互選結果発表
8月句会の結果を発表します。8月のトップはダイアナさんの「広島忌」の句で10点を集めました。続いて尾花さんの「風鈴」の句で7点、にゃんこさんの「原爆忌」の句、アイビーの「端居」の句、弥生さんの「新涼」の句が6点で並びました。以下、5点句には7句が並ぶ激戦でした。
10点句 10 小六の語り部ガイド広島忌 (ダイアナ)
7点句 87 風鈴にふれてにこにこ抱つこの子 (尾花)
6点句 4 サイレンへ風止まる街原爆忌 (にゃんこ)
6点句 42 端居して世の喧騒と距離を置く (アイビー)
6点句 64 新涼や新作パンの並ぶ店 (弥生)
個人別総合ではにゃんこさんが20点でトップでした。
8月度みんなのネット俳句会・清記一覧 特選2点、並選1点で計算。 7・8・14
1 止まらないポテトチップス秋涼し
2 八十路来て良き汗かける幸せを (てつを) 2 ラガー、茶々、
3 迎え火の吠え出す犬と男の子
4 サイレンへ風止まる街原爆忌 (にゃんこ) 6 ◎えっちゃ、◎ちとせ、かをり、アイビ、
5 鷺の首白き紋様青田原 (和談) 2 ◎ヨヨ、
6 しんがりの船鉾雨に悠悠と (尾花) 2 ちとせ、和談、
7 緑蔭へ漢孤独な翳を曳く (ナチーサン)
8 腹当は明日の元気を約束す (コビトカバ) 1 弥生、
9 夫運転私助手席雲の峰
10 小六の語り部ガイド広島忌 (ダイアナ) 10 ふうり、えっちゃ、尾花、ちとせ、コビト、◎ヨシ、森野、茶々、ナチー、
11 好きな夢選べる未来水中花 (ヨシ) 1 玉虫、
12 平幕は元気はつらつ名古屋場所 (ラガーシャツ) 3 ◎ふうり、比延、
13 流星や幾人残る同級生 (玉虫) 2 ちとせ、ABC、
14 鉢植えに灯る夕菅ひと夜花 (森野) 1 みにょ、
15 しかけたりしかけられたり水鉄砲 (ABCヒロ) 1 比延、
16 極暑日に線香燻り香り立つ
17 つかの間の生とも知らで蝉鳴けり (みにょん) 4 ふうり、えっちゃ、茶々、ヨヨ、
18 水の日に記録的雨皮肉かな
19 鶏も卵を産まぬ極暑かな (ふうりん) 2 ちとせ、ヨシ、
20 更衣逢ひたき奴は何処やら
21 青芦の風を呼びたりあひびきし (かをり) 1 えっちゃ、
22 向日葵や凛と老人寄せ付けず (和談) 1 ヨヨ、
23
24 ほおずきやほの口をして吹き鳴らす (弥生) 2 ◎にゃん、
25 夕菅や湖に暮れゆく比良比叡 (てつを) 3 みにょ、森野、比延、
26 向日葵や人と違ふと吸えぬ息 (コビトカバ) 1 玉虫、
27 夕暮れへ秋は密かに紛れ込む (にゃんこ) 5 ◎てつを、森野、和談、弥生、
28 水着着て昭和モダンの砂スキー (アイビー) 1 和談、
29 鉾の輪に噛ませたる梃子木屑とぶ (尾花) 2 ダイア、アイビ、
30 立つ秋や季節は歪み飛来せず
31 暑くなる予感小石に躓けり (ナチーサン) 4 尾花、ヨシ、玉虫、アイビ、
32 闇深き夫の故郷や天の川 (玉虫) 2 ラガー、ダイア、
33 今朝の秋雨は田畑を潤さず
34 夏草は胸の丈までここ空き家 (ABCヒロ) 3 みにょ、てつを、ラガー、
35 運転は夫におまかせ雲の峰
