◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。
(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)
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目が覚めると砂漠の上に横たわっていた
見渡すと灰色の砂に覆われた砂漠が広がっている
空を見上げると灼熱の太陽が高く昇っていた
太陽の光が皮膚を突き刺す
このままここにいても待っているのは死しかない
なぜ自分がここにいるのかわからないまま歩き出す
あてもないまま西の方に向かった
いくら歩いても灰色の砂ばかりだ
動物もいなければ植物も生えていない
それどころか石すらない
押しつけられるような暑さで意識が朦朧とする
朦朧としながら体が滑り落ちてゆくのを感じた
深い窪みに落ちてしまった
手で砂をつかみ登ろうとするが滑り落ちる
蟻地獄に落ちた気分だ
早く窪みから出なければという焦りが襲ってくる
どうしようもなく窪みの底で空を見上げるしかなかった
見上げていると黒い雲が空を覆いスコールのような雨が降ってきた
窪みの砂が雨で湿り固くなってゆく
湿った砂をつかんで窪みから抜け出した
日が暮れ辺りが暗くなってきた
歩くのをやめてここで休むことにする
横になると満天の星が広がっている
星たちを見ていると
生きているのではないかと思えてくる
辺りは暗闇に覆われている
静寂の中で深い眠りに落ちていった
朝になり再び歩き出す
西に向かってただ歩き続ける
太陽が昇り光が皮膚を突き刺し始めたころ高い岩の壁が見えてきた
灰色の岩が立ちはだかっている
目の前が真っ暗になる
そのとき岩の上から風が吹いてきた
かすかに潮の香りを感じる
潮の香りを吸い込むと
岩を登ろうとする気力が湧いてくる
ジグザグに登ってゆく
太陽の光が容赦なく皮膚を突き刺してくる
額や背中に汗が流れ落ちる
息も上がってゆく
それでも登り続け岩の上に立った
岩の上から向こう側を見渡す
そこはまさに別世界だ
岩の下には広大な森があり鮮やかな緑の葉で覆われている
森の先には白い砂浜があり穏やかな波が打ち寄せている
砂浜の向こうにはコバルトブルーの海が広がっている
潮風が心地よい
今までの疲れが吹き飛んでゆく
生き返るようだ
森の中にいた鳥たちが海に向かって飛んでゆく
私も海に向かって岩を駆け降りる
森にある泉で早く喉を潤したかった
風が心の砂塵を払ってゆく
このたびは受賞おめでとうございます。
詩に対するブレない姿勢、
いつも感服いたしております。
これからのますますのご活躍を
楽しみにしております。
くれ様
このたびは、第53回壺井繁治賞のご受賞お祝い申し上げます。
数々のご受賞のニュースを聞くたびに凄いことだと尊敬しています。
これからも益々のご活躍とご健康を心よりお祈りいたします。
よいこのみなさん きょうはあつまってくれてありがとう
まずはじめに わたしが“かみしばい”をしましょう
みなさん よくしっている「そらとうみ」 そんなおはなしですよ
では はじまり はじまり!
<ピアノ伴奏 曲・荒井由実作「空と海の輝きに向けて」>
*
<1枚目>
大昔 “宇宙かみさま”が大きく世界を包んでいました
そのかみさまには”空かみさま“という子供がいました
空かみは宇宙の一番下の子どもだったのです
それで空かみはちょっと楽しくなかったのです
(僕も弟が欲しいよ)
<2枚目>
ところで
宇宙には“地球”という生まれたばかりの星がありました
でも その星は“地球”という名前のとおり
地面だらけでまっ茶色
つまらない星だったのです
<3枚目>
宇宙かみはその星を見つめ悲しく思いました
空かみを呼び寄せ言うのです
「空や あの星をきれいにしておやり」
「はい おとうさま でもどうやって?」
「さあ それはお前自身で考えておやり
お前なら きっとできるだろう」
<4枚目>
(あの星をきれいにしてあげよう)
(あの星に僕の弟を作って住まわせよう)
空かみはいろいろ考えます
でも なかなかいい考えが思い浮かびません
そのたびに辺りは明るくなったり暗くなったりします
<5枚目>
ちょうどその時
太陽かみが通りかかりました
「太陽さん 何かいいお考えはないですか?」
太陽は答えます
「あなたはわたしが羨むほどに良いものをお持ちじゃないですか
わたしとは全く逆のものですよ」
そんな言葉を残して すたすたと行ってしまいました
<6枚目>
(僕が持っているもの 何だろう?)
(天気なら持ってるけど……太陽さんと逆のもの?)
(う~ん う~ん う~ん……あ そうか!!)
<7枚目>
雷のようにやっといい考えが閃きました
空かみはそこら中を駆けずり回って
雲をいっぱい集めてきました
そして雲という雲を絞りに絞りました
「よいしょ よいしょ!」
<8枚目>
絞られる雲はたまったものではありません
はた迷惑です みんな困った顔をしています
でも 空は神の子ですもの
しかたありませんね
その雲のお水を地球に振りかけていきました
「シャア シャアー お水よ お水 いっぱい降って!」
<9枚目~10枚目>
すると まあ 不思議!
地球に多くの水たちが
降り注ぎ
貼り付き
育ち
くぼんだ所にどんどん溜まっていきます
地球に住むことになったのです
地球を水で磨き飾ったのです
すると地面もかえって美しく
浮かんで見えるのでした
地面に降る水は
雨と呼ばれるようになりました
<11枚目~12枚目>
この星がきれいになり
自分の願いが叶ったことで
空かみはとても晴れた気持ちになりました
その水たちを“海”と名付けました
弟のかみさまを持ったのです
嬉しさのあまり
虹という七色の光を浮かべてお祝いしました
「やあ 生まれてくれてありがとう おめでとう
僕は“空”というかみさまさ
君は”海“というかみさまになったんだよ
僕の弟のしるしに
とっておきの色をあげるよ!」
<13枚目>
海はお兄さんの空から
水を通して美しい青をもらったのです
自分の生まれを
たいそう喜び
元気づけられ
広い気持ちになり
多くの生きものを生み出していきました
海が作る波の音は
空に届けるあいさつでもあったのです
<14枚目>
空も海も若々しいかみさまです
空と海と雨で
地球はどんどん育っていきます
こうして茶色だけの星から
青に満たされてきれいな星になったのでした
<15枚目>
実際に見たある宇宙飛行士が言っています
「地球は青かった」
その言葉通りなのです
*
どうでしたか?
たのしかったでしょ?
きょうも おにいさんのそらとおとうとくんのうみは
よびあって こたえあっているのです
おなじいろでおしゃべりしています
とてもなかよしのかみさまなのです
かみしばいはこれでおしまいですが
さあ みなさん これから
そらとうみがであうばしょにいってみましょう
そらとうみのおしゃべりをききにいきましょう
木村孝夫 様
第53回壺井繁治賞受賞
本当におめでとうございます。
心よりお祝いを申し上げます。
今後のご活躍をお祈り致します。
くれ様、木村孝夫様
ご無沙汰をしておりました。
第五十三回壷井繁治賞、ご受賞、誠におめでとうございます。
気高い賞、念願だった賞と聞いております。
喜びもひとしおのことでしょう。心よりお喜び申し上げます。
これからのご活躍も併せまして祈念致します。