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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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瞳に吸い込まれて。
瞳みつめて。
瞳を見ないのはきっとキスする時だけ……
待ち合わせに向かう電車の中、ネット発信のライトな恋愛小説を読んでいた。瞳の描写が多くそんな感想をもった。
電車の中は適度に空いている。誰もが車窓越しの日差しを浴びながらシートに静かに座っている。
家族連れもいるけれど、座席から車窓を眺めて看板の字を読み上げるような子どもはいない。親から渡されたスマホのゲームに夢中だ。
周りの人もうつむき加減。ニュースサイトなどを見たりしているのかもしれない。職場の休憩所に似ている。
電車から降りれば、子どもも、性別も、年齢も関係なくうつむき加減に歩く。
周囲を見ず操作するスマホをいじる人もいる。
前を歩く人にぶつかるギリギリになり慌てて避ける。待っている私もうつむいている。
相手が来て手を振る。笑顔。チャットアプリで他愛ない話もするけど、久しぶりに会う気持ちになる。
SNSで投稿が流行った喫茶店に着き、座席に案内される私たち。おもむろに2人してスマホをいじり始める。料理と店内をSNSに投稿する。
それから……お互いへの愚痴。
一週間の操作時間が表示される。
私たちの顔を見合わせての時間はどのくらい?
それを教えてくれる機能はないみたい。
整体師の彼が話し始める。最近、腰痛の訴えの人が増えているらしい。それと同時にスマホ首の人も。
人間を重たい頭を支える首から臀部へ繋がる脊椎を守るためにも同じ姿勢を長時間維持するのもよくないらしい。そんな話をされた。
これは役立ちそうだとSNSに発信する。今日も頑張って魅力ある発信を心がける。誰かに見てもらいたくて。誰もが発信できるようになったからこそ、一定ペースの発信が必要なのだと私は発信のネタをアンテナを張る。
彼の愚痴が始まった。
整体師にとっては色んな人がいて話題を合わせるのも大変なのが悩みの一つでね。
色んなジャンルが分化していくから尚更だ。スマホで手軽にチェックできるけどさ。
彼も首をさすっていたことを私は知らない。積極的に首を痛める私たち。
知見は広くなるどころか狭くなっていく。
インスタントな情報の取捨選択
深めていくと同時に広がる世界を知らない。
先ほどの小説が頭によぎる。
瞳の奥に広がる世界
小さな瞳に、眼前を映す人間のレンズ
私は写っておらず
反応がなかった私ではなく
スマホをいじり始めた彼氏。
私たちすれ違っている。
誰かにぶつかりそうになって。
顔を見合わせた会話をしないで。
連絡ツールとして便利過ぎるから
休日に職場からの連絡に使われて。
電源がオフになることなく
切り替えられない画面と気持ち。
そんな常ならぬ努力を重ねて
首や眼精疲労を訴える。
そして
お互いにスマホをを見る時間を
伸ばしたがるように声だけ発信する。
だからと言って、やめられない。
誰もがうつむいた軸をもっている。
歪な背骨
、歪な構造
分かりつつも
誰もが、誰かに見てもらいたいから
刺激的な画面内の深みにはまっていく。
後日、彼氏と別れた。
お互いの言い分は
「自分が見られていないから」
「自分がいなくて、いい気がしたから」
ということだった。
やがて、彼の顔も消えていく。
「バードランドね!」
そう言われると私は少し身構える
ウエザー・リポートというバンドの代表曲にして
やや難曲
「ごめん タイトルに“子守歌”が付くほう―!」
アルトサックスの相棒がそう言う
それならば 馴染みのスタンダード
少しホッとする
「じゃ 行こう」
*
ジャズファンのくせに
私はこの曲を知ったのは遅かった
娘が五歳くらいになった頃だろうか?
覚えたばかりのこの曲を
(♪ Lullaby of Birdland That’s what I―)
娘を寝かしつける時に よく歌って聴かせたのだった
(こんな歌が好きで 歌える女性に育ってほしい)
そう思ったかどうか
今となってはもう思い出せない
*
私にとっては
ついこの間のようにも思える
そんな感覚のまま
娘の前で歌ってみせた
もともと 乏しい音程力と歌唱力で
しかしまじめにー
「この曲聴いたことないか?」
「う~ん ないね!」
「そ そうか……(汗 涙)」
*******************************
歌ってよし、器楽でよし。(自己満足的に) あ~いい曲だなあ!
