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編集・削除(編集済: 2026年05月30日 02:08)

下敷き  相野零次

僕は今日も「愛してる」
と下敷きに書いて出荷している
膨大な量の「愛してる」が
国語はもちろん
算数や社会のノートに挟まれる
そんな使われている言葉なのに
誰もが「愛してる」の意味をよく知らない
子供だけじゃない
大人も老人も男も女も大して変わらない
意味はよくわからないけど、
大切な言葉だから大昔からあるんだって

大昔、とても大きな「戦争」
というものがあって 
その「戦争」のせいで
人類が滅びそうになったんだって
意味はよくわからないけど、
その時にあらわれた英雄がはじめたことだった
その時には「愛してる」という言葉すらも
闇を表現する言葉だった
ちがう!「愛してる」は光をあらわす、
希望に満ちた言葉だ!
とみんなに伝えるために
全国の小中学校で使う下敷きに大きく印刷し、
裏に「愛してる」がどんなに大切で素敵なことか
わかりやすく絵柄を使って印刷し、全国に配ったんだって 
その出来事があったのがちょうど一千年前のこと 

今では誰もがおはよう 愛してるよ! 
私も愛してる 昨日言うの忘れてたっけ? 
愛してる! と挨拶のように使われている 
もちろん結婚式でも「愛してる」はつかわれてるよ!
そんな平和になったこの世界を忘れないためにノートを開けば
「愛してる」と
下敷きが挨拶してくれるんだ

おはよ! 愛してる
うん、僕も愛してる!
今のはクラスメートの女の子
なぜかわからないけど、
あの女の子に言われる「愛してる!」は
他の人とは違うんだよなあ
何が違うんだろう? こんどおじいちゃんに聴いてみよ!
「お~い青空や~い、今日も愛してるぞー!」
僕は元気よく
運動場を走りだした

編集・削除(未編集)

三浦志郎さま 評のお礼です  相野零次

三浦志郎さま 評ありがとうございます。
自分で書いといて何ですが荒唐無稽というか、
滅茶苦茶な詩だなあと思います。
その辺りを汲み取って評を頂けてありがたいです。
通天閣、全然気づいてませんでした何十回も
も読んでるのになんででしょうかね。
すいませんでした、直しときます。

編集・削除(未編集)

御礼です 三浦様  虹乃衣里絵

この度は、拙作をお読みいただきまして、ご講評をありがとうございました。
単なるノスタルジーに終始してしまった感は否めませんが、想いは込めました。
仰る通り、レコードが再評価されていますが、私にとっては過去の物になってしまい、何とも言えない気持ちを乗せてみました。
今後は、洗練された表現を心掛けるように努めて参ります。
重ねてありがとうございました。

編集・削除(未編集)

感想と評 8/7~8/10 ご投稿分 三浦志郎

1 ゆづはさん 「紫水晶の瞳」 8/7

「あの子」が残して逝ったお人形。しかも一心同体、自分の分身のように愛した人形でしょうか。
詩の主人公は処分のふんぎりがつかないでいる。僕は2、3連の場面がちょっとわからなかったのですが、大意としては、その人形を見ることによって「あの子」を偲んでいる。人形と向き合うことによって、「あの子」を偲ぶ。主人公は人と人形が同一化された場面と時間にいます。後半を読んで、少し想像を広げてみると、、その人がいなくなっても、今もいるように、部屋を全くそのままにしておく、というのがありますが、そういった事情も勝手に想像してみました。あの子のありようを人形に尋ねる終わり2連がこの詩の気持ちをよく語ってくれています。抑制された語り口が、より悲しみを誘います。僕はこの人は人形を捨てないでいる、と思いますね。
この人形を想うことによってあの子を想う。 佳作です。

アフターアワーズ。
「紫の瞳」とあります。タイトルとも関わります。人形は詳しくないのですが、こういった瞳の色した人形があるのでしょうね。僕はちょっとあらぬことを考えていて、欧米人は個人のキャラ・データに、多くの場合「瞳の色 ブルー」など記されるのを見たことがあります。日本人はあまりそういうことを話題にしませんね。目の色の種類が少ないからでしょう。そんなことを考えていたら、この詩のタイトルと文中が人形とはいえ、少し個性的で面白いと思ったことでした。全くの世間話ですので、聞き流してください。


