11月句会を始めます。下記開催要領に従い奮って投句願います。
現在までの投句者は、えっちゃんあら、ヨヨ、ABCヒロ、コビトカバ、の皆さんの4名です。
11月度みんなのネット俳句会・開催要領
1・投句期間 11月5日(水)~11月10日(月)
2・投句 当季雑詠 5句まで
3・清記発表 11月11日(火)
4・選句 8句選句 11月11日(火)~11月13日(木)
5・成績発表 11月14日(金)
6・その他 投句代行可、投句後の訂正、差し替えも可
投句内容は幹事が確認次第、非表示にします。
句会開催中であっても一般の書き込みは制限はしません。
投句後の訂正依頼のやりかた
(誤) 古池や海豚飛び込む水の音 バショウ
(正) 古池や蛙飛び込む水の音 バショウ
将棋王座戦第4局は大逆転で藤井七冠が勝ち八冠を達成したが、お互いに秒読みに入った終盤近く99%勝ちを手中にした永瀬王座が頭をかきむしり悔しがる場面があった。私も藤井の負けを覚悟し決勝戦に思いを馳せたところだったので
一気に所を変えたAIの予想の数値を見て目を疑った。そのまま王位が時間を使い切って投了したが釈然としなかった。
今日改めてネットで解説を視聴し棋譜を確認し永瀬王位の123手目のミスに納得した次第。どうも負けを意識した藤井の122手目のぼんやりした手が永瀬の思考を狂わせたようだ。そう言えば第3局も終盤もつれ藤井が相手陣地に潜り込んできわどく勝利を得た。案外聡太さん見かけによらず心理戦にも長け、しかも強運の持ち主かも知れない。
8 爽やかに出世力士の呼び出され 2
横綱不在の秋場所は大関が辛うじて面目を保った。絶えて久しい日本人横綱を期待するファンは多い。この九州場所
に期待がかかる。ところで相撲は朝から行われている。観客はまばらだが若手による熱戦がくり広げられている。
行司、呼び出しの初々しさ。十代と思われる少年が装束を身にまとい緊張した面持ちで機敏に動き懸命に捌く。また、
甲高い若手の呼び出しに勇んで応じるざんばら髪。この中から大関、横綱が出るか期待は高まる。
32 饒舌のテレビの才女残暑かな 2
コビトカバさんに特選をいただいた。最近やや難聴気味、テレビ視聴も聞きづらくなった。男性の低音、女性の高音が
聞きづらい。特に外国ニュースの同時通訳などは早口で聞き取れない。一度検査をと。その点洋画の字幕は大助か
り。この句そんな状況の中での作。「沈黙は金、寡黙は銀」などと難聴を棚に上げて。
52 秋風鈴吊り格子窓古りにけり
数年前豊橋二川宿本陣句会での大福会吟行での作である。重陽の抹茶、芭蕉句碑、菊の展示、妙泉寺の蟻塚・実石
榴、豊橋筆など駄句が並んでいるが発表の場は無かった。中でも申し合わせたように二川宿の町並みに各戸一個ずつ風
鈴が下がっているのが目に付いた。投句の案内があったがそのままになってしまったのが心残りである。
73 曼珠沙華今生の彩尽くしをり 4
先週大福会の吟行の場所になった鞍流瀬川沿いの遊歩道、数年前に植えられた桜の若木が成長し春を彩取る。そして
秋はコミュニティの会員が始めた曼珠沙華、半田の曼珠沙華には遠く及ばないが紅白の花が丈を揃える。縁には「鎌ひ
とつ」の札が。ボランティアで市民の憩いの場を守っている。下校の列が曼珠沙華に影を曳いていく。
94 朝顔に散歩の足を奪はるる 2
近所に立派な家庭花壇を持つ旧家がある。毎年開かれる市の花壇コンクールに度々入賞されている。散歩の途中立ち
寄り時折りカメラに収めさせて貰っている。先日初老の奥様に声がけして親しくなった。人柄が伺える四季折々の工夫
を凝らした花壇、作品群に圧倒される。リハビリを兼ねた散歩を楽しくさせてくれる花々朝顔もその一つだ。
束束子さんコメント有り難うございました。半田の曼珠沙華も地元の方々の支えで花開いているんですね。
それにしても川というものは得がたい存在ですね。多くの支流があり本流に注ぎ込む。その恐らく三流河川が地元の生活に溶け込んでいるんですね。気になる半田、近づく第9回山車祭り、29日には是非伺います。よろしくお願いします。
掛かりつけの薬剤師さんが成岩の方、是非にと勧められています。
それじゃ小生もひとこと
矢勝川の彼岸花のうち、白と黄色は島桜子と私が共同で寄付して植えられたものです。
