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詩に意欲的に取り組みたい方や、詩をある程度の期間書いておられる方、
また、詩人に向け成長を目指したいという方もこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
自分の大切な表現としての「詩」に、どうぞ、ここで磨きをかけていって下さい。

「MY DEAR投稿掲示板」は、投稿された作品全部に評をお返しします。
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なお「MY DEAR投稿掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
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編集・削除(編集済: 2026年05月30日 02:08)

うるてぃま  上原有栖

どこのだれが話していたか
ここではない世界の昔話

四方を巨大な神様たちが支えていた世界
長い足で地面をふみしめ
逞しい腕で天をおしあげた
どんな顔をしてらっしゃるのか
みしるしは雲よりはるか上に在って
だれも見たことは無いのだった

やがて永い冬がやって来た
世界は前よりもだいぶ白くなり
特に北方は氷に覆われてしまった
司る神様は寒さに震えていた
踏ん張る足もとは霜柱であかぎれ
伸ばした手のひらは雪でしもやけ
しだいに支える腕にも力が入らなくなってきた

うーん うーん もうだめだ
とうとう北方の神様は
堪えきれず片膝をついてしまったと
天をおさえるバランスが崩れてしまい
気がついた三方の空から声がする

だいじょうぶ しばらく休んだらまた立つぞ
北方の神様は答えたものの
寒さで身体がこわばって
動きたいのに動けない
次第に地面についた膝が
凍りだしてしまった
それから
北の方角からの声は途切れてしまった
他の神様たちもそれぞれ動けず
そのまま今まで時間が流れていったとさ

北の国へ行ってみるといい
夜空に輝く星がはっきりと見えるだろうさ
あれは神様の大きなお顔が
私たちの見えるところまで近づいているんだ
寒くて空気が澄んでるからね
みしるしが拝めるんだよ

むかしむかしから
この世界の四方を支える神様たち
今ではほとんど━━━忘れられてしまった
ただ北方を司る一柱をのぞいて
その名前は
『うるてぃま・とぅーれ』
最北の地に佇む神

編集・削除(未編集)

夏の終わり  ゆづは

灯りを吹き消すように
あんなに騒がしかった夏が
寝返りの隙間を通りすぎてゆく

ハンガーに無造作に掛けた
小花柄のブラウスが
鏡の前でくたびれている

青白く光る画面に
向けていた視線はもう 
考えることをやめて
暗い階段のステップを
一歩 一歩踏みしめるたび
足の裏から
昼の記憶が剥がれてゆく

部屋の隅で
昼間の顔は霞み
閉じた瞼の裏に 
幽かな青い名残りがひび割れる

鍵をかけたドアの向こうで
今日という日は 
ひそやかに熱を失って

明日の予定だけが
デジタル時計の数字となって
枕元に降り積もってゆく

編集・削除(未編集)

流浪  夏目兼緖

街行く人達を横目で流しながら
胸に少しの重りを塗り込められた感覚を
ざわつく気持ちも寂しさも
夢見るラムネで誤魔化すの
ラムネが溶ける…
夢を見る
青い世界に流される
あたしは今、どこにいくの?

いつも同じものを探すの
あたしが駄々を捏ねても怒らない人
優しく頭を撫でてくれる掌
いつも探しているの空っぽなの
埋められない暗黒を
夢を見るラムネで誤魔化すの
ラムネが溶ける…
光を見る
青い星が流れてく
誰かあたしの手を引いて?

大人になったあたしは
紫煙を燻らせ思い出す…
冷たい流浪の日々が
煙に乗って空へ流れてく…
ここは温かいの
大きな手があたしを掴んでるから
あたしは今、生きてくの…

もうラムネは要らないの

編集・削除(未編集)

キツネの火遊び  竹中ゆうすけ

深い茂みのなかで 朝を迎え
雲間から注がれる陽気を浴びれば
危うい青信号

小刻みに震える膝を
寸刻 惜しんで 抱えたら
ただちに
酷く 心地悪い
役務の支度を開始せよ!

時の操る風を遮ったのは
ボタンダウン
──── 通し忘れて雑踏で憂う

湖上の小舟では
浮遊の静寂が 悠長に 語られている

天から降《くだ》った薄黄のベールの向こうで
古傷のような遣る瀬なさが律動し出して
次第に激しくなる

* * *

キツネの頭上で煌めくのは
精霊が落とした黄金《こがね》の被り物

超然とした喧騒にあっても
瞭然として表される福音の奥義に
およそ二千年前
戦慄した!
(が
つい70年ほど前まで
断続的に 見失っていた)

