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詩に意欲的に取り組みたい方や、詩をある程度の期間書いておられる方、
また、詩人に向け成長を目指したいという方もこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
自分の大切な表現としての「詩」に、どうぞ、ここで磨きをかけていって下さい。

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なお「MY DEAR投稿掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2026年05月30日 02:08)

放蕩  竹中ゆうすけ

呼吸をするたびに
透明になってゆく躰《からだ》
「大好き」が溢《あふ》れる心

父は許してくれるだろうか
長年 放蕩しっぱなし!
帰る気もない………アマノ邪クを

キラキラが包む
白濁した快い湯船のなかで
沐浴してくれた 父の手は
なんて あたたかかったろう
なんて おおきかったろう

生まれた直後の日々も
目を瞑《つむ》れば
今に
甦る

世に痛ましい事件が絶えないのは
その痛みを自身が救える、と知らされているから
──── 救われるのを待つのでも、
救われますように、と手を合わせるのでもなく

涙に虹が 架かるとき
私は統合される

ようやく帰港できた
今日 この日
穏やかな波間で 赤ん坊がされるように 抱きしめられる ────
(帆布《ほぬの》がボロボロになっているのを 今ごろ識った;)
無限に 優しい 力に
この躰を通して 世界に働く 力に

編集・削除(未編集)

全力で君を愛するということ トキ・ケッコウ

全力で君を愛するということ
力の限り愛するということ
パンを齧っても
水を飲んでも
米を炊いても
人を罵倒しても
あるいはそれらの全てから
復讐されても
全力で君を愛するということ
キリストを持ち出したっていい
エホバ
ヤハウェ
などなど
絶対の神を
召喚したっていい
もうどうにでもなればいいではなく
もうどうにでも
なれるのだということ
全力で君を愛するということ
それは愛するなんて蓮っ葉な
ことばでさえ愛するということ
だからこんなに難しいことや
悲しいことは
他にそうあるはずはない

でも
なんということだ
ぞんざいにも軽率にも
君を扱ってきたというのに
全力で君を愛するということ
愛するという
いつもの蓮っ葉なことばでさえ
まるで報いかなにかのように
耳元で歌い上げ
胸元から
おおきく声を張り上げ
まるで槌(ツチ)と鑿(ノミ)のように
ぼくは君を削りつづけている
その昔
輸入してきた
そもそもが西洋式の表現
だからそれは滅多に洗うことのない
洒落たタキシードのようで
そのようにまるで手垢のついたまま
構わず着回し
悦にいっている訳だが

そんな目くらましのような
実体のなさを
愛してしまっている
だから
全力で君を愛するということ
それ自体がもし正しいなら
愛という名の付く言葉を
金輪際
みんな
まとめて
捨ててやろう
そうしてぼくは
愛という言葉より
もっとしわくちゃに
千切れんばかりに畳まれた
数字まみれの沢山の紙切れ達を
腹のそこからグイっと絞り出すように

苦しまぎれの
際どい言い訳のまま
全力で君を愛するということ

もう
どこにも逃げ込まないのだ

編集・削除(編集済: 2026年07月01日 23:05)

「瞳は語る」  星影 流

あなたの瞳を見て聴いている。
あなたの瞳を聴いている。

嬉しい時の瞳は水晶。
幾千の星を従えて、
キラリ キラキラ輝いて、
私を銀河に連れて行く。

怒った時の瞳は三角。
棘を持った心が宿る、
鋭く尖った目尻は刃。
私の胸を震わせ痛める。

悲しい時の瞳は深い海。
涙を幾つも湛えて蒼く、
孤独が沈む深海の様で、
私はその海へ舟を出す。

楽しい時の瞳は太陽。
楽しみすぎて焦げ付きそう。
溢れた笑顔は眩しくて、
私はすぼめた目であなたを見る。

あなたの瞳は物を言う。
私だけしか知らなくても、
瞳はちゃんと話してる。

話は苦手なあなたの口を、
瞳は出してる助け舟。
あなたの瞳とその口は、
まるで あなたと私みたい。

編集・削除(未編集)