5年前に白250個、黄色20個の球根を寄贈したものです。
なお矢田川ですが、半田市と常滑市との境界に久米という部落がありますが、そこの上流を源流と
して、粕谷南の団地、そして大野の町を流れて伊勢湾へそそぐ小河川です。久米では昔から「虫送り」
の行事が深秋に行われ、この矢田川沿いを大松明を持った人々50人ばかりが流れるように下流へ動い
て行きます。 今年は何時行われるのかは存じません。
39彼岸花ゴンか寿惠子か矢田川に (茶々)
この 矢田川も矢勝川と同じ半田一帯の川ですか。私は板山の神戸(ゴウド)川しか知らないんですが。
以前の勤務校の校歌にも歌われていました。数年前から河川浄化の結果蛍も出始めたとか。
アイビーさんの彼岸花末永く子孫を残してくれますよ。
矢勝川の彼岸花は私らPTAが総出で植えた覚えがあります。公称300万本のうち20~30本は私が植えたものです。30年も前のことです。当初は川の左岸だけで、阿久比町側の右岸は知らん顔してましたが、その後阿久比町側も呼応して植栽してくれました。
アービーさん、お疲れ様でした。いつもおまとめ、ありがとうございます。
今日は歯医者やら、整形外科やらで年休の金曜日。
時間のあるうちに、選句鑑賞です。
今回は特選句をいただかなかったのですが、もう一押し脳みそに汗がじわっと来る句がございませんでした。
なので、不愉快な点もございましょうが、他意はございません。
21 百選の楠の大樹に天高し (アイビー) 3 ABCヒロ、かをり、ふうりん
大樹百選というものがあるのでしょうか。百選という魔法の言葉に救われています。
28 善も悪もこの星のもの鳥兜 (高田井)
悟り系の句ですねえ。中七までその悟り、鳥兜が。毒草ではないですか。悟れない私。
もっと大きい包み込むよう季語であれば、悟りも説得力を帯びてまいりますのに。悟りは独善的ゆえ、季語の斡旋は大事ですねえ。
34 虫集く地球公転音幽か (ダイアナ)
地球公転の音は聞こえない。さりとて虫の音が聞こえてこないのです。
発想はすごーく面白いのにそこで損ですよ。発想に一票です。
55 月代や今宵の客は訳ありて (コビトカバ)
抑制されていい句だとおもます。今宵の客に具体性があれば特選です。訳ありて、はい、恐い松本清張の「家紋」を思い出しました。
月代や僧の揚げたる蝶の紋 いまどきは提灯などwwですね
83 見て言うてそれほどでもよ蕎麦の花 (えっちゃんあら)
見て言うてそれほどでもよ、ごちゃごちゃと言わなくてもそのとおり。植え方も雑だし、実の色が出ますと、ちょっとですよね。
きちんと蕎麦の花のこと、みておられます。
98 お喋りも長寿の術よ猫じゃらし (てつを)
もう楽しい句ですね。大好き。せっかくの中七までのパーティーを猫じゃらしでは・・・
草の絮、せめてゑのこ草にして欲しいです。草のくすぐられっぱなしの俳句は。。。だけど楽しい一句でした。
107 渡り鳥あきらかに山緩むまで (えっちゃんあら)
山緩む、これが雑ですよね。私もやるんですけどw 高低のことなら、山低きまで。時間なら山暮れるまで。
えっちゃんあらさんの句は推敲すると自戒をこめて、いい感じです。
かをりさん、帰る鳥ですね🎵。教えて頂きありがとうございます。素晴らしい句になりました。歌会とは。。私等はカラオケになってしまいますが良かったら教えて頂きますか。。
>えっちゃんあらですさん、帰る鳥と春ならば、山緩むは本当は好きなのです。様はくすぐったいです。句会は「さん」でお願いします。
>コビトカバさん、今月の上位句は我が強い句が多くて、短歌と違い俳句は余韻ですね。
>アイビーさん 完成度と独自性のバランスは難しいです。私は独自性の句を採りますすし、目指したいです。
だけど、実際は5句に3句は締め切りに追われて、雑になり採ってくださればラッキーのまま提出です。
今回は自戒を含めて、選評辛口だったかなあ。
明日は歌会なので、ぼちぼちと。
かおり様、観賞ありがとう😆💕✨ございます。枕元に歳時記とメガネとノートを置いて寝ても覚めても俳句です。気にかけて頂き嬉しい😃💕事。これからも宜しくお願いします。
かをりさん
七句の中に選んで頂きありがとうございます。とっても嬉しいです!
