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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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寂しい風が吹く。
悲しい歌を聴く。
泣けない夜もある。
知っている。
その上での話。
鯖を一匹、買ってきた。
三枚におろしたら、
食べるところが少ない。
包丁のせいだ。
風呂に入って温まる。
シャンプー、リンスは妻のもの。
今日だけは
髪が艶々する。
窓を開けて、風を感じる。
頬にあたる。
夜が流れている。
紗野玲空さま
お礼が遅くなり、すみません。拙作を深く読み込んでいただき、ありがとうございます。
回るタービンや噴き出す蒸気は、人の弛まぬ労働の日々をあらわしたつもりでした。
新年を迎えることはおめでたいことですが、昔ながらの習慣を守ろうとすると、どうも私には大変に思えます。お正月準備を終えて、お風呂でやっとほっとした時に創り始めた詩です。(そのお正月とは去年のことですが…一年越しにやっとできました)
既成の習慣や価値観にとらわれずに生きたいですが、融通のきかない私にはまだもうちょっとむずかしそうですね(笑)。
佳作との評をありがとうございます!
また機会があればよろしくお願いいたします。
先住を想う
北千住に住んでいた
旅の始まりの場所
よそ者は
その土地に馴染めず
一定の距離を置く
先住を恐れる
侵攻して
傷つけるのではないか
よそ者が
居場所を作るには
その境界に
足を踏み入れるしかない
そうならぬよう
よそ者は
旅人になった
居心地のよい
場所を求め
夜の海を渡る
旅人は
カモメになった
悲しみの荒波を
越えるのが辛く
群れから脱落し
居心地の悪い森に
たどり着く
森に住む者にとって
暗い闇を抱えることは
日常のいとなみ
悲しみが
黒く身に染み
カモメは
カラスになった
猜疑心と好奇心で
光るものを求め
権威から
玉座を売りつけられ
白く塗られ
手懐けられ
カラスは
ハトになった
群れることで
人波に乗り
人並みに馴染む
森は街に変わり
世界は
より高く
より広く
開拓されていく
不安のリズムに
煽られ
白いハトは
安全と引き換えに
声を失い
海を恐れた
先住と移住は
大地を突き刺し
根を張り
様々な生き様を
染み込ませ
張り巡らせる
地下深くで
繋がりを求め
折り合いをつける
たとえ
大地に刻まれる
鋭利な亀裂が
昨日までの隣人を
敵として
切り離そうとしても
街が
森の木を斬り倒したあと
切り株だけが残る
年輪には
目もくれず
新しく切り替え
帰る場所を作る
買えるものを求め
空を飛ぶことばかり
考えている
人は飛べないのに
翼を求め
鳥になろうとする
俺は
旅人のままで
いいのか
日は
暮れ始めている
俺の眼は
日常を
流しているだけ
涙は
枯れ果てた
旅人のままでは
寂しい
俺は
滅ぼす側ではなく
滅びる側を
引き受ける
決意は
皮膚を突き刺し
胸の奥に
根を張り
俺の内側に
空を作る
旅人をやめて
この場所で
集うことにする
悲しみを迎え入れ
送り出す役目を担う
鳩は
海猫になり
境界に
すみつく
争いの潮を
風の中で
見つめながら
北千住の空
寒さも緩んだ土曜日の昼下がり
降り止まぬ雨に
予定をすべて 白紙に戻す
ミモザの表紙の新しい手帖
白く塗りつぶした
淡い痕をそっとなぞれば
そこだけまだ
少し あたたかい
賑わう街の誘いよりも
今はただ
冷めてしまった
紅茶の苦みがいい
窓を叩く不規則なリズムは
誰の期待にも応えない
透明で気まぐれな
私だけの沈黙
スマホの画面を伏せて
眩し過ぎる誰かの日常を閉じ
古い詩集の
好きなページに
指先の居場所を見つける
外は灰色のカーテンに包まれ
境界線が緩やかに溶けてゆく
この湿り気を帯びた孤独は
明日を待つための
ささやかな灯りのように
色とりどりの傘を見送りながら
私は 穏やかな雨の音に
ゆっくりと
満たされていった
いつもお世話になっております。
丁寧な感想と細やかなアドバイス、嬉しいです。
おまけの名作を頂き、励みになります。
前回投稿の「視点変更」のおはなし。
少女の視点展開も意識して取り組んだ作品です。
(この詩を書いている日にアメリカによる
イラン攻撃が始まり、より力も入りました。)
今回のアドバイスである「ぬいぐるみ」の解釈の書き込みの仕方や、場所及び時間経過の差し込み方の提案にとても納得いたしました。
シメが上手くいっていない、というのは私の目下の課題です。
スタートダッシュからピークまでの勢いは乗せやすいのですが、ゴール周辺で表現の息切れが始まり、尻すぼみ感が散見されます。
分かっているだけに口惜しいです。ここを乗り越える技術を磨きます。
コメントが力になります。
次回もよろしくお願いいたします!