2 aristotles200さん 「部屋」 8/7

来ましたねえ~。
鏡という物品も多分に幻想的。されど人間隣接的。詩には、持ってこいの対象です。まずモチーフ発想のセンスを感じます。後は、作者も自由に書いているのだから、こっちも(読み手及び評者)も自由に読んで味わい楽しもう、ってなもんです(笑)。まず読み手として、この詩の居場所の確認です。
上下・前後・左右、全て鏡の部屋です。これは自己の内面の全方位的属性を感じさせます。
これに付随して「人間は死ぬまで、自分のリアルタイムの、生身の、オリジナルな自分を見られない」という、人間的係数です。
次に鏡の持つ係数。
左右逆転、左右対称。俗に云う“双子の持つミラーツイン現象”。(写真もそうだが)コピー体験としての「鏡」。
以上、係数条件を揃えて、読み手としての自由を行使したいと存じます。
これだけ網を用意しておけば、この詩行のどれかが引っ掛かってくるはずです。それこそ鏡の持つ左右逆転的なもの。この詩に即して言えば、初期の安堵~落胆。快楽と痛覚。迷いと確信。多くの自分の中にいる一人の自分。文中叫びます。「お前たちは間違っている」「偽者たちよ/消えろ」―その通りです!鏡とは真実を被ったような「偽者」だからです!だからこそ終連。偽りだと知りつつ、人は鏡を信じて生きてゆくしかない。そんな性(さが)を綴っているようなのです。これは幻想でありながら普遍を感じさせます。これは佳作です。


3 相野零次さん 「魔人」 8/8

この詩、好意的な意味で面白いですよね。読み手がそれぞれの立場、考え方で、それぞれの魔人像を持っていい、そういった詩です。比喩を自由に楽しめばいいです。適度にユーモア的な風味もあって読み手にも優しい。読み手の一人として僕が思うのは以下の感じです。
「対象(魔人)をあまり有形として捉えると、袋小路に入って身動き取れなくなりそう。むしろ無形の何かを想像したほうが“つぶし”が効く」といった具合です。ところで「通天閣」が二度登場しますがいいんですかね?(他は皆一回) 気になるようでしたら、後で直しといてください。
「無形」ということで、やや近いと思われるのは、文化・文明、あるいは時間の流れ、その集積としての歴史、といったところでしょうか?人間内部に目を向けるならば、自我とか自意識とか感性・記憶、あるいは人間の本能のようなもの?論理に適う部分と荒唐無稽的な部分がありますが、もともとそういった面がこの詩の領域だし、後者は相野さんの遊びの部分として、あってもいいように思いました。両方の要素も含めて想像というか発想力は凄いものがありますね。甘め佳作を。


、4 上原有栖さん 「バラッド」 8/9

上原さん、よく文字をご存じですね。たとえば、です。あくまで個人的感覚ですがー。
「ミステリー」 (フツーの用語)
「ミステリ」 (某外文出版社が好んで使う言い方)
「バラード」 (今の音楽界は大体、こっち)
「バラッド」 (音楽以外でも、文学(伝承的物語詩)も含めると、こちらの感じ?)
それぞれ後者のほうが“渋くて、通っぽい”気がしませんか?(しないか! 笑)。
あまり関係ないですが、そんなことを考えていました。
ところが、この詩の本文は上記のような雰囲気とは大分違うニュアンスを持っているようです。
僕には、このじいじの話は戦争体験者の話のように思えます。「幼いじいじ」とあります。徴兵はされてないようです。 2連に鮮明な恐怖記憶があるので、しっかり、物心はついている。10歳~12歳位と想定します。(当時、例えば昭和20年)。してみると現在、想定 91歳~93歳。文中通り「人生百年」も視野に入ってきます。(100歳だと実戦参加者) 2連以外、「じいじとぼく」の事情、互いの過去と現在が、ぎゅっと凝縮されて縁側に置かれ語られている。この量から言うと、具体事例を書くと足りないし、だいいち、かえって興ざめかもしれない。これでいいと思います。ここまで読んで来て上原さんのタイトル付けの真意が分かったような気がします。「バラッド=伝承的物語詩」。伝承されねばなりません。日本にとって八月とはそういう月であります。佳作です。


