◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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晴れた夏の日の痛い光線
フィヨルドのような輪郭で
のんびり広がっていた雲が
メタリックに変色し
幾何学模様に変わる
線や角や面が現れ
あるものは直方体に
あるものは円錐に
あるものは三角錐になって
結合したり
分離したり
している
あまりにも暑い一日
通りの両側の建築群
高架
自動車 バス
鉄柱 ポスト
そういった
硬いものの
直線や角や面の
輪郭が歪み
紅く緩やかにとろけて
地表に広がったり
染み込んだりしている
あまりにも暑い一日
地上を吹き渡る風の声は
人の声にも似るのに
平たく延びるだけで
空には届かない
空は地上を見ても平気だ
照りつける太陽は
上空では旋盤機
地上ではバーナー
公平さを欠いている
ようではあるが
太陽の上には
もっと高いものがいる
暑い 暑い
一日だ
笑顔は空に似せると綺麗なんだ
しなやかな肉を
血で引っ張らないで
わきあがったものだけを信じて
赤錆の街にも 君は綺麗で
平気そうに立っている
ふうに見える
ペテンの要領を
自分に試しても
君は 君に吹く風を
無視することはできないんだよ
どんなわがままも
許される夜があっていい
傷つき方を選べなかった
悲しい星で
君のうつくしい頬が
守られるために
何ができるだろう
夏のおとずれを教えよう
長い雨だって慈しもう
僕としてもおそれず
僕の話を逃げずにやるよ
心と事物のちょうど間に
焦点をもってきて
どちらも淡く見つめて
ここにあらずで越えてゆく
僕鈍くなってゆくから
いろんなことに
気づかないようにするから
そうやって
越えてゆくから
つまらない なんて言わないで
今回も読んでいただき、その上アドバイスまで頂けて嬉しいです。ありがとうございます。まだまだ半人前以下のわたしですが、評の中のアドバイスに勇気と創作意欲を頂いております。
ありがとうございました。
カレンダーをめくり細かく破く
まるでこの1ヶ月が無かったかのように
細かく細かく破き千切る
どうせ過ぎ去った日々
どうせ大した事など無かった一ヶ月
働き 食い 眠り 酒を飲む日々
ゴミ箱に投げ入れようとした手を止める
ハッと思い部屋の中にばら撒いた
そして細かな紙切れを一枚一枚拾い上げる
そうだ 今月はアイツとの結婚記念日があったんだ
忘れた事を懺悔するように
紙切れを拾い上げながらアイツに謝った
もう何年過ぎたのかな………突然逝きやがって
悪かったな………忘れて
悪かったな………忘れてて
何十枚目に拾い上げた紙切れに思い出の日付
日付の下の空欄に『結婚記念日』の文字
忘れてなかったみたいだよ
大した事ない一ヶ月だったけれど
大事な事を思い出せた一ヶ月だったよ
俺は着替えて花屋に向かった
まだあるかなアイツの好きな芙蓉の花
ピカソ アビニョンの娘
マティス 生きる喜び
ふたり 踊るとき
世界 喜び
ゴッホうれしい
わたし あかるい
あなた あかるい
ゴッホ ゴーギャンとともに
楽しく いきる
みなみフランス
テオ ごめんね
おかね おくらせて
兄ちゃん ゴーギャンと 頑張れる 気がする
南フランス
日本に似てる
わたし元気に
いつも笑顔で
キャンパス塗るの
テオのお金で買った絵具
また使わせて
テオごめんね
兄ちゃん頑張る
ゴーギャンとともに
ここは南ふらんす
ゴーギャン
天気がよくて
きょうも いいやつ
青島様、お礼が遅くなり申し訳ありません。このたびは私の作品に評をくださりありがとうございます。
感想に困る作品であったと思います。ご迷惑をおかけしてすみません。青島様がすごく言葉を選びながら感想を書いて下さったのがわかり、申し訳なくなりました。
「あなた」ではなく「あいつ」を使うというのはなかった発想でした。今度試してみたいと思います。ご指摘の通り、かなり感情がたかぶっている時に書いていたので、全体的に未熟であったと思います。お恥ずかしいです。
またよろしくお願いいたします。
誰だって その体験を
話したいと思って
話してる人はいない
書きたいと思って
書いてる人もいない
決して思い出したくない、
できることなら
記憶から消し去りたい、
そんな出来事の一場面、一場面を
あえて呼び起こし
言葉を絞り出しながら
語り、あるいは書く―
こうした作業が
その人の精神にとって
どれほどの負担になることか
ある人は
飢えと渇きに苦しみながら
密林を彷徨い
ある人は
爆撃機の音が轟き
焼夷弾が降り注ぐ中を
炎に追われながら逃げ惑い
ある人は
死に瀕した戦友を
なすすべもなく
見送るしかなかった―
そうした記憶のどれもが
自分だけが生き残ってしまった、
という負い目と
分かち難く結びついているのだ
だからこそ
これらの体験は
自分の心の奥深く
忘却の底に沈めて
しかるべきではないのか?