36 夢心地推しコンサート夏の夜 (みにょん) 1 えっちゃ、
37 玄関を出れば秋津の群るる空 (森野) 2 てつを、にやん、
38 熱風浴ぶ木々も疲るる40度 (ヨヨ) 5 ちとせ、◎みにょ、ヨシ、和談、
39 新盆の供物の礼の昔めく (比延) 1 森野、
40 長崎の鐘の復元盆供養 (茶々) 5 ふうり、えっちゃ、ABC、◎ナチー、
41 みんみんやとく眼帯のもどかしさ (かをり) 5 ちとせ、コビト、てつを、ヨシ、にゃん、
42 端居して世の喧騒と距離を置く (アイビー) 6 ダイア、◎ABC、◎比延、弥生、
43 蝉時雨背に一刀浴びにけり (和談) 2 玉虫、ヨヨ、
44 目を剥いて暑いと言ふや仁王像 (尾花) 3 ラガー、和談、比延、
45 今朝の秋ひこうき雲は茜色
46 八月の悼みごころの靴並ぶ (えっちゃんあら) 3 コビト、かをり、ナチー、
47 句集編む時の流れや梅雨湿り
48 炎天や悲鳴を上げる室外機 (てつを) 1 ヨヨ、
49 炎暑果てほっと一息夕日観る
50 無人駅風は青田を渡り来る (にゃんこ) 5 ふうり、みにょ、てつを、森野、比延、
51 炎暑なり荒れに荒れてる名古屋場所 (ラガーシャツ) 1 茶々、
52 寝室に蟷螂全身に寒気
53 老犬の座り込みたる秋暑し
54
55 語り部の白髪三千丈原爆忌
56 このセット取れば優勝蝉時雨 (ヨシ) 2 コビト、ダイア、
57 猛暑日も牌で鍛える古き脳 (みにょん) 3 えっちゃ、尾花、コビト、
58 迷い道して出会いたる花鬱金 (森野) 1 尾花、
59 母と見るプレバト俳句蚊遣香
60 師の病快癒願ひて笹飾る
61 原爆忌さらけ伝えよ世界中
62 踏み上る崩れ石段花は葉に
63 初めての町に既視感百日紅 (アイビー) 4 みにょ、ヨシ、ABC、玉虫、
64 新涼や新作パンの並ぶ店 (弥生) 6 てつを、ラガー、ダイア、◎アイビ、
65 すれ違ひざまに見上ぐる百日紅
66 向日葵は今太陽に挑みたり
67 雨の京都地につくほどに夏柳 (尾花) 3 ◎茶々、玉虫、
68 冷奴何も吸収したくない
69 ペン胼胝の名残かすかに桜桃忌 (てつを) 2 ヨシ、弥生、
70 孫を待つアロハで変身米寿なり (和談) 1 ヨヨ、
71 蚊遣香持ちつつ移動庭仕事
72 夢に入ることもできずに明易し
73 憧れて届かぬ遠さ夏茜 (ヨシ) 3 にゃん、◎玉虫、
74 面痩せの何処に立ちても夕立かな (かをり) 1 ナチー、
75 溜息を繰り返しつつ夜の秋
76 美しく儚きものに揚花火
77
78 森更けてなほ蜩の鳴き止まず (森野) 1 にゃん、
79 みちをしへ遥か先行く父の背ナ (玉虫) 4 ◎尾花、てつを、アイビ、
80 あれこれと歳時記片手に熱帯夜 (みにょん) 1 ラガー、
81 昼日向ビール三昧蝉時雨
82 マスカット一房囲む甘さかな (ふうりん) 3 かをり、茶々、弥生、
83 愛猫も興奮夏の甲子園 (茶々) 1 ABC、
84 手花火のじじと弾けてみな終る (かをり) 2 にゃん、玉虫、
85
86 表札はローマ字表記秋の薔薇 (弥生) 2 かをり、比延、
