◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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評をありがとうございました。
最初に投稿したのが二千二十一年七月二日なので約五年です。ご存知だとは思いますがほぼ三浦様の回にしか投稿していません。作品を書くペースがちょうど良かったこともありますが、三浦様に評をいただくとなぜか次も投稿できたからです。書くだけ書いて『ダメだ』と投稿を諦めることがなかったからです。
その為、訳のわからない作品や御礼の時に失礼なことを書いてしまったこともあったと思います。
あまりに三浦様のお名前を書いてたので思わず『三浦大根』という題で書こうかなと思ったこともあります(本当に失礼💦)
免許皆伝いただいたのは本当に嬉しいです。
頑張ります。
でも、三浦志郎様に評をいただいていた間もそれ自体が嬉しく楽しかったです。
ありがとうございました。
千葉県詩人クラブに入会できることとなりました。島さん、掲示板で皆様に発表してくださったことも含め、ありがとうございました。
かすみ じゅんさん、山雀ぐりさんをはじめ、皆様に祝っていただき、とても嬉しいです。
憧れの詩人クラブです。すでに緊張しておりますが、まず詩人の皆さまやいろいろな詩に出会うのをとても楽しみにしています。皆さま、本当にありがとうございました。
お祝いのお言葉をありがとうございます。
本当にまだまだ『詩とは』『自分とは』ということをよく掴めていない未熟者ですが、これからもよろしくお願いいたします。
浜居まる様
千葉県詩人クラブにご入会おめでとうございます!
これから幅広くご活躍されて、浜居様の作品を読む幸せが多くの方にありますようにお祈り申し上げます。
本当におめでとうございます!
浜居まる 様
千葉県詩人クラブへのご入会おめでとうございます。
精進されて来た賜物ですね。新たな地平が見えて、さぞや心踊るお気持ちだと思います。
浜居まる様のますますのご活躍を祈念致します。
佳作一歩手前の評ありがとうございます!
言い訳がてら裏話をさせていただきます。
「孤独」をテーマにしたくて書いてみた本作。
ブラックホール云々手前までが、本来の予定でした。
「……救いがなさ過ぎるな」とテコ入れしまくって、先述した孤独というテーマからブレてしまったことが今回の評に繋がったのかな?と。
詩もひとつの読み物だから、時には読んでもらえる方に楽しんでもらえるようストーリー性があるものも書きたいなと思っていたので、これはこれで良し!投稿!
と言った感じの姿勢が評者に伝わったような評ですね。ありがとうございました。
どーでもいいのですが、数年ぶりにSF小説を買いました。
フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』……古典だけど、タイムリーだなぁと思い、タイトルだけ知っていたから読んでみるかと購入しました。
SF的な詩は、いずれどこかでまた書いてみたいなぁと思っています。
三浦志郎様
拙作「ダンス」にご感想と講評をいただき、ありがとうございます。
甘め佳作とのこと、精進します。
本作、揺らぎを主題で書き始め、途中ダンスのイメージが閃いて✳後に加えました。
確かに、前後で別詩のようにも読めますし、他の詩でも同様の傾向があります。調整をしっかりと心がけたいと思います。
pop詩、面白そうです。今回は偶然なので、書けるようなら挑戦してみます。
人間を肯定し、否定する。その逆然り、私の描きたいテーマです。深く作品を読み解いていただき感謝いたします。
次回も、よろしくお願いいたします。
【お待たせいたしました】
※3月17日(火)~ 3月19日(木)ご投稿分 評と感想です。
☆おしゃぶり 月森うさこ さん
月森うさこさん。はじめましてさんですね。今回は感想のみで書かせていただきますね。
好きな人とずっと一緒にいたい。けれど時間が来れば部屋を去ってしまう。そこからの、なんとも言えない寂しさを伝えようとしてくれている作品だと思いました。赤ちゃんや小さい子供が寂しくなるとしてしまうおしゃぶり。誰もいないところで、いつのまにかそうしていたというほどの、強い寂しさが表現されているように思えました。
