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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

パックの中の平穏  ゆづは

透明なプラスチックの蓋ごしに
斜めにライトが差し込んで
秩序正しく整列した
サンドイッチの断面を
宝石のように照らし出す

ふわりとした 
柔らかな薄い層の下には
黄色いタマゴ
鮮やかな緑のレタス
真っ赤なトマト

外見は似ていても
一口かじれば
みんなそれぞれの季節の彩りと
違った雨の匂いがする

ハムとチーズが仲良く重なり
マヨネーズが
バラバラな具材を
優しく繋ぎとめる
時折 ピリリと辛い
マスタードの程よい刺激 

違うもの同士が密着して
一つの「おいしさ」という
調和を作り上げていく

ひんやりとしたパックの中
お互いの角を潰さぬよう
それでいて 
体温を失わぬよう
隙間なく寄り添って

蓋を開けた瞬間に
誰かを
微笑ませるために
その手に取られるのを
黙って待っている

私たちは
このパックの中に詰まった
密やかな知恵を
まだ
知らないままでいる

編集・削除(未編集)

詩の評、お礼です。  じじいじじい

雨音様

こんにちは。
詩の評、お礼です。
今回と次回の二作は、あえて同じテーマで違う表現の詩を作成してみました。
雪が降るをシンシンとフワフワのオノマトペでとう表現出来るかチャレンジしてみました。
ご指導頂きました事をこれこらも活かしていきます。

これからもよろしくおねがい致します

編集・削除(未編集)

三浦志郎 様 お礼  Ema

はじめまして、Ema(エマ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
この度は貴重なお時間をつかって「はなつけ」にご感想をくださりありがとうございます。少し投票のことに触れてらっしゃったので、多少そこに甘えて投稿させていただきました。感じ入ったというお言葉、とても嬉しいです。
36年ぶりという冬の選挙、太平洋側の平地でも降った雪、自分との熱量の差などを書き残しておこうと思いこちらの詩を書きました。突飛かもしれない、説明が足りないかもしれない、と思う箇所もあったのですが汲み取ってくださりお言葉をくださりありがとうございました。また書けましたらよろしくお願いいたします。
ちなみに、ニュースで見たのですが、日曜始まりできれいに見た目が4週におさまる2月は11年ぶりだったそうです。前回と違うのは祝日がひとつ引越ししてきたことですね。

編集・削除(未編集)

評ですね。2月13日〜16日ご投稿分  雨音

「どっちも」じじいじじいさん

じじいじじいさん、こんばんは。大変お待たせしました。
とても優しい情感が伝わってきました。この詩は、「シンシン」と「フワフワ」という対照的なオノマトペを軸に、雪の降り方の違いをやさしく描きながら、「違って見えても本質は同じ」メッセージを伝えています。音の選び方はとても的確で、雪の気配が自然に立ち上がってきます。全体として穏やかで親しみやすいですね。「わたしはゆきがすき」という結びにも現れているようにとても素直な作品です。佳作一歩手前です。完成度は高く、佳作にかなり近い位置にある作品だと感じました。
語り手はひらがなで子どもの言葉を使っていますが、とても整理されています。子どもの思考特有の揺らぎや気まぐれさ、もっというと意外性、そういったものを加えてみるのはちょっと難しいけれどいいかもしれませんね。じじいじじいさんの素敵なメッセージ「ふっているすがたはちがうだけ」という一行が、大切な届けたいメッセージだけに読み手に価値観の方向づけをしています。ですから読んでいる子どもたちはとてもよく整理された道を歩いている、そんな感じかもしれません。もしも、じじいじじいさんが「子どもの目線でわかりやすく優しく日常からそういったメッセージを送りたい」という目的をお持ちだとしたら、誠実に正しく成立しています。
もしも、子どもたちの目線にもっと近づけていくのでしたら、詩の中に遊びや無駄を取り入れると良いかもしれないですね。