87 風鈴にふれてにこにこ抱つこの子 (尾花) 7 ちとせ、コビト、ヨシ、茶々、和談、◎弥生、
88 太陽のコロナ閉じ込めスイカ玉 (てつを) 4 コビト、かをり、ナチー、和談、
89 生き過ぎたといふ義父逝きし初の盆 (えっちゃ) 3 みにょ、◎コビト、
90 日を浴びて畑に向日葵凛と立つ
91 なまくらなこの身を嗤へ蝉時雨 (にゃんこ) 4 ◎ラガー、ダイア、ABC、
92 寝室を出たらあちらに蝉王国
93 蛍の点滅闇を争はず (ナチーサン) 2 にゃん、茶々、
94 御所東膳を揃えて生身魂 (ラガーシャツ) 1 かをり、
95 豊漁の鰯クレーンの網開く (ダイアナ) 5 えっちゃ、尾花、ABC、アイビ、弥生、
96 秋簾昭和の会話聞こえそう (ABCヒロ) 2 てつを、ナチー、
97 今の子に貧乏話終戦日 (アイビー) 1 弥生、
98 名は名古屋朝顔とあり江戸の鉢 (森野) 1 ふうり、
99 旅先で席譲られし冷房車
100 盆唄や炭坑節を繰り返し
101 熱波の水桶で伸びてる蛙の子
102 古本の書き込み侘し夜の秋 (比延) 3 ◎森野、アイビ、
103 茄子馬で迎え火求め先祖来る (ヨヨ) 2 ◎和談、
104 ひまわりも俳句も好き麻雀も (みにょん) 1 ラガー、
105 万博リングそぞろ歩めば風涼し (ふうりん) 2 尾花、ダイア、
106 夏場所や光る土俵に巨人舞ふ (和談) 1 ヨヨ、
107 ちはやぶる一生懸命蝉の声 (ラガーシャツ) 1 ふうり、
108 初穂の田雨渇望す地割れかな (ダイアナ) 2 ふうり、みにょ、
109 朝戸開く外に暑熱が横たふる (ちとせ) 2 ◎ダイア、
110
111 やわらかき野に膝をりて今朝の秋 (かをり) 3 尾花、森野、ヨヨ、
112 奪衣婆の乳房あらはに黴の堂 (アイビー) 3 かをり、ABC、ナチー、
113 唖蝉の不意に翔ちたる翅音かな
114 藍浴衣男嫌ひをとほすかな (えっちゃんあら) 5 かをり、にゃん、ナチー、比延、アイビ、
115 雷鳴に居間を離れて長電話
投句者は、ヨヨ、和談、コビトカバ、えっちゃんあら、ラガーシャツ、弥生、にゃんこ、ABCヒロ、尾花、森野、ふうりん、ヨシ、ダイアナ、ちとせ、みにょん、てつを、ナチーサン、アイビー、玉虫、茶々、比延、かをりの22名。
間違いその他不都合をご連絡下さい。
俳句募集案内です。3件あります、すべて無料です。
①第68回大磯西行祭
2句まで応募できます
締め切りは12月18日まで、テーマは自由です。
②大妻さくら祭り 2025 俳句大賞
テーマひとつにつき3句まで応募できます。(合計最大6句まで)
テーマは「鳥」と「地理関係」
締め切りは2025年1月6日まで
QRコードから応募できます。
③NHK 575でカガク
テーマは、「マントル」と「コア」
締め切りは11月24日
夏井いつきさんが審査されます。
HPから応募できます。何句でも応募可
わかりにくいですが、番組アンケートの欄から応募できます。
*③の俳句募集がいちばん、首をかしげたくなる、朝から唸ってばかりおります。
誰がお手本みせてくれんかなあ、一句でもできて応募できたら
それで良しとしますか、ワハッハ!!
笑ってごまかそう!!
