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★★ << 2つの掲示板のご案内 >> ★★

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編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

トンネル  山雀詩人

新幹線が
走っていく
田んぼの中を
超特急で

新幹線が
走っていく
のどかな景色
切り裂いて

時速250キロ
かたや0キロ
究極の
動と静

いや逆か
静と動か
窓から見ると
走っているのは景色のほうだ

田んぼが飛ぶ
家が飛ぶ
鉄塔が
空が飛ぶ

みんな飛んでいく
あたりまえに
吸いこまれていく
後ろへ過去へ

所詮この世はまぼろし
絶対なんてありえない
動と静がせめぎ合えば
時空さえもゆがみだす

スピードが増す
ますます増す
ますますゆがむ
時空がゆがむ

田んぼが消えた
家が消えた
鉄塔が
空が消えた

最後ついに太陽が消え
ゴオオオオ
吸いこまれた
ブラックホール
 

編集・削除(未編集)

夏生様、評のお礼。 プラネタリウム

拙作に評価をいただき、ありがとうございます。励みになります。

編集・削除(未編集)

島秀生さま 御礼  江里川丘砥

 はじめに、この度の掲示板の移転並びに新規開設に関わることの全てにおいて、心からの感謝を申し上げます。
 これからもMY DEARが続くことを本当にありがたいことと感じております。
 
そして、この度も私の作品に評をいただきまして誠にありがとうございました。
名作をいただき嬉しく、また報われたような気がしてちょっと泣きました。
思い入れが深い作品だったもので。

 教えていただいた文字数の件につきましては、確かになんとなく詩の世界では文字数20字ぐらいというのがあるのかなと勝手に思っていました。
印刷物になった場合など、
実際の所はこういう感じというのは
全く知らない状態ですので、教えていただけるのが大変ありがたいです。
 
 作品については仰るように、現代には父不在など「いわゆる一般的でない」(この言い回しも若干時代にそぐわないのかもしれませんが)環境で育つことは割とあることだと思います。
 また一方で「やはりどこか自分は普通ではない」ような思いを持つ方、その中で葛藤する方も多くいらっしゃると思います。私もその一人です。
 なので、必要な人に、必要な時に、いつか言葉が届いてほしいという思いで書いた側面もあります。
 ですが、やはり8、9割くらいは自分のためなんだろうと思います。所詮自分しか生きることができないのが人間だと思っているので、センシティブな内容なら尚更、私自身から見た世界のことしか書けませんが、
 もしその先で誰かの心にプラスの方向に引っかかってもらえたらいい、できればそうであってほしいと願い、いつも書いています。なので、今回の島さんからの言葉が本当に嬉しかったです。また試行錯誤しながら少しずつ作っていこうと思えました。

 最後に、詩を読んでくださり、コメントをくださることはとても時間を要することだと思います。ですので、本当にありがとうございますとしか言えないのですが、こういう場所を作ってくださることも含め、
心から感謝を申し上げます。
 ひとりでただ書くだけだった自分にとって、評して更にアドバイスをいただき、読み手からの目線が分かるようになる、というのは、言葉に言い尽くせないほどありがたいことだと思います。新鮮で発見があり、また作ることへの熱量が上がります。
 長くなりましたが、(書き出すと長くなる性分なので申し訳ないです)これからもまたどうぞよろしくお願い申し上げます。

編集・削除(未編集)

5月31日から6月2日までのご投稿分の感想と評です 夏生

大変お待たせ致しました。
5月31日から6月2日ご投稿分の感想と評です



「幻想」 プラネタリウムさん  

プラネタリウムさん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作品「幻想」の評を書かせて頂きます。
幻想的な現実をゆっくり楽しんでいるように感じました。
眠ることを「繰り返される死の練習に身を投じる」という表現は
核心をついたような鋭さがあり、印象に強く残りました。
「幻想」というタイトルですと、いろいろ書きたくなってしまう。
書きすぎてしまうところですが、短い文章で読者を惹き付ける力がありますね。
プラネタリウムさんの表現力の高さを感じました。
詩集を出すときに巻頭にのせてほしい思う、魅力ある一篇でした。
御作を佳作とさせていただきます。



「午後のやさしさ」 南 ほたるさん

南 ほたるさん、はじめまして! 
ご投稿くださりありがとうございます!
今回は初めての方なので感想のみとさせていただきます。
ご了承くださいませ

僭越ながら御作「午後のやさしさ」の感想を送らせていただきます。
「あなたがいなくなっても 世界はちっとも変わらなかった」
愛する人との別れについての実感。
「分かっているのに またね と言った 私たちをほめてあげよう」
本当に別れたくないから、失いたくないから、どんなに不可能であっても
つなぎたいと願う気持ちの表れを感じる「またね」が切なく響きます。
愛する人を失ったかなしみの中でも動く日常が「ブラウス」であり、「やさしく広がる空」と「冷たい床に寝ころぶ」「私」であって。
「あなたの不在がしんと積もる」ことも日常となっている。
「永い待ちぼうけ」に、慣れたわけでも受け入れたわけでもないような、ただ現実として起きていることを見て、感じている。
「永遠のまちぼうけ 待っているのは あなたの方か」で、はっとしました。
「あなたの方」の視点がある。思いがある。読み手は一瞬そこに意識を向けます。
ぼんやり光るかわいたブラウスを見ているのは二人のような、不思議と合わさった視線を感じました。
かなしみ、切なさがやさしくしみる一篇でした。



