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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR投稿掲示板」です。
詩に意欲的に取り組みたい方や、詩をある程度の期間書いておられる方、
また、詩人に向け成長を目指したいという方もこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
自分の大切な表現としての「詩」に、どうぞ、ここで磨きをかけていって下さい。

「MY DEAR投稿掲示板」は、投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。

なお「MY DEAR投稿掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るために、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)

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誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2026年05月30日 02:08)

シンク  aristotles200

山のように
積み上げられた
白いお皿を洗っている

何万回洗おうが
終わることはない

何故なら
1枚のお皿を
洗い続けている

お皿を洗う
どのお皿を洗う
指示はない
ならば
同じ皿を洗い続けるほうが
無理や無駄が少ない

山のように
積み上げられたお皿を前に
朝から夕方まで
1枚のお皿を
洗い続けている

周囲には
洗わなければならない
お皿が
積み上がっていく

前と後ろ、右から左
シンクを囲み
放射状に
円を描いて
渦巻きのように広がり続ける

シンクを中心に
直径10キロメートル
積み上げられた
お皿の渦は増殖していく

必死に
1枚のお皿を
洗い続けている

高い
天井を見上げる

皿を洗う手を止める
気づいた
問題は、ここではない
お皿が
無限に増殖することにある

磨き過ぎて
鏡のようになった1枚のお皿を
床へ捨てる

パリン
砕け散った

渦の中心
起点のお皿の前に
立っている

方向を確認する
よし
積み上がったお皿を

倒す

中心から外側へ
螺旋を
描きながら
お皿の山が倒れていく

ザザ
ザザザザザ

ゴゴゴゴゴゴ

パリン

最後の1枚が
割れた

すべての
お皿は倒れた

静寂

無数の割れたお皿と
中心に
シンクが一つ

終わった

   ✳

時間だけが
過ぎていく

高い
天井を眺める

することがない

編集・削除(編集済: 2026年10月09日 22:19)

御礼 水無川 渉様  aristotles200

水無川 渉様
拙作「名」にご感想とご講評をいただき、ありがとうございます。
佳作とのこと、精進します。

本作、ご指摘の聖書、実存主義、ニーチェ、色々と混ぜています。
主旨は変わりません。
今まで読んできた、考えてきた、生きてきた、自分の積み重ねを、言葉に、詩にすることです。

noteを始めて40日目、いつも通り通勤時間に、短期間に載せた過去作品をマガジン(15詩×13編)に整理して、一作ずつ手直ししています。
少し、自分の書きたい、描きたい、詩が見えてきた気がします。

今回も、作品を深く読み解いていただき感謝します。
次回も宜しくお願いいたします。

編集・削除(編集済: 2026年10月09日 22:56)

古戦場跡  八月野 蝉

古戦場跡
かつて旗指物が蹂躙されたその地に
今、建売り住宅の旗が立つ
首塚を壊す新入社員
シマトネリコを植える

編集・削除(未編集)

お礼 水無川さま  八月野 蝉

拙作をお読みいただきありがとうございます。
頂いた感想を拝読して、心温まる思いでいっぱいです。作風もまだ定まっておらず、色々な方向性の詩に挑戦しようと思ってます。未熟者ですが、今後ともよろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

棺 上原有栖

北風に冬の号令を感じられるようになったころ、疎遠になっていた
知人の葬儀に参列した。歳若くまだまだこれから、といったところ
で逝ってしまった。報せを聞いたときに掴んでいたカップを落とし
てしまった程だ。床に落下してひび割れたそれは、故人からかつて
貰ったものだった。乾いた音を立てて外れた持ち手は、修復を拒む
かのように砕けてしまった。/葬儀の地は、私の地元でもあった。
卒業して仕事に就いてから、戻ることはあまり無かった。都会から
少し離れた町、田舎と表現するほどには辺鄙ではないが栄えている
とも言えない。そこに、私達の故郷はあった。実家に荷物を置き、
喪服に着替え式場へ向かう。今住んでいる街に慣れてしまったのか
、ここには色が少ないように思えた。家々の外壁塗装や道路の信号
機、道端のポスト、自販機のイラストさえも、白く掠れて見えた。
/読経が読み上げられるのを聴きながら目を伏せていた。ふと、辺
りを見回すと数人の知った顔と目が合った。なかなか帰ってこない
手前でこちらから声をかけるのも気が引けてしまったので、目配せ
で再会に代えさせてもらった。仕事先の繋がりなのか、ほとんどの
参列者は知らない顔だった。故人と疎遠になってからの近況は分か
らない。ただ、これだけの人数が来るということは将来も嘱望され
ていたようでその事を考えると胸のどこかで軋むような音がした。
/一人の女性が肩を震わせながら泣いていた。親族の席に座ってい
ないのだから血縁者では無いのだろう。彼女は時折嗚咽を漏らしハ
ンカチで涙をぬぐっている。隣に座る友人とおぼしき女性は肩をさ
すってやっていた。どんな関係性なのか、ただそれだけの悲しみに
苛まれるということは、それなりの関係だったのだろう。この世か
ら居なくなってしまった後もここまで涙を流してもらえる、そんな
姿をみて故人の生前を想った。/棺は白く、清廉であった。故人の
顔も旅立ちのために整えられていた。どんな気持ちで逝ってしまっ
たのか私に分かるはずもないがその閉じられた瞳に問えるのならば
聞いてみたいと思った。そして、貴方のために多くの人が哀しみ、
涙を流し、別れを惜しんでいるということを伝えてあげたかった。
/全てが終わって私は日常に帰っていく。次にこの町に戻ってくる
のはいつになるのか。また誰かを見送るのかもしれないし、もしか
したら自分が見送られる側になるかもしれない。そのとき、式場に
いたあの女性のように私のことを悲しんでくれる人がいるのだろう
か。彼女が肩を震わせながら漏らしていた嗚咽の響きが耳の中に残
って、まだ消えてくれない。

