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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

くれ様おめでとうございます 富士伊真夜

くれ様

新詩集【持ち物】ご出版おめでとうございます。
その並々ならぬ熱意には感動しかございません。
見習わなくてはと思います。
おめでとうございます。

編集・削除(未編集)

★★★木村孝夫さんが新詩集を出版!!★★★

くれさんこと、木村孝夫さんが新詩集を出版されました。

 ●シリーズ100人の詩 33 

  木村孝夫詩集 

   『 持ち物 』

   詩人会議出版 頒価 1200円(市販されていません)

おめでとうございます!!
凄いですね。正直、もはや何冊目かわからない・・・。ますます精力的で、脱帽です。
自作の詩を毎回きちんと詩集にして、形として残していかれるのは、誠に詩人の鑑であります。
自分の詩を、それだけ大切にされているということでもあります。頭が下がりますね。
この度は、ご上梓、誠におめでとうございます!!

編集・削除(編集済: 2024年05月01日 15:53)

みているよ  じじいじじい

あるひタンポポくんはヒマワリさんにたずねた
「ねえ ヒマワリさん どうしてヒマワリさんはそんなにおおきいの?ボクもヒマワリさんみたくおおきくなりたいよ」

「タンポポくんはどうしておおきくなりたいの?」

「ヒマワリさんはおおきくて きれいで
たいようさんやミツバチさんとなかよしだからボクもヒマワリさんみたいにおおきくなりたいんだ」

「わたしはタンポポさんのほうがすごいとおもうよ アリンコさんやミミズさんやおともだちいっぱいいるじゃないか
それにね あなたはいろんなところにタネを
りょこうさせて いっぱいともだちをつくっているじゃないか おおきさなんかかんけいないよ わたしはあなたがいっしょうけんめいタネをとばして みんなのえがおをふやしてるのみているよ いいことしているとこはだれかがみていてくれる おおきさなんかかんけいないよ
わたしはいっしょうけんめいなタンポポくんがだいすきだよ」

「ありがとうヒマワリさん ボクはいままでみたいがんばるよ これからもずっとね」

「それでいいよ がんばっててタンポポくん
ずっとずっとだいすきだよ」

おおきい ちいさい そんなことはかんけいないね いちばんだいじなのは いっしょうけんめい
がんばりつづけることだね
がんばっていれば かならずだれかがみている
なかまがかならずそばにいてくれる

編集・削除(未編集)

母   秋乃 夕陽

些細な日常のことでも
すぐ喧嘩になる
お互いが酷い言葉を投げかけあっても
いつのまにか何もなかったかのように
元通りに笑い合う
お互いわがままを言い合い許し合う
私にとって母は母でもあり姉妹でもあり
かけがえのない友人でもある

病気の夫からは悩まされ苦しめられ
えも云われぬ暴力から私と弟を守り育ててきた
私が体験したことのない苦難を乗り越え生きてきた母
濁流に飲み込まれることなくしっかりと脚を地面につけ
いつも真っ直ぐな母には尊敬の念しかない
私に同じことができるか問われても
それはまったく分からず
ただ母と共に歩んでいる

少し曲がりはじめた背中を見つめ
母の信念を受け継いで
私は母を模倣する

編集・削除(未編集)

仕事 大杉 司

朝早く起きて
トイレに行き
ご飯を食べ
最後に歯を磨く

そして時間になったら
せっせと服を着替え
家を出て鍵を閉め
駅に向かう

いつもは人が少ない駅も
朝の時間だけは多くなり
座る場所どころか立つ場所すら
制限されてしまう

「この人たちはどこに行くのか?」
「職場?それとも遊び?」
そんな些細なことを考えながら
僕は揺れる景色を眺める

目的地につくと
我先に群がるサラリーマンや
自信家のOL達が
一斉に出て来た

肩をぶつけながら歩いたり
急ぎ足で離れたり
スマホを見ながら孤立したり
色んな人がいるものだ

僕はその場から出て
真っ直ぐに職場へ向かう
ダラダラと歩かず
背筋を伸ばして歩く

一日は長いが
やる事をやれば時間は経つ
さぁ頑張ろう
きっと良いことあるさ

編集・削除(未編集)

「永遠の影」

立ち上がる 立ち上がる
ひとびと ひとびと
そこに そこに そこに 
何がある 何がある
明日 明日 明日
昨日 昨日 昨日
陽は 昇り
陽は 沈む
影がある 影がある 影がある
あなたの影
なぜ 美しい なぜ 美しい
生きている 生きている
美しい 美しい 美しい
あなたの影 なぜ 美しい
あなたの影 なぜ 美しい
あなた 飛んだか 飛んだか
なぜ なぜ なぜ
あなた 知らない
しかし
わたし わかる
あなた 飛ぶ
影 美しい
わたし 泣こう
あなたの美しさ
あなたの美しさ
影にある
影にある
わたし 見た 見た
あなたの飛ぶ 姿
あなたの影
わたし 見た
そら そら そら
そらの うえ
影 影 影
そして
それは それは
たぶん たぶん
銀河 宇宙 永遠
空 くう くう 
ひとびと ひとびと
そこに そこに
帰るだろう 帰るだろう
永遠の影
求めて 

編集・削除(未編集)

家出  司 龍之介

親父とつまらない事で喧嘩して
と言っても塵に積もった鬱憤が爆発して
こんな喧嘩をしたんだが
どこか遠くへ行きたくて
電車の定期券だけを持って家を出た
冬の日だった

自転車に乗る気分じゃなく
このままどこか遠くへ行って
野垂れ死にたくて
歩いて一時間かけて駅まで行った
四十分程電車に揺られ
着いた街でぶらぶら歩き
財布もスマホも置いてきたから
何も出来ない
そしてただ歩く