なぜ今、その人は
他者に対して話そうとするのか?
そのうえ
苛酷な体験を伝えようとする人は
答えのない問いに悩まされている―
経験した当人にしか
わからないこと、知り得ないこと、
これほどに日常から隔絶された
言語に絶するような経験を
他者に伝えることなど
果たして できるのだろうか?
中途半端にしか伝わらないとすれば
命を落とした人々への冒涜にはならないか?
それだけではない…
これほど苛酷な事実を
若い世代に聞かせることで
彼らの人間への信頼を
失わせることにならないか?
若い人たちの人生に対する希望に
暗い影が射すことにはならないだろうか?
もし知らずに済むことならば、
あえて話す必要などあるのだろうか?
こうした問いを
日夜繰り返しているのだ
それでもなお
自問自答の末に
その人が語り、
また書こうとするのは
いったいなぜなのか?
その
止むに止まれぬ理由を
他者としてのわれわれが
推し量ってはじめて
体験を受け継ぐ出発点に
立つことができるのだ
それなくして
マスコミの常套句に倣って
「戦争体験者の高齢化に伴い
戦争の記憶の若い世代への継承が
課題になっています」
などと
決して安易に言うべきではない
太陽の光を浴びて想う
まだまだここにいたいんだと
永遠などないと教えてくれたのは夏だったけど
一瞬の中にこそ永遠が宿ると教えてくれたのも夏でした
遠い日の夏休み
夏休みの入り口はまるで永遠の扉を開けたよう
来る日も来る日も夢の中で
泳いでも泳いでもまだ水の中で
まっくろに日焼けした肌と蝉の声
夏まっしぐらだ
じいちゃんはビールに枝豆を用意して
第一試合から甲子園のテレビ観戦
ぼくもとなりに座ってテレビにかじりついている
麦茶でも飲むかとお母さん
昼時になるとばあちゃんが
そろそろ始まるぞとチャンネルを変える
夏休みの日課
あなたの知らない世界の放送だ
怖くて仕方ないのに
テレビから離れられない
放送が終わるとまた
甲子園にチャンネルを合わせる
夜は町内の盆踊り大会だ
夕方になると浴衣に着替えて
夜を待つ
ご近所さんが集まる楽しいひと時
大人はビールを飲みながら
子どもはラムネを飲みながら
盆踊りはつづく
最後はみんなで線香花火
最後に落ちるのをじっと見ている
少し涼しくなった夜風を浴びながら
夏の始まりを懐かしく思う
何もかも終わらないはずの夏が今
線香花火とともに消えてゆく
また来年の夏にって
ぼくは変わらずにいられるかな
大人になってないかな
怖いよ
今年の夏と同じようにまた会えるなんて保証はないのに
夏の友だち 大人にならないでね
また遊ぼうよ
今ぼくはここにいるよ
神様が微笑んでくれたとき
私は誰かに微笑み返そう
手の平に喜びをたたえて
神様が泣いているとき
私は誰かを励まそう
両手をぎゅっとにぎりしめて
神様が怒っているとき
私は誰かをなだめよう
背中をそっとなでて
病めるときも健やかなるときも
神様はそこにいる
健康を誇り
素足のままで
この大地を駆け抜けよう
神様がいるとき
私は誰かのために祈ろう
眼を閉じて思いをはせて
神様がいないとき
私は誰かの礎となろう
元気な身体をみがわりにして
神様 私たちは今日も生きています
紗野様
こんにちは。
詩の評、ありがとうございます。
子供達に読んでほしい詩を書かせて頂いています。
紗野様の評のとおり、大人の心と子供心が混ざってしまうというか?まとまりがなくなってしまう事が多々あります。
今後はこのあたりを改善していきます。
今後もよろしくおねがいします。