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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

感想と評 2/10~12ご投稿分  水無川 渉

お待たせいたしました。1/10~12ご投稿分の感想と評です。コメントで提示している解釈やアドバイスはあくまでも私の個人的意見ですので、作者の意図とは食い違っていることがあるかもしれません。そもそも詩の解釈に「正解」はありませんので、参考程度に受け止めていただけたらと思います。
 なお私は詩を読む時には作品中の一人称(語り手)と作者ご本人とは区別して、たとえ作者の実体験に基づいた詩であっても、あくまでも独立した文学作品として読んでいますので、作品中の語り手については、「私」のように鉤括弧を付けて表記しています。

●ゆづはさん「怯える指先」
 ゆづはさん、こんにちは。今回の作品はこれまでのファンタジー的な設定とは異なり、日常生活の一コマを描いている詩ですが、独特の翳りのあるトーンは健在です。
 これは静電気を描いた詩ですね。特に冬場は人によってはいろいろなものに反応してしまうようですが、水道の水でも静電気が起きることはあるようです。
 毎日台所の流しの蛇口から水を出すと静電気が起こって恐い……事実を記述すればただそれだけのことなのですが、「ステンレスにぼやけて映る/歪んだ顔」や「蛇口の向こう側に広がる/暗く湿った沈黙」といった詩句に「私」の不安や孤独がうまく表現されています。
 最終連の

怯えながら 呪いながら
それでも
この台所で 
生きていくしかない

は特に印象に残りました。「私」の生きる場はなぜ台所しかないのか、その理由は記されていません。独居しているのか、だれかと暮らしているのかも分かりません。どのような状況であれ、「私」がこの台所に幽閉されているかのような息苦しい閉塞感をもって作品が閉じられます。ある意味でこの台所は、「私」から見た世界の縮図なのかもしれません。
 日常生活のありふれた一コマを深く掘り下げて新しい世界を開示して見せるのは優れた詩の一つのあり方であると思います。小品ですがとても味わい深い作品でした。評価は佳作です。

●喜太郎さん「推し」
 喜太郎さん、こんにちは。これは推し活の喜びが炸裂している作品ですね。読んでいるこちらが気恥ずかしくなるほどストレートにファンの心理が綴られていて微笑ましいです。ストレスの多い現代生活において、純粋に情熱を注げる対象があるというのは幸せなことだと思います。そういう意味で、ここで描かれている内容については何も異論はありません。
 ただ、詩作品として見た場合にもう少し深みがほしいと思ってしまいます。推し活は楽しくて生きる力を与えてくれるというのは確かにその通りなのですが、それは読み手もすでに承知していることなので、それをそのまま書いているだけでは読者に何らかの新鮮な感動を与えることは難しいと思います。タイトルもストレートすぎる気がします。
 この詩で私が印象に残ったのは最後から2連目の「生きる世界は違うけれど/同じ世界に生きているんだね」です。1行目と2行目で矛盾しているようだけれども、逆説的に真実を突いています。この主題、特に推しとファンの生きている世界が違うことをもっと掘り下げて展開していけば、より詩としての深みが出てくるかと思いました。参考にしてみてください。評価は佳作一歩前です。

●トキ・ケッコウさん「『それ』」
 トキ・ケッコウさん、こんにちは。今回の作品は、これまでのトキさんの詩に比べても格段に難解でした。「それ」とは何か? 変化、あるいはもしかしたら死に関連しているのかもしれませんが、結局は分からずじまいでした。詩中の「わたし」も「それ」が何なのかを知らないとありますので、おそらく名付け得ぬ何か、「あなた」は知っているけれども「わたし」は知らない何かを表現しようとしているのではないかと思います。
 猫が「どしんと音を立てて」横になるとか、「風から何かが近寄ってきた」といったように、日常的な事物の描写が微妙に歪んでいて、不穏な雰囲気を感じました。また、「美しい薔薇は/その美しさを知らない」等、興味深い詩句もありましたが、終始謎めいていて、全体の脈絡が掴めませんでした。
 あえて伝わりにくく書いているのかもしれませんし、「意味」が分からなくても詩は味わうことができます。ただ今回の作品については、「分からないけれども面白い」とまで言えるかどうかは残念ながら微妙でした。評価は佳作一歩前とさせていただきます。

