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編集・削除(編集済: 2026年05月30日 02:08)

三浦さんの「評のおわりに」に寄せて  島 秀生

ものすごく余談ですが、
松本福広さんが東武ワールドスクウェアに因んだ詩の注釈に、イメージソング「夢のワールドスクウェア」小田茜というリンクを貼られてて、
あれ、この名に聞き覚えがあるぞと思い出し。
小田茜さんは、真田広之・主演の大河ドラマ「太平記」(1991年放送)で、北条高時のシーンで出てた人ではないかと思い出し、
それで鎌倉滅亡シーンが頭の中にぐるぐる巡って、脱線して、なかなか松本福広さんの評に入れずにいたりしたのでした。
なので奇遇であります。

ちなみに、小田茜さんは、この1991年大河の太平記出演で一躍脚光を浴びましたから、その流れで、1993年4月開園の、東武ワールドスクウェアのテーマソングを歌っているのも、合点がいく話だなあと思ったりしてました(← どこまで脱線してたんだ)

編集・削除(編集済: 2026年05月08日 19:05)

感想と評 5/1~5/4 ご投稿分 三浦志郎

1 松本福広さん 「メビウスの名前」 5/1

まず親子の間に介護といった事態・課題が介在してます。そして、それが親子関係に微妙な影を落とし、詩のテーマのひとつでもあるようです。
そこに比喩的様相で絡んでくるのがメビウスの輪のようです。「立場のねじれ」「180度ひねり」「端と端を貼り合わせて」「表も裏もない」―あとは寄り添うように記される紙のイメージですね。
たとえねじれた紙輪であっても、裏表も判然としないながらも、親子は端と端を貼り付けられている。
しかし、それは持って生まれたもの。致し方なし。
もうひとつのポイントは「名前」のことですね。これも、親子何があっても、まず変わることはない。
そういった、当面、なかなか動かしがたい現実の悲哀を感じる気がします。そういった意味では、この詩の心情は、もう少しタイトル側に近寄せて解釈する必要がありそうです。後半頻出する「名前」は親子の個人名であると同時に「メビウスの名前」を代入してもよさそう。そんなダブルミーニングにも思えてきます。ただ、僕個人としては、もう一つ詩に踏み込めなかったという反省もあるのです。この詩のせいではありません。佳作を。


2 上原有栖さん 「称名寺―青葉の楓―」 5/2

この詩は勉強になります。ありがとうございます。
この詩は、寺のことを総花的に書くのではなく、(まあ、そう書いても価値ある寺なんですがね) 副題の通り、楓伝説に絞った点が、かえってよかったと思います。歴史への想いと自己の心情も読みどころ。さらに読ませるのは終連と終句。山頂の景色のように詩世界も広がります。その極みに立つのが自作の歌でしょう。読み終えて、ある事を思っていました。皆伝者にして評者の紗野玲空さんの作風に一脈通じるところがあります。本作品の上原さんは紗野さんの良き継承者といった趣きがあります。もちろん、お二方とも多くのバリエーションをお持ちの詩人さんではありますが―。佳作です。

アフターアワーズ。
称名寺は僕にとって“必ず行かねばならない寺だが、まだ行けていない処”となります。この詩をきっかけとして、この連休に行って来ました。
本場鎌倉の寺以上のものを感じました。まず鎌倉にはない「華(はな)と雅(みやび)」があります。ひと味違う。おそらく前面の池と赤橋のおかげだと思われます。あと敷地が真四角で広い。浄土式庭園だそうです。本作にも出て来る楓のいわれを伝える看板もありました。金沢文庫の充実ぶりにも大変感じ入りました。およそ金沢流北条家は個性的人物が多く、実時~名君、文武両道。顕時~良き継承者。貞顕~文弱・学者肌。貞将(さだゆき)~武勇の将。この四人の肖像画がちゃんと残ってるのも凄い。金沢実時は大河ドラマ「北条時宗」で、ピーター(=池畑慎之介)が演じていましたね。なかなか、かっこよかったです。
いっぽう、冷泉為相(れいぜいためすけ)も印象深いです。墓は鎌倉・浄光明寺にあります。彼のお母さんは「十六夜日記」作者の阿仏尼ですね。
さて、横浜市金沢区。八景島・海の公園・金沢八景・金沢文庫。海近く風光明媚、深い歴史もある。佳い処にご縁がおありです。
僕も親族が富岡におります。他に書きたいことも多々あるのですが、常識的紙数制限あり。では、この辺で。