ただ、好きな人に会えないという、子供が示すような寂しさを「おしゃぶり」という行為で表現しようとするあまり、四連目から五連目では、寂しさを埋めるための行為ばかりが強調されているようになってしまい、心情の描写が影に隠れてしまっていることがもったいないと思いました。四連目から五連目の部分、もう少し心情の描写を意識した推敲をすることで、バランスのいい作品に仕上げることができると思いました。
行為として深堀りするというよりは「子供のように甘えたいという心」に視点をスライドさせることで、あまえんぼという可愛らしさも兼ねた作品にもなりそうな可能性がある作品だと感じました。
☆幸福論 上原有栖 さん
年賀状から始まり、近頃はメールなどの普及により、すっかりと「手書きの文字」を目にすることが少なくなりました。作品に登場するご夫婦は、おそらく、まだいくらか手書きのメモを手渡しする習慣がある頃から結婚生活があるということを感じさせてくれました。しかしながら、メールが普及する今もどうしてメールに移行せず、メッセージボードや付箋に手書きの文字を残し、伝え合おうとするのか。そこに、お互いのご夫婦の共通の思いを感じさせてくれました。
手書きの文字は、100%同じものはないのだということ。そこに、時計は同じように回れど、1から10まで全く同じ一日はないのだということも、めぐりめぐりに感じさせてくれました。小さな付箋に書かれる手書きの文字。ケーキの箱の側面に書かれる手書きの文字。そのひとつひとつに、相手を思いながら文字を書いている人の姿が浮かび上がってきました。
ところで、二連目の「朝顔を合わさないから」という部分ですが、サラリと読み流すと花の朝顔と間違えて読み止まりになってしまう可能性もあるので、できれば「朝は顔を」などにする方が無難だと感じました。
最終連では、なんとなく手で書くということを続けてきたのかもしれないけれど、それは相手を思って何かを伝えるという、小さな積み重ねであるという、メッセージのようなものを感じさせてくれました。そして、それは日常であり、幸せかたちづくるものであるということも感じさせてくれました。そして、最後の最後にそのような時の積み重ねを「幸福論」というこむずかしい言葉にくっつけてしまう発想が面白かったです。こうすることで、逆に、「幸福論」とは、難しく、手の届かない書物から得るようなものではなく、もっと身近なところで知ることができるのだと思えるところがよかったです。今回は佳作を。
☆黒の無い世界で 喜太郎 さん
「白」は穢れや汚れのないイメージカラーの代表ですね。そして、幾つかの意味はありますが、「黒」の幾つかの意味を成す部分、今回は「白」と対峙させることで汚れや穢れの部分を浮き上がらせるために用いられたのだということがわかりました。
今まで汚れない白の世界に生きていると信じていた「君」の裏切りや失望のようなものが何度も伝わってきました。
ご参考までにお伝えしたいのは「白い」や「白く」の並列されている部分についてです。「白いサラサラな髪」や「君の白くしなやかな髪にも」は、ただ単純に読み流してしまうと、高齢のご婦人を連想させてしまいそうです。「白く澄んだ瞳」も瞳の「白目」の部分を連想させてしまいそうですね。例えば「白く反射する」「真白な光に包まれる」のような表現に置き換えれば、誤読の可能性を確実に回避できそうですね。
連の最後の方の表現……
「できる事なら
あの白く長く細い指先で
僕の目を突き刺して欲しい
そこには白でも黒でもない
赤が流れるだろう」
こちらの表現は大変衝撃的でした。恐怖を感じると同時に、「僕」の深い失望。「君」が汚れてしまったのならば「僕」自身もいっそのこと、何も見えなくなるまで壊れてしまいたいというほどの、心の崖っぷち感が伝わってきました。
同じ姿をしていても、人は悪く変わってしまえば、全く別人で、その場で今すぐに、あの頃の姿に会いたいと思っても、もう二度と会えないのだというやりきれなさが伝わってくる作品でした。免許皆伝おめでとうございます。<これからもこのまま、描きたい心の世界を伸び伸びと広げていけますように>との思いを込めて、お祝い佳作を。
☆堤防に座って 三津山破依 さん
三津山破依さん。はじめましてさんですね。今回は感想のみで書かせていただきますね。
堤防の風景描写が心地よい自然の様子を伝えてくれました。特に「夕陽がきらきらと跳ねている。」という部分では、キラキラと光っているとせず、「跳ねている」とすることで、心が和みそうなものを感じさせてくれたところがよかったです。