5 光山登さん 「還るときは来ていない」 8/9

「なお生きることへの意志」。そう感じます。賢者の言葉、砂地、最果て。やや過酷な環境の中です。
人間、いつかは「いっさいに戻る」ものだが、だからこそ「まだ還らない」。踏み止まって接するもの。過去にあった、現在もある、未来にもあるだろうから。爽やかな意志。一点の曇りもなし。胸のすくような思いの詩です。難解度もちょうど良いところに調整されています。タイトルについて触れます。
(やや長めの)フレーズタイトルに久し振りに接して、気分爽快です!冒頭書いたフレーズとも合流して、楽々と意志が伝わります。だいいち、タイトルの言葉自体がカッコよく実態を伝えています。。佳作です。


6 竹中ゆうすけさん 「菜食放免」 8/10  評不要

評不要ですので、感想のみ書きましょう。
前作「じゃがいも」やブログ等、概観させて頂きました。前回のじゃがいも、そして今回の豆。
馴染みない豆が多かったので、調べながら読んで行きましたが、やがて気づきました。これらは列挙されたことは貴重なのですが、
あくまで形而下としての方法論的サンプリングだと考えられます。僕が重視したいのは、豆を契機としながら、たとえば次の連、「でも/豆は豆~」の連を皮切りとして、例えば、個人・集団・社会・世界へと解釈を広げ、大掴みに把握を試みる、そういった精神作業が感じられるのです。次にブログについて書きます。概観しただけなので、印象で物を言って申し訳ないですが、意外と日常隣接したものが多かった気がしますが、もちろん世界を大きく把握したものも多いのですが、どのようなものでも書ける人と理解できますので、
これは僕の勝手な想像で違っていたら申し訳ないですが、「~~用」「~~用」と書き分ける才能もありそうな気はしています。


7 虹乃衣里絵さん 「33rpm」 8/10

*「rpm」……Revolutions per minuteの略。 
懐かしい物品の詩です。33回転のLP(Long playing)レコードのことですね。3連目まで額面通りの詩ですが、「針を置く時の儀式にも似た緊張」―これ、言う人、割と多いんです。共感ですね。A面~B面で約40分というのは、この詩の通り「アルバムの名に相応しく」です。ジャケットも芸術性からも価値あるものでした。タイトルの数字と「12インチ」と「アルバム」だけで通しているのが、かえって面白いですね。5連以降、衰退が描かれ、文体も愛惜が滲んで、こちらも共感です。音楽を聴く環境も激変しましたね。レコードやステレオといった物にも世代感覚が反映されていますね。佳作半歩前で。

アフターアワーズ。
ただし、最近レコードの「良さ=暖かみ」が見直され、それも若者の間で静かなブームのようです。
世に云うJAZZ喫茶という処ではJAZZを7~8割はレコードでかけるそうです。ただ、どちらの現象も多分にマニアック。メインの流れにはならないでしょうね。


評のおわりに。

今日は終戦記念日です。新聞に以下のようなタイトルの記事がありました。
「証言に頼らない”戦争“」。(読売新聞8/13朝刊 堀川恵子)
主旨やや長いですが引用致します。
「戦争体験者の証言を取材の柱にできる時代は終わりました。今までと同じことをやっていたら、
戦争を伝えられないという危機感を持っています」
たとえば、上原さんの書かれた作品「バラッド」中の「じいじの記憶」はすでに貴重な部類、稀有な部類に属します。
やがてそういった事は全て失われます。「だったら、明日からどうしよう!?」というものでもないのですが、
「何か、それに代わるものを」というのが非常に示唆になると思います。世代的な何か、伝承的な何か、かもしれません。
方法論は変わりますが、追い求める姿勢は不変だということでしょう。  では、また。

編集・削除(編集済: 2026年08月16日 10:00)

評への御礼 水無川様へ トキ・ケッコウ

水無川さま 今回も拙作を丁寧にお読みいただき、誠にありがとうございます。そして今回の評の意味を、何度か反芻していたのですが、ついに理解が及ばなかったのでした。おっしゃる通り、いわゆるテーマが「割れた」ということなのだろうとは思います。けれどもではその片割れのテーマを排除して再構築できるかというと、ついに思いつかなかったのでした。これは自分の詩に対する未熟を表しているのでしょうが、しかしそれでも、これは恐縮ですが、この未熟さのままにこの詩をこのまま力技で立たせることが、今の自分には記念碑的に相応しいという気もしております。ともあれ今回もありがとうございました。またよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

