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結果発表

6月句会の互選結果を発表します。
6月のトップは6点を得たふうりんさんの「夏場所」の句でした。続いて8点句の弥生さんの「涼し」の句でした。
以下、6点句がダイアナさん、水尾さん、にゃんこさんの句が同点でした。
10点句 16 夏場所や母のベッドの背を起こし (ふうりん) 
8点句 18 辻ひとつ入りて涼しき京の路地 (弥生)
7点句 56 畦道は暮らしの道よ行々子 (森野)
6点句 17 万緑や嬰赤くなり伸びをする (ダイアナ)
6点句 69 推敲の末は昼寝の大鼾 (水尾)
6点句 82 いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり (にゃんこ) 
個人別総合では、ふうりんさんと弥生さんが、ともに14点で並びました。

6月度みんなのネット俳句会互選結果一覧   ◎は特選、特選2点並選1点で計算。       令和7・6
1 ナイターの我がナガシマや永久 (玉虫)  3 ちとせ、◎えっちゃ、
2 群生を茅花流しや銀色に (和談)  2 ◎ヨヨ、
3 家飲みに麦酒生き生き冷えてゐる (コビトカバ)  1 弥生、
4 おはようと挨拶しそうアマリリス (ちとせ)  2 森野、てつを、
5 五月雨にあやめの紫紺煌めいて (茶々)  4 えっちゃ、ヨヨ、ふうり、みにょ、
6 梅雨寒や九人目となる理髪店 
7 本が好き白詰草の野に飽きず (尾花)  2 えっちゃ、森野、
8 うつ病のうつ捨てるため山登る (ABCヒロ)  4 えっちゃ、ナチー、◎弥生、
9 若葉風けふもご機嫌古農機 (てつを)  5 ダイア、ちとせ、弥生、アイビ、水尾、
10 解体をぢつと待つ家夕薄暑 (ヨシ)  3 にゃん、弥生、水尾、
11 著莪咲きし一乗谷に置く思ひ (森野)  2 尾花、水尾、
12 茄子植うる妻の白髪の目に余り (ナチーサン)  1 和談、
13 半夏生最後尾っに来て米を待つ 
14 草引くや屈む背中に青時雨 (ヨヨ) 2 ちとせ、和談、
15 白百合に埋め包まれし母眠る (ラガーシャツ)  1 みにょ、
16 夏場所や母のベッドの背を起こし (ふうりん)  10 茶々、◎ラガー、◎玉虫、圓人、森野、弥生、ABC、ヨシ、水尾、
17 万緑や嬰赤くなり伸びをする (ダイアナ)  6 かをり、玉虫、ふうり、ABC、◎アイビ、
18 辻ひとつ入りて涼しき京の路地 (弥生)  8 尾花、ダイア、にゃん、ちとせ、かをり、森野、コビト、ABC、
19 河骨の咲いて荒蕪の湿地かな (アイビー)  1 ちとせ、
20 夾竹桃白し聖職者の庭よ 
21 病む父や遠くでニュース梅雨入りと  
22 万緑や文武に長ず松代藩 (和談)  1 かをり、
23 梅雨寒やここも更地か古本屋 (水尾) 5 ◎森野、てつを、みにょ、アイビ、
24 何回も振り向く別れ夏の空 (コビトカバ)  4 ◎にゃん、えっちゃ、ラガー、
25 新品種ひたち乙女は薔薇美人 (茶々)  1 ふうり、
26 亀の子の脱走癖の面白し (玉虫)  1 ヨヨ、
27 不機嫌な空地上には梅雨茸  
28 ザーザーと洗車する夫半ズボン  
29 若竹や母国知らずにパンダの子 (てつを)  1 ナチー、
30 夫偲ぶ友に鬼灯花数多 (森野)  1 圓人、
31 風過ぎて薔薇の香りやバスを待つ (尾花)  2 ◎水尾、
32 今もなほ動かぬ時計梅雨晴れ間 (えっちゃんあら)   1 ラガー、
33 庭中をわがもの顔に著莪咲けり (ヨシ)  2 ヨヨ、みにょ、
34 あれ食べてみたいと言ふの四葩かな 
35 次の世は蝶に生れこよ火取り虫 (ナチーサン)  2 尾花、えっちゃ、
36 蔓草や絡みて高く五月雨  
37 ひと月の健診終へて早苗道  
38 母の日に贈る絵入りの感謝状 (ふうりん)  1 かをり、
39 烏飛ぶ宝珠のごとく枇杷咥え (アイビー)  2 茶々、てつを、
40 空梅雨や己が道行く三男坊 (圓人)  2 尾花、ナチー、
41 薔薇園の少女も婆もプリンセス (弥生)  2 ナチー、みにょ、
42 一晩に一寸を伸ぶ夏野菜 (にゃんこ)  2 かをり、圓人、
43 同志寄り閉ざす旧会梅雨走り  
44 叱られし事忘れたる螢かな (玉虫)  5 ラガー、コビト、弥生、◎ヨシ、
