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ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

ハロウィン 大杉 司

今夜街の方では
仮装したり
飲み食いしたり
いろいろと賑わっている

止まない歓声や
続いていく列など
皆我を忘れている
それはまるで
取り憑かれた廃人のようだ

この日ぐらい
羽目を外しても良いだろう
馬鹿騒ぎしても良いだろう
そう聞こえてくる

悩み事やストレス
全てを消す為には
このような行いは必須で
無くてはならない存在だ

空っぽにして
馬鹿騒ぎしながら楽しむ
それで良い
何もかも忘れてしまえ

しかしながら
楽しい日は早く過ぎるもの
明日になればまた
皆廃人に戻る

それまで何も考えるな
今が楽しいならそれで良い
明日のことは
明日考えれば良いのだ

編集・削除(未編集)

脳の肉眼  積 緋露雪

京都大学数理研教授の数学者、望月新一氏の論文
「宇宙際タイヒミューラー理論」は
長年、数学の難問と知られてゐたABC予想を証明したとして
世界中の数学者はもちろん、数学好きの人人をも巻き込んで
蜂の巣を突いたやうに大騒ぎとなったが、
それも最初のうちで、
論文としては余りにも長大な500頁を超える量に加へて
準備段階としてその倍以上の論文を読まなければ
「宇宙際タイヒミューラー理論」は理解すら出来ないことに
二の足を踏む数学者が続出し、
また、準備が出来て望月新一氏の論文を読んでも
何が書いてあるのか全く理解できないといふ数学者が続出したために
今では、「宇宙際タイヒミューラー理論」の話を
数学者でさへも煙たがる有様なのであるが、
その望月新一氏が面白いことを言ってゐて
――「脳の肉眼」でも直感的に捉へやすく組み立て直す――
と、脳の肉眼といふ言葉で内省の目を表現してゐるのである。
脳の肉眼は深海の底から宇宙の果てまで自在に観察出来るのであるが、
その何ものをも見えてしまふ脳の肉眼で捉へるには、
まづ、思考実験が思ひ浮かぶが、
数学は抽象度がとても高く
数学的な思考実験に慣れるまでには、
少なからず修行が必要なのである。
その修行を積んだ数学者すら
「宇宙際タイヒミューラー理論」に書かれてあることを
脳の肉眼で捉へることが出来ないのである。
しかし、数学の素人ではあるが、私の脳の肉眼には
「宇宙際タイヒミューラー理論」はとても面白いものとして見えるのである。
それは到頭数学も宇宙際へと踏み出したか、と感慨一入(ひとしお)なのだ。
際とは国際の際と同じ意味で簡単に言へば「間」といふことを意味してゐる。
つまり、宇宙際とは宇宙が一つではなく二つの宇宙を想定してゐる点である。
これは物理的なMultiverseを指してゐるものではないのであるが、
物理学は特に現代物理学では数学により進化が引っ張られることが多多あるので、
「宇宙際タイヒミューラー理論」の理解が深まれば、
当然、物理学にも影響するに違ひないのである。
私なりに理解した「宇宙際タイヒミューラー理論」を素描すると
一つの宇宙は吾吾が慣れ親しんでゐる数学が成り立つ宇宙、
もう一つは一つ目の宇宙と数学的な関係があるけれども
そこで成り立つ数学は
吾吾が慣れ親しんでゐる数学とは違ふ数学が成り立つ宇宙といふことである。
さうすることで、望月新一氏は足し算とかけ算を分離することに成功したのである。
ABC予想においてかけ算は簡単で、足し算は難解極まりないために
これまで数学の難問として誰もそれを証明出来なかったのであるが、
また、吾吾の世界ではかけ算と足し算は固く結びついてゐて
それを分離するのは不可能に思へるが
望月新一氏はそれを分離することに成功したと言へるのである。
ここまでくれば、ABC予想の証明の峠を超えたも同然で、
後は詰め将棋のやうに理路整然と証明を進めるだけである。
こんな面白い論文が数学者でもお手上げといふのが残念でならないが、
若い数学者の間では、望月論文が刺激となって
これまで、数学は違ふものに同じものを見つけるのが主であったが、
違ふものは違ふものとして扱ふ
新しい数学を構築するのに躍起となってゐるらしいのである。
望月新一氏がいふ脳の肉眼で数学を捉へ直す動きが始まってゐるのである。