秀作プラスの評ありがとうございます。
正直、思いつきに、思いつきを重ねて書き連ねたのは内緒にしておきたいと思います。
破線モチーフだから、文字を線に見立てて……みたいな。
投稿するにあたり、不安な点が二点ありました。
①狙いは分かりやすいくらいだけど、読みにくさは読者に感じさせる構成であること。(添削例、スマートで読みやすくなっていると思いました。)
②最終連 3行が結果的に一行空けの文になった。これは絵面的にどうなんだ?
今回はコテンパンにされるのを覚悟していましたが……ジャブくらいで済んでホッとしました 苦笑
今回は、たまたま、こんな感じの作品になりましたが、何度も書ける自信はないので、次はもう少しスッキリ?した作品になるかもしれません。
ありがとうございます。またよろしくお願いします。
島 秀生様
拙作「プレパラート」にご感想と講評をいただき、ありがとうございます。
秀作プラスとのこと、励みとします。
本作、ご指摘の通り厚みに欠け、軽い、どっちも付かずとなりました。
主旨は、世界の閉塞感と空間が砕け散る光景を描きたかったです。
ご指導を踏まえて、ポイントを絞って、再度、このテーマに挑戦したいと思います。
この時期、持病(アトピー性皮膚炎)が悪化し、作詩も思う通りに行きませんが、書き続けていけば、いつかは「名作」の種になると思い頑張ります。
次回もご指導のほど、お願いいたします。
思うんですが、
戦争に「勝った!」はいらないんじゃないですかね。
「勝った!」と言いたい国のそのプライドが、
いつも戦争を長引かせているような気がしてならないんです
●上原有栖さん「暴動の夜に」
1~6連までは引き込まれるように読みました。
暴動に加わるいろいろな人の様子がよく書けているし、とりわけは、まだ未成年らしき若者が、高揚しながら初参加していく様子や、逆に家族の中でも止める者がある様子は、とてもリアルで。読む者をぐいぐい引き込んでいく、すばらしい書きっぷりでした。
ただ、古くは一揆や米騒動に始まる、圧政への不満、国や行政府への不満というより、魔女狩り的な、あるいは他のムラや、隣接する他の民族の居住地を対象にしてるような、なにか地域内トラブル的な匂いで読みました。
「燃えあがる松明」や最初からエモノを持ってケンカモードなのが、そう感じさせたのかもしれません。「見えない敵」ではなく「見えてる敵」との戦いモード、より肉迫感を感じた故かもしれません。
「革命」というより、やっぱり「暴動」的な感がしました。まあ、「暴動」というタイトルで、きっと特定の事柄を指しているものではなく、煽動されがちな、危険な集団心理みたいなものを主題に、描こうとされてるんだと思います。
もっといえば、この「暴動」を例に、今のイランとの戦争状態を、「この世界は醜いわ」というアイロニーに仕立ててるのかもしれません。
あるいはエリア内トラブルの要素から考えると、外国人差別へのアイロニーかもしれません。ちょっと演劇的な異化効果の手法も感じさせます。
さて、気になったのは、7~8連に関することです。
最も気になった点は、「ぬいぐるみ」が2回出てくることです。「一緒に寝ているぬいぐるみ」と、終連で外に落ちている「焼け焦げたぬいぐるみ」です。2回出てこられると、両者の関係性の意味がどうしても気になってしまいます。
そもそも外にあるのは、ふだん「一緒に寝ているぬいぐるみ」と同一物で、それがいつの間にか、焼け焦げて外にあることで、何かを象徴してるのか。いや、これは別物で、別途、犠牲になった別の子供がいることを意味したいのか。
しかし犠牲になった子供だけを意味するなら、ふだん「一緒に寝ているぬいぐるみ」の方はややこしくなるので、ない方がいいとも思えるし、
解釈として、いろいろ発生してしまうので、ちょっとこれは不用意に2回出したな、という感を持ちました。
7連目の2行目は、「旧市街」との距離感を作りたいので、「とおく旧市街の」とか「川むこうの旧市街」とか、ちょっと入れたいね。
8連は少し時間経過を持ってはどうでしょう?