そんなおだやかな景色の中にところどころ混じってくる、闇のような不安な空気。「輝きの隙間には、/汚れて浮かぶものもある。/視線が定まらない。」という表現。詩の登場人物は、ただ景色の美しさを眺めに来たのではなく、日常で、心の中にできてしまったぬめりのようなものをどうにかしたいのだと思わせてくれました。
光のような眩しい景色と汚れて浮かぶものという、明暗の世界を対峙させることで、登場人物の暮らしの中で生じてしまう、どうしようもない人に言えない、積もってゆく小さな痛みのようなものをクローズアップすることができていると思いました。
二連目は、「陽射しは暖かい。」と「たなびく雲の隙間には、」の間で改行すると読みやすくなると思いました。また、「たなびく雲の隙間には、/暗闇が隠れている。」が、仮に徐々に曇り出したということを表したいと思うのでしたら、「傘を持たず」というよりは、「傘を持っていなかった」とする方が、持っていないと我に返り、不安だから家に帰ろうというような流れになって、自然と最終連につなげることができそうですね。
最終連は三行ですが、この中には、暗くなってきたから家に帰らなきゃという意味だけではなく、「冷めた飯」からわかるように、帰りたいけど帰りたくないという、深い孤独を感じさせてくれました。とても丁寧に正直に心の様子を綴られている作品だと思いました。そして、遠くからでも寄り添ってあげたいと思わせてくれる作品になっていると感じました。
☆ふたりの音色 ゆづは さん
一連目。「老後の趣味だよ」から始まることで、どのような方なのだという視界がさっと開けました。「子供たちが去った後の応接間のピアノ」、「自己流で鍵盤を探るその背中」など、もしかしたら子供さんの習っていたピアノがそのままで、もったいないから練習してみようかと思いたったご主人の姿を思い起こさせるフレーズの選択が、とても上手だなと思いました。
四連目から六連目までの不器用に、だけど、一生懸命に鍵盤をたどるご主人の姿に人生を重ねた部分は、読み進めていくうちに、いつのまにか読んでいる背景にBGMが流れているように感じさせてくれました。人生、山あり谷ありの、良い時もそうでない時も常に一緒だったという、ご夫婦の姿がくっきりと浮かんできました。
性格がデコボコでまったく合わないように思えることも多かったけれど、なぜ、どうにかやってこられたのかという答えを、不器用ながら演奏しているご主人の曲で気付かされるということ、心根の部分が同じであったからという答えを、詩の終盤に持ってきたことは感動的でした。
最終連。このままで充分で、推敲する必要もないと思いますが、タイトルが「ふたりのメロディー」ではなく「ふたりの音色」になっているので、どちらかに合わせるのも選択のひとつになるかと思います。タイトルを「ふたりの音色」にしたいけど、締めがどこかしっくりこないと思う場合は、「途切れそうな音を/ひとつずつ/繋ぎ合わせてゆく/ふたりの音色/不器用なアンサンブル」など、言葉を追加してもよいかと感じました。佳作を。
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あちらこちらで桜だよりを耳にするようになりました。早いものでもう三月も終わりです。
気温の寒暖差がまだまだあるこの頃ですが、どうかおからだ、たいせつに。
みなさま、今日も一日おつかれさまです。
浜居まる様
千葉県詩人クラブご入会、おめでとうございます。
これから、色々なご機会に恵まれて、新しい世界が広がっていくのだと思います。
浜居まるさんの詩生活が、充実された日々となり、益々ご飛躍されますこと、
心よりお祈り申し上げます。このたびは、誠におめでとうございます!!!
3/20~3/23
1 松本福広さん 「星のアリア」 3/20
まず、ストーリーを追います。
宇宙の中で箱のような物に納まり、コールドスリープ状態の主人公→彼は自分の惑星が滅びたことを知らない(すなわち帰るべき処はない)→コールドスリープは続くが、病原菌は完全殺菌されている(すなわち彼は治癒する?)→(ところが)生命維持機能が切れると?(これは死を意味するだろう)この詩行群にやや矛盾を感じます。「治るような、死のような」。差し当たり、読み手レベルで推測を付けます。彼はいずれ死にます。なぜならば「棺の中」「十字架」「鎮魂歌」などを、その傍証として拾うからです。ここで次に海が出て来る。ただし、星たちの記述はなお続くので、この「海」は「銀河の深海」などとあるように、実景ではなく、ひとつの比喩と見ておきましょう。
最後、彼はブラックホールに呑み込まれ、解体され、その粒子がホワイトホールから吐き出され終わるのでしょうか?
