MENU
612,973
固定された投稿

★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
新規にご参加の際は、ページ一番下の「お問い合わせ」から、ペンネームとメルアドの届け出が必要です。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
(ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。)


◆初めて詩を書く方や、おっかなびっくり詩を書いてみようかなあーという方、
「MY DEAR掲示板」ではハードルが高すぎるよと感じる方には、別途、

   <<初心者向け詩の投稿掲示板>>
https://www3.rocketbbs.com/13/bbs.cgi?id=mydear

をご用意しております。(上記リンクから飛んで下さい)
こちらは、「メルアド届け出不要・いきなり書き込みOK・出入り自由」ですので、
なんら気にするところなく、いつでも詩を書き込んで頂けます。
誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
投稿された詩については、詩を読んだ感想を、レギュラーメンバーの誰かが、手短なコメント(5行程度)で返してくれます。

どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

三浦志郎様ご感想ありがとうございました。

拙作「石ころ」について丁寧なご感想をありがとうございました。長く生きてきてつくづく思う事を書きました。世の心理学者は性格は変えられる、と説きます。でないと皆さん前向きに生きられないからか、と私は思います。私は自身についても出会ってきた沢山の人々を見て、そう思わないのです。芥川は性格は運命である、と言いましたがそれが真実と思うに至っています。いい性格に生まれた人はそれだけで天の祝福を享けた人、でも世には自分の意思でなく性格、人格障害を持って生まれたり極端には生まれながらのサイコパスという人も稀ではありますが、存在します。そのような宿命だけでなく、誰もが自分の資質を選べない。すべては外因ゆえで内因ではないと思います。天才に生まれた人もなみならぬ努力をしなければなりませんが、ろくでもない資質ばかり天に与えられた人の人生は誰にも認められず不運の人生を余儀なくされる場合が多い。昔ならそれも分と心得て諦め、受け入れて生きたと思いますが、現代はそのような心持を持つのは難しい時代です。天運に恵まれなかった人はどう生きるのか。実は投稿作と末尾は現在変えました。実体験から、変えられず変われなかった悲しみを描きましたが、改作して、それでも石ころとして恥じずに生きよう、という風に。(表現は抽象化しましたが)運命は宿命とは違う。文字通り、命を運ぶのだ、と思いを転換しました。今後もこのようなテーマで書くと思います。長文失礼、又、よろしくお願い申し上げます。

編集・削除(未編集)

雫とりんどう  上田一眞

あけびの実を捜して
ふる里の山野を駆け巡る
柴栗の林を抜けるころ
喉はカラカラ
足が止まる

草叢に寝転がって休んでいると
微かな雫の音

 ぽたぽたぽた
 ぽたぽたぽた

木の根元から滲み出す水
大平山(おおひらやま)の湧き水だ *1
思わず喉がなり手を伸ばす
掌で受ける雫は
冷たく
渇きを癒す

湧き水が集まるところ
見ると
鐘形の秋りんどうが咲いている
沢を好む花
天に向かって開く藤紫の花穂

花びらに手を添え
瞑目すると
野山に咲くりんどうの花を愛した
母の笑顔が浮かび上る



*1 大平山 山口県防府市 牟礼〜富海

編集・削除(未編集)

シンバル・音職人 三浦志郎 7/26

S・M・L―服のサイズではない。そのオーケストラが備える、
シンバルの大まかなサイズである。いずれもジルジャン社製。最高級の音だ。

                    *

たとえば―ドヴォルザーク「新世界より」第四楽章
全楽章通じてシンバルの演奏はただの一回 ただの一打
その日 奏者A その一打のために誰よりも早く楽屋入りする
彼の妻もその一打を鑑賞しに会場に来るだろう
出番一回の打楽器奏者と出番が忙しいヴァイオリン奏者のギャラは同じ
よく冗談めいて話に上るが事実である そしてこの扱いは極めて正しい
音楽は楽器は 回数の時間の 多寡にあらず
各奏者が楽器の特性・役割に従い貢献する精神のことだ 
精神は平等
シンバル音はONE AND ONLYな“点”で音楽を彩る 
ひとつの演奏責任の重さと美しさに報酬は払われる
彼にとって出番に寝過ごさないのも音楽
端座し緊張と戦いながら小節数を数えるのも音楽
もちろん 見事に報酬分の責任を果たすに違いない


