先日常滑の文芸コンクールに関連し、俳句人口の高齢化に触れました。これに呼応してかをりさんから、東京では必ずしもそうではないとのご指摘がありました (No.486の記事) 。
少し趣旨が外れるかもしれませんが、最近若い人たちの間で俳句ブームらしき風潮があるのは確かでしょう。一つ流れはテレビのプレバトに誘発されたブームです。これは夏井いつき先生の功績ですが、テレビの知名度を利用し活動されており、いわばタレントのノリです。ツィッターが呟くような生活実感を定型化し、合う季語をあてはめる手法で、この簡便さがウケたのでしょう。ただし、この膨大なボリューム層と私たち既存の俳句愛好者群との接点は、今のところ皆無かあっても稀薄でしょう。私見ですが、私たち既存組の方が門戸を開放し、積極的に手を差し伸べる姿勢が望まれます。さもないと彼らニューカマーの側に、何時まで経っても俳句の敷居の高さを払拭できないと思うのです。
もう一つの流れは、北大路翼さんらの歌舞伎町グループの俳句に代表される動きです。こちらは既存の俳句界とは明確に一線を画しています。また私たちの側も戸惑いオタオタするばかりです。正直、ちょっと接点は見つけ難い気がします。作品の一例が下の句。
男根を地面につけて髪洗ふ
キャバ嬢と見てゐるライバル店の火事
No.499アイビー2022年10月6日 20:28
かをりさん、お手数をかけました。なるほど面白いですね。発想を飛ばすとはこういう風にすればいいのですね。
ところで、アイビーは太っ腹ではありません。多少メタボの気味はありますが。
No.525アイビー2022年10月11日 10:32
引用が長くなると、色々あるかもしれないと、おもい・・・
では再掲いたします。
北大路翼さん、基本はきっちりしておられる方です。
実際、東京の一部は異国でありますよ。風土も文化も。
都会の秋に刈田風は吹かない(笑)
見る景色が違えば、風姿も違ってまいります。
束ね毛の行水したる歌舞伎町 かをり いわゆるロン毛ですね。
しかし思考過程は同じかも
北大路翼さん、一句できる思考パターンを示されて面白いです。一例ですが。。。
前略・・・
真夜中に先生一つ蜜柑剝く
真夜中に老婆が一つ蜜柑剝く(誰がの変化)
水中で老婆が一つ蜜柑剝く(いつ から どこへ)
水中で老婆が一つ牡蠣を剝く(単語の変化)
牡蠣を剝く老婆が一人水中へ(語順の変化+単語の変化)
牡蠣を剝く老婆が一人空中へ(どこ の変化)
牡蠣を剝く老婆が二人空中へ(単語の変化)
空中へ牡蠣が老婆を剝きながら(語の入れ替え)
牡蠣を剝く老婆の一人が先生で(最初の句とドッキング)
イメージをまとめて
退任の教師が牡蠣を剥いてをり
蜜柑にこだわるなら
定年の教師の席の蜜柑かな 後略
多分、こういう思考過程は子規、虚子以来、皆様が意識無意識のうちにやっておられ・・・
最後に彼は「遊んで遊んで遊びまくって蓄えた経験が俳句の財産だ」
いい得て妙であります。
刈田に遊んだことで、都心歩いていても刈田風を詠めるのかなあと。
ビル風に刈田のひほい渋谷駅 かをり
アイビーさんの太っ腹に謝意。
No.522かをり2022年10月10日 21:28
アイビーです。かをりさんが書き込みをして頂いたようです。私にちょっと所用があり、後でじっくり読もうと思ったのですが所用が済んだら、かをりさんご自身により削除されていました。一見して読み応えがありそうな書き込みだったのに残念。! 差し支えなかったら再投稿していただけませんか。それがもとで気分を害するようなヤワではありませんので、どうぞお気になさらずに。
No.521アイビー2022年10月10日 20:46
引用も長く、不適切あり削除いたしました。
アイビーさん、ごめんなさい。
No.520かをり2022年10月10日 20:27