45 凛と立ち藍艶やかや花菖蒲 (ちとせ)  2 茶々、みにょ、
46 カセットを交換した日ソーダ水 (コビトカバ)  3 ◎ダイア、玉虫、
47 活けられて高き品格百合匂う (ABCヒロ)  4 ラガー、ふうり、◎和談、
48 梅雨入りやダメライフなもレットイットビー 
49 若者に習ひを問はれ青嵐 
50 入梅が夫婦げんかの今日の題 (水尾) 2 ラガー、玉虫、
51 クレマチス咲いて老舗の若女将 (ヨシ)   5 尾花、ダイア、ナチー、弥生、アイビ、みにょ、
52 更衣先延ばしする老夫婦 (ナチーサン)  1 圓人、
53 合歓の花長電話して夫の愚痴 (えっちゃんあら)     2 てつを、ABC、
54 赤き花髪に浴衣の城下町 (尾花)  1 茶々、
55 山登る三度もこけてこりゃいかん  
56 畦道は暮らしの道よ行々子 (森野)  7 ◎ちとせ、てつを、玉虫、圓人、ナチー、アイビ、
57 さくらんぼそわそわ妻のクラス会 (ふうりん)  1 森野、
58 田舎道蛙の合唱いま昔 (ヨヨ)  1 和談、
59 空海も見し海原の卯浪かな (アイビー)  4 ◎尾花、ヨヨ、水尾、
60 ほの蒼く街煙りゆく梅雨はじめ (弥生)  2 にゃん、かをり、
61 合唱終へ師の誉め言葉代田風  
62 蚊遣火や老いを受け入れ然を生く (圓人)  2 ◎ナチー、
63 曇天の水面とろりと梅雨の入り (にゃんこ)  2 ◎コビト、
64 シルバーのアクセ選べば夏来る  
65 夏やさい自助自立への老いの鍬 (和談)  3 茶々、ダイア、◎圓人、
66 蒼き葉に楚々と朱を置く花柘榴 (ちとせ) 3 ヨヨ、◎てつを、
67 尺取りや老の脳味噌掻き回す (玉虫)  1 コビト、
68 五月雨に軒下で丸く猫も待つ  
69 推敲の末は昼寝の大鼾 (水尾)  6 にゃん、ラガー、玉虫、ふうり、ヨシ、アイビ、
70 果と吾の夢を包みて袋掛け (てつを)  5 ◎茶々、圓人、◎みにょ、
71 白南風や補助輪外しこはごはと  
72 逃げだした蛸捕らへられ元の箱 (ヨシ)  1 にゃん、
73 青二才おのれの翳や桜桃忌 (ABCヒロ)  尾花、
74 朝ドラに犬見向きせず半夏雨   
75 滴りて水子地蔵の貌濡らす (ナチーサン)  3 てつを、ABC、水尾、
76 五月雨に濁る事なし清水川 (ラガーシャツ)  ふうり、
77 廃屋の庭に南天花こぼれ (森野)  2 ヨヨ、ヨシ、
78 学生の眩しき街や更衣 (ダイアナ)  3 ちとせ、コビト、ヨシ、
79 ドクダミや風雨に耐ゆる十字花 (ヨヨ)  4 茶々、ふうり、和談、ヨシ、
80 次々と我抜くシニア登山杖 (弥生)  1 コビト、
81 食欲は常に全開冷奴 (ふうりん) 2 和談、コビト、
82 いきさつを聞かむ古茶の葉開きけり (にゃんこ)  6 ダイア、てつを、かをり、圓人、ナチー、ABC、
83 ジャスミンの紅茶召しませ夏座敷 (アイビー)  3 茶々、ダイア、ふうり、
84 突然にめだかは向きを変へりをり (圓人)  2 えっちゃ、アイビ、
85 拾ひたる桑の実フッと吹きて食ぶ (玉虫)  2 弥生、ヨシ、
86 蛇口からじゃかじゃか水が立夏かな (ちとせ)  1 にゃん、
87 夏旅や卓球台は洒落た黒 (コビトカバ)  1 ラガー、
88 湯の町の路地は静もる夏隣り (和談)  3 ダイア、えっちゃ、ヨヨ、
89 短夜の夢の数々ただ悲し 
90 緑蔭や洪鐘(おおがね)までのをとこ坂 (尾花)  3 かをり、玉虫、アイビ
91 あの頃のわれに逢ひたし夏柳 
92 特売のチラシわんさか入梅前 
93 鎮魂の碑を巡りゐる田植歌 (ナチーサン)  1 森野、
94 父の日にうな丼囲ひ絆かな (茶々)  1 和談、
95 気象図の斜め線引き梅雨に入る  
96 海底に数多の遺骨沖縄忌 (ABCヒロ)  2 森野、コビト、
97 糖尿のぎりぎりライン走り梅雨  
98 川に沿ひ沢蟹崖を上り下り 
99 エルビスの曲の流るる五月かな  
100 近づきてキミガヨランの葉がチクリ 
101 高速路茅花流しの銀の波 (ダイアナ)  2 ちとせ、和談、
102 表札の擦れし名前姫女苑 (弥生)  1 尾花、
103 相撲道語るも楽し泥鰌鍋 (ラガーシャツ)  4 にゃん、玉虫、ABC、アイビ、
104 雨纏いここぞとばかり四葩起つ  
105 梅雨寒のラジオ抑揚無きニュース (にゃんこ)  4 ABC、ヨシ、水尾、アイビ、

