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海はどこまでも海で 知らない世界へと続く
僕はどうしたって僕で いつも少しだけ疲れている
0にも100にもなれない毎日を 振り子のように揺れて
真ん中で止まっては また何かに動かされていく
階段を上っているのか 下っているのか
どちらが正解なのか 50でいたいのか
答えのない答えを 軸を 光を 小さな闇を
求めていた 今日も夜が始まる
砂時計の砂が全て落ちても 時は流れ続ける
空白の中にも 何かが存在している
僕の心の空白も 埋めなくて良いのかもしれない
僕はどこまでも僕で 知らない世界へと続く
いつかの知っている世界に 夢の中の約束のように静かに佇んでいる記憶がある
ガラス玉や万華鏡 木漏れ日や誰かの優しさ 楽しそうな子供
そんな眩しさが 確かな 触れられそうな希望が
僕の答えで
軸で
光で
小さな闇を
照らしてくれるのかもしれない
今日も朝が始まる
青い空
異国と繋がる空はばたくため
彼らの若きひと時が散る
同じような青い空を眺めて
時代も繋がるような錯覚に
青が散らばる
(第一陣世界大戦以降、世界的に航空機の需要が高まる。日本も例に漏れない。旧海軍はより若いうちから基礎訓練を行い熟練の搭乗員を育てるため14歳から17歳までの少年を全国から試験で選抜して基礎訓練を行う予科練習制度を始める。)
青を目指して
青に大義を抱く
時代の小さな雫
絞られても
雫は日差しに煌めき
地面を濡らす
(予科練の一日は管理されたもので、寝る場所は吊床と呼ばれるハンモックのような移動も駆け足だったとのこと。)
一葉の写真に残された
笑顔の少年(※1)
もしも
時代を超えて
同じ青があったとすれば
きっと
その証明は
彼の表情に
(予科練の厳しい生活の中の憩い。例えば、酒保があげられる。旧日本軍独特の名称で、売店のことです。日用雑貨や菓子類、うどんやお汁粉などを販売している売店で、夕食後が「酒保開け」となり、温習までの自由時間に利用することができた。)
時代が違うはずの
見知らぬ彼が
どこかで見た少年に重なる
ひたむきな彼と
変わらないように見える
青が変わらない証明を
彼が望んだ戦争の「終わり」と
たった今ある平和が結ばれることを。
【補足】
※1
載せた写真。酒保の饅頭を運ぶ少年。饅頭の匂いに表情がほころんでいる。
土門拳 撮影 『酒保開』
※2
茨城県稲敷郡阿見町「予科練平和記念館」
https://www.yokaren-heiwa.jp
訪問にて書いた詩です
今回は感想のみでお願いします。
周りは言う
君は一途だな…と
それは少し違う
あの人の魅力が
あの人の全てが
僕を一途にさせる
周りの景色も
あの人を引き立てるための舞台
移り変わる季節も
あの人の数多の美しさを飾る
発する言葉や
所作や表情も
見惚れる事を改めて知る
僕が一途なわけじゃない
僕を一途にさせる
あなたに少しだけ
怖さを感じてしまう
この怖さが嫉妬なのか
それなら怖さも愛しいよ
不穏は足音を立てずにやってくる
都市伝説の看板掲げて
夕暮れの路地にセピア色の匂いを漂わせ
なぜか懐かしさで油断させる
それは肉食獣の口の形をした依存物質
人の形に入り込み骨や血を似せてくる
俺は牛タン、レバ刺し、あん肝、白子
夜ごと命を呑み込んで
酒を流し込み唾を飛ばして議論した
歴史に疲れ果て、切り取り、要約、早送り
思考をどこかへ預け
考えることをやめてしまった
——その瞬間、俺はもう死んでいたのかもしれない
かつて見た頭が大きく手足が細い宇宙人
いま画面を覗く子どもに重なり
柔らかな言葉ばかりを噛まずに飲み込み
顎は細く歯は溶けて
走る力を失っていく
それは鏡に映る未来の影か
頭の中にやつらは忍び込み
脳を舐めて食らう
それでも俺は「考えるより検索」を選び
思想的な死を想像できない
だからーーー
宇宙から見れば幽霊の宴
地上から見れば侵略の足音
不穏は疑心暗鬼となり
互いの肉を食い合う
はるか昔から人類は
戦争をやめられない
八十年の平和は
成長を止めたかわりに
