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「喫茶店#蕭雨」Emaさん
Emaさん、大変遅くなって失礼いたしました。ごめんなさい。
よく見落とすもので、すごく注意しているのですが、またやってしまいました。(前科が何回あるかわからないくらい^^;)
どうぞお許しくださいね。
こちらの作品、とても素敵でした。日常のひとコマを丁寧に描かれた柔らかさが心に残りました。
コーヒー、雨、私、という三つの関係をつなげていく喫茶店という存在の温度も質感も色合いもとっても優しく伝わってきます。何よりも、書きすぎず、一定のリズムで、淡々と書かれていることが温かみを引き立てていると思います。中でもコーヒーの描写が心地よく続いたのですが、雨のさりげなさが非常に良かったと思います。
この作品はこのままで完成形で何も直すところはないのですが、あえていうなら、何にも属さなくていい私というものについてほんの少しだけ掘り下げてもいいかもしれないです。この言葉は、コーヒー一杯分の時間、ささやかな時間の間に、何にも束縛されない自由な自分がいるということですよね。この気持ちすごくわかります。きっと共感される方が多いと思うんです。その自由さをコーヒーの描写の隙間にチラッチラッと入れてみるというのもありかもしれません。そしたら、私みたいに「この気持ちわかるなあ」と思っている人が、もっとワクワクしたりそわそわしたり、私もこういう時間を作ろうと思ったり、そんな気持ちになるかもしれません。と、書いたものの、この作品はこのままで十分素敵なんですよ。なので、これから次の作品を作るときの参考にしていただけたら嬉しいです。
Emaさん、これからも楽しみにさせていただきますね。
ああーー、やっちゃってますねえー
すみません、悪気はないんですが、担当日分を拾い出す時の見落としのようです。
こちらのケアレスミスです。
誠に申し訳ないです。
至急に担当者に連絡取ります。
Emaさんは、何もしないで、結構です。
そのままお待ち下さい。
こんばんは。はじめまして、Ema(エマ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
まずはじめに、この詩の世界を鑑賞してくださってありがとうございました、とても幸せな気持ちになるお言葉でした。
そしてたくさんアドバイスをくださりとても嬉しいです。「ずっと変わらない」に肉付けをしたらとてもみっちりしてしまいまして…。芯を大事にする、そぎ落とし、いま一度この詩でもやってみようと思います。散文詩は書いたことがないのでこちらも見様見真似でも挑戦してみたいと思います。
この度は貴重なお時間をつかって詩を読んでくださり、たくさんご感想をくださりありがとうございました。どうぞご自愛ください。
紗野玲空さま、こんにちは。つると申します。
すてきなご感想をくださり、誠にありがとうございます。
コーヒーの香りに包まれて評をお書きくださりまして、幸せに思います。
観察の鋭さに目を留めてくださり感謝いたします。
説明的な印象との事、お伝えくださり、私の気持ちも
詩の中の件として入れておけば良かったと反省いたしました。
そして、散文詩の形をとるという方法、私の作風に合っているかもしれませんね。
今後採り入れてみたいと思います。
佳き作品とのこと、お褒めくださりましてうれしいです。
かさねまして、ありがとうございます。
お待たせいたしました。
11/4〜11/6にご投稿いただいた作品の感想・評でございます。
素敵な詩をありがとうございました。
一所懸命、拝読させていただきました。
しかしながら、作者の意図を読み取れていない部分も多々あるかと存じます。
的外れな感想を述べてしまっているかも知れませんが、詩の味わい方の一つとして、お考えいただけたら幸いです。
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☆「コーヒー・タイム」 つる様
つる様、こんにちは。
御投稿ありがとうございます。
丁寧にコーヒーを淹れる様子が、まるでその場にいるかのように伝わってきます。
私も読みながら無性に飲みたくなってしまい、つい先ほど、自分でも淹れてきてしまいました。
今、コーヒーの香りに包まれてこの評を書いています。
驚くべきは、その観察の鋭さです。
薬缶をガスコンロの火にかける場面から
薬缶の金属の匂い、72秒の煮沸、1度目の蒸らし…
こうした細部に宿る真摯さが、つるさんの生真面目さ、コーヒー・タイムを丁寧に味わう姿勢そのものを浮かび上がらせています。
だからこそ、読者はただ情景を味わうだけでなく、自然とその世界に引き込まれます。共に丁寧にコーヒーを入れて、ひとときを楽しみ、豊かな気持ちで一日を始められそうなほっこりした気持ちになるのです。
繊細で忠実な情景描写はこの詩の大きな魅力であります。
しかし、全体を通し少し説明的すぎる印象が残ります。
