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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

夏生様の「秘密結社」の評に寄せて

高評価、ありがとうございます。
まさに、今の時代だから書きたくなったのだと思います。
近代以降、叫ばれてきた“自由、平等、博愛”のアンチテーゼを掲げる事で、世界情勢が混迷を極める時代に新しいテーゼが見つからないかと弁証法として、また、少し物語的に書きました。
実は、舞台は破綻した日本なんです(笑)
だから、最後が借金の禁止なんですね。
私も色々な方の意見を聞いてみたいです。

編集・削除(未編集)

喜太郎さん、申し訳ございません

喜太郎さん、評の後に免許皆伝の件を違えて書いてしまい、大変申し訳ございませんでした。
訂正させていただきました。失礼いたしました。

夏生

編集・削除(編集済: 2023年09月18日 20:15)

夏生様 評のお礼です 紫陽花

夏生様 こんばんは。お忙しい中しっかり読んで下さりありがとうございます。初めて名作という文字を見ました。すごい。
息子との関係は、まだまだ平行線です笑 のんびり息子が飽きるか、息子がアレクサに飽きられるかを待ちます。

編集・削除(未編集)

天井のしずく  江里川 丘砥

風呂場の天井から
冷たいしずくが
落ちてくるたび
亡くなったねこの仕業じゃないかと思うんだ

まだきみが生きていたある日
風呂場の天井にのぼった湯気が
いくつものしずくをつくっていた
しずくがつくる線が
偶然にもねこの形を描いていたから
ぼくは
こんなところにもきみがいるとはしゃいで
天井のねこを
きみの名前で呼んでいた

きみは亡くなり
天井のねこもいなくなったけれど
背中に冷たいしずくが当たるたび
きみを思い出す
きみがわざと落としているんじゃないかと
思えてならないんだ

十八年も一緒に暮らしたのに
近頃じゃ次に来たねこのことばっかりで
忘れられたと思ったきみが
わたしのことはって
言っている気がするんだ
そうだろう
違うかい

きみは水が大嫌いだったね
お風呂で洗おうとするたびに
盛大な威嚇と引っ掻き傷をお見舞いされた
だけれども
普段あんなにも強気だったきみが
濡れてほっそりとして
心許ない顔で毛づくろいをする姿は
申し訳ないけれど
とても
愛おしかったよ

知っているかな
きみの次に来たねこは
一緒にお風呂に入るんだ
水はまだ苦手だけれど
畳んだ風呂蓋の上にタオルを敷いて
香箱座りのままウトウトしている
そして
湯気を浴びながら
だんだんと姿勢も崩れて
しまいにはすっかり眠りこけているんだよ
きみには信じられないだろうな
そして時々
きみに上からしずくを落とされて
目を覚ましているよ

ぼくは
しずくが落ちてくるたび
きみの名前を呼ぶんだ
やめてよって
軽い調子で文句を言うんだ
それを聞いてきみは
あの頃のように目を細め
ぼくを見ているんだろうな

だって今のねこも
時々上の方を見ては
目を細めて
ねこの挨拶をしているもの

亡くなってから十年
今は違うねこと暮らしているけれど
ぼくはきみを
忘れたりなんかしないよ
だけど
天井からしずくを落とすのは
やめないでほしい
きみの名前を呼んでいたい
きみに向かって呼んでいたい
やめてよって
軽い調子で
きみに話しかけていたいから

編集・削除(未編集)

雨の夜  雪柳(S. Matsumoto)

雨の降る夜更けに
どこからか
子猫の鳴く声が聞こえる
迷子なのか
誰かが捨てていったのか

暗がりを探し回ったところで
見つけるのは難しいだろう
一人では きっと助けられはしないだろう
そうやって言い訳をして
仕方がないと 見離してしまう
それは 実はこれまでに何度もあったこと
助けを求めるものたちを
置き去りにしていくような、そんな
行ない、似通った過ちは。
自分が弱く 拙く 愚かなせいで
人でも ほかの生き物でも
近しかったものでも
テレビが伝えた類いの 見知らぬものでも、
繋がりや 約束めいたことを 心が遠ざけて。
この雨の中の子猫の鳴き声は
以前に置き去った彼らの嘆きに思えてくるのだ

過去になったものたちには とうに手遅れの
応えようとする試みや 償いの代わりなのか
なけなしの良心が
手を伸ばしてきて 私をとらえ
報いを受け取るのにふさわしいところへと
運んでいる気がする
馴染めない窮屈な環境の 空気の重たさが
やがて淋しさと胸の傷に変わってゆく、
そうした仕組みの いくつもの場所を 
長い間 巡り巡って
錆びついた玩具のようにくたびれ果て
一人きりの部屋に捨て置かれているのだから