このような議論がしたかった。将来の俳句界が見えません。恐らく結社の有り方も問われるでしょう。アイビーさんのおっしゃる通り安易に今のブームに乗るわけにいきません。一方、旧態の状況では衰退が目に見えています。今の結社の指導者も高齢化が進み時間がありません。スポーツの世界でも生き残るためには新陳代謝が問われています。オリンピックなどでも世界化する中で柔道着の色やピンポンの色も変わりました。生き残りのキーです。俳句の世界でも季語の見直しなど多少の変化はあるでしょうが、俳句の基本は守りたいものです。挨拶、諧謔性、芸術性も。ただ、今は俳句の世界化、世代交代の中で基本に還り俳句そのものを見直す時で、時代がそれを求めているのではないでしょうか。
No.500ナチーサン2022年10月7日 00:14
10月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
今回の投句者は▼束束子、▼ナチ―サン、▼いちご、▼萩、▼森野、▼悦ちゃんあら、▼蓉子、▼ABCヒロ、▼和談、▼淑子、▼金平糖、▼ふうりん、▼てつを、▼玉虫、▼ちとせ、▼アイビー、▼観音寺、▼ヨシ、▼かをりの皆さんの19名。(▼のついている人は選句済み)
選句要領
1 選句期間 10月11日(火)~10月13日(木)
2 選句数 7句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 10月14日(金) ただし進捗状況により早まることもあります。
5 その他 投句された方は全員、選句をして下さい。投句してない方も選句に参加できます。ただし、投句者全
員の選句が終わった時点で締め切ります。
10月度みんなのネット俳句会 清記一覧
1 停泊のおしょろ丸見ゆ秋の暮れ
2 蟹の爪一つ転がる秋の浜
3 露の世や八十路をふたり愛ほしみ
4 秋の蚊のくの一のごと忍び刺す
5 変わり種があるか朝顔実を取りぬ
6 さはやかにバンビーかける東大寺
7 秋気澄むポツンと駅舎我が故郷
8 陶工の轆轤勇めり鵙の晴
9 秋うらら豊橋筆に墨含ませ
10 掃除機をまあるく掛けて秋湿り
11 月愛づる人それぞれの思ふこと
12 絵画如風に描かれいる稲穂
13 身に入むや円楽享年七十二
14 新聞を見て思ひ立つ彼岸花
15 長き夜や眠りをさそふ読み聞かせ
16 毬栗を投げ少年の悪ふざけ
17 しまはれずデスクの上に秋団扇
18 秋晴れや歴史探訪兵糧路
19 黒鯉の鱗際立つ秋の川
20 真っ先に烏降り立つ刈田かな
21 指先で簡単レシピ秋茄子
22 長き夜や縁から嵌めて行くピース
23 栄転は先送り蛇穴に入る
24 秋雨や振りゆるやかな舞扇
25 封を開け紅葉一枚こぼれ来し
26 秋出水引きて小川に鯉跳ねる
27 鰡跳んで釣れても海へ返しけり
28 水底を魚影よぎりぬ秋の川
29 椋鳥の群れて電線撓みをり
30 身に覚え無きことながら草虱
31 新走り杉玉掲ぐ神事かな
32 飾られし菊花堆肥となるとかや
33 地平線こと紅いや秋夕焼け
34 朝寒み紅茶のマグを包み居り
35 傘マーク続いて二百十日かな
36 集く虫音色聞き分く妻探し
37 精米機潜りて温し今年米
38 豊年や大社に据うる薦被
39 秋空に楽しき雲を描きたし
40 石仏や赤き淀掛け花野道
41 おしろいの喪中の家に咲き満てり
42 朝寒や今朝は小走り修道女
43 撓なる渋柿に傷ひとつなし
44 短冊の仮名美しき水の秋
45 次々に浮かぶアイデア夜業かな
46 出自まで問はぬ就活秋夕焼
47 タンカーの寄せ来る波や秋入り日
48 秋深し通ひし居酒屋(みせ)はこの辺り
49 磴百段荒るる境内茸採る
50 老農夫芋掘る鍬に孫の笑み
51 露時雨葉上に溶けず輝けり
52 露けしや日ハムドーム予定の地
53 逍遥や秋の千草を摘みながら
54 一合を二人であける温め酒
55 陶房のあるじ留守とか柿熟るる
56 敬老日今日で何秒生きたやら
57 金平糖一つ摘めば金木犀
58 栗持ちて免許返納ぽつり言う
59 秋侘し亡き思ひ人猪口に見ゆ
60 川に沿ひ浄土に続く彼岸花
61 人柱とはかなしきぞ菊人形
