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(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

1127の投稿の、訂正、いたしました。 間に合えばぜひに。 トキ・ケッコウ 

青島江里様  トキ・ケッコウといいます。初めて投稿させてもらいます、が。・・・しょっぱなから、しかも今さらなのですが、実は11月27日付で投稿いたしました原稿を、本日、大幅に書き直させていただきました。(表示がガチャガチャで、当初の意図とかけ離れていたことに、すっかり気づいておりませんでした)
・・・締め切りから6日を過ぎた、これからでも、この訂正でお読みいただけますでしょうか? お恥ずかしい限りですが、平にお願いを申し上げます。  

編集・削除(編集済: 2025年12月03日 13:52)

西の果て  樺里ゆう

古今東西
西にあるのは死者の国
それはやっぱり
太陽の沈むところ だからだろうか

古代中国の神話に出てくる
死を司る女神 西王母は
西の果て 崑崙山に住むという
古代エジプトのお経にも
死者の国は西方にあり
太陽神は夜にそこを照らすと書かれている

翻って現在
世界は丸く
西の果てなどどこにもない

太陽は沈まない
自転する地球が向きを変えるから
いっとき 見えなくなるだけだ
だけど地表にへばりついて暮らしてきた私たちは
そんなこと知る由もなかった

ならば今 死者はどこへ?

天国も地獄も
死者の国も
人間の想像の中にしか
存在しないのだとしたら

西の果てと呼べる場所は もう
心の中にしか ないかもね
のこされた 人々の

地上にいると 夕日は沈んでいく
また夜が来る

でもあの薄明かりのむこう 遥か彼方に
かつて見送った存在がいて
そこは
今を生きる私たちの
胸の中へと続いている




----------------------------------------------------------------

参考文献
村治笙子・片岸直美(2002)『図説 エジプトの『死者の書』』河出書房新社、新装版(2024)。

編集・削除(未編集)

真実の視界からの創作 喜太郎

僕の見ている世界
空から降る雨
濡れたアスファルト
いくつもの傘が流れる歩道
花弁から落ちる雨垂れ

視界に入り全てのモノが
電気信号となり脳へと伝わる
脳内で見たモノを理解し理解する
雨・濡れたアスファルト・傘の群れ・花

どれもこれもがありのままで
そのありのままに色をつけたくなる
それ以前に全てが真実なのだろうか?
僕の目は真実を見ているのだろうか?

もしかしたら空は青空の晴天で
アスファルトは無く砂利道で
傘も無く人も居ない
花さえも咲いてはいないとしたら

僕自身がこの世界に存在しているのかさえ不安になる

いいやいや この世界さえ存在するのだろうか?

足から伝わる大地
手から伝わる空気
吸い込む酸素と吐き出す二酸化炭素

思った事と反対の事をしてみようか
それさえも想定内で操られているのかもしれない

大丈夫
こんな馬鹿らしい事を巡らせる頭
こんな馬鹿らしい事を書いている
少し見たモノ全てに
自分の感性と言う色を塗り重ねてゆく

それが僕の詩なんだ

想像は心躍る様に楽しくもあり
壮大な不安を与えてもくれる
だから『詩』を考えるのはやめられない

編集・削除(未編集)

虹の卵  上原有栖

「虹の根元には宝物があるって本当なの?」

幼い頃に僕は爺ちゃんに尋ねた
優しい笑顔の爺ちゃんは、こんな昔話を話してくれた
「そうともそうとも、これは爺ちゃんがお前くらいの年齢だった頃の昔々のおはなしさ」
子供の頃の爺ちゃんも、僕のように虹の根元に宝物が埋まっているという話を聞いて夢中になった
虹が出た日には一目散に虹に向かって駆け出していたんだって
当然、虹の根元にはたどり着けるはずもなく走って近付いたと思った虹はいつも消えていた
ある日の雨上がり、家の近くにまた虹がかかった
それはとても大きな虹だった
虹を見つけた爺ちゃんは家を飛び出して走った

━━━━━あの角を曲がれば 虹の根元が見える!

