◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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この度も、読んでいただきありがとうございました。
疲れていてもこの景色を見たらもう少ししたら家に着く、
そんな家路へのちょっとした安心感が書けたらと思ってのものでした。
情景を追体験していただけて嬉しかったです。
以前は悩んでいたんです、投稿詩。
投稿先の詩誌や選者の好みに合わせなきゃならないのか、それとも『自分の詩』を貫いて書くのか。
なんてね。
馬鹿なことで悩んでいたんですよ。
向こうにしてみれば、うちの詩誌はこういう詩を取ります、って。
選者の方はこういう詩が好みです、って。
ちゃんと毎回出している訳じゃないですか。
それに合わせなきゃ、取ってもらえないですよ。
でもね、時たま。
え~っ!そんなので良いの!
ってやつがあるの。
何て言うか、常識はずれなやつが選ばれるの。
そんなの書けね~よ。
ってやつ。
だからね、やっぱり向こうに合わせなきゃいけないの。
だって、それで食べていこうと思ったら、先方の要求に沿ったものを書かなくちゃいけないでしょう。
それと一緒よ。
その中に、自分のアイデンティティをしれっと混ぜ込んでニヤッとするの。
それくらいはね。
今回も丁寧に読んで下さり、ありがとうございます。確かに、おっしゃる通りだと思いました。どうして私は海の君について描かなかったのか。なんだか悔しい気持ちです。海の君には、「他者の眼差し」以上の力を持っている。そのおかげで「俺」には捧げるという新しい概念が生まれました。その理由を描かないと、読む人には伝わりません。もっと丁寧に描きたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い致します。
堀端の酷暑
沿道のユリノキの葉は萎れ
ツクバネウツギの花が落ち
太陽が水草を腐蝕し
水面のこげ茶色が
広がっていく
真夏のランナー
わたしは
見たことのない
汚れた水面に
ああ また
足をとめる
わずかに残った
澄んだ水面に
寂しい水鳥が一羽
羽ばたいて
羽ばたいて
ずっと 羽ばたいて
水紋を生んでいる
水鳥は
そこにとどまり
羽ばたいて
羽ばたいて
水紋を送り続ける
水紋の同心円
少しずつ
澄んだ水面を
広げようとしているのか…
かすかな波動が
枯れた水草に届き
かすかに揺らぎ
揺らぎ返す
水鳥の鼓動
水紋が堀に広がる
足をとめる
ランナーが
2人、3人
無言で
水鳥を見つめる
わたしたちは
いつ
また
走りだせば
いいのだろうか…
夢を見た
今日もまた
目が覚めると
体から汗が吹き出ていた
何かに追いかけられている夢
逃れようと必死に走る
後ろを見ずに
ずっと
怯えていた
恐れていた
追いかけてくるものは何だ
気づいた
それは焦りだと
何に焦っているのか
自分の思うようにできないことか
他人から受けた言葉か
ひたすら
自分に問い続けた
ある時
心に光が差す
すぐにできないからといって
焦るのはやめよう
他人の言葉に反応して
焦るのはやめよう
まず
自分にできることを見つけ出そう
そして
できることから始めよう
私を
追いかけていたものは
幻に過ぎなかった
もう
夢にうなされることは
ないだろう
今回も丁寧な感想と評を頂きまして誠にありがとうございます。
今も昔も世界の至る所で悲しい出来事が起きています。私たちに出来ることを続けて、また表現を通して平和が少しでも拡がっていく、そんなことを期待しつつこれからも生きていきたいと思いました。
次回の投稿もどうぞ宜しくお願いいたします!
巨大な円盤状
凡そ直径1500mの
トラペトゥムがある
上は、巨大な石と
機械で組まれた塔が
雲に届くほどに
聳え立ち
地上から先端は見えない
下は、地中奥深くまで続き
巨大な洞窟の中心で
根本は2mほど
宙に浮かぶ
地上は、トラペトゥムの
突き出た無数の棒を
身の丈10mほど
数千の土塊のゴーレムたちが
押して、回している
ゴーレムたちの
踏みしめる
大きな足音と振動、地響き
ズシン、ズズン、ズシン
トラペトゥムから発する
機械的なモーター音が
周囲に響き渡る
ヒュルル、ヒュルルル、ルル
周囲は、数万のゴーレムたちが
整然と控えている
離れた沼で
ゴーレムが生まれ
力尽きたゴーレムは
列を離れて、崩れ落ちる
そして
新たなゴーレムが
棒を回し続ける
誰が何のために造ったのか
今や誰も知らない
✳
先史時代に描かれた
洞窟壁画にこうある
空に浮かぶ満月が
地球へと落ちてくる
巨大な船が
空に描かれ
巨大な塔が
月を止めている
壁画は
続いて、未来を描く
人間が現れた
戦闘機のような異形
爆弾のようなもの
そして
崩れ落ちる巨大な塔
炎のまわりを
踊り、狂う人間たち
・
真上には
ゆっくりと迫る
巨大な満月
暗闇に目が慣れて
羊たちにそっぽを向かれてしまったから
眠れない夜をあきらめて
眠らない夜にする
カーテンをあけると
紺青色の空が囁く子守唄に
街は身をゆだねていた
静寂につつまれた街に
ぽつり ぽつり とある
灯りの理由を数えてみる
ふと過(よ)ぎる
あのひと。
あの人はどうしているのだろうか
面影はすこしおぼろげで
でも声は鮮明に耳に残っている
無条件に
まっすぐに
ただただ どうしようもなく
好きだったひと
制服におさまっていた季節に抱えていた
零れるほどの想いは
はじけるように瑞々しくて
眩しくて直視できない
そっと
あの人の名前にふれてみる
どんなふうに歳を重ねているのだろう
声も変わっているだろうか
会いたいとは思わない
この空続きのどこかで 生きていてくれたらいい
いや、できれば幸せでいてほしい
疾うに薄れてしまっている
かつて交わした かけがえのない言葉たちを
手繰り寄せようにも
なかなか遠いところまで来てしまった
このまま時間に逆らうことなく
あの人の輪郭は ゆるやかにほどけていく
それでも
あの人の名前だけは
私の深奥に永く留まりつづけて
ごく稀に
蛍のように しずかに 光るんだろう
かけ巡る思考は 届けるすべのない想いは
宛てのない夜風にのって
ずいぶんとさまよってから
空が仄白んできた頃に すっときれいに溶けた
空の裾が琥珀色に滲んで
街が夢から醒めはじめたところで
私も日常をはじめるために
頼りがいのない眠りにつく
三浦先生
評価をありがとうございます。
今まで自分の事は二の次にしていましたが、自分優先の事を考えてもいいのかな?と思うようになりました。
貴方とは、主人の事です。
最近、元気がないので、日帰り旅行でも行きませんか?と誘ってみようかと思い、詩にも書いてみました。アドバイスをありがとうございます。
参考にしながら次回作に繋げたいと思います。