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どうぞご希望に応じて、各掲示板をご利用下さい!!!

編集・削除(編集済: 2024年09月10日 18:37)

からすの唄

朝日に照らされ、二羽のからすがとんでいる。
右にとんでは右、
左にとんでは左、
電線に止まっては並び、
朝日を見ては未来を願い、
時々、黄昏の夕陽を想う。

今朝も街へとんでいく。
暮らしを想い、子を思い、
くっわー、くっわー、
二羽のからすがとんでいく。
くっわー、くっわー、くっわあー
おしどりとからかわれ恥ずかしい。
くっわー、くっわー、ぐわあー、
日々も夢も分かち合い、
くっわー、くっわあー。
くっわー、くっわあー 、
二羽のからすが街にきえてった。

編集・削除(未編集)

ミュージシャンと詩人 喜太郎

あの頃の君は
いくら頑張っても
追いつくことさえできなくて
羨ましくて悔しかった

だけど
今目の前のステージに立つ君は
ただのミュージシャン

絞り出す歌声に
作り出された歌に
あれから君は
身体だけじゃなく
心もたくさん傷ついたことを知る
でも同じくらい
幸せもあって
君は音楽に
巡り合ったんだね

悔しいけど
気づくと僕はリズムをとり
手拍子をして
拍手をしながら
君の姿が
僅かに霞んで見えたよ

そして僕は
この素敵な
ただのミュージシャンを
道は違うけど
追いかけている

まだ少しは
走れそうな気がした

編集・削除(未編集)

アガパンサスー恋の訪れ  Liszt

七月の夕方
うだるような暑さと外回りの仕事で
すっかり疲れて汗だくなのに
気分は爽やか
ほっこりとして明るい

なぜって
いつもの駅からの帰り道
ふと見つけたから…
可憐な薄紫の花を

生垣の向こう
とある古風な家の
こぢんまりとした花壇から
そっと わたしを見つめているような気がして
思わず振り向いたのだ
何という名前の花だろう?

軽やかで繊細
その姿は まるで貴婦人
小さなユリのような花が
たくさん集まって
てのひらから こぼれるように咲いている
夜空を彩る流星雨が
待ちきれずに現れたのだろうか?

美しい咲き姿に
不思議な予感を覚えながら
ひとり暮らしのアパートに帰ってみれば
ドアが開いていて
玄関には見慣れない日傘とサンダル
開け放たれた窓
カーテンが風にそよいでる

夕日がまぶしいくらいに
差し込んでるのに
部屋の空気は涼しく
仄かな香りが漂っている…

留守の間に
誰か来たはずなのに…そして
室内を小ぎれいに整えてくれたのに
もうそのひとの姿はない

わたしにできることは
久方ぶりに心のノートを開き
忘れていた詩句を見つけ出し
降り注ぐ透明な光の織物に
書きとめること
薄紫のパラソルをさし
星をちりばめたサンダルをはいた
まだ見ぬひとの面影を
―花の化身の絵姿を

訪れは
とつぜんやってくる
ほんのわずかな間だけ…
儚いけれど
確かな反響を残して


齋藤純二様

いつも私の詩に丁寧なご感想を頂き、誠に有難うございます。
上の詩は最寄り駅に行く途中、よく目にするアガパンサスの花を
見ているうちに思い浮かんだのですが、散文の形で書くと、
何か不自然な感じになってしまって…。
「季節の花」のテーマはずっと散文で書いてきたので、「締め」も
散文で書くべきか迷ったのですが、結局、行分け詩のままにしました。
お目を通して頂ければ幸いです。Liszt

編集・削除(未編集)

かなしみを知らない  Osada

あい変わらずぼくは
かなしみを知らなかったから
海辺の掘っ立て小屋に住んでいる
トーイチに会いに行った

真夜中に浜の釣り舟に降りて来て
悪さをする星どもならよう知っとるど
じゃがの かなしみは知らん
カンナ女に聞いてみい
ゴミ捨て場でガラクタを漁りながら
トーイチが言い終わった時
ぼくはトーイチになっていた

トーイチのぼくは
カンナ女に会いに磯浜へ行った

海髪豆腐を食べ過ぎて死んだ鳥は
水母に生まれ変わるのはよう知っとるで
じゃがの かなしみは知らん
イサクンに聞いてみい
磯浜で蜷や海藻を採りながら
カンナ女が言い終わった時
トーイチのぼくは
カンナ女になっていた

トーイチと
カンナ女のぼくは
イサクンに会いに岩場へ行った

干潮の時間に姫虎魚に刺されたら
満潮まで性夢を見るのはよう知っとるど
じゃがの かなしみは知らん
あの海に聞いてみい
岩場の黒鮴や蛸を銛で突きながら
イサクンが言い終わった時
トーイチとカンナ女のぼくは
イサクンになっていた