編集・削除(未編集)

欠片  May

ゆで卵の殻をツルンと剥くように目が覚める
オムツを着けた老猫が身体を擦り付け餌をよこせと催促する
夫の布団の横に花柄もようの杖
砕けてこぼれた欠片をひとつづつ拾い集めて朝が始まる
急かすから猫の餌やりは忘れない
水を入れた鍋をガスコンロに掛け
タイマーボタンを押すから放置しても大丈夫
血圧を測りながらメモを取る
夫はもう「杖をつく人」ではなく「杖を持ち歩く人」になり
杖を置き忘れて探し回る
「14秒で忘れる」と私の記憶力を診断された日を忘れない
アプリにメモを取り1日スマホを見てる
薬を飲み忘れたとまた飲んで丈夫な身体に苦笑する
番組に合わせて支度する夫は相変わらずで
3時10分テレビを入れまた消して相撲ロス

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水無川様へお礼です  May

水無川様丁寧なご感想をありがとうございます。
この作品は元は
「潰えた」という語句を使ってみたいという動機から始まりました
更に主人公にエヴァンゲリオンの碇シンジ君を据え、
臆病な彼が戦い続けるには恐怖に打ち勝つ「生存本能」を呼び起すしかなく、具体的な「死」のイメージとして
「潰えた黄金虫」を置きました
自分の存在意義を探し求める彼に
「探さなくていい」と呼び掛けるイメージで作りました。
「潰えた黄金虫」と「探さなくていい」に目を止めていただき
嬉しく思います。
また投稿したいと思います。
よろしくお願いします。

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面の中身は吉か凶か  月森うさこ

鴉の不吉な鳴き声と
祭り囃子の吉兆が交わるとき

妖達が集まり宴を始める
お面を被れば ほぼ人間

狐の面を被った人間の子
焼きとうもろこしを抱えて
半泣きで彷徨い辿り着いた

遊ぼう〜(人間)遊ぼう〜(人間)
食べよう(子の妖)たべよう(子の妖)
石の上で分け合う焼きとうもろこし

踊るぞ〜(人間)踊るぞ〜(人間)
カランロコン カンカンコロリ
下駄の音色が響き 手を取り合う
あやかしの子と人間の子は 笑い合う

さあさあ、ちこをよれ(人間)
良う出来た狐のお面よ
お前達 あたしらと会ったことは
吉兆なり吉兆なりトントントン
お面のおでこに虹石を打ち込む

さあ(人間)鴉の不吉がばら撒かれる前に
あの小川に沿って面をかぶって
思いっきり走るのじゃ(人間)
またあえるさ お前達の澄んだ心が
ここへまた導いてくれようぞ(人間)

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名前  石川ぼうず

もっと
もっとと穴を掘る

欲望という名前の穴を掘り
自分で穴を埋め
また掘り始める

見ているだけで
嫌になった

だから
ぼくはその人から目をそらした

そうしたと同時に
その人も顔をそらす

嫌っていたのは
他人ではなく

他人と同じように
穴を掘る
ぼくだった

欲望は
他人の中にあるときほど
欲深く見える

そして
自分の中にあるときには
うまく名前を変える

向上心
知的好奇心
正義
夢
愛

鏡の中のぼくは今日も
言い訳をしながら
穴を掘り続ける

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水無川様 ありがとうございます  石川ぼうず

ご丁寧なご感想をありがとうございます。

揚げたてのカレーパンのおいしさや、作品の軽やかなリズムを感じ取っていただけて、とても嬉しく思います。また、ラストの「ペダルが重くなる」という一行から、爽やかな読後感を受け取っていただけたことも励みになりました。

シリアスな作品だけでなく、こうした日常の楽しさを気軽に味わっていただける詩も書いていきたいと思っています。

温かいご感想をありがとうございました。これからも投稿を続けていきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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