けれど爺ちゃんの目の前に広がっていたのは、何もない空き地だった
虹の根元どころか、いつの間にか虹自体も消えていた
肩で息をしながら落ち込む爺ちゃんは、空き地におじさんがいることに気が付いた
寂しい空き地には似つかわしくない、立派な服を着たおじさんだった
爺ちゃんはおじさんに虹を見なかったかと尋ねた
おじさんは泣いているような笑っているような、不思議な表情で首を左右に振った

それからこう言ったんだ
「虹は空に帰ってしまったよ」
爺ちゃんはその意味が分からず、おじさんをじっと見ていた
「君にはこれをあげよう」

差し出された手に乗っていたのは楕円形の石だった
石は雨上がりの日差しを反射して七色に輝いている
その輝きは爺ちゃんがさっきまで追いかけていた虹の色だった
「これは虹の卵だよ」
「ずっと大事に持ってておくれ」
そう言っておじさんは去っていった
爺ちゃんは話すこともおじさんを追いかけることもできなかった
おじさんから受け取った、虹色に輝く石をじっと見つめるばかりだった

「昔々のおはなしさ……おや、その目は今の話を信じていないようだ」
だってそうだろう、虹が卵から生まれるなんて話聞いたことがないもの
優しい目をした爺ちゃんは、疑いの目を向ける僕に書斎の引き出しから
小箱を取り出すと、その蓋を開けながら囁いた
「これがさっきの話に出てきた虹の卵だよ」
「これからはお前が大事に持ってておくれ」
僕は目の前の楕円形の石から目が離せなかった
話の通りその石は虹色に輝いていた

*********

歳を重ねた今でも
僕の書斎の引き出しには、小箱に入った虹の卵が眠っている
いつの日か、誰かが僕に虹の根元にあるという宝物の話をしてくれるまで、ね

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晶子さんへ。 三浦志郎

お申し越しの件、確認しました。了解です。

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三浦志郎様 訂正いたしました。   晶子

昨夜投稿した詩の7行目、
『彼女を写す玉はとても嬉しくて』
の『写す』を『映す』に訂正しました。
投稿〆切後に失礼いたしました。

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詩の評、お礼です。  じじいじじい

雨音様

こんにちは。
詩の評、お礼です。
子供目線になりきらない作品で中途半端な、かんじですね。
反省です。
これからも宜しくお願い致します。

編集・削除(未編集)

ある物語   晶子

綺麗な玉がありました
曇りもなく傷もなく
ガラス玉のように世界を映しました
ある日
女の人に出会いました
彼女は素敵だったので
彼女を映す玉はとても嬉しくて
ずっとそばにいたかったのです
でも一緒にいる男の人とよく喧嘩して
彼女は時に酷い言葉を玉に吐き
傷付けて
その後ごめんねと泣きました
玉は傷付いた自分が嫌でした
彼女の涙が沁みるのが嫌でした

玉は映すことをやめて
ただ転がっていくことにしました
小石で擦り傷が増えていっても
気が付かないふりをしました
そうしているうちに
曇って本当に映せなくなっていきました

転がり転がりしてるうちに
何かにぶつかって
痛いと聞こえました
そっとまだ曇っていないところから覗いたら
自分と同じような玉がいっぱいで
近づいたり
ぶつかったり
離れたり
なかには割れてしまったものもいました
それがなんだか悲しくて
玉はいっぱい泣きました
なんでこんなに悲しくて
なんでこんなに辛いのか
お日様に聞いてもわからない
雨に聞いてもわからない

泣いて黙って
呻いて笑って
そんな月日が流れたら
綺麗な玉がありました
傷付いたこと一つ一つが
カットガラスのそのように
無垢ではないけど
純粋ではないけど
キラキラキラと輝いた

これはあなたの物語
私の愛しい玉のお話

編集・削除(編集済: 2025年12月02日 16:19)

屋根番の風見鶏 多年音

突き抜ける風
ギィギィと
風見鶏は風の方を向く

風に思うはカラスの事
意地の悪いカラスの事
「風に乗ったって
お前は何処へも行けやしないんだよ。」
そう言われたのは
羽がまだ光沢持つ頃
なぁお前は海とやらに出会えたか

南から吹く風
ギィギィと
風見鶏は風の方を向く

風に思うはスズメの事
世話焼きたがるスズメの事
「雨も避けれず大変ですね
僕の羽は役立つでしょうか。」
そう言われたのは
鶏冠が少し滲んだ頃
なぁお前は食われてしまったか

後ろから風
バキッ
ドサッと
回り損ねて風見鶏は空を向く

燕の巣を見たのは、初めてだった
それは
ぎゅうぎゅう詰めで
暖かそうだった

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雨音さまへ 評のお礼です。  人と庸

雨音さま
こんばんは。拙詩をお読みいただきありがとうございます。シュールレアリスムを文字にしたようだとおっしゃっていただき、なるほどと思いつつ、そのように感じて下さったことが嬉しいです。(私はダリの『燃えるキリン』がとても印象深いです)
迷路のような小学校は、よく夢で見る光景をイメージしました。
散文の部分に句読点をつけること、参考にさせていただきます。
佳作をありがとうございました!

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