夏の記憶  三津山破依

一、花火

誰かと二人、顔を上げた。
拡がる淡い花びら。
首すじの虫刺され痕を
指の腹でそっと掻いた。

ネクタイを緩めて、
缶コーヒーに救いを求める。
最寄りの駅から歩くしかない。
黒い苦い水は、すぐに汗になる。

僕は彼女を見かけ、
彼女は僕を見ない。
白いうなじも見つからない。
右と左へ、歩いて帰る。

二、かき氷

太陽を削る。
時間をかけて。
なんてことはない。
ガリガリ、シャリシャリシャリ。
器を用意。
零れ落ちるほどこんもりと。
ふわふわ具合はゆずれない。
特製木製スプーンで
そうっと、すくう。

そのあとは簡単
口に放り込め。

熱っ。

流れるのは汗なのか。
瞼を閉じる。

編集・削除(未編集)

荻座利守様 お礼 三津山破依

今回も丁寧な評をありがとうございました。
C調の中に毒を忍ばせたつもりでしたが、まだ表現が足りなかったようです。精進します。
いただいたご意見を今後の参考にさせていただきます。
また次回もよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

ありがとう  aristotles200

少し気分が悪くて
ホームの椅子に座っていた
寄る年波に
身体は悲鳴を上げる

痛みに耐えている
脂汗

次々と変わる、横に座る人
気がつけば
古い本が置かれていた
忘れものらしい

誰も取りにこない
見たことのない文字
何気なく手に取り
ページを開く

オカルト系らしい
魔法陣や怪物が描かれている
興味を失い
椅子に置く
さて、ぼちぼち家に帰ろうか

痛む身体を庇いながら
自宅へ
書斎の机の上に
駅で見た本が置かれている

声を失う
呪いか、何かだろうか
明日、駅に持っていこう
スーパーのビニール袋に入れ
鞄のなかに入れる

食事、お風呂を済ませ
布団に横たわる
鈍い痛み
さて、寝ようか⋯
ベッドライトの前に
本が置かれている

本は開かれている
絵と読めない文字が見える

やはり呪いの本か
どうやら取り憑かれたらしい
絵を見る
魔法陣を描き、呪文を描くと
病に苦しむ人が
立ち上がり、笑顔を浮かべている

⋯⋯
ダメ元、やってみよう
A4の紙に
本に描かれた魔法陣を写す

突然
周囲の家々から
犬の遠吠えがする、止まらない
何かに、怯えている

その下の呪文も
丁寧に書き写す

完成した
何も変わらない
悪魔も出てはこない

苦笑して
紙をくしゃくしゃにしてゴミ箱へ
馬鹿らしい
犬の遠吠えも収まっている

その夜は
気持ち良く
熟睡出来たようだ

朝、目覚める
背伸びをする自分を見ている
あーよく寝た
声も聞こえる

何処も
身体から痛みを感じない

何故、自分が目の前にいるんだろう
違う
中身は人間ではない
若々しい姿の私が
近づいてくる
笑顔で、私を手に持つ

ありがとう
66年6カ月ぶりの
生身の身体だよ

そう言って、本を閉じられた

視界が暗くなる
意識はある
皮表紙に肌のような感覚
音も聞こえる

   ✳

通勤電車が行き交う
駅のホーム
長椅子に、古い本が置かれている

誰か、開けてくれるのを
待っている

編集・削除(編集済: 2026年06月30日 05:47)

荻座利守 様 評のお礼です。  (星影 流)

お忙しい中、拙作への評をありがとうございました。
ご指摘の通り、後半連での転換を図るとき、軽薄になりがちだと常日頃より感じておりました。荻座様に指摘され、感じ方に間違いがなかったと再認識できました。
また、佳作を頂き重ねて御礼申し上げます。感覚的に言葉を連ねて詩とする事が多い中、この先の課題として慢心せず邁進できるお言葉を頂いたと感じております。

