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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

ひとさしゆび おおたにあかり

ひとさしゆび
と口にするとき
ひとさしゆび
をつかうとき

少しだけ
背中がひんやり
するのです

ほら、あの人
と指され弾かれぬよに
先手必勝とばかり
誰かをさしたこと
きっと誰でもあるはずで

しぃー、内緒ね
唇に指あてすこぅし笑い
秘め事抱えたあの時も
ひとさしゆびは憶えている

ひとさしゆび
使い方を間違えないで
なんて陳腐過ぎるけれど
人刺す指よ
サシチガイに要注意

ひとさしゆび
舌先尖らせて舐めてみる
ぴりりと痺れた気がする
ほんのりしょっぱくて

ひとさしゆびって
口にするのも使うのも
やっぱり
ヒヤリとするのです

編集・削除(編集済: 2022年12月10日 02:06)

三浦様 評のお礼  荻座利守

この度は私の詩の「放射冷却の朝」に丁寧な評をいただき、ありがとうございます。
佳作との評をいただき、たいへん嬉しく思います。
今回の詩は全体的に文章がやや長くなったので、表現がくどいような印象を与えてしまうかもしれないと心配していましたが、直す所はありませんとのことで、ほっとしました。
今後とも宜しくお願い致します。

編集・削除(未編集)

感想と評 12/2~12/5 ご投稿分  三浦志郎  12/9

お先に失礼致します。


1 じじいじじいさん 「あなた」 12/2

これは冒頭上席佳作です。 (そうか!なにも子供が書かなくてもいい。親が自分の気持ちを語って聞かせる詩があってもいいんだ、児童詩として……) ―やや誇張して言えば目から鱗。じじいじじいさんに教えて頂いた気持ちです。子守歌代わりに読んであげてもいいのです。全ての詩行はALL CLEAR。ここでは焦点になるであろう終連にのみ触れます。この語り手はすでにこの世にはいないという点です。対象としての「ママ」が出て来るので、この人は(若くして病か不慮の事故で亡くなった)父親か?あるいは祖父母というセンも考えられる。前者のほうが、より気の毒なのですが、それは措くとして、僕の読みの意識は……

(終連まで) 「ふむ、ふむ」 → (終連) 「エッ! 意外、そうなんだぁ~」―この感覚、わかって頂けるでしょうか。

ちょっと突然というか、軽いショックを受けたのです。普通に”生存している“父親がしみじみ語ったとしても充分詩にはなるのですが。いっぽう、詩とは選択肢の集積形とも言えるのですが、この選択肢はどういった意図でこうなったかを、僕は後学の為に知っておきたいです。これは実話かもしれないし、フィクションかもしれない。どちらにせよドラマ性あるエンドです。今、書いていることは批判ではありません。僕のスタンスとして、作者のベーシックな創作意図は尊重されるべきだと思っています。その上でのアドバイスということです。それに従い「驚いたが、尊重したい」という立場です。純粋技法的には、何ら、この詩を傷つけるものではありません。それよりも、冒頭書いたように、じじいじじいさんの詩のフィールドにおいて「場の転換」を図ったことを高く評価したいです(たびたび、このアプローチでも困っちゃうんですが、ね!)。ゆえに冒頭の評価は不動です。


2 細木ユラさん 「スケッチ」 12/4 初めてのかたなので、今回は感想のみ書かせて頂きます。

よろしくお願い致します。
私事から始めます。PCワードやSNS全盛の中にあって、僕の職場は鉛筆と消しゴムが無いと、
1時間とて仕事が進まないのです。そんなアイテムを登場させたこの詩は、僕の中で親近感として出発しました。「あなた」の表情をそれらで比喩するところが凄い。鉛筆が初めて削られ、それがそれとして生きる、そんな新鮮さが「あなた」に投影されていきます。逆にきれいな形の消しゴムが、ふとしたことから欠けてしまう、残念ですね。そんな「あなた」でした。3連が悲しい。スケッチして消してしまう。それは想い出を蘇らせて、そして忘れようとすることに似ている。もしも、これが恋愛であるならば、悲恋に終わったということでしょうか。アイテムの活かし方がとてもいいと思いました。それらにしっかりとした方向性もありました。デリケートで面白そうな書き手さんです。また書いてみてください。


3 朔音さん 「誰かの決めた事」 12/4 初めてのかたなので、今回は感想のみ書かせて頂きます。

よろしくお願い致します。なかなか魅力的なペンネームですね。さて、作品です。
平易に書かれていますが、その思考、表明はなかなか深いものがあります。前半の「人を一つ括り」と後半の「同じ人間」を主軸としながらも、それぞれの持つ違いを言っています。「同じ」と「違い」は言葉意味上は反対語ではありますが、実は深く繋がっている。この詩においては、上部構造の「同じ」が下部構造の「違い」を包み込んでいる。これは生き物に限らず世界を観る眼にも通用しそうで、この詩はそんなことを再確認させてくれます。殊に人間界にあっては”違いを包み込む同じであってほしい“―そんな願いも感じられます。差別についてのメッセージ性も含まれたいい詩でした。また書いてみてください。