62 同室のあゐつに会ひたし秋の夜
63 母の目は何時も優しく卵酒
64 夫の背な歩幅合わず立松月
65 弁論のテーマ墨書す文化祭
66 団子食む子は正座して月見かな
67 敗荷の城堀に立つ夕間暮れ
68 姿よき松茸褒めて買はで行く
69 秋高く洗濯物の白揺れる
70 鶏頭の深紅を超ゆる真紅なし
71 我先に川面揺らして上る鮭
72 朝咲きの曼珠沙華へと蝶吸はれ
73 田の色をあれこれといふ散歩かな
74 名月を乗せさえざえと松一樹
75 晩酌は考の楽しみ衣被
76 穴まどひ五十路をんなの朝帰り
77 瓢箪から駒のごとくに烏瓜
78 白い月川面を照らす鴨二匹
79 間引き菜の香る味噌汁朝餉かな
80 逆上がり初めて出来た吾子の秋
81 ポケットに目薬用意本の秋
82 怖いもの知らずの若さ青檸檬
83 木の実落つ音なく何か切れるらし
84 秋晴や影踏み鬼の入れ替はる
85 自転車のワイドな籠や木の実落つ
86 秋祭り頭上で舞うや梯子獅子
87 柿の葉のしきりに落つる日暮なり
88 復興のおれが担ぐぞ秋祭
89 一葉してをぐらき堂の写経会
90 酌をする指しなやかや花芒
91 冷まじや境内に置く加農砲
92 秋天や「元気ですね」と医者の言ひ
93 梯子獅子鎮守どよめく秋祭
94 伊那谷や早生の林檎の色づきぬ
95 爽やかな子供落語の下げの笑み
No.523アイビー2022年10月11日 06:13
このサイトの広告によく歯が出てくる。昨日の中日新聞に中日の選手がナゴヤ球場で集団検診を受けたとの報道があった。立浪監督が「8020県民健口大使」を務めることから、選手がすべての健康の元になる丈夫な歯でプレーに専念し秋には白い歯で笑い合う姿を思い描いての試みの様だ。実は、旧友である和談さんとは今年年男の同年だ。共通点はお互いに歯の良いこと。二人とも市から「8020」で表彰されている。彼は100%の32本、私は30本。原因は2つ。戦争(甘いものは無かった)とお神酒(アルコール消毒)だ。次の9020を誓い合ったが・・・さて、それまで寿命が保てるか。
祝・新記録達成
かをりさんの滑り込みで新記録達成。19人に。ついでに大台と行きましょうか。
No.518ナチーサン2022年10月10日 16:54
今年も竜王戦が始まりました。藤井聡太の防衛なるか、挑戦者の雪辱なるか。地元聡太君に期待しましたが惜しくも敗戦。彼、緒戦は良く負けます。巻き返しに期待します。
ところでいつも感心するのは将棋の持つ格式の高さです。服装はもとより上座と下座の区別、駒の王将も「王」と「玉」の違い。また所作一つ一つの美しさにも見惚れます。そしてあの集中力です。二日間にわたる緊張の持続。性魂尽き果たしした後の長時間にわたる検討。ネット観戦のこちらも疲れ果てました。ただ、おやつや昼食のメニューの紹介など人隣りのわかるホッとした瞬間に癒されます。
また地方を回りますので対戦者も楽しみはあるようです。縺れれば7つの地域を巡ることに。戦いは12月まで続きます。
No.513ナチーサン2022年10月9日 10:21
野球も日米とも最終予選に入り盛り上がって来ました。アメリカではダルビッシュの出番はあるのか。大谷の出番が無いのが寂しいですが。日本ではやはりソフトバンクが地力を見せて来ました。やはりこのチームがキーですね。本命はやはりヤクルト。
ところで、現在18人ですか。何とか大台に乗せたいものです。
No.516ナチーサン2022年10月10日 10:14
昔は将棋でも囲碁でも棋士と言われる人はいくつも修羅場を潜ってきた、見るからに勝負師タイプの人が多かったように思います。将棋の升田幸三や囲碁の藤沢秀行など風貌と言い行動様式と言い、常識的な社会の規範に収まらない規格外のキャラであったように思います。ところが現代の棋士は、藤井聡太五冠にしても豊島九段にしても井山永世名人にしてもまことに礼儀正しい好青年ばかりです。近所のお兄ちゃんか、子どものお守りを言いつかった若いパパの印象です。無論、勝負の世界にいる人たちですから、内に滾る情念は並々でない筈ですが。文系、理系で分ければ間違いなく理系の人たちでしょうね。それにしてもみんな若い。