たとえば―ベルリオーズ「幻想交響曲」第四楽章(断頭台への行進)
最後近く 短いが穏やかな旋律を遮断するシンバル音 
強く激しい一撃 断頭台の刃が首を断ち切る瞬間を暗示している
その時 奏者B その小節を待つ 水のような心境だろうか?
瞬時にフォルテシモを打ち 直後にシンバルを腹に当て音止め
奏者は今日 シンバルで罪人の首を切り落とす
一打の出来不出来で音楽は輝きもするし台無しにもなる
失敗しても調整も回収もできない 誰も助けてはくれない
(プロだから まずあり得ないが)
もしも仕損じた時は 死ぬほど恥じ入って
片手のシンバルを投げ捨て
片手のシンバルのエッジで(罪人ではなく)自らを断頭しかねない
彼は背中に そんな悲愴幻想も背負っている

                    *

奏者A。 奏者B。 座ってその時を待ちながら、実は彼らが楽曲の生殺与奪を握っている。
成功と失敗。 彼らはその愉悦と絶望の中にいる。 孤高。 彼らこそが「音職人」。 

*******************************************

付記。

実際、寝過ごして、演奏機会を失った奏者はいるそうです。
実際、失敗して、後日、懊悩し自死した奏者はいるそうです。

編集・削除(未編集)

滝本政博様 評のお礼です 紫陽花

滝本様こんにちは。暑すぎますね。いつも丁寧に読んでくださりありがとうございます。まとまりよく書けていて内容もしっかり伝わり安心しました。土いじりが好きなせいか今時期は特にとかげやらバッタ、蛙、蜘蛛、私の嫌いなカメムシ、カミキリムシに囲まれて楽しく暮らしてます。蛙は色んなところにちょこちょこ姿を現し、色を環境に似せるので気づいた時はどきっとしたりしております。お調べの通り白になってる時もありますね笑器用な生き物です。また、よろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

滝本政博様ありがとうございます。

ご丁寧な評をありがとうございます。
最後の三行は私も迷ったのですが、ないと投げ出した感じになるかと思いました。
この体裁で、若い方がプロポーズしたら、受けてもらえる確率は高いかなと思ったりします。
(若くなくても)

編集・削除(未編集)

滝本政博様☆ありがとうございます☆蒼井百合亜

私の拙詩にきめ細やかな感想とアドバイスをありがとうございます。

唐突だとご指摘の
「真っ直ぐに球を投げても
 返ってこないのは
 壁が歪んでいるからですか
 さみしいものですね
 優しげなだけのあなた」
については、第一連目の
「行き場のない悲しみ」を説明するつもりで書きましたが、確かに唐突かもしれません。

あまり推敲もしないまま投稿してしまいましたのでやはり内容の薄さを感じますし、仰られる通りです。

とはいえ可愛い詩だと仰って頂けて大変嬉しいです。

深夜は思いのほか心に抱えた様々な感情が膨れ上がり堪らない気持ちになりがちですが、
そんな夜に創った詩です。

実際にはシュークリームではなくチョコレートがほろ苦いエクレアを頂いたのですが、
「真夜中のエクレア」より
「真夜中のシュークリーム」の方がイメージに合うためこれに変えました。

まだまだです。

推敲を試みたいと思います。

ありがとうございました。

編集・削除(未編集)

感想と評です 7/16〜7/18までのご投稿分の評です。  滝本政博

「真夜中のシュークリーム」  蒼井百合亜さん  7月16日

今日は美味しいものを食べて自分に優しくしてあげよう。そしてチョイスされたのは、「真夜中のシュークリーム」。
可愛い作品です

<頑丈な化石が
 見えないほんとうを隠す
 誰が探してくれるだろうか
 見えないほんとうを
 仮面の下で
 こっそり泣いてるわたしを>
この連のイメージがとてもよいです。
化石(胸)の中に隠されたものがあるわけです。
それは大事なものなのでしょう。
もう少しこのイメージを膨らませた書き方をしてもよかったかな、と思いました。
というのは、詩に少しまとまりのなさを感じたからです。

「真っすぐに球を投げても
 返ってこないのは
 壁が歪んでいるからですか 
 さみしいものですね
 優しげなあなた」
このセリフも詩全体からすると、唐突な感じがしました。

<魔法の薬は
 真夜中のシュークリーム
 ひとしきり 雨音は消え
 ねっとりと
 甘い夢が絡みつく>
 お気持ちが伝わります。
私も甘いものが好きで、月に一、二度深夜のコンビニに走ったりします。
<眠りたくない夜だから
 ワインは欲しくないのです>
うん、そんな夜もある。私はお酒は飲みませんが、わかります。共感いたします。


