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映画『ヤング・カルソ』で歌われた歌は、少年によって歌われているか

 映画『ヤング・カルソ』で歌われた歌は、少年によって歌われているか調べてみました。シューベルトの「アヴェ・マリア」は、歌われる言語はいろいろですが、かなりありそうです。
ロベルティーノ「アヴェ・マリア」  


デニス・チメレンスキー「アヴェ・マリア」 

ベンジャミン・イサッセン「アヴェ・マリア」 

アントニオ・ダ・トーレ「アヴェ・マリア」 


 ところが、「マリア・マリ Maria Mari」は、ロベルティーノも変声後の歌声しか残っていません。「夜の声 Voce 'e Notte」も、テノールならいくらでもあるのですが・・・
ロベルティーノ 「マリア・マリ」 


 本日採り上げたルイス・ミゲルの少年時代の歌声は、また近日中に。なお、黛敏郎の少年時代の声はさすがに残っていません。

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京都市少年合唱団第128回定期演奏会の演奏が次々と公開

 京都市少年合唱団が今年8月に行われた第128回定期演奏会の演奏を次々とYouTubeに公開されています。マスクは取れましたが、約半年間は、次の定期演奏会に向かって練習するため、残念ではありますが、男子部の「みやこ光」としては、まだ活動していないようです。「みやこ光」が復活した時が、本当にコロナから回復した時ではないかと思います。京都市少年合唱団は、男子率の比較的高い合唱団ですが、それでも毎年約20%ぐらいです。 
 しかし、何といっても、約200人の演奏は、実際にコンサート会場で聴けば、迫力があることは間違いありません。合唱音楽の醍醐味を味わうことができます。
第128回定期演奏会(第1部 ダイジェストver) 


第128回定期演奏会(第1部 中島みゆき「時代」フルver) 

第128回定期演奏会(第2部 ダイジェストver)   

第128回定期演奏会(第2部 銀河鉄道の夜「なにがしあわせか」フルver)


 以前は、桃太郎少年合唱団、グロリア少年合唱団、新潟少年合唱団、栃木少年合唱団、ボーイズ・エコー・宝塚(ザ・ボーイズ OB運営)のホームページとも相互リンクしていた時期もあったのですが、栃木少年合唱団は解散し、ボーイズ・エコー・宝塚は休団となり(それ以前にホームページが閉鎖され)、他の団体は、ホームページの管理者が変わると、ホームページそのものの姿が変わっていることもあり、また、前任者と違う理念で運営したり、引継ぎができていなかったりするため、現在は、相互リンクというつながりが切れてしまっている状態です。
 先ず、会って、あるいはネットでつながり・人間関係を作ってからだなあと思っています。結局は「人」です。
 また、たいへん残念なことではありますが、日本の少年合唱ファンと言われる人たちの多くは、海外の少年合唱団のファンであり、日本の少年合唱団のファンは、どうしても、観客のほとんどがその合唱団(隊)のある地域限定であるため、話題提供する人もまだまだ少ないというのが現状です。

 「星の王子さま プチ・プランス」のオープニング部分の4K版やいくつかの番組そのものも、YouTubeも公開されています。歌声は変わりませんが、映像は技術の進歩によって、よりクリアーに見えます。

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ウィーンの森少年合唱団のCMソングは残った

 ウィーンの森少年合唱団は、よく来日していましたが、2014年に解散したようです。しかし、今でも、YouTubeには、千鳥屋のCMソングが流れています。だから、ウィーンの森少年合唱団は、コロナで来なくなったのだろうと思っている人もいるかもしれません。  
ウィーンの森少年合唱団 千鳥屋CM 



 ウィーンの森少年合唱団のレパートリーは、ウィーン少年合唱団とも重なります。
ウィーンの森少年合唱団1968年日本公演 
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カッコウが木に止まっていました    
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美しく青きドナウ           


