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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

春の多様性

川のせせらぎ
そやそやと
靡く風音さらさらと
緑の精はがやがやと
言葉を交わし笑いあう
黄色いたんぽぽ
青紫のジュウニヒトエ
大木の影にひっそりと
誰にも気づかれぬまま
命を咲かせ、命を繋ぎ
花見客の下敷となり
踏みつけとなり
小さな多様性慎ましく
逞しく生きてゆく

編集・削除(未編集)

青島江里様、評と感想のお礼です。  秋乃 夕陽

青島江里様、ありがとうございました。
確かに言葉のカーテンをどのように読者へ解放するのか、難しいところですね。
締め切っても開け放ってもそれが人に伝わるかはわかりません。
思いを素直に表現したいと思い、描きましたが、比喩を固めすぎると人には本当に伝えたい言葉が見えて来ないというのはその通りだと思います。
人は死を迎え入れるその日まで、そうやって試行錯誤しながら詩を紡いでゆくのかも知れません。
私の詩についてじっくり観察して出した批評は、私にとっても、大変貴重で宝物のようなものです。
本当に感謝しかありません。
また詩を作りましたら、なにとぞよろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

楽団  理蝶

指揮者が右手を 挙げた

指揮棒の切先に引っ掛けた
透明のベールがするするとずれ落ち 
楽団があらわになる

いそいそと準備していた
先ほどまでの彼らとはまるで違う 
華やかに張り詰めた楽団

彼らのまなざしは
切先 ただ一点へ向かい
その切先は 
この舞台の明かりをきゅっと集めた
小さな恒星のようにかがやいている

無音の域に潜みつつも
たしかにそこにある和音が 
艶やかなフローリングや分厚い絨毯から 
底鳴りして 聴衆の心を静かに高めてゆく

指揮者が右手を 振った

一点にあった 小さな恒星が分かれて
奏者ひとりひとりに降り注ぎ 
万感の第一音と共に
舞台は金色の小銀河へと 様変わってゆく

ひとの息が 金管の回路を抜けて
肉々しい花びらのように 放たれ
ひとの弾みが 音板の芯まで響いて
晴れ空の果実のように 実る

小銀河に浮かぶ 桃源の見晴らし
絢爛に飾られた 法悦へのくだり坂

目を閉じて 
結んだ口をゆるめて 浮かぶ 
重力も音におぼれて 
皆が皆今をわすれて 浮かぶ

奏者の首筋に汗が はしる
指揮者の創意と駆け引きが ひらめく
壮大なフィナーレに向かって
楽団は はち切れん力にふくらむ

ついに 
フィナーレへ駆け込んだ楽団は
あるだけをすべて置いてゆくように 
最後の音を鳴らした

指揮者が拳を 止めた

広がっていた音の物語は 
一気に彼の拳に吸い込まれ
会場は呆けた息に包まれた

一つ間を置いて
割れんばかりの拍手、歓声
立ち上がり声を上げる人もいた

僕も思わず立ち上がって
いっぱいの拍手をしていた

拍手は鳴り止まなかった

つめたい今が この場所に帰り来るのを
必死に拒むように
皆 拍手をやめなかった

しばらくすれば 
重たいドアのすきまから
容赦なく今は訪れて
再びこの場所を満たすのだろう
長い拍手も むなしいまま
青く萎えてしまうのだろう

けれど
かがやく音像と胸底の熱は
つめたい今に負けることなく
ひとの内に 
いつまでも残ってゆくのだった

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青島様、評のお礼  理蝶

青島様、いつも評をしていただきありがとうございます。
この詩は新生活を始める人へのエールでもあり、過去の自分へのエールでもありました。
変化の時期は刺激的で楽しいけれど、どうしても気疲れしてしまいます。
ご指摘いただいた箇所をもう一度検討してみますね。
ふんわりあまめの秀作、ありがとうございます。とても嬉しいです。
さらにいい詩がかけるように頑張ります。
また投稿しますので、よろしくお願いします。ありがとうございました。

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青島江里様 ご感想の御礼 温泉郷

青島江里様

今回も丁寧にご指導いただきありがとうございました。
詩を書く上で
とても大切なことを教えていただいたと思っております。
また、いただいた具体的なアドバイスを生かして
推敲したり、改作してみたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。              

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青島様へ 評のお礼です 喜太郎

今回も読んでいただいた上に、アドバイスまで頂き誠にありがとうございます。アドバイスの内容で私の作品もグッと良くなって驚いてます。これからの勉強にとてもなりました。ありがとうございます。

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花 喜太郎

お花畑の中はイヤ
ワタシは見向きもされないから
だけど………
植木鉢に一輪で咲くほどの自信なんて
無いよ
それでも花に生まれたなら
あなたに摘まれたい
見つけて欲しい
ココに咲いてるのを
摘まれて枯れてもいいから
その一瞬でも
あなたの手に中で咲いていたい
花として咲いたなら