投句者はヨヨ、えっちゃんあら、ABCヒロ、ふうりん、森野、ヨシ、和談、ラガーシャツ、弥生、コビトカバ、にゃんこ、てつを、尾花、ダイアナ、ナチーサン、アイビー、ちとせ、玉虫、茶々、圓人、水尾の21名。ほかに選句参加・かをり、みにょん。 
間違い等、不都合な点をご連絡下さい。

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明日から三択クイズ

大体感想も一巡したようですので明日27日から俳句三択クイズを始めます。前シリーズは問題が易しすぎるとのご指摘がありました。その反省を踏まえキビシク行きたいと思います。

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年末年始でお休みと思っていました。年末大安売りでお手柔らかにお願いします。

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のまとめ令和4年のまとめ

令和4年 みんなのネット俳句 年間互選トップ
月度  俳句              作者   入点     個人別総合  入点
1月  寂聴忌色は匂へど散りぬるを   ナチ―サン 9点    ナチ―サン  22点
2月  大口を開けて鰯の追儺かな    ナチ―サン 7点    ナチ―サン  16点
    晩学の灯を明うして炬燵の間   あまなつ  7点
3月  春子の香吹き出す釜の五目飯   束束子   10点   束束子    19点
4月  新入生カバンが歩く交差点    和談    10点   和談     16点
5月  貧乏を泣いて笑って昭和の日   ABCヒロ 6点    森野     13点
    亡き伯母の満州談義昭和の日   蓉子    6点
    春愁をパフで押さへて小町の忌  ヨシ    6点
6月  海鳴りに梅雨のこゑ聞く島渡舟  かをり   7点    かをり    19点
7月  手放せば子は噴水へ走り出す   ABCヒロ 9点     ABCヒロ  14点
8月  炎天や石の布袋の太鼓腹     蓉子    5点    アイビー   16点  
    蔵書印薄れし父の書を曝す    玉虫    5点
    転た寝の子よりプールの匂ひかな ヨシ    5点
9月  国境など小さなことよ天の川   ふうりん  8点    ABCヒロ  20点
10月  穴まどひ五十路をんなの朝帰り  かをり   8点    アイビー   19点
11月  太陽も風も鋤き込み秋耕す    ヨシ    6点    てつを    20点
    木葉髪この世に悔いも諦めも   てつを   6点
12月  実千両蔵に息づく味噌麹     アイビー  8点    アイビー   20点

