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アイビーさん分かりました

編集の仕方やっと分かりました。投稿者、時間表示の後の画像をクリックすると、アナザースカーイ、ペイジが開けました。これでこのホームに変わっても遜色なく出来そうです。
これからも宜しくお願い致します。

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アイビーの感想その3

アイビーの感想その3

66刺青の袂を夜目に貸浴衣 (かをりさん)
その筋の人でなく、ファッション感覚でタトゥーを入れる若者。観光地や花火とかのイベントに貸衣装の和服で逍遥するカップルは普通に見かける光景だ。彼らは、浴衣の袂からタトゥーが見えていても全く気にしない。あくまでファッション感覚で、後ろめたい気持ちは微塵も無いのだ。これも一種の変身願望だろうか。むしろ私達旧年代の方がドギマギしてしまう。そんな現代の風俗を活写した一句。

68氷砂糖陽炎めきて梅酒かな (無点)
選句は一人7句なので選から洩れる句も多い。この句なども無点になったのは運が悪いとしか言いようがない。氷砂糖を陽炎に見立てる発想は、誰でも思いつく発想ではないように思うが。

71寝苦しや物価の上がる熱帯夜 (無点)
この句も無点句だが、我が意を得たりと膝を打つ人も多かったのではないか。ただ上五の「寝苦しや」で切れが入っているので、以下は一つながりになる。熱帯夜の間に物価が上がるという意味に、文脈上はなってしまう。勿論、作者の意図はそうでないわけだから、その辺りの不注意が惜しまれる。

72夏霧や眼前過るもの二匹 (無点) 
眼前を横切る物が何であるのか、作者も正体が分からない前提だが、二匹と言ってしまっては、作者には正体が分かっていることになる。夏霧で景色が朦朧としている様を表現したいのが作者の意図だから、最後まで分からないままを装いたい。

78非番には薬味たっぷり冷やっこ (ふうりんさん)
ふうりんさんの食べ物の句はどの句も美味しそうなところがよい。この句のように事実を淡々と記述しただけの句でも、読者の想像力を刺激して、食欲をそそられる。こういう句を無作為の作為、無技巧の技巧と言えないだろうか。

82逞しき生き様まざと姫女苑 (淑子さん)
姫女苑は外来植物だそうで、天敵が無いからみるみる繁殖する。同じように外来由来の背高泡立草が在来の生態系を破壊し疎まれているのに対し、姫女苑は姿かたちが可憐なだけにさほどではない。だが外見が可憐なだけに、その生命力の逞しさが際立つ。作者の淑子さんは、意外な姫女苑の生命力に瞠目する思いなのだろう。

アイビーの感想はこの稿で完

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アイビーさん、皆さん、こんばんは。
アイビーさん、いつもありがとうございます。
68氷砂糖陽炎めきて梅酒かな (無点)
梅酒の句を鑑賞してくださり、ありがとうございます。
梅酒を漬けて氷砂糖が溶けていく時に、ゆらゆらと陽炎のように見えるのが綺麗で句にしました。果実酒は楽しみですね。早く飲みたくて揺すっては眺めて、母がいろいろ漬けてくれました。

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あーーー、納得
「・・・帳を抜けし・・・」がいいですね!
ありがとうございました。

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萩さんの句でしたか。鹿とは面白い。季重りなど気にせずに鹿二頭あるいは親子鹿を出した方がずっと面白い句になったと思いますよ。上五で「夏霧や」と置いているのですから季語は夏霧で問題ありません。他人ごとながら惜しいことをしました。 萩さんのネタを横取りして作ってみました。   

夏霧の帳(とばり)を抜けし親子鹿

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アイビーさん、皆さん、こんにちは。

72夏霧や眼前過るもの二匹 (無点) 
これは私の句です。霧の中で見たのは大小の鹿2頭です。角はなかったので母鹿と子供鹿だと思いますが、鹿は秋の季語なので迷いました。伊吹山ドライブウエイを早朝4時頃走っていたのですが、頂上に近づくにつれ霧がドンドン深くなり、カーブの続く道路を歩く位のスピードで進んでいるとき、鹿に出くわしました。 鹿の親子にも感動したのですが、夏霧の模糊とした様子も捨てがたく、季重なりを避けるため、上の句にしたのですが思い切って 「夏霧や眼前よぎる鹿二頭」の方が良かったかなぁ・・・?

