12月度みんなのネット俳句会・互選結果発表
12月句会のトップは10点を集めたダイアナさんの「冬うらら」の句でした。次いであんのんさんの「除夜の鐘」の句で、1点差の9点でした。以下、ABCヒロさんの「寒紅」の句が7点、弥生さんの「十二月」の句が6点と続きました。
10点句 42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ)
9点句 5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 (あんのん)
7点句 52 寒紅を引きて女は強くなる (ABCヒロ)
6点句 19 広告に溢れるおもちゃ十二月 (弥生)
個人別総合では、ダイアナさんが16点でトップでした。
12月度みんなのネット俳句会・互選結果発表 特選2点、並選1点で計算。
1 早咲きの山茶花一輪短冊に (みにょん) 2 ◎えっちゃ、
2 よろよろと歩む姿は狂ひ花
3 畝間では白き肌魅せおでん酒 (和談) 1 ヨヨ、
4 亜米利加は未だ銃社会開戦日 (ABCヒロ) 2 ◎ちとせ、
5 除夜の鐘こころざし秘す十八歳 (あんのん) 9 ダイア、◎尾花、◎ラガー、◎森野、ふうり、アイビ、
6 片手ずつ手袋外し手を繋ぐ (玉虫) 4 茶々、にゃん、かをり、コビト、
7 冬日射す水飲み台に小鳥の像
8 初雪や音なく過る鳥の影 (馬渡谷) 2 えっちゃ、アイビ、
9 人は人吾は吾だと冬将軍 (コビトカバ) 2 ラガー、えっちゃ、
10 ほどほどの二年連用日記買ふ (ナチーサン) 4 ◎ヨシ、◎みにょ、
11 雪催ひしいんと生きる村の知恵 (かをり) 2 ダイア、森野、
12 枯草を束ねて結ぶ通学路 (尾花) 2 ナチー、森野、
13 未来とは後のことぞ日記買ふ
14 大阿蘇の枯れて尾花の風となる (森野) 4 ナチー、馬渡谷、◎にゃん、
15 炬燵中先に籠るや熊よりも (ヨヨ) 1 和談、
16 県境を超えれば一面冬紅葉 (ふうりん) 1 ヨヨ、
17 炬燵猫寄せる寒気に薄目開け (茶々) 1 えっちゃ、
18 蜜柑食べ掌談義始まりぬ (ヨシ) 2 玉虫、かをり、
19 広告に溢れるおもちゃ十二月 (弥生) 6 ちとせ、馬渡谷、◎ABC、◎コビト、
20 掃いたあと掃いたあとへと落葉かな (アイビー) 5 ちとせ、和談、弥生、ABC、みにょ、
21 冬の朝烏らは鳴き芥を出す
22 一日を炬燵を出ては戻る猫 (にゃんこ) 1 茶々、
23 ポトフ煮る厨の外は虎落笛 (ダイアナ) 2 尾花、ふうり、
24 電線に音符の響く寒雀 (茶々) 1 ヨヨ、
25 暮れ際のポインセチアの並ぶ店 (みにょん) 1 弥生、
26 しがみつき耐えて残る葉落葉風
27 寒いよーJapanの家は地獄かな (ラガーシャツ) 1 ふうり、
28 パリパリと音する夜道聖夜ミサ
29 先生の前いきなりの大くさめ (ABCヒロ) 3 尾花、玉虫、にゃん、
30 白駒の根上がりに苔雪化粧
31 埋火やあいまいに生くこれよりは (あんのん) 5 ナチー、玉虫、森野、かをり、ヨシ、
32 年の瀬や歌姫昭和の歌を吐く (ナチーサン) 1 和談、
33 陸奥の湯宿初雪にして根雪 (馬渡谷) 1 てつを、
34 当主にて終ふ湯やどの冬構 (かをり) 3 ◎馬渡谷、アイビ、
35 早朝のバス凩と共に待つ (コビトカバ) 1 ダイア、
36 枕木も朽ちて廃線冬ざるる (森野) 5 ◎ダイア、ヨヨ、ABC、アイビ、
37 葉ぼたんや日時計我の腹時計 (尾花) 1 弥生、
38 最後には玉子で〆るおでんかな (ふうりん) 3 弥生、ラガー、ABC、
39 小春日やまたひとり来て畦談義 (てつを) 3 あんの、コビト、みにょ、
40 群と呼ぶ数には満たず鴨の池 (弥生) 2 あんの、にゃん、
41 池鏡もみじ葉映す東山
42 診察は旅の話しや冬うらら (ダイアナ) 10 ちとせ、ナチー、◎てつを、◎弥生、ラガー、にゃん、ヨシ、アイビ、
43 コンビニのおでんと言へど侮れず (アイビー) 1 てつを、
44 真夜中に猫の入り来る蒲団かな
45 雪降ればちちははの声雪積もり
46 突つつけば海鼠のつそり復元す (アイビー) 4 ちとせ、尾花、玉虫、馬渡谷、