花咲く緑の野辺や 光踊る海や 満天の星を
最後に眺めたのはいつだったか
もう 思い出せない

この雨の夜の奥には
苦しみに哭くものが
ほかにもまだ 数多くいるのだろう
記憶の底に残っている
置き去ってきたものたちの
鎮まらない魂が
共鳴して 声を響かせ始めはしないだろうか
夜が哭くように

自分の内の 無力さや愚昧さが
罪を灯し続け
取り消せない その印を抱いて
何度でも 覚えのある場所へ向かう道を辿る。
変えることの叶わない
何か企てのようなシステムに絡め取られて
なすすべもなく 私はただ
雨の夜の闇が連れてくる 心を苛む声に
耳を傾けている
昔見た 澄み渡る景色から遠く隔てられ
いつまでも卑しく 淋しいままで

編集・削除(未編集)

大変お待たせいたしました。8月22日から8月24日のご投稿分の感想と評をです。

8月22日から8月24日のご投稿分の感想と評です

今回も大変お待たせして失礼致しました。
私事で多忙になってしまい、お待たせしてしまったことを深くお詫び申し上げます。


「白髪」 喜太郎さん

喜太郎さん、大変お待たせいたしました。
今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「白髪」の評を送らせていただきます。

私も白髪増えました。えっ、こんなに!?と急速に。
白髪染めは返って白髪を増やすからよくない、とか、加齢だけでなくストレスが原因
などいろいろ言われていますね。
この詩の主人公は白髪を染めながら考えます。
<見た目を気にしてか
老けにあらがうのか

そして、その先も考えます。

<人もやがて白髪のように白い灰になるだけ

<赤く小さく生まれ
青く大きく育ち
白くなり互いに染まりたい色を探す

ここ、いいですね!人生を色で展開していく。この流れが自然でスッと入ってきました。
最後もどれだけの色が纏えたか、と色で人生を振り返ります。
小さなため息を吐いた主人公の心情を想像させてくれる終わり方も見事でした。
御作秀作とさせていただきます。





「息子と話したい母」 紫陽花さん

紫陽花さん、大変お待たせいたしました。
今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「息子と話したい母」の評を送らせていただきます。

思春期のこどもを持つ親の苦悩から始まります。子育ての難しさ、
思春期特有のアンバランスな態度を受け止めて、見守ることを続ける母。
何か聞かれる、という何気ない瞬間に安堵する所にぐっときました。
ここまではよくあるお話。ここからまさかの展開になります。

アレクサ。言葉一つで的確な反応をしてくれる音声AIです。
ちょっと前までドラえもんの道具ほど夢のような機械でした。あったらいいな、便利だろうな
と、楽しい気分で夢見ていました。この詩の後半は、それが現実のものとなった今が展開されています。

AIの急速な普及に懸念を持って、個人的に考えたことを思い出しました。 
人から面倒を取ってしまうとどうなるか。考えることをしなくなってしまう。
待つこともしなくなって、心を動かすこともなくなってしまう。
便利と引き換えに失ってしまうものが大きいだろうと。
何でも個人個人の使い方ではありますが。

アレクサに息子を取られてしまったような母親の気持ちが、これから先どうなっていくのか。
アレクサを破壊する姿や母親が家を出てしまう光景など目に浮かんできました。
ハッピーエンドとしては、息子がアレクサに飽きて母親と会話するようになる、という展開。
よくあるお話からAIにより親子関係の危機まで展開される流れが見事でした。
御作名作とさせていただきます。



「秘密結社」 凰木さなさん


凰木さなさん、大変お待たせいたしました。
今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「秘密結社」の評を送らせていただきます。

冒頭、若者が椅子に立ち上がって言います。
「私は不自由と差別と憎しみの国を造る!」と。
こちらは、どんな酷いことを考えているのだろうと、不穏な流れを予測します。
禁止事項の下には人にとって良いことが書かれています。
一見するど「なんだいいことじゃないか」と思ってしまうのです。
よくよく考えてみますと、そのために排除されていく人がいて、自由にものが言えなくなる、
国になる、国家のために生きることを強いられるようになる。これは恐ろしいと。
この恐ろしさに気づく人と気づかない人むしろこちらの方が良いと思った人の
間で分断か起きる可能性も見えます。極端なようでありえる世界だと感じたのは
今の世の中の動き、在り様を見て危機感のようなものを感じるからでしょうか。
この詩をどう解釈するか、読む人によって違いが出ると思うので、自分以外の人の
感想も聞いてみたくなりました。
御作秀作とさせていただきます。