今宵の客を具体的に。
再考してみます!
辛口のかをりさんの選評。我が意を得る部分もあり、うーん、そうかなという部分もありました。そこが俳句の面白いところでもあります。いずれにせよ、かをりさんのセンスが光る選句でしたね。
えっちゃんあらさんの自由奔放な言葉遣いに、いつも感心してます。自由奔放は、逆に言うと雑な面が出ることもあります。この辺が痛し痒しなんですね。意味が通じなくては俳句になりませんし、、、。折角の良さに、鉋をかけすぎて迫力不足になってもいけないし。
拾った句の句評を書いて、それを送信しようとしたところ
<ERROR 投稿できない言葉が含まれているため、処理を中止しました。>と出た!
小生は幾分過激な面があるから当然予期したことだが、今回は特別な言葉を使用していないけどね。
とりあえず文章の半分だけ記載しておきます。
特選句評
< 12 葬儀後の帰路や別れの秋の蝶(ダイアナ) 5 ◎束束子、◎いちご、ふうりん>
昨日は80人、今日は170人などの大きな葬儀を最近見ることが出来なくなった。 どんな有名な方の場合でも「小さな葬儀、家族葬」が行われるようになり、身内に最も親しい友人を加えチンマリとした形になったからである。不慮の事故などで突然逝ってしまったなら別だが、病気や高齢で召される場合は別れる時間があるので、小さな葬儀のほうがいい。
この句の場合、「帰路」とあるから、身内ではなく友人である貴方が作った句ですね。悲しい思いを心に残しての帰り道で、草むらを低く飛ぶ蝶々を見かけた。自由自在に飛び回る蝶々だから、すぐにどこかへ飛び去るのは当然だが、身ほとりを去っていくものには蝶々でさえも悲しく思えるという作者の秋思が籠められていて、ここ10年ほどで父母、親友、初恋の彼女、近くの遊び友達、句友を相次いで失った私の心情に繋がる句なので特選として拾わせて頂いた。
「56す」とか「4ね」なんかは使ってないけど・・ もしかしたら「893」だったのかな?