 『けんちゃんシリーズ』の主題歌も歴史を追って紹介すると、必ずしも、けんちゃん役の宮脇康之や岡浩也が歌っているというわけではありません。『けんちゃんシリーズ』を最初から最後まで見ていた人はどれぐらいいたでしょうか。

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振り付けによって生きる歌もあるし、歌そのものに打ち込んだ少年もいます。

 昨年度の「童謡・子どもの歌コンクール」第2次予選の録画で、日向 椿の「おすもうくまちゃん」は、演劇的な要素を強調した歌で、何よりも見て楽しめます。比嘉一稀は、変声後、カウンターテナーか、メールソプラノ志向と思われますが、温かい歌声です。日髙 航之朗の「にんげんっていいな」は、以前紹介した中嶋義実の歌と聴き比べてください。黄 志垸は、名前からして中国の少年と思いますが、張りのある声でこの活力ある歌を歌っています。平賀 晴、平賀 照兄弟の「北風小僧の寒太郎」は、ネットと実演でこの1年の成長を視聴していますので、何よりも息の合ったところが視聴する人の心を捉えます。今年の決勝出場が期待されます。
日向 椿 「おすもうくまちゃん」


比嘉 一稀 「みかんの花咲く丘」

日髙 航之朗 にんげんっていいな」

黄 志垸  「手のひらを太陽に」  

平賀 晴、平賀 照 「北風小僧の寒太郎」 


ノースエンド氏から、「唱歌の歌詞は加筆したほうが、特に古い方の詩はなじみがあまりないと思われるので、あと少し加筆します。」というメールをいただきましたので、加筆します。現在では、これらの唱歌は、教科書に載っていないので、若い世代の方は知らない人が多いでしょう。

 「想い出の日本の少年合唱団」に掲載した少年合唱団以外にも、1960~70年代に存在した少年合唱団(隊)があるという情報を得ています。もし御存じの方がおいでなら、この掲示板あるいはメールで教えてください。(これで、「おたずね」のコーナーに、お返事のない問いが4つできました。

 「ボーイソプラノ伊勢」は、過去3年間毎年夏ごろに参加者募集して練習し、クリスマス前にシンフォニアテクノロジー響ホール伊勢(伊勢市観光文化会館) 大ホールで発表をしていましたが、今年は募集していないようです。

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北九州少年合唱隊第34回定期演奏会を観て

 北九州少年合唱隊第34回定期演奏会は、定期演奏会としては4年ぶり。特にミュージカルは久しぶりなので、現在いるメンバーで可能な演目は何かを考えた上で決定したプログラムだったように思います。上級生の自覚が下級生にも伝わって、期待を大きく上回る成果となって現れました。困難の中で頑張る隊員にエールを送りたいと思って、蛇足気味の長文を書きました。会場に、将来隊員になってくれそうな学年の少年がどれだけいたかはわかりませんが、これは明るい兆しだと思います。
『星の王子様』は、昭和53(1978)年に放映されたアニメ『星の王子様』の主題歌が忘れられません。フレーベル少年合唱団の鈴木賢三郎が独唱しましたが、日本のボーイ・ソプラノ史上、5本の指に入るような名演です。




 一方、古い映像ではありますが、「みんなのうた」を20年後によみがえらせたビッグマンモスは、プロ精神に満ちた少年たちであったと言えます。
「クラリネットをこわしちゃた・ホルディリディア」ビッグマンモス  


 先週公開した「26 日本昔話とそれをもとにした童謡」を読んで、これまでにも、「月寒の少年」を共同研究したノースエンド氏より「日本昔話」をもとにした唱歌には、2通りあるものがあるという参考資料を送っていただきました。
童謡と唱歌は、現在ではひとくくりにして紹介されることが多いですが、厳密には、文部省が「唱歌」という教科で指導するために選ばれた曲が「唱歌」であり、広義には子ども向けの歌、または子どもが歌う歌 狭義には日本において大正時代後期以降、子どもに歌われることを目的に作られた詩に作曲された曲が「童謡」です。そこで、童謡と唱歌を区別し、関連資料として、「26 日本昔話とそれをもとにした唱歌」の後に、記載させていただきます。