「一方通行」  喜太郎さん  7月16日

レトリックが使われているわけですが、これ何と言うのかな。
<発想>=アイデアの発見があるのです。
今回で言えば、あなたを思う恋心が車の一方通行に喩えられ、幾重にも発展、展開して書かれていきます。上手いものだなー、感心いたします。
一人称のスピード感のある語りも、内容に沿っていて良いです。
でも、わたしの中で喜太郎さんの評価は高いので、今回は佳作一歩手前とします。
理由は、展開がわりと常識的にも感じられるからです。もっと読者を驚かし、なおかつ納得出来るような例がいくつかあればよかったです。
あと、モチーフが恋に関する詩が多く、私の中では恋愛の詩人というイメージですが、他のテーマの物も読んでみたいなー、と希望いたします。


「財産目録」  津田古星さん  7月16日

タイトルがいいですね。「財産目録」。私も同じタイトルで書いてみたくなりました。自分は何を持っていて、何を持っていないのか。自己紹介の詩に持ってこいですね。
最後の二行で前項に対しての発見があり、これで詩らしく体裁が整いました。
でも、<以上>以下三行、この部分を書かないという書き方もありだと思いました。その場合、目録の方を長く書くことが出来れば、自己への新しい発見があるかもしれません。

ひとつずつ見ていきましょう。
<1、 平和な国にいること。>
昨今の世界情勢を見ると、本当にありがたいことです。
でも隣国のミサイル発射や、憲法改正などの動き、戦争をしている国へのお金の支援等々、気になる動きは多々ありますね。

<2、四季が巡ってくること。>
俳句、和歌などの豊かな文化に触れる度にこの国に生まれた幸せを感じます。
春の桜、夏まつり、秋の紅葉、雪景色、日本は美しい国です。

<3、温暖な地に住んでいること。>
極端に暑い国や寒い地域ではないことのありがたさがありますね。
また、津田さんは日本の中でも温暖な地にお住まいなのかもしれません。

<4、健やかでいること。>
とても大切なことですね。健やかを辞書で引くと、病気をせず、丈夫なこと。健康。とありました。

<5、自由に考え、ものが言えること。>
言論統制などがあり、このことが出来なかった時代があること。そのとこについて戦った人がいることを忘れないでいたいと思います。

<6、人を憎んだり恨んだりしなかったこと。>
<7、まっすぐ私らしく生きられたこと。>
努力して得たものはないということですので、これは津田さまのお人柄。素敵なことだと思います。

8、あなたに出会ったこと。
この項目が最後に登場する事に幸あれ。なんて素敵な財産目録であることでしょう。


「色合わせ」  紫陽花さん  7月17日

佳作とします。
<朝起きると新聞を取りに玄関外に出る
 ついでに水やりもするので裏庭に回る
 今日も静かな朝だ>
文字通り静な出だしで詩は始まります。
そして、お庭の描写(ここはたっぷりと行数をとってあり、その後の展開に効果的に効いてきます)。薔薇の花にくっつき、葉っぱのふりをした蛙を発見します。
蛙が色を変えることは知りませんでした。ググってみました。
<アマガエルは、植物の葉の上に居るときは黄緑色をしていますが、茶色い地面に居る時は暗い色に、コンクリートの上に居る時はコンクリートに似た灰色っぽい色になります。正常なアマガエルは、黄緑、茶色、灰色、白色に色を変えることができます。このような色の変化は、シュレーゲルアマガエルやモリアオガエルなどの他のミドリ色のカエルにも見られますが、日本で最も顕著にこの変化を確認できるのはアマガエルです。>とありました。ひとつ賢くなりました。ありがとうございます。

二連目で詩はぐっと様相を変え、これまでの私と母の相克が描かれます。
<いつも母のいい子であろうとし>て苦しかったこと、痛かったこと。
<母色の私でなければ私ではなかった>
と、色についての言及があり、一連の蛙の意味が分かってきます。
そして自我の芽生え、母離れが語られます。

三連目で現在の母の様子が語られます。
母の子離れはうまくいかなかったようです。

最終連は、ある種のカタルシスがあり、うまく着地しています。
タイトルは詩の内容に即していてよいと思います。


「上海租界」   秋乃 夕陽さん  7月18日

詩は読者に教えてくれます。情報を提供してくれます。
この詩で言えば
第二次世界大戦中の上海という特殊な場所のこと、
終戦直後の引き上げ者の悲惨な状況等です。
ここに書かれていることは、現在の日常から考えると、目を覆いたくなるような残状ですが、このような時代があったことを、知らせることは価値があることですね。

この詩は当時まだ幼かった少女の体験談という体裁をとって書かれていますが、思い切ってもっと少女の内面に踏み込んで書いても良いと感じました。創造の世界ではそれも許されるのではと思うのです。
さらに踏み込んで<当時、少女だった私は見た……>と、一人称で書くことも可能です。その場合、さらなる取材と想像力が必要かもしれません。