●埼玉のさっちゃんさん「雪の休日」
 埼玉のさっちゃんさん、こんにちは。私は雪国の生活を知らないのですが、関東の都会に住んでいると、少しの雪で交通機関が混乱したりして、ちょっとした非日常の体験になりますね。この作品ではそのようにして、休日の午前中の降雪によって心に余裕ができ、のんびりと家で過ごしていたのが、午後になって雪が止むとまた忙しい日常が戻ってくる様が描かれます。
 この詩は一日の天候の移り変わりとそれに伴う語り手の心情が淡々と描かれています。特に何か大仰な思想が語られるわけでもなく、また語り手の気持にも一貫性がありません。午前中はのんびり休日をすごそうと思っていても、雪が止んでしまうとのんびりできなくなってしまいます。
 最終行の「それでもいいと思える」がこの詩の結論と思われます。自然や自分の心の移ろいやすさをそのまま肯定するおおらかさが感じられます。それはまさに、2行目で語られていた、「サラサラの雪が私の心を純真にさせてくれる」ということの効果なのかも知れません。それは雪が止んで解けてしまっても、「私」の心に残っているのでしょう。
 一つだけコメントしますと、この詩は連分けなしで書かれていますが、前半の雪が降っている状況と後半の雪が止んだ状況の間には時間的な間隔があるはずなので、「けれど」の前で一行空けたほうがいいと思います。
 地味な小品ですが、繰り返し読むとほのぼのした味わいがにじみ出てきました。評価は佳作です。

●aristotles200さん「リセット」
 aristotles200さん、こんにちは。今回の作品はユダヤ・キリスト教的な色彩が濃厚ですね。ただし、その世界観をそのまま使用しているのではなく、ひねりを効かせたパロディになっており、ミルトンの『失楽園』にも似た、神への反逆のテーマが描かれています。
 この詩は二人の存在の対話形式で書かれています。一方の「ウリエル」は聖書正典には登場しませんが、ユダヤ教やキリスト教の伝統の中で語られる天使です。「ウリエル」という名は「神の炎」「神の光」を表し、神の裁きを司る天使として描かれることもあるようです。また預言との関連で語られることもあるので、本作品でも「預言のウリエル」と呼ばれているのでしょう。
 もう一方の語り手の名は記されていません。けれども、「人間の/業の全てを背負って/地獄にいる」という表現から、これはキリストのことではないかと推測します。ただし、正統的なキリスト教で語られる、愛のゆえにすすんで人類の罪を背負って死ぬキリストとは異なり、このキリストは神に裏切られて罪を着せられた存在として地獄にいます。
 この詩では(神のいる)天、(人間の住む)地、そして(地獄である)地下という3つの世界が舞台となりますが、最初の二つの世界は滅ぼされ、地獄だけが残ることになります。それは「偽物と、偽善の者たちを/リセットする」行為として語られます。悪魔的存在だけがリアルな存在である、ということなのでしょうか。リセットされたからには世界の歴史は新たに始まることになるわけですが、新しい世界もまた、地獄から始まるということなのかもしれません。
 何とも陰鬱な、救いのない世界観ですが、昨今の世界の状況を見ていると、一番悪魔的なのは人間自身ではないかという気もしてきます。もしかしたら、最終戦争で人類が壊滅的打撃を受け、神のような超越的存在を信じることもできなくなった終末的世界を描いているのかもしれません。
 上記のようにこの詩は二人の登場人物、ウリエルとキリスト(?)の間の対話によって大部分が成り立っていますが、途中からどちらの台詞がどちらのものなのかが分からなくなってしまいました。この点を明確にしていただければ、よりこの詩のストーリーが明確に読者に伝わると思います。評価は佳作一歩前です。



以上、5篇でした。今回も様々なスタイルの詩に触れる機会が与えられて感謝します。

編集・削除(未編集)

春を忍ばせて  ゆづは

午前五時
薄暗い廊下の床が
まだ寝息をたてている

ガレージのシャッターが上がり
ほどなくしてエンジン音が
角の向こうへ消えていく

町の小さなスーパーの片隅
あかぎれでかじかんだ手が
陳列棚にパンを並べる姿を
瞼の裏に思い描く

カサカサと擦れる
ビニールの音だけが
静まりかえった店内に
朝の鼓動を刻んでいるのだろう

かつて
私の指を握り返した
あの小さく柔らかな手のひら

いつの間に
こんなに逞しく
傷だらけになったのか

並べられたパンを
どこかの誰かが手に取り
穏やかな朝が
この町に また一つ灯っていく

傷ついた指先に
春の温もりが
そっと届きますように

エプロンのポケットに忍ばせた
花の香りのハンドクリーム

編集・削除(未編集)