「秘密があるなら 今ここで 明かしてちょうだい」
野蛮なキツネは どことなく 不安げな顔付きで 詰め寄る

所業は見知る必要のなかったことかも知れない
けれども
残忍さ,残虐さの極みとして
世界のどこかで
善美な生を
絶えず
阻みつづけている

* * *

添加物もりもり の悪魔の旨さ!
求めて止まないキツネによって
教義は破綻に至っても
なお長らえる

ギャングエージと組織的犯罪との相関関係は
不運にも
筆舌を絶するほどに密らしい

「世の中そんなに甘くないよ」に反論する試みは
出現を厭う、パンチの効いた言葉に
決まって
敗られる

殺し合いのない世界
→ → → 実現できると信じていた幼い頃
傷付け合わない世界
→ → → 実現できると信じている拙い瞳

* * *

ナチュラルに寄り添う歌が流行るとき
キツネは不可思議な感情に悩まされる

できないことを100コ数えるあいだに
強烈な幸運を受け取るパワーを
90%以上失った

画面の向こうにある現実は変えられない
という比類を見ない無力感から
却って 肥大した傲慢さが
不真面目かつ不誠実で 悪戯なコメントを無数に招ぶ

* * *

日常にある豊かさと便利さとの享受
それと引き換えに
何をどれだけ犠牲にしているのか
しかし
引き返して畏れるほどの余裕はなく
いつも 思考停止を余儀なくさせられる

繰り返し口を衝くキツネのおべっかが
無情にも
低刺激の好奇心をそそる

* * *

最も劣等な分際が
社会を変えられると思い上がる
しかしながら
変えられるのは

お一方のみ
(だと信じることが
全頭に等しく許された)

まったく新しい世界を
創造されようとし
そして
今日までに
此処に
成し遂げられた


被創造物としての自覚を持たないキツネは 曝しつづける、
屠られまいと 躍起になる 醜態を
──── 間接的に且つ直接的に

編集・削除(編集済: 2026年08月30日 03:22)

荻座利守さまへ 評のお礼です。  人と庸

荻座利守さま
こんにちは。拙作に評を下さりありがとうございます。
3連目の表現などお褒めいただき、嬉しいです。
最終連は、自分の内にだけ目を向けた書き方でしたね。伝わるような構成や表現を、考えてみたいと思います。
佳作一歩手前とのご評価をありがとうございました!またよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

紗野玲空さまへ 評のお礼です。  人と庸

紗野玲空さま
こんにちは。拙作に佳作との評を下さりありがとうございます。
雨上がりの空を見て、この景色をとても描き切れないと思っていました。一行目は最初に浮かんだ言葉をそのまま用いたのですが、描写力を信じてとのお言葉、嬉しいです。最終連も違和感があったので、提案して下さった行分けを参考にさせていただきます。
「閑話ひとつ」もとても興味深く拝読しました。下から見上げるのではなく、日々雲と相対している方のお話は真に迫るものがありますね。それに、近ごろの豪雨被害のことを考えると、ただ感傷にひたってばかりもいられない、切実な現実がありますよね。
色々気づかせていただきました。またよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

三浦様、ありがとうございます。  石川ぼうず

ご丁寧な講評をいただき、ありがとうございました。

「セピノール」が僕特製のネーミングだと見抜いていただき、思わず笑ってしまいました。実際には存在しない商品を、もっともらしい効能や注意事項、利用者の声までつけて、本当にありそうな広告にしてしまうという遊びを楽しんでいただけたこと、とても嬉しく思います。

また、「人間が本来的、潜在的に持っている願望を、パロディ的、ユーモア的形式によって代弁したもの」という捉え方も、とても興味深く拝読しました。自分の作品を少し離れたところから見せていただいたような気がします。

「僕はもう終わってますけどね、笑」からのアフターアワーズの「オペレーターを増員して」という締めまで、こちらも楽しく読ませていただきました。

軽いレクリエーションとして楽しんでいただけたこと、そして温かい評価をいただけたことに感謝いたします。本当にありがとうございました。

追伸
あまりの混雑ぶりに電話がつながらず僕は購入をあきらめました。セピノール! 人気沸騰中です。

編集・削除(未編集)

御礼 島 秀生様  aristotles200

島 秀生様
拙作「泉」にご感想とご講評をいただき、ありがとうございます。
名作&代表作入りとのこと、誉れとします。

本作、お盆休みで読んだボルヘスに刺激を受けて、詩の世界を広げました。
自然体で、私の本体と言葉、そのままの詩です。
技巧面は拙いままですが、思いと言葉は通じる、思いを強くすれば言葉も強くなると信じます。

私は儒学を学ぶ一学徒です。
かと言って、論語や孟子をそのまま詩にすれば、説教臭くなり現代詩とは遠くなります。

孔子、孟子の生きた時代はデイストピアそのものでした。
世の中の理不尽に対する怒り、悲しみ、だからこそ、思いやりと連なりを広げたい。
この思いは、現代でも変わらず大切にしなければならない。
これ以外に私のテーマはありません。

ご指摘の箇所、最後まで悩み、推敲していました。まだまだです。より精進します。

今回も作品を深く読み解いていただき、感謝します。
次回も、宜しくお願いします。

編集・削除(編集済: 2026年08月29日 13:50)

島様へお礼です  May

島様、「いつか」へのご評価ありがとうございます。

ご指摘いただいた件、詩作に没頭するあまり、抜け落ちていました。
第三者が初めて読むときに伝わるかどうかが大事ですね。
もう一歩、冷静に作品を眺めるよう努めます。

甘め秀作をいただき、ありがとうございます。

編集・削除(未編集)

三浦様へお礼です  May

三浦様

「言霊」へのご評価、ありがとうございます。

「言葉=人生」ということは無意識でしたが、今回ご評価いただいて、あらためて気づきました。

親として子に諭すというより先に、子供から「親になるように」育てられているような気がします。

「甘め佳作」をいただきまして、ありがとうございます。

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