足音を遠ざけた
それでも耳の奥では
乾いた靴底の音が
途切れることはない
そして俺は宴の締めに食べる
麺類がやめられない
姿を消した屋台の代わりに
二十四時間灯る看板の下で
先が見えない湯気に顔を突っ込み
敗北をやさしく煮込んだスープに
先伸ばしにのびる麺を啜り朝を迎えた
田舎育ち、家の横に川の上流があった
夏場はよく川で遊ぶ
上流でも、堰の深みは3mはある
麦わら帽子を被り、首にはタオル
釣り道具とゴム付きの銛、バケツを持って
ゴムサンダルで真夏の農道を一人歩く
人の来ない
藪の向こうに自分だけの場所がある
釣りに飽きれば、川に潜り銛を突く
水は夏場でも冷たく
寒くなれば、大きな石の上で昼寝する
そんな夏休みを過ごしていた
堰の上下を挟んで、自分の王国である
河童のように泳ぐ
流れの速い、遅いところ
身体が沈む淵や、魚のいるところ
一日中いても飽きない
夕方、釣果をバケツに入れて帰宅する
ハヤは、母が塩焼きにしてくれた
水が透き通っているので
淵の魚が丸見えで、よく潜っていた
堰の真下にある深い淵は
上から飛び込んで、底まで泳ぎ
下流に向かって、潜水泳ぎで水面に上がる
立ち入っては危険な場所もある
川の中ほど、突然深くなり流れも緩い
泳いでいても身体が沈む
淵の下のように、川底に潜水すれば
もはや水面には上がれない
青みがかった、深く
暗い水の色をした川底は
子ども心にも何処か、恐ろしさを覚えた
足ヒレとシュノーケル
これらを手に入れてから
文字通り、河童と化したのだ
それでも
急流に入る愚は一度もない
美しい川と、一つになっていた
遠野物語、ゲゲゲの鬼太郎、河童の三平
日本の妖怪を
身近に感じられる時間を過ごしたように思う
✳
歴史博物館の資料によれば
この辺りは昔から、大きな淵があり
河童が住んでいたらしい
たびたび
人や馬が、川底に引きずり込まれていたとか
そんな伝承があると知ったのは
大人になってから
さもありなん、と思った
漆塗りのしゃれこうべ
いったい いつの頃からあるのやら
我が家の物置の片隅に
ひっそり目立たぬ暗がりに
小箱に入れて仕舞って在る
これが誰の骨なのか
どんな由来の物なのか
身内の誰も知らぬのだけど
子どもが十を迎えたその日に必ず
親は箱の鍵を開けて子に見せることになる
そんな慣わしがあった
私もかつて「それ」を見た
暫くは悪夢にうなされた
落窪んだ鼻腔と眼窩
何も無い空間は「恐怖」そのものだった
もう一つ怖い話をしよう
このしゃれこうべは 偶に嗤う
ケタケタ ケタケタ 揺れながら
それに合わせて小箱も揺れる
コトコト コトコト 音が鳴る
不気味だろう
だからと言って我が家に不幸が降りかかる
なんて事は一度もなかった
誰かが怪我をすることも 家が火事になることも
今まで一度も起きたことがなかった
ただ しゃれこうべが嗤うと
この村の中で誰かが 近いうちに 死ぬ
だから物置から音がしたら
我が家では屋根の上に
黒い幟ををたてる
風に長い幟がたなびくと
長閑な村の空気がピーンと張り詰めるのが分かった
それがしゃれこうべが嗤った合図なんだ
不気味で不思議な話だろう
おっと!
今朝もまた
出会ってしまった
このひと月くらいで
三回目とは…
もうすでに
強い夏の日差しが
降り注ぐ中
アパートの外階段の降り口を
ゆったりと這い進んでいる
出勤しようとするわたしを
見送ってくれるつもりなのか
ふと、鎌首をもたげて
こちらを振り返り
糸のように細いピンク色の舌を
ちょろちょろと
出したり
引っ込めたりしている
でも、どうやら
見送りの挨拶では
なさそうだ―
わたしが餌でもないし
危害を加えそうでもないことを
確かめただけなのだろう
やがて
無関心な様子で
植え込みの陰に隠れてしまった
だが、アパートを出て
最寄り駅まで歩きながら
妙に気になった―
今しがた出合った蛇が
かなり大きく見えたから
これまでアパートの敷地で
見かけたのは二匹とも
もっと細くて短くて
鎌首も小さくて…
たしかに一丁前に
とぐろを巻いて
蛇には違いなかったけれど
今日のやつは
それに比べると
ずっと太くて長くて
いかにも蛇らしい!