極端な話、朝になっても二人は帰って来ず、焼け焦げたぬいぐるみが落ちていた、とした方が、ぬいぐるみもより意味を持ってきますし、ドラマの最後らしくなります。私は7連との連続時間にしない方がいいと思うのだけど。
終連の決めセリフは別途として、現状の7~8連で、話がうまくシメに行ってないのが、ちょっと気になるんです。6連まではバツグンだっただけに。
なので、以上の点、考えてみて下さい。
おまけの名作にします。
●aristotles200さん「プレパラート」
宇宙ができたのが138億年前とされていますが、138億光年より先の、外側の世界を一瞬想像させてくれるような、壮大さが3連にあって、そこはちょっとおもしろかった。(ここはのちに物理的な距離ではなく、認識の話であるというふうに変わりますが)
また序盤の「透明な殻」という表現で、いまいち映像的にピンと来てなかったが、4連の「ビーカーの中から外に向けて透明な壁を叩く」の表現は良かった。ここでイメージがくっきりとなったし、これがあとの空中ひび割れシーンのガラス感とも、よく合いました。
終連は、ここで初めてプレパラートが出てくることもあり、そうした人間の行動もまた、神的な存在により、観察されているものであるという、どんでん返しなのかな?と思って読みました。
うーーん、悪くはないんだけどね。ある意味、話の展開が多すぎたために、話のスジだけ追った感になり、どっち方向にもイマイチ深くなれなかった感じがする。
とりわけ「認識」のところが本命なんだろうから、意識の解放がどういうものか、もう少し内的に踏み込んでくれても良かった気がしました。
ストーリー展開自体、おもしろいのはおもしろいのだけど、本命部分の厚みが足りない気がした。むしろ終連は削除で、その前からの流れをそのまま深めて終わりにしても良かったかもしれません。
秀作プラスを。
●松本福広さん「破線」
破線をモチーフにした、テクニック先行なのが、見え見えなので、そこがちょっとなあー
でもまあ、よく思考を展開させました。努力賞の秀作プラスを。
なかなかよく粘ってて、松本さんの力量の高さがよくわかる作品ではあります。(感動はないけどね)
これ逆に、最初からこれに、テーマが決められてて書いた作品だとしたら(そういう形の作品募集がある場合もあります)、よく書けていて、凄いと思うんです。そういう意味で評価しておきましょう。
全方位の努力は認めるけど、いちおう言うと、ストーリー優先+いいとこ取り でまとめる手もありますよ。
今日は何もしない一日
時間を消費した感覚だけが
部屋に落ちていた。
それはそれで楽しかったような
でも気持ちが沈む日曜日の夕方。
滞っている仕事を思い出した
繋がったり途切れたりが繰り返される
破線のような日常
積み重なった年月
強く印象に残ることはあるけれど
過ぎ去った記憶を振り返ろうにも
記憶は途切れ途切れ
元は実線だったはずだが
磨り減らされてゆく
破線の人生
不均一で 不平等な 破線しか引けない
点線 鎖線かもしれない。
不規則に 形を変えながら刻んで行く
ただ 時 だけが
確実に刻まれる
直線に伸びる実線、
今ここにある、絶え間ない直線の流れだけが
最期の時へと引かれている
流れてくるSNSのタイムライン
日常で目にするものを 無意識に選んでいる
人類の歴史が 戦争と平和の 破線で続くように
平和への祈りですら 破線なのかもしれない。
でも私たちには 日常があるのだから。
空白 に広がる泉を跨いで行く。
着地する踵は
次の線を書き出す 頭の点だから
空白を跨ぎながら 線を刻んで行く
こんな感じ。この方が、ちょっと一段、上にあがってる感じがしませんか??
