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雨音様
この度はお忙しい中、拙作「盆」にあたたかく丁寧な評をくださり、誠にありがとうございます。盆の細かなスタイルは地域によって多様で、面白いですね。盆提灯の代わりに鬼灯を飾る風習、とても素敵です。
また、力みのない自然体な書き方と言っていただけて嬉しいです。これからもそのやり方を磨きたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ちなみに数日前に転勤を言い渡され、出雲を離れて広島に戻ることになってしまいました。驚きと名残惜しさがあります……。
ありがとうございます。
実はこの作品、半年以上前に某詩誌に投稿を試みた作品なのです。
結果は……お初にお目にかかる事になるわけですが。
ラベルレス、レッテル、それでも本質を問いたい……現代を生きる上で誰でも頭に過ぎることで
他の人から見てどうなんだろうとお言葉いただきたく思い
投稿しました。
直すべきところはあるようですが評価をいただけて救われた思いです。
またよろしくお願いします。
日頃よりお世話になっています。
8/11 投稿させていただいた「新人指導マニュアル」
最後に一つ連を加えました。
お手数おかけしますが宜しくお願いします。
いつも丁寧な感想と評を頂きまして誠にありがとうございます。
声に出して読んでみると、前回からの課題である「歌詞っぽさ」の影がより浮き出てくるような気がしました。語尾の文字の使い方、ご指摘のリフレイン等の変化をさらに意識してみようと思います。(加えて引き算の推敲ですね。この匙加減がとても重要だと感じています。練習に励みます。)
おまけの佳作&次からは厳しめとのお言葉を頂き、次作に向け、良い意味でとても身が引き締まりました。
次回もどうぞ宜しくお願いいたします!
青き影
夜空の下に
長く落ち行き
旅人は ひとたび 立ち止まる
影は 冷たく
悲しげに 長く
そこを行く人は 憂愁に包まれていた
歩くことは
生きることだった
影は青く
背に月光を 浴びていた
月明かりの中で
そのひとは 自分の影を 見ていた
それは 何かしら
なまなましい 人間を 感じさせた
その人の 影に 一本の樹の影が重なっていた
そのひとは
その樹の 影から
離れて みたり
重なって みたり した
「人を見て法を説け。」
それが出来たら苦労はしないさ。
いつの世だって
誰かを育てるなんて
正解がわからないもんだ。
こういう教育をしてくれる先輩がいたら。
こういう指導をしてくれるメンターがいたら。
理想とする背中を誰かに重ねようとするけれど
それは重なるはずもなくて
丸める背中を重そうにしているのだけが見える。
こういう教育法がいいに違いない。
自分はそんな教育された覚えもないけど
上司が得意そうに語っている。
なんで、そういう教育をしなかった?
軽く発せられた後出しの答えが重く苦しい。
厳しく言うな。
辞められたら困るだろ?
パワハラだって訴えられたくないだろ?
熱を込めず、期待もせず
上辺だけ責任を取り繕う。
彼に期待して。
彼女に成長して欲しくて。
私何か間違ってますか?
誰かが正当化のために
育てられる側を間違っていることにしたいんだ。
抽象的で、誰にも刺さらない
教育マニュアルが作られる。
整えられた言葉、整えられた環境
マニュアルの中の通りの関係性ではいられない。
理想はずっと遠いまま。
結局、僕は僕のまま
僕という枠組みを出られないまま
君に言葉を尽くすしかない。
君の思うこと全てを推し量れそうもない
願望はないと言ったら嘘になる
関係なんて相互的なものを
築けているかはわからない。
一方的になっていないか悩むこともある。
育て方なんて
教え方なんて
信頼関係なんて
目に見て分からないけれど
重さだけは感じている。
理想の重さも
現実の重さも
二人の間にある溝を埋めることは
叶わないけれど
積んでいくしかないのだ。
改訂を重ねる度に
重くなる
新人指導マニュアル
完成しないまま
時代にあわせて書き換える。
残された空間
棚の上の放置された
組み上がった木製の
恐竜と旧式戦闘機
埃が積もっている
孫が組み立てたのだろうか
乾いた褐色の植物
カーネーション
娘が贈ったのだろうか
麻痺した空気
テーブルの上に
跳ねるモノ
小さな縞模様のクモ
巣をつくらないクモ
アダンソンハエトリ
この空間は
これから
浄められる
浄められた
埃のないこの空間を
「所有者」は誰かに貸して
誰かが「占有」するのだろう
空間の所有?
