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編集・削除(編集済: 2026年05月30日 02:08)

お礼  滝本政博さま

「怪物」への感想をどうもありがとうございました。

言い間違いが多くて笑われることが多いのですが、それを詩に書けたら面白いのではないかと思いまして。
楽しんでいただけたようで嬉しいです。

違う系統の詩も書いていきたいと思っています。よろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

御礼 滝本政博様  aristotles200

滝本政博様
拙作「間違い」にご感想とご講評をいただき、ありがとうございます。
佳作一歩前とのこと、精進します。

本作、ご講評で、全て解き明かされてしまい、補足することはありません。
aristotles200節を全開にしましたので、書いていて、とても楽しかったです(実は、お叱りをいただくかもと、冷や冷やしていました)。

歌、やはり詩に使うのは難しいですね。色々と変えてみて、このシーンに対して、一番ぶっ壊れている歌を入れました。

今回も、作品を深く読み解いていただき感謝します。
次回も、宜しくお願いいたします。

編集・削除(編集済: 2026年09月19日 20:47)

9月8日(火)~9月10日(木)のご投稿分の評です。   滝本政博

「鼓動」 梨乃さん  

マイ・ディアへようこそ。
はじめての方なので感想を書きます。

空が鳴っている
雨は歌っている
空が泣いている
まるで自然が感情を持っているかのように描かれています。「僕」の感情とシンクロしているからでしょう。
作中「片方になった魂」とあり、引き裂かれた片方を求めて歩いています。
タイトルは「鼓動」です。「明日がまた来るのなら 生き抜いて見せる」と、いうように「僕」の中では鼓動が鳴っています。このように読んでゆくと、これはあきらめない希望の詩と言えそうです。

7行の詩ですが、行間を開けて、二連あるいは三連の詩にすると、読みやすくなると思いました。

空が鳴っている 僕の鼓動と同じように
雨は歌っている 価値を探しに出た僕に。
空が泣いている 僕を知っているかのように

明日がまた来るのなら 生き抜いて見せる
片方になった魂の足跡をたどりながら
僕は とぼとぼ歩いてる

また、逢えると信じながら

こんな感じでしょうか。



「名も知らぬ鳥」  ゆづはさん  

佳作とします。
選び抜かれた端正な言葉で書かれた美しい作品でした。
テーマは生と死。あるいは孤独について書かれているのでしょうか。
いろいろ深読みができる広がりを持っていると思う。
ゆづはさん個人の抽象的な感覚を可視化させた世界がありました。
また、明けやらぬ夜から朝までの時間の経過が繊細に描かれていて素敵です。
とてもいいと思います。わたしの能力不足でこうこうこういうところがいいと、分析できないのが申し訳ないです。

空の皮がゆっくりとめくられる
名前を奪われた私が
沈黙の洞の奥で
ただ細く喉を鳴らしている

最終連は美しく特にすぐれていると思います。
「空の皮がゆっくりとめくられる」
夜が明けたのですね。時間経過の描写としてとてもいいですね。



「WILL」  上原有栖さん  

お子様に宛てた心情溢れる詩と読みました。
変に捻ることなく、心のままに書かれていて読んでいて気持ちがいいです。
平易で真っ直ぐな言葉が雨のように愛しい人に降り注ぐ。
優しくて共感できる愛に満ちた作品でした。

構成がいいですね。

きみが大きくなるその前に

きみが大きくなったその後に

きみが家を去るその日には

その後にその全てを同列に受けるように。最終連がきます。読みやすくて親切です。 

あと何回言えるかな
ずっとずっと大好きだってこと

タイトルの「WILL」は調べてみました。
「will」は、未来の行動や意志、予測などを示す助動詞、または「意志」や「遺言」という意味を持つ名詞、そして「決意する」や「意図する」という動作を表す動詞である。
この詩にぴったりですね。



「目をまわす」  三津山破依さん  

二部構成の詩ですが
一、 くるくるくるくる
二、 日曜日の空
の、二つが付かず離れずの絶妙な感覚で並んでいていい感じです。

これはニュアンスの詩とでももうしましょうか、過ぎて行く日々を大げさではなく、少しだけ肯定的に描いています。

ドアノブ、ルーレット、独楽、傘、ドラセナの葉、ワイン、日曜日の空の色、等々、いろいろな小道具が登場して役割を果たして飽きさせません。

最後の一行
「しずかに目をまわす。」は
やや強引に前半の
一、 くるくるくるくる
に合わせに行ったような印象があるので。出来る事なら違う文章に変えられたらいいなと思いました。
最後はこんなにきれいに着地する必要はないと思います。



「間違い」 aristotles200さん  

佳作の一歩手前とします。

平明な言葉で決して平明でない世界が描かれてゆく。ファンタジーと言うかスラップスティクな作品。
ショートショートのようにストーリーを持ちユーモアも感じられます。
ブラックな香味があり、面白く読ませます。
こういう言い方が許されるなら、エネルギッシュでアナーキーな作品。
紫色の靴は何かの比喩であるとか、そういうことはないと思いました。つまり不条理なことに、ただただ紫色の靴が我慢ならないのだと。そんなふうに読みました。
長編です。ラストのカタストロフへ向けてひた走り、パンクでラディカルな趣であります。
言葉が速射砲のように飛び出して、オノマトペも楽しい。

終盤
マイム、マイム、マイム、マイム
マイム、マイム、ベッサッソン
(水、水、水、水、喜びのうちに水を)
フォークダンスの定番曲が挿入されますが、いろいろとエスカレートした後でのこれですから、面白いです。喜びの歌!!

