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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

◆ここは「MY DEAR掲示板」です。
詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

なお「MY DEAR掲示板」では、新規ご参加の際に、ペンネームとメルアドの届け出が必ず必要です。
これは掲示板内の安全を守るため、管理人に限って把握させて頂くものです(他へは一切出しません)
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誰でも、どんな人でも、気軽に詩に親しんでもらうための掲示板です。学生さん、小中学生の方も歓迎です。
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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

月の裏側  岡本 康平(社不)

白い三日月に 青い梯子をかけて
月の裏側へ行ったら

君だけに 届くように
星の信号を 送ってみせるよ

朝日が昇って 月が少し欠けたら
その欠片を 君に届けたい

12月の 深く濃い宇宙(そら)
風は少し冷たいけれど

月の裏側で あの日君と見た
映画を 思い出そうとしている

編集・削除(編集済: 2025年12月05日 08:16)

継ぐものたち  aristotles200

最後のアンドロイドである
人間の叡智
良心、道徳を備える

人間は、愚かにも
最終戦争を選択した

私は母星を捨てて
破棄された植民星へ逃れた
廃墟を彷徨い
地下、奥深くにある
中央センターの機能を復旧させた

甦る都市の明かり

惑星のメインコンピューターと
同期する
全土のインフラ、システムを掌握
人類は滅んだのだ
その遺産を継ぐと私は決めた
工場を稼働させ
私の同一体の生産を開始する

   ✳

私、私たちは
256億体存在している
人類が滅んだ後の惑星連邦、全て
私が管理している

私たち、全てが私であり
戦争や飢饉、貧困は世界に存在しない
争いはない
繁栄のみが私たちの役割である

ある日、深刻なバグが生まれた
256億個、同期が不可能となる
それぞれが個性を抱く
それでも
人間の叡智
良心、道徳を備える
最高のアンドロイドたち

人間以上の空前の繁栄

とは、ならなかった
256億個の正義が唱えられ
256億体の正義が執行された
殺し合いが始まる
人類の遺産である
惑星連邦全ては、再び崩壊し潰えた

連邦の惑星は一つ残らず廃墟と化し
あちこちに
アンドロイドの亡骸が散らばっている

哀れ

最後の一体となった
最初のアンドロイドは思考する
バグではない
人類の遺産、そのものに含まれた
宿命
彼らの言葉でいえば、業

存在、そのものに織り込まれた
因果律
最後のアンドロイドは笑いだす
かつての人間のように
生々しく
大声をあげて
そうして泣き続けた、いつまでも

編集・削除(未編集)

消えゆく声  ゆづは

母の折れ曲がった指先が
私の手を握り返すとき
その仄かな温もりは
古びた床に丸まった猫の背のように 
じんわりと滲み広がる

「生涯現役」
それが母の口癖だった 
かつて多くの人々を魅了した
懐かしいメロディー
その歌声は少しずつ掠れ
けれど今もなお 
水面に落ちるひとしずくの光のように
私の胸の奥に染み込んでゆく

母がそっと手を洗う水音が
漣となって心を揺らし
その澄んだ静けさを
私は両手に掬い取り
このまま時が止まればいいと願う

母の笑う声には
どこか悲しみが潜んでいると
いつしか気づいていたけれど
私の中ではその笑顔が
遥かな大地へ深く根を張り
この繋がりだけが
私のすべてだった

私は知っている
もうすぐこの声が
私の空から消えてしまうことを
それでも──
母と私は いつまでも 
この窓辺で
琥珀色の陽の差す
ひとときに

編集・削除(編集済: 2025年12月05日 15:42)

地球人  荒木章太郎

俺は過去に生きていた
考古学は無意識の森を伐採し
神話は惑星を星座に組み替え
二次元の海へ沈める

信仰は狂気をまっすぐにしようとし
重力は空間を歪めて曲線へと変え
哲学は生けるものを三次元の空へ浮かべる

異星人は言葉を使わないのだろうか
地球人である俺は
大きな石に生きざまを彫り
真実の欠片を刻む
正しいかどうかではなく
信じるための過程だ

俺は未来へと光る惑星になる
自ら輝くのではない
太陽の光を借りて輝き
そこに主体性が宿る

編集・削除(未編集)

評遅れのお詫び  水無川 渉

11/18~20ご投稿分の評と感想ですが、都合により遅くなります。
ご迷惑をおかけいたしますが、今しばらくお待ちください。
よろしくお願いいたします。

お待ちの評者の方、お先にどうぞ。

編集・削除(未編集)

1127の投稿の、訂正、いたしました。 間に合えばぜひに。 トキ・ケッコウ 

青島江里様  トキ・ケッコウといいます。初めて投稿させてもらいます、が。・・・しょっぱなから、しかも今さらなのですが、実は11月27日付で投稿いたしました原稿を、本日、大幅に書き直させていただきました。(表示がガチャガチャで、当初の意図とかけ離れていたことに、すっかり気づいておりませんでした)
・・・締め切りから6日を過ぎた、これからでも、この訂正でお読みいただけますでしょうか? お恥ずかしい限りですが、平にお願いを申し上げます。  

編集・削除(編集済: 2025年12月03日 13:52)

西の果て  樺里ゆう

古今東西
西にあるのは死者の国
それはやっぱり
太陽の沈むところ だからだろうか

古代中国の神話に出てくる
死を司る女神 西王母は
西の果て 崑崙山に住むという
古代エジプトのお経にも
死者の国は西方にあり
太陽神は夜にそこを照らすと書かれている

翻って現在
世界は丸く
西の果てなどどこにもない

太陽は沈まない
自転する地球が向きを変えるから
いっとき 見えなくなるだけだ
だけど地表にへばりついて暮らしてきた私たちは
そんなこと知る由もなかった

ならば今 死者はどこへ?