「フィドル」 妻咲邦香さん

妻咲邦香さん、はじめまして!
ご投稿くださりありがとうございます。
今回は初めての方なので感想のみとさせていただきます。
ご了承くださいませ

僭越ながら御作「フィドル」の感想を送らせて頂きます。
「なり損ねたものがあるなら 駅の売店でアイスでも何でも買って」のところは
自分自身を励ますような、慰めるような感じがあります。
「なり損ねたもの」が何なのか、想像しながら読み進めます。
景色が輝いて見えるのは目に涙を浮かべていたからでしょうか。
「ああ、その駅までは その駅に着くまでは こうしていようかなと 思ったけど
思っただけで」と
車窓の風景が過ぎていく早さと同じくらいの早さで主人公の心が変わっていきます。
止まってくれない、止まれないことを受け入れながらどこかさみしげな眼差し。
弾くことが叶わなかった歌、という表現は見事で美しく、腑に落ちる表現でした。

「私、流れてる、きっと」と言葉を区切るところに臨場感を感じ、「貴方のいるその場所からは 止まって見えるんだよね きっと」と問いかけるところに主人公の背景がうっすらと見えます。ここで読み手は主人公と「貴方」の関係性や出来事を想像します。
主人公がどこへ向かっているのかも。

「運ばれながらもまばたき一つで 今日は何度も世界を終わらせたから
形を与えられなかったものは残らず消えて 私もそうなりたかったけど なれていたかもしれないけど」
その答えを知ることは出来ない切なさが余韻として残りました。
何かははっきり描かれないところを想像させる、詩の醍醐味のある一篇でした。



「通夜にて」 秋冬さん

秋冬さん、今回もご投稿くださりありがとうございます!
僭越ながら御作「通夜にて」の評を書かせて頂きます。

亡くなった人の悪口は言ってはいけない、なんて、常識のように言われていますが
亡くなったら誰もが良い人になってしまう違和感ってありますよね。
「死んだら みんな いい奴になるんだよ」の言葉に「そんなに都合のいいこと
あるわけないじゃん」と主人公は思います。読み手も同感です。
都合よく解釈して簡単にまとめるな、という怒りも感じます。
主人公は「俺が死んだ時に いい奴だった なんて言う奴がいたら 生き返って 頭をぶん殴ってやる」と正直な気持ちを表しています。
主人公は故人に対して「迷惑をかけられまくって 文句を言いに来たけど」と
不満不服を抱いています。不穏です。展開が気になります。
具体的な出来事は描かれていませんが、「いい奴だった なんて言う奴がいたら~」から
「きっと あいつもそう思っているはずだから」で、故人と主人公の心の深い繋がりを感じさせます。その後の「いい奴だった なんて言わずに 思う存分 文句を言ってやらないか?」の言葉の裏を感じる、誰よりも故人のことを思う心が感じられてぐっと来ました。

言い返せなくても構うものか、と言いながら「悔しければ 生き返るかもしれないし」と
冗談というより本気で期待する勢いがあります。
「本当に死んでしまったのだとしても いい奴だった なんて言われたら 安心して逝けないだろう?」主人公にしかわからない故人の心や思いを汲んでいるように感じました。
友を亡くした人のかなしいお話、良いお話の展開にしない。主人公の正直な気持ちを吐露することで読み手に親近感を与えて、惹きつけていく力のある一篇でした。
御作、秀作とさせていただきます。



「永遠の問い」 長森正樹さん 

長森さんはじめまして!
ご投稿くださりありがとうございます。
今回は初めての方なので、感想のみとさせていただきます。
ご了承ください。

僭越ながら御作「永遠の問い」の感想を送らせていただきます。
「君は 何処から来て 何処へ 行ったのか」の問いかけではじまり
「ヨシキ」が遺したものや匂いに思いを巡らせます。
骨壺の中が全部ではない、と想像を膨らませて宇宙まで広がります。
「分子レベルとなって この大気の中に 海の中に 土の中に 必ず ある筈だ」と
現実的な解釈のようで、そうであって欲しいという願いのようにも感じられます。

9連目はさらに思いが深く、「私の血の中に 肉の中に 骨の中に 心の中にまで 」と
「君」は消えたのではなく形を変えて存在していると信じています。
「皆と語らい 微笑んでいた その君は 今は 何処にいるのか」
問いかけずにはいられない、こみあげた気持ちとかなしみだけでは留まらない思いを
強く感じる一篇でした。

 