4 荻座利守さん 「放射冷却の朝」 12/4

僕は理系的なことが幼児のようにわからないので、このタイトルを見た時(なんのこっちゃ)と思ったしだいです。調べました。(ああ、冬に普通に起こってることなんだ)と妙に納得致しました。印象として科学的、解説的要素を上手く詩に移行している、そんな印象です。もちろん荻座さん特有の発想と文体で、です。すなわち「理系→文系」みたいな。こういったアプローチは今後、詩の範囲を豊かなものにしていくことでしょう。MY DEARメンバーでは、この方面、Kazu.さんが名手ですね。ところで詩人の課題と矜持に「見えないものを見る」ということがあると思います。この詩は、それに挑戦している、と思えます。この現象は本来目には見えないでしょう。ところがこの詩は見ている。それが詩行の「砂糖菓子」であり結果現象としての水面と陽光であり霜柱であり川霧であるわけです。この詩の価値のことです。さらに此処には視覚だけでなく触覚も加えられています。7連以降、この詩は終わり近くに転機を迎えています。すなわち「あなた」の存在。此処に至って、この現象は単に現象に留まらず、人をも誘うことになります。この詩的操作によって、この詩は、「理系→文系」=「詩」に昇華したと考えられます。
直す所はありません。佳作を。



5 北目気球さん 「オリオンに飛ばす」 12/5

タイトル、かっこいいですね。精神の高鳴りを覚えるような。詩もそのような精神を謳っているかのように思われます。ただし、それに至るに屈折あり、といった気配も見受けられる。だからこその高鳴りと言えるのでしょう。初連はその困難な局面を暗示するようです。それに続く苦悩のようなもの。そんな中にあって、2連、4連がーつまりオリオンが―希望という光芒を放つように思えます。
これらは詩のちょうど中央に位置し詩のバランスを取っているようにも思えるのです。キーワード群になり得るでしょう。オリオンをひとつの座標として、思いを託していく、そんな精神作用があるでしょう。そしてそのことは、オリオン座が目立つ星座であり、ひとつの目印になるという天文的解説とも符合しているのです。このあたりに、この詩の妙味がありそうです。これを糸口として、詩は5連以降、一気に前の方に向かっていきます。そういった内容が現代的な筆致と修辞で展開されているのは注目されていいでしょう。ところで、記録によると、評価を書くのは今回が初めてのようです。お待たせ致しました。この詩はなかなかいいと思います。初めてですので、余力を見て佳作一歩前で。


6 妻咲邦香さん 「糸切り鋏」 12/5

当然のように、まず無名の虫と糸切り鋏をスポットします。次に両者の属性を表的に整理してみます。

虫……生命体なので当然のように生命と記憶の持続性あり。もっと言うと、何度でも食卓にやって来る。
鋏……非生命体なので当然のように記憶は存在しない。

後者は無記憶なのを作者から見れば、記憶からの逃走と見る。上記のような記憶性を受けて存在するのが5連という仮説は成り立ちそうです。いっぽう、ややこしいのは前者で、なんと語り手が虫にメタモルフォーゼ(変態)するのです!この詩は此処がおもしろい。ところで、両者とも居場所はそれぞれに違った地点において一定(=持続)なのですが、終連のみは”一緒にいるように“読める。これは何を意味するか?この終連の不明度は評者含め読み手全般に関わることか、それとも終連の着地不安定によるものか、は、僕は数%後者のような気もするのですが、これは軽々には結論すべきではないでしょう。総体として何が言いたいか、主旨は何か、の不明度はもう少し上がる気がします。 それでも佳作です。妻咲ワールドにおいての安定度を加味した結果だからです。


7 エイジさん 「風の履歴」 12/5

このタイトル、ホント読みたくなりますね。そして読んだ結果、女性が書いたと思えるほど気持ちが優しくなれる。この詩が価値を果たしたことを感じています。(読んでよかった) 佳作とします。
まずは初連、素朴で詩的な疑問を風に伝えます。2連から終連手前まで、どんな風であるか、がよくわかります。とりわけ3連では、風は事物を通じて間接的に見ることができることを伝えます。
この詩を読むと、英語で「WIND」ですが、むしろ「BREEZE」(ブリーズ)の語感が浮かんできそうです。

アフターアワーズ。
大勢に影響ない趣味的なことなので、こちらに書きます。このソフトなムードとちょっと感じが違う部分を、参考としてあげたいと思います。「仕業→はからい」 「答えて下さい→教えて下さい」
あとは、風が答えてくれたことを書いても粋かも?