47 貫けずとても虚子には初昔 (ラガーシャツ) 2 ◎かをり、
48 大根の皮は剥かぬと諭されて (玉虫) 1 えっちゃ、
49 苔庭の日暮れ寂しき冬紅葉 (みにょん) 2 ダイア、和談、
50 初冬の夜道へ誘う電飾衣
51 補助具付け杖つく人や冬日燦 (ちとせ) 2 馬渡谷、アイビ、
52 寒紅を引きて女は強くなる (ABCヒロ) 7 てつを、◎あんの、ラガー、コビト、ヨシ、アイビ、
53 暗闇を燃やす晦日の熱気かな (コビトカバ) 1 みにょ、
54 長生きのめでたきことと言ふ冬日
55 綿虫や逢うて語るも易からず (かをり) 4 ◎玉虫、あんの、コビト、
56 襖絵の虎の眼や山月忌 (馬渡谷) 2 ◎ナチー、
57 日当たりて鴨一列に堰の上 (てつを) 4 ヨヨ、茶々、かをり、ふうり、
58 屑籠に師走の芥放り込む (ナチーサン) 1 尾花、
59 佇めば風吹き抜ける松手入 (ヨヨ) 3 ◎和談、森野、
60 冬晴の天守見惚るる竜吐水
61 百均で探すあれこれ年用意 (弥生) 1 ABC、
62 枯蔦や異人屋敷の跡と聞く
63 電飾の街や二人のクリスマス
64 着物着て外つ国人も紅葉狩 (ふうりん) 3 茶々、ヨシ、みにょ、
65 寒烏逢引きですか見つめ合ふ
66 豆炭の埋れて赤き火鉢かな
67 父の癖思ひだして冬至柚湯 (えっちゃんあら) 1 アイビ、
68 足音に日々の疲れや年詰まる (ヨシ) 2 ◎ふうり、
69 吾子の名の縫い取りありぬ吾の手套 (ダイアナ) 4 てつを、◎茶々、あんの、
*投句者は森野、えっちゃんあら、ラガーシャツ、ABCヒロ、弥生、コビトカバ、馬渡谷、ヨヨ、ちとせ、和談、玉虫、あんのん、ナチーサン、ふうりん、尾花、アイビー、ヨシ、てつを、にゃんこ、みにょん、茶々、ダイアナ、かをりの23名。
*間違い、その他不都合な点をご連絡下さい。
アイビーさん、江戸の雛の句の鑑賞ありがとう御座いました❢ 今更ながら始めて徳川美術館へ行って来ました。お雛様は勿論の事、お雛調度一つ一つに葵の御紋が付けられ細工の素晴らしさにしばし心を預けていました❢ どのお雛様にもそれぞれの物語がお有りだったでしょう。そんな気がして聞いてみたいな〜と思ったのがあの句になりました。ありがとう御座いました❢
リプライありがとうございます。大名道具、それも御三家筆頭の尾張徳川家のお雛様のお道具というのですから、さぞ絢爛にして精緻を極めたものでしょうね。
ダイアナさん、ナチーサンさん、楽日さん、泪の茶杓の句をとって下さってありがとう御座いました❢ 徳川美術館に展示されておりました泪の茶杓を見ました。 千利休が切腹させられた事は本の中では知ってはおりましたが最後の茶会の為に自ら削られた茶杓の存在は恥ずかしながら知りませんでした。托された弟子の古田織部が筒を作り位牌の代わりに拝んで居たと言うことも知りませんでした。名を残したかも知れませんがさぞ悔しかった事でしょうね❢ 千利休の名はこれからも残り続くと思います❢ 茶杓も筒も凛としていました❢
3 父に似し夢追ふ相や花菫
4 ふるさとの淋しきところ雪残る
18 妻の物一枚羽織る春の風邪
27 残雪や円空仏の鑿の跡
31 海苔粗朶に鷗留まりて知多の海
40 亀鳴くと補聴器つけたり外したり
70 酒二本空けて談議や梅笑ふ
73 ポン・チーと老老男女山笑ふ
アイビーさんはじめ皆様、御無沙汰しております。
まだ開いてますか、マスター(笑)
久々の選もどかしく、披講のほど、楽しみにしております。
もちろんお手数であれば、カットしてくださいませ。私の選句で順位が変わりませんように。
まよふこと春の伽藍の雫とし かをり
かをりさんへ
私の句2句も選んでいただき恐縮です。有り難うございました。アイビーさんのおっしゃる通りです。心配してました。また作品見せてください。
まよふこと春の伽藍の雫とし かをり
意味深ですね。
お久しぶりです。バーかスナックのママなら「どこで浮気してたのよ」と、言いたくなるほどです。浮気はゼッタイだめと言うつもりはありませんが、たまには顔を出して下さいよ。ま、かをりさん健在を確認できただけでも良しとしますか。
管理人さん、お疲れ様です、さっそくですが合計点についておたずねです。
14、悪友は 7点
80、 吊革は 7点
99、 折れ行けば 3点 合計は17点なのでは?
