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編集・削除(編集済: 2023年10月25日 04:10)

ひとりの道  理蝶

ちょっとひねくれてるから
きっと散歩が好きなんだ
街の華やぎから遠く
川沿いの青臭い中をゆくんだ

なで肩を揺らし 静かな方へ
誰もいない川沿いを とんがって歩く
平日のしがらみに
足を取られてちゃいけないぜ
ため息の暮らしをやり直す
ひとりの道なんだから

ふいに
丸石だらけの 
優しげな河原に
少年少女が駆ける幻

それはふと立ち上がった思い出か 

それともなんだ
やっぱり僕は寂しいのだろうか

わからない
考えたってわからない
たぶん答えはないさ 
いつか答えにするのさ

幻とは
忘れがたい何かからの言づて
今僕にできるのは
忘れずにそっと胸にしまっておくこと

まっすぐ続く ひとりの道
川沿いで聴く 午後のスピッツ
幻を連れて どこまでゆこうか
風に吹かれて どこまでもゆこうか

編集・削除(未編集)

しょっぱいお握り  あこ

心がひび割れて しもやけになっていた頃
君に逢った
君は 父の分も 母の分も 愛してくれた
だから私は 生きて来られた
家庭の味と言う物を私は知らない
いつも肉屋で買った揚げたコロッケかトンカツ
だから君が イビツなお握りを持って来た時
嬉しかった 例えようもなく嬉しかった

泣きながら食べたお握りは しょっぱかった
「塩 きかせすぎたな」君はそう言って笑った
想い出す事は 幾らでもある 次々と湧いてくる
あの頃の時間は 家族を持てなかった私に
神様がくれたプレゼントだったのだろうか
私は 父にも母にも愛されなかったけど 君が全部
まとめて引き受けて 全身全霊で 愛してくれた
心のしもやけはいつか消え去り ひび割れた心は
クッションのように フカフカしてたあの頃
でも そこで時間は止まってしまった
なにもかもそこで 消えてしまった

最初から知らなければよかったのに 知らないままで
ただ寂しい娘でいれば それでよかったのに
家族の温かさを知ってしまった私は 壊れるしか無かった
そうしてそれから何十年 ひび割れた心の私は
それを修復する事も無く ここまで来てしまった
この先も このまま行くのだろう 最後まで 一人で

しょっぱいお握りは 二度と食べる事は無かったのだった

編集・削除(未編集)

滝本政博様  評へのお礼です  あこ

評をありがとうございました
どうしても行間を開ける癖があります
少し長い詩を書いて
調整していきたいと思います
ありがとうございました

編集・削除(未編集)

あの日のかわいそうなささくれ 紫陽花

大丈夫と言ってくれた君の言葉に
ついに泣きだした私の今日のささくれよ
この静かな波の広がる砂浜に
少し休んでおいきなさい

かわいそうに かわいそうに
そう繰り返しながら
波はそうっと撫でていくのです
ザザー ザザー ザザー ザザー
波は寄せては返し
私はすっかり安心して
浅い波間に潜ったり浮いたり
綺麗に洗われていくのです
カサカサに乾いた汚れも
鱗みたいな曇りも
波は ザザー ザザー ザザー ザザーと
優しくリズムよく
私を上にしたり下にしたりしては
転がすのです
はじめは少し強いかなと思った波にも
もまれるうちには慣れてきて
私はお陽様のきらきらを受けて
きらめいたり砂のさらさらを感じて
笑ったりすることができるようになります

そうしているうちに
おや少し水が冷えてきたようです
お陽様が明日を迎えに行く
準備を始めています
私もそろそろ海からあがりましょう
そしてすっかり角が取れた
この体を抱いて
お月様に濡れた体を乾かしましょう

もしあなたが
月夜の砂浜に白く丸く光る小さな
何かを見つけたなら
それはきっと私が落とした
あの日のかわいそうな
かわいそうなささくれでしょう

編集・削除(編集済: 2024年04月02日 09:43)