 日本のソリストは、比嘉一稀、平賀 晴、平賀 照、奏やん、宮澤伶輔、小暮航ノ介、松浦歩夢、涌澤昊生の8名を最新資料をもとに加筆します。

先日ご紹介した広島少年合唱隊パネル展 10月17~26日午前9時半~午後10時(26日は午後5時まで 広島市まちづくり市民交流プラザ )についての朝日新聞の記事が10月15日に掲載されました。
また、10月17日には、TBSや中国放送では、映像付きで公開されています。ネットでも視聴可能です。約1分半ぐらいですが、歴史的な映像も見ることができます。
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/783515?display=1

少年合唱団(隊)にとって、制服はなぜ重要なのですか?大切なのは音楽ではないでしょうか? という問いに答えることは、少年合唱にとって本質的なことなので、これから、さらに研究を進めていきたいと思います。

昨年度の「童謡・子どもの歌コンクール」第2次予選の録画は、少し前より「は行」の名前の少年の歌に入りました。晴山叶は、かなり大きな動きを入れながらも、歌がそれによって崩れることはなく、そのような面で感心しました。声量のコントロールが上手だなあと感心します。翌日に続きます。
晴山 叶力 「あのね、のねずみは」

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最近、日本の少年合唱団はどうしている?

 最近日本の少年合唱団はどのような活動をしているか、気になっている方もおいででしょう。時期的には少し前後がありますが、最近YouTubeに公開された各合唱団(隊)の演奏や活動のうち、YouTubeに公開されているものをご紹介します。何といっても、今年5月8日以降は、マスクがとれていることが、よいことです。なお、今週末は、去る10月9日(月)に行われた北九州少年合唱隊第34回定期演奏会のレポートを公開します。

北九州少年合唱隊
北九州空港での演奏「時代」(昨年末)


第47回北九州少年少女合唱祭「宇宙戦艦ヤマト」

第47回北九州少年少女合唱祭「さくら」


新潟少年合唱団 おんぶんリレーコンサート2023  


広島少年合唱隊
「歌の体験会」2023年ご案内  

広島少年合唱隊パネル展のご案内  1960年の誕生から今日までをパネルでご紹介します。 10月17~26日(広島市まちづくり市民交流プラザ )

 なお、昨日と本日紹介した歌の一部等をYouTubeのコーナーとリンクしています。

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童謡のレコード・CD

 童謡のレコード・CDは、プロフィールのわからない少年・少女歌手が歌っていることが多くあります。横野鉄雄は、コロムビア少年合唱隊の一員でソリストをして録音していると推測できます。同様のレコードのソリストは、多くの場合、レコード会社とつながりのある少年(児童)合唱団の団員であることが多いと考えられます。ただ、童謡のファンが高齢化しており、現代を生きる子どもたちがあまり興味を示さないことが大きな課題です。
浦島太郎 横野鉄雄 コロムビア少年合唱隊 


一寸法師 横野鉄雄 コロムビア少年合唱隊

はなさかじじい 高木淑子・北野修治 


 現在40代以上の人にとっては、「まんが日本昔ばなし」の方が親しみのある歌かもしれませんが、この番組、放映開始が昭和50(1975)年の作品のため、現在では放送禁止用語になる言葉があるためか、再放送されなくなっています。作品を理解するためには、その作品が描かれた時代背景を知ることも大事なことだと思いますが・・・
にんげんっていいな 「まんが日本昔ばなし」 中嶋 義実 ヤング・フレッシュ


 パリ木の十字架少年合唱団CD「音楽の世界」は、次のアドレスで全曲を聴くことができます。
https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nAcbX3A9s3p1GZrV27_yPgKCVoo5Bq0_8