風が答えてくれた気がした (一行のみ独立)


8 朝霧綾めさん 「探し物」 12/5

前回はピアノで楽しんだんですが、今回はちょっと困りましたね。しかし、これもみごとに生活の一部でしょう。 まずは探す行為とあれやこれやの心情のミックスがいいです。行為に心情がよく付いて行ってるといった感じ。面白いと思ったのは「自分で隠したのか」を含む連です。ここは詩の転回としても探し方の別アプローチとしても有効でしょう。ただし、この場合は単に置き忘れなどと違い、ちょっと発想の転換を迫られるでしょう。後は衣服のポケットに入れて、そのまま洗われちゃったとか。後は、意外と自分の守備範囲ではない所から見つかったり。例えば、鍵を持って自分の部屋を出て台所に行った。そこで、ある事をするのに邪魔なので、例えば食器棚に置いて忘れたとか(これ、意外と体験談)。評になってなくてすいません。思いっきり日常詩で詩的純度という点では、やや平文に近いか?けれど楽しく(人の困惑を楽しんではいけないのですが)読めました。佳作一歩前で。(ところで、鍵、見つかったんだろか?)

アフターアワーズ。
その代わり、といっては、ナンですが、冒頭、前回のピアノの詩の話が出たので、ちょっと。
コメントでショパンの「雨垂れ」に触れておられましたが、僕はあの詩を読んで、だいぶ昔のヒット曲―「雨音はショパンの調べ」(小林麻美)を連想していました。ということは、作り手も読み手も同じショパン繋がりで詩に関わったことになります。非常に味わい深いことでした。


評のおわりに。

ワールドカップ 
サッカーのPK戦は時の運?
それはその日の天気のようなもの
COME RAIN OR COME SHINE 
雨の日もあり 晴れる日もあり
何があっても―


「4 荻座さんの詩 放射冷却の朝」で、ちょっとKazu.さんのことが思い出されました。
古くからの同人です。シャープで優しく豊かな詩人です。元気でいてほしい、いつか戻って来てほしいと思っています。 
では、また。

編集・削除(編集済: 2022年12月09日 20:52)

十二月、巡る  江里川 丘砥

十二月の朝
白い顔と対面した時
あなたはもう話すことができなかった

ともに生きた二十年
もうすぐ二十歳になる私を見る前に
あなたはあの世へ還っていった

火葬した煙は
冬の青空へ真っ直ぐあがる
体は白い骨となり
石の下で先祖と眠る

十二月に思う
百年生きた体を手放し
永久の眠りについたあなたのことを

この世での長く長い一生も
あの世では光り輝く一瞬の閃光なのでしょうか
魂はありましたか
それならばあの後
どこへ行ったのでしょうか

霞がかった朝の山を見れば
そこに浮いているようで

あなたの好きだったものを見れば
思い出を話せば
そばにいるようで

妙に懐いてくる子を見れば
まるで生まれ変わりのようで

十二月が来るたびに
さようならを言えずとも穏やかに亡くなった
あなたを思う
いつでも
この世の中で私を私以上に
愛していた人が在ったと知る

十二月、思い出す
誰もいつかは永久の眠りに

夢に出てきたあなたは
私に話しかけるでもなく
ただ笑いかけてくるだけでした

十二月、巡る
同じ季節が来るたび
あなたを知らない人がまた増え
時が流れ
それも一瞬に過ぎ
私がとうとう永久の眠りにつく頃
あなたはこの世に再び生まれる

時代の境界線を跨いで

そうしてまた
私はあなたの近くに生まれてみようか、と
繰り返すのです

十二月は巡る

編集・削除(未編集)