空間は誰かのために
区切られる
でも
閉じられた空間の中から
人がいなくなると
所有はあっても占有が消える
恐竜も戦闘機も埃も空気も
そこにあるだけ…
アダンソンハエトリは
その誰も占有しない空間の
孤独な管理人となって
所有者の代わりに
ダニやら埃やらを食べて
跳ねている
カーテンと窓を開けて
この空間の寡黙な管理人に
せめてもの
所有も占有もない
夏の風と陽光を
贈ることにしよう
雨音様 拙作をお読みいただき、ありがとうございました。ご指導いただいた4連の課題と抽象的すぎた青い光について、改めて考えてみたいと思います。4連について、お示しいただいた参考例は、得心いたしました。実は個人的には後悔することはあっても、後悔を原動力にしたいと思っておりまして、それなら、結局は、後悔していないのかもしれないな(笑)と思って作ってみた作品でした。いつも、暖かいエールをいただき、ありがとうございます。今後ともよろしくお願いいたします。
都合によりお先に失礼します。
「恋愛の味覚」上原有栖さん
上原さん、今日はこちら荒れ模様のお天気です。お待たせしました。
こちらの作品は甘い恋の話のようですが、シュールでそしてちょっとホラーな夏向きの作品のようです。とても個性的で良いと思います。個人的にはプリザーブドな愛が完成するかもしれない、というところの一方的さがとても怖かったです。一方で、盲目的に恋している時って案外こういうことって起こりがちで真理だなとも思いました。
お話の流れや世界観はとてもお上手ですね。
この作品はこれが完成形かなと感じます。おまけの佳作です。前回に続いて、少し歌詞っぽい感じがまだ残っていてそれが少し残念でした。リフレインに少し変化を持たせると良いかもしれません。足し算より引き算を意識してみて下さいね。練習にごくシンプルに書いてみると良いかもしれないですよ。それと次回から少し厳しくなります。
「ラベルレス」松本福広さん
松本さん、こんにちは。今日は少し涼やかですね。
とても良い作品だと思います。ラベルレスのペットボトルから、自分に貼られたラベル、そこから逃れられない、逃れたい、葛藤と日常。そういったものがバランスよくはっきりとした輪郭を作っていきました。たったひとつ気になったのは、句読点のばらつきです。自由詩ですから、句読点は個人の好みで自由だと私は考えています。ただ、少し一貫性がないので、そこだけ少し考えてもいいかなと思いました。楽譜で言うと休符です。この句読点だけで息継ぎをするのはちょっと息苦しいかもしれません。ラベルを剥がしても、水は水だという最後の一連がとても心に沁みました。佳作です。
「盆」樺里ゆうさん
樺里さん、目の間の窓の外、木々が大きく揺れています。この作品すごく良いですね。佳作です。一番良い点は視点と言葉の合わせ方のさりげなさです。構成もとてもいいですね。胸にふわりと残りました。
お盆の習慣の違いで、故郷を思う気持ちと今住む場所に馴染んで行こうとする気持ちのどちらも伝わってきましたが、それもさりげなく伝わってきます。最後の精霊馬で作品はぐっとしまり、読み手の気持ちにもぐっと残ります。繰り返すようですが、力みのない自然体な感じが本当に素敵でした。
蛇足ですが、麻がら、私も知りませんでした。迎え火は焚き木です。盆提灯は盆棚の方に飾ります。なんて、私もちょうど今お盆の支度をしているところだったんですよ。ほおずきを盆提灯の代わりに飾ります。馬と牛はきゅうりと茄子で作りますよ。行きは馬で早くきて、帰りは牛でゆっくり帰るんですって。
「わたしはわたし」じじいじじいさん
じじいじじいさん、こんにちは。こどもたちは夏休みですね。
そうですね、3学期制の学校だと通知表の季節なのですね。じじいじじいさんに何度か質問させていただいていますが、この作品は小学生低学年の方達を対象に書かれているのですよね?その一貫した姿勢は本当にすごいなと感心しています。
わたしは作品を拝見するときには、これは誰に読んで欲しいのかな、誰へのメッセージかなという点を考えます。今回の作品に関しても、じじいじじいさんは、お子さんたちにどんなメッセージを伝えたいのだろうと深く考えました。それがどうしても不鮮明で、どちらかといえば、小さい子を持つ家族へのメッセージなのではないだろうかと思ったんです。もしもひらがなに特化して、子ども達のための作品を書かれるのならば、もう少し違う視点があるかもしれません。また、五段階評価は低学年では使われていないように思います。通知表の内容もかなり変わってきているので、少し難しい主題だったかもしれませんね。