日々、暑くなりいく侯。体調など崩されませんようご自愛くださいませ。

編集・削除(未編集)

御礼です 荻座様  虹乃 衣里絵

この度は、拙作をお読み下さりありがとうございました。
また、深い解釈痛み入ります。
表現についてのご感想、嬉しく頂戴しました。

ただ、体験談を詩に纏める上での難しさも感じ、まだ研鑽を積む必要があると思ったのも事実です。
今後も精進して参ります。新たな気付きを得る、良い機会となりました。

編集・削除(未編集)

御礼 荻座利守様  aristotles200

荻座利守様
拙作「と」にご講評とご感想をいただき、ありがとうございます。
佳作とのこと、励みとします。

本作、実体験を詩にしました。父親となって16年目ですが、まだまだです。子の年齢ごとに親として悩み、葛藤しています。

リズムの断絶と転換、今回は上手くいったようです。実体験なのでイメージがぶれることがなく、緩急をつけやすかったかも知れません。
ご指摘の「深く息を吐き」の前に一文字、さっそく書いてみます。

今回も深く作品を読み解いていただき感謝いたします。
次回も、宜しくお願いいたします。

編集・削除(編集済: 2026年06月29日 12:18)

6/23〜6/25 ご投稿分の感想と評です  荻座利守

6/23〜6/25 ご投稿分の感想と評です。宜しくお願い致します。
なお、作者の方々が伝えたかったこととは異なった捉え方をしているかもしれませんが、その場合はそのような受け取り方もあるのだと思っていただければ幸いです。

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6/23 「と」 aristotles200さん

これは本当に危なかったですね。
私には子供がいないので、実感としては分からないのですが、初めての子が生まれたときは、どうしていいのか全くわからずに、あたふたしてしまうのでしょうね。
机や窓にぶつかって、大きな怪我はなかったのでしょうか。親になるというのはとても大変なことなのですね。
特に7連目の描写が秀逸です。初めての赤ん坊を前にした際の焦燥感が、如実に表されていると感じました。この描写はとても巧みです。
また、「と」や「無意識に」といった、一文字連や一行連を入れることにより、絶妙な「間」が生まれ、その時のありありとした緊迫感が表されています。タイトルの「と」とは、なるほどこの緊迫感のことなのですね。
一文字連にはこのような「時間のタメ・強調」といった効果の他に、「視覚的なインパクト(空間の演出)」や「リズムの断絶と転換」といった働きもあるようなのですが、この「リズムの断絶と転換」という働きの観点から言えば、「深く息を吐き」の前にも何か一文字置いて、緊張感からの解放を強調してもいいのかな、とも思いました。
最後から2連目に、「あれほどの危機は/一生一度もない」とありますが、確かにその通りなのでしょう。そんな決して忘れらない危機を、このような臨場感あるれる表現で描かれているのは見事だと感じました。
評につきましては、佳作としたいと思います。


6/23 「ビールか日本酒かと言われたら」 三津山破依さん

日常の風景を描いた、なんとなくホッとするような感じの詩ですね。
個人的には、私は唐揚げには檸檬をかけない派です。ビールや日本酒よりもワインやウイスキーのほうが好きなのですが・・・
それはともかく、檸檬を投げて檸檬色の雨を降らせる、というところがどこか幻想的でいいですね。リトルリーグ優勝選手の投球フォームというところから、幼なじみと飲んでいる場面でしょうか。「ここはわたしの家で、/あなたはただの酔っ払い。」という表現が2人の親しさをよく表しています。また、末尾の「どうぞ命を削りませんように。」という一行に、言葉には出さない相手への気遣いを伺えます。
ここでまた個人的な意見ですが、この「檸檬色の雨を降らせる。」という表現は、この場面に意外性をもたらしていて、それがこの詩の魅力の一つともなっているとも思います。ですからこれに関して何かもうひとつ表現があれば、よりその魅力が引き立つのではないかとも思います。
また、末尾の「どうぞ命を削りませんように。」というところも同様です。これらに関しては、例えば檸檬の酸っぱさや、大根おろしの辛さなどを、何かの比喩に用いるのも一つの方法だと思います。
それでも全体的に構成がしっかりしていて、また、「あなたの分には、かけないけどね。」「あなたの分はないけどね。」といった表現がユーモラスで面白いです。
評につきましては、佳作半歩手前としたいと思います。