なんちゃって
ひろゆきチャンネルでおなじみの「56す」とか「4ね」とかの類ですか。30秒の間に同じ投稿が出来ないとか、いろいろあるようですね。ジジイやババアには無用の規制ですがね。
10月句会はみなさまのご協力により無事終了することが出来ました。厚く御礼申し上げます。また何時ものように、自句自解、感想等、皆様の活発な書き込みをお願いします。なお、10月句会で好成績を収められた高田井さんは初投句ではありません。他のハンドルネームで投句されている常連です。念のため。
互選結果発表
10月句会のトップは高田井さんの鳥兜の句、尾花さんの新松子の句、てつをさんの猫じゃらしの句がともに7点の同点でした。次いでちとせさんの菊日和の句とABCヒロさんの案山子の句が6点で並びました。
7点句 善も悪もこの星のもの鳥兜 (高田井)
7点句 ややこしき十四歳や新松子 (尾花)
7点句 お喋りも長寿の術よ猫じゃらし (てつを)
6点句 老世帯の路地に産声菊日和 (ちとせ)
6点句 案山子にも悪態ついて反抗期 (ABCヒロ)
個人別総合では尾花さんが16点でトップ、以下束束子さんとABCヒロさんが同点で続きました。
16点 尾花
13点 束束子
13点 ABCヒロ
10月度みんなのネット俳句会 互選結果一覧表 ( )は作者 ◎は特選 特選2点、並選1点で計算。
1 ミシンやめ手縫い楽しむ夜長かな (弥生) 2 ふうりん、ナチーサン、
2 名月を招く狭庭の花を生け
3 詰めるだけ詰めし馬鈴薯なほ詰める (ヨシ) 3 コビトカバ、◎アイビー、
4 老農の立てゆく稲架の弱き脚 (束束子) 4 ラガーシャツ、森野、ダイアナ、玉虫、
5 今日こそは番狂わせの夜長なれ (ラガーシャツ) 4 ◎えっちゃんあら、ABCヒロ、ヨシ、
6 廃材を浮かべて暮るる秋の海
7 番頭の手の平ちょこの新酒かな
8 爽やかに出世力士の呼び出され (ナチーサン) 2 てつを、ヨシ、
9 月見酒私以外は皆弱い
10 名月や故郷の抹茶点て喫す
11 赤い羽根小銭浚ひて募金せし (いちご) 3 ラガーシャツ、尾花、茶々、
12 葬儀後の帰路や別れの秋の蝶 (ダイアナ) 5 ◎束束子、◎いちご、ふうりん、
13 芒道汗かかぬ風通り過ぎ (ヨヨ) 1 えっちゃんあら、
14 毒茸か黄色と黒の虎模様 (尾花) 1 いちご、
15 ほんたうはおしゃべりな鰐水の秋 (かをり) 1 尾花、
16 吾(あ)の妬心見透かしてゐて芋の露 (てつを) 1 ABCヒロ、
17 折られたる大樹痛まし野分あと (ふうりん) 1 いちご、
18 風爽か朝戸開けしに頬撫ずる (ちとせ) 1 ヨヨ、
19 竹垣を昇る名月露天風呂 (高田井) 2 ダイアナ、和談、
20 城内へ銃眼抜け来秋の風 (ABCヒロ) 3 束束子、尾花、高田井、
21 百選の楠の大樹に天高し (アイビー) 3 ABCヒロ、かをり、ふうりん、
22 一位の実幼き恋よ故郷よ
23 赤ちゃんのお尻テカテカ夜業の灯
24 甦る記憶の香り金木犀
25 指先に王者の響き秋の宵 (ラガーシャツ) 1 和談、
26 期待の目一身に浴び秋刀魚焼く
27 名月や城址轟く陣太鼓 (森野) 1 和談、
28 善も悪もこの星のもの鳥兜 (高田井) 7 ◎ABCヒロ、尾花、玉虫、ヨシ、かをり、アイビー、
29 吾の知らぬ御馳走と言ふ蝗かな
30 ややこしき十四歳や新松子 (尾花) 7 ラガーシャツ、◎ちとせ、ダイアナ、玉虫、ナチーサン、高田井、
31 親離れ出来ぬ私と秋の空 (コビトカバ) 1 束束子、
32 饒舌のテレビの才女残暑かな (ナチーサン) 2 ◎コビトカバ、