右脳と左脳
従来から右脳は文化系左脳は理数系と記憶してきましたがITの出現で判然としなくなりました。これからは左脳もしっかり鍛えて多様性の時代に対応しなくては生き残れません。とは言え化石人間にとってはドダイ無理な注文、マイペースを貫く世代があってもいいのでは。とりあえずは静観の心境です。
「マントル」とか「コア」と言われたらビビりますねえ。まあ、いのちまで取られることはないし、せいぜい恥をかくぐらいのもんでしょう。しかし、俳句も地球物理学の素養が要るようになりました。
23名の投句者を得て11月句会は選句を終了しました。今後、選句だけに参加する人がないものとして、明日14日の午前中には結果発表ができると思います。それまで暫時お待ちください。
11月句会の互選結果を発表します。
トップは玉虫さんの「藁塚」の句で16点、次いで尾花さんの「柿]の句で10点でした。6点句が4句、5点句が5句という激戦でした。
14点句 39 藁塚に背中預けて語る夢 (玉虫)
10点句 98 柿すべて捥ぎ大空の青淋し (尾花)
6点句 11 照紅葉白無垢の笑む徳川園 (ダイアナ)
6点句 47 薄墨のはがき一葉冬の虹 (にゃんこ)
6点句 56 吾が名のみ分かる老母も冬に入る (ふうりん)
6点句 109 浜菊や老ゆるは潮の引くごとし (てつを)
個人別総合では玉虫さんが25点でトップ、次いで尾花さんが16点でした。
11月度みんなのネット俳句会互選結果一覧 ◎は特選、特選2点、並選1点で計算。
1 採りきれぬ柿は鴉にくれてやる (尾花) 3 エミ、茶々、アイビー、
2 冬来る暦どほりに進みゆく (エミ) 1 かをり、
3 母逝くも走れし子へと新松子 (ヨヨ) 1 森野、
4 押し付ける耳に冷たき受話器かな (仕手原) 1 にゃんこ、
5 廃線に木の実こぼして鳥語降る (森野) 5 かをり、ヨヨ、弥生、◎ナチーサン、
6 あの人はまた来てくれる刈田かな (ラガーシャツ) 5 エミ、◎かをり、コビトカバ、弥生、
7 主なき庭賑やかに柿たわわ (にゃんこ) 4 えっちゃんあら、ラガーシャツ、てつを、ふうりん、
8 冬ぬくし寝癖のままの朝ご飯 (コビトカバ) 5 弥生、ちとせ、にゃんこ、ふうりん、ヨシ、
9 霜月は還る月なり靴を買ふ (かをり) 1 ヨシ、
10 杖曳いて歩む小径や照紅葉 (和談) 1 仕手原、
11 照紅葉白無垢の笑む徳川園 (ダイアナ) 6 えっちゃんあら、茶々、◎ラガーシャツ、弥生、にゃんこ、
12 木の葉髪を追い越してゆくスニーカー
13 秋の夜や夫ウクレレの弾語り (ちとせ) 2 えっちゃんあら、ラガーシャツ、
14 川べりの大鍋運ぶ芋煮会 (えっちゃんあら) 1 ABCヒロ、
15 トランプ氏激戦制す帰り花 (ふうりん) 1 ヨヨ、
16 パスポート持たず白鳥渡り来る (ABCヒロ) 1 ヨヨ、
17 木枯に皇帝ダリヤ平伏(ひれふ)する (てつを) 1 ちとせ、
18 イヤホンの中へ木枯し入り込み (玉虫) 3 かをり、てつを、弥生、
19 冬初め立ち食いそばで終える旅 (弥生) 4 尾花、ラガーシャツ、玉虫、仕手原、
20 墓仕舞供華に彩濃き彼岸花 (ナチーサン) 1 ヨヨ、
21 残る虫寺なき里の月まゐり (アイビー) 2 えっちゃんあら、エミ、
22 冬めくや母国のゴイクン振舞はれ
23 熟れ柿やカラスと吾の睨み合ひ (茶々) 1 和談、
24 脳活の三人麻雀柿たわわ
25 アルプスの全山紅葉荷揚げの記 (かをり) 1 ちとせ、
26 見せられてやはり知らぬと石蕗の花
27 大漁旗だらりと下げし秋刀魚船 (仕手原) 1 ヨヨ、
28 温暖化草は青々秋更けり (ヨヨ) 3 和談、コビトカバ、てつを、
29 芒原白き絨毯夕日浴び (和談) 1 ヨシ、
30 クッキーをくれると電話冬夕焼