歌姫サラ・ヴォーンが定番か!?
ああ きょうはいい天気だね
その服 とても似合うよ
あらそう あなたのネクタイも 素敵
洒落たレストラン 午後のひととき
そして 奥の toilet へむかう
ズボンを下げ 便器にすわり
力むのだ 力むのだ
なあがいウンコが 出てくる 出てくる
ティッシュで丁寧に拭いて
ああ スッキリしたぞ スッキリしたぞ
彼女が 待ってる 待ってる
どこかの先生が
今後の世界情勢について
熱く 熱く 語っている
おお ちょっと まって
お腹が ぐるぐる オナラが でるぞ
もよおしてきたぞ きたぞ
哲学や 思想の話は
その後に その後に
・・・・・・・・
糞ぶくろが ふたあつならんで
まあるい まあるい お月さんを
ながめてる ながめてる
儚く 切ない
想いを 胸に
無言で交わす
美しく 愛おしい
言葉の 数々
・・・・・・・・
これは
夢みる 夢みる
糞ぶくろたちの
ものがたり ものがたり
拙作「リサイクル」を読んでいただきありがとうございます。佳作の評を頂き本当に嬉しくを思います。前作「母の惑星」で描きたかったシステムについて、小難しい理屈をこねくり回さないで音やリズムや動きで表現することができました。ご助言頂いた、第二連の「過去は捨てても時は集まる」を最終連に組み込んでみますと、「循環」と「フラクタル」という二つのシステムの関連性がより明確になり、メッセージが分かりやすくなったように感じました。連を移動させると新たな発見があるものですね。推敲する際の勉強になりました。今後ともよろしくお願いしたします。
拙作「母の惑星」を読んで下さりありがとうございました。佳作の評を頂き嬉しいです。しかし、分かりにくさについてのご指摘を受けて、改めて振り返ると、個性では済まされない課題があると感じました。どうやら私には、「自分が思っているように相手も同じように感じている」という傲慢な思い込みと、読み手が「私の言いたいことは汲み取ってもらえる」という甘えがあることに気づきました。
最終連の愛の形(システム)がこの詩の主題です。「母の脳、家族、社会、惑星、宇宙は全てシステムで、これらは互いに関係している」「システムは異質なものを排他するか取り込んでしまいがちである。システムの変化は痛みを伴うので避けがちである(旧態が安定を目指す理由=天動説が複雑になりながら長い間生き残った理由)」これら二つのテーゼが私の中のコモンセンス(共通認識)となってしまい、今回の欺瞞な思い込みの一つとなりました。そしてシステムがそういうものだからこそ、家族が愛する母を見捨ててしまう恐れや罪悪感は、きっと読み手が読み取ってくれるという甘えの部分となりました。この詩とは、今後も向き合ってみたいと思います。
拙作「一人でいるのが怖いだけです」を読んで下さり、ありがとうございます。また悪い癖が出てしまいました。ひよると分からなくしてしまいます。批判されたくない、誤解されたくない、読み手を嫌な気持ちにさせたくない。だけど評価はされたい。そんなことを考えだすと格好をつけて言いたいことを隠して表現するから相手に伝わらなくなります。…そんな私自身をうたった詩になってしまった。もっと表現力を身につけないと。精進します。
今回も読んでいただき、誠にありがとうございました。
ご感想、嬉しく読ませていただきました。
ケアレスミスは恥ずかしい限りです。ちゃんと読み返しやミスに気づかなかった自分が恥ずかしい限りです。以後、気をつけたいと思います。
そして何より評の方、ありがとうございました。また頑張ります。
今回も読んでいただき、誠にありがとうございます。
アドバイスの通り、自分でも詰め込みすぎて文章のようになっていた気がしていました。先生のアドバイスが端的で、自分の注意点だなと再認識しました。その上でのご感想も嬉しく思いました。
ありがとうございました。
アドバイス忘れません。
今回も読んでいただき誠にありがとうございます。
ご感想、とても嬉しく思います。その上、ご丁寧なアドバイスと先生の表現の仕方、とても勉強なり感動しかありません。ありがとうございます。
これからも先生のアドバイスを心に創作していきたいと思いました。
ありがとうございました。