「トルソー」上原有栖さん
有栖さん、お待たせしました。今日は暖かかったですね。
この作品は本当に素敵ですね。読み始めてすぐに、美術室の空気、鉛筆の乾いた音、時間に区切られた集中の張りつめ方が、はっきりと思い浮かんで自然とうっとりしました。クロッキーはほんの短い時間ですが、その短い時間の中で、少女の内面に芽生える感覚が、さりげなく重ねられていて巧みでした。クロッキーを選んだこともすごく良かったと思います。
とくに、美術室という小さな空間がふっと反転するような印象を受ける箇所もあり、観察する目から触れたい衝動へと移ろう心の動きが、説明されることなく、淡々と、けれどはっきりと伝わってくることで、この作品に足を絡め取られるように一瞬この空間にいるような気持ちになりました。
「首から上がないから/驚くほど大胆になれる」はとても鮮やかです。少女らしい未分化な感情をさりげなく描いていて、最後の一行も余韻を残していきました。
佳作プラスです。動く絵画を見ているようなそんな不思議な感覚に陥りました。


「電子化の帰り道」荒木章太郎さん
荒木さん、こんばんは。お待たせしました。
佳作です。とても密度が高く、引き込まれました。新宿西口という具体的な場所から始まり(ざわめきが聞こえてくるようです)、電子化という現代的な行為を通して、肉体・記憶・信仰・思想という構成が無理なく自然に展開していきました。構成がお上手ですね。老朽化した肉体の立て替え工事と都市の再開発を重ねていることに、ほんの少しくすりとしながら妙に納得しました。時間の蓄積と切断が同時に進行する感覚が鮮明でした。聖書や聖霊という神聖なものさえもが情報に置き換えられる感覚も、実感として描かれています。最後の「神様がいた頃のほうが汚れていた」や涙の結びも、静かな余韻を残します。AIが隅々まで行き渡る世界で、見えない何かが忍び寄ってくるような感覚、きっと多くの方が持っているはずですし、そういった気持ちとも重なって読ませていただきました。
一方、豊かな世界観ゆえに、どこに立とうか、と視点を少し迷う瞬間もあります。荒木さんの明晰さゆえなのだと思います。どれか一つをわずかに際立たせるだけで、全体の輪郭がさらに鮮明になって、読者はよりこの世界を楽しむことができそうです。たとえば「電子化」に回帰する、あるいは「祈る」「捧げる」の位置を整理するなど、ごく小さな調整で十分だと思います。少しやってみてくださいね。


「何もない夜に」相野零次さん
相野さん、こんばんは。今日から3月ですね。
佳作半歩手前です。この作品には、静かで確かな誠実さがあります。「今日もこれといって何もなかった」という冒頭の一行は、飾りのない率直な言葉ですが、とても多くの人の胸に届くことが容易に想像できます。「時間が鉛のように身体に絡み付いていく」という感触もまた、その重さに共感を感じる方も多いはずです。
詩の核になっているのは二連でしたが、この配置もとても良いですね。日常から始まり、静かにどこかで起こっている虚しい戦いにつなげています。何もしない「僕」と、世界で絶えず起きている愛・誕生・殺戮・死を並べて無力感と対比させていますが、あえて、何もなかった=日常の自分からの距離感のある視線が、その虚しさを深めつつ、淡々としていてとても良いと思います。
ここから結びにかけてはとても率直になり、「無条件に降伏する」「感謝します」「神様に祈ります」という部分は、その率直さゆえに心の残ります。仲間を求める声も、押しつけがましさは感じられず、むしろ暖かく人間らしいです。
半歩手前の部分はほんの少しのことです。三連から四連のつながりが少し淡泊に感じられました。具体的なイメージが一つ加わると全体の流れがとても良くなると思います。


「友」多年草さん
多年草さん、お待たせいたしました。良い日曜日でしたか?
こちらの作品は日常から生まれてくることが何より素敵です。参考書の染みやゴミ箱の空き缶など、そういった日常の断片に貴方を見つけることがとても優しく、その気持ちが鮮やかに感じます。そばにはいないけれど、共に歩む気持ちで、という乙女心は愛らしくて、慈しみがあります。日常の視点ですが、実はとても意外性もありました。「染み」とか「空き缶」ってどちらかというと生活の匂いを感じさせるのですが、それがこんな風に甘酸っぱい感情を引き出したことです。ラストシーンは「灰色の雲」や「冷たい風」に対比させるように「そよいでいる」という希望を感じさせる言葉が加わって、なんだか力強く、良い最終連になっています。
このままでも十分素敵ですが、視線の繋ぎ目をほんの少し意識してみると良いかもしれません。三連ですが、誰かの跡と同じ跡、を指でなぞるような場面が入ると、行為として共に歩む気持ちを重ねる暗示となり立体感が増しそうです。そのことで、気持ちの深い部分に読者を誘うことができるような気がします。佳作半歩手前です。