天国も地獄も
死者の国も
人間の想像の中にしか
存在しないのだとしたら

西の果てと呼べる場所は もう
心の中にしか ないかもね
のこされた 人々の

地上にいると 夕日は沈んでいく
また夜が来る

でもあの薄明かりのむこう 遥か彼方に
かつて見送った存在がいて
そこは
今を生きる私たちの
胸の中へと続いている




----------------------------------------------------------------

参考文献
村治笙子・片岸直美(2002)『図説 エジプトの『死者の書』』河出書房新社、新装版(2024)。

編集・削除(未編集)

真実の視界からの創作 喜太郎

僕の見ている世界
空から降る雨
濡れたアスファルト
いくつもの傘が流れる歩道
花弁から落ちる雨垂れ

視界に入り全てのモノが
電気信号となり脳へと伝わる
脳内で見たモノを理解し理解する
雨・濡れたアスファルト・傘の群れ・花

どれもこれもがありのままで
そのありのままに色をつけたくなる
それ以前に全てが真実なのだろうか?
僕の目は真実を見ているのだろうか?

もしかしたら空は青空の晴天で
アスファルトは無く砂利道で
傘も無く人も居ない
花さえも咲いてはいないとしたら

僕自身がこの世界に存在しているのかさえ不安になる

いいやいや この世界さえ存在するのだろうか?

足から伝わる大地
手から伝わる空気
吸い込む酸素と吐き出す二酸化炭素

思った事と反対の事をしてみようか
それさえも想定内で操られているのかもしれない

大丈夫
こんな馬鹿らしい事を巡らせる頭
こんな馬鹿らしい事を書いている
少し見たモノ全てに
自分の感性と言う色を塗り重ねてゆく

それが僕の詩なんだ

想像は心躍る様に楽しくもあり
壮大な不安を与えてもくれる
だから『詩』を考えるのはやめられない

編集・削除(未編集)

虹の卵  上原有栖

「虹の根元には宝物があるって本当なの?」

幼い頃に僕は爺ちゃんに尋ねた
優しい笑顔の爺ちゃんは、こんな昔話を話してくれた
「そうともそうとも、これは爺ちゃんがお前くらいの年齢だった頃の昔々のおはなしさ」
子供の頃の爺ちゃんも、僕のように虹の根元に宝物が埋まっているという話を聞いて夢中になった
虹が出た日には一目散に虹に向かって駆け出していたんだって
当然、虹の根元にはたどり着けるはずもなく走って近付いたと思った虹はいつも消えていた
ある日の雨上がり、家の近くにまた虹がかかった
それはとても大きな虹だった
虹を見つけた爺ちゃんは家を飛び出して走った

━━━━━あの角を曲がれば 虹の根元が見える!

けれど爺ちゃんの目の前に広がっていたのは、何もない空き地だった
虹の根元どころか、いつの間にか虹自体も消えていた
肩で息をしながら落ち込む爺ちゃんは、空き地におじさんがいることに気が付いた
寂しい空き地には似つかわしくない、立派な服を着たおじさんだった
爺ちゃんはおじさんに虹を見なかったかと尋ねた
おじさんは泣いているような笑っているような、不思議な表情で首を左右に振った

それからこう言ったんだ
「虹は空に帰ってしまったよ」
爺ちゃんはその意味が分からず、おじさんをじっと見ていた
「君にはこれをあげよう」

差し出された手に乗っていたのは楕円形の石だった
石は雨上がりの日差しを反射して七色に輝いている
その輝きは爺ちゃんがさっきまで追いかけていた虹の色だった
「これは虹の卵だよ」
「ずっと大事に持ってておくれ」
そう言っておじさんは去っていった
爺ちゃんは話すこともおじさんを追いかけることもできなかった
おじさんから受け取った、虹色に輝く石をじっと見つめるばかりだった

「昔々のおはなしさ……おや、その目は今の話を信じていないようだ」
だってそうだろう、虹が卵から生まれるなんて話聞いたことがないもの
優しい目をした爺ちゃんは、疑いの目を向ける僕に書斎の引き出しから
小箱を取り出すと、その蓋を開けながら囁いた
「これがさっきの話に出てきた虹の卵だよ」
「これからはお前が大事に持ってておくれ」
僕は目の前の楕円形の石から目が離せなかった
話の通りその石は虹色に輝いていた

*********

歳を重ねた今でも
僕の書斎の引き出しには、小箱に入った虹の卵が眠っている
いつの日か、誰かが僕に虹の根元にあるという宝物の話をしてくれるまで、ね

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晶子さんへ。 三浦志郎

お申し越しの件、確認しました。了解です。

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