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詩をある程度の期間書いている方、詩に意欲的に取り組みたい方、詩人に向け成長を目指す方はこの掲示板をご利用下さい。
あなたの詩をしっかりと読み、評や感想を、しっかりと書かせて頂きます。
ここから詩人として巣立った人は数知れず、です。あなたの詩を継続的に見守り、詩の成長を助ける掲示板です。

(あのーー、私が言うことでもないんですけど、詩は自由を旨としていますから、どこにでも投稿しようと思えば、投稿できないところはないんですけど、いきなり大きなところに挑戦しても、世の多くのものがそうであるように、ポッと書いて、ポッと通用する、ポッと賞が取れる、なんてことは、まずありえないことというか、相当に稀有な話なのです。
やってみることは止めませんけど、大きなところのノー・レスポンスにがっかりしたら、
あきらめてしまう前にMY DEARに来ませんか?
MY DEARは投稿された作品全部に評をお返しします。
本来、こつこつ実力をつけてから、賞などに挑戦するのが、スジだと思いませんか?
MY DEARはあなたのこつこつを、支援するところです。)

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編集・削除(編集済: 2025年01月02日 01:55)

夜のムード  理蝶

ドイツ語がそそる
小さな頃の夢
寝る前のひと時に
天井に描いた一代記は
終わりを見ないまま
埃をかぶっている

あの頃は
空を飛びながら
海に潜っていたんだっけ

ボディソープが語る
都市生活者の悲哀
弱いシャワーを浴び
空の浴槽と冷えた背中は
もはや義務的に
明日に備えている

あの頃は
理由もなく恋に落ち
キスだけが頬を染めたっけ

そうだった、あぁ、そうだったなぁ

古い写真が見つかる
物置の地層の中
僕は寂しい目をしてた
フレームの外にある
何かを見ていた
友が戯れる様子か
ただの遠景か

それともこの未来を既に
見透かしていた…?

いいや、
僕はそんなに頭の良い子供ではなかった

そうだった、あぁ、そうだったなぁ

編集・削除(未編集)

あと一年、あと一日  秋冬

昨日
明日には
世界が終わる
と聞いたのだけれど
今日が
まもなく
終わろうとしている

どうやら
今日で
世界は終わらない
らしい

あと
七分あるから
まだ
分からないけれど


 あと
 一年で
 死ぬとしたら
 何をしますか?

先日
駅前で
声を掛けられた

 考えたことも
 ないので
 分かりません

無気力に
答えたら
パンフレットを
渡されて
勉強会に誘われた


昨日
明日には
世界が終わる
と聞いたのだけれど
今日
僕は
何もしなかった

ただ
ただ
本当に終わるのか
布団に潜って
時計と睨めっこしていた

あと
三分だ


 あと
 一年で
 死ぬとしたら
 何をしますか?

 ただ
 ただ
 本当に死ぬのか
 日常に潜り込んで
 カレンダーと睨めっこして
 その日を待ちます

 あと一日になったら
 その日が
 過ぎることを
 息を潜めて
 待ち続けます


あと一分で
世界が終われば
結局
何もしない人生も
終わる

僕は
冷蔵庫を開け
缶ビールを飲む

あと一分で
死ぬとしたら
僕がしたいこと

編集・削除(未編集)

時間 りん

まわりながら乾いた音で降り注ぐ
しゃらしゃらと光の断片と混ざり合う
一人立ち止まって目を閉じると
胸のあたりに何かが染み込む

緩やかな波長
あなたが居たような記憶
現実をすぅーっと辿ると
居なかったような気もするなんて

重なり合うやわらかい温度は
ずれはじめれば
流れて消える

声帯のふるえのないさけび
どこに居ても
響かない
そうだとして
それがなんだというのだろう

見えないものが
何もかもをくるみこむことが
あったりするんじゃないか
なんて

緊張していた喉もとがゆるむ
少し冷えた空気が肺胞に入っていく
歩き始めると
街のざわめきに引き戻される

三次元が二元化し
二重螺旋のように交わらずに安定化し
それをただ見ている
感情のない現実

わたしは
確実な存在ではない
足裏がアスファルトに反発する一瞬を
見逃してはいるけれど

夕日に赤く染まる
ぼんやりと歩きながら
位置を確認する

優しい時間に
いるみたいだと空を仰いだ

編集・削除(未編集)

雨音様、批評のお礼です  U.

ご批評ありがとうございました。
ご指摘を受け、もう一度見直してみたいと思います。
何処をどう引き算すれば良いか考えてみます。

編集・削除(未編集)

足跡

置いてきた足跡は
歩まなかった未来を空想するかの様に
大きく膨らんだ

それを見た僕は怖くなって
ひたすらに前だけを見て歩むようになった

振り向けば後悔で
押し潰されるかも知れないと思っていた

ある日、歩む先に光を見つけて
大きく息をつく

やっと見つけた
安堵の息のような、ため息のような

ようやく僕は振り返る

後ろを見て気がついた
ああ、全部僕なのだと

あったはずの理想の僕も
それを選べなかった僕も
そんな後悔を重ねてきた僕も

不甲斐ない自分を受け入れた
今の自分を作る為の僕だったと

置いてきた足跡は
置き去りにした僕を祝福するかの様に
綺麗に色づいていた

再び僕は前を向き
もっと綺麗かも知れない
光に向けて歩き出した

編集・削除(未編集)