::::終わりに

また心が痛くなるようなニュースが聞こえてきました。
こんなに平和を祈っている人が多いのに、悲しいですね。
それでも祈らずにはいられません。世界中の人が安心して眠れる日がきますように。

編集・削除(未編集)

御礼 青島江里様  aristotles200

青島江里様
拙作「カスタネット」に評とご感想をいただきありがとうございます。
佳作一歩前とのこと、励みとします。

本作、日常に+少し不思議を用いました。
玄関、ドアホン、そこから、私は生楽器を鳴らしたかったのです。
深夜や夢落ちは後付けでした。

改善点の3点のご指摘、推敲してみます。
感謝いたします。

次回も、よろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

三浦志郎様 御礼   晶子

『閉経』を読んでくださってありがとうございました。
生物として自然な流れなので、書きにくいことはなかったのですが、こんな詩を書いて何ですが、私は女性というものがよくわかりません。
女性であるにも関わらず、女性の体から産まれてきたのにも関わらず、です。
構造として男性器が表面に出ているのに、女性器が中にあることがわからない理由の一つかも知れません。
メンタルについてもです。
自分の気分の浮き沈みをすべてホルモンバランスのせいにしていいのか、いまいち自分が女性ですと胸を張って言えない。
客観的に見てたり、中に入ったりする男性の方がわかるんじゃないのかなと思ったりします。
この疑問をどこまで抱えていけばいいのか、とっとと卒業したい。でも、まぁ、その後、骨粗鬆症のリスクとかが上がっていくことになるのですが。
長くなりました💦
ありがとうございました。

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御礼 青島 江里様  (星影 流)

初投稿しました星影と申します。
お忙しい中私の作品を見て頂きありがとうございました。
また、アドバイスを頂き向後の指標と言うべき金言を得た思いがします。
今回は初参加ともあり感想と言う事でしたが、折を見てまた投稿させて頂きたいと思います。

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青島江里様 お礼  ゆづは

拙作「一粒の嘘」を深くお読み下さり、丁寧な講評をいただき、ありがとうございます。
お褒めのお言葉を励みとし、ご指摘いただいたところは心に留めて、今後の詩作に活かしてまいります。
引き続きよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

◎2月17日(火)~ 2月19日(木)ご投稿分、評と感想です。 (青島江里)

2月17日(火)~ 2月19日(木)ご投稿分、評と感想です。 


☆カスタネット  aristotles200 さん

とてもユニークな作品ですね。どこか、童謡の「おもちゃのマーチ」を彷彿させるような作品の空気がありました。また、日常と非日常が曖昧になる深夜2時という設定、オーケストラからの招待という出来事を現実であるかのようなものに思わせてくるところも面白いです。

オーケストラの演奏者は通常、フォーマルな服装で演奏されるのですが、こちらの演奏者パジャマ姿ですね。ここから、読み手として思ったのは、日常からの解放でした。そして、楽器を演奏することで生まれてくる楽しさ、内面の変化を感じさせてくれる描写。それは、読み手に楽しい想像の世界と、新しい自分の受け入れという明るさを感じさせてくれました。また、オーケストラに加わって演奏するという誇らしさも感じさせられ、音楽からもたらされたポジティブな内面が伝わってきて、あたたかな気持ちになることができました。