●じじいじじいさん「ふしぎ」
先に言います。2連2行目の「ゆきのような」はNGです。
ゆきを表現してる時に、とりわけ、ゆきを他のものに喩えようとしてる時に、「ゆきのような」と言っちゃうのは自爆ものです。
次に、子供向けといえど、いや子供向けなればこそ、コンセプトを明瞭にすべきなんです。
「雨」と「雪」は、溶けたら同じ水で、はっきりしてますが、
雪と、あられや雹との違いなら、まだしも形がはっきりするでしょうけど、
「フワフワ」と「シンシン」て、本来、「降り方」の違いの話であって、雪の「かたち」の違いって、述べられますか? 明瞭なものですか?
せいぜい、
おでこやあたまにのっても フワフワしてる
おでこやあたまにのると とてもつめたい
こういう感覚的なもので精一杯だと思いますよ。
なので、3連において、「かたち」でもって論じてるとこも、違うと思うんです。
さらには2連おいて、1連の「フワフワ」とは、「シンシン」がこう違う、という表現をしなければいけないところで、4行目以外は、その目的を達してる気がしない。連全体としては、違いが不明瞭で、目的を達せられてないです。
2連で、違いをきちんと述べられてないのに、3連ではまるで「雨」と「雪」の違いみたいに、当たり前のごとくにしゃべってる。ものすごく強引なロジックだと思いますよ。
正直、ここは「雨」と「雪」の話に、すり替わってしまってると思いますよ。
まあ、最初の段階で、感覚で書き進めるのはかまわんのですけどね、推敲の段階で、ロジックチェックはして下さい。
理想的にはロジックを承知の上で、それを超えるような感覚を見せてほしいんですが、これはまだロジックの手前にいます。
一歩前です。
あ、初連は、気合いが入ってて良かったです。そこは、お!と思いました。
この夢に
どんな色がついていようが
もう関係ない
僕はただ
虹の果てへ向かって走るだけさ
はしることに意味があるんだ
この先の色が赤ならば
僕は死んでしまうことになるだろう
でも それでもいいんだ
きっと誰かが僕の後を受け継いで
走ってくれる
黒色は幻の色
そんな簡単に定義できない
黒じゃないから白でした
じゃ先人たちに申しわけない
じゃあいつ? いつこの夢の色や形がわかるの?
それもわからない
わからないのが色なんだ
わからないこそ追いかけるんだ
わからないこそ夢があるんだ
夢に辿り着けないのが夢なんだ
夢に辿り着くのは僕らが死ぬときだ
でも早まってしんじゃいけない
それじゃあもう美しい色に出会えなくなる
美しい君へ
一緒に虹色のゴールテープ
を切ろう 約束だよ
久しぶりに夢に『先生』が出てきました
━━━先生、お久しぶりです。
何年振りでしょう、お元気ですか。
少し老けましたね。
わたしが話しかけると
目尻に皺を寄せて
彼は笑いました
切り揃えられたグレイ・ヘアが
春風に靡いています
短く整えられた襟足は
いつも身嗜みを大事にしていた
貴方らしい
━━━━先生、わたしも良い齢(とし)になりました。
朝は夜明けとともに目覚めます。
あんなに、寝坊助だったのに。
向かい合い時間を過ごした
あの教室では
今でも
知らない他人(だれか)が
同じ関係性を組み立てているのでしょう
貴方は
教えを乞うた『恩師』
相談に乗ってくれた『友人』
護ってくれた『父親』
そして『尊敬する人』
やってくる春を幾度も迎えるたびに
青二才だった若造も
あの日の先生の顔に似てきました
朝の太陽が昇ると
夢から醒めた
街と人が呼吸をはじめます
今日届いた郵便物のなかに
貴方の訃報を知らせる葉書がありました
鈴蘭の花が咲き始める
四月初めのことでした