評のおわりに。

「称名寺・金沢実時外伝―四代 金沢貞将の最期」

鎌倉幕府滅亡の日、貞将は防戦の最中。ふと思い出し幕府総帥・北条高時
に最期の挨拶をすべく幕府に戻る。すでに手傷を負っていた。本家当主・
高時は貞将の働きを嘉し「相模守に任ず」の書状を手渡した。この言葉は
「執権就任」と同義語である(当時の執権は討死して空席)。今日で滅び
る幕府だが、一日とはいえせめて執権という栄職で貞将を飾ってやった。
貞将、一族の誉れと思い、応えて曰く―。  
「我が百年の命を捨て、公の一日の恩に報ず」
(これからも続く自分の命を捨てても、主君の一日の恩に報いたいのです)。
貞将はたいそう嬉しかった。その後、戦場(いくさば)にとって返し討死。
歴史に残る名言と言っていい。およそ鎌倉方の壮絶な防戦ぶりを思う時、
総帥・北条高時は、あるいは臣の心を思い士心を得ていたのかもしれない。
とりわけ、貞将への心づくしは、高時、必ずしも暗愚な人物ではなかった
のかもしれない。幕府滅亡にあたり、主従、見事な逸話を残した。
*          *          *          *
では、また。

編集・削除(編集済: 2026年05月08日 07:46)

島秀生様 評のお礼です。 松本福広

おお!名作&代表作入りありがとうございます!

ゴテゴテ注釈。評を書いていただく都合もあるためか、ついつい長めにしちゃいますね。
悪い方向に出ちゃったのが昨日の詩だったりします。
想像力全振りなせいで、「大丈夫?」と思われない予防線も張りたかったという。
その部分についても次から気をつけないとですね。
今回はすみません。注釈の部分、文言を丸々拝借します。
余談の部分、そういう意識で改めて聴くと、より深く感じられました。

MY DEAR含めて今後も埼玉、群馬、栃木、茨城を舞台にしたローカルな詩を書いていきたいので、自信を与えていただきました。
島さん担当の時か、どうかまでは分からないのですが、近いうちに「その4県?」的な部分に触れたような詩を書こうかと思っています。
ありがとうございます。またよろしくお願いします!

編集・削除(編集済: 2026年05月06日 12:51)

荻座利守様  御礼  三津山破依

ありがとうございます。
ご丁寧に読んでいただき、嬉しく拝読いたしました。
私自身は、比較的アバウトに、どう読み取っていただいてもよいように書いております。
もちろん自分なりの答えはありますが、その広がりも含めて受け取っていただければと思っています。
あまりカタチを決めすぎずに書いておりますので、様々に受け取っていただけることをありがたく感じています。
この度はありがとうございました。

編集・削除(編集済: 2026年05月06日 08:39)

評、4/24~4/27、ご投稿分。  島 秀生

今回は、本期間、1作だけでした。


●松本福広さん「25分の1のこんにちは」

ステキな詩ですね。夢があり、人類愛があり、世界平和への祈りまである気がします。
場が東武ワールドスクウェアだということなので、最初からその意味に受け取りましたが、
注釈なし・場の先入観なしに読んでも、
日本の中のまだ見ぬ人たち、孤独な人たち、これから会う人たち、そしてその日本国内の話から派生する形で、「遠い国にいる彼」も含むという形で、日本を舞台にした話と受け取っても充分に愛を感じる詩です。
結論として、どちらに仕上げてもOKな詩に思います

というのは、具体的に海外でなければいけない意を持つ語は、「遠い国にいる彼」だけなので、どちらにでも取れるわけですが、

ただ、まあ、作者的には東武ワールドスクウェアが持つ「25分の1」へのこだわりは持って書かれていますし、

 過ごしてきた時間や環境が違うから
 何が幸せに感じるのか、その答えも違う。

の詩行も、世界を意識したものにも思います。

無責任な言い方するけど、いい詩っていうのは、どう読んでもいい詩なもんです(仔細な所は二の次のことだ、という意味)。
注釈あり・なし、どっちでも名作&代表作入りを。

逆に言うと、もし注釈つけるなら、注釈あんまりゴテゴテつけない方がいいですね。
注釈は、どこかの引用をそのまま載せなくちゃいけない、と決まっているものではなくて、事実あるものと一緒に、自分の理解の一文を添える形のものでもよいのですよ。
今回の場合、詩の最後に

 *東武ワールドスクウェア。25分の1スケール・テーマパークで世界を想う。

と、添えるだけでOKに思いますよ。

余談ですが、1970年大阪万博のテーマソング、故・島田陽子さん(詩人)作詩の「世界の国からこんにちは」も「こんにちは」でしたね。「こんにちは」は世界の始まりなのかもなあー