コーヒーを入れる情景にあわせて、そのタイムを楽しむご自身の心の中の描写に重点をおいて描いていただけると、また違った趣きのある作品に仕上がるのではないかと感じました。
韻律を外した自由な行分けも、この詩の静かな呼吸に合っているとは思いますが、散文詩の形をとられるのも一案かもしれません。
おいしいコーヒーをごちそうさまでした。
佳き作品でした。
また書いてみてください。
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☆「リサイクル」 荒木章太郎さま
荒木章太郎さま、こんにちは。
御投稿ありがとうございます。
「リサイクル」という言葉を軸に、過去・現在・未来がぐるぐると循環しているのですね。
素晴らしい構成だと思います。
古い日記を古紙に出す「リサイクル」から始まって、溜め息を拾って歌にする「リサイタル」へ。そして「サバイバル」「リバイバル」へと響きが変化していく。
言葉も選び抜かれ、連の最後で踏まれる韻、カタカナの言葉に集約されていくそれぞれの行も考え抜かれたものだと思います。
リサイクル→リサイタル→フラクタル→サバイバル→リバイバル
と音を少しずつずらし、末尾の「ル」が毎回軽く跳ねるように響いて、声に出して読むと自然にリズムが生まれます。
**「現実はフラクタル」…**の連だけ少し趣きが異なりますね。
海岸線、雲の形、雪の結晶、ロマネスコ…自然界の自己相似性を並べることで、詩全体の視野や世界観が広がり、狭く捉えがちな「現実」を大きく捉える思考の新鮮さも興味深く感じました。
その後の展開も素晴らしいと思います。
最終連の締め方も「リサイクル」の意味や音が生きていると思います。
このままで十分素晴らしいです。
だからこそなのですが、2連の「過去は捨てても/時は集まる」の扱い方を更に考えていただけたらと思います。
この二行は、詩全体の一つの芯であり、強いメッセージが込めれていると思います。
連を移動させてみると思わぬ効果を生み出すことがあります。
たとえば最終連に組み込んでみると、以下のように趣きが変わります(案を推奨するのではありません)。
この先は誰かが引き継いだり
辿るから人の世は続いてきた
過去は捨てても
時は集まる
これまでもリサイクル
これからもリサイクル
寝かせて熟成さ、推敲を更に重ねたら、リサイクルに骨董の艶が宿るかと存じます。
御作、佳作とさせていただきます。
ありがとうございました。
**********
☆「秋月夜」 喜太郎さま
喜太郎さま、こんにちは。
御投稿ありがとうございます。
今回はまた、色っぽさが匂い立つような詩をありがとうございます。
男性にこんなふうに書かれてしまうと、読んでいるこちらが頬を赤らめてしまいます。
題である「秋月夜」、詩の要のモチーフである「露草」は共に秋の季語ですね。
露草の花言葉は「尊敬」「なつかしい関係」「小夜曲」などがあるようです。これらの花言葉は、澄んだ青い花の色と、一日花であるはかなさから名付けられたようで、喜太郎さんはそのことをご存じの上で、詩の中に生かされていると感じました。
白い月明かりに照らし出された青い露草、女性の赤みを帯びた肌…
静かなのに、どこか艶めかしい。
浮世絵を見ているかのような…色彩的にも美しい映像が詩から映し出されていきます。
露草に託した女性の愛念が切々と綴られ、見事に恋する女性が描かれていると思います。
レベルの高い喜太郎さんなので、少し疑問をお話しさせていただきますね。
このまま花に抱かれたなら
私は息さえも忘れてしまっていいのに
の連は少しばかり言葉の選択に違和感を覚えてしまいました。
一輪の露草に抱かれたなら、とは考えにくく、胸元に置きなおした露草を、むしろぎゅっと抱きしめたいと思うのではないかしら。
「息さえも忘れて……」は表現にもう一工夫したいところでしょうか。
また、大変失礼かとは思いましたが、一案として、上記の連を保留した形で、行、連の入れ替えをしてみました。
最後の3連がそれぞれに印象に残る連なので、続けてしまってはもったいなく感じた故の試みです。
(あえてまとめる書き方も勿論あり)
喜太郎さんの詩を否定するものではなく、あくまで、詩行に最大限の効果を与えるための試みととらえていただけたらと存じます。
障子を通して部屋を仄暗くする月明かり
花瓶から一輪の露草を手に取り
畳の上横になりそっと傍に置く
浴衣の裾が少しはだけて
湯上がりの赤みを帯びた足があらわになる
少し涼しいと感じる
なんて卑しい女
なんて素直な女
仰向けになり暗い天井を眺めて
露草を胸元に置きなおす
想いを寄せるには素敵すぎる夜だから
そっと露草に両手を寄せる
愛しくて仕方ないの
あなたが私に似ていると言った花だから
この火照りはあなたしか癒せないのに
それでもこの寂しさは心の中を愛で満たしていく
満たされないのはこの身体だけ
秋の夜は長いのね
秋の夜は切ないね
逢いたい
「逢いたい」はセリフとして強烈なので最後に位置しました。(この案は女性目線かもしれません)
恋に身を焦がす女性の心情は詩に見事に表現されており、描写に一定のお力がある喜太郎さんですので、今回は行や連の入れ替えを提案させていただきました。