春雨  小林大鬼

雨脚が心配なので
長靴を履き傘を差す

車も人も慌ただしく
目の前を通り過ぎてゆく

雉達も濡れながら
足早に駆け出してゆく

前は野鳥の楽園だった
草生い茂る湿原は今
人が入り整地されてからは
泥だらけの荒地に変わり
鳥の声すら聞こえない

バス停に近づくにつれ
雨がさらに強くなる

朝のバスも混み合って
私は前の方から乗る

泣き止まないバスの車窓
ワイパーが涙を何度も拭っても
フロントガラスをまた濡らす

久々の恵みの雨は
筑波の街を白く曇らせ
人々の心も顔も白く濁らせ

バスはただ春雨の中を
疲れたように走り続ける

編集・削除(編集済: 2026年02月25日 22:06)

ぽちゃり  人と庸

ぽちゃり

頭上から落ちてくる

ぽちゃり

今度は肩をかすめる

ぽちゃり

これに当たったらたいへんだ

今年もタービンはひっきりなしに回り続け
蒸気は絶え間なく噴き出していた
ここは仕事を終えたあとに辿りつく場所
天井を見上げると
エネルギーの残骸がいちめんに生っていて
熟れたものからひとつふたつと落ちてくる

ぽちゃり

ぽちゃり……


 重箱にようよう詰め込んだ
 昔からの週間や幼いころに見た光景
 こうあるべきという
 脅迫めいた美徳など

 それらは染み入るほどに慣れ親しんだ味だけれど
 いまは少々食傷気味だ

 でもよくよく見ると
 いるのだ
 重箱の中をところ狭しと立ち回る
 母や祖母やおばたちが

 彼女らはせわしなく満たしていく
 空の器をにこやかに
 だから同じように詰め込んでしまうのだ
 ほんのわずかな記憶のすき間に
 飽き飽きした味つけの自分をも
 

ぽちゃり

ぽちゃり……

気づけば十二時を過ぎている
だれかが訪ねてきた気配はない なのに
これで新しくなったと
みんな口々 祝いの言葉を述べている

ぽちゃり

ぽちゃり……

新しいものも古くなる

ぽちゃり

あつい蒸気がつめたくなるように

ぽちゃり……

それでも満たそうとするのだろう
次の器が
口を開けて待っている──

ぽっ……………………つめたっ!!

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澤様へ 評のお礼です 喜太郎

お久しぶりです。そして読んでいただき誠にありがとうございます。
ご感想、とても嬉しく感じております。そしてアドバイス、何よりも嬉しく、これからの創作にも大変勉強になります。もっと磨き上げてより良い作品にしたいと思います。
ありがとうございます。

編集・削除(未編集)

昼下がり 公園のベンチ 君と二人 喜太郎

空が青くて 雲は白くて
公園のベンチで君の隣で座っている

君は少し離れた同じベンチを眺めている
老夫婦が座っている

『あんな風になれたらいいね』
そんな言葉でも言うのかな?と思いを寄せる

『どちらかが先に亡くなったら
残された方はどうするんだろう?』

言葉が出ない………
振り向き視線を合わせて
答えを求める君の眼差し

『あの二人にしかわからないよね』

そう言って立ち上がり背伸びをする君
何も言えなかった自分が
何故か情けなく感じて俯いた

『先に死なないでね』

笑いながら でも目は真剣に僕に刺した言葉

僕は君を亡くしたら生きていけるのだろうか?
なんて簡素で味気ない思いに自己嫌悪に包まれる

それでも死ぬまで一緒にいたいんだ

編集・削除(未編集)

