であった富国強兵の軍国主義を、人民たちの生活を踏みにじる権力の虚傲として手厳しく批判しています。儒家で言えばさしずめ孟子の“覇道政治”に対する“王道政治”というところでしょうか。厳密には違うでしょうが。古今東西の政治で哲学者の提唱する“徳治主義”は受け入れられることはほとんどなく、プラトンも孔子も失望して、結局、弟子たちの教育に活動をシフトしています。いつの時代も教育の力は大きいです。現在のわが国の教育情勢にはほとんど失望します。教育行政がマンネリ・形骸化して創造性に欠け、しかも現場の教師の業務は過大で、超長時間労働、さらには低賃金と、まったく魅力に欠けます。教員志望者も激減しているそうで、このままでは日本の学校教育、特に公立学校の教育は破綻するおそれがありそうです。
老子は必ずしも戦争を絶対的に否定するものではなく、「已むを得ずして之を用うる」場合のあることは認めていますが、彼が戦争を批判する主要な理由が、それが無為自然の真理に背く権力者たちの「不道」の行為であり、それによって人間が生きるための根本的な条件──食糧を確保する農村が破壊され荒廃するからでした。老子にとって戦争は、人間の生存を脅かし、人為の無理強いを強行する最大の“反自然”でした。彼はこのような戦争の“反自然”を各所で手厳しく批判してますが、ここはその最初の論述です。永世中立国のスイスは、強力な軍隊を持っているそうです。そして、それを使うことはない。これです。何も備えを持たずして、自国の平和を確保できるほど、世界は安全なところでないことは昨今の世界情勢からもわかります。
第36課 比較を表す表現
<キーフレーズ>
部屋の中は外よりも静かです。
Wu1li bi3 wai4bianr an1jing4.
屋里比外边儿安静。
@屋里 wu1li =部屋の中
@比 bi3 =~より
@外边儿 wai4biar =外
@安静 an1jing4 =静か
<公式>
「A+比(前置詞)+B+形容詞」
<練習>
今日は昨日より寒い。
Jin1tian1 bi3 zuo2tian1 leng3.
今天比昨天冷。
彼は私より3歳年下です。
Ta1 bi3 wo3 xiao3 san1 sui4.
他比我小三岁。
(A+比+B+形容詞+程度)
私の姉は23歳です。
Wo3 jie3jie er4shisan1 sui4.
我姐姐二十三岁。
私は姉より5歳年下です。
Wo3 bi3 jie3jie xiao3 wu3 sui.
我比姐姐小五岁。
<否定文>
私は彼より背が高くありません。
Wo3 mei2you ta1 gao1.
我没有他高。
私の発音は彼ほど良くありません。
Wo3 de fa1yin1 mei2you ta1 hao3.
我的发音没有他好。
※比較文の非定型では「比」を使わない。
<ショート会話> 観光地にて
ここは賑やかですね。
Zhe4li zhen1 re4nao!
这里真热闹!
そうなんです。ここは毎日たくさんの人でいっぱいです。
Shi4 de. Zhe4li mei3tian1 dou1 you3 hen3 duo1 ren2.
是的。这里每天都有很多人。
写真を1枚撮っていただけますか?
Gei3 wo3 zhao4 zhang1 xiang4, hao3 ma?
给我照张相,好吗?
いいですよ。
Hao3, mei2 wen4ti2.
好,没问题。
ちょっと電話に出ます。
Wo3 jie1 yi2 ge dian4hua4.
我接一个电话。
部屋の中へどうぞ。部屋の中は外よりも静かです。
Qing3 jin4 wu1 ba. Wu1li bi3 wan4bianr an1jing4.
请进屋吧。屋里比外边儿安静。
わかりました。ちょっとお待ちください。
Hao3 de. Qing3 ni3 deng3 yi2xia4.
好的。
请你等一下。
大丈夫ですよ、急がなくてもいいですよ。
Mei2shir4, bie 2 zhao2ji2.