トーイチと
カンナ女と
イサクンのぼくは
海の沖へ舟を漕ぎ出した

群青色の海は
沖に小島を浮かべて
どこまでも広く深く
潮の流れが
木切れや漂流物を
大きく弧を描いて運び
所々で渦を巻きながら
魚群を回遊させ
鳥達が魚を狙って
てんでに鳴きながら
夕空を舞っている

鳥達が
鳴き止んだ時
イサクンは
海になった

カンナ女も
トーイチも
海になった

ぼくも
海になった

ぼくは
かなしかった


====================================================
*海髪(イギス) 蜷(ニナ) 姫虎魚(ヒメオコゼ) 黒鮴(クロメバル)
 カンナ女(カンナメ)

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中毒前夜  秋冬

朝のビールは
一度知ると
やめられない

寝惚けたまま
飲んだら
ビールで
もったいないから飲み干した

炭酸ジュースを
飲むつもりだったのに

翌朝から
寝惚けたふりして
ビールを手にすると
勢い良く飲み干す
ようになったが

 誰も
 気づかない

車を運転する
仕事ではないので
法に触れることはない

きっと
社則にも
素面でないと
働いてはいけない
なんていう文章は
ないはずだ

毎朝
入り口で
アルコール消毒して
検温するが
アルコール検知器はない

 誰か
 気づいて
 くれないか

昼ご飯を食べると
眠くなるようになったので
公園のベンチで
一本だけ飲む

再入場時にも
アルコール消毒して
検温するが
アルコール検知器はない

昼のビールも
一度知ると
やめられなくなった

 頼むから
 アルコール検知器を置くか
 社則を
 変更してくれないか

最近は
仕事中に
手が震えるようになった

もっと
飲まないと
気づかれてしまう

編集・削除(編集済: 2022年07月20日 23:49)

三浦様 評へのお礼  山雀詩人

「やい、はし」(7/15)に評をいただきましてありがとうございました。

めちゃくちゃほめていただいて、
これは佳作いけたな・・・と気持ちよく読んでいったら、最後の最後に、「佳作一歩前」。
あれーー、と思わずズッコケました。

すごい落差。さすが詩人ですね。

と言いつつ、お願いさせていただきますと、
佳作一歩前でも二歩前でもぜんぜんかまいませんので、
その際はその理由まで教えていただけるとたいへん参考になり、ありがたい次第です。
詩を読んでいただくだけでも感謝すべきところ、こんなことを申しまして恐縮です。

また投稿させていただきます。今後ともよろしくお願いいたします。

編集・削除(未編集)

想い出の途中 埼玉のさっちゃん

井嶋りゅう様へ
大変遅くなりましたが、感想と、「口癖」を読んで頂き、前向きな気持ちになれました。
と、こちらの作品にも感想を頂き、光栄です。
まだまだ勉強不足ですが、私の詩が、心を動かしたのは、
自分でも驚いています。
これからも投稿させて頂きたいと思います。

編集・削除(未編集)

三浦様、評のお礼 麻月更紗

三浦様

遅くなってしまって、申し訳ありません
この度は、評をありがとうございます
もっと花のことを詳しく書けばよかったなと
思いました
いまだあの花の名前はわからないので、花の名前を教えてくれるアプリでも
ダウンロードしてみようかと
あいまいな、ちぐはぐな雰囲気が伝わってよかったです

ありがとうございました

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焚き火 麻月更紗

心が折れると言うけれど
心の何が折れるのか
心は何でできているのか

小さな木で
できているのだろうか
その枝が
折れる音なのかな

ポキン、ポキン
また折れた
ポキン、ポキン
あちこちで

折れたものたちを
拾い集めて
焚き火をしよう
そうしよう

たくさんたくさん
燃やして燃やして
なくなったら
また拾い集めればいい

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三浦様へ  雨宮800

お忙しいところ、作品を読んで下さり、さらに評を書いてくださって、ありがとうございます。
「AはBだ、AはBした」の構文について、おっしゃることは理解しました。
少し考えたいと思います。

3連目について、これはおかしなことを書いていると思われたかもしれませんが、
わたしの中では素直にといいますか、ありのままに書きました。
ですので補足ですが、「詩的デフォルメ」はあまりしていないつもりです。
ただおっしゃるとおり、この3連目は自分の中では一つの軸であり、核です。
この3連目はない方が全体としてすっきりするでしょうが、外せませんでした。
上手く言語化はできませんでしたが、作品の完成度とは別に、わたし個人にとって、
なにかが救われた気がしました。

追記:久しぶりに詩を書きました。久しぶりに書くといろいろと自分の癖が
分かったような気がします。今回はありがとうございました。

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