確認をお願いできますか
大ミスです。失礼しました。訂正しました。
結果発表
3月句会のトップは森野さんの「江戸の雛」の句で9点を集めました。続いて8点句には和談さんの「中馬雛」と楽日さんの「古雛」の句が並びました。7点句には5句が並ぶ激戦でした。
9点句 74 ふと語り掛けてみたきや江戸の雛 (森野)
8点句 12 古民家にぼんぼり灯る中馬雛 (和談)
8点句 102 古雛の箱に書かれし祖父の愛 (楽日)
7点句 11 目瞑れば夫の声する春の風(えっちゃんあら)
7点句 14 悪友はよき友となり卒業す (ABCヒロ)
7点句 18 妻の物一枚羽織る春の風邪 (ふうりん)
7点句 49 甲斐駒の稜線嶮し雪解光 (ちとせ)
7点句 80 吊革はまると三角春たのし (ABCヒロ)
個人別総合はABCヒロさんが17点でトップ、次いで森野さんが14点でした。
3月度みんなのネット俳句会・互選結果一覧
1 君纏う爽やかな空春セーター
2 春の陽を落とし込んだの吾のネイル (コビトカバ) 3 ◎ABC、玉虫、
3 父に似し夢追ふ相や花菫 (玉虫) 2 ヨシ、かをり
4 ふるさとの淋しきところ雪残る (ナチーサン) 5 ◎にゃん、弥生、小苗、かをり、
5 一日(ひとひ)終え暖簾外すや春の雪 (ダイアナ) 1 小苗、
6 春光や古窯跡の白き杭 (ちとせ) 3 ナチー、にゃん、楽日、
7 白衣から今日は私服の春コート (ヨシ) 5 ナチー、ラガー、コビト、楽日、アイビ、
8 耕や肥料とひかり鋤き込みて
9 春メール合否は天よ祝い金 (ヨヨ) 1 和談、
10 車窓には春の嵐を呼びし雲
11 目瞑れば夫の声する春の風(えっちゃんあら) 7 ちとせ、てつを、森野、茶々、ラガー、コビト、アイビ、
12 古民家にぼんぼり灯る中馬雛 (和談) 8 ダイア、ナチー、◎ヨヨ、ちとせ、◎尾花、ヨシ、
13 山笑う鳥語教室開催中 (弥生) 3 ◎コビト、アイビ、
14 悪友はよき友となり卒業す (ABCヒロ) 7 ちとせ、てつを、えっちゃ、茶々、尾花、コビト、ふうり、
15 名を知りて綿毛を頬に母子草
16 春泥やいよいよ難きホ句の道 (てつを) 2 ダイア、アイビ、
17 制服の胸へ一輪卒業歌 (にゃんこ) 3 和談、茶々、ふうり、
18 妻の物一枚羽織る春の風邪 (ふうりん) 7 ◎ナチー、弥生、森野、尾花、小苗、かをり、
19 上巳節(じょうしせつ)故事なぞりつつひな飾る (茶々) 3 ナチー、楽日、ふうり、
20 まだ迷ふ着陸地点春の雪
21 マスクせよと機械に言はる春愁
22 鮨屋では我儘言ふて春の宵
23 春愁や個室が続く歯科医院 (ちとせ) てつを、
24 啓蟄や遅刻常習犯の朝
25 見交はせば鶯餅の粉の口 (玉虫) 4 ダイア、にゃん、ヨシ、ふうり,
26 意地を張る肩そのままに卒業す (尾花) 5 ABC、弥生、ラガー、楽日、ヨシ、
27 残雪や円空仏の鑿の跡 (ナチーサン) 3 ヨヨ、てつを、かをり、
28 タクシーに喪服の女ミモザ咲く (ヨシ) 1 玉虫、
29 袖広げ女雛愛しむ男雛かな
30 薔薇の芽や路地を彩る日日を待ち (森野) 1 和談、
31 海苔粗朶に鷗留まりて知多の海 (和談) 2 尾花、かをり、
32 浜名湖の水面耀(かがよ)ふ春浅し
33 知多市まで足を伸ばして享和雛
34 大仏の風の明るし木の芽吹く(えっちゃんあら) 3 ヨヨ、てつを、森野、