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追伸

16 ほうたるの灯はこの場合アイビーさんのお説をいただき火にします。蛍火、何だかぞくぞく感が増してきました。
  有り難うございました。

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自句自解

16 ほうたるの灯や怨霊の見え隠れ 
   山本健吉季語集から源三位頼政の怨霊の言い伝えがあることを知った。そんな目で見るとなんだか今までのイメージが覆されそ
   うだ。あくまでも言い伝え、ここは素直にほ~たるの雰囲気に浸りたい。

33 佛にも神にも依らず額の花
   曼珠沙華と異なり紫陽花は宗教色を持たない、ですよね。そんな句拝見したことありません。この花やはり人に寄り添う身近な
   花です。七変化、変わり身も人にそっくり。愛される所以では。

50 次の世は蝶に生れこよ火取り虫
   ちやほやされる蝶、疎まれる蛾。私も生まれ替わったら女性に生まれたい。専業主婦で多くの子の育児に専念したい。良いこ
   ともあったがやはり男はしんどい。こんな事言うと今の世叩かれるかも。

67 避難民受け入れし街梅雨に入る
   市の方針で大府市にもウクライナの避難民が入り始めた。最初の避難民は親類を頼って。近隣から支援の物品が届いていると
   の報道も。ある学校では筆を使った日本語指導も。地域のコミュニティでの支援も始まっている。いつか祖国へ送り出す日を願
   いながら。

79 絹の糸吐く運命なり蛾になれず
   50の火取り虫との連作です。本来蚕は蛾に変身、自然に帰るはず。それが人間のために絹の糸を吐く事を強いられた悲しい
   運命に。皇室でも飼われている。

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ほめすぎです

 アイビーさんはじめ、この掲示板のみなさん、お世話になります。噴水の句、多くの方に採っていただき感謝です。  

 ただ、ほめすぎは毒ですよ、次回の8月句会の投句がこわいです。手が震えそうです。ほどほどにお願いします。
 

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実はひそかにホメ殺しを狙ってます、ナーンチャッテ。

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句会案内です

   嚶鳴庵俳句教室
  
 開催場所   東海市しあわせ村 茶室 嚶鳴庵
 講師     若竹同人 斉藤浩美
 参加費    550円/回 句会終了後に、お抹茶とお菓子をいただきます。
 日程 時間  7月27日  13:00~15:00頃  持ち物、筆記具(必須)、歳時記、国語辞典、電子辞書など

 兼題    「蚊」「夏布団」または当季雑詠合わせて5句を12:50までに提出。用紙については規定のものがありますので
        当日配られます。なお参加人数により、席題が出される場合があります。
        気の張らないみんなで俳句を楽しむ会です。気軽に参加してください。

        今後の予定について
        8月からは 月に一度の開催になります。日程と兼題は、下記のとおりです。開催場所、時間については変更あり     
        ません。
        8月24日     残暑   枝豆   または当季雑詠
        9月28日     秋彼岸  赤い羽根 または当季雑詠
        10月26日    鰯雲   案山子  または当季雑詠
       ◎11月16日    冬めく  冬眠   または当季雑詠
        12月28日    木枯(凩)仕事納  または当季雑詠
 2023年  1月25日     納豆汁  ラグビー または当季雑詠
        2月22日     節分 バレンタイン または当季雑詠
       ◎3月15日    四月馬鹿  桜餅   または当季雑詠

     注意  ◎11月と◎3月は繁忙期のため、会場の都合により日程変更となります。 
         第3水曜日になりますのでよろしくお願いします。

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7月句会結果のピン止め解除

7月句会の結果発表の記事のピン止めを解除します。結果を見たい人はno.66の記事までスクロールして下さい。

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アイビーの感想その2

アイビーの感想その2です。

28端居して妻の繰り言聞き流す (轟さん)
素十の名句「端居してただ居る父の恐ろしき」を持ち出すまでもなく、端居の主は寡黙で少し難しい人物像を思い浮かべる。この句の端居の主は随分したたかだ。細君の愚痴とも繰り言ともつかぬ話を聞いている振りを装い、その実聞いてない。ときおり相槌を打ったりして破綻しないのは、もはや名人芸の域。かくして家庭内に波風も立たず、細君もストレス解消できて八方丸くおさまった。