No.515アイビー2022年10月9日 19:21
俳人協会愛知県支部の秋季俳句大会が開催されます。要領は下記の通りです。
1 日時 10月23日(日) 10時から受付
2 場所 名古屋通信ビル 2階ホール JRまたは地下鉄「鶴舞」駅から西へ徒歩で5分
3 会費 1000円
4 投句 嘱目2句 締め切り正午
5 選者 栗田やすし、加藤耕子、加古宗也、齋藤朗笛ほか協会所属の諸先生18名
その他 記念講演 平田冬か先生(俳誌かつらぎ副主宰)
No.511アイビー2022年10月8日 11:51
金平糖さんから投句して頂きましたが全部で6句ありました。ルールは5句投句ですので1句削除をお願いします。ご意向をお知らせください。ご連絡が無ければ6句目の句を削除させていただきますのでご了解ください。
No.507アイビー2022年10月7日 20:10
10月句会が始まっていますが、どうもいつもに比べ出足が鈍いようです。6日10時現在の投句完了者は僅か1名のみ。それだけ皆さんが慎重に推敲を重ねておられるものと良い方に解釈していますが、少し気がもめるのも事実です。まあ、締め切りをすっかり忘れてたなんてことにならぬよう願います。
No.492アイビー2022年10月6日 10:26
アンチ巨人としてもう一人忘れてはいけないのが金田正一です。孤軍奮闘、国鉄と言う弱小球団で巨人に闘志を燃やし前人未踏の400勝をあげました。ただ彼でも引退間際何故か巨人に移籍しました。金田然り落合然り。その点星野仙一、野村克也は選手として監督として最後まで巨人と戦いました。(巨人出身の王は別として)特に野村は監督としても長嶋に対抗意識を燃やし自らを長嶋の向日葵に対して月見草と称しました。また独自の理論を展開してヤクルトの基盤を築きました。一昔前の鶴岡監督をはじめとしたパリーグのセリーグへの対抗意識を彷彿とさせます。今季巨人は4位、ここ数年低迷しています。巨人にあこがれ巨人に対抗意識を燃やした時代は終わったのでしょうか。今年のヤクルト、オリックスの台頭は偶然ではないような気がします。辛酸をなめた時期を乗り越えての2連覇です。我がドラゴンズの復活を願いながら。
No.496ナチーサン2022年10月6日 18:21
10月度みんなのネット俳の投句締め切りは本日10日の24時です。まだの人はお忘れないよう投句をお願いします。現在までの投句者は19名で新記録達成です。一気に20の大台に乗せたいものです。
現在までの投句者は束束子、ナチ―サン、いちご、萩、森野、悦ちゃんあら、蓉子、ABCヒロ、和談、淑子、金平糖、ふうりん、てつを、玉虫、ちとせ、アイビー、観音寺、ヨシ、かをりの皆さんです。
10月度みんなのネット俳句会開催要領
1 投句期間 10月5日(水)~10月10日(月)
2 投句数 当季雑詠 5句
3 清記及び選句 10月11日(火)~10月13日(木) 7句選句
4 成績発表 10月14日(金)
5 その他 投句代行 可。投句後の訂正、差し替えも可。
進行状況によってはスケジュールが早まることもあります。
句会開催中であっても書き込みに制限は設けません。
No.490アイビー2022年10月4日 10:29
3日の正解 ①B ②C ③C ④A 今シリーズ最後の出題でしたが、ヨシさん、かをりさんが有終のパーフェクトでした。
第1問 くろがねの秋の風鈴鳴りにけり 飯田蛇笏
第2問 鶏頭の十四五本もありぬべし 正岡子規
第3問 淋しさにまた銅鑼打つや鹿火屋守 原石鼎
第4問 紫陽花に秋冷いたる信濃かな 杉田久女
No.489アイビー2022年10月4日 10:23
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