個人的に気になるところは三点でした。一点目は「はい」の重複。最初の「はーい」は応答の「はい」ですが、二番目の「はい?」も流れのまま応答と読み流されてしまう可能性もあるので、困惑や疑問の別の言葉を考えてみるのもよいかと思いました。二点目は「扉を開ける/警察を呼びますよ!」の部分。こちらだけ、どこか脚本の筋書きのような感じになってしまっているので、扉をこじ開けて入ってきたという表現や、閉め忘れていた扉から入ってきたという表現等を持っていくと、自然な流れになっていくと思いました。三点目は、作品後半にある、夢オチの部分です。夢オチを用いた作品は多いと思います。なので、午前二時という現実と非現実の境界とされる時間のもとに起こった出来事であることに関連付けて、夢だったのか現実だったのかをぼやけさせると面白いかなと思いました。「夢か……」という部分を省略してみるのもよいと思いました。

聴覚を刺激する楽しい雰囲気に満たされた作品。疲れた自分を解放することや、新しい自分になること、なれると思うことで広がる可能性を感じさせてくれるメッセージを、作品の内側に感じさせてくれる作品でした。今回は佳作一歩手前を。



☆春夏秋冬  喜太郎 さん

日本には四季があります。最近では不安定な気温の変動などにより、二季化しているとの見方もありますが……。しかしながら、古くから続いてきた四つの季節の情緒に、日本人は寄り添いながら、自身の心情を重ねてきたのだと感じさえてくれることは、変わらず、引き継がれていると思います。こちらの作品は、春の希望、夏の情熱、秋の哀愁、冬の温もりと寂しさという季節の移ろいに、主人公の繊細な心の流れを重ねた、情緒豊かな表現が多く見受けられる作品になっていると思いました。自然の美しさ、そして君という大切な人を想うことから生まれてくる心の豊かさを、優しく、語りかけてくるようなリズムで表現してくれていますね。

気になったところは、二連目の「心が汗をかいている」でした。他の連の比喩とは、少しだけ違って、直接的な感じがしました。全体的に同じような比喩に揃えた方がよいかなと思いました。あとは、最終連の「もう時期」です。どこか口語的な感じがするので、「やがて」などに変えてみるのもよいかなと思いました。

作品の後半にある「君がいて 君がいた」という言葉は、とても印象深い表現でした。さらに追い打ちをかけて「下から見るか 上から眺めるか/交わる所はひとつだよ」と重ねられた表現は、「君」が自身にとってどれほど大切な存在であるか、また、どんな季節においても一番の中心にいるということを強く感じさせてくれました。とても印象深い表現でした。

言葉を通じて、日本ならではの情景と心情を表現された作品、今回は佳作半歩手前を。



☆絶望という名の曖昧  トキケッコウ さん

自らが進んで捨てたものを、後に自分の一部のように感じてしまう深い喪失感と取り返しのつかない気持ちを表す絶望。そして、そこから一筋の望みを見出すために一歩踏み出そうとする思いがありありと感じられました。

一連目。自ら捨てたものの具体例が並べられていますが、五段目の豚は、後の狼に続けるために並べてくれたのかな。前連で犬猫という動物系を並べてくれていますが、誤認識を防ぐために「普段食べている」をつけて差別化いるところは細かい配慮だと思いました。フレーズ自体が少し長めになってしまっていると感じるので、「ふだん好んで食する」などと短めにすると、引き締まった感じになると思いました。二連目以降に繰り返される「私に」について。①「私が捨てたのは/私に捨てられたもの」や、②「私に/それを探す旅が/どれだけ長かったというのだろうか」どちらの「私に」もこの詩の中では意味が通るのですが、現状のままでも充分ですが、①「私が捨て去った者」②「私が/それを探す旅が」にすると、より自然に意味が伝わるように思いました。

全体的に見て、一つの単語の中に、深い意味が込められていると感じさせてくれる例えが絶妙でした。例えば……

⑴ 「牙」……作中で「絶望」の代名詞として登場させていますね。「牙」とすることで、何かに抗い、力尽きて絶望するまでの様子、「噛みつく」「歯が抜ける」「痛がる」「死んで残す」のなどの心の過程が、まるで体現するように伝わってきました。⑵ 「二月」……「曖昧」の代名詞として登場する「二月」。「二月」という、月の中盤までの厳冬と、中盤以降にほのかな春が共存することに着目し、絶望の深い底から一筋の希望を見出そうとする様子を表現した比喩は、とても独創的で印象深いものでした。とてもよい意味で「曖昧」という言葉が光ったと思います。⑶ 絶望という言葉は希望が空っぽになるという意味でもありますが、希望は絶望の後にやって来ることを思うと、作中で一筋の春を感じさせてもらう瞬間に、最終連の「肌色」という言葉に、体温を感じました。そして、「重ねる」ではなく「重ねてほしい」という歩み寄りの言葉を拝見した時、ほのかな希望を感じることができました。