没事儿,别着急。
<発音>
ianとiang
ian = イエン iang = イアン
@jian1 肩 jiang1 江
@yan2 言 yang2 羊
@yan3 眼 yang3 养
@jian4 件 jiang4 酱
@yan3 jiang3 演讲 講演する
@xiang1jian4 相见 出会う
tian1tian1 xiang4shangg4 天天向上 日に日に向上する
老子第29章
将(まさ)に天下を取らんと欲してこれを為(な)すは、吾れその得ざるを見る。天下は神器、為すべからざるなり。為す者はこれを敗り、執る者はこれを失う。それ物、或(ある)いは行き或いは随(したが)う。或いは歔(きょ)し或いは吹(ふ)く。或いは強く或いは羸(よわ)し。或いは撲(くじ)け或いは隳(お)つ。ここを以(も)って聖人は、甚(じん)を去り、奢(しゃ)を去り、泰(たい)を去る。
天下をせしめて、うまくしてやろうと思っても、私にはそれがダメだとわかるのだ。天下というものは不思議なしろもので、人間の力ではどうすることもできない。うまくしてやろうとすえば、それを毀(こわ)してしまい、手に取ろうとすれば抜け落ちてしまう。いったい世の中に存在するものはさまざまで、自分で歩く者があるかと思えば、人の尻についてゆく者があり、フーッと息吐く者があるかと思えば、パッと息吹く者もある。ある者は頑丈で、ある者はひ弱く、ある者は挫折し、ある者は堕落する。だから無為の聖人は、度外れを止め、奢りを去り、高ぶりを棄てて対象の自然にそのまま従ってゆくのだ。
※浩→「天下は神器」というのは、天下が人間の計らいを超えた非合理・不可思議な存在であることを言います。『荘子』にも「天下は大器なり」とあります。「為すべからざる」は、人間の力でどうすることもできないということ。「聖人は、甚を去り、奢を去り、泰(大)を去る」の「甚」は極端なもの・過度なこと、「奢」は欲望の過剰な充足で、どちらも不自然な行為とされます。ソロモンの箴言に「驕傲は滅亡に先立ち、誇る心は傾跌に先立つ」とあり、ストアはの哲人帝王・マルクス・アウレリウスの言葉に「自負は恐るべき詭弁者であり、君が価値ある仕事に従事しているつもりになり切っているときこそ、これに最も誑(たぶらか)かされてのだ」とあります。老子もヘブライやローマの哲人と同じように、人間の驕慢な心が、無為自然の道に背く敗亡への陥穽(かんせい=落とし穴)であると強く誡めていました。
天下が統一され敵がいなくなって安心できたのは稀な例で、大抵の場合は家臣や一族の反乱に悩まされたようです。戦乱が終わるということは、それまで時代の主役であった兵士たちが職を失うということですから、そのケアをきちんとしないと平和が訪れることはない。徳川幕府は外様大名を次々取り潰しましたが、それで浪人があふれたことは衆人の知るところです。この問題に対処する一番有効な手段は外征に出ることで、アレクサンドロス大王やチンギス・ハーンなどはこの成功例です。失敗例は豊臣秀吉でしょう。もう一つの手段は徐々に兵士たちの牙を抜いていくことで、漢の高祖が功臣を次々に粛清したり、さきほどの徳川幕府による大名家取り潰しが良い例です。日本の地理的に外征は困難で源頼朝も足利尊氏もこのタイプでした。古代・中世で外征によって得た領地を保ったまま長期的に政権を維持した好例はローマ帝国で、武力による征服ばかりでなく文化による征服が功を奏したと言えます。乱世になれば自衛のために戦わなくてはならなくなるのでしょうが、場合も武力をもって相手を倒せば安心できるという単純な話ではなく、世を治めるには戦いに勝つ以上の知恵を絞らなければならないでしょう。ロシアもイスラエルももっと智慧を出せばいいのに。「天下は神器、為すべからず」で、その智慧もない者が世界をどうこうしようなどとは思ってはいけない。