最後に技術論アプローチからの感想及び評です。各連、もの凄い発想力・想像力・比喩力・筆致力があります。しかし、それらは、ひとつの詩の中での組織力・収斂力とは違います。要は各連、宇宙知識にも支えられながら、それら自体素晴らしいですが、相互に有機的に繋がらず、詩全体のストーリー性、メッセージ性が見えてこないのです。詩的に感想を言うならば「この主人公は何処へ行く、この詩は何処へ行く?」。そのあたりがポイントになる気がします。佳作一歩前で。
アフターアワーズ。
僕は詩にストーリーを持ち込むことに大賛成です。この詩のポイントは”流れのまとめ方“に注力すれば一定の成果があるように思えるのです。研究してみてください。
2 aristotles200さん 「ダンス」 3/20
この詩のキーワード。「ダンス」と「揺らぎ」です。 あとは「対生成・対消滅」です。この作者さんは全面的に人間を肯定しつつ、多くの部分において人間を批判あるいは否定している、そういった同時的な立ち位置を今まで感じてきました。この詩もその範疇にあると感じています。ここに提示された「揺らぎ」自体、人間への肯定であり否定であると思っています。具体的な契機となるのは「対生成と対消滅」です。ここはあまり難しく考えず、互いの物質作用による生まれと滅び、その浮沈などと解釈すればいいでしょう。そういった自然界の法則や節理を「揺らぎ=ダンス」といった動向や運動として把握する。人間も自然界の一員である以上、その範囲にある。それが8連「人間/人間こそ~」です。そして、冒頭述べた作者さんの人間観がここでも顔を出します。人間こそ揺れ、揺らされ、揺らぎの典型か?しかし、そこでは新たな可能性も示唆されるかのようです。繰り返されることの謂いかもしれません。
さて、「*」を挟んでの「存在とは/ダンス!」。いきなり来た感じですねえ。作者さんも変化を意識して「*」を入れたのでしょう。森羅万象を揺らぎといった概念で捉え、ダンスも揺らぎの一形態、一表現です。そういった意味での後半。より人間に分け入っている印象を受けます。同時に(ちょっと別詩っぽいかな?)のイメージがありました。付記すると、以前にもこういった印象を持ったことがありました。このあたり、少し調整力を頭の隅に留め置かれると良いと思います。
それは、さておき、この後半部分は意外と面白く、平家物語を引用していますが、その古典性や終連などが、かえって詩にPOPなフィーリングを与えているように思えました。「ダンス」という言葉の持つモダン性、軽快性も寄与しているでしょう。ちょっと別途的付随的感想にはなりますが。このかたは哲学性、宇宙的、SF的、etc。多様な面を持ちますが、POPな要素があっても面白そうです。無理強いではなく参考までに。 甘め佳作で。
3 相野零次さん 「恋とか愛とか」 3/20
おや、まあ!いろんなことが書かれてますねえ。話がずいぶん飛びますが、なかなか面白く読ませて頂きました。そんな中で、この詩の核になるのは「時間よ止まれ」と、お相手のこととキスのこと、のように思われます。病気の部分は何故出て来たか?はよくわかりません。
終連が結論であり、ホンネでしょう。僕が推測するのは、この人、今”恋とか愛とか“を実際にしていて、気が高ぶったり、気恥ずかしかったりして、テレ隠しに「テレ書く詩」して、あれこれ書いちゃった、そんな気がしてます。ある意味、微笑ましいのです。作品群のひとつのバリエーションとして見ています。 佳作一歩前で。
4 じじいじじいさん 「あたたかさ」 3/21
今の季節にふさわしい詩ですねえ。タイトル通り、詩の肌触りもあたたかいものです。
まず表記上の点でいくつか……。「空の青空」→「空の青」「育てて有難う」→「育ててくれて有難う」と、その下「有難うと言った」→「そう言った」それと、この主人公は女性と思われますが、あまり女性を感じさせない気がします。「~~だ」の表現と「~~ね」が混在しています。女性的フィーリングをもう少し入れたい。あとは現実に拘ることなく、車ではなく歩かせてもいいかもしれない。