絶望から一筋の希望を見出すために立ち上がる様子は、さもすれば伝えたい言葉が増えすぎて長くなりがちの作品になることが多いと思いますが、うまく、ほどよい長さにまとめられていると思いました。また、独自の発想と言葉のセレクトで、一語に多くの意味を凝縮されていると感じさせてくれるところもよかったです。佳作を。



☆「なりたい」  星影 流 さん

初めてさんですね。今回は感想のみを書かせていただきますね。

水の持つ色々な性質をしっかり見つめ、そしてその性質を自分自身の理想とすることの描写に、清流のような純粋な姿を思い浮かべさせくれました。

「偉そうでもないし」「居ても邪魔にもされず」「誰かのほんの少しに なりたいんだ」という言葉は、昨今よく時事ネタにでてくるような、お金や権力的な欲求とは、程遠く、ただ、少しでもいいから誰かの役に立ちたいんだという、とても清らかな気持ちで満ちていました。また、「無いと困る」存在であるという描写は、水が生命の源であり、あらゆる生き物にとって不可欠であることを改めて実感させてくれる言葉になっていると思います。ところで「水って無いと困るのに」が三連に渡ってリピートされていますが、そのうちの一連、「必要な時には無くて」の部分ですが、その状況を更にわかりやすくするために「水って無いと困るのに/渇水で必要な時には無くても/見つけた時には喜んでもらえる」というような感じで、実例を加えてみるのもよいと思いました。

誰かの貢献したい、支えになりたいという詩の一連の流れからの「僕はそういうので/いたいんだ」という、言葉のつながりから浮かんできたのは、宮沢賢治さんの詩、「雨ニモマケズ」の「そういうものに私はなりたい」という結びの言葉でした。星影さんの作品は、水という身近な存在を通して、賢治さんの作品のような、自分よりも人のためにという気持ちを理想とする風景が重なる作品に思えました。「誰かのほんの少しに なりたいんだ」という謙虚な気持ちも印象深い、真水のような作品でした。



☆芯の重さ  荒木章太郎 さん

ネット社会におけるコミュニケーション、言葉のやり取りや葛藤。そして、創作の課題について描かれた力強い作品だと思いました。

実際に作品を創作することから踏み込み、さらに個々の日常の見せ方に至るまで。ネット社会では、万人受けする世界を作り上げたいという一面も一部で見受けられ。そのような社会に対する作者さんのこみ上げてくる地鳴りのようなフレーズの数々は、ネット社会では自分の感情でさえも表現の道具のようになりうるという怖さを強く感じさせてくれました。こうでなくてはならないという暗黙のルール。少しでもはみ出せば、それは生身の真実であっても、その社会で受け入れられなければ、即座にその道具は、時には、人の命を終わらせてしまう、攻撃態勢に要する兵器にまで成り代わってしまうという、とてつもない恐怖に直面するということも感じさせてくれました。

三連目の「挟まって収まっていた」はどこかつながりがうまくいっていないような気がします。「狭まって」を「窮屈に」や「無理矢理」のような言葉に変えてみてはどうでしょうか。七連目の「思い重い」ですが、こちらは意図的なのかな。どこか誤入力に勘違いされてしまいそうな気がしました。通常の「思い思いの言葉」でも伝わると感じました。

「夜に脅されていた優しさが朝の水平線にひれ伏していた」という表現は、暗闇の中で抱いていたものが、朝の光によって見出される、あるいは新たな形で向き合わされる情景が読み手の目前に広がり、とてもドラマチックでした。そして、課題解決に対する一筋の光、または「信念を持てる」という希望をも感じさせてくれました。それは、「直接ぶつけることをやめた/語れない場所で/思い重いの言葉を/削って削って芯を残せば/剥き出しの言葉より強度が上がり/それはもう振り下ろす/必要がなかった」のフレーズで、読み手の私も確信できました。