31 大夕焼忘るる事の多かりし
32 暮色降り一番星と三日月と
33 皆集い幼きときを秋高し
34 敗荷や重き歴史を刻む寺 (森野) 4 尾花、にゃんこ、ヨシ、仕手原、
35 馬鈴薯も肉も白くてシチューかな
36 境涯の句に腹くちる厄落
37 山下り広がる里や稲架並び
38 寺小春象に乗りたる帝釈天
39 藁塚に背中預けて語る夢 (玉虫) 14 人参、ダイアナ、◎森野、かをり、◎尾花、◎てつを、◎ヨシ、仕手原、◎アイビー、
40 時雨るるや病院訪へる足重く
41 アプリケの揃わぬ針目冬ぬくし (弥生) 2 人参、仕手原、
42 胡弓の音神仏酔はす風の盆 (ナチーサン) 3 ◎茶々、森野、
43 知る人ぞ知る覚王山の鬼まんじゅう
44 ベレー帽斜めに被り文化の日 (ヨシ) 3 エミ、尾花、かをり、
45 穴惑ひ木に取り付いて何とする (仕手原) 2 ABCヒロ、玉虫、
46 天邪鬼一茶野に帰す草紅葉 (茶々) 3 森野、玉虫、ナチーサン、
47 薄墨のはがき一葉冬の虹 (にゃんこ) 6 人参、ダイアナ、かをり、尾花、てつを、ふうりん、
48 これ何ぞ堀り上げ芋や3㌔と (ヨヨ) 1 ナチーサン、
49 達筆も誤字もありたる大文字草 (森野) 3 人参、てつを、にゃんこ、
50 身だしなみ構わぬ我が身山粧ふ (和談) 2 エミ、ナチーサン、
51 庭球のロブ高々と神送り (かをり) 3 玉虫、ヨシ、アイビー、
52 屈強な男なりしがそぞろ寒
53 バス待ちて連れ合い待つや案山子翁
54 梢から落ち葉はらはら森静寂
55 今はなきそぞろ歩いた大花野
56 吾が名のみ分かる老母も冬に入る (ふうりん) 6 人参、ダイアナ、えっちゃんあら、森野、尾花、ABCヒロ、ヨシ、
57 リングガール果たす二歳児秋うらら (ダイアナ) 1 アイビー、
58 木枯やランナー達を尊敬す
59 夕冷えを言ひて別るる散歩かな (仕手原) 1 玉虫、
60 点々と苔を彩る散紅葉 (ナチーサン) 5 森野、コビトカバ、ちとせ、◎仕手原、
61 植毛は絶対イヤと木の葉髪 (エミ) 1 ダイアナ、
62 木の葉散る選挙速報未明まで
63 立冬の長湯の夫の演歌かな (玉虫) 3 和談、◎コビトカバ、
64 落葉焚燐寸を知らぬいまの子ら (ABCヒロ) 1 エミ、
65 稀に訪ふ津軽の墓や初時雨 (尾花) 1 玉虫、
66 小春日や女生徒の声さんざめく (にゃんこ) 1 ふうりん、
67 温め酒一献受くる割烹着 (人参) 1 アイビー、
68 話しこむ婆の大声秋うらら (アイビー) 1 ちとせ、
69 把玩一茶西田演ずる秋絶品 (茶々) 1 えっちゃんあら、
70 外つ国の人も立食ひ小春かな (ヨシ) 1 てつを、
71 枯れ菊のかをりに足をふと止めし
72 渡り鳥群れて電線音譜かな (和談) 2 ◎ヨヨ、
73 芭蕉忌や見えぬ物見る心の目 (ダイアナ) 3 人参、森野、ふうりん、
74 初冬や観音像に残る紅 (弥生) 4 ABCヒロ、ちとせ、◎にゃんこ、
75 冬めく日長めの袖の君に恋 (コビトカバ) 2 ◎えっちゃんあら、
76 時雨来る予報なれどもこの人出
77 国乱れされど我らは紅葉狩り (ラガーシャツ) 1 コビトカバ、
78 その沼は古里の沼鳥渡る
79 落ち葉踏むカサカサカサとついて来る (ちとせ) 5 ダイアナ、和談、コビトカバ、◎ふうりん、アイビー、
80 初霜や遠距離介護七年目 (尾花) 2 茶々、ABCヒロ、
81 秋灯下筆より零るいろは文字 (ナチーサン) 4 ◎人参、森野、コビトカバ、
82 神無月後は任せた探知犬 (エミ) 2 コビトカバ、尾花、
83 カボスの茶ほのかな香り秋うらら (ヨヨ) 3 ◎和談、ふうりん、
84 更新の止まったブログ忘れ花 (にゃんこ) 2 ラガーシャツ、てつを、