今年1年の各月のトップの句を再掲しました。これにより12月句会の結果発表の記事のピン止めを解除しました。ご覧になりたい方は856の記事までスクロールして下さい。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年12月24日 17:49)

1月分の投句期間について

令和5年1月分の投句期間は何日から何日まででしょうか。初めてなので教えてください。

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当句会が亮さんのフィーリングにマッチしたとの、何よりのことと存じます。当句会は結社の理念がありません。ただ俳句好きは集まれと言っているだけです。従って俳句結社には必ずいる主宰が存在しません。主宰がいないということは指導者がいないということです。俳句とは斯くあるべしと言う人がいません。ただ、ここはこうしたら、とかの意見はあります。参考にするかしないかは作者自身が考えることです。
実は、当句会に投稿なさる方は例えば若竹とか白桃とかの結社にも所属し、10人前後の地域句会にも所属してみえる方が多いのですが、矛盾なく両立させておられます。というより、結社に出すのは憚るけれど、こっちなら出せるという冒険句、実験句もあると思います。
新聞俳壇は選者の先生の個性が強く打ち出されるように感じます。いずれの先生方も、一般読者からの指摘、例えば誰某の入選作は二重投句であるとか盗作、剽窃等の指摘を受けることに神経質になっているように思います。入選10句のうち特選3句程に選者評が載っています。これは参考になるので熟読したいです。ただ並み選の9句目、10句目ぐらいになりますと選者も全体のバランスを考慮して選んでいるように思われます。全体に重い句が多かったから、少し軽い句を入れてみよう、とか。
これからもよろしくお願いします。

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 早速のご返事、ありがとうございました。
 正月中は、我が家も人の出入りで何かと気忙しいので、それを外していただけるのは有難いです。
 私の所属している句会は、俳句暦30~50年という女性が3人が居て、ホトトギス派流の作風で多大な影響を皆に与えています。
 新聞俳句を鑑賞していて、句会の句と随分印象が異なるなと感じていましたが、「みんなのネット俳句」の自由奔放な句に接して、自分が井の中の蛙であったことを知りました。
 俳句暦も2年5ヶ月と短いため、持参した漢和辞典で調べるのも手間取る難しい語句や、広辞苑にも載っていない俳句特有の言葉など、未だに句会の選句の度に悩まされていいます。
 それが、このネット俳句会では、同様の理解できない言葉に出会ってもすぐにネット検索できるので、句意はともかくとして、言葉そのものが分からないという選句上での疎外感を感じることはありませんでした。
 今後とも、よろしくお願いいたします。

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神林 亮さんへ
毎月4日開催要領発表、5日投句開始、10日、投句締め切り、11日清記発表&選句開始、13日選句締め切り(全員の選句が終了の時点で締め切り)、14日結果発表 というスケジュールになります。来年1月句会は1月5日開幕になります。よろしくお願いします。1月句会までまだ少し時間がありますので、感想・雑感・質問等積極的に発言をお願いします。

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「サッカー」の季語について

2 サッカーの決勝の笛泪噴き
 この句についてある方から無季ではないかとのご指摘がありました。スキーやラグビーは冬季ですがサッカーについてはまだ市民権は得ていないと。私の昭和60年初版の角川の季寄せにはスケートなどと並んで冬季にあり例句も挿入されています。その方によると平成15年版の角川季寄せや2006年版の角川大歳時記にはサッカーの記載は無いそうです。