歩いて歩いて
この街を彷徨った
この街は大学へ行く途中にある街で
よくここでうどん屋に寄り
おばちゃんの笑顔に癒されに
何度もうどんを食べた
人に笑顔を向けられると
自分の存在が許されたような気がして安心した

この街では色んな事があった
奨学金を勉学に使わず街で浪費したり
ホストの勧誘にあったり
変な外人おばさんに
変な店に連れて行かれて金を搾り取られたり
徹夜して彷徨って深夜のカツ丼屋に入って
朝一には例のうどん屋に入ったり
鳩と戯れたり
路上で弾き語りしてる人と一緒に歌ったり
共産党の活動の人達に勧誘され
少しの間俺も仲間になったり
コンビニで万引きしたが
盗んだ物が醜く映ってすぐ捨てたり
悪業した後はゴミ拾いをして善行を積み
占い師には芸術的才能は無いと言われ
それが暫く詩人としての自分の心に引っかかり
今の詩作にも影響しているかもしれない
本当に色々あった
だけどどれも嫌な思い出じゃない
楽しい思い出でもない
ただ過ぎて行ったんだ
一日一日が

だんだん日が暮れてゆき
闇が街を覆いそして光だす
俺は裸足で草履を履いていたので
足は冷たく霜焼けが出来ていた
体も薄着で肌寒かった
だけどまだ死ぬ気もしないし
これからどうやって生きていこうか
それとも死のうかと思案した

その時 歩いていると
お袋の車が俺の横に来て俺の名前を呼んだ
どういう偶然だろう
どうしてこの街のこの場所にいると分かったのだろう
ただ驚いてお袋の執念にも驚いて
何の抵抗も無く車に乗った
これは何か神の導きなのか
神がまだ死ぬなと言ってるのか
暫く説教を食らって警察にも電話したそうだ
俺は少し残念な気持ちになり不覚にもホッとした
そしてお袋の話は右から左へ流れて行った

お袋は家に戻らず母方の実家へ行った
時間は十時を過ぎ家に着いた
祖母に電話して鍵を開けてもらい
俺は行き着いた
祖母は風呂を入れてくれて
入ると骨身に染みる程温かかった
こんなに風呂で感動した事はないかもしれない
でも俺はこの裸で身に染みてる状態でさえ
素直になれなかった
ただ自分を呪い自分の人生を呪った

祖母は昔から優しかった
祖母の家に行くとよくオロナミンを飲んだ
子供の日には毎年お小遣いを貰い
成人した日には二十万円も貰った
だけどこれから祖母と二人で生活するようになり
散々迷惑をかけるようになるんだが
そう思うと
俺はここまで書いた数年前の出来事からも
今も変わらず未熟者で
自分一人では生活が出来ていけず
他人に依存して自立さえ出来ない
どうしようもない程未熟な人間なのだ

でも今は不思議と幸せだ
親父が居ないからだろうか
そうに違いないし
俺も幸せになるために本気になった
今ある物に感謝して 自分にも感謝して 神にも感謝して
未熟な自分を許して
許して どこまでも許して
自分を褒められるようにもなって
大学はやめて 苦痛だった勉学からも解放されて
バイトも一生懸命して お金に余裕も出来て
なんだかんだ全部上手く行った

きっと俺は運がいいんだ
今では親父と喧嘩したことも
最良の出来事のように思える
まだ不安材料はあるが
最低日本で飢え死にする事はないだろう
その点日本に生まれてきただけでも俺は運がいい
初めから祖母の家に行っていれば良かったと思ったが
まぁいい
今は祖母と二人三脚で楽しく生きている
これからもそうだ
未来は明るいと信じて歩くとしよう

編集・削除(編集済: 2024年04月30日 15:57)

紗野様 評のお礼です  喜太郎

今回も読んでいただき誠に有難う御座います。
素敵な感想を頂き、とても嬉しく感じております。
アドバイスも、なるほどと納得でき、これからの勉強にさせて頂きます。
ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

逆算人生  喜太郎

いつからだろう?
何歳からだろう?
きっかけは何?
人生を逆算し始めたのは………
平均寿命はいくつで
タバコを吸うからマイナス何年
酒を飲むからマイナス何年
太ってるからマイナス何年
健康診断の結果を眺めたり
何をするにも億劫になったりする身体だから
平均寿命から逆算して
マイナスして
残りの年数を出してみて
『あと何年か………』と嘆く
いつからそんなになった?
そんなに人生をつまらなくしたいの?
明日さえも生きられない可能性もあるのに
100歳超えて生きられるかもしれないのに
やりたい事がまだあるだろう?
まだ生きたいと思う気持ちがあるだろう?
まだワクワクもキュンキュンも
まだまだ人生を楽しみたいだろう?
逆算なんかもうやめて
気持ちで重たくなってしまった腰をあげて
やりたい事を減らしていこうよ
花の命は結構長いもんさ

編集・削除(未編集)

春    益山弘太郎



真冬の アルスマグナ から
若葉が 芽吹き始めて
もう 一週間 余り
影は 自我を 励まして
解放された 宇宙の孤独
風は 丘の上で
馬となって 駆けている

あぁ 麗しの 春よ
あの旅路の 向こうには
まだ 見ぬ 土地があり
初めて 出会う 人々がいる
分かち合いたい この春を
そうらっ そっちも
フリージアの花畑が 満開だろう
自由を手に入れた 太陽の光りが
やはり もう 届いていたんだ

友達も これから 知り合う人も
友達が 冬の間に 知っていた
蜜柑や林檎の 木は
今 この 春に
白い小花を 咲かせている

そして 次に やって来る
冬のために
ミツバチが 雄蕊と雌蕊を
結ぶ
陽の光の下に

編集・削除(編集済: 2024年04月30日 00:09)
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