性格のおとなしい
アオダイショウだとは思うけど
朝日を浴びて
鱗が鮮やかな銀色に輝いている様子は
何かしら風格があって
悠然としていた
いや、美しいとさえ
言えるかもしれない
待てよ、
複数の個体がいるとすると
誰かが飼っているのが
たまたま逃げ出してきた、
とか言うのではなく
このアパートか、ごく近辺に
蛇が棲みついた、ってことでは
ないだろうか?
そう言えば、最近
ネズミをさっぱり見かけない
前はよく出没したのに―
あのアオダイショウが捕まえている、
と考えると辻褄が合う
それにしても
こんな都会の住宅密集地に
よりによって蛇が棲みつくとは…
田舎の田んぼとか
川原で見かけるのとは
わけが違う
けれども案外
ありそうな話かもしれない
なぜってこの十年程
住宅地とは言いながら
めっきり空き家が増え始め
この辺りでは
七軒に一軒は
人が住んでいないそうだ
アパートの周りでも
まるで櫛の歯が欠けるように
空家が目立ち始めて
ただでさえ侘しい裏街が
いっそう寂しく感じられる
防犯上もよろしくない
しかし
人のいない家が増えるのは
悪いことばかりとも言えない
なぜなら
そうした家々は
思うさま雑草が生い茂り
庭木が繁茂して
周りの道路にまで
覆いかぶさっている始末だが、
逆に、
昆虫やトカゲなんぞにしてみれば
格好の棲家になるだろう
そのせいか
このところ
少年時代以来、ほとんど
お目にかかったことがなかった
アゲハ蝶や大きなコガネムシを
目にする機会が
けっこう多くなった―
つまり
「自然」が戻ってきたのだ
なんと、生き物とは
逞しいものだろう
いや
戻ってきたどころではない―
それ以上だ!
なぜって
蛇までやってきたのだから
かつて少年の時
昆虫やカエルが
大好きだったわたしが
アオダイショウを見つけたとたん
童心に帰って
こころを躍らさないわけがない!
定年まであとわずか
という年にもなって
大人げない、と笑われそうだけど
老境に差し掛かった今だからこそ
こうした生き物たちに
エネルギーと逞しさ、そして美しさを
強く感じるのかもしれない
それはさておき
蛇という生き物は、
きれい好きで
清潔な場所を好むそうだ
わたしの住んでるこのアパートは
築四十年を超える代物だが
大家のお婆さんが
しょっちゅう掃除をして
ずいぶんときれいにしている
そのせいもあって
蛇に気に入られたのかもしれない
周りに空き家が
増えているのと同じで
このアパートにも
空き部屋がかなりある
どうだろう―
蛇がいることを売り物に
入居者を募集してみては?
だいいち
ネズミはいないし
清潔だし
それに蛇がいるのは
縁起がいいってことだし
それに今年は巳年だし…
大家さんに言ってみようかな?
いや、ダメダメ、やめとこう
世の中、たいていの人は
蛇なんか真っ平ごめんだろう
わたしのような変わり者は
別として…
そんな宣伝したら
逆効果になるに違いない
それこそ
「やぶ蛇」
というものさ!
雨音様
こんにちは。
詩の評、お礼です。
質問の件ですが、子供の感情を詩で表現した作品とまわりの大人達が子供達に向けてなど幅広さは持たせています。
これからもよろしくおねがいします。
海より綺麗なものはないと言ったら
顕微鏡がわらった
プランクトンを知ってるかい?
なかにはまるで万歳するような格好で
ウヨウヨと泳いでいる奴もいるんだぜ?
きみにはそれが見えないだけだ
知らないからって無いわけじゃないのだよ
それを聞いた
望遠鏡がわらった
偉そうなことを言うな
キミの手が届くところなんて
数字で表せるくらいのところだろ?
俺が関わる場所なんて
言葉じゃなければ表せないくらい
うんと遠い、いちばん近くてもあの月が相手だ
おまえさんたちのせせこましさには
ほんと付き合いきれないぜ
それを聞いたハリネズミがわらった
何をつまらないことで争ってるんだ?
僕たちなんてこのトゲトゲで
誰も近づけさせないんだ
それがいちばん賢いと思わないかい?
みんな自分がいちばんだと
相手をわらっていた
それを聞いていた小さな虫はわらわなかった
顕微鏡も望遠鏡も素通りし
虫はせっせと自分のいのちで
プランクトンと
星と
ハリネズミのいのちを喰っていた