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 下手に季語を付けると季重なりになるところでした。
有り難うございました。

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サッカーが冬で異存ありません。歳時記は日本人の美意識の集大成と理解しています。俳句結社ホトトギスの権威づけとして存在するのではありません。芭蕉が曽良とともに奥の細道を旅した時に、まさかホトトギスの歳時記や季寄せを帯行していた筈がありません。「よき季のひとつも見つけたらんは後世への賜物」とは俳聖芭蕉の言葉です。相撲が秋の季語になっていますが、故事来歴を辿ればなるほどそうかも知れませんが、現代の大相撲は年に6場所あり、実情にそぐわないことになっています。小中学校の3学期の体育の授業はサッカー、ドッジボールなどの球技の時間に事実上なっています。時代に合わせて季語も新しくなるべきです。

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管理人さん、割り込みます

 12月28日の句会案内です。2022年最後の嚶鳴庵俳句教室です。ご多忙だとは思いますが、ふるってご参加をお願いします。

 開催場所    東海市しあわせ村 茶室 嚶鳴庵、13時より15時頃まで
 参加費     550円(句会終了後にお菓子とお抹茶をいただきます。)
 持ち物     筆記用具、歳時記、国語辞典、電子辞書など
 兼題      木枯(凩)、仕事納、または当季雑詠、5句を12時50分までに提出してください。用紙(短冊)については
         規定のものがありますので当日配られます。

       参加人数によりますが席題がだされる場合があります。とにかく俳句をみんなで楽しみましょう。

      管理人さん、今年一年お世話になりました。この掲示板のおかげで新しい仲間が増えました。感謝です。
      どうぞ、よいお年をお迎えください。

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ABCヒロさん、今年は大変お世話になりました。TさんとÝさんは欠席と聞いています。毎月第4水曜に開催するルールですから、12月は暮れの押し詰まってからの句会となってしまいました。もの好きというか酔狂というか、まあ俳句バカとしか言いようがありませんね。その俳句バカの一人、アイビーも出席させていただきます。ついでにもうあと2~3人、俳句バカのお仲間がいると心強いのですが。斎藤浩美先生によろしくお伝えください。

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ホスピス

ナチーサン様、ありがとうございました❢ 友人と奈良井に出掛けた帰り乗り換えの為木曽福島の駅のホームに居ましたら兄から「明日からホスピスに入るから」と電話が入り「そっか、行くネッ❢」としか返事が出来ませんでした❢一ヶ月はありませんでしたが週3で三重の榊原温泉近くの七栗記念病院へと通いました❢ 庭付きの部屋でした❢ 先人かそのご家族が植えたであるう秋の花が咲いて居ました❢駅からバスで七栗へそれから田畑の道を歩き橋を渡り深呼吸して兄の部屋へと向いました❢兄は早くから奥さんとは死に別れ、兄妹の中のたった一人の妹でしたので夫が「お前しか居ないだろ」と言って兄の元へと行かせてくれました❢ 夫に感謝です❢ 11月でしたが橋から川を覗きましたら翡翠もいました❢ カワセミはひょっとしたら沢山の人の涙を知っていたかも❢    

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27 ホスピスはこの橋の先笹子聞く (森野さん)
そうですか、そういうご事情があったのですか。お兄様への諸々の情愛を一切語らず、目の前の事象のみを淡々と描写された森野さんの抑制の利いた作句に心打たれました。座五の笹子聞くが見事です。これ以外の季語は考えられません。

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選句候補作品鑑賞

25 苗植えよ冬眠蛙ぽろっと出 (ちとせさん) 1 
 下5がユニーク。冬眠場所を間違えた蛙、一読楽しくなりました。季重なりと上5の「よ」が気になりました。上5の推敲をしては。

53 聖夜来てパパの靴下欲しき孫 (小松菜さん) 1
 なるほど、こどもの気持ちの解るおじいさん。靴下は片方だけなんですよね。ひょっとしてサンタはおじいさん。思い出しました。ある国でクリスマスの夜行方が分からなくなったおじいさん。翌朝煙突から黒焦げのサンタさんが。哀しいお話です。