わたしも作品にウサギのダンス
ソ ソラ ソラ ソラ うさぎのダンス
タラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラッタ ラ
脚で 蹴り 蹴り ピョッコ ピョッコ 踊る

や 
しょ しょ しょうじょうじ しょうじょうじの 庭は
つ つ 月夜だみんな でて こい こい こい
おいらの 友だちゃ ポンポコポンの ポン

を入れ込みたいと思ったことがありましたがうまくいきませんでした。
これは蛇足ですね。すみません。



「怪物」  月のサカナさん 

マイ・ディアへようこそ。
はじめての方なので感想を書きます。

これは楽しいね。
言葉遊びなんだけど、ユーモアたっぷり。楽しい妄想!新奇と驚異への志向!!

脳内で、ミケランジェロ氏と
フランケンシュタインが混ざって

ミランケンジェロ氏が誕生することが
…たまにある

ルネッサンス期に彗星の如く現れた
縫い目だらけの巨人の芸術家に
なってしまう

おもわず笑ってしまいました。ミランケンジェロ氏。
想像力がくすぐられます。
これは発見であり、書いていて楽しかったんじゃないかな。
詩の中にユーモアを持ち込むのはじつは難しい事なのです。この作品は成功していると思います。
構成もよく、最終連でさらに落とすところなど決まっていました。
言葉って面白いですね。二つの違うものの出会いによって詩が生まれるというのはシュールレアリスムの手法なのですが、こんな形もあったとは!

また書いてください。次はどんな詩が読めるのかとても楽しみです。



「鬼婆」 青山杜甫さん

作者の年齢、性別はわかりませんが、読者の年齢、性別の違いでも随分印象が異なる詩なのではないかな。
つまり、それぞれの立場で鑑賞できる作品だと思う。
振り返れば沢山の愛と格闘してきたのかもしれない。夫のために、娘のために。
それは輝きに満ちた記憶なのか。いまは一人である詩人の絶唱が響いてくる。わたしはそんなふうに読みました。
日常に潜んだ魔を鋭くとらえた詩と言えるでしょう。
最後の一行は、重く厳しい。

石垣りんの詩を思いだしました。
「シジミ」という詩です。短い詩なのでのせてみます。

夜中に目をさました。
ゆうべ買ったシジミたちが
台所のすみで
口をあけて生きていた。
「夜が明けたら
ドレモコレモ
ミンナクッテヤル」
鬼ババの笑いを
私は笑った。
それから先は
うっすら口をあけて
寝るよりほかに私の夜はなかった。

詩は経験と記憶力の勝負とも言えます。期待しています。
また書いてください。
・・・・・・・・・・・・・・・
閑話休題
そういえば「鬼婆」という映画がありました。
1964年のモノクロのホラー/ファンタジーです。監督は新藤兼人。乙羽信子と吉村実子が主演の近代映画協会の作品でした。面白かったです。わたしも古い映画を知ってるなー。もうお年寄り。

編集・削除(未編集)

熟れた李(すもも)を齧った唇は、火照ったように染まる  上原有栖

手のひらに載せられた李
薄皮のやわさ 内に詰まる果肉
乳飲み子の握りこぶしのよう
甘い香りはまさしく熟れている証

中華では果物のことを
水菓(シュイグオ)と呼ぶ
あなたの口が発した響きは
遠くの異国を旅して伝わった旋律に
似ているのだった

焦らさずに
一息に齧ってほしい
歯型をつけて 果汁を滴らせて
種を覆う果肉を舌で包み込んで
よく味わって

切れ長の瞳は何を語る
眼差しの表情(いろ)は
衝動(おとこ)を刺激する
果実を頬張るだけで
魅惑を振り撒く女性だ

瑞々しい唇は
果肉の紅色に染まった
火照った頬と一緒 からくれないの宝石
熱にうなされているのは此方なのに
勘違いも甚だしいけれど
わたしは蠱惑に囚われた蝶も同然

編集・削除(未編集)

終結の地  aristotles200

ターミナル駅へ向かう
改札
誰もいない

エスカレーターに乗る
2階のホームへ向かう

無人
珍しい
終電近くでも数人はいる

他のホームを見る
人影はない

スマホを取り出し
運行情報を確認
異常なし

9線10ホーム
人間は私だけ

奇跡の瞬間かもしれない
スマホで写真を撮る

ホームの定位置に並ぶ
いつもなら
通勤客の行列

周囲には
見渡す限り
人間はいない

アナウンスはなく
電車もこない

駅の横を通る
大通りで渋滞する
車の音も聞こえない

無音

照明が
1番ホームから
順番に消えていく
すべてのホームが
暗くなった

オレンジ色の
非常灯の中を
中2階の改札へ向かう

ターミナル駅の
外に出る
誰もいない

静寂

スクランブル交差点の
信号は消えている

駅前の百貨店や
商業施設の照明も
消えている

絶句

   ✳

突然

重低音のラッパが
大音量で鳴り響く

耳を抑え
うずくまる
頭の中に声が聞こえる

このメギドの地へ
獣たちよ
集え!