39心太黒蜜かけて好きになる (無点)
心太のタレは酢醤油にゴマというのが昔から決まっているが、別にどう食べようと勝手である。作者は酢醤油の代わりに黒蜜をかけたら、これが葛切りの食感に似ていけるのだ。惜しくも無点句になったが、少し表現が大人しすぎたかもしれない。アイビー流に詠めば  黒蜜をかけ病みつきに心太

41手放せば子は噴水へ走り出す (ABCヒロさん)
見事最高点に輝いた。途中まで祖母と手を繋いできたが、視野に噴水が入った途端、祖母の手を振り切るように一目散に駆け出した孫。写真で言えば絶好のシャッタ-チャンスを逃さず捉えた句。流石というべきか。

43涼しさや大放水の黒部ダム (束束子さん)
作者の束束子さんばかりでなく、ギャラリーの私たちまで涼しくなる句だ。何の説明も要らない。ただ涼感に浸り、雄大な黒部のダムを思い浮かべれば、居ながらに旅行気分になれる。

44子守唄小さく聞かす団扇風 (杏さん)
何といっても「小さく聞かす」の楚辞が素晴らしい。扇風機ではなく団扇、子守歌を小さな声で優しく歌う、母親の
細やかな愛情を表現して過不足がない。

53夏座敷北前船に富みし店(たな) (ちとせさん)
同じちとせさんの 「梅花藻や澄める流れに浮き沈み」の句は束束子さんの絶賛の鑑賞があるのでそれに譲りたい。 
掲句は北陸地方を旅行した際、廻船問屋の旧宅を訪れたのであろうか。栄華を極めた豪商の佇まいの残る店舗兼住宅、まさしく夏座敷というに相応しい端正な風格。しばしタイムスリップして往古の偲ぶ作者。

61向日葵や出来るまでする逆上がり (玉虫さん)
一生懸命逆上がりの練習をする子。もう一寸のところで失敗を繰り返す子。あと一息で成功するのに。こうなったら途中で止められない。季語の向日葵との取り合わせが秀逸。
76綿羊の草食む大地雲の峰 (玉虫さん)
高点句。作者本人も気にしていたが、私は大地と雲の峰の取り合わせが正解だと思う。雲の峰を持ってきたのだから、大地という大きな舞台を用意すべきだろう。玉虫さんの二句は二句一章のお手本のような句だ。

以下次号、不定期掲載。

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 夏座敷北前船に富みし店
アイビーさんの感想、まさに富山港の岩瀬を訪ねた時の雰囲気を
もれなく解説して頂いて、ありがとうございます。
回船で栄えた問屋の住宅、梁の高い回廊、幾間も続く座敷、中庭
へと開け放たれて、しばし当時にスリップした感じでした。

 涼しさや大放水の黒部ダム(束束子さん)
訪ねた時のあの大放水を思い出し選句しました。
解説されたとうり涼しさが大放水です。

 綿羊の草食む大地雲の峰(玉虫さん)
いいですね、北海道の広い大地が目の前に広がり
そこに🐏🐏🐏雲の峰、清々しさに感服です。

結果発表の後の皆さんの感想や、アイビーさんの解説、感想、
色々な事を踏まえた温かな賛辞が楽しみです。有難う御座います。

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選句した句の感想

皆様のコメントを興味深く読ませていただいております。
アイビーさん、いつもありがとうございます。
私が選句した句の感想を書かせて頂きます。

5.夕立雲路上ライブのトランペット(ふうりんさん)
 西の空から夕立雲が現れ少し暗くなる、風が出てくる。 そんな時路上ライブのトランペットの音が流れる。 集まる人も日中の暑さから逃れ、夕方の心地よい風の中しばし聴き入る。 近年「名鉄太田川」の駅前で路上ライブをやっている所に遭遇したことがある。その時のことを思い出し、特選にいただきました。

13.ものおけば鬱増してくる夏座敷(ABCヒロさん)
 そうなんです。何も置かない、出来れば間仕切りさえも取り外して、広々とした風の通る夏座敷にしたい。 物が置かれれば、何か工夫して考えなければ・・・と思うもの。 これを、鬱増してくると言い切ったところに共感が持てます。

27.素のままの私で行かう菊挿芽(ヨシさん)
 ナチーサンさん、アイビーさんが感想を述べていらしたとおり、私も気取りがなくて素直な5・7・5に感銘を受けました。

32.雲海に富士の頂見惚れをり(森野さん)
 「雲海」という季語があることを今回初めて知りました。 富士山は大好きです。毎日眺められる所に住みたいとさえ思ったものです。 飛行機の窓から見る富士の頂は雲海の上に突き出ている。森野さんは歩いて登られたのか? 飛行機の窓から見られたのでしょうね。見惚れます。