私は自分のことを棚に上げて、この評を書いていますが、詩は自由であり、かつ厳しく倫理的だと相反する思いを強く感じています。それは、詩は書く者の魂と深く関わっているからでしょう。

難しいテーマです。よく書けていると思いますが、欲を言えばさらに一歩踏み込み<詩としての展開>があればと感じました。
現状は、行分けを繋げてみると、普通の散文として読めてしまします。説明するのが難しいのですが、詩は文中に飛躍があったり、比喩などのレトリックを使ったりの工夫で普通の散文で書けないことを書ける文芸だと思います
難しい問題であり、自戒を込めて書いていますが、ご検討ください。

編集・削除(未編集)

暇を持て余す   秋乃 夕陽

今度はどんなうたをうたおうか
三時を少し回ったばかりの鴨川のベンチで
川の香りをかすかに嗅ぎながら

風に揺らされたまま
少し汗ばむ額に張り付く前髪かき揚げ
ごぉーごぉーと唸る白い水飛沫をみながら

向こう岸へ目を転じると
誰もが遊べるような拓けたスペースで
ゲートボールに興じる三人の年老いた男性
あちこち行ったり来たりしながら
腰を屈ませ腕を振るう

そのちょうど前辺りの小道では
黒っぽい帽子をかぶって
鼠色のTシャツを着た中年の男性と
緑色のリュックを背負い
前屈みで銀色の自転車を漕ぐ青年が
ちょうどクロスするように擦れ違う

少し離れたベンチには
白い帽子とTシャツを着た丸い体型の男性が
川岸の正面へ体を向けたまま
眠り込んだように顔を下に俯かせて座っている

そこから斜め後ろぐらいの草むらでは
茶髪で長い髪の若い女性が
水色の自転車を停めたそばに座り込んで
なにやら一生懸命
ノートらしき紙に書き込みをしている

誰もお互いを顧みることもなく関心すらない
それでも草の香りを纏わせながら川は流れていく
かすかに揺れる緑と白い花と水飛沫と水面と
ゆっくりとしたペースに合わせながら
行き過ぎる人の影は流れる

編集・削除(未編集)

退去日  温泉郷

お隣さん 初めまして
あなたはいつです?
私たちは来たばかりですので 
まだ10日ほどはありますが……
ほう 少しゆっくりできますかな
はい まあ ゆっくりといっても
すぐ出ないといけないことに
変わりはありませんが……
そうおっしゃるあなたは?
あしたです
え?あしたですか?
はは 最後まで残りましてね
実は少し 焦っております

短期で出ないといけないというのは
地下の方々と同じですね
最上階の方々は長く居られるんでしょう?
そうですな ただ 忘れられて
放置されることもあるようですな
それはそれでつらいですね……

われわれだって
別に 少しくらい過ぎても
居ていいと思うんですがね
まったくです
最近は結構 シビアなんでしょうか?
シビアは結構ですが
なら もっときっちりしてほしいもんですな
先月もここじゃありませんがね
バサッとやられたそうですな
バサッと?ひどいですね!
われわれにとって
そのまま捨てられるほどの恐怖はないですからな
まったく まったく!
それだけは嫌ですよ!
何のために生まれて来たんですか!
ここも独り者ですからな
結構いい加減かもしれませんぞ
何しろ 夏場ですからね
心配になってきました……

あ 来ました!
来ましたな
順番なら私のはずなんだが
ああ!
ああ!
申し訳ありません お先に!
お元気で!

ああ やっぱり順番を間違いましたか
「ワンパック丸ごと廃棄事件」のときのように
長期出張などなければいいんですがね
今夜は眠れませんな

編集・削除(未編集)

古びた玩具 大杉 司

あの頃遊んでいた玩具たちは
もう動くことなく古びていき
形だけを残して
僕を見つめている

拭いても拭いても取れない汚れ
ボロボロ状態のぬいぐるみ
もう何をしても直らない
「全部捨てよう」

昔は興味あった物も
今となってはただのゴミで
ポリ袋がいっぱいになる程
ひたすら敷き詰める

純粋だったあの頃は
小さい玩具でも喜んで
日々大切に丁寧に
飽きることなく遊んでいた

思い出を捨てるのは抵抗あるが
残しておいても邪魔になるだけ
隅っこに置くぐらいなら
外に出す方が良い

悲しい気分だが
切り替えて行こう
日が暮れる前に
早く掃除を済ませよう

編集・削除(未編集)
合計4095件 (投稿4095, 返信0)

ロケットBBS

Page Top