「クリームソーダ」 秋さやかさん

「恋って パチパチするっけ? ふわふわするっけ?」
恋を擬音で表す面白さ、感性の豊かさを感じます。
そこからイメージも出来て、なんだか楽しい気分になります。
親御さんの「うーん どっちもかな」の答えもいいですね。
こどもに対して曖昧な返事をしない。ちょっと考えてわかりやすい答えを出す。
会話が弾みます。
親御さんは「いつかあなたが そんな恋をしたら 」と
娘さんの未来を想像します。
クリームソーダの鮮やかな色と甘くてちょっと刺激的な味が娘さんが
後に経験する、かもしれない恋を予感させます。
「クリームソーダの さくらんぼ 今度は私にちょうだいね」
は、パチパチしてふわふわな恋をする未来の娘さんの姿を楽しく想像する
親御さん。さわやか愛情を感じます。
かけがえのない時間を過ごす親子に懐かしさを感じる一篇でした。

編集・削除(未編集)

ぼくだけのはなし  南 ほたる

ビール瓶を投げつけて

茶色い破片が飛び散った

そしたら君は涙がでた


やさしくゆるして

やさしくゆるしてください


泣くときには

声を出すわけにはいかない

この世の誰にも聞かれるな


ぼくだけのはなし

ぼくだけのことだ


あとすこしで夜があけて

なんにもないような朝がくる

そしたら破片は朝日に光って

きれいなガラスだと嘘をつく


時間よとまれ

きれいになんてしないでくれ

泣きながらでいい

ただこの部屋で眠らせて

きみはただ 

窓の外をみて ほほえんでいて

編集・削除(未編集)

夕暮れ時に

夕暮れ時に酒と薔薇の日々をギターで弾いていた
ティーンエイジャーになった娘は帰るなり、ただいまも言わず

にやにやしながら私に問う
「ねえ、どうして私生きてるんだろ?」
そうなんだね、やっぱり私と娘は
ずっと繋がってた

昔はへその緒で本当に繋がってた私と娘
夕暮れ時の分娩台で看護師さんにその繋がりを
バッサリチョッキン切られたあの日から
私たちバラバラになった

しばらくねんねの頃もあったけど
すぐにトコトコ歩いていって
抱っこもできない重さになって
うさぎみたいにピョンピョン走っていく娘

遠くに行っちゃったみたいで私は、しょんぼりしてた
でも、ずっと繋がってたんだね

今、娘は私がティーンエイジャーだった頃と同じことを想う

「ねえ、どうして生きてるんだろう?」
なんてにやにやしながら
娘は目の前でいちご大福を頬張ってる
「どうしてかな?」なんてとぼける私

ただこうやってその時の空腹を満たして私たち生きてる
それだけだし、それでいいし、それがいいって私は知ってるから

にやにやしてる娘を見ながら
私は娘と繋がってる幸せをニコニコ見てる

編集・削除(編集済: 2022年06月12日 14:54)

涙の糸  荻座利守

私の内より
静かに涌きあがる
哀しみは

私の心の底より深い
魂の底よりも深い

私という
一個の人格よりも
ずっと深いところで

病むために産まれたもの
負けるために産まれたもの
生き残れず途絶えるために
産まれてきたものたちの
哀しみと繋がっていて

私を冷たく震わせる
胸の痛みを通して
遠い過去からの涙を
あふれさせる

私の内より
静かに涌きあがる
哀しみは

遠い過去から
遥かな未来へと繋がる
永い永い涙の糸の
ひと撚り

眼には見えぬ哀しみを
顧みられぬ哀しみを
伝えるために
私は今日も
拙いながらも言葉を紡ぐ

編集・削除(未編集)

梅雨は死んだ

最近 雨が多いなあ
学校 行きたくないなあ

唐突に
梅雨は死んだ

何故なんだろうね 突然姿を消した
すぐに見えなくなって でも来年も来るわけじゃなくて
もうこの先も一生会うことはないと思うと
ちょっぴり寂しくて
好きと嫌いの二項対立

本当の君を知ったのは
梅雨が明けた7月だった

編集・削除(未編集)

失くした想いのために  U.

6月の蒸し暑い部屋の中
毛布に包まり、汗をかき寝ていた
遠いあなたを、見つめながら
独り、猫になって寝ていた

なにもかも、このまま続くと信じていた
それが、ただの思い込みだと分かっていたのに
続くと信じたかった
気付けば、あなたは遠い

寂しさの中に舞い戻った
独りの頼りなさ
自らの存在の確たる位置付けが欲しいのに
どうしてこんなに白けちゃうのでしょう
独りで生きていけない私は
何をすれば良いのか
何ができるのか
何処かで私を待っている人がいるのでしょうか

猫になった私を見つめているのは私
泣いているね
もう、頑張らなくていいよ
充分頑張ったのだから
額の珠の汗
詰まる寝息は言葉を包み
泣きながら血を吐いた
あなたとの日々を
あなたへの思いを血にして吐いた

そして、佇む
この道は渡れない
血を吐いた私は渡れない
だから、道の向こうのあなたに
さよならの代わりに右手を挙げた

編集・削除(未編集)

「殼」 埼玉のさっちゃん

島秀生様へ
評価を有り難うございます。
詩の書き方を変えてみたい。と思い書かせて頂きましたが、まだまだ勉強不足でした。
また評価を宜しくお願い致します。

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