35 訪ねきし翁の生家初音待つ (ふうりん) 3 ◎てつを、楽日、
36 シュークリームふわりと分けて麗けし
37 雛人形付いてきさうな夜のトイレ (てつを) 2 ダイア、ヨシ、
38 耳固し空真青なり椿赤
39 春コートショートカットにしようかな (にゃんこ) 1 ラガー、
40 亀鳴くと補聴器つけたり外したり (小苗) 4 ABC、弥生、玉虫、かをり、
41 関税の文字の一徹春の雨 (茶々) 2 ヨヨ、和談、
42 なんとなく帰りそびれし春の鴨 (アイビー) 2 えっちゃ、ふうり、
43 球春やいざ出陣ぞブルー着る
44 淡き絞り明日の句会の春袷
45 跡形も無く淡雪の地に還へる (ナチーサン) 2 にゃん、楽日、
46 恋したら成長もした花筏 (コビトカバ) 1 尾花、
47 肩揉めば小言うやむや春の昼 (ヨシ) 4 茶々、玉虫、コビト、小苗、
48 傘の柄に買ひ物袋春時雨
49 甲斐駒の稜線嶮し雪解光 (ちとせ) 7 ダイア、ABC、ラガー、尾花、玉虫、アイビ,小苗、
50 服に染み手にも口にもいちご狩り
51 青霞巨船のごとく空港島 (尾花) 1 ヨヨ、
52 朝市の駐車場待つ春の波
53 残雪の御嶽遠にビルの窓
54 色褪せしベンチに化粧春の雪 (楽日) 4 てつを、ラガー、小苗、ふうり、
55 はるさめの義父の百ケ日寺座敷
56 如月や光纏いて荷の届く (弥生) 1 にゃん、
57 音の出る信号渡り靴うらら 1 ヨシ、
58 春耕や愚政に民の細り行く (てつを) 1 ヨヨ、
59 箸つける山のやうなる菠薐草
60 つなぐ手の指の冷たさ春の雪
61 春耕は明日々々と三日過ぐ
62 モニターに映る老醜春寒し
63 大雪やほどほどに降れ4文字かな
64 今の世は花の便りも乱れおり (ラガーシャツ) 3 和談、森野、楽日、
65 春雨や近況友とパスタ店 (ダイアナ) 1 えっちゃ、
66 立ち漕ぎの野球少年春の風 (コビトカバ) 1 にゃん、
67 節分や豆の犇めく二重枡
68 ワイパーにぶつかり消ゆる春の雪 (ヨシ) 3 にゃん、和談、ちとせ、
69 制服を食み出す手足卒業す (玉虫) 4 ダイア、ABC、ナチー、ちとせ、
70 酒二本空けて談議や梅笑ふ (ヨヨ) 6 ◎和談、えっちゃ、茶々、ラガー、かをり、
71 春潮や烏帽子岩上(え)に富士の山
72 春服の背中に値札老婦人
73 ポン・チーと老老男女山笑ふ (尾花) 3 コビト、アイビ、かをり、
74 ふと語り掛けてみたきや江戸の雛 (森野) 9 ナチー、ヨヨ、◎ちとせ、◎楽日、アイビ、◎ふうり、
75 春めくや何やらしれず忙しなく (楽日) 1 えっちゃ、
76 赤提灯余生万歳木の芽時 (和談) 2 ダイア、◎弥生、
77 北窓を開けて光の部屋となる (弥生) 2 てつを、尾花、
78 ヨーグルト固まる途中春夕焼
79 振り向けば遠山白し冴返る
80 吊革はまると三角春たのし (ABCヒロ) 7 弥生、玉虫、◎アイビ、◎ヨシ、小苗、
81 老木の伐られて桜地に還る (にゃんこ) 1 森野、
82 日向ぼこ猫のどならす心引く
83 春の宵二時間ねばるイートイン
84 昼間には邪魔と言ひたる春炬燵
85 早桜ピンクトンネル遠慮気味 (ヨヨ) 1 和談、
86 春が来た想いの店に友は亡く
87 花ミモザ昼間は誰も居ない家 (玉虫) 3 ABC、弥生、森野、
88 ものの芽や心通はす目の高さ (ヨシ) 1 森野、