85 ゆるがせにできぬひと言冬の月
86 七五三父方母方みな来たる (ABCヒロ) 3 茶々、仕手原、アイビー、
87 待つてゐる手紙まだ来ず花八つ手
88 新米や能登の棚田の思はるる
89 ひねくれ一茶秋のドラマ西田ぴた
90 仮置きは物に平行冬立ちぬ (アイビー) 1 にゃんこ、
91 黄葉やゴッホを好きと言った人
92 燗酒に小言云ふ人盃進む (和談) 3 ヨヨ、ラガーシャツ、玉虫、
93 霜月に入るやレースの暖簾まま
94 トランプの勝利報ずる冬隣り
95 遠山に淡き紅葉の家路かな (ふうりん) 1 和談、
96 冬日向おふざけ好きの親子かな
97 休耕に年月いらず蘆の花 (森野) 1 ダイアナ、
98 柿すべて捥ぎ大空の青淋し (尾花) 10 ダイアナ、◎エミ、茶々、かをり、◎弥生、◎玉虫、にゃんこ、
99 犬走る負けじと走る冬温し
100 若き棋士静かに火花寺の秋
101 庭へ鶲間近に遊ぶ小半時 (ちとせ) 1 仕手原、
102 仮装した小さな客のハロウイーン (ヨヨ) 2 和談、ABCヒロ、
103 海を見ずして海語る渡り鳥 (えっちゃんあら) 1 ナチーサン、
104 晴れ女くすりと笑ふ文化の日 (かをり) 1 ラガーシャツ、
105 馬鈴薯のお八つで育ち長寿かな (玉虫) 5 えっちゃんあら、茶々、弥生、ナチーサン、ヨシ、
106 木守柿別れの言葉さりげなく (ABCヒロ) 4 和談、◎ちとせ、ナチーサン、
107 鍵束を巫女保管する神の留守 (アイビー) 3 弥生、◎ABCヒロ、
108 冴ゆる月皓皓解体後の瓦礫 (にゃんこ) 1 ちとせ、
109 浜菊や老ゆるは潮の引くごとし (てつを) 6 人参、◎ダイアナ、ヨヨ、ナチーサン、ヨシ、
110 語呂合わせ秋の七草覚えむと
111 いつもとは違う風かな鳳仙花 (えっちゃんあら) 1 ラガーシャツ、
112 昼深き空を破りて鵙高音
113 田舎風芋煮で夫を篭絡す (ヨシ) 3 茶々、尾花、アイビー、
114 京言葉抜けない友や小春風
115 渋柿やひねくれ一茶西田流 (茶々) 2 エミ、ふうりん、
投句者は、かをり、えっちゃんあら、ヨヨ、人参、森野、ラガーシャツ、コビトカバ、ABCヒロ、仕手原、和談、エミ、玉虫、弥生、ちとせ、ダイアナ、ナチーサン、てつを、ふうりん、ヨシ、にゃんこ、アイビー、茶々、尾花、の23名。
間違いその他不都合な点をご連絡ください。
大丈夫です。自句は選句しておりません。
アイビーさん、ありがとうございます。ああ、よかったです。意識的に自分では詠めないいい句を選んでみました。
どなたの句でしょうか、とても楽しみです。
病む夫に言葉選びて榠樝の実 大府市 内藤錦代
(11‐10 中日俳壇 高柳克弘選特選二席)
「ないとうかねよ」さんと読みます。井村晏通先生の大福俳句会、白桃に所属されておられます。私も句会でご一緒したことがあり、非常に熱心な努力家という印象を持ちました。今回の晴れの特選、おめでとうございます。ご主人の看病で大変なこととお察しします。
そうでしたか。大変な時期の俳句だったのですね。亡き内藤さんのご主人のご冥福をお祈りします。
内藤錦代さんの事さんの事
ご主人はわずか2週間の入院で先月末お亡くなりになりました。今日もサロン活動でご一緒しましたがお元気でこの句も追悼の句と
思われます。句歴も長く白桃でも常に上位で活動しています。趣味は絵葉書で時折新聞紙面で紹介されています。私を大福会に誘ってくれた方でもありこのラインへの入会を勧めているんですが彼女、メール・ライン系拒否派で残念に思ています。
清記&選句
11月句会の清記一覧を発表します。投句された方は速やかに選句に入って下さい。
