◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
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赤、青、紫、白
カクテルを手に
砂漠の屋敷の二階では
黒い仮面
まだらの仮面
動物の仮面
匿名の舞踏会が
クライマックスの
音楽を控えている
招待者は
定員を超えて
音楽に合わせる踊りも
本当の踊りの強度を超えて
音楽もそのテンポが限界を超えて
参加者のカクテルの酔いも限界を超えて
最後の饗宴に向う
外の車列に砂塵が舞う
一階では
給仕がタキシード姿
調理師がエプロン姿
雑用係がジャージ姿
案内係がスーツ姿で
幸福感に満ち
疲れを忘れて
くるくる
くるくる
回っていた
天井の異常な軋み
みな あわてて
天井を長い棒で支えはじめ
手分けして
クッションやらダンボールやら
柔らかいものを
敷き詰めはじめた
待機中の運転手たちも
応援に駆け付けた
二階から
何人かが
するっと外に出て行った
木材の断裂音
二階の床が抜けて
全員が落下した
落下寸前
一階の人たちは
咄嗟に自らもクッションとなり
二階の客はみな無事であった
二階の客だけは……
床には
色とりどりのカクテルの痕跡と
仮面が散乱して
美しい模様となって
怪しい光を放っていた
私は何処にいるのか
深い霧に囲まれ、周囲は何も見えない
私は何処に立っているのか
古びた、海賊船の甲板に立っている
左手は義手、右眼は義眼らしい
側に控えるは、腹当を着けた髭もじゃの男たち
大砲の砲弾の音が左右から聞こえる
甲板は、荒波で濡れている
海賊船の船首を、右方向に旋回させる
左舷に並ぶ大砲が敵船を捉えた、轟く砲声
右舷、敵船からの砲弾がマストを擦る
接舷戦闘、用意、取舵一杯、右舷の船に突撃
衝撃、刀を抜いて叫ぶ、乗り込むぞ!
夕暮れ、潮の匂いが立ち込めている
何故、古びた時代の戦いの記憶が
鮮やかに脳裏に甦り、言葉を紡げるのか
一族は代々、四国、伊予国の生まれとか
一つ理解している、これは血の記憶
何処でも、何処までも、戦う人である
理由がある限り、守るべき人がいる限り
後先など知らぬ
生きている限り戦う
そういう国と民であると、潮の匂いが告げるのだ
癒しを求めたアクアリウム
砂利を敷き詰め(ギシギシ丸石)
流木を横たえて(ゴツゴツ無骨な)
水草を植えた(ユラユラ揺れる)
暗闇に浮かぶ長方形
そう ここは桃源郷
水槽の主は二匹のアロワナ
銀の身体をくねらせて
悠然と泳ぐ姿に見蕩れてしまう
お腹が減っただろう 沢山お食べ
振り入れる餌(ペレット)の原料が
煩い上司や嫌味な先輩の絞りカスで出来ていたら
良いのに
ほら こっちを見てるよ
丸くて大きな魚の目
見透かされているのか 水面に歪んだ劣等感
ああもっと 冷たい視線で突き刺しておくれ
額を当ててガラス越しに囁けば
主たちの細い顎髭が水中でククッと震えた
今回も読んでいただき、細やかなご感想まで、誠にありがとうございます。読まれら人それぞれに解釈していただければと考えた作品です。夏生様にも素敵な解釈をいただき、とても嬉しく思いました。ありがとうございました。
『話しって何かな?』
(言うな)
『どうしたの?』
(言うな!友達じゃなくなるぞ!)
ここまで来て
きっと彼女は気付いてる
告白される……
ああ もう台無しだ
もう普通に話すことも
笑い合うことも
相手から 自分から
取り上げてしまう
『君の事が……
……好きです』
(こんな自分が嫌いだ!)
『……』
(消えた 何もかも もう友達でも無い)
『私のこと好きだったの⁈
全然知らなかった
ずっと私の片思いだと思ってたのに!
私も好き!好き!大好き!』
突然に抱きつかれて
キスされてる
君の顔が逆光に包まれ
僕は直立不動のまま息ができない
そうだ僕は君の素直でその場行動的なところに惹かれたんだ
佳作の評ありがとうございます。
最後の部分は以前、他の評者様よりスパイスがあったほうが良い(という言い方ではなかったですが、そう理解しました)を受け止め
、このような形にいたしました。お褒めいただき光栄です。
実は「星のカービィ」というゲームを意識して書きました。
可愛い生き物を描きたかったのですが……結果は獏 笑
書きたいものを思った通りに書くという……シンプルなことが難しいものだと思いました。
ありがとうございます。またよろしくお願いします。
紗野玲空様、日本詩人クラブご入会おめでとうございます。新たなる道を歩み始めたあなたに拍手を送ります。ますます元気な詩を産んでください。
夏生様 いつもありがとうございます。今回も丁寧に読んでいただき、ありがとうございました。また、佳作をいただき、うれしく思っております。最後の連について、少しわざとらしいかなと思って、ここを削除しようか、別の表現にしようか、かなり迷ったのですが、夏生様の評を拝読して、これでよかったのだと思い、ほっとしております。いつもは冷淡なようでも 稀に垣間見せる優しさは、その落差故か、大変魅力的なものだと思います。夏生様に共感いただけたようでうれしかったです。今後ともよろしくお願いいたします。
御礼が遅くなりまして、失礼いたしました。MY DEAR350号、おめでとうございます!今回も丁寧に評をいただき、誠にありがとうございました。私は、仕事で中国語を多少使っているのですが、かなり遅くなってから勉強を始めたため、あまり伸びしろはないのです。もう少しうまくなりたいと思って勉強していると、ふと、「あれ、何で中国語を始めたんだっけ」と思い返すうちに、くだんの辞書を想い出し、つられて父のことも思い出したという流れでした。不思議なものです。「いいことだったのでは」と言っていただき、うれしかったです。今後ともよろしくご指導ください。