58 行く道はシャンソン如く枯葉舞う (和談さん) 3 
 音楽は不案内ですがシャンソンね。枯葉との取り合わせ。リズミカルな世界、素敵ですね。桜や吹雪ではシャンソンは動くのかな。

62 葱抜いて友いっぱしの農婦なり (ヨシさん) 1
 家庭菜園でしょうか。庭の一角に大根やら人参、もちろん無農薬。虫や雑草と戦いながら近所へのお裾分けを楽しみに汗する主婦。上5が一句の弾みになって句を活かしてますね。

74 功徳積むための石段冬木立 (尾花さん) 2 
 神社仏閣へとつながる石段でしょうか。功徳摘むためとは言いえて妙。人生の階段はせいぜい百段。でも段差があり時には濡れ落葉が。まさしく功徳の積み重ね、その先にあるものを信じて。

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74 1行目、功徳摘むでなく積むでした。

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麺類あれこれ

きしめんの鰹節(かつぶし)躍る十二月
上の拙句をナチーサンさんに取り上げていただきました。きしめんは名古屋の名物ですが、ご承知のように後から鰹節を掛けます。熱い出汁の上で鰹節がまるで生き物のようにくねる様子が面白くて、鰹節躍ると表現しました。専門のうどん屋ではなく名古屋駅構内のきしめんがまたよいのです。名古屋と言えば山本屋の味噌煮込みうどんもいいですねえ。全国各地に自慢のうどんがあります。例えば稲庭、讃岐、大阪、伊勢、五島とたちどころに名前が上がります。変わり種として上州のひもかわ、甲斐のほうとうなんてのもあります。ナチーサンさんご推奨の新宮うどん、志摩うどんですが、申し訳ないことに聞いたことが無いのです。ごめんなさい。これが蕎麦となると頗るマニアックな世界ですので、アイビーごときの手には負えません。

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 名古屋駅構内のきしめんは良く食べました。今頃の寒い夜の待ち時間に。「志摩うどん」としましたが正式名称は「伊勢うどん」かも。殆ど汁の無い太いうどんです。蕎麦はかをりさんの分野ですね。蕎麦談義を期待しましょう。

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選句鑑賞

 1 箒垣に閉ざす古民家冬日影 (ちとせさん) 4 
 確か夏に淑子さんの句だったかで「箒草」「箒木」について勉強させていただいたことを思い出しました。この木、箒だけでなく生垣にも使われるんですね。過疎化で廃屋になった古民家を囲む箒木の垣根、それに沿うように射す長い冬の日差し、一読切なくなり廃村ににりそうな故郷に思いを馳せました。

27 ホスピスはこの橋の先笹子聞く (森野さん) 3 
 現役のころ一度だけホスピスへ行ったことがあります。確か春日井市か日進市。暖かい清潔な個室はうっとりするような雰囲気でした。ボイラーマンだった同僚、昼休み毎日のように息抜きに彼のボイラー室へ。空手を得意とし週末には子供達の指導も。その彼の突然の入院。奥さんは看護婦。1年もせずしてホスピスへ。見舞の私に「本当のことを!」と懇願され何も言えずただ励ました覚えがあります。この句、この橋の先と突き放しておいて座五へ。心憎いまでの句拵え。胸に堪えました。

37 実千両蔵に息づく味噌麹 (アイビーさん) 8 
 やはり入りましたね、最高点。どなたの句かと思いながら1票を。地味ですが奥行きがありどっしりしたところに惹かれました。何度読み返しても飽きが来ない。味噌麹の深みでしょうか。

43 大屋根の影が来てゐる実千両 (林檎さん) 4 
 句柄が大きくてしかも繊細。実に心憎い作品です。実千両に人生を重ねると味わいが深まります。

47 咳一つして圓生のまくらかな (アイビーさん) 4 
 自解にもありましたが圓生は動かないとか。私も落語は好きです。大府でも「子ども落語」が時折市役所で公開されます。何人かの師匠が亡くなり落語界にも世代交代の波が。この句、咳が季語ですが序曲のようなものでしょうか。観客の多くは話の中身は知っているので枕に興味しんしんとか。落語を通して人間性を評価しているんですね。逢うだけでいいと。師匠の中には枕だけ語り退場した猛者も居たとか。迷わず特選に戴きました。気が付けばアイビーさんの句三つ戴いてしまいました。