投句者は、▼かをり、▼えっちゃんあら、▼ヨヨ、▼人参、▼森野、▼ラガーシャツ、▼コビトカバ、▼ABCヒロ、▼仕手原、▼和談、▼エミ、▼玉虫、▼弥生、▼ちとせ、▼ダイアナ、▼ナチーサン、▼てつを、▼ふうりん、▼ヨシ、▼にゃんこ、▼アイビー、▼茶々、▼尾花、の23名。(▼は選句すみ)
選句要領
1 選句期間 11月11日(月)~11月13日(水)
2 選句数 8句 うち1句を特選とする。特選は無しでも構わない。特選2点、並選1点で計算します。
3 選句方法 句番号を書き出すだけでもよい。
4 結果発表 11月14日(木)
5 投句に参加しない方も選句することも出来ます。投句者全員の選句が終わっても、スケジュールの前倒しは行いません。
11月度みんなのネット俳句会・清記一覧
1 採りきれぬ柿は鴉にくれてやる
2 冬来る暦どほりに進みゆく
3 母逝くも走れし子へと新松子
4 押し付ける耳に冷たき受話器かな
5 廃線に木の実こぼして鳥語降る
6 あの人はまた来てくれる刈田かな
7 主なき庭賑やかに柿たわわ
8 冬ぬくし寝癖のままの朝ご飯
9 霜月は還る月なり靴を買ふ
10 杖曳いて歩む小径や照紅葉
11 照紅葉白無垢の笑む徳川園
12 木の葉髪を追い越してゆくスニーカー
13 秋の夜や夫ウクレレの弾語り
14 川べりの大鍋運ぶ芋煮会
15 トランプ氏激戦制す帰り花
16 パスポート持たず白鳥渡り来る
17 木枯に皇帝ダリヤ平伏(ひれふ)する
18 イヤホンの中へ木枯し入り込み
19 冬初め立ち食いそばで終える旅
20 墓仕舞供華に彩濃き彼岸花
21 残る虫寺なき里の月まゐり
22 冬めくや母国のゴイクン振舞はれ
23 熟れ柿やカラスと吾の睨み合ひ
24 脳活の三人麻雀柿たわわ
25 アルプスの全山紅葉荷揚げの記
26 見せられてやはり知らぬと石蕗の花
27 大漁旗だらりと下げし秋刀魚船
28 温暖化草は青々秋更けり
29 芒原白き絨毯夕日浴び
30 クッキーをくれると電話冬夕焼
31 大夕焼忘るる事の多かりし
32 暮色降り一番星と三日月と
33 皆集い幼きときを秋高し
34 敗荷や重き歴史を刻む寺
35 馬鈴薯も肉も白くてシチューかな
36 境涯の句に腹くちる厄落
37 山下り広がる里や稲架並び
38 寺小春象に乗りたる帝釈天
39 藁塚に背中預けて語る夢
40 時雨るるや病院訪へる足重く
41 アプリケの揃わぬ針目冬ぬくし
42 胡弓の音神仏酔はす風の盆
43 知る人ぞ知る覚王山の鬼まんじゅう
44 ベレー帽斜めに被り文化の日
45 穴惑ひ木に取り付いて何とする
46 天邪鬼一茶野に帰す草紅葉
47 薄墨のはがき一葉冬の虹
48 これ何ぞ堀り上げ芋や3㌔と
49 達筆も誤字もありたる大文字草
50 身だしなみ構わぬ我が身山粧ふ
51 庭球のロブ高々と神送り
52 屈強な男なりしがそぞろ寒
53 バス待ちて連れ合い待つや案山子翁
54 梢から落ち葉はらはら森静寂
55 今はなきそぞろ歩いた大花野
56 吾が名のみ分かる老母も冬に入る
57 リングガール果たす二歳児秋うらら
58 木枯やランナー達を尊敬す
59 夕冷えを言ひて別るる散歩かな
60 点々と苔を彩る散紅葉
61 植毛は絶対イヤと木の葉髪
62 木の葉散る選挙速報未明まで
63 立冬の長湯の夫の演歌かな
64 落葉焚燐寸を知らぬいまの子ら
65 稀に訪ふ津軽の墓や初時雨
66 小春日や女生徒の声さんざめく
67 温め酒一献受くる割烹着
68 話しこむ婆の大声秋うらら
69 把玩一茶西田演ずる秋絶品
70 外つ国の人も立食ひ小春かな
71 枯れ菊のかをりに足をふと止めし
72 渡り鳥群れて電線音譜かな
73 芭蕉忌や見えぬ物見る心の目
74 初冬や観音像に残る紅
75 冬めく日長めの袖の君に恋
76 時雨来る予報なれどもこの人出
77 国乱れされど我らは紅葉狩り
78 その沼は古里の沼鳥渡る