33 観月や団子を飾り孫の声 (ヨヨ) 2 ダイアナ、茶々、
34 虫集く地球公転音幽か (ダイアナ) 2 いちご、かをり、
35 栗和菓子大売出しの彼岸かな
36 教卓に芒一本残るのみ (ABCヒロ) 1 てつを、
37 間引き菜のどつさり積まれ道の駅 (てつを) 1 ちとせ、
38 町の子のにぎやかに過ぐ秋の路地
39 彼岸花ゴンか寿惠子か矢田川に (茶々) 1 和談、
40 曳き馬の一完歩ほど秋の水 (かをり) 1 アイビー、
41 天麩羅に揚げて開きぬ十五夜菊
42 九代目は慶応ボーイ新松子
43 まねき猫に貸してやりたし秋日傘 (ふうりん) 1 茶々、
44 栗届く伊勢新聞に包まれて (玉虫) 4 ラガーシャツ、束束子、ちとせ、アイビー、
45 人生や釣瓶落としと晩酌す (ヨヨ) 1 尾花、
46 寮生のおかわりの声秋涼し
47 柿落ちてどこか傷つく少女かな (束束子) 3 えっちゃんあら、玉虫、アイビー、
48 紅葉狩り初冠雪に遮られ
49 親しみし番組終る夜長かな (いちご) 2 ヨヨ、高田井、
50 懐かしき写真見つけし夜長かな (ふうりん) 1 高田井、
51 潮風の力も借りて烏賊を干す (ヨシ) 2 束束子、てつを、
52 秋風鈴吊り格子窓古りにけり
53 篠笛や城址にしみる月の宴 (森野) 3 ◎尾花、ヨヨ、
54 月見れば見るほど心平らなる (ABCヒロ) 2 森野、弥生、
55 月代や今宵の客は訳ありて (コビトカバ) 1 かをり、
56 やはらかに靴底に剥く栗の毬 (高田井) 1 ふうりん、
57 欲絶てばあまりある幸鳥渡る (えっちゃんあら) 4 ◎森野、◎ナチーサン、
58 万華鏡カチと回りて彼岸花 (ダイアナ) 2 ヨシ、ふうりん、
59 腹太き蟷螂句碑に動かざる (尾花) 5 ABCヒロ、ちとせ、コビトカバ、◎高田井、
60 タンカーは麒麟の国へ野分晴
61 未だ青き柿の出てゐる直販所
62 名月と満月重ね祈るらん (茶々) 3 ◎玉虫、てつを、
63 発芽菜も雨の恋しい残暑かな (和談) 1 ヨヨ、
64 山車(だんじり)や岸和田のまち鳴動す (てつを) 1 アイビー、
65 言ひ切ってより後悔の秋団扇 (束束子) 5 えっちゃんあら、ラガーシャツ、森野、ダイアナ、ナチーサン、
66 老世帯の路地に産声菊日和 (ちとせ) 6 いちご、◎ダイアナ、◎ふうりん、弥生、
67 秋冷の頂上駅に珈琲の香 (アイビー) 3 ABCヒロ、◎ヨヨ、
68 息を呑む秋色多彩弥陀ヶ原
69 ガラス猪口小さき秋にひやおろし (ヨヨ) 2 ちとせ、コビトカバ、
70 愚連なるいとど取り付く膝頭 (かをり) 1 ヨシ、
71 我が庭を住処と選りて虫鳴けり (弥生) 1 えっちゃんあら、
72 畦道の蹠にやさし曼殊沙華
73 曼珠沙華今生の彩尽くしをり (ナチーサン) 4 ◎てつを、コビトカバ、和談、
74 山盛りの無名の林檎つやつやと (いちご) 2 ◎弥生、
75 案山子にも悪態ついて反抗期 (ABCヒロ) 6 ラガーシャツ、森野、てつを、コビトカバ、弥生、ナチーサン
76 秋の蚊は見かけ倒しやすぐ打たれ (ふうりん) 1 束束子、
77 名月や病室灯り一つ消ゆ
78 秋高し塾の初日はもう明日
79 天頂に登りて月の小さくなり
80 老人の老人による老人の日
81 気散じの川辺に寄せる曼珠沙華
82 秋晴のリフト降りたりベゴニア園
83 見て言うてそれほどでもよ蕎麦の花 (えっちゃんあら) 1 かをり、
84 秋彼岸入日赤々浄土透く (和談) 1 弥生、
85 予後の犬縁に侍らせ芋を掘る (尾花) 3 いちご、ちとせ、玉虫、
86 コスモスや寿恵ちゃん笑みてそこに立つ