6/23 「窓辺への漂着」 星影 流さん

雨降りのために出かけることをやめて、部屋にとどまった日の情景を描いた作品ですね。
「降り止まない音とズレた時の音が
 水玉になって流れ込む部屋」
一連目のこの表現が、読み手を詩の中に引き込んでゆきます。予定の変更を余儀されなくなった時間と雨音が共鳴しているかのようです。
ポッカリと空いた時間を持て余しながら佇む自分を、海の中の漂流者に例えるところも巧みですね。
「雫」「滴」「露」を一文字ずつ配置しているところも、窓ガラスに散りばめられながらも、時折虚しく落ちてゆく雨滴の侘びしさを、美しく表現していると感じました。
さらにその後の「飽和の溜め息」「泳ぎ疲れた視線」。これもまたいいですね。思いがけず空いてしまった時間に何をしていいかわからない、あるいは、何もする気にならない、そんな心情を上手く表しています。
最後から2連目で「退屈が少し笑った」微妙な心情の変化表されています。ただ、これに関して個人的には、その心の変化についての表現をもう少し加えてもよかったのではないかとも感じました。それまでの表現がとても巧みだっただけに、相対的にこの部分が物足りないように感じられてしまうのです。ここの心の微妙な変化をもう少し詳しくトレースしてみたほうが、より作品の美しさが増すのではないでしょうか。
それでも最終連の
「砕けた予定と時の音が
 白い砂になっていた」
という表現は秀逸です。思いがけない出来事を受け入れられる、心の素直さ、清廉さ、潔さが、「白い砂」という言葉に凝縮されている、そんな印象を受けました。
全体として表現がとても優れていると思います。評につきましては、佳作としたいと思います。


6/25 「ロンリーとソリテュードの狭間」 虹乃 衣里絵さん

とても辛い状況に置かれていたのですね。私も奇数のグループば難しいという話を聞いたことがあります。また実際に、そのような奇数のグループで疎外感を感じたこともあります(ただ通院するほどにはなりませんでしたが)。
ここで一つ、断わっておかなければならないことがあります。私は個人的に、このようなタイプの詩に対しては、表現や構成などの技巧的な事柄については、あまり評するべきではないと考えています。
この詩は、文芸作品の一つという側面よりも、心理療法のジャーナリングの一つという側面のほうが大きいように思えます。ですから「作者と作品は切り離して考えるべきだ」という、いわゆる「テクスト論」では語れないと考えるからです。
しかしそうなると、心理療法の専門家ではない私には、多くのことは言えなくなってしまいます。
ですが、もし、虹乃さんが現在回復途上にあり、一人の表現者として、この詩への感想を求めているのでしたら、以下の2点を述べたいと思います。
まず、全体的に淡々と事実が描かれているところに「物事に感動しなくなって/冷血漢と思われて居そうだ」という感じがよく現れています。
そして、タイトルにもある、最終連の「ロンリーとソリテュードの狭間を/必死に泳いだ末に」という表現が印象的です。
「ロンリー(Loneliness)」と「ソリテュード(Solitude)」とは似たような言葉ですが、その2つには明確な意味の違いがあるそうです。
ロンリーは、「誰かとつながりたいのに、つながれない」という主観的な寂しさや苦痛を指します。一方ソリテュードは、「あえて一人になり、自分の時間を楽しむ」という建設的でポジティブな孤高を指します。この2つの言葉の使い分けは見事です。実際に疎外感に苦しんだ人でなければできない表現でしょう。虹乃さんが現在回復途上にあるように感じたのは、この表現があったためです。
但し、先述の理由により、今回は評については見送らせていただきます。

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