最終連では「言葉が重いのではない/俺が軽かっただけだ」だと誰を責めることもなく、静かに内省しています。真の言葉を紡ぐということは、安易な自己表現に寄りかかることでもなく、表面的な反応による評価や数値に左右されるものでもないのだ。そのようなことに振り回されず、言葉の本質を見極めることなのだという、強固な信念のようなものもたくさん伝わってきました。ネット社会における言葉の在り方について深く考えさせてくれる作品でした。今回は、ふんわりあまめの佳作を。



☆一粒の嘘  ゆづは さん

段ボール箱を片付けるという作業を通じて、過去の自分との決別や心の整理をするという内面を感じさせてくれました。

二連目。段ボールを整理して積み重ねる様子を、アコーディオンに例えるところは、とてもうまいなぁと感じました。楽器=演奏というイメージから、緊迫の糸が剥がれるような、解放された空気を感じることができました。「部屋が呼吸を取り戻す」に繋がるなぁと感じました。三連目では「剥がれきれなかった糊の跡」や「ぶつけて潰れた角の記憶」から、何らかの誰かとの過去の暮らしの様子が感じられました。「きつく縛りあげる」ということから、胸が締め付けられそうな切ない出来事であったかもしれないと思わせてくれました。四連目では、身の回りにあるものを処分することで、楽になれるという強がりや慰めにも似たものも含む、複雑な心境を感じさせてくれました。

五連目の「カッターの刃を収める」というフレーズは、内面にある深いものを感じさせてもらえました。段ボールの整理を完結させるときのカッターの刃。紐のいらない部分を切る=縁を切るを彷彿させます。静寂の中で広がるキリリと鳴るカッターの音は、聴覚を通じて過去との終結を印象付けてくれました。六連目も印象深いです。雨にふやけて~名もない繊維に還れという表現は、雨に濡れてどうにでもなれという気持ちと、できる限り自然に忘れてしまいたいという、相反する気持ちを感じさせてくれました。まだどこかまとまりのつかない過去に対する複雑な心情が伝わってきました。

気になるところは最終連でした。六連目の「雨にふやけて~」で、読み手の私の頭の中には、整理が終わって束ねられた段ボール箱の、外での様子が浮かんでいました。そこから突然出てきたのは「毛布」という言葉でした。どういう「毛布」であるのかがわからないので、結果的に物語の全体像がぼやけてしまっているような気がしました。「クローゼットにしまわれたままの毛布」「新しい毛布」等々、どういう毛布であるかというだけで情景も変わってくると思います。また、物語の全体像の枠をあと少しはっきりさせることで、どういう物語であるかという、読み手の想像性をアップさせることができるかもしれないとも感じました。繊細な心情の描写が印象深い作品でした。今回は佳作一歩手前を。

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早いものでもう三月。窓から差し込んでくる光がやわらかく感じられるこの頃です。
人のこころも、できる限りやわらかくがいいですね。穏やかな春を迎えることができますように。

みなさま、今日も一日おつかれさまです。

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三浦様 お礼です 上原有栖

今回も投稿を読んでいただき誠にありがとうございます。

今回はファンタジー調をイメージした物語です。
確かにゲームの装備品でありそうな名称ですね。
宝箱から出てきそうな雰囲気です。
元ネタの伝承話や伝説は探せばありそうですが、
一から頭の中でストーリーを組み上げてみました。
もう少し背景や説明を丁寧に積み上げるべきでした。
━━━「魔力」。そうです!
暗にこの言葉の力で押し切ってしまいました。

ご指摘の文体について。
以前の評で詩は、「時には振り切って、役になりきって表現するのも良い」というお話がありました。
想いをぶつけるくらい熱いエネルギーを持った
詩行を、これからも作り上げていきたいです。
次回も、どうぞよろしくお願いいたします!

※私も大河ドラマ見ています。
主役が秀長なので、いつもの三傑視点からではなく
どのように戦国大河を描いていくのか楽しみです。
余談ですが私は現在、神奈川の金沢区に縁が深いので少し前の「鎌倉殿~」は毎週盛り上がってました。
毎週日曜日は、子供とリモコンの取り合いです。
明日もかな(笑)

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