87 推敲に句意破綻せる夜長かな (アイビー) 5 森野、コビトカバ、ヨヨ、和談、高田井、
88 神苑に神話聞きつつ月を待つ (森野) 1 弥生、
89 夜学生無口無口けふも麒麟
90 お月見のどろぼう貰うコロッケよ (ダイアナ) 1 玉虫、
91 秋天やキリンとキリン首交わす (ABCヒロ) 1 尾花、
92 秋晴れや鯉もゆらゆら水前寺
93 また一つ神事消えゆく秋祭 (弥生) 3 束束子、ABCヒロ、ナチーサン、
94 朝顔に散歩の足を奪はるる (ナチーサン) 2 てつを、ふうりん、
95 丸髷を直す寿恵子やこぼれ萩 (ヨシ) 1 茶々、
96 雑草てふ名の草は無し草の花 (ふうりん) 5 えっちゃんあら、◎ヨシ、◎茶々、
97 無花果や厠側にて丸々と (いちご) 2 ◎和談、
98 お喋りも長寿の術よ猫じゃらし (てつを) 7 ◎ラガーシャツ、いちご、ちとせ、かをり、ナチーサン、茶々、
99 ねこじゃらし猫と戯る老婆の手 (ヨヨ) 1 茶々、
100 秋祭五人連れ立つ寄付集め (高田井) 1 ヨシ、
101 定演や徒歩にて帰る秋夕焼
102 山の香を載せて初栗宅急便
103 秋麗今朝はピンクの花を買う (コビトカバ) 1 森野、
104 名月や松の梢を渡り来し (森野) 2 ダイアナ、ヨヨ、
105 珈琲とジャズの店なり秋時雨 (玉虫) 1 アイビー、
106 田の畦に泥鰌掬ひの痩案山子 (束束子) 1 高田井、
107 渡り鳥あきらかに山緩むまで (えっちゃんあら) 2 かをり、弥生、
108 仙人掌の実美味なれば棘多し
109 週ごとに過ごす暮らしや秋来たり (ちとせ) 1 えっちゃんあら、
110 名月やセミの抜け殻照らすなり
投句者・えっちゃんあら、束束子、茶々、森野、ヨヨ、和談、コビトカバ、いちご、ふうりん、ヨシ、ABCヒロ、ちとせ、弥生、尾花、ラガーシャツ、ダイアナ、アイビー、高田井、てつを、ナチ―サン、玉虫、かをり、以上22名
間違い、その他不都合な点があればご連絡下さい。
10月句会の選句は投句者全員の選句が済みましたので、選句を締め切ります。互選結果の発表は明日13日の正午頃に発表できると思います。それまでお待ちください。
後手番藤井聡太七冠が2勝1敗で迎えた第4局、終盤永瀬拓矢王座のミスを誘い138手で逆転勝ち未踏の八冠を達成した。
この一番、ほぼ互角で終盤に入り最後は秒読み戦に。一時は永瀬王座がほぼ勝利を収めたかに見えたがミス(私には何だかわからなかった)が出て大逆転、永瀬王座が口惜しがって髪をかきむしる場面も。現在竜王戦が進行中だがそれを手始めに防衛戦が始まる。七冠を達成した羽生9段も今は無冠。現在21歳、今後の藤井聡太八冠の活躍が期待される。
羽生さんが七冠を達成したのが1996年2月25歳ですが7月には棋聖戦を失い六冠に。2017年永世七冠になりましたが翌年2018年47歳で無冠になっています。一方タイトル数は99回を数え2位の大山(故人)80回、3位の渡辺31回、4位の谷川浩二27回と続きます。一方藤井は現在18回、現役の佐藤康光13回、森内の12回ですが如何に羽生の99回が凄いかわかります。藤井の強みは若さ、彼を苦しめた永瀬元王座を始め彼を取り巻く若手と切磋琢磨しながら記録を伸ばしていくでしょう。
21歳にして頂点を極めた青年というものは、この先どういう人生を送るのか興味津々で見守っていきたいものですね。それにしても昔の升田幸三元名人は、いかにも勝負師然とした風貌でした。羽生善治九段の全盛期は冷静、怜悧な印象でした。これに対して藤井八冠は普通の青年に見えます。こんなタイプの勝負師がかつていたでしょうか。