ありがとうございます  紗野玲空(ピロット)  

青島江里様 妻咲邦香様
横浜詩人会入会につき、お祝いのお言葉をいただきありがとうございました。
今後とも、ご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

こころ  Liszt

青春時代
うかつにも
わたしは気づいていなかった―
こころとは
限りなく豊かな
鉱脈じゃないってことを

あのころ
どんなに挫折しようが
どんなに絶望しようが
どんなに憂鬱な気持ちに襲われようが
辛抱して
こころの中を
新たな鉱脈まで掘り進めれば
夢や希望を取り戻し
この世界に感動する気持ちを
またいくらでも
手にすることができた

それなのに
青春が飛び去ってしまい
年齢を重ねるうちに
どうがんばってみても
どこまで坑道を掘り進めても
もはや ひとかけらの鉱石も
見つけられなくなってしまった

長年 浮き世のアカに
どっぷり まみれていたせいか
むかし抱いていた希望が
すっかり色あせて
若いころ感動した音楽を聞いても
本を読んでも
絵を見ても
何もかも味気なく
さっぱり感動しなくなってしまった

いったいどうしたことだろう
あんなに豊かだった
こころの鉱脈は
すべて掘り尽くされてしまったのだろうか?

やぶれかぶれになった わたしが
狭苦しい坑道の中で
やみくもにつるはしをふるい
壁にハンマーをうちつけているうちに
そのはずみか とつぜん
砂や小石が雨のように降り始め
天井に大きな裂け目ができたかと思うと
不気味な音がとどろいた

しまった!
落盤が起きたに違いない
わたしは いそいで
こころの中から逃げ出そうとして
ひたすら坑道を駆け上がったけれど
時すでに遅し…
地上にあともう一息のところで
崩れ落ちた大きな岩が道をふさぎ
進退きわまってしまった

だから言わんこっちゃない
希望なんか持とうとするから
感動なんて求めようとするから
こんなことになる…
傷つくだけじゃないか!
だいたい人生に
夢とか期待とか持つもんじゃない
自分のこころに蓋をして
ただ無関心に生きていけばいいのさ…

こみ上げる後悔と絶望に押しつぶされて
へなへなと しゃがみこんだそのときだ
ヘッドライトの電池がなくなり
すっかり暗闇となった坑道の中に
どこからか
か細い光線が差し込んでいるではないか!

ふらつく足を踏ん張りながら立ち上がり
辺りに転がっている石ころや岩に躓きながら
光線の差し込んでくる場所を
必死に探し求め 見上げれば
はるか上の方 地上と思しきあたりが
小さな天窓のように明るくなっている
きっとあそこから脱出できるに違いない

そればかりではない!
光の線にそって浮かび上がり
キラキラと金色に輝いているのは
新しい鉱脈ではないか!
落盤が思いもかけない富を
もたらしてくれたのだ
―この鉱石を地上に持ち帰り
また人生を生き直そう―
しだいに わたしの中に
若き日の情熱が甦ってきた

ほとんど垂直に切り立った岩壁を
地上に向かってよじ登りながら
わたしは学んだことを何度も呟いていた―
自分のこころとの苦しい格闘なくして
何も新しいものは得られない、と

編集・削除(編集済: 2022年11月09日 18:20)

月食のソネット   小林大鬼

月食、月食と言うけれど
月が食われる訳じゃない

地球の影がゆっくりと
月を覆って暗くなる

月食、月食と言うけれど
月が欠ける訳じゃない

眩い光が揺らめいて
人の視力じゃそう見える

月食、月食と言うけれど
月が無くなる訳じゃない

誰もが天体観測中
夜空を見上げて夢を見る

途中で疲れて寝てしまい
月が笑って人の時を刻む

編集・削除(編集済: 2022年11月09日 11:57)

井嶋りゅう様 評へのお礼 いつか ピンボケに気づいた大人

井嶋様
この度は、非常に拙い僕の初投稿だったと思いますが、
大変丁寧な評を頂きありがとうございました。

ご推察の通り、これは不甲斐ない僕のせい(おかげ?)で、
別の幸せへと旅立ってしまった人を想っての詩です。

詩を通して、少しその時の苦しい気持ちや後悔を吐き出せたような気がします。
共感できると言って頂いて非常に嬉しかったです。

貴重な経験でしたので、また投稿しようと思います。
また評を下さる機会があれば、宜しくお願い致します。

編集・削除(未編集)

井嶋様 評へのお礼  山雀詩人

「鉄塔」(10/26)に評をいただきましてありがとうございました。
「最終連が少し弱い」。確かにそうですね。
自分でもそう思っていたのに、そう思っていながら、なぜかそのままにしてしまいました。
全体を冷静に俯瞰しているつもりで、できていなかったのかな、と思います。

しかし、山に鉄塔って多いですね。
この詩を書いたあとに、片道 1時間くらいの高速道路を往復して走ったことがありましたが、
こんなに鉄塔って立っていたんだと改めて怖くなりました。

ありがとうございました。また投稿させていただきます。よろしくお願いいたします。

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