大気圏  荒木章太郎

僕らは暗い宇宙へ放り出されたまま
互いに異なる世界を彷徨っていた

若い頃は自分を中心に
太陽や惑星を回していられた
精神力で遠心力を生み
行きたい場所へ行けた

しかし歳を重ねれば
傷つき 傷つけた歴史と
向き合わねばならない

行きたくもない場所へ
行かねばならない
やりたくもないことを
やらねばならない

細胞はあの頃の
傷ついた記憶のまま
凍りついて
二人はまだ震えている

僕らを傷つけたものを
告発するつもりはない
君を置き去りにした
その罪の連鎖が命綱になっている

君の裁きを受けたいわけでも
赦しを乞いたいわけでもない
ただ恐れが
怒りを閉じ込めていた

君は大気圏に突入して
燃え尽きようとしている
僕は君を抱きしめ
ここを通過しようとしている

「大丈夫だよ」

かつて果たせなかった
君を守る務め

「大丈夫だよ」

僕にもかけられた言葉
君の悲しみの闇の深さを思う

僕が震えているのは
祈ることしかできない
その弱さ

ああ 通過点が燃えている
君は消そうとし
僕は抱えたまま
委ねようとしている

君は軽くなり
僕は深くなった

ここで分かれるのだろう

それでも
僕は間に合ったのだろうか

編集・削除(編集済: 2026年02月25日 00:55)

トキ・ケッコウ様へ  島 秀生

ちょっとメールさせてもらってますので、
ご覧になって下さい。
よろしくお願い申し上げます

編集・削除(未編集)

鉛筆 トキ・ケッコウ

鉛筆は
何かを残す
その圧力を
誰かのせいにする
おい!と後ろから声がかかり
早く!と隣から
しかし
鉛筆は
削られるしかない
だってそれは
神にだって無重力で
こすられ続けているからだ

判決が下った

被告

無期懲役に処す

それを記した
ボールペンが

転がった

編集・削除(未編集)

僭称者  静間安夫

歴史上
彼らは
繰り返して現れる

リチャード三世、
斎藤道三、
ボリス・ゴドノフ、など
枚挙にいとまがない

あるものは
先王亡き後
幼君を手にかけて
王座を乗っ取り

あるものは
クーデターで
政権を奪い取る

正統の後継者でない彼らは
陰謀を張り巡らし
冷酷無比のやり口で
権力奪取に成功する―
その姿には
良心のひとかけらもない
神仏を信じるそぶりも見せない

ただ、興味深いのは
こうした僭称者の多くが
実権を握ったあと
決して
不明な君主でも
暴君でもなかったことだ
むしろ
開明的でさえあった

たとえ
「正統」ではなくても
政権を担うに相応しい
「実力」を備えていたのだ

何よりも
こうした「実力」を
自ら意識していたからこそ
不抜の自信を持って
頂点の座に
突き進んだのであろう

しかしながら
歴史において
長きに亘って
権力を維持できた
僭称者は少ない

なぜなら
彼らの政権が
内憂あるいは外患に見舞われ
ほころびを見せた途端、
「正統」でない、というキズが
露わになってくるからだ

例えば
国内のあちこちで
一斉に蜂起した反対勢力は
国民に対して、きっと
このように檄を飛ばしたはずだ―
「今こそ、血にまみれた
 あの極悪人の手から
 聖なる王冠を取戻すときぞ!
 正当な君主を迎えんがため
 国民よ、いざ立ち上がれ!
 武器をとれ!
 首都に向かって進撃せよ!」

こうして反乱が
燎原の火のごとく
広がっていく様を見ながら
僭称者は
ここで初めて
「正統」という言葉の重みに
いやでも気づかされ
臍を噛んだことだろう

それでも彼らは
決して怯むことはない―
ひとり馬にまたがり
密集する敵軍のただ中に切り込み
雄々しく戦い
その没落を
自ら爽快に彩って
散っていく

「上等だ!
 なかなかやるではないか、
 おまえたち腰抜けどもにしては。
 だが、喜ぶのはまだ早い!
 見事この首をとってからにするがいい。
 さぁ、相手をしてやろう、
 この若造め!」

たとえ破滅しようとも
おのれの生き方を
最後まで貫いた彼らではあったが、
伝統的な身分制度や価値観に
縛られた時代の人々には
全く理解されることはなかった

こうして数百年にも亘って
悪役でしかなかった彼らが
はじめて本来の意味で
脚光を浴びるようになったのは
ごくごく最近のことだ

なぜなら
この先行き不透明な現代、
我々には既に
拠って立つ価値観も
信頼すべき「正統」も
失われている
神仏に今さら
すがるわけにもいかない
もはや頼れるのは
おのれひとりの「実力」だけだ

そんな状況下にあるからこそ
徹頭徹尾、おのれの力のみを
信じて生き抜いた
爽快な生き様に
―およそ道徳的ではないものの―
惹かれてしまうのだろう

何を隠そう、彼らは
我らの同時代人なのだ

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