61 冬の月一光三尊照らしをり (きよしさん) 3
 「過日兄弟姉妹に甥・姪等でマイクロバスで善光寺御開帳詣でをいたしました。不信心観光であったかもしれません。でもお前立一光三尊の回向柱に触れると阿弥陀如来様のお計らいが頂けるような気が致しました。」
 以上は選句後、きよしさんから頂いたメールの一部です。清さんは西尾にお住いの元教員(校長)、先輩です。お宅へは一度伺ったことがあります。等身大の仏像が数体薄暗い一室に安置されていて度肝を抜かれた記憶があります。英語の教師ですので「ことば」には敏感です。「茶々」という野良猫を可愛がっています。畑へ行く度住みついた農器具小屋で逢うそうです。俳句は初心者、雅号を考えています。「≪虚子≫にすれば」と冷やかしています。ご指導よろしくお願い致します。

67 きしめんの鰹節(かつぶし)躍る十二月 (アイビーさん) 5
 私は麺類は大好きですが蕎麦よりうどん派、名古屋へ来てきしめんに出会いましたがまだ馴染めません。うどんの何がいいかと言うとそのつるっとした喉越し感、それと出汁。今でも新宮市の素うどん、妻の好きな三重の志摩うどんの味は忘れられなません。この句の命は中七でしょう。座五がしっかり受け止めています。今日も気温が下がりました。暖かい素うどんが食べたくなりました。

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No.877 ちとせ 12月19日 22:23

 写真見た覚えがあり改めて確認しました。よく見たら箒がずらり。
ご指摘、有難うございました。

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ちとせさんの箒垣の句はアイビーの感想その1(記事・859)で取り上げたところ、作者のちとせさんご本人から返信(記事・877)をいただきました。その記事に実際の箒垣の写真をアップしていただいています。竹箒そのものを垣に使っています。参考までに。

引用して返信編集・削除(未編集)

アイビーの感想 その3

アイビーの感想 その3

43 大屋根の影が来てゐる実千両 (林檎さん)
寺の本堂かなにかの構築物であろうか、影が伸びてきて丁度、境目の所に生垣があって千両が赤い実をつけている。一口に言って端正な句という印象だ。夏とかほかの季節なら、影がここまで伸びてはこないが、冬の日差しであればこそ生垣の所まで伸びてきた。さりげない描写だが行き届いた観察だ。

56 山眠る夜は星ぼしをいただきて (林檎さん)
43番と同様、気品高く端正な句。森閑とした冬の山と、凛とした冬の星の取り合わせが美しい。

66 カタールに歓喜の叫び寒昴 (ふうりんさん)
言うまでもなくサッカーワールドカップでの一コマ。侍ジャパンの大健闘に日本中が湧きたった。ところが、中東のカタールということで時差の関係から、テレビ放送は深夜から未明になる。従って「寒昴」ということになる。

70 強力のおろす空荷へ雪蛍 (かをりさん)
強力は登山の案内人兼荷物運搬の業に携わる人で「ごうりき」と読む。信仰の対象として富士登山が始まった江戸時代からあり、昭和40年代まであったという。小説家・新田次郎は50貫(178キロ)もの巨岩を担い白山登頂に挑んだ男の生きざまを描いた「強力伝」で直木賞を獲った。この句は強力という得難い題材に雪蛍を配した。幻想的な雪蛍。現とも幻ともつかぬ世界に陶然とさせられる。

95 ねんねこや狭き厨の水仕事 (玉虫さん)
季語のねんねこがまことによく利いていると感じた。狭い台所で水を扱う主婦の仕事の大変な様。多くを語らなくてもねんねこという小道具一つで判らせた。実際はどうか分からないが、合理的に設計されたシステムキッチンではなく、昔ながらの農家の台所を私は想像した。