今後の詩作に役立てていただけたら幸いです。
御作、佳作とさせていただきます。
ありがとうございました。
**********
☆「喫茶店 #ノスタルジア」 Emaさま
Emaさま、こんにちは。
御投稿ありがとうございます。
「喫茶店」シリーズのノスタルジア編ですね。
ノスタルジアとは、過去の思い出や経験を懐かしむこと。
長く通い続けてきたごく普通の喫茶店のノスタルジックが丁寧に描かれていると思います。
その根源にあるものは、
ずっと
変わらない
ですね。ノスタルジーは、やがてメリーゴーランドに移ります。
四季を通じて変わらない喫茶店、変わらずに廻り続けるメリーゴーランド…。二つのモチーフの重ね方が実に美しく見事だと思いました。
そのまわりだけ
季節が流れて
時代が流れていった
メリーゴーランドから喫茶店をつなぐこの詩の中盤の核心ですね。
ここからEmaさんがこの詩で一番伝えたいことであろうクライマックスにいよいよ入っていきますね。
最後は、ノスタルジーに浸り、コーヒーを飲み干す場面でそっと幕はおります。
まるでセピア色に染まるノスタルジックな映画のエンドロールを見ているようでした。
とても素敵な力作だと思います。
情景も、抒情も、隅々まで丁寧に綴られています。
ただ、丁寧すぎるがゆえに、核心が少し霞んで見えてしまっているようにも感じるのです。
物を見つめる時、対象をはっきり見ようとすればするほど、周辺は目には映っても記憶には残りにくくなるものです。
周辺のものに気を取られてしまうと、対象がはっきり見えにくくなる訳です。
Emaさんの詩も、描写が豊かすぎて、「変わらない を維持する」を描く言葉の熱量が、周辺の愛おしいディテールに少し埋もれてしまっているように感じます。
伝えたいこと、芯のある言葉を呼吸させるために、周辺を思い切って削ぎ落としていくように努めると、また違った詩の形が見えてくるかと思います。
あるいは、行分けをせずに、散文詩の形を取るのも一案かと思います。
今後の詩作の参考にしていただければ幸いです。
佳き作品でした。
また書いてみてください。
ありがとうございました。
**********
☆「よいわるい」 じじいじじいさま
じじいじじいさま、こんにちは。
お久しぶりです。
御投稿ありがとうございます。
善と悪というテーマを詩にするのは、とても難しいことだと思います。
それを、子どもの心の中の対話として表現されたのは、じじいじじいさんならではの発想だと感じました。
日常のささいな場面…チョコレートや信号を通して、「よいわたし」と「わるいわたし」のせめぎあいが、とても生き生きと描かれていると思います。
やりとりは、まるで心の中に小さな劇場があるようで、拝読しながら、自分の子ども時代を思い返してしまいました。
私自身は、子どものころ、悪い自分を意識したことはあまりありませんでした。
しかし、この詩を読むと、あのときの迷いのようなものが、心の中の「よいわたし」と「わるいわたし」の会話だったのかもしれません。
じじいじじいさんの詩に登場する「わたし」は、子どもでありながら、とても誠実に自分と向き合っていますね。
大人の考える道徳的な面もありますが、心の成長をあたたかく見守るまなざしも感じられました。
小さな子に読み聞かせても、やさしく心に残る詩だと思います。
御作、佳作とさせていただきます。
ありがとうございました。
**********
以上、5作品をご投稿いただき、誠にありがとうございました。
それぞれに、心を打つ素晴らしい作品でした。
拙い読みの中で、十分に汲み取れていない部分も多かったかと存じます。
もし読み違いなどございましたら、お知らせいただけましたら幸いです。
私事ではございますが、主宰しております文芸誌『夢みたものは』が、11月3日に第10号を刊行いたしました。
ここまで歩んでこられましたのも、MYDEARを通じて詩の仲間と出会えたこと、MYDEARで教えていただいた詩との向き合い方、詩の心が支えとなっているおかげだと感じております。
これからもMYDEARで学び、皆さまからご指導を仰ぎながら歩んでまいりたいと存じます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
大分寒くなってまいりました。
どうぞお身体にお気をつけて、あたたかくお過ごしくださいませ。
お世話になっております。
11月7日に投稿いたしました『また夏が』ですが、四連三行目の最初に「ならば」という三文字を加えたいと存じます。
投稿期間を過ぎておりますし、お手数をおかけすることになりますが、修正が可能でしたら何卒よろしくお願い申し上げます。
今回も丁寧な感想と評を頂きまして誠にありがとうございます。
おまけの佳作でも嬉しいです。自分の世界が確立されつつあるというお言葉に小さくガッツポーズをしました。
アドバイス頂いた、「生きている」現実の暗示についてとても参考になりました。また一歩進めたような気がします。ありがとうございます!