冬を見ている  理蝶

北風は朝の清潔な
川面を撫で
流れるもの同士の親密さで
互いに挨拶をし
冷え込みを強くする

装甲車のように
着込んだ人々が
体の芯に熱を溜めている
缶コーヒーを拝むように持ちながら
彼らは彼らの場所へ
しまわれてゆく

朝の鳥はどれも
濃い茶色をしている
逆光に透かされた
無駄のないそのフォルムに
やはり彼らは空を飛ぶため
生まれたと感じる

寂れた路地に
横たわる
冷え切ったスチール缶
やがて登る太陽は
その路地を照らすことはなく
表通りから滲んできた
冬晴れの陽気が
微かに漂うのみだ

肩を寄せ、肩をすくめ
人々は語らう
体に溜めた熱は静かに交わり
空に吸われ消えてゆく
代わりに震えと北風が体を埋める

色彩を失いつつある自然に
抗うかの如く
煌めき出す都市
気が早いことに
朝にはもう
陽気な音楽と
発光する電球を
夜に向けて街に
ばら撒き始める

北風が強くなる
面という面をなぶっている
あんなに親密だった川面にも
等しくぶつかっている
川面は怯え泡立っている

北風がさらに強くなる
乱暴に上から吹きつけて
思うが存分凍てつかせてしまえ
そして春が来る頃には
何の未練もなく
消えてしまえ

巨大な冬が
遠い北からやってくるのを
灰の空から降ってくるのを
僕は見ている

僕は澄んだ冬の瞳で
真摯に向かい
心を慰めるものが
景色を掠めるまで待つ
ポケットに手を入れて
いつまでも

編集・削除(未編集)

約束  妻咲邦香

前の車が急に止まった
しばらく動かなくて、渋滞でもないのに
どうしたんだろう、と思っていたら
降りて来た運転手
車の前でしゃがみ込んだ

子猫だった
たぶん生まれたばかりの
足腰もまだ覚束ない子猫
抱えられ、歩道の脇に置かれた
運転手は済まなそうに手を上げて
後ろの私たちに合図した
そして車に戻って
また走り出した

子猫は生きていた
泣くでもなく
探すでもなく
かといって、怖がるでもなく

もっと世界は優しくなれる
いつか誰かと話してたような
そんな気がする
ふと思い出す

しばらく走ると
道の真ん中
一匹の猫が死んでいた
大人の猫だった
さっきの子猫の母親かもしれない

前の車が避けて通る
私も慌ててハンドルを切る
誰も止まらない
誰も見向きもしなかった

もっと世界は優しく出来る
あなたもそんな約束したの?
私は多分、していない
まだしていないのだろう

もしかしたら
何処かに置き忘れて来たかもしれない
一瞬目を向けるバックミラー
誰も写ってないから
私は少し安心して
アクセルを踏み込んだ

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夜明け前の無人駅

雨はシャーベット状になりやがて雪になった
無人駅の近くには川が流れ
寡黙な景色とともに長い冬のプロローグを描いていた
六時半の汽車が入り、人気のない駅に
一時のわずかなディーゼル音が聞こえ
やがて人工的な警笛が鳴ると
県境のトンネルへと向かっていった
もう少しすれば除雪作業員の白い息が
夜明け前の無人駅のプラットホームに彩られる
重くたたずむ白い光の外灯の下で
ざくりざくりと雪をすくっては捨てる
冬へのいざない
そこに立ち向かうための
橙色の灯りと
冷たさを切りさく
ナイフを磨く

編集・削除(編集済: 2022年12月09日 07:31)

秋の祟り 暗沢

腹中にて石へと転じた
赤錆めいたグロテスクもまた
秋の実装であったろうか

過ぎる紅黄を惜しみつつ秋を
押し込んだものであるが
転じて石へ 鈍痛へと
挙句の果てに
然るべき場所にて溶解に至った

それら 一見するならば
凝り固まった屎にも見え 或いは
鉄屑のなり損ないにも似た奴らも
また秋の実相であったかと

「あんた、柿を食い過ぎましたね。美味しいからといっても少し控えないと」
などと医師がレントゲンに映る影を指差し言う いや実に
秋という季節とは難儀な季節であったな
冬からは蜜柑にしようかな


※柿胃石について https://www.hospita.jp/disease/3728

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言い訳  朔音

泣きたくても 泣きません
私は大人になったから
泣く事は恥ずかしい事
直情的なのは幼い事
私は大人になったから
泣きたくても 泣きません

泣きたい時は 泣くんです
悲しい時に泣けないのは
もっと悲しいから
そんな人にはなりたくないから
私は悲しい時に泣くのです

二十歳を過ぎた私には
泣くこと一つに
こんなにも言い訳が必要です
もし三十になったら
もし四十になったら
どれほどの理由が要るのでしょうか

こんな事なら赤子の頃に
もっと泣いておけば良かった

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トイレにて  樺里ゆう


今日の血は黒い
とっても黒い

ナプキンについた経血を見て
わたしはそう思った

なんでかなあ
いつもは もっと赤いのに

人間がスケルトンだったら
血の色が変わるさまも
変わる理由も
わかるのに

女性型ロボットに
生理って 来ます?

もしあったら
ドラミちゃんも
ボッコちゃんも
ああお腹痛い
頭がボーッとする
ってうめいたり
泣いたりすんだろーね

あれ 急に
人間くさくなるなあ

ああでも ボッコちゃんはともかく
ドラミちゃんはネコ型だから
生理は ないよなあ……

とかなんとか
とりとめもなく
便器に座りながら考えている
生理一日目の夜

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