38 米軍のアンテナ消えて大冬田 (小松菜さん)
これは依佐美(現・刈谷市)の鉄塔のことだろうか。長らくこの地域のランドマークであり、例の「ニイタカヤマノボレ」の暗号が発せられたのがここからと言われる。戦後GHQに接収され、平成6年まで使用された。今はすっかり撤去され辺り一面田圃となっている。なんの変哲もない冬田の風景だが、一人ひとりの胸に去来するものはそれぞれだ。

53 聖夜来てパパの靴下欲しき孫 (小松菜さん)
子どもたちには待ちに待ったクリスマス。プレゼントを入れる靴下が小さいので、パパの大きな靴下にして欲しいと孫が言う。なんとも可愛い盛りで、和やかな風景だ。ところで、サンタさんが夜中にプレゼントを持って来てくれると信じているのは、一体、何歳ぐらいまでだろうか。

22 やつと降る聖夜の雪やチャチャ登り (無点)
クリスマスに都合よく雪が降るとは限らないが、ホワイトクリスマスというように、雪があった方がムードは出るのは間違いない。この句は、うまい具合に雪が降り出したのはよいが、座五の「チャチャ登り」が分らない。どなたかお教え願いたいのだが。

51 四季桜咲き紅葉散る和紙の里 (無点)
四季桜と紅葉散と和紙で小原村(現豊田市)であることは自明だが、問題は季重りだ。厳密には、四季桜という季語は無いから季重りにならないとの解釈も可能だが、やや苦しいように思う。私は必ずしも季重りがダメとする立場ではないが、この句の場合は季重りの弊が明らかにあるように思う。皆さんはどう思われましょうか。現実の小原村は四季桜と紅葉散が同時進行しているから、余計悩ましいのだが。

アイビーの感想 完

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かをりさん、肝に銘じます。
家庭の躾ですよね!
でも、でもね。
家庭と教室の縛りの外の・・・
保健室は居こごちサイコー。

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アイビーさん、お纏めと感想を感謝です。
強力の句、ありがとうございます。
新田次郎は結構好きでして、ええ、お察しの通り「強力伝」を意識、いえその作品へのオマージュです。
強力の空荷は晩秋から初冬への象徴、仕事の了。強力方々の安堵感として詠みました。
私は実景も詠みますが、本の世界から想像して詠むのも好きです。コロナ以降。
そういう意味でソファーで散歩です。

玉虫さんへ  うーん保健師や養護教員は空きがなかなか出ず(居心地がいいのかな)
で、現在専門学校の講師ですが、生徒はみんな、みんな可愛いです。
しかし、躾けは家庭でお願いしたいです。

引用して返信編集・削除(編集済: 2022年12月19日 23:05)

玉虫さん、ありがとうございました。
句の背景を伺うとまた一際、鑑賞も違った観点からの味わいがありますね。

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チャチャ登り・・・函館にある坂道の名前です。それもアイヌ語。
きつい勾配を登るので、お爺さんのように背中が。でつけられたらしい。
若き日あの近くで働いて居ました。
クリスマスには、雪が降ると良いね!等と話して待っていました。
待っていると来ないのは今も昔も同じ。
やっと来た聖夜の雪やチャチャ登り・・・やっと降る聖夜の雪やチャチャ登り
どちらが良いか迷ったり。
雪を待つワクワクは、若さ故の事と今は、しみじみ。

ねんねこや狭き厨の水仕事
ス-パーで見掛けるお母さん、お父さんは、かっこよく赤ちゃんを背負ったり抱っこしたり。
それにつけてもあの頃の私と来たら・・・。で、一句。
社宅の台所は狭く、核家族の暮らしでは、背中にくくりつけるしか無かった。
勿論田舎の土間の厨でも同じに。
ねんねこは私をお母さんに育ててくれた、そんな気がして詠みました。

水仙の花と居座る保健室
何故保健室があんなにも好きだったのでしょうか?
居座る程に。
かをりさんが養護の先生だったら、ハイハイ今日はここまでね!
と押し出されたかもしれません。それとも居座らせてもらえたでしょうか?

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