*評のおわりに

イスラエルは元々、ハマスの後ろ盾であるイランとは紛争状態にあったのです。
そこにアメリカさえ、参戦しなければ、冷たい言い方だけど2国間の地域紛争のままで済んだんですよね。
アメリカが参戦したから、すっかり事が大きくなって、ホルムズ海峡封鎖ということになり、世界を巻き込むハメになったわけです。世界を巻き込んだすべてはトランプ氏のせい以外の何物でもないのです。

にもかかわらず、韓国にまた艦船の出動を要請してるそうですね。日本にも言って来なければいいんですが・・・。

編集・削除(編集済: 2026年05月06日 06:50)

荻座利守様 お礼  ゆづは

拙作『白日の淵』を丁寧にお読みいただき、心温まるご講評をありがとうございました。
幾何学に切り取られた光の描写や、記憶の奥にある感触など、言葉の細部にまで目を向けてくださったこと、何より嬉しく思います。
理屈を超えた「名付けようのない光」を掬い取っていただけたことに、深く感謝いたします。

編集・削除(編集済: 2026年05月07日 01:23)

風はまだまだ冷たい  三津山破依

ひっくり返った蛙を見つけた。
けろけろ。
座って、空を見上げる。
ボクは
フライドチキンを食べている。

雲は少し、オレンジ色。
風は、まだまだ冷たい。

この川の流れは、
穏やか、それとも
激しいものなのか。

ペットボトルのお茶をのむ。

蛙はまだ、宙を蹴っていた。
ゲコゲコ。
風が鳴った。
油のついた指をなめ、
さて、ひっくり返そう。

編集・削除(未編集)

荻座利守さま 評のお礼です  相野零次

荻座利守さま 評ありがとうございます
自分でもテーマ性が弱かったかなと思っています
最近スランプであまり書けてませんが頑張ります。

編集・削除(未編集)

皆さまにお礼遅れました  相野零次

雨音さま 三浦志朗さま 紗野玲空   さま お礼をすっかり忘れていました。今後このようなことがないように気をつけます。

編集・削除(未編集)

オボロゲアキハバラ  松本福広

人工月に直接繋がるエレベーターをシンボルとした電子塔が街の中央にある。あの人工月は二つ目の月になる。夜空に浮かぶナットやワッシャーは先代の人工月を解体した際の残留物。本当の星を知らない私たちは、あれを星だと誤解したままだ。
電子塔の下にアンドロイドや半アンドロイドが暮らしている。一人の半アンドロイドが呟く。「世界の保証期限は、交換部品がなくなる頃かな?」と。

error.error.最初は異音だった。

街中に住民の娯楽を目的としたシステムが作動している。街中をホログラムが歩き、それにマッチしたBGMがヴァーチャライザーによってリズムを作る。シティ・イン・ファントム。受信機能が失い、発信機能を残した個体にとっては錯覚とノイズでしかない。
談笑し合う老アンドロイドを横切る。Tokyoはドナウ川流域にあった、という話で盛り上がっている。病がなくなれば話題は昔日のことになる。「そう言えば、あの頃はカミサマが流行っていたな」呟きは街中のあぶくにしかならない。
彼らの話題に呼応するように、今日のシティ・イン・ファントムは平成の頃の秋葉原を写し始める。ケーブルとはんだ付けで接続されたパネル造りの通りに排泄物が転がっている。シルクハットに燕尾服の紳士。その紳士に未登録のアンドロイド・ガールたちが群がり啄(ついば)む。彼を巣へ持ち帰ろうとする映像だ。亡霊はいつだって出鱈目で驚かそうとする。

error.error.error.その音が日常ならば。

一つだけ残っていた神話があった。アポカリプス。
最後の、完全に人間であった男が、この世界を見て教えてくれた。彼の名前は、皮肉にもアダムだった。今日はそんな彼の命日。
私たちは彼を惜しむように誰もがアルミを細工したタンポポの綿毛を作る。生き物の振りだけ上手くなった。タンポポはこの街に咲かない太陽の偽物。綿毛は銃弾だ。所詮振りでしかない私たち。
無作為に街中に乱射する。無軌道な暴力こそが人間なんだと理解と共感に基づく敬意を私たちは示す。信仰のない慰霊祭は街中に新しい傷を作る。

error.error.error.きっとそれすら普通になる。

見ていますか?
アダム。
私たちは
鎮魂も祝祭も
滅びることも忘れたのです。

編集・削除(編集済: 2026年05月19日 07:13)
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