翻って己のことに鑑みれば、
埴谷雄高の「虚体論」を覆す「杳体論」へと辿り着いたのである。
今のところ、杳体論の賛同者は僅少であるが、
私はそれでいいと思ってゐる。
杳体論は煎じ詰めれば、プラトンのイデアと通じるところがあり、
それはカントの物自体にも通ずるのであるが、
つまり、存在はこれまでの哲学者が論じたいづれにもよらぬ杳体によりのみ
その存在が保証されるといふものである。

文学は、哲学、宗教、日常、物理数理、などあらゆるものを扱はなければならぬと、
埴谷雄高は述べたが、
その系譜に現在の文学があるのかと問へば、
――否!
としか言へないもどかしい状況にあると断言せざるを得ぬのである。

編集・削除(編集済: 2023年10月31日 17:23)

夏生様へ  おこぜ

夏生さん、詩への評をありがとうございます。
これから、よろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

帽子屋と喧嘩した三月うさぎは 紫陽花

この間まで
そう あのテーブルを囲んで
帽子屋達とお茶会をしていた
三月うさぎは
お茶の味も分からないのに
確かお茶の味のことで
帽子屋と喧嘩した
もう君とはお茶会をしないと
宣言して本の中から
文字通り ぴょんと飛び出した
怒っているんだけど
だんだん悲しくなって
涙がぽろぽろこぼれそうで
慌てて三月うさぎは
空を見上げた

そこにはなんと大きなお月様
三月うさぎは
ぴょんぴょん跳んで行く
涙がこぼれないように

ぴょんぴょんぴょんぴょん
そしたらだんだん
楽しくなって
ぴょんぴょんぴょんぴょん
そうしてどんどん
夢中になって
遂にお月様にぴょんと到着
こんなことってあるんだね

お月様にはやっぱり
うさぎが住んでいて
三月うさぎを出迎えた
やあいらっしゃい
星のフレーバーの
お茶はいかが?
月の金の光に照らされて
カップの中で星が光る
三月うさぎが踊る
カップを持って踊る
ぴょんぴょんきらきら
ぴょんぴょんきらきら

そのうちやっぱり
帽子屋を思い出して
三月うさぎは
月から帽子屋に
お茶会の招待状を出す

帽子屋へ
満月で三月うさぎが
待っている
ピンクのお茶が
いい香り
三月うさぎより

たまに三月うさぎは
人間にも招待状を
送ることがあるらしいので
皆様 お楽しみに

編集・削除(編集済: 2023年10月31日 10:34)

夏生様 評のお礼です 紫陽花

夏生様 こんにちは。楽しく読んでくだりありがとうございます。野良猫の強さがしっかり伝わり嬉しいです。糞の害を除くと本当に可愛いだらけの存在の野良猫です。またよろしくお願いします。

編集・削除(未編集)

夏生様への感想のお礼です  喜太郎

感想を頂き、心から感謝いたします。そして何よりの感想、とても嬉しく思っています。これからの励みになりました。心から、ありがとうございます。

編集・削除(未編集)

2つの靴下  喜太郎


僕と君は 二つの靴下
僕は穴だらけで汚れたよれた靴下
君はウグイス色のリボンの付いた靴下
お互いに片方だけで
誰も履かないし見向きもしない
だから僕は強くならなきゃいけないと
粗暴になり傷だらけの穴だらけ
それなのに君はウグイス色のリボンを大切にして
寂しさの中でも辛さの中でも美しさを忘れなかった
何度も僕は君に罵声を浴びせた
時には手を上げた
片っぽの靴下は捨てられるだけ
ただのゴミなんだよ
君は泣きながら初めて僕に怒鳴ったね
片足だけでも温める事がでる
片足だけど可愛くできる
きっと必要としてくれる人はいるはず
その為に美しい心は捨ててはいけない
そして君は僕の空いた穴を一つずつ縫って塞いでくれた
そして君は僕の汚れを丁寧に洗ってくれた
気がついたら僕は真っ白な靴下だったんだと思い出したんだ
そしたら君は同じウグイス色のリボンを付けてくれた
色違いだけど
同じウグイス色のリボンの付いた靴下ができた
そして僕たちはずっと一緒だと誓い合ったんだ

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アロエがくれたもの  まるまる

実家からもらった
たった一鉢のアロエ
楽しめる
挿し枝だけで増えていくから
ひとりでに

それから十年
横に並んでアロエは八鉢
少し 持て余しぎみ
さすがに私を見かねた娘は
伸びたところを切り取った
グリセリンにつけて 三か月
化粧水のできあがり
繁殖は収まり 生まれ変わった
やった 大満足