重量物が
地面を踏みしめる音
姿は見えないが
次々と
見えるところ
すべて揺らいでいる

頭痛の中で
記憶が
戻りつつある

黙示録の言葉が
繰り返される

ユーフラテス川の水は
枯れた
王たちを
この地に集めよ

空間の歪みは
実体をともない始める

通勤客が
スクランブル交差点と
交わる大通りから
地平線まで
見える限りに現れる

周辺の高層ビル
すべてに照明が点き
屋上、窓側には
人影が
隙間なく立っている

スピナ修道士の
数えた通り
1億3330万6668匹の獣
否、人間たちが
集結した

そう、ここがハルマゲドン
終結の地


−−−−−−−−
※アルフォンソ・デ・スピナ
1412年〜1491年
スペインのフランシスコ会修道士
説教家、神学者
異端審問の中心的人物

編集・削除(編集済: 2026年09月18日 09:37)

一雫の夜  ゆづは

気づいてほしくて
わざと声を砕き
唇の端から零した

聞こえないふりをされたなら
最初から独り言だったと
砂のように笑うだけ

すべての視線を
集めたいわけじゃない

手のひらの液晶を滑る
誰かの指先を
一雫の夜が濡らせばいい

親指の熱を吸い取って
画面はすぐに冷えてゆく

同じ深さの夜に沈み
青く冷たい光のなか
誰かのため息が
硝子をすり抜け
首の後ろを撫でてゆく

編集・削除(編集済: 2026年10月07日 23:04)

苦しみが来ない山  光山登

鈴虫の鳴く夕暮れ。
一匹の蜘蛛がどこまでも続く道を進んでいた。
背後には虫けらたちを従えている。

蜘蛛は王者のように突き進む。
目指すは苦しみが来ない山。

蜘蛛はこの世での目的のない生活に疲れ、
群れでの意味のない生活に疲れ、
子分を従え新たな生活を求めていた。

あの山に登れば苦しみがなくなる、と蜘蛛の賢者は言った。

砂利道を超えて、
砂浜を超えて、
水たまりを乗り越えたときには部下の大部分がいなくなっていた。

みんな快楽に慣れすぎて軟弱になったんだ。
蜘蛛は一人でつぶやいた。

山の入口にたどり着いたときには蜘蛛は一人きりになっていた。

みんなが貪る快楽を否定してたどり着いたこの場所。
蜘蛛は短い脚をバタバタと震わせた。

頂上につけばこの世での苦しみが終わる。
蜘蛛はそう思って脚をそっと前に踏み出した。

編集・削除(未編集)

青島様 お礼です 上原有栖

今回も丁寧な感想と評をありがとうございます。
頂きましたアドバイス、細やかな点までありがとうございます。(他の三人の神様もやっぱり気になりますよね)
この僅かなポイントでまた、詩に奥行が出せるような気がします!

詩を書く時に、一本の筋道がきちんと通っているか意識するようになりました。うまくまとめられていると言って頂き嬉しいです。
また投稿いたしますので、どうぞ宜しくお願いします。

編集・削除(未編集)

ひとり暮らし  三津山破依

〇母 お素麺

向日葵は自立できないほど
太陽に近づき、どこかの孫は
寝転がって背比べをする。
また今日も熱い夏。

 昼はそうめんでいいよね。

誰かに向かって呟く。
生姜はチューブでなく、
すりおろしたい、せめて。
ポットに植えた葱を鋏で刻む。

 簡単でごめんね。

連絡もなく、盆を越す。
煙がゆらゆらと揺れる。


〇娘 ゴルゴンゾーラチーズ

過ごしやすくなった夜。
わたしはテーブルワイン片手に
夜空を見上げる。
ペガスス座にはブルーチーズを
合わせたい。

孫はまだか、とあの人は。

乾いた風が黴を攫う。
咀嚼すると、鼻から抜ける。
赤い水が助けてくれる。
あしたも晴れるかな。

そろそろ寒くなる。
お正月には餅を食べよう。
せめて地元の酒で。
わたしの生まれた土地は遠い。

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青島江里様 お礼 三津山破依

ご講評ありがとうございます。
二章を通して丁寧に読んでいただき、ありがとうございました。 いただいたご指摘も含め、改めて作品全体を見直してみたいと思います。
今後の作品づくりの参考にさせていただきます。 ありがとうございました。

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