79 落ち葉踏むカサカサカサとついて来る
80 初霜や遠距離介護七年目
81 秋灯下筆より零るいろは文字
82 神無月後は任せた探知犬
83 カボスの茶ほのかな香り秋うらら
84 更新の止まったブログ忘れ花
85 ゆるがせにできぬひと言冬の月
86 七五三父方母方みな来たる
87 待つてゐる手紙まだ来ず花八つ手
88 新米や能登の棚田の思はるる
89 ひねくれ一茶秋のドラマ西田ぴた
90 仮置きは物に平行冬立ちぬ
91 黄葉やゴッホを好きと言った人
92 燗酒に小言云ふ人盃進む
93 霜月に入るやレースの暖簾まま
94 トランプの勝利報ずる冬隣り
95 遠山に淡き紅葉の家路かな
96 冬日向おふざけ好きの親子かな
97 休耕に年月いらず蘆の花
98 柿すべて捥ぎ大空の青淋し
99 犬走る負けじと走る冬温し
100 若き棋士静かに火花寺の秋
101 庭へ鶲間近に遊ぶ小半時
102 仮装した小さな客のハロウイーン
103 海を見ずして海語る渡り鳥
104 晴れ女くすりと笑ふ文化の日
105 馬鈴薯のお八つで育ち長寿かな
106 木守柿別れの言葉さりげなく
107 鍵束を巫女保管する神の留守
108 冴ゆる月皓皓解体後の瓦礫
109 浜菊や老ゆるは潮の引くごとし
110 語呂合わせ秋の七草覚えむと
111 いつもとは違う風かな鳳仙花
112 昼深き空を破りて鵙高音
113 田舎風芋煮で夫を篭絡す
114 京言葉抜けない友や小春風
115 渋柿やひねくれ一茶西田流
間違いその他不都合な点をご連絡ください。
すみません、気負って一日早かったようです。酔って一気に読んで、句は忘れ、実は保存してないです。
そんな自分が恐いです。
茶々さんのこと
現在所用で旅行中です。投句、期日には間に合いますのでよろしくお願いいたします。
アイビーさん、すみません。
東京で短歌の会があって、反省会と称して飲み会があり・・・
私なんぞは若手ですので、何とか最終新幹線に乗せてもらって、無事帰還できました。
自分の句を選句の危機です(汗
わっはっは。ありがちなことです。でも自分の句を選句しないでください。
3日の正解 ①―C ②―A ③―C ④―A クイズ参加者が2人のみとはチト寂しい。明日からの11月句会の準備に忙しいのかな。有終のパーフェクトはナチーサンさん。
第1問 黄落や寮歌でおくる葬あり 大森藍
第2問 色刷りの朝刊多し文化の日 小路智壽
第3問 あやとりのエッフェル塔も冬に入る 有馬朗人
第4問 神無月毅然と手術勧めけり 杉山哲也
この稿を書いている最中におひとりがクイズに参加されましたので、クイズ参加者は3人でした。
三択クイズのこと
出題者のご苦労を思うともう少し回答者が欲しいですね。今のところ少人数で奮闘するも出題者に翻弄されています。
★第2問 色刷りの朝刊多し文化の日 小路智壽
正解は朝刊でしたが「読売」の場合1面の一部(11/3はドジャースの優勝パレードと天気図、マンガの一部)のみ色刷り、一方カタロ
グはモノクロは皆無、このことは作者に聞いてみたいところ。句集は季語の関連で有力でしたがまだ少数派かと。
★第4問 神無月毅然と手術勧めけり 杉山哲也
ここでのヒントは微妙ですね。「ゲンを担がない主義」で個人的なことと判断、神事から手術に。座五の勧めもポイントですね。
※とかなんとか言っても理にかなっていなくとも「正解の句当てクイズ」ですから・・・出題者との駆け引きが醍醐味です。
黙ってりゃ分からないのに正直なお方。ご指摘通りパーフェクト無しに訂正します。。
確認
三択クイズ3日の正解について・・・「ナチーサンパーフェクト」とありますが・・・
★3日の正解 ①―C ②―A ③―C ④―A
ナチーサン ①―C ②―B ③―C ④―A
従って「正解なし」で出題者の勝ち! では。ご確認ください。