私事ですが、今月末に入院&手術をしてきます。力を溜めて元気にカムバックしてくる予定なので(病院のベッドに寝ながら詩作はしているかもしれませんが笑)次の機会もどうぞ宜しくお願いいたします。
今回も丁寧な感想と評を頂きまして誠にありがとうございます。
ちょっぴり不思議な幻風景と抒情を混ぜ込んで作品に落とし込めればと試行錯誤いたしました。
私には霊感も無く、不思議な体験をしたことも今まで無いのですが常識では説明できない神様、と言いますか「護ってくれている」存在はきっとあるのだろうなと願ってやみません。機会があったらそのようなテーマの作品ももっと描いてみたいと思いました。
私事ですが、内蔵関係で今月末に入院&手術をすることになりました。まさか自分が30代半ばで……とは思っていますが早く発見できたのも、虫の知らせならぬ「ナニカ」のお陰と有り難がって再び健康になってカムバック出来るように致します!
次の機会もどうぞ宜しくお願いいたします。
目の前に缶がある
包装はなく、中身は分からない
重さは、固形物らしい
匂いは、当然しない
軽く振ってみる
果物のような感じがする
いや、豆の缶詰かも知れない
硬い、重さもある
500gのスチール缶だろうか
ひょっとして危険物かも知れない
農薬とか
或いは毒薬、確かに迫力を感じる
そもそも、何故
書斎の机に置いてあるのか
誰が置いたのか、家人ではない
国家機密、巨大なUSBの可能性もある
何のデータだろう
不老不死の方法かも知れない
底を調べる
アルファベットでS U I K Aとある
何の略だろう
西瓜では無かろう
Super Urban Intelligent Card
まさか「Suica」、これがICカードなのか
いや、CがKだ
依然として謎は解けない
指で軽く叩く、カッカッと鳴る
これは、重量のある気体のおそれがある
フッ化タングステン(VI)(WF₆)
半導体生産で使用される、猛毒
思わず落としそうになる、危なかった
いや、そんなことはあるまい
家人に、半導体の関係者はいない
缶を耳に当ててみる
心なしか、カチカチカチ⋯
規則正しい音が聞こえる
時限爆弾がよぎる、そっと机に置く
ふっ、馬鹿らしい
一市民の書斎に、あり得ない
音は、よく聴けば卓上の時計からだ
検証を重ねるも
依然として缶の中身は判明しない
幾年月が経ち
色々と想像は広がる
宇宙船の可能性はなかろうか
いや、いっぱいの金貨かも知れない
別世界、多次元宇宙が広がっている
実は、空っぽとか
目の前に缶がある
包装はなく、中身は分からない
更に、幾年月が経つ
お通夜
死体となった私の手は、缶を握っている
お父さん、大好きな缶だったから
このまま一緒に天国に行ってもらおう
そうね
でも、これ、何の缶なの
老婦人は、息子の耳もとでそっと言う
⋯⋯
えーっ、そうだったの
そう、もう、言えなくなっちゃって
お父さん、天国で開けてびっくりするね
そうね
でも、この人、開けない気がする
ああ、そうだね
そういう人だったね
青島江里さま、はじめまして。つると申します。
あたたかいご感想を誠にありがとうございます。
半生を過ごしまして今、一度人生のまとめを
詩として表現したかったと思っております。
「愛の返る循環」
生きてゆくに従いまして、前向きな因果応報を希望する
表現として、この言葉を選びました次第です。
「程良き苦に幸せを感ずる心」
主体性を持って、事に努める大切さを感じ始めております。
あまりに苦も難ですけれども、
最近思いますのは、賢く生きていたいという事でした。
上手く『楽』を活用して生きてゆけたらという想いです。
ありがたく拝読しまして、かさねまして感謝いたします。
ありがとうございます。