「揺らめく御灯明に照らされて」 積 緋露雪さん

積 緋露雪さん、大変お待たせいたしました。
今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「揺らめく御灯明に照らされて」の評を送らせていただきます。

盧舎那仏という仏様が出てきます。静謐な空間。
和蝋燭の御灯明によって闇から浮かび上がる盧舎那仏の姿が見えます。
その姿を見ながら主人公は揺らめきについて考えます。
<西洋蝋燭よりも炎が大きく揺れる和蝋燭は
盧舎那仏を収めるこの本殿の空間を揺らめかせる

揺らめきは惑いや不安定なものではなく、心地よいもので。
盧舎那仏が此の世界は揺れる波でできていることを悟った。この揺らぎは心模様のようでもあり、命の鼓動のようでもあり。
揺らめきを邪念とせず、
<揺らめくことにこそ人間は覚醒させられ
新たな宇宙を垣間見る瞬間が訪れる

と、壮大な視点で捉えています。揺らめきと成長過程として考えているところが興味深かったです。

盧舎那仏の姿がスッと心に入って、大きく波打つ心が鎮まるのを感じました。
御作佳作とさせていただきます。



「産声」 妻咲邦香さん

妻咲邦香さん、大変お待たせいたしました。
今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「産声」の評を送らせていただきます。

この詩の主人公は死を目前にしています。
それでもかなしみや苦しみではなく、「産声」を
「歌っていた」瞬間から断片的な記憶が展開されます。
「今ではすっかり懐かしいし」「思い出すだけで嬉しい」
記憶。幸せを感じることが多かった人生だったのでしょう。
一抹の寂しさを感じながら、次の世界へ希望を持ちます。
誰もがいつかは迎える瞬間。それをどんな思いで迎えるか。
最期に何を思うか。
先月亡くなった父を思い出しました。苦労の多い人でしたが
最期は眠るようにすっと息を引き取りました。
どんな人生だった?と改めて聞いてみたくなりました。
死というテーマでも暗い沈まない、鮮やかな色彩と希望のある
一篇でした。
御作秀作とさせていただきます。



今回も大変お待たせして失礼いたしました。
まだまだ暑い時期が続いていますので、皆様どうかご自愛ください。

夏生

編集・削除(編集済: 2023年09月18日 20:10)

無題。  三浦志郎  9/18

あ、あの、「~先生」ではなく「~さん」と言ってくれるといいです。

編集・削除(未編集)

三浦先生へ詩評御礼

久々に投稿したにも関わらず、ありがたい評をいただき恐縮です。精進いたします。🙇

編集・削除(未編集)

川縁にいた  理蝶

目を開けると
川縁に座っていた
夕陽が涼しいよ
それで僕は元いた場所から
遠く離れたことに気づく

この場所は少しずつずれている
僕の記憶に
まだいくばくか自信があるうちに
君の顔をメモ帳の端に思い出してみる
確か曽祖父は画家だったのに
君はいつまでも君じゃない

涼しい夕陽を背に歩く
白い影が伸びる
僕はずいぶん遠くへ来てしまった
そしてまたずいぶん遠くへしか
向かうことができないな
戻ることはできないな

多分この川を海まで辿れば
一つ区切りがつくのだろう
僕は僕であったこと
それすら忘れて溶けるのだろう
わかっていてなお
戻ることはできないな
生きたということは
こういうことなんだろうな

編集・削除(未編集)

三浦志郎様、ありがとうございました。  妻咲邦香

三浦志郎様、「記憶廊」に評をいただきありがとうございました。今回もとらえどころのない作品ですみません。輪廻転生といいますか、記憶って実は覚えてないところに重要な部分が隠れてたりしてるのでは?と思いまして。自分でも不思議な詩だなと思います。
もうだんだんと自分でもよくわからないものを投稿するようになってきてしまいましたが、最近は評ではなく読んでいただくことを第一義に置くようになってきました。本当はもう何も言うことが出来ないくらいのものが書けたらと思って、しばらくはそれを理想として目標にしたいぐらいです。
佳作もありがとうございました。また次回よろしくお願いいたします。


かわって斎藤純ニ様、長い間評者お疲れ様でした。新天地でのご活躍をお祈り申し上げます。

編集・削除(編集済: 2023年09月18日 00:31)
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