89 気持ち良き青空や今卒業す (コビトカバ) 4 茶々、◎玉虫、ふうり、
90 日を浴びて小さき目覚めや犬ふぐり
91 往年のスターと握手しゃぼんだま (ナチーサン) 2 ◎小苗、
92 卒業し母校に帰り一教師 (尾花) 3 ちとせ、えっちゃ、茶々、
93 啓蟄や外出られなく傘の無く
94 春の服編み込む糸の細かりし
95 関税の言の葉沁みる春雨や
96 もぞもぞと目醒むる虫や根分鉢
97 名を残す泪の茶杓春愁ふ (森野) 4 ◎ダイア、ナチー、楽日、
98 耕せる小柄な人が元議長 (アイビー) 4 ABC、◎えっちゃ、玉虫、
99 折れ行けばそこは町医者つばめ来る (ABCヒロ) 3 にゃん、尾花、コビト、
100 喧嘩して仲直りして春炬燵
101 間違へて買つたとくれる花の種 (小苗) 1 弥生、
102 古雛の箱に書かれし祖父の愛 (楽日) 8 ちとせ、◎森野、◎茶々、◎ラガー、コビト、
103 ふらここ揺れるゆう君は青が好き (にゃんこ) 2 ABC、えっちゃ、
104 産土のパワースポツト水草生ふ (てつを) 1 ヨヨ、
105 雪国の知恵かんじきに見入りけり (ふうりん) 1 ヨシ、
投句者は、えっちゃんあら、森野、ヨヨ、弥生、和談、ABCヒロ、ラガーシャツ、ちとせ、コビトカバ、尾花、ダイアナ、玉虫、楽日、ふうりん、にゃんこ、ヨシ、茶々、てつを、アイビー、ナチーサン、小苗の21名、ほかに選句のみ参加のかをり。
選句者:4文字以上のハンドルネームは便宜上、最初の3文字で表記した。
間違いその他不都合な点をご連絡下さい。
清記&選句
3月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
3月の投句者は、▼えっちゃんあら、▼森野、▼ヨヨ、▼弥生、▼和談、▼ABCヒロ、▼ラガーシャツ、 ▼ちとせ、▼コビトカバ、▼尾花、▼ダイアナ、▼玉虫、▼楽日、▼ふうりん、▼にゃんこ、▼ヨシ、▼茶々、▼てつを、▼アイビー、▼ナチーサン、▼小苗の21名。(▼は選句済み)
選句要領
1 選句期間 3月11日(火)~3月13日(木)
2 選句数 8句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 3月14日(金)
5 投句に参加しない方も選句することも出来ます。投句者全員の選句が終わっても、スケジュールの前倒しは行いません。
3月度みんなのネット俳句会・清記一覧
1 君纏う爽やかな空春セーター
2 春の陽を落とし込んだの吾のネイル
3 父に似し夢追ふ相や花菫
4 ふるさとの淋しきところ雪残る
5 一日(ひとひ)終え暖簾外すや春の雪
6 春光や古窯跡の白き杭
7 白衣から今日は私服の春コート
8 耕や肥料とひかり鋤き込みて
9 春メール合否は天よ祝い金
10 車窓には春の嵐を呼びし雲
11 目瞑れば夫の声する春の風
12 古民家にぼんぼり灯る中馬雛
13 山笑う鳥語教室開催中
14 悪友はよき友となり卒業す
15 名を知りて綿毛を頬に母子草
16 春泥やいよいよ難きホ句の道
17 制服の胸へ一輪卒業歌
18 妻の物一枚羽織る春の風邪
19 上巳節(じょうしせつ)故事なぞりつつひな飾る
20 まだ迷ふ着陸地点春の雪
21 マスクせよと機械に言はる春愁
22 鮨屋では我儘言ふて春の宵
23 春愁や個室が続く歯科医院
24 啓蟄や遅刻常習犯の朝
25 見交はせば鶯餅の粉の口