「あのとき、そのとき」温泉郷さん
温泉郷さん、こんばんは(そろそろ夜になりました)お待たせしました。
後悔をテーマに、過去をあのとき、未来をそのとき、として描かれた作品、とても素敵です。温泉郷さんはメキメキと上達されていて、特にリズム感がとても良いですね。多くの人が持つ後悔を「そのとき」に繋げていく明るさがとても好印象です。温泉郷さんの個性ですね。メキメキぶりがありますので、今日はちょっと厳しめにさせていただきます。佳作1歩手前です。最も気になったのは、四連です。ここではあえて「あのとき」を使わないで書いてみると良いかもしれないです。例えばですが、青い輝きは/小さく燃えて/跡形もなく/消えていった/心の中に浮かんだ/優しい言葉は/浮かんだだけで/沈むように/消えていった、とかです。全体的に「あのとき」が多用されると「あのとき」の効果が薄まってしまうので永遠に取り戻せない過去を少し遠回しに伝えるような方法が良いかもしれません。そうすることで「そのとき」も強調されるように思います。それとこれは好みだと思いますが、青い輝きが示唆するものがもう少し想像できるヒントがあると良いかもしれません。なんとなく抽象的で像を結ばないのが勿体ないかもしれません。
後悔のない人生なんてきっとないと思いますが、その時の精一杯を生きている私たちは前を向いて歩いていくしかありませんものね。素敵なメッセージでした。
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残暑お見舞い申し上げます。
皆様良い夏をお過ごしくださいね。
今日は各地で雨の被害があるようですね。安全にお過ごしください。
二十五歳になって数日後
母から電話があった
私もよく知る母の友人からの紹介で
私に縁談が来ているという
双子で同い年の姉は今 東京で学生をしているから
社会人である私が宛がわれたらしい
思いもよらぬ方向から
ぶん殴られたみたいだった
相手の年や仕事や容姿なんかを
電話口で母が伝えてくるが
私はただ逃げ出したくてたまらなくて
母の声をどこか遠くに聞いている
その中で
相手が言っていたらしい
「父とやっている家業を少し手伝ってくれれば
あとは自由にしてていい」
「仕事は続けてもいい」
という言葉を聞いたとき
私はもう ほんとうに嫌になって
涙が出そうだった
「続けてもいい」って 何?
相手は広島 私は出雲で それぞれ働いていて
お互いに確立された生活があるのに
どうして 向こうが住まいも仕事も変えないまま
私だけが 根こそぎ 何もかも変える前提で話すの?
新卒から三年続けてきて
自分の稼ぎで自分を養えているこの仕事は
すぐにでもやめられそうな おままごとみたいなものだと
そう思われてるの?
「話があるうちが花よ
いつまでその生活を続けられるかはわからないでしょ」
と母は言った
それなら 母は
私が相手の家に移り住み
彼らの世話をして 家業を手伝い
夫の許可という名の施しを受けて働きに出る
そんな生活をするようになれば安心だというのか
それは
私の身体(からだ)と尊厳と人生が搾取されることと
何が違うというのだ
母さん どうして
私の風切羽をもぐような話を
母さんが私に持ってくるの?
私は高校時代からずっと 一生結婚はしないと
何度も何度も何度も宣言してきたのに
そのどれ一つ
私の本音として受け取ってはくれなかったの?
どうして どうして どうして……
電話を切ったあと
私は床に座り込んでしばらく泣き続けた
そして泣きながら思った
ああ 次に生まれ変わるなら
じゃがいもかプラナリアになろう
無性生殖で繁殖できる生き物になろう
無機物でもいい
とにかく人間でなくて
単一で完結できる存在ならば……
結局
母は縁談を断ってくれた
流れた話はまたすぐに
別の誰かのもとへ運ばれていくんだろう
そんなものだ どうせ
そんなものなんだろうけど
それを瑣末なことと笑い飛ばせるほど
私はまだ強くなれない