滝本様、評のお礼です。 喜太郎

感想と評、アドバイス、誠に有難う御座います。とても勉強になりました。これを励みに、また頑張れます。ありがとうございます。

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傘 喜太郎

突然の雨 コンビニに駆け込む
大きめのビニール傘 一本だけ買う
『好きな人と相合傘をする
僕が好きな人としたい事の3番目
叶えてくれる?』
広げた傘に君はスッとに入り込んで
『1番と2番が知りたいな』と
少し俯いたまま呟いた
僕は口ごもり『ヒミツでいい?』と答えたら
『楽しみにしてるね』と顔をあげて笑ってくれた

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三浦志郎様

三浦志郎様
評をいただき有難うございます。
御礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。
生まれて間もない頃に住んでいた地にもあのとてつもなく大きな災害が起きた事は大変衝撃でした。その想いを汲み取っていただき、とても感謝しております。
「私のもう一つの故郷はこうして破壊された」の一つは確かにひらがなにした方がその悲嘆な思いが読みとりやすいと思うので、さっそく「ひとつ」に返させていただこうと思います。
四連目はより能登半島地震で被災した方々に寄り添いたいという気持ちで描きました。
なぜなら、被災した方が抱くであろう感情を私も共に分かち合いたかったからです。
そして最後はそれがタイトルと繋がるように結論づけました。
これからもこちらにもお世話になると思いますので、なにとぞよろしくお願いします。

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たどり着いたお通夜の夜  まるまる

友達のお嬢さんは まだ小学生
楽しいと 目も口も眉も 
にっこり笑う女の子

笑顔のとっても愛らしかったその子は 
遠い世界へ 旅立った
治らない病気だった

朝の歯磨きをしていた息子に
 今夜はお通夜に行ってくるね
返事をしたのかしてないのか
いつも通りの 無反応

お別れはたくさんのお花に囲まれ
今 そこで微笑んでくれるような
温かさに包まれていた

その夜の帰宅はいつもより遅く
息子は風呂からあがったばかり
私の ただいま より先に
 行って来たの?
髪を拭くその手を止めて
私の目を見て 確かめるように

なんだ ちゃんと聞こえていたんだ
いつものシラケた気配の奥で
実はしっかり わかっていたんだ
帰らぬ人となってしまう 小さな女の子
その
決して当たり前じゃないことの 深刻さを

わからなかったら たいへんだったよ

あなたの思いも 届いている
お嬢さんは お星さまになるね
どうか 安らかに

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滝本政博さま 評のお礼です 益山弘太郎

初めまして、つぶさな解析とご感想を有難う御座いました。登場人物の現れる場所は 私の住み慣れた私鉄沿線のある町ですが、仰る通り 広い東京の中でその町がどういう意味があるのか . . . 一二連 五六連の間に 筋書きストーリーが必要でしたね。小さなある町を舞台にしたので、これで暖かい感想ばかりか少々のお褒めの言葉を頂けて心躍るような嬉しさです。言葉て文章を区切るのは確かに私の悪い癖なんですよ、可笑しいですよね。アドバイスを頂戴してちょうど良い機会になりました。皆さんと切磋琢磨させて頂きます。先生に素晴らしい春をとお祈り申し上げます。

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4月 大杉 司

嘘を吐いても良い日だが
どうやらそんな余裕なく
周りは真面目に真剣に
頷きながら話を聞いている

春は急にやって来て
暖かい風を吹かせながら
僕らをどこかに導き出し
心機一転させている

気付けばもう4月だ
少し前まで寒かったのに
今となっては十分暖かく
心地良い時期になった

嘘なんて吐かず
この春を感じていたい
清い風に当たっていたい
小鳥のさえずりを聞いていたい

今の時代に嘘を吐いても
意味がないし笑えない
ただ騙される人が増えるだけで
不安になるばかりだ

しっかりと前を向こう
明るい顔で過ごしていこう
「心は晴れやかであるべき」と
近所の犬が吠えている

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