娘が家を出てからは 
作り方の紙を見ながら
自分で作る
もう 4回目
だいぶ減ってきた アロエ

・・・・・・
なんだか少し さみしい
作るの やめようかな
娘に電話で
 アロエ 減ってきたよ
「それはよかったね」と娘

ああ、そうだった
化粧水は アロエを減らすためだった

目的を忘れない娘と
過去にしばられる私
大違い

そう言えば
私にとって難しいのは 家の片づけ
置き場所だけは変えてみるけど
片付く という結果は出ない

それはいかにも
私が過去を切り払えないから
図らずも 苦手の謎が解けてきた
 
心が身軽になってくる
こんな私の家にもとうとう
片付く時が やって来るかな

アロエが 
また一鉢だけになる頃には

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10月17日から10月19日までのご投稿分の感想と評です。   夏生

10月17日から10月19日までのご投稿分の感想と評です。


「猫」 喜太郎さん

喜太郎さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「猫」の感想を送らせていただきます。
猫をかぶる、という言葉に良い印象やイメージはないように思いますが、御作から
この言葉の印象が一気に変わりました。
その日の天候や気分によって変わる「猫」の種類。
<また黒にするかな
と、黒を選ぶ主人公。誰でにも近づいてほしくない、自ら群れることもない、と
あえて一人でいることを選んでいます。
それはなぜか。読み進めていくとわかります。飼い主を失った経験から
何色も何者にも染まることのない黒を選び、まるで保護色のように
思い出の涙のような雨の中へ出かけます。
雨音や温度、雨の匂いまで感じられる静けさがかなしみを誘います。
喜太郎さんの繊細な感性がひとつの言葉の印象を一変させました。
詩の醍醐味がここにあります。一篇の詩から言葉の別の一面を見たような
心地よい衝撃がありました。読後の余韻の切なさも美しく残りました。
御作名作とさせていただきます。



「紅葉の歌」 おこぜさん

おこぜさん、はじめまして!
ご投稿くださりありがとうございます。
初めての方は感想のみとさせていただきます。ご了承ください。
僭越ながら御作「紅葉の歌」の感想を送らせていただきます。

<秋が旬の幽霊
ここ、いいですねぇ!幽霊といえば夏、という概念をあっさり取っ払っています。
この幽霊は扉に挟まってしまった。幽霊は肉体はないもの、という概念も取っ払っています。
<解いてやると、ほっと息をついてから、急に紅くなる
幽霊が人間味を一気に増した瞬間がここに描かれています。
幽霊は夏に見るもの、肉体はないもの、人間味もないもの、という概念を
潔く取っ払らわれた詩は故郷の詩だった。
なんともユニークで常識や概念に囚われない自由な表現が魅力的な一篇でした。
ありがとうございます。



「ロマンティック」 えんじぇるさん

えんじぇるさん、今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「ロマンティック」の評を送らせていただきます。

<女の人の、いちばんあったかいところが、すきだ。
女の人の、いちばんあったかいところはどこだろうと考えました。
身体的なところか精神的なところか…。
<あたまなでなでもぶっとぶ
とあったので、母性的なところか、など。どこだろうどこだろうと
しばらく考えました。
女性は体内の自然現象から月に一度(個人差はあります)体温が上がります。
これも母性に繋がっているかもしれない、と考えてみたり。
読む人の性別によって解釈が違うかもしれません。
ふっと考えさせてくれる面白さのある一篇でした。
次回もお待ちしております。



「にゃおんシステム使えます」 紫陽花さん

紫陽花さん、今回もご投稿くださりありがとうございます。
僭越ながら御作「にゃおんシステム使えます」の評を送らせていただきます。

にゃおんシステム使えます、なんと可愛らしいタイトルでしょう。
世間にはワオンはありますが、にゃおんがあってもいいですよね。
この詩は猫の生き上手さが描かれています。一匹でも生きる術はある。
それでも失敗してしまったら、奥の手もちゃんとある。
この生き方の強かさ、しなやかさ。猫の身体のような柔軟さも感じられます。
にゃおんシステムにすっかり利用される人。それもどこかうれしそうです。
いきいきとした描写、猫視点の語り口もこの詩の魅力となって光っています。
「にゃおんシステム最高だ」と思わず読者も言ってしまいそうになる一篇でした。
御作秀作プラスとさせていただきます。

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三浦志郎様  詩『栞』の評の御礼  ベル 

三浦様、『栞』の評をありがとうございました。私の人生の中で栞を挟んでいるページがあり、そのページを開いて詩にしたくなり、投稿に至りました。三浦様の評に、ハッとなることや気づきもありました。次の作品に活かしていきたいです。ありがとうございました。

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