いつか  May

遮光カーテンの隙間から漏れる光が
私を目覚めさせる
晴れでもない
雨でもない
鈍い銀色の朝
頭の上をパタパタ小さな足音が歩き廻ってる
いけない起きなきゃ
老いたあの子が漏らしてしまう
飛び込むダイニングキッチン
嫌いだこの部屋
ごちゃごちゃ狹い
あの子がいない
不意に姿を消してしまう老猫は
出窓のカーテンの向こうで眠っていた
私、左側が見えないんだよ
心配するじゃないか
キミのせいじゃないけど

横たわるゴツゴツの背中を撫でる
若い頃からの白いお髭
子猫が毛づくろいしてあげてる
キッド
まだ大丈夫だよね
大丈夫

赤ちゃんの頃から抱っこが嫌いで
肩によじ登って来たこと
ちょこんと肩に留まる写真が一枚
近ごろ私の指をペロペロ舐めるのは何故
以前はしなかったのに何故
ママ此処にいるよ

大丈夫だよ
大丈夫

編集・削除(未編集)

泉  aristotles200

遠い遠い昔
砂漠の彼方にある
黒い泉の水を飲み
不死と化してしまった

望まぬままに
世の中に生き続ける

ある日、古い文献に
不死を解く泉があると知る

死ぬための旅が始まる

   ✳

千年をかけて
様々な国を訪れ
泉を見つけては飲む

何も変わらない
未だに生きている

方法を変えよう

巨万の富を築き
大邸宅に籠もり
世界中の泉の水を
取り寄せる

最近は
衛星画像で確認できる
どんな秘境でも
探検隊を送り、取り寄せた

高価なシャンパングラスに
秘境の水が注がれる

今度こそ、と
一息に飲み干す

沈黙ののち
ナイフを腕に当てる
傷一つつかない

深いため息をつく

世界中の国を旅して
幾多の戦場を渡り歩き
虐げられる民の姿と
王侯貴族の興亡を目にする

巨万の富を得て
今や世界を支配している
それでも
叶えられないことが
いくつもある

睡眠だ

泉の水を飲んでから
数千年
一度も眠ったことがない

酒を飲んでも
酔うことはなく

どんな美食も
味はしない
あの砂漠の
砂を噛むような感覚

不老ではない
泉の黒い水を飲んだとき
私は死んだのだ

   ✳

今、ここは
いや、きっと未来
終末戦争で世界が滅んでも
たった独り
荒野を彷徨い続ける

駄目だ

戦争は許さない
核兵器は全て廃絶した
差別のない
恒久的な平和と共生社会

三つの高層ビルを土台に
巨大な神殿が建てられ
神として祀られている

最奥にある
豪奢な部屋に住んでいる
高い、天井まで届く
書架に囲まれている

毎日、人々の悩みを聴いては
解決する
世の中を正しく導いていく

独りになって
たまるものか

いつかは
不死を解く泉の水が届き
この仕事から
解放される時がくるはず

太陽が
赤く大きく膨らみ
赤色巨星になる前に
死ななければ
独り、宇宙を彷徨うのか

冗談じゃない

   ✳

地球を
惑星ごと宇宙船に改造して
人間たちを連れて
外宇宙に旅立たねばならない

泉は
地球にあるとは
限らない

編集・削除(編集済: 2026年08月14日 10:19)

水無川 渉様  御礼  三津山破依

丁寧に読んでいただき、ありがとうございます。

基本的に、説明語を省き、雰囲気から伝わるよう練っているつもりです。
「細部まで丁寧に作り込まれた」と言っていただけたことが、何より救いになります。

ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

ふうりん  じじいじじい

チリーン チリーン ふうりんのおと
ベランダにつるした ちいさいふうりん

かぜがふくと おとがなる
あついひは すずしくかんじる
きもちがいいおと

たいようにあたってあつくなっているのに
どうしてすずしくかんじるのかな?

でもふしぎなんだ
ふゆにふうりんのおときいても
さむいだけでかわらない
どうして あったかくならないのかな?
ふゆはあったかくなればいいのに

編集・削除(未編集)

補足  島 秀生

ドメイン名とは「poemーmydear.com」のことです。

ホームボタンの元の設定は「http://poem-mydear.com」なのですが、
これが「https://」でないために、スマホのアップデート後に、引っ掛かる事象が発生しております。

(昔からあるサイトや、個人のサイトのほとんどは「S」なんかついてないのね。
 それでフツウなのに、ご無体なスマホ側のアップデート対応であります)

編集・削除(編集済: 2026年08月13日 21:38)
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