以上、手を入れてみてください。
次にこの詩の考え方です。作者さんは主に子供の詩を書いてきました。多くのお子さんが書いたことでしょう。その中の任意の一人の女性。じじいじじいさんと共に詩を書いてきた。そして歳がたけ、大学卒業して社会に巣立つ。すでに大人の詩を書く彼女です。そんな風に来歴を思うと,感慨もひとしおです。この詩は再推敲が必要ですが、そんなことはどうでもいい。ささいなことです。
その背景を思って、調整を条件で甘め佳作とします。みなさんで、この女性の門出を祝いましょう。
5 荒木章太郎さん 「雨と鞭」 3/22
荒木さんのひとつの技術的アプローチは何だろう?と考えます。同じ発音の言葉で漢字の姿の違うもの、意味の姿の違うものを、時に主役に据え、時に脇役にまわして、詩の全体像、そのメッセージ性を伝えて行く一助にする、と僕は思って来ました。この詩にも、その条件は健在です。
このタイトルにしてからが、そうです。以下「裁き・捌く・砂漠」「鞭・無知」「掬い・救い」「裏切る・裏側」「憎しみの肉」など。そういった構図を通じて人や社会―この世界の法則性を探ってゆく。こういった手法でひとつの詩の意味を通していくのは並大抵なことではありません。それを楽々やってしまう荒木さんです。さて、詳細不明ながら、感じられる大意を。
「裁く」「鞭打つ」。このふたつをこの詩が持つ人間最大の試練とします。おそらく前半はこれらを額面通りの制裁と見ているようです。ただし、前半終わり近く「裁くためではない/救うために~」とあります。さらに(試練の意味を取り違えていた)とあります。詩の中で少し変化が起こっているようです。以降「無力な自己」「約束を守る」「人を信じて」「それでも信じて」「人はつながり」などの言葉が登場します。このような試練~人間の負の状況においての基本的考え方が自己の心理再生、人々との共生にシフトしてきたのを感じます。評価は「評のおわりに」で書きます。
6 晶子さん 「布」 3/22
この世での人と人との繋がり。この世とあの世を結ぶ繋がり。それは今を生きる人と故人との区別なく暖かな通路。その象徴としての「布」。そんな気持ちがあります。美しくもあり哀しくもある。
短い詩ですが、考えさせられることが豊かにあります。晶子さんが書くとねえ~、全てが優しく静かな方に流れて行きますね。そのあたりに皆伝のいわれがあると思います。評価は「評のおわりに」をお読みください。
7 ベルさん 「祈り」 3/23 初めてのかたなので、今回は感想のみ書かせて頂きます。
よろしくお願い致します。
突然ですが、初連の4行目から読んで最後まで行きます。この詩の主人公単一の気持ちがよくわかる書き方です。4行目から、としたのは、冒頭3行は「誰が言ったのか?このセリフがこの詩にどう関与するか?」が見えてこないです。たとえば、2行目の「あなた」は5連に出て来る「君」と同一人物なのか?も焦点になりそうです。あとは、好きな人との再会を希求する詩として充分に伝わります。推敲を充分にして微調整すれば良いと思います。そういった意味も含めて、また別作品を書いてみてください。
評のおわりに。
今回の区間は二人の免許皆伝者を含んでいます。荒木章太郎さんと源田晶子さんです。
本編では評価を割愛しましたが、こちらに思いを綴りたいと思います。どちらも人生や社会を、遠景・近景で、それぞれに伝えて秀作の誉れ。
一人は抽象的、一人は抒情的。そのアプローチの違いが個性であり、詩の妙味とするところ。どちらも詩が必要とするところ。その伝えるところの深さは皆伝作に相応しい。お二人の個性は僕にとって、とても有益で嬉しいものでありました。 ありがとうございました。 これからも期待しております。 では、また。