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本気の真っ赤な麻婆豆腐を召し上がれ 紫陽花

いつもうちの麻婆豆腐は茶色いけど
普通は赤いことをを知ってる
本気の麻婆豆腐を作っていいよ

今夜のおかずを注文に来た息子が
にやにやしながら言う
この1年で10cmほど身長が伸び
私と身長が同じになった息子
喉仏がぐいっと出てきた息子
中学1年生の息子

そうかそうか
私もそろそろ家族みんなで
真っ赤な本気の麻婆豆腐
食べたかったよ
同じくにやにやしながら
しかしうやうやしく
分かりましたと返した
中学生の息子にはばれていたようだ
私の作る麻婆豆腐がいつまでも
息子だけお子様仕様だということに
我が家の麻婆豆腐は基本優しい茶色だ
豆板醤をいれていないから
大人には子供が食べた後で
そっと入れる真っ赤な豆板醤
辛いからねと言うと
甘いものが好みの息子は素直に
それは食べない美味しくなさそうだからと口にしなかった真っ赤な本気の麻婆豆腐

それでは私遠慮なく
今日の麻婆豆腐は
家族全員本気の真っ赤な麻婆豆腐
にんにく擦って生姜も擦って
甜麺醤に中華だし仕上げに真っ赤な豆板醤

さあさあ 召し上がれ
息子よこれで今日から大人の仲間入り
さあどうぞ
さらに大盛りでいいよと宣言されたので
もちろん大盛り
にやりとスプーンを入れる息子
こちらもにやりと見守る

1口食べて ボソリと呟いた
ごめん 辛い やっぱり無理
俺まだ子供でいい
こうして早々に息子の大人の仲間入りは見送られたのだった

思えば おっぱい 離乳食 味の付いた食べ物
炭酸飲料 中辛カレー キムチ
何年もかけて飲み込んできたね
だんだん美味しいものが増えてきて
今回挑んだ本気の麻婆豆腐
息子はいつだって 一生懸命で
私もいつだって 本気で
ひとつずつ大きくなる
ひとつずつ大きくなれ
私はまた本気を求む挑戦を待つ

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青島江里様  評のお礼です  あこ

色々教えていただきありがとうございました
もう少し整理できるよう頑張ってみます
本当にありがとうございました

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旅立ち  静間安夫

思えば
ずいぶん長いこと
旅を続けてきたものだ

ひとところに落ち着くひまもなく
旅から旅へ
山あいの町から海辺の町へ
都会の裏町のステージから
片田舎の神社の
縁日の舞台まで

みなしごのおれが
旅芸人の一座に拾われたあの日から
今日のこの日まで六十年
よくもこれだけ長いこと
旅をすみかに生きてきたものだ
自分でも呆れるくらいだよ

そんなおれも
寄る年波には勝てない
いよいよ仲間と別れて
最後の長旅に出るときが来たようだ

いや、だからと言って
湿っぽくなるのは真っ平だ
なぜっておれには
思い残すことはないからね
おれを拾ってくれた先代の親方にも
この一座にもじゅうぶん恩返しができたし
若いもんにも おれが伝えられるものは
みんな伝えたつもりだよ

だいたい
この世に生を享けるのが順番なら
暇ごいをするのだって順番というものさ
めそめそするいわれはない

それにどんな獣にしたって
そのときを悟れば
悪あがきをせず
静かに旅立っていくじゃないか
こちとら人間様だって負けちゃいられない
潔く出立するとしよう

そんなおれでも
この長旅がまるでこわくない、って言ったら
そりゃぁうそになる

なんてたって
これから旅しようってところは
くにざかいを越えたら最後
向こう側から戻ってきたやつは
ただのひとりもいないんだから
あっちの事情を何ひとつ聞くことができない

これまで
そんな皆目見当のつかない土地へ
旅したことはないからね

それでも
人生をずっと旅に明け暮れてきた
おれにとってみれば
今度たどり着いたら
もう二度とその場所を動かなくてすむ
やっと落ち着き先が見つかったって
ことじゃないかい?

ふるさとを知らない
みなしごのおれが
ようやく心穏やかに
ゆったり過ごせる場所に
たどり着けるかもしれない-
そう考えれば
多少の楽しみも出てくるってもんさ

えっ?なんだって?
閻魔さまだの何だの
手強いのが けっこういるらしいって?

まぁ、それも行ってみないことには
わからない
それに、そんときはそんときだ!
これでも竹本菊之丞一座にその人ありと言われた
竹本孫太夫さ
甘くみてもらっちゃこまる-
閻魔さまとやらに
一世一代のひとり芝居でもお見せして
楽しんでもらおうじゃないか!

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