26 意地を張る肩そのままに卒業す
27 残雪や円空仏の鑿の跡
28 タクシーに喪服の女ミモザ咲く
29 袖広げ女雛愛しむ男雛かな
30 薔薇の芽や路地を彩る日日を待ち
31 海苔粗朶に鷗留まりて知多の海
32 浜名湖の水面耀(かがよ)ふ春浅し
33 知多市まで足を伸ばして享和雛
34 大仏の風の明るし木の芽吹く
35 訪ねきし翁の生家初音待つ
36 シュークリームふわりと分けて麗けし
37 雛人形付いてきさうな夜のトイレ
38 耳固し空真青なり椿赤
39 春コートショートカットにしようかな
40 亀鳴くと補聴器つけたり外したり
41 関税の文字の一徹春の雨
42 なんとなく帰りそびれし春の鴨
43 球春やいざ出陣ぞブルー着る
44 淡き絞り明日の句会の春袷
45 跡形も無く淡雪の地に還へる
46 恋したら成長もした花筏
47 肩揉めば小言うやむや春の昼
48 傘の柄に買ひ物袋春時雨
49 甲斐駒の稜線嶮し雪解光
50 服に染み手にも口にもいちご狩り
51 青霞巨船のごとく空港島
52 朝市の駐車場待つ春の波
53 残雪の御嶽遠にビルの窓
54 色褪せしベンチに化粧春の雪
55 はるさめの義父の百ケ日寺座敷
56 如月や光纏いて荷の届く
57 音の出る信号渡り靴うらら
58 春耕や愚政に民の細り行く
59 箸つける山のやうなる菠薐草
60 つなぐ手の指の冷たさ春の雪
61 春耕は明日々々と三日過ぐ
62 モニターに映る老醜春寒し
63 大雪やほどほどに降れ4文字かな
64 今の世は花の便りも乱れおり
65 春雨や近況友とパスタ店
66 立ち漕ぎの野球少年春の風
67 節分や豆の犇めく二重枡
68 ワイパーにぶつかり消ゆる春の雪
69 制服を食み出す手足卒業す
70 酒二本空けて談議や梅笑ふ
71 春潮や烏帽子岩上(え)に富士の山
72 春服の背中に値札老婦人
73 ポン・チーと老老男女山笑ふ
74 ふと語り掛けてみたきや江戸の雛
75 春めくや何やらしれず忙しなく
76 赤提灯余生万歳木の芽時
77 北窓を開けて光の部屋となる
78 ヨーグルト固まる途中春夕焼
79 振り向けば遠山白し冴返る
80 吊革はまると三角春たのし
81 老木の伐られて桜地に還る
82 日向ぼこ猫のどならす心引く
83 春の宵二時間ねばるイートイン
84 昼間には邪魔と言ひたる春炬燵
85 早桜ピンクトンネル遠慮気味
86 春が来た想いの店に友は亡く
87 花ミモザ昼間は誰も居ない家
88 ものの芽や心通はす目の高さ
89 気持ち良き青空や今卒業す
90 日を浴びて小さき目覚めや犬ふぐり
91 往年のスターと握手しゃぼんだま
92 卒業し母校に帰り一教師
93 啓蟄や外出られなく傘の無く
94 春の服編み込む糸の細かりし
95 関税の言の葉沁みる春雨や
96 もぞもぞと目醒むる虫や根分鉢
97 名を残す泪の茶杓春愁ふ
98 耕せる小柄な人が元議長
99 折れ行けばそこは町医者つばめ来る
100 喧嘩して仲直りして春炬燵
101 間違へて買つたとくれる花の種
102 古雛の箱に書かれし祖父の愛
103 ふらここ揺れるゆう君は青が好き
104 産土のパワースポツト水草生ふ
105 雪国の知恵かんじきに見入りけり
間違いその他不都合な点をご連絡下さい
将棋NHK杯準決勝は郷田真隆九段が近藤誠也八段を降し16日の決勝にコマを進めた。決勝の相手は藤井聡太七冠、
郷田九段のベテランの技を見せてほしいもの。