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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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彼女は運命の恋を知りまして
まあるい頬っぺが落ちました
燃え上がるほど 周りが見えなくなるほどに
恋愛糖度は増していくのです
蕩けた甘さが粘ついて 虫歯になっては困ります
それを聞いた教えたがりの先輩たちは
訳知り顔で言ってくるでしょう
甘ったるいだけの恋は続かないわ
喧嘩した翌朝に飲んだ珈琲の─
─その苦味を知りなさい
嘘吐かれた深夜に零れた涙の─
─その塩味を知りなさい
想い違いで齧った青い果実の─
─その酸味を知りなさい
そして互いを支え合う信頼の─
─その旨味を知りなさい
先輩たちの忠告は耳を右から左へ抜けていきました
そんなこと分かっていると言うけれど
目は笑っていないし
声は震えているじゃない
さあ どうなるかしら
恋愛の味覚はバランスが大切なのに
そうそう例外は────
ひとりの先輩が話します
突き抜けるくらい異常な量の甘味で保存すること
恐ろしいほどに甘い愛情は
相手の身動きを封じるから
恋が腐らないほどの愛情を注ぎ込めば
永遠の「愛」が完成するかもしれないわね
その話を聞いて彼女はにっこり微笑みました
冷蔵庫に入れて冷めてしまった恋を180度のオーブンでもう一度温め直しても、一度冷えた恋はもう愛には戻らない。悲しい現実。戻せない時間。
あのときのラインの一行を違う一行に書き換えていれば、今頃まだ仲良くやっていけたかもしれない、なんていう未練がましい現実を忘れるために仕事に打ち込む。
真夏はいつも愛に冷たくて、真冬はときどき恋に暖かければいいのに。そうして素敵な温度を思い出したらお店の人に頼んで綺麗にラッピングしてもらおう。そして君に届けに行こう。
流れ星は精一杯燃えて光を発している。その光が地球に届いているあいだに君に伝えなくちゃいけないことがある。でも僕は毎晩それに気づかぬまま、いや、知らないふりをして過ごしている。
夜空の恋を探している熱い星のことも知らないままの、愛を忘れて冷めきった僕。早く思い出さなきゃならない。
今回も読んでいただき、誠にありがとうございました。
ご感想とアドバイス、とても勉強になりました。そして甘めではありますが(笑)秀作まで頂き、とても嬉しくて仕方ありません。ありがとうございます。
まだまだ勉強不足な点が多く、未熟者ですが、頑張りたいと思います。ありがとうございました。
今回も読んでいただきまして、ありがとうございました。評の方、とても勉強になりました。その上、素敵なご感想まで頂き、とても嬉しか感じました。これからの励みにしたいと心から思いました。ありがとうございます。
私のどこが好き?
君が何気なく呟いた
頭の中をぐるぐると
たくさんの言葉たちが遊ぶ
ありすぎるのも理由の一つだけれど
待ち合わせの時に
君が僕を見つけた時のあの笑顔
そして独特の小走りステップ
それを見るたびに
好きでよかったなって
付き合っててよかったなって
この胸の奥にあるモノを
鷲掴みにされるんだよ
打ち上げ花火に照らされる
君の浴衣姿 見惚れながら答えだけど
花火の音でかき消されてる?
君は聞こえないふり?
微笑みながら首を傾げた
僕のどこが好き?
今度は彼女の耳元に聞き返してみた
君は横で打ち上げ花火を見上げながら
私の事が好きで
仕方ないんだろうなぁって思わせてくれるところ
今度は花火の音に負けないくらいの声で答えてくれた
横目で僕をチラ見した頬が赤い
繋いだ手に力がこもって
ちょっと複雑な
でも何だか嬉しくて恥ずかしくて
ありがとうって大きく答えてた
どこが好き?