41.手放せば子は噴水へ走り出す(ABCヒロさん)
 夏の子供は水が大好きです。噴水と見るとママの手を振り切ってでも走り出す。 噴水のしぶきを浴びたり、手を浸したりしたいのでしょう。光景がとてもよくわかり微笑ましい句です。

44.子守唄小さく聞かす団扇風(杏さん)
 子供を昼寝させるとき、団扇でそっと風を送り子守唄を唄う。母にとっても至福のひととき。遠い昔、私にもあったなぁーと感慨にふけるいい句です。

56. 花梯梧別離(わかれ)はいつも唐突に(アイビーさん)
 若いときの別れは、進路を異にするそれや、恋人と別れることもあるがそれほど悲壮感はない。 老年期になると永遠の別れになることが多くなる。 コロナ禍にあって親しかった知人、親戚の突然の訃報に接することが続きました。まさに「別離はいつも唐突に」です。 季語の梯梧の花は、花をつけてない時は素通りしそうな印象のない樹木ですが、真っ赤な花を咲かせると、はっとするほど惹きつけられる花です。心情にピッタリの季語だと思います。

 思いつくままに、これからもよろしくお願いします。

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アイビーの感想 その1

アイビーの感想です。例によって鑑賞3原則に則って。

7怠惰なる心を叱るはたた神 (蓉子さん)
天地が咆哮するかのような雷鳴。人事を超越した自然の営みに人は敬虔な気持ちになる。日常に狎れともすれば安易に流れるわが身への、神の叱咤ととらえた作者。共感の一句。

11城址へと続く片陰拾いゆく (森野さん)
高点句。城址へと続く城下町の街並み。旅人を癒してくれる日陰の有難さ。「片陰拾いゆく」の楚辞がまことに適切。

12川泳ぎふりちん子らは皆老いし (和談さん)
今でこそ分別盛りの老境に差しかかってはいるが、その上のガキ大将。愉快な句になったが、同時に戻ることのない少年時代が無性に懐かしい。
25夏草や夢幻の義元碑 (和談さん)
信長によもやの敗戦を喫した義元。現在の名古屋市緑区の桶狭間古戦場付近に義元碑はあるが、墓は全国に複数あると聞く。芭蕉の「夏草や兵どもが夢のあと」にも相通じる感懐を催す。夢幻は「ゆめまぼろし」と読むのだろう。

14熊野古道尖る鳥語と山百合と (萩さん)
特選にいただいた句。春の囀る鳥とは大いに趣を異にし、夏の鳥は、時鳥に代表されるようにけたたましく鳴く。作者はそれを「尖る鳥語」と表現したが、言い得て妙。「鳥語と山百合と」と畳みかける調子が心地よい。

16ほうたるの灯や怨霊の見え隠れ (ナチーサンさん)
蛍の灯に怨霊が見え隠れととらえた句は初めて接した。大胆な描写には賛否があるかも知れないが、作者の感性を尊重したい。怨霊を出したのであれば「蛍の灯」は「蛍の火」でもよかったように思うがどうだろう。

19退院の知らせ届きて飲むビール (あいさん)
身内のどなたかであろうか、闘病中のところ、ようやく退院の運びとなり待望の第一報が届いた。ビールが美味い。味のことに言及していないが、美味いに決まっている。素直な作句態度に好感。

27素のままの私で行かう菊挿芽 (ヨシさん)
菊挿芽とは珍しい季語を持ってきたものだ。「素のままの私で行かう」と言い切ったあたりの呼吸が小気味よい。そこにはもう迷いも躊躇もない。「行かう」と踏ん切りのついた作者を応援したくなる。

以下、不定期掲載

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アイビーさん、
熊野古道の句を特選に採ってくださってとても嬉しいです。
訪れたのは随分昔のことですが、行き交う人はほとんどない閑かな森の道。 時々笹百合を見かけます、森深い所にほっそりした笹百合は合いますね。 鶯も堂々と鳴いていましたが、時々甲高い声で鋭く鳴く鳥がいて、その表現方法を随分考えました。
結局「尖る鳥語」にしましたが・・・!  良かった、選句していただけてありがとうございました。

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