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「カルーソ」その1

 日本でも、パヴァロッティが歌うことで、知られるようになった「Caruso(カルーソ)」は、イタリアのナポリ出身のシンガーソングライター兼俳優のルチオ・ダルラ(1943~2012)が、1986年に発売された曲で、ルチアーノ・パヴァロッティやフリオ・イグレシアスなどの多数の国際的なアーティストによりカバーされました。 パヴァロッティが歌ったバージョンは900万枚以上、アンドレア・ボチェッリのアルバム "Romanza" (1997) に収録されたものは世界中で2000万枚以上の売り上げを記録しています。
 最近では、少年歌手もこの曲を採り上げて歌っており、最近では、マラカイ・バヨーも歌っています。

ルチオ・ダルラ(Lucio Dalla 創唱者)   


ヘルドゥール・ハリー・ポルダ(Heldur harry põlda) 2012

マルティン(Martín) 2016
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マテオ・マルクス ボック(Matteo Markus Bok) 2016 

マラカイ・バヨー(Malakai Bayoh)2023


9月29日にNHKBSで放送されたウィーン少年合唱団の公演が、NHKEテレで、11月3日(金・祝)19:25-20:20に放送されます。前回お見逃しになった方は、ぜひこの機会に。

 道楽さんがご逝去されて、昨年までは約2週間に1つレポート投稿がある時期もありましたが、それがなくなって、それをカバーするつもりで、この9カ月かなりハイペースで記事をアップしてきましたが、このペースいつまでもつかなと思ったりしています。

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映画『歌劇王カルーソ』とマリオ・ランツァ

 映画『歌劇王カルーソ』と映画『ヤング・カルソ』は、偶然か必然かわかりませんが、1951年にアメリカとイタリアで制作された映画で、これまでも概論のところで述べておりましたが、独立させたいと思います。また、映画のDVDのコーナーでも紹介しています。ただ、著作権の関係もあるでしょうが、YouTubeの映像は部分的です。そこで、概論での扱いは軽くします。
映画『歌劇王カルーソ』からカルーソーの少年時代を描いた部分  


映画『歌劇王カルーソ』から「アヴェ・マリア」  

映画『歌劇王カルーソ』から歌劇『リゴレット』より「風の中の羽のように」 


 映画『歌劇王カルーソ』で、主演を演じたマリオ・ランツァは、戦後の一時期、時代の寵児となった歌手で映画俳優です。しかし、その人生は、決して幸せだったとは言い切れません。
マリオ・ランツァ「グラナダ」  

マリオ・ランツァ「学生王子のセレナード」 

 
 本日の定例更新以外にも、イタリアのシンガーソングライター ルーチョ・ダッラ(Lucio Dalla)が1986年に作曲したバラードで20世紀のテノール、エンリコ・カルーソーに捧げられている「カルーソー」は、クラシック系のボーイ・ソプラノのソリストやポップス系の少年歌手によってもを採り上げて紹介します。

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加賀美一郎の歌声を追って

 加賀美一郎について、少しずつ新しい情報が入ってきましたので、加筆しています。加賀美一郎は、第二次世界大戦から戦後にわたってボーイ・ソプラノの歌声を録音しています。戦争中と戦後で歌声が違うのは、成長だけでなく、その当時求められていた歌や歌声が違うということだと思います。詳細は、「日本のソリスト」10 加賀美 一郎をお読みください。 

(戦争中)
お山の杉の子(安西愛子:加賀美一郎・壽永恵美子・日畜児童合唱団)(1944年)  


お國のために(加賀美一郎・岡本美智子) 
   

(戦後)
ころころどんぐり(安西愛子・加賀美一郎)(1946年)

ゆふべの夢(加賀美一郎)(1946年)  

大きな輪(加賀美一郎・川田正子)(1946年)  

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