苦手なところがないとは言わないよ
でも それさえ許せる想い
何はともあれ
そんな質問する君が愛しいよ
魚の目あしにできた
真ん中の指が魚の目
見た目がぽんとに魚の目
引きずるといたい
一番目 これが残念
次は 定番水虫
白くてねばつくやっかいなやつ
となりのねーちゃんにうつりたがった
だけど必死でとめた
ニ番目 これが残念
次は比較的まろやかな
栗きんとん
たぬきのきんたまににせて作った
でもねやっぱり小さかった
三番目 これが残念
次はおおいぬのふぐり
なまえのわりには小ぶりでかわいい
花はアイスクリームに入れた白いばにら
隠しきれずにじむ青
四番目 これが残念
にじむ青となりは黄色
あわせてゴッホ
ごーぎゃん泣いた
ゴッホに負けた
五番目 これが残念
モーツワルト バッハに勝ったと思ったら
ベートヴェンに負けそう
あいつわしと違って思想強い
しかしあいつの顔ワシと違ってかなりじじい
五番目 これが残念
ビートルズハーモニーかなりよかった
しかしリズム ローリングストーンズに負けた
ローリングストーンズ ギター でっかい
なぜかビートルズのギター小さく見える
六番目 これが残念
人生最終的に勝ったと思った
しかし並んで歩くとでっかいやついる
あいつなんででっかい 考えてみた
そしてわかったあいつ素直に生きてる
最終的に〇〇〇
七番目 これが残念
拙作「虚無主義にはなりたくない」を丁寧に読んで下さりありがとうございました。ご指摘いただいた、8連、11連、12連につきましては、私の力不足と推敲不足を痛感致します。本作が、宗教を批判している詩ではないことを示すために「剥製のワニ」を信仰の皮肉の象徴であり、情報社会における偶像でもあるというように多義性を持たせて表現したことが、詩を困難にした要因の一つです。
親父=仏教、俺=キリスト教、 情報化社会=都市伝説、占い、科学、を表したつもりでした。最近の量子力学の理論は仏教の言っていることと共通するところがあるという話も聞きます。そんな現代社会において「俺」が虚無主義にならぬよう悪戦苦闘する様を描きたかった。「剥製のワニ」ではなく「本物のワニを焼く」ことは、社会風刺的なパンチを込めたつもりだったのですが・・・。
私の場合、もっと読む側の気持ちに立って推敲しなくてはならない。そういう意味では、作者である私が、本作を終わらせることに焦ってしまったのだと思います。今の私の力では一週間で仕上げられるテーマではなかった。精進します。
気づいたんだ
肌の下に、鱗があるって
おへそが痒くて、ガリッと引っ掻いたら
ベロンと皮がめくれて
爬虫類みたいな肌が見えたんだ
びっくりしたよ
それで
誰かに知られたら、大変なことになる
慌てて、接着剤で皮を貼ったんだ
微妙な肌具合、肌から微妙に鱗が浮き出てる
毎日、びくびくしてた
でもね、気づいたんだ
街を歩くと、ほとんどの人が同じだって
通勤の電車なんか
たぶん全員、鱗人間だと思う
よく見れば、鱗が浮かんでるって分かるんだ
✳
そういえば
人間ってさ、何度も地球を壊したじゃん
放射能ばらまいてさ
あちこちで突然変異が起きちゃって
鱗人間があちこちに現れて
淘汰というか
地球が、人間を否定してるんだよね
人間の子供
ここ五十年、生まれてないもんな
そのくせさ
シン・人類革命連合って、怖いよね
「地球を取り戻す」とかで、テロだろ
交渉が決裂して
海のプランクトン、全滅させたもんね
あれって自爆だよね
鱗人間は、窒素で生きてるもんな
だいたいさ
鱗人間は、自然と共生を一番にしてる
科学なんか、ほどほどで十分だし
日向ぼっこをしてるだけで幸せなんだよな
もちろん、戦争なんか絶対にしないね
✳
この前さ、久しぶりに人間を見たんだ
一人だけ、なんか怯えていたね
みんな、珍しいから見ちゃうんだ
駅でも電車内でも道でも
ビルの窓からも、みんな見てたな
ああ、そうだ
テレビで言ってたけど
そろそろ皮を剥がしましょう
来月の1日に、一斉にって
人間って
もう100人もいないんじゃないかな
ああ、君は人間だったね
可哀想に
いまみんな
いやだから
何かを言い出したくて
仕方ないのかもわからん
いままで
黙っていたことが
ほとばしっているだけかも
わからない
でも
これだけ救急車の音が
こだまして
それに釣られるように
言い出す人もいて
それもそれで
いいのだと思うが
でもどうなんだ?
あの救急車のなかの
叫び声を
遮るような
サイレンの音は?
ほんとうの叫びを
騒々しい清らかさで
サイレンは
消すように鳴るのだが
ニセの叫びに
耳を塞いで
わたしは
騒音と
ことばの
境目を
探す
ホルマリン漬けにされた
宇宙人が中学校の理科室の
床下から見つかったという
噂が広がっていた
肝試しにと
真夜中の中学校に
幼馴染の君を誘い出したら
「私は火星人だ」と
告白されて、理科室へ連れていかれた
君が嘘をついていると
証明できずにいるとき
僕の鼓動が遠くの音みたいに聞こえはじめた
「地球人はすでにドーパミン漬けにした」
と君は続けた
笑うつもりだったのに
喉が乾いて 何も言えなかった
僕は君の手を取って
「許嫁になる約束をしたい」と告白した
「こんな時に、ずるい」と
君は涙をこぼした
僕の頭の中で母の言葉が反芻している
(恋は病よ。父さんとは愛し合ってる。)
愛と恋とは 一体何が違うのだろう
個性はまだ確立されていない
人格や特性が 不安定に軋む音を立てる
僕らの成長は病にも似て
この宇宙との調和を乱していた
絶望が口を開けて横たわる季節
こんな青い闇の中に
僕らがいていいはずがない
二人は理科室を飛び出した
校庭の真ん中にある
樫の木の下まで
君の手を引いて走った
黒い闇には
天の川が浮かんでいた
星に誓うように
僕は言葉を続けた
「君を信じるために
約束したかった
僕を守りたかったんだ
君が嘘をついていると
決めつけた僕自身が
許せなかった」
見上げれば
銀河を横切る流れ星
それは一体 何の涙(意味)なのか?
涙の理由を
聞